2021年の『週刊少年ジャンプ』のこと

2021年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2021年05・06合併号~2022年03・04合併号)の連載マンガ一覧。

まずは連載終了or開始した連載。

1~2月発売分
  終了 『AGRAVITY BOYS』(全50話)
  終了 『森林王者モリキング』(全35話)
  終了 『ぼくらの血盟』(全18話)
  開始 『逃げ上手の若君』
  開始 『アイテルシー』
  開始 『ウィッチウォッチ』
  開始 『クーロンズ・ボール・パレード』
4月発売分
  終了 『仄見える少年』(全30話)
  終了 『BUILD KING』(全25話 ※21話以降は『ジャンプ+』に掲載)
  開始 『アオのハコ』
  開始 『アメノフル』
6月発売分
  終了 『灼熱のニライカナイ』(全47話)
  終了 『アイテルシー』(全21話)
  終了 『クーロンズ・ボール・パレード』(全20話)
  開始 『レッドフード』
  開始 『NERU -武芸道行-』
9月発売分
  終了 『アメノフル』(全19話)
  開始 『PPPPPP』
11月発売分
  終了 『レッドフード』(全18話)
  終了 『NERU -武芸道行-』(全18話)
  開始 『アヤシモン』
  開始 『守れ!しゅごまる』
  開始 『ドロンドロロン』

通年連載(カッコ内は2022年03・04合併号時点での話数)。
『ONE PIECE』(1035話)
『僕のヒーローアカデミア』(338話)
『ブラッククローバー』(276話)
『Dr.STONE』(223話)
『呪術廻戦』(169話)
『夜桜さんちの大作戦』(111話)
『アンデッドアンラック』(92話)
『マッシュル -MASHLE-』(90話)
『あやかしトライアングル』(73話)
『破壊神マグちゃん』(72話)
『僕とロボコ』(70話)
『高校生家族』(67話)
『SAKAMOTO DAYS』(52話)


1年以上もった連載がわりと多い。2020年に長期連載がたくさん終わったのが影響してるのかもしれない。
全体的には、アニメ化済作品の盤石さがすごくて、それ以外の連載の掲載順位の変動が激しかった印象がある。

どうでもいいことだけど、一時期、タイトルが「あ」で始まる連載(『アンデッドアンラック』、『あやかしトライアングル』、『アイテルシー』、『アオのハコ』、『アメノフル』)にあふれてたのがちょっとおもしろかった。

年内最後の集合絵表紙の位置取りとか、ジャンプフェスタのプログラムとかをみるに、編集部は来年は『SAKAMOTO DAYS』、『逃げ上手の若君』、『アオのハコ』を押していく気だな。
『SAKAMOTO DAYS』はORDERが目立ち始めたあたりから、めっちゃおもしろくなってきた。
やっぱ坂本商店内だけで話を展開させるのはむずかしかったんだな。


今年はなんといっても松井せんせーの連載が5年ぶりに始まった、というのがうれしかった。
しかし、歴史もの、しかも、層が薄い南北朝ものをチョイスするとは、めっちゃびっくりしたよ。
CG素材作成や作画の一部外注でかなりコストがかかってる、と松井せんせーがコメントしてらしたけど、20話くらいで打ち切られるリスクがある連載に先行投資ができて、歴史ものという少年マンガとしてはマイナージャンルでも連載を勝ち取れる、というのは、『暗殺教室』をヒットさせた松井せんせーでなければできないことだったのかもしれない。
少なくとも、これが初連載という新人さんにはできないよな。

『逃げ上手の若君』はとても松井せんせーらしいマンガで楽しい。
年齢的にも週刊連載はこれが最後だと思う、的なことをおっしゃっていたけれど、それでも週刊連載に戻ってきてくださってありがとうございます!


推しの『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』が1年生き延びてくれたのもありがたかった。
マグちゃんは今、ちょっとこわい位置でビビるけどね。

この2作は両方とも、コマ内にたくさんのキャラがわちゃわちゃ詰め込まれてることが多いんだけど、どんなに小さく描かれててもちゃんとそのキャラらしい動きをしてるのが、本当に良いよね。
たくさんのキャラを、ひとりひとりちゃんと大事にしてる感にあふれている。


とにもかくにも、今年もたくさん楽しませていただきました。
来年もきっといろんなことがあるんでしょうけど、なんだかんだで毎週、楽しみに読んでいると思います。


『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』、アニメ化しないかな……。