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5月, 2021の投稿を表示しています

『アンデッドアンラック』(No.064 今の僕が) 感想(死んでもキミを守らせて)

前号に引き続き掲載位置がめっちゃ低くてビビりまくってる。 ムイちゃんに「ボクを殺してくれるかい」と頼み、アンディに「ファンの懐にある数珠型のアーティファクトを奪って下さい」と頼むシェン。 そうか……ムイちゃんのキョンシーになるルートを選ぶか……。 ロウをみる限り、キョンシーになっても自我と記憶は残るっぽいから、シェンにしてみれば、主人がムイちゃんなら無問題って感じなんだろうな。 シェンはロウの言葉をきいたから、キョンシーに自我はある、ってわかってるけど、それを知らないムイちゃんにしてみれば、キョンシーは自我のない戦闘兵にしかみえない。 それにそもそも、シェンが死ぬこと自体、受け入れられないよね。 あの「命」って書かれた袋に入ってたの、ムイちゃんの命を糧に作った回復用アーティファクトか。 それ、絶対、飲んだらムイちゃんに何かがはね返る系のやつでしょ。 それとも、つくった時点ですでに何かダメージ喰らってんのかな。 ムイちゃんの丸薬を飲めば、という提案に対する答えが、消化できないから無理、なのはちょっと笑った。 そうだね。胃腸がつぶれてそうだよね。 いや、ここでそんな物理的な返答されても……と思ったんだけど、ムイちゃんをあきらめさせるには申し分ない答えだな。 ムーブで基地に戻ってニコに治してもらう案は、「ムーブは気まぐれだ。まず言う事を聞かないよ」で却下。 めっちゃジュイスさんの命令に従ってるけど、あれはジュイスさんだからなのか。 こんなギリギリの会話、もしかしたら最期の会話の間も、シェンはムイちゃんと目を合わせることができない。 ギリギリの決断をせまっているからこそ、ムイちゃんの「真実」を否定するわけにはいかないんだよね……ツライ……。 ムイちゃんはめちゃくちゃシェンを助けてたと思うんだけど、ムイちゃんにしてみれば「迷惑ばかりかけて…何一つ…何一つもお返しできてない」ということになってるのか。 ムイちゃん謙虚すぎて、受けた恩が大きすぎて、どうがんばっても、まだ足りない、になっちゃうんだろうな。 「不真実」の発動条件を、闘いたいと思えるような強者を見る、だと思っていたらしいムイちゃん。 それだと、ムイちゃんになんで効くの、ってなっちゃわない? そこらへんムイちゃんも謎に思ってたけど、それ以外に思い当たるふしがない、って感じだったのかな。 シェンの世界には「ボク」「殺された...

『週刊少年ジャンプ』2021年25号 感想

今週の『ジャンプ』は空前の蘇生ブーム、という感想を読んで笑った。 確かに、死にかけてた人or死んだ人がやたら生き返ってたな。 『呪術廻戦』は死にかけてた真希さんが蘇生し、『Dr.STONE』は絶命判定されていた氷月が石化解除したら生きてて、『僕とロボコ』ではガチゴリラが愛の力で生き返り、『アンデッドアンラック』では死にかけてたシェンが殺されてキョンシーになった。 なにこれ、シンクロニシティ? でもな……真依は生き返らなかったんだよ……。 『呪術廻戦』 (第149話 葦を啣む-弐-) 別記事(一緒に落ちぶれてくれないのなら)になりました。 『ブラッククローバー』 (ページ293 理不尽をぶん殴る) なるほど、魔力を半分こにし続けたら、同時に尽きるのは当然か。 そして、ダンテは元々、強大な魔力を持っていただけに、魔力が尽きる、という状況に遭遇したことがなく、魔力はいくらでも湧いて出てくるもんだ、という感覚があったんだろうな。だから、その手前でストップすることができなかった。 でも、マグナはしょっちゅう魔力切れ状態になってるから、そこらへん感知できた、というわけか。 この展開は、言われてみればもっともだけど、予想できなかったな……。 マグナがダークトライアドのトップを倒すとは、まさしくジャイアントキリング。 この結末をラックが見届けた、というのがまた熱い! めちゃくちゃ『ブラッククローバー』らしい展開でうれしかった。 『Dr.STONE』 (Z=197 石だらけのエデンと禁断の果実) スイカが何年もかけた復活液づくりを、1日で片づけた千空。 てか、千空もフラスコとかひとりでつくれるのね。 多分、カセキがみたらダメ出しする出来なんだろうけど。 アルコールをつくるために、千空と一緒に果実つぶしてるスイカちゃんかわいいな。 5年くらいずっとひとりだったんだもん。 そりゃもう、楽しくてうれしくてしかたないだろう。 スイカちゃんが千空の次に復活させたのはコハクちゃんか。 まあ、ここまできたら順番なんか関係ないけどね。 スイカちゃんがめっちゃ成長してて、コハクちゃんはいろいろ察したんだろうな。 だから、「もうギュってしてとかは、お願いできなくなっちゃったんだよ」と言われて、スイカちゃんをギュってせずにはいられなかったんだろう。 司が絶命判定していた氷月が無事に復活した。 以前、司がよ...

