『アンデッドアンラック』(No.167 馬鹿息子) 感想(馬鹿親父と馬鹿息子)

集合絵表紙のアンディかっこいい。
本編ではすっかりご無沙汰なので、アンディみれるだけでなんかうれしい。
ユニオンのペンダントトップかっこいいよね!
風子ちゃんいないのは残念だけど、まあ、このレイアウトだと仕方ない。

Tシャツのデザインがあまり見えないんだけど、1枚買うことは確定で、デザインが気に入ったらもう1枚買おうと思ってる。

あとワールドコレクタブルフィギュアのアンディ&風子ちゃんも注文した。
正直、顔がいまいちだと思うんだけど、脚をあげてる風子ちゃんの後ろ姿がちょっとかわいいな、ってなったので。
あれ、アンディの動きを邪魔しないように、がんばってあげてるのかな。


さて本編。
ファンの回想からはじまった。
今よりもさらに若くみえるファン。まあ、確かに目つき悪いよね。
最初っから喧嘩に強かったけど、武術を知ってさらに強くなり、戦うことの楽しさに目覚めたのか。
武術家にボッコボコにやられて悔しくて……みたいな始まりが普通だと思うんだけど、最初っからボッコボコにしてたの笑った。

そして、さらに強くなり、強い敵との切磋琢磨の日々を過ごせるとわくわくしてたところに「不老」が発現。

前回ループでは、老いて強さのピークを過ぎてから「不老」が発現し、全盛期の肉体を取り戻せないまま生き続けることが、ファンにとっての悲劇だった。
そして、今回ループの悲劇は、若くして「不老」が発現し、ライバルたちがどんどん老いて、でも、後進を育てて満足してる様をみせつけられる、ということか。
正反対の状態で悲劇を起こすとは……。

「このファン=クーロン老い尽きるまで 最強の座にて挑戦を待つ!!」
自分が老いなくなったことを知らないファンのこの宣言はなかなかひどい。


そして、シェンVSファンの決勝戦がはじまる。
ムイちゃんのこと頼まれて「イヤです!!」ってきっぱり言う風子ちゃんに、えっ? ってなったんだけど、そうか「不真実」の影響か。

「じゃあこの試合は関係ないね!! だってボク ジジイの事嫌いだし!!」
「不真実」の能力と発動条件をきいて、好きな人相手にしか発動しないときいて、そんなこと言ったシェン。
それをきいてもまったく動揺しないファン。
そうか、ファンにしてみれば、シェンから嫌われてるのは当然、という認識なのか。


自分が「不老」であることを知り、でも、悲劇などなかったと主張するファンと、それを否定するシェン。
シェンはファンの孤独を黙って見続けてたんだな。


それにしても、自分はシェンに嫌われるって本気で信じてたっぽいファンが愛おしいな。
この人、自分が誰かに好かれるなんてありえない、と思ってる。
そして、さびしいとか、悲しいとかいう感覚もわかってない感じ。

そういえば、アンダーの中でテラーさんだけがくるるちゃんの「不貞」にひっかかった、という話が出た時、ファンもひっかからないのか? 恋を知らない、と、愛を知ってる、のどっちなの? って思ったんだけど、恋を知らない、ということで「不貞」の条件にひっかからなかったのかも。


ファンの回想の「置いていくな」が「老いていくな」ともきこえてさびしい。
ファンの悲劇は、前回ループでアンディが味わっていた悲劇と重なる。
「俺を独りにするな」という。


場外に飛ばされたけど、ダウンはしてないファン。
ここで「不真実」発動!
舞台に戻りたいけど戻れない。

ファンに対して「不真実」は使えない、というフェイクを最初にかましておいてのこれか。
シェン、すでに「不真実」を使いこなしててすごいな。

それにしてもこの大会、場外負けが多い。


前回シェン「それが不真実(しんじつ)なんだね」
今回シェン「不真実(ウソ)だよバーカ」
この反転の見事さよ。

そして、「馬鹿弟子」が「馬鹿息子」になった。

ファン、シェン、メイちゃん、ムイちゃん、ムイちゃんの弟、誰も犠牲にならずに否定能力をゲットできるルートが本当にあったんだね……。
戸塚先生、お見事すぎる!



公式Twitterさんは、メイちゃんに与えられてたパンパンダっぽい何かの件。
夜泣きに悩んだファンがウワサをきいて買い与えたものだったか!
いや、あのファンがあやしげなウワサにすがるほど悩むとは、お父さんは大変だな。
肉マンパンパンダが夜泣きに謎の効果があって喜ぶファンがかわいい。