『アンデッドアンラック』(No.036 一人じゃない) 感想(真実を否定し、正義を肯定する)
表紙はヴィクター。
黒枠で囲まれてると遺影っぽいけど、ジュイスさんの中では、もう亡くなった人扱いなんだろうか。
ループのことを知ってるか、とトップに問われて「…知らん」と答えるニコ。
この微妙な間は、知らないことがあるってのが不服ってことなのか、ループがあると仮定すればいろいろと辻褄の合うことがあるな、とか考えてたから間ができたってことなのか。
世界の終わりって、物理的に地球が粉々に壊されるのか。
めっちゃ乱暴なやり方だな。
あの軌道図からして太陽につっこんで終わりなのかと思ってた。
で、その壊された過去の地球のかけらが、風子ちゃんが落としまくってる隕石……。
少し前まで星がなかったのになんで隕石はあるんだよ、問題がクリアされた。
するとアーティファクトは、過去の地球のかけらにくっついていた遺物が、隕石と一緒に現地球に落下したものだったりするのかな。
アンディの右耳のつけねにホクロがあることを知っているジュイスさん。
何その爆弾発言。
いやいや、耳のつけねのホクロはなかなか発見できるもんじゃないよ。
坊主頭ならみえるかもしれないけど、そもそもそんなとこ凝視する人あんまりいないし。
アンディの場合、全裸シーンが多すぎて、たとえば右のお尻にホクロがとかいうことだったら、みんな「うん、知ってる」ってなるもんなあ。
こういう絶妙な位置のものを指摘するしかないのか。
てか、この発言してる時のジュイスさんがめっちゃかわいいな。
いつも美人だけど、このコマはなんかかわいい。
アンディに「落ち着け」と言われて「落ち着いてますけどぉ」って答える風子ちゃんがまったく落ち着いてなくてかわいすぎる。
その横でそわそわしながらアンディとジュイスさんをみるチカラくんもかわいすぎる。
「…ヴィクトルと、随分仲が良かったんだな」
「……昔の話だ」
というアンディとジュイスさんの会話のアダルトっぷりがすげえです。
「随分」という言葉をくっつけただけで、めっちゃ意味深になるもんだなあ。
これは「そういう仲だったと受け取るがそれでいいか?」くらいの意味に感じる。
それに対するジュイスさんの答えがまた意味深。
たとえば、友愛とか親愛とかいう関係だったら、こういう答えにはならないもんなあ。
「そう受け取ってもらってかまわない」くらいの返事だよなあ、これ。
いろいろ配慮した大人の会話だ。
ニコとかシェンとか、どういう気持ちでこの話きいてんだよ。
いや、あのふたりなら「へえ」くらいで終了しそうだけど。
トップくんとタチアナちゃんはわかってるのかなあ。
ジュイスさんにそんな過去があったとしたら、どんな気持ちで風子ちゃんに「もっともっと彼を好きになってくれないか」って言ったんだろうなあ。
ジュイスさんの中ではもう終わったことなのかなあ。
ヴィクターとジュイスさんの関係をこれ以上ツッコむのはさすがに憚られたのか、真っ赤なお顔で話をそらす風子ちゃん……かわいい。
地球でさえ前と同じものではない。
その中で唯一、変わらないものがアンディの肉体。
アンディは地球が壊されても死ねない。
アンディは何もない宇宙空間でも生きていける、ということは、スポイル戦で証明されているもんなあ。
何もない地上に、立ち尽くすヴィクトルの後ろ姿。
彼はそこでひとりっきり、どれだけの年月を過ごしたんだろう。
そりゃあ、狂いもするよなあ。
「アーク」が「聖櫃」だとしたら、ジュイスさんは棺みたいなものに入って仮死状態でその時期を乗り切ったのかもなあ、と想像した。
ジュイスさんがいるから「一人じゃない」という想いだけを支えに、ヴィクターは長すぎる時間を過ごしたのかもなあ、と想像した。
「つまり俺は、たとえ世界が終わっても、死ぬ事はできない」
いくら「不運」でも地球を壊すレベルの不運は招けない。
そもそもそんなことしたら風子ちゃんまで死んじゃう。
ということは、風子ちゃんに殺してもらう、というアンディの夢はこれで潰えてしまったのか。
ルールから逃れる方法は「自分が死ぬか、神を殺すか」しかないけれど、アンディは神を殺すしかない。
隠し事をしてきたことと、ビリー様の謀反のことを詫び、土下座をしようとするジュイスさんを止めたのが、シェンの「不真実」ってのが泣ける。
「やめてください。見たくないです、そういうの」
普段、みんなと目を合わせないシェンが、しっかりジュイスさんを観ながら言うのいいよね!