『呪術廻戦』(第149話 葦を啣む-弐-) 感想(一緒に落ちぶれてくれないのなら)

娘たちをどうでもいい荷物みたいな感じでひきずって歩く扇。 しかも、自分が当主になれなかったのは娘たちが不出来だったせいだ、と愚痴をこぼしながら。 この人、娘たちをかわいく思ってないどころか、本気で邪魔もの扱いだったんだな。 自分にとって人生のお荷物だから、粗大ごみ的な扱いするのは当然、みたいな感じだ。 これまで扇が娘たちを放置してたのは、彼女たちが産んだ子供が術式を持つ可能性があったからかも。 実際、呪力ゼロの伏黒パパから伏黒という現当主が生まれたし。 でも、娘たちを殺すことで総監部に媚びを売れる、という使い道が出てきた途端、じゃあ殺すか、に傾いたんだろうなあ。 真希さんと真依を呪霊たちの巣にポイして「さらば我が人生の汚点」とかいうセリフを残していった父を、黙って見送った真依。 真依はもう父親なんてどうでもよかったんだろうな。 一卵性双生児は呪術では同一人物としてみなされる、か。 呪力がゼロの伏黒パパに対して、わずかだけど呪力を持つ真希さん。 その差は、真依の存在だった、と。 だから、真依が消えれば、真希さんはフィジカルギフテッドのすべてを受け取れる。 それに真希さんが気づかず、真依がわかっていたのは、真依が呪力を持ってるからかも。 呪力がほとんどない真希さんには見えないものが、真依には見えていたんだろう。 強くなって当主になって禪院家の連中を見返してやる、と言う真希さんの言葉は、真依の心をえぐり続けていたのかもしれない。真希さんにそんな気持ちはまったくなくても。 「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの?」 今頃になって、真依の問いかけが重みをもってきた。 真依からみれば、ふたりで一緒に生きていける道は、共に落ちぶれて、母親のように禪院家の中で虐げられ続ける、しかなかったのね。 でも、真依はそれも受け入れられると思っていた。 一緒に生きていけるのならば。 でも、真希さんは、自分が強くなって、のし上がって、禪院家のトップに立てば、真依の立場もあがって一緒に生きていける、と考えていた。 真依にしてみれば、自分を切り捨てることでしか到達できないルートを選んだ。 なんかもうこれって絶望しかないじゃない。 共に落ちぶれてくれないのなら、自分を消して、ひとりで飛んでいってもらう他ないじゃない。 「私は強くなんてなりたくないから」 これが真依の本音なんだろうな。 「努力も痛いのも...

