『逃げ上手の若君』(第87話 策1335) 感想

時行に無茶ぶりされて汗だらだらな吹雪。
時行の期待に応えなければという焦りでいっぱいいっぱいになって、死んでお詫びを、な気持ちも吹っ飛んじゃってるあたり結果オーライ!
時行がそういうのを狙ってやってるんならすごいけど、ただわくわくしてるだけっぽいな。

郎党たちも吹雪に対して、悲惨な過去よりも、時行にあおられてることの方に同情気味だ。
というのも、みんな、時行が自分の郎党に夢見すぎ案件の被害者だから。

玄蕃は空飛べるとか、亜也子は信濃から鎌倉まで一歩で行けるとか、どういうファンタジーだよ。


そうこうしているうちに、上杉の人造武士たちが大活躍。
なんかわからんけどとにかく強い。
人間扱いしてないから、普通の武士たちと違って褒賞とか与えなくてもいいんだろうな、と思うとめっちゃコストパフォーマンスがいい。
でも、研究自体にはお金かかるだろうから、結果的にそんな安上がりではないかも。


今川、乗りつぶした馬を食べて栄養補給するのか。
馬に乗っかった状態のまま食事してるのエグイな。
それにしても、部下たちはよく訓練されてる。


吹雪、めっちゃおにぎり与えられてひらめいた。

髪をほどいて、きらきらさせながら馬を駆る時行がかっこいい。
雫に金粉を頼んでたから、髪にまぶしてきらきらさせてるのかな。

以前、子供の一度も切ったことのない髪は縁起物、という話があったけれど、ここで活きてくるとは。


駄馬を無理に走らせて速度を出している今川。
大人用の名馬に軽量の子供が乗ることで速度を出している時行。

時行は鞍の上に立ってだいぶむずかしそうな乗り方してるけど、とても怖くて楽しいらしい。
で、その怖い乗り方で逃げ回るとか、時行にとっては楽しいことしかないな!

そして、今川よりも前を走ることで、自分の方がすぐれてるぞ、とアピールできるのね。
ついでに、わけわからないルートで走ってて、突如、目の前に現れる感じになってる今川を先導する形になることで、恐怖の対象ではなくすわけか。

吹雪、追い詰められてひねりだしたとは思えないほど、ちゃんとしてる。
時行が逃げること大好きな性格でなければ成り立たない策なので、時行の郎党であるからこそ出せた、という点でも時行を喜ばせている。

目的を達成したうえで、ご主人様のご機嫌をMAXにする。
さすが時行に夢見させちゃう郎党は違うな!
しかしながら、うっかり期待に応えちゃうと、これからさらにハードルあがっちゃわない? と心配になる。


ところで派手な武士たちはどう活躍するの?