「不真実」が効いているということは、シェンはジュイスさんのことが好きだし、ジュイスさんは本心から謝罪しようとしていた。
シェンにもジュイスさんにも裏はない、ということを「否定」の能力が示している、というのがすばらしい!
ここで突然、現れる不壊お手製の円卓。
序列の数字がローマ数字から漢字に変更されてる。
シェンが不思議なポーズしてるなあ、と思ったら、ジュイスさんのヘルメットが潰されそうになったのであわてて拾ったのね。
空の下。不壊の円卓につく10人。
アンディがジュイスさんを「ボス」と呼び、シェンがジュイス様の方を向いてにっこにこしてて、でも目をつぶってる。
ビリー様の謀反劇が、めっちゃさわやかな絵で落ち着いたぞ。
ところで、風子ちゃんがちょこちょこ動いてるわりに、気づくとアンディのひざに乗っかってるのかわいい。
風子ちゃんが自分から戻ってるのか、いちいちアンディが引き戻しているのか。
ジュイスさんが『君に伝われ』をふところから取り出した絵は笑った。
この絵を最初にみたのがネットだったら、雑コラと信じたに違いない。
あの大騒動の最中、ジュイスさんはずっとマンガをふところにしのばせてたのかと思うと、めっちゃおもしろい。
風子ちゃんの人生のバイブル『君に伝われ』。
作者が「UNKNOWN」なんで、否定者なんじゃないか説は取りざたされていたが、まさかここでがっつりとストーリーに食い込んでくるとはっ。
黒枠で囲まれてると遺影っぽいけど、ジュイスさんの中では、もう亡くなった人扱いなんだろうか。
ループのことを知ってるか、とトップに問われて「…知らん」と答えるニコ。
この微妙な間は、知らないことがあるってのが不服ってことなのか、ループがあると仮定すればいろいろと辻褄の合うことがあるな、とか考えてたから間ができたってことなのか。
世界の終わりって、物理的に地球が粉々に壊されるのか。
めっちゃ乱暴なやり方だな。
あの軌道図からして太陽につっこんで終わりなのかと思ってた。
で、その壊された過去の地球のかけらが、風子ちゃんが落としまくってる隕石……。
少し前まで星がなかったのになんで隕石はあるんだよ、問題がクリアされた。
するとアーティファクトは、過去の地球のかけらにくっついていた遺物が、隕石と一緒に現地球に落下したものだったりするのかな。
アンディの右耳のつけねにホクロがあることを知っているジュイスさん。
何その爆弾発言。
いやいや、耳のつけねのホクロはなかなか発見できるもんじゃないよ。
坊主頭ならみえるかもしれないけど、そもそもそんなとこ凝視する人あんまりいないし。
アンディの場合、全裸シーンが多すぎて、たとえば右のお尻にホクロがとかいうことだったら、みんな「うん、知ってる」ってなるもんなあ。
こういう絶妙な位置のものを指摘するしかないのか。
てか、この発言してる時のジュイスさんがめっちゃかわいいな。
いつも美人だけど、このコマはなんかかわいい。
アンディに「落ち着け」と言われて「落ち着いてますけどぉ」って答える風子ちゃんがまったく落ち着いてなくてかわいすぎる。
その横でそわそわしながらアンディとジュイスさんをみるチカラくんもかわいすぎる。
「…ヴィクトルと、随分仲が良かったんだな」
「……昔の話だ」
というアンディとジュイスさんの会話のアダルトっぷりがすげえです。
「随分」という言葉をくっつけただけで、めっちゃ意味深になるもんだなあ。
これは「そういう仲だったと受け取るがそれでいいか?」くらいの意味に感じる。
それに対するジュイスさんの答えがまた意味深。
たとえば、友愛とか親愛とかいう関係だったら、こういう答えにはならないもんなあ。