『逃げ上手の若君』(第17話 教育1334) 感想

サブタイトルが1333に戻ってる? ミスった?(←ミスだったら後で見出しだけ修正します) 二刀使いの吊り目のお兄さん、めっちゃかっこええです。 さすがに逃若党のみんなよりは年上だけど、まだ十代半ばでこの強さですよ。 亜也子と弧次郎が真剣同士の戦いでまったくひるむ様子がないのも、これまたすごい。 時行との稽古の時はまったくみせない速さと威力らしい。 「やるっスね」とか「若様すごい…」とか、めっちゃおだてられてんな……と思ったら、時行はそれを「あれらは甘やかされていたのか!!」と受け止めるのか。 なるほど、おだてられてる、と、甘やかされてる、はちょっと違うな。 亜也子も弧次郎も、若様を強くしたい、という思いがありつつ、ドヤ顔してたりうれしそうだったりする若様をみたいから、甘やかしちゃうのね。 だから、時行も、手を抜かれた、とか怒らずに、ふたりに甘やかされていたことに赤面しちゃうのね。 ちゃんと想いがつうじあってる逃若党。 ……かわいい……。 それにしても、亜也子が利き腕じゃない方の片手、しかも小指と薬指をはずした状態で握ってる木刀を、時行は両腕であんだけふんばっても動かせないとは……。 亜也子どんだけ怪力だよ。 そして、きゅーん、ってなってる亜也子かわええ。 雫に気づいて、刀をおさめた吹雪。名前もかっこいいな。 諏訪領を小笠原の郎党から守ってたのね、この人。 大人が皆殺しにされた集落で、遺された子供たちを指導し、闘志を引き出して戦力として使いこなし、敵を3度も追い返していた吹雪。 有能すぎる。 仕える主を求めている、という吹雪にテンションあがりまくりな時行。 なるほど、逃若党に足りなかったのは軍師ポジだったか……気づかなかったよ……。 まあ、頼重がいたし、雫も年齢のわりにはかなり賢いからな。 「天下奪還の援けとして!」と「あの二人に尊敬の眼で見られたい!!」が両立する時行がかわええんですよ。 北条の遺児としてやるべきことと、好きな人たちに褒められること。 どっちも時行にとっては大事なことだもんね。 今回、時行がかわいすぎてうきうきだったんだけど、ラストページで一気に不穏になったな。 生首から血のシャワーあびてるとか、どんだけ物騒だよ。 ところで背後にいる、「仏」っておでこに書いた人。もしかして、フランス国旗をフェイスペイントしてる? なんで? フランスチームのサポーター...

お引越しのご挨拶

こんばんわです。ひでみです。 このブログの管理人です。 某所で14年ほど、ほぼほぼ『ジャンプ』のことしか書いてないブログを書き続けてたんですが、このたび『ジャンプ』系の記事のみ引き連れてこちらに引っ越してまいりました。 5月頭から公開してたんですが、ようやく記事移行作業が終わったので、ご挨拶をさせていただきます。 ちなみに現在、記事が1552件あります(当記事含まず)。 『ジャンプ』系だけでそんなにあったのか……。 なんでBloggerさんを引っ越し先に選んだのかというと、ガードが堅そうにみえたからです。 そしたら、最初にレイアウトを確認するために3件ほど記事を登録したら、ブログを凍結されました。 あわてて再審査請求出したら翌日には解除してもらえましたけど。 テストであげたのが『魔人探偵脳嚙ネウロ』の感想記事で、「死ぬ」だの「殺す」だのといった物騒な単語が含まれていたためひっかかったものと推測されます。 これは見込んだ通りのガードの堅さ! その調子で迷惑コメントから私をガードしていただきたいものです。 それにしても、これだけの数の記事を移行するのは本当に大変でした。 特に、ラベル張りとリンクの張り替えが。 ラベルの方は文字数制限とか気分とかあって、感想を書いてる作品名すべてをあげてるわけではないので、この作品の感想記事をすべて読みたい、というありがたい方は検索の方で探していただいた方がよろしいかと思います。 それにしても、ラベル数みてると偏りっぷりがあからさまにわかってすごいな。 リンクもラベルもちょこちょこミスってると思われるので、いずれチェックスクリプトでも書こうかな、と考えていますが、それまでは生暖かい目で見逃してあげてください。 それと、今は記事移行だけで疲れ果ててるので、Bloggerさんから提供されているテンプレートをそのまま使っていますが、多分、そのうちいろいろいじりだすと思います(←そしてめっちゃダサくなる)。 このブログは、10年後の私を楽しませるために書く! をコンセプトにしています。 そのため、人様に楽しんでいただけるようなものになっているかはわかりませんが、ちょっとでも楽しんでいただければ幸いです。

