『週刊少年ジャンプ』2020年46号 感想

『呪術廻戦』(第126話 渋谷事変・43)
別記事(ペラッペラの戦争)になりました。

『ブラッククローバー』(ページ268 悪魔)
アスタの中にいる悪魔も、魔力がなかったのか。
じゃあ、アスタが使ってる力はどこから来てるの? グリモワールの中にずっといることで、変化したということなのかな。

リチタがアスタの母親のようだ。なんとなく似てるし。
魔力を奪っちゃうから育てられないと思ったのかもだけど、アスタ魔力ないから影響ないだろ、と思ったんだが、生命力まで奪っちゃうからやっぱりダメなのかな。

『チェンソーマン』(第89話 がんばれチェンソーマン)
泣きながら音ゲーやってたけど、パーフェクトとれたらめっちゃ満足気なコベニちゃん。
どうして音ゲーやらされてるのか忘れてるし……。

恐怖が悪魔を強くする。
チェンソーマンが強いのは、悪魔たちがチェンソーマンを恐怖していたから。

人間たちからチェンソーマンへの恐怖を奪うため、マスメディアを使って、チェンソーマンは弱者を救う者だから怖がることはないんだよ、と喧伝する、というマキマさんらしい権力の濫用。
ヒーローは応援で強くなるのが定番なんだけど、この世界では逆に作用するのか。

で、まんまと策がはまってチェンソーマンが負けたら「あーあ……」ってなるマキマさん……。
負けちゃうなんてがっかりです、と言わんばかりで、こういう事態に追い込んだのはマキマさんなのに、めっちゃめんどくさい人だな。

『破壊神マグちゃん』(第16話 少女の眠る家)
センターカラーだよ!
打ち切りにおびえているので、これは本当にうれしい。

マグちゃんはピンク、ナプタークは黄緑、ウーネラスさんは青白い感じか。
てか、色もあいまって、ナプタークがめっちゃネギにみえる。

マグちゃん、ルルちゃんを起こしてあげててやさしい。
こんなかわいい目覚まし時計が欲しい。

ルルちゃん、熱だして具合悪いのに、家事をしなきゃとか考えてるの、本当に難儀な子だな。
錬くんが心配しまくってる気持ちがわかる。
ここでちゃんとルルちゃんを止めるマグちゃんの存在が本当にありがたい。
さすが神様!

錬くんが、ルルちゃんに気を遣わせちゃうから見舞いに行かないでくれ、と友人ふたりに頼むとこオトコマエだよね。
で、ふたりともすぐに引き下がったのは、ルルちゃんならそうなるよね、と納得したからだろう。
みんなして、ルルちゃんはいい子だけど人に気を遣いすぎる、と思ってるんだろうな。

やってきたイズマとウーネラスさんが、高熱だしてるルルちゃんをみてしーってなってるとこかわいかった。
さらに、わざとイズマの氷雪ブリザードうけて氷嚢になるマグちゃんがかわええ。

ルルちゃんにポーションをゆずって、いつかマグちゃんよりも強くなると宣言したイズマに「偉いわイズマ…、なんて善良で無茶で無謀なのかしら…」というウーネラスさんの辛辣さよ。
ウーネラスさんは、イズマがマグちゃんに勝つ日は来ない、と思っている。
思っているのに力を貸している。
それは、イズマのあがく姿が彼女にとって最上の萌えだからだろうな。
「無茶で無謀」とはっきり言っても、イズマは無茶や無謀をやめない、という信頼(?)があるってのもすごい。

氷嚢は動いちゃいけないので分体をつくるマグちゃん。
よかろう、よかろう、よかろう、よかろう、がむやみにかわええ。
今度から床掃除の時には「床に蔓延る汚点共が」「消え去るが良い」と言ってみよう。うん。

錬くんの、マグちゃんが店に注文しに来てくれて助かった、ってのいいよね。
おそらく、ルルちゃんに遠慮させずにお見舞いにいくにはどうすればいいかと悩みながら、ルルちゃんのおじやをつくっていたんだろうな。
で、マグちゃんが「注文」という形で、ルルちゃんにおじやを届ける口実をつくってくれたので、これなら「実家の仕事を手伝っただけ」と言い張ることができる。
しかも、ルルちゃんが心配だろうに、マグちゃんにお鍋を託して、引き下がるとことか、本当に徹底している。
出前頼まれただけだから、家にあがっちゃうと、その建前が崩れちゃうもんなあ。
思春期的なあれこれはあるけれど、それとは別に、人に頼ることが苦手なルルちゃんを助けてあげたい、という強い気持ちがあるよね。

で、おじやをみたルルちゃんが「錬が作ってくれたの…?」って言うのがまた良い。
このことを錬くんに教えてあげたい!
でも、マグちゃんは「ぬ…それはどうかな」とはぐらかした。
ちゃんと錬くんの気持ちを尊重してるんだよね。

マグちゃんの手(?)を握って「お母…さん…」ってつぶやくルルちゃん。
マグちゃんがくる前は、ひとりでこんな孤独に耐えてたんだな……。
母親にも事情はあるんだろうけど。

朝、起きて、元気になって、お見舞いの品をみて「もしかして心配かけちゃった?」って言ってるルルちゃん。
みんなが心配していたことを実際にやってしまっている。
心配かけないようにがんばることで逆に心配させちゃってる、ということに気づいてないのか、わかっていても止められないのか。
「否…これらは偉大なる我が元に捧げられた供物である」と否定したマグちゃんに、「…そっか流石は神さま」と答えたあたり、いろいろと察したうえで、みんなの心遣いをありがたく受け入れよう、という考えになったようだけど。

ルルちゃんはもしかして、自分がものすごく心配されちゃう境遇にいるって自覚がないのかな。
中学生女子が一軒家に独り暮らししてるって時点で、周囲はそりゃもう心配でしかたなくて当然だと思うんだけど。

今回の結論として、マグちゃん、洗濯と料理はダメだけど、掃除と看病はかなりできる。

『鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝』(後編)
煉獄さん外伝ではあるけれど、恋柱さん外伝でもあった今回。
てか、蛇柱さんには申し訳ないが、表紙の煉獄さんと恋柱さんが夫婦にみえるんですけどっ。

恋柱さん、思い切って鬼殺隊に飛び込んで、煉獄さんに出会って隊士に昇格して……それだけでトラウマから解放されたってわけではなかったんだな。
隊士になれてもまだ、自分の居場所はここなのかと迷ってる。
お見合い相手に自分を否定され続けた経験は、そんなにも恋柱さんを傷つけてたんだな。
それは、彼女が家族に大事にされ、自分らしくしてていいと認められていたってことなのかもしれないけど。

鬼が、元幕末の志士で、近代兵器に刀で立ち向かって敗れたことが反転して銃使いになった、というのはおもしろかった。
刀ひとつで立ち向かってきた煉獄さんに敗れたのだから、あれはあれで満足な最期だったんだろう。

コミックスには『きめつのあいま!』も収録されるようで楽しみ!
あれは本当におもしろかったので!

『アンデッドアンラック』(No.036 一人じゃない)
別記事(真実を否定し、正義を肯定する)になりました。