「そう受け取ってもらってかまわない」くらいの返事だよなあ、これ。
いろいろ配慮した大人の会話だ。
ニコとかシェンとか、どういう気持ちでこの話きいてんだよ。
いや、あのふたりなら「へえ」くらいで終了しそうだけど。
トップくんとタチアナちゃんはわかってるのかなあ。
ジュイスさんにそんな過去があったとしたら、どんな気持ちで風子ちゃんに「もっともっと彼を好きになってくれないか」って言ったんだろうなあ。
ジュイスさんの中ではもう終わったことなのかなあ。
ヴィクターとジュイスさんの関係をこれ以上ツッコむのはさすがに憚られたのか、真っ赤なお顔で話をそらす風子ちゃん……かわいい。
地球でさえ前と同じものではない。
その中で唯一、変わらないものがアンディの肉体。
アンディは地球が壊されても死ねない。
アンディは何もない宇宙空間でも生きていける、ということは、スポイル戦で証明されているもんなあ。
何もない地上に、立ち尽くすヴィクトルの後ろ姿。
彼はそこでひとりっきり、どれだけの年月を過ごしたんだろう。
そりゃあ、狂いもするよなあ。
「アーク」が「聖櫃」だとしたら、ジュイスさんは棺みたいなものに入って仮死状態でその時期を乗り切ったのかもなあ、と想像した。
ジュイスさんがいるから「一人じゃない」という想いだけを支えに、ヴィクターは長すぎる時間を過ごしたのかもなあ、と想像した。
「つまり俺は、たとえ世界が終わっても、死ぬ事はできない」
いくら「不運」でも地球を壊すレベルの不運は招けない。
そもそもそんなことしたら風子ちゃんまで死んじゃう。
ということは、風子ちゃんに殺してもらう、というアンディの夢はこれで潰えてしまったのか。
ルールから逃れる方法は「自分が死ぬか、神を殺すか」しかないけれど、アンディは神を殺すしかない。
隠し事をしてきたことと、ビリー様の謀反のことを詫び、土下座をしようとするジュイスさんを止めたのが、シェンの「不真実」ってのが泣ける。
「やめてください。見たくないです、そういうの」
普段、みんなと目を合わせないシェンが、しっかりジュイスさんを観ながら言うのいいよね!
「不真実」が効いているということは、シェンはジュイスさんのことが好きだし、ジュイスさんは本心から謝罪しようとしていた。
シェンにもジュイスさんにも裏はない、ということを「否定」の能力が示している、というのがすばらしい!
ここで突然、現れる不壊お手製の円卓。
序列の数字がローマ数字から漢字に変更されてる。
シェンが不思議なポーズしてるなあ、と思ったら、ジュイスさんのヘルメットが潰されそうになったのであわてて拾ったのね。
空の下。不壊の円卓につく10人。
アンディがジュイスさんを「ボス」と呼び、シェンがジュイス様の方を向いてにっこにこしてて、でも目をつぶってる。
ビリー様の謀反劇が、めっちゃさわやかな絵で落ち着いたぞ。
ところで、風子ちゃんがちょこちょこ動いてるわりに、気づくとアンディのひざに乗っかってるのかわいい。
風子ちゃんが自分から戻ってるのか、いちいちアンディが引き戻しているのか。
ジュイスさんが『君に伝われ』をふところから取り出した絵は笑った。
この絵を最初にみたのがネットだったら、雑コラと信じたに違いない。
あの大騒動の最中、ジュイスさんはずっとマンガをふところにしのばせてたのかと思うと、めっちゃおもしろい。
風子ちゃんの人生のバイブル『君に伝われ』。
作者が「UNKNOWN」なんで、否定者なんじゃないか説は取りざたされていたが、まさかここでがっつりとストーリーに食い込んでくるとはっ。