『アンデッドアンラック』(No.063 私の大好きな) 感想(大好きな妹と大好きな彼女)

掲載位置がめっちゃ低くてビビる。 腹を貫かれて倒れたシェン。 ファンの方を向いたままのアンディ。 今きっと、風子ちゃんに見せたくない顔になってる。 そしてすぐさまファンに反撃。 肩を脱臼させられて反撃できなかった反省からか、今度は骨を武器にしてきたか。 あいかわらず頭の回転がはやいな、アンディ。 ところで、弾丸って足の指で受け止められるもんなんですか? これ、否定能力ではないんだろうから、人間離れが過ぎるだろ、ファン。 でも、すぐに気を取り直して攻撃に加わってきた風子ちゃん、かっこええな。 めっちゃ覚悟の決まった目をしてて。 本当にたくましくなった。 一方、シェンは目がいっちゃってる。 これはアブナイやつ。 性格的にではなく、生死的な意味で。 ここでメイちゃん登場。 これって走馬灯的なあれなのかな。 幼い頃の姿になって、服もふたりっきりで生活してた頃のぼろぼろのやつになって、メイちゃんに泣きすがるシェン。 メイちゃんを殺したのは、どう考えてもファンなんだが、シェンはやっぱり、自分が殺した、という思いにとりつかれている。 一方、メイちゃんはメイちゃんで、自分のせいで兄は自由に生きることができない、と思ってたんだろうな。 そして、自分も強くなれば、兄も安心して、自分自身のことだけを考えてくれるんじゃないかと考えた。 そこをファンに悟られ、そそのかされ、シェンと競うことになったわけか。 「まー私が思ってた以上に才能あったのがね!!」のとこのメイちゃん、めっちゃかわええ。 なんか、シェンに守られ、縮こまってるおとなしい子、という印象があったんだけど、実際はこういうおおらかな性格の子だったのかな。 あの過酷な環境の中で、兄に守られて生きるしかなかったから、弱々しい印象になってただけで。 そして、崖から落ちそうになったメイちゃんの手を必死に握っていたシェンの手は、メイちゃんに否定された。 「不真実」の力によって。 本当に最悪なタイミングでよくも否定者にできるもんだな。 風子ちゃんも、チカラくんも、タチアナちゃんも、いまだ経緯が語られてない連中もきっとみんなそう。 「神」ってのはどっかでモニタリングでもしてるんかね。 「俺もそっちへ行くよ」って言うシェンに、食い気味で「ダメだよ」って言ったメイちゃん。 これはシェンの生存フラグと考えていいのかな。 いいよね! それにしても、メイち...

