『逃げ上手の若君』(第79話 雑1335) 感想
石塔の脳内彼女の誕生日に、鶴岡八幡宮の神楽殿を貸し切ってくれた直義。 「おまえが足利下のため 強くなるために創り上げた空想の女を…私も誇りに思う」 空想の女、と言い切ったうえで、誇りに思う、とは直義がオタクにとって理想の上司すぎる。 これは石塔も忠誠を誓うわ。 理解が深いな直義、と思ったんだけど、あの兄上に比べればまだ考えていることの想像が容易そう感は否めない。 しかし、亜也子への聞き取りに夢中になってる間に、望月党によって孤立させられてたとは……わりとうっかりさんだな。 亜也子という素材(?)を目の前にしてオタク心に火が付いたんだろう。多分。 一方、その父親の望月は岩松と交戦中。 鎧を着た男性の死体を片手で振り回せるって、どんな腕力だよ。 現地調達にもほどがある。 それと、死んで盾にされた人たちが気の毒すぎる。 時行は渋川の刃から逃げ回ってる。 あいかわらずギリギリでよけるのがうまいな。 「躱してる 躱してる! すげえやっぱド変態だ あの若君!」って、なかなかの言われようだな。 北条の御曹司と知られてるのに、まだ「ド変態」呼びされてるとは。 「どうした渋川 やはり子供が二人もいたら恐ろしいか?」 ここの時行の興奮顔がなんとも……これはド変態呼びもいたしかたなし。 で、楽しそうな時行にいら立ってるのに、さらに小石を投げつけられ「あ ごめん 当てただけ 続けて続けて」って。 時行と違って、玄蕃は挑発大好きだから、いら立たせるのめっちゃうまい。 時行を信じて、傍観に徹していた弧次郎の出番がついにきた! これ、時行が渋川を疲れさせ、ついでに渋川の動きを弧次郎に観察させ、弧次郎の勝機がある舞台をつくった、ということなのかな。 「我が自慢の郎党 祢津弧次郎」って「小次郎」ではないのだな。 まあ、音は同じだから祢津小次郎として手柄をあげることの妨げにはならないからいいのか。