『逃げ上手の若君』(第50話 大都会1335) 感想

京の都に到着した時行一行。
きれいな碁盤の目の都だな……これ、アシスタントさんたちがめっちゃがんばって描いてくださったんだろうな。

たくさんの人や物が行きかう賑やかな京の都では、時行もただのおのぼりさんって感じでかわいい。
逃若党のみんながはしゃいでるところもかわいい。

みんなは京を楽しんでるけど、吹雪は人足でお金稼ぎか……。
稼げる時に稼いでおかないと、すぐに喰いつぶしちゃうからな。
吹雪は身バレの心配がないので、かなり自由に動けそうだよね。
勤勉で頭が良くて力もあるから、めっちゃ重宝されそう。


絶望と興奮で昇天しかけてる玄蕃の絵が、非常にアレでとてもアレです。
これ、少年誌に載せて大丈夫な絵なのか?

全裸双六って何……ってなったんだけど、脱衣麻雀的なことをやってたのかな。
賭博+スケベ心で玄蕃めっちゃノリノリでのっかっちゃって、借金100万になったんだろう、多分。

「双六」って言ってるけど、この時代の双六はバックギャモン的なやつらしい。


玄蕃を救うために、躊躇なくお金を出す時行。
そして、時行に同じことを求められたら、みんなも躊躇なく出す。
京の都で遊ぶことをあれだけ楽しみにしていたのに。

時行が「右も左もわからない田舎者なんだ」と下手に出るところもいいよね。
身バレは困る、というのもあるんだろうけど、ここでは自分の方が弱い立場と理解して、それにあった振る舞いをちゃんとしている。


ここで佐々木道誉の名前がでてくるか……。
日本史に弱い私でも一応、名前ぐらいは知ってるぞ。

弧次郎はちょっと暴力沙汰ちらつかせて脅すだけで穏便に済ませようと思ったんだろうけど、相手のバックがでかすぎて動けなくなった。

ここで、これまで掘り下げがなかった雫の出番になるのね。
「敗けたらその歳で穢れを知っちゃう事になるけど快いよね?」って言われて、「もちろん」と即答する雫の肝の据わりっぷりが、めっちゃかっこいい。

でも、雫も勝つ自信があるから時行と交代したわけじゃないよね。
勝てる可能性があるとしたら自分だけだと思った、ってことなんだろう。きっと。


ところで魅魔ちゃん、ギャル風でかわいい。
ツインテールがめっちゃ似合ってる。
あの時代にツインテールとかあったのかはわからんけど。

魅魔ちゃんが神力持ちで双六に負けたことがないってことは、賽の目を操作する能力があったりするんだろうか。