『週刊少年ジャンプ』2021年24号 感想

『Dr.STONE』 (Z=196 ひとりぼっちのサイエンティスト) マントに千空と同じ公式を書いて、決意をかためるスイカちゃんの絵がかわいくて凛々しくて、それだけにいたましい。 復活液の作り方は3通り。 とりあえず、あんまり時間がかからない2通りを試したものの失敗。 まあ、ちゃんとした器具とかないとむずかしいんだろうね。 しかたないので、時間はかかるけど根気さえあれば確実にできる第3の方法をとることに。 これ、チェルシーの地図がめっちゃ役立ってるなあ。 ひとり目覚めて、誰も頼れなくて、くじけかけて、それでも負けないようにと服に公式を書き込んで……と、スイカちゃんは千空と同じ道をたどる。 この構成は泣ける。 千空、7年かけて復活! スイカちゃんは2年ぐらいかけて復活だから、5歳くらい年の差が縮んでる? それにしても、スイカちゃんがかわいく育ちすぎててビックリ! なにこのかわいさ! 髪がゆるくウェーブしてるとことか、ほんとかわいい。 髪が伸びてじゃまだから、自分で適当に切ってるんだろうな。 誰かの荷物にハサミくらいはありそうだし。 めちゃくちゃ苦労したはずなのに、第一声が「すっごいお待たせしちゃってごめんなんだよ」って言うのが、本当にスイカちゃんらしい。 そして、「もう誰だからも分かんないと思うけど」とか……泣く……。 「クククお役に立つじゃねえか、スイカ」というのは、千空なりの「わからないわけないだろ」という返事なんだろうな。 そして「たった7年か、早かったな……!!」というのは、千空なりの最大の賛辞だと思う。 たとえば、ひとり残ったのが大樹だったら、千空は「おせえぞ」って言うんじゃないかな、って気がする。 それが、千空と大樹の関係だから。 スイカちゃん、5年もひとりで生き延びただけでもすごいよな。 千空はひとりだけだと生活維持するのが精いっぱいだったし。 現代人に比べてサバイバル能力は高いんだろうけど。 まあ、あそこには冬がないからちょっとは楽か。越冬の労力が一番、大変だったろう。 スイカちゃんはきっと、あの硝酸畑を毎日毎日、増やしていたんだろう。 毎日毎日、失敗しても、次の日も次の日もチャレンジできるように。 毎日毎日、石になった仲間たちに語りかけながら。 そんなことを想像するだけで泣ける……。 『呪術廻戦』 (第148話 葦を啣む) 別記事(誰も幸せになれない...

『呪術廻戦』(第148話 葦を啣む) 感想(誰も幸せになれない家)

表紙はへその緒がからまった双子の胎児。 このマンガで双子といえば、真希さんと真依だよなあ。 ハンガーラックさんがつくった呪具をとりに禪院家に戻った真希さんを出迎えたのは直哉。 乙骨にビビりたおしてたのに、まったく変わってないな、直哉。 まあ、あの程度で治る程度のクズではないだろう。 乙骨が真希さんに対する直哉の所業を知ってたら、再起不能なダメージを叩き込んでたかもしれん。 真希さん、「女を顔で判別できたんだな。尻しか見てねぇと思ったぜ」って言ってるけど、胸もみてたよ(苦笑)。 伏黒はやっぱり禪院家の当主になることを拒否ってたか。 面倒なことになるのわかりきってるもんな。 でも、真希さんに説得された、と。 呪力をほとんど持たない真希さんが禪院家の内で立場を得るには、前当主の遺言、という絶対的な後ろ盾を持つ伏黒を頼るしかない。 乙骨くらい強ければ、禪院家なんか無視して、真依を連れて逃げ出せたかもしれないけど。 でも、もしそれだけの力があっても、真希さんは禪院家から逃げないんだろうなあ。 伏黒は真希さんに真依のこと持ちだされたら、否とは言えないよなあ。 伏黒にも大事な姉がいる。 大事な妹を守る力を得るまでは協力してくれ、と言う真希の願いを断ることはできないだろうな。 直哉についていた女の人、真希さんたちの母親だったのか。 そんな人が直哉に下僕みたいな扱い受けてるとは。 「…どうして? どうしてアナタはいつもそうなの?」って、この人も、我慢してやり過ごせばいいじゃない、って考えか。 というか、そう考えてないとやってらんない、生き延びることができない、ということなんだろうな。 真希さんは、真依をこんな風にしたくないからがんばってるのかも。 呪具を求めてやってきた忌庫はすでに空っぽだった。 当主になった伏黒を無視して、他にうつしたのか。 真依がここにいるのはなんでだろう? 「万が一の交渉材料として生かした真依」とあるから、ここに連れてこられた? それとも、真希さんが使えそうな呪具を確保しようと忌庫にきて、捕まってしまった? 五条悟の封印を解く行為を罪とする。 この通達を盾に、伏黒を当主から引きずりおろすことにしたらしい禪院家。 なるほど、五条先生の教え子である伏黒や真希さんが、五条先生を助けようとしている、というのは信ぴょう性が高い。 実際、嘘ではないし。 それにしても、禪院家...

