『アンデッドアンラック』(No.136 変わらない) 感想(「不運」が呼び込む者)

センターカラー!
ひさしぶりにアンディと風子ちゃんが並んでる絵だ!
後ろで腕組みしてる安野先生がおもしろい。


バイカル湖を描いた絵をおばあちゃんのお墓にお供えしているジーナさん。
前のループで風子ちゃんと出会った時も、ジーナさんはバイカル湖のほとりで絵を描いていたな。
それにしても、こんな内気そうな子が、なんであんなキャピキャピになったのか……。


大好きだった祖母を失い、変わって欲しくなかった日々が変化してしまったことを嘆くジーナさん。
その前にあらわれたUMA「HEAT -ヒート-」。

「バーン(燃焼)」とは別に「ヒート(熱)」がいるのね。
すると、「不燃」とは別に「不熱」の否定者もいるのかな。「不熱」って単語はきいたことないけど。
両方そろえられたら「サン」戦がめっちゃ楽になりそうなんだが。

逃げ惑う人たちの中で立ち尽くし、「ヒート」に向かって変化を嘆くジーナさん。
あの状況で逃げずに叫んだのは、抱え込んだ気持ちでいっぱいいっぱいだったからかな。


変わりたくなくて「不変」を発動させてしまったジーナさん。
その場に「ムーブ」で駆け付けた風子ちゃん+ニコ+イチコさん。


できあがったばっかりのサイコポッドを使いこなしてるニコすごいな。
そして「キューブ」のとこの絵がめっちゃかっこいい!

ニコがイチコさんを背負ってるけど、このマンガ、彼氏は彼女を背負わないといけないって決まりでもあるんですかね!
いつか、タチアナちゃんをおんぶしてるビリー様が見たいな……。


ジーナさんをサイコポッドで囲って、ジーナさんの安全を確保したうえで、「ヒート」にひとりで挑む風子ちゃん。
いや、風子ちゃん、めっちゃ頼もしくなってるな。
銃と「Gライナー」と「不運」って、前ループからすでに出ている要素を組み合わせて、さらに強い戦い方をしてるのが、本当に良い。
「不運」の能力の解説をいれたうえで、新たな戦い方の説明をしてるのも、本当に良い。


「不運」を人ではなく物に付与、か……なるほど……。
その発想はなかったけど、「不壊」や「不均衡」は物に対して能力を付与してるから、それはあり得るのか。
風子ちゃんがわざわざ大荷物を背負って動いてるのは、愛着がある道具を武器にしているためかな。

自作し身に着けることで、弾に愛着をこめた風子ちゃん。
「くるよ! 不運が!!」
誰も傷つけずに「不運」を武器にできるって最高だね!


それにしても、ジーナさんからみれば初めて会った人だってわかってるのに、風子ちゃんグイグイ行くな。
ニコの時もそうだったけど。

思えば、バイカル湖のほとりでジーナさんを殺してしまったことが、風子ちゃんに戦う覚悟と目的を与えたんだよね。
だから、風子ちゃんにとってジーナさんは特別な人なんだと思う。

「私と友達になって!!」って台詞の背景がドゴって壊される街なの、ちょっとおもしろかった。
まあ、街ひとつ壊してるから笑いごとじゃないんだけど、4万人が死ぬよりはマシだよね。


毎度おなじみ隕石が降ってきたと思ってたら、ファンだったのめっちゃ笑った。
ファン……おまえ、風子ちゃんのストーカーになってたのか……。
若い姿なのですでに「ライフイズストレンジ」を使ってるっぽい。

てか、隕石が落ちたと見まがう威力で降ってくる人間って何?
足場にしてるのは随心鉄桿かな。

これ、風子ちゃんにとっての44年物の「不運」がファンだったってこと?
「今日こそ手合わせ願おう」ってファンに言わせるほど強くなったんだな、風子ちゃん。


それにしても、ループを渡ってから、ものすごいテンポで話が進む。
おもしろい!



キャスト発表があって、アンディ役は中村悠一さんだった!
アンディ役は新人さんでは厳しいだろうな、とは思ってたけど、おもいもよらぬ大物がきた!
中村さんのあのお声で口説かれる風子ちゃん……ぐおおっ。

今回の扉絵のアンディ、ちょっと中村さんっぽくみえたのは気のせいだろうか。