『逃げ上手の若君』(第118話 学生対決1337) 感想

このサブタイトルはナニゴト? って思ったんだけど、読んでみたら納得しかなかった。


まつげバッサバサで、全身キラッキラな北畠顕家が、馬で颯爽と駆けてく絵がめっちゃかっこいいな。
てか、なんでわざわざ鞍に立って移動してるの。
その方が空気がいいからかな?

1日平均40kmの進軍はすごいな。
馬onlyならともかく、横を走ってる人たちも込みでしょ?
鎧をまとって武器を担いで毎日フルマラソン走ってるみたいなことじゃん。
先日、松井せんせーがご出演されてた番組によると、脱落した人はそのまま置き去りになるらしいけど。

顕家にやられてる尊氏の顔が情けなさ過ぎて笑える。


斯波はたった2年でずいぶんと凛々しくなったな。
庇番の仲間を失った時は、まだ表情も振る舞いも子供っぽさがあったけど、そういった隙がなくなった感じだ。
あの時の後悔を払拭しようとがんばってきたんだろうな。

斯波の戦装束の首からかけてるやつが岩松のマスク(?)っぽいな、って思ったんだけど、他にも戦死した庇番たちの遺品を身に着けているのではないか? ってネットで考察されてて、なるほど~ってなった。
斯波はみんなのこといまだに大事に想ってるんだな。


大学生(顕家)と高校生(斯波)の利根川をはさんだ戦いに小学生(時行)が割り込む、の絵がおもしろい。
それぞれの年齢は知ってるんだけど、こういう描写をされると改めて、すごいというか怖いというか。
その年齢でたくさんのものを背負っているというか、背負わされているというのが、なんかもう怖い。

特にものさしを手に飛び込もうとしているランドセル背負った時行がな~。
そうだよな~、まだ小学生な年齢なんだよな~、ってなる。


顕家はエリート意識丸出しなお公家様だけど、武士たちと共に戦っている。
ただ命令するだけではなく、奥州と京の間をかけずりまわっている。
ちゃんと武士たちのことを理解してると思うんだよね。
理解しててもあの態度を貫けて、武士たちもついてきてくれてるって、キャラとして強すぎだよね。


そして、時行、三千の兵を引き連れて、再び歴史の表舞台に出る!
顕家の部下たちがどんなキャラか、めっちゃ楽しみ!