『逃げ上手の若君』(第16話 心配1334) 感想

冬になり、年を越し、1333から1334になった。 逃若党のみんなは仲良く過ごしているようでなにより。 玄蕃もめっちゃなじんでるっぽくってなごむ。 そして、頼重には「未来見えない期」とやらが到来。 本当に未来が見えてるのか? とちょっと疑ってたんだけど、マジな能力だったのか。 貞宗は「賊」を配下に招き入れた。 「武士の常識に囚われていては…この乱世は勝ち抜けぬわ」か。 時行や玄蕃に出し抜かれ、ちょっと考えを改めたのか。 それなりに出世して、それなりの年齢になっても、考えをアップデートし続け、行動にうつしているあたり、さすが乱世を生き抜く猛者、って感じだ。 一方、貞宗の動きに神経をとがらせる諏訪勢。 警戒しなきゃならないことが多すぎて大変なことになってるので、時行たちが偵察に出ると申し出た だけど、頼重はそれを受け入れたくない。 なるほど、これまで頼重は時行に結構なむちゃぶりをしてきたけど、それは、なんとかなる、という確信があったからこそ、か。 だから、未来が見えない今、時行にはほんのわずかな危険も冒さないで欲しい。 「北条の血筋が絶える」を連呼しているけど、それは建前みたいなもので、本音は時行を死なせたくないってとこなんだろうな、と思ってる。 てか、思いたい。 でも、みんな頼重のバイオリズム的な何かを知らないから、突然、心配性になった頼重の言動が理解できないのね。 ところで時行が「逃げる事に興奮を覚えるド変態」ってのは、私もそう思ってたんだが、違うのか? 「暇なカレー屋の店主のようにじっと見て来る!」は笑った。 うん、わかる。近所のカレー屋さんのご主人、なぜか通りすがりにやたらと目が合う。 そうか、あれ、あるあるな話なのか。 「心配そうに送り出してもらうのは…少し嬉しい」ってとこの時行がめっちゃかわいかった。 頼重の挙動不審はともかくとして、心配してくれてる、大事にしてくれてる、ってのは、ちゃんと時行に伝わってるんだよね。 時行は心の底から頼重を信頼してるんだな、半年前にすべてを失ったけど安心して身を預けられる人がいて本当によかった、って思える、ステキな時行の笑顔だった。 偵察地についた途端、敵に襲われたけど、すぐに反応する弧次郎と亜也子が、めっちゃかっこええ。 玄蕃の反応がちょっと遅れたのは、反対方向を警戒してたからだろうか。 時行はまったくわかってなくて、亜也子...

『アンデッドアンラック』(No.062 不死と不真実) 感想(真に求めるもの)

