『週刊少年ジャンプ』2022年42号 感想

『ONE PIECE』(第1060話 “ルフィの夢”)
コブラ王が殺され、ビビがマリージョアで失踪したときいて、マリージョアまでビビを助けに行きたいと言い出したルフィ。
それを冷静に諭すゾロ。
ルフィがポンコツ化してる時はちゃんとゾロが軌道修正するのが良いよね。
で、痛いとこつかれてイヤそうな顔で黙り込むルフィがちょっとかわいい。

「明確な危機までエースの人生を立てた筈だ…!!」か。
エースを信じて動かなかったのなら、ビビも同じようにしないと、ビビを侮ったことになる、という理屈は、ルフィには効くよなあ。

ワノ国にいて外の情報が閉ざされていたら、世界中で重大ニュースが発生しすぎて、ルフィが頭痛くなってる。
情報をちゃんと整理して伝えてくれるニコ・ロビンがいなかったら大変だったな。
「もう頭がいっぱいよね」って、ニコ・ロビンはルフィには激甘だよね。

ルフィの“夢の果て”という話が出てきた。
「海賊王になる」が夢だと思ってきたけど、それは通過点で、そのさらに先に目指すものがある?
それが、おでんの夢と同じ、ということなのかな。

サンジ、ジンベエ、ブルック、フランキーは笑い、チョッパーは眼を輝かせ、ゾロとナミさんは呆れ、ウソップはドン引きし、ニコ・ロビンはただ驚いてるって感じ。
サンジは「おいチョッパー頭診てやれ!!」とは言ってるけど、ルフィが本気でそれを目指してることは疑ってないんだろうな。

国がひとつ謎の兵器で消滅し、サボがそれに巻き込まれた。
「運のない男だ……」って言われているということは、サボを消すためにルルシア王国が巻き込まれたんじゃなく、元々、革命が起きたルルシア王国は消されることになってたんだろうな。
それにしても「そんな国は……元々…ないではないか…」がエグい。
逆らったら存在ごと抹消か。

そしてなんと、麦わらの一味にジュエリー・ボニーが合流。
ここでボニーが出てくるとは……。しかも子供の姿だし。
ボニーはいろいろといわくありげだけど、ほとんど出番がない謎人物なので、めっちゃ楽しみ。

それにしても、なんかもう最近、新情報多すぎでこわい。

『逃げ上手の若君』(第78話 武器1335)
別記事になりました。

『ウィッチウォッチ』(77 ハマザキ秋のパンまつり)
知らないパンの名前がたくさんでてきて、へえ、ってなった。
てか、パンの名前だけで会話するとか、トリッキーすぎる。

「イングリッシュマフィン」⇒「行ぎましぇん」がなぜかツボった。
なんでそう聞こえるの?
この魔法が使われなくなったの、めっちゃ納得できる。

『PPPPPP』(第49話 テンサイラッキー)
祝! 連載1周年突破!
なんとか1年のりきったな……。
キャラクター人気投票はいろいろと悩んだ結果、レイジロウに1票!

初回のサブタトルが「ボンサイラッキー」で1周年が「テンサイラッキー」。
見開きセンターカラーのアオリが「光が分かつ、凡と天」になってて、ボンサイラッキー側にファンタが立ってて、テンサイラッキー側にソラチカが立ってるの……ファンタが不憫すぎる……。

ラッキーは元々、兄弟の中でもとびぬけた天才だった。
そして、天才がゆえに「普通」をあっという間に学習してしまい、凡才になった?

パパンが「ファンタジーに乏しい」ってラッキーに怒ってたけど、なんで他の子供たちみたいなファンタジーを出せないんだ、という意味ではなく、一度、ファンタジーにあふれるラッキーの演奏をきいてしまったパパンが、なんであのファンタジーを出せないんだ、せっかくの才能が消えているんだ、って苛立ってたってことなのかな。

音上の兄弟たちがどこか浮世離れしているのは、この件で反省したパパンが、意図的に子供たちを「普通」から遠ざけたのかもしれないなあ。
そう考えると、観客にあわせた演奏をする=普通の人たちのことを察することができるファンタは、兄弟の中で一番の落ちこぼれということになる。
そして、ただひたすらファンタジーを押しつけるソラチカは最高傑作になるな。

すると、テンサイラッキーはソラチカの地位を脅かす存在になるけど、それこそ「普通」な考え方なんだろう。
ソラチカは逆に、テンサイラッキーに恋焦がれてるって感じだ。

これ、テンサイラッキーが顕現して、ファンタが完膚なきまでに叩きのめされる流れなのでは……。

『アンデッドアンラック』(No.127 月と太陽)
別記事(神と神のゲーム)になりました。