今回はアンディとシェンの回想から。 ロンギングの件で風子ちゃんが昏睡状態になってる時のエピソードらしい。 アンディは『君に伝われ』読んでるし、シェンはあさっての方向みてるしで、お互い目をあわせない。 シェンにはあわせられない理由があるし、アンディにはあわせる理由がないからな。 眠っている風子ちゃんではなく、添い寝しているパンパンダの頭に手を置くアンディが良いです。 風子ちゃんに触るわけにはいかないけど、なんかこう……風子ちゃんに手を伸ばしたかったんじゃないかな、って。 風子ちゃんを助けてもらったお礼を口にしたアンディに、自分の都合で助けたんだから礼なんて必要ない、と応えるシェン。 ボイドとジーナさんを犠牲にしてアンディと風子ちゃんの席を空けたこと、シェンにとって、どうでもいいことでもなかったらしい、とわかって、ちょっとほっとした。 アンディの共闘の提案を振り切って、ひとりファンに立ち向かうけれど、まったく歯が立たないシェン。 「不真実」を使ってまでアンディと風子ちゃんとムイちゃんを静止させて、「邪魔しないでください」と言って、視線をはずした。 多分、ここまでやれば自分の想いを受け入れてくれるだろう、と思ったんだろうな。 でも、3人ともそれを許さなかった。 風子ちゃんとムイちゃんはしがみついてくるし、アンディは殴ってくるし。 3人ともシェンの気持ちなんて知ったこっちゃないんだよ。ファンに無謀につっこんでいくシェンなんか、黙ってみてらんないよ、ってことなんだと思う。 ご希望通りに見捨ててなんてやんないぞ、という意思表示だよね、これは。 「今テメーが一番やらなきゃなんねー事はなんだ!!」 「アイツを殺して…」 「違う。ムイを守る事だろ」 仇をとっても妹は戻らないけれど、今、自分にしがみついているムイちゃんは、今、守ることができる。 だから、ムイちゃんを失わないことを優先するのが正しい。 シェンはファンにつっこんでいくのはやめたけれど、納得してない感じの表情だな。 アンディの言葉は正しいと思いつつ、でもなんか全面的に受け入れることができない、って感じかな。 そりゃそうだよな。 妹を失って以来、シェンはその仇をとるために生きてきた。 それをいきなり方向転換させるのはむずかしいだろう。 「不真実」にあえてかかって、ファンが見切れない攻撃をしかけるアンディ。 そういえば、戦闘上級...

『週刊少年ジャンプ』2021年23号 感想

『逃げ上手の若君』 (第15話 尊氏1333) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=195 ひとりぼっちのトレジャーハンター) ひとりっきりで石化してしまった仲間たちを集めるスイカちゃんがせつない。 あれ、かなり重そうで大変だろうから、場所だけ把握しといて放置でも問題ないと思うんだけど、たとえ石であっても、みんなにそばにいて欲しいんだろうな。 戦ってた連中はパーツが散ってるから、わかるうちに集めとかないと元に戻せなくなる、という事情もあるけど。 スイカちゃんの表情がいちいちかわいくてせつなくて、なんかもう痛々しすぎて、みてるだけでしんどすぎるので、はやくどうにかしたげて! って思うんだけど、ここからひとりで復活液つくってたら、どう考えても数年単位で時間かかるんだけど……。 てか、時間かけてどうにかなる問題なのか? 果物があるんならアルコールはつくれるかもしれないけど、ガラスとかどうやってつくるの? 千空やカセキたちのやることを近くでみていたからって、できるもんじゃないと思うんだが。 そこそこ都合のいい展開はあっても、科学的に絶対に無理なことは組み込めない作品だからなあ。 『ONE PIECE』 (第1012話 “うず”) 包帯まきすぎで変な十字架みたいになってるゾロをかついで逃げてるサンジ。 ゾロはリクエストだけして寝ちゃったけど、これはサンジを信頼してるから……だということにしておこう。 『僕とロボコ』 (第40話 アオとロボコ) なぜか『アオのハコ』激推し回。 『アオのハコ』はやくも一人前か!(←田畠先生基準) 言われてみれば千夏先輩とロボコかぶってる。うん、確かに。 これから『アオのハコ』を読む目が変わりそうでこわい。 ママさんの「最近はあやトラからもダークネスが出てるのよ…」に笑った。 確かに今週の『あやかしトライアングル』からはダークネスが出てた。 『アンデッドアンラック』 (No.062 不死と不真実) 別記事(真に求めるもの)です。 『破壊神マグちゃん』 (第42話 『摂理』対『運命』) 棚を片手で持ってのっしのっし歩くイズマくんは確かに頼もしい。 ルルちゃんがイズマくんのことほめるたびにショック受ける錬くんは、ちょっと気の毒だが。 ミュスカー様に直接対決を挑んだウーネラスさん。 コピーマグちゃんをなでなでしてるミュスカー様かわいいな。 ...

『逃げ上手の若君』(第15話 尊氏1333) 感想

 15話目にしてはやくも『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! ちゃんとアンケートがとれてるようで何よりです。 コミックスの方も1巻が7月、2巻が8月の連続刊行のようで編集部も売り出す気満々っぽい。 コミックスの連続刊行は若干トラウマがあるんだけど、1巻の発売の方を遅らせて連続にした形なので、そんなに心配することもないのかな、と。 ところで『ジャンプ』表紙の方のカラーの時行がめっちゃかわええですね。 横にちょっとアブナイ感じの神主がいるけど。 そして、巻頭見開きカラーの方は尊氏メインか。 かっこいいな、尊氏。さわやかイケメン感がすごい。 新キャラ護良親王。 とてもすずしげな容貌の正統派美形。 いかにも育ちがよさそう。 皇子なので育ちが最上級なのは当然だけど。 他の連中が塀から降りているシーンで、ひとりだけ空中浮遊でもしているかのように描いてるのが良いよね。 尊氏もすずしげな容貌ではあるんだが、護良親王とは趣が異なるというかなんというか……。 この利発な皇子に堂々と命を狙われても、怒らず、護良親王を褒め称え、困惑した様子で「話せばわかる」という主張を繰り返す尊氏。 ここらへんでもう、尊氏のありえなさ感がすごい。 でも、本人は至極まじめに困ってるだけなんだよね、多分。 誤解されちゃってるなあ、まいったなあ、みたいな感じで「殿下。どうかお気をお鎮めに」って言いながら、後ろでは生首がポンポン飛んでる絵が、めちゃくちゃ尊氏をあらわしているように思う。 なんか、自分は善であると信じ込んでる『魔人探偵脳嚙ネウロ』のシックス、みたいな? 実際、「悪人」ではないと思うんだけど、護良親王の「怪物」という評価が近いのかなあ、と思いつつ、でもまだなんか違う感じがする。 「怪物」と言うよりは「異物」の方が近い感じかな? これだけの人数を軽々と殺し尽くし、護良親王の刃を指一本で受け止め、うやうやしくひざまずく尊氏。 こんなの相手にしなきゃいけない護良親王がかわいそう。 でもまあ、先に仕掛けてきたのは護良親王だしなあ。 死体や生首が転がる血でびちゃびちゃになった路上を、まったく気にする様子なく尊氏に向かって駆け寄ってくる人々が、めっちゃ狂気なんだけど、それをあたりまえの光景って感じで描いてるのは、さすが松井せんせーだなあ、と。 尊氏はそういった狂気に支えられている。 そして、その狂気を生み出して...

『ワールドトリガー』第207話「遠征選抜試験・5」 感想(臨時隊長たちのコンセプト)

 ついに遠征選抜試験はじまる! 4人仲良く本部にやってきて、それぞれの臨時チームに合流する前に隊長らしく「玉狛第二全員で遠征に行くぞ」と声をかけたオサムに対して、「おう!」「……うん!」「当たり前だ」とそれぞれにらしい返答をしたユーマ、チカちゃん、ヒュース。 チカちゃんの返事にちょっと間があったのは、慣れない環境に入っていくのに不安があったけど、それじゃダメだがんばらないと、って奮起する時間があったのかな、と深読みしている。 オサムを待ち受けていたのは諏訪7番隊のメンバー。 5分前行動したのにすでに全員そろっているとは。 ていうか、一瞬、このかっこいい兄ちゃん誰? ってなったんだけど、隠岐だった。 サンバイザーないとイメージ変わるな。 なんというか、ちょっとうさんくささが抜けるというか(←失礼)。 なぜか用意された服に着替えさせられるメンバー。 オサムのTシャツの柄、ちょっとこわいな。これ、公衆電話機から腕が出てるの? なんでこれチョイスしたし。 諏訪さんのはわりと普通なロゴがドーンなやつ。 宇井ちゃんはネコで、香取ちゃんは魚、隠岐のは……クラゲ? この柄も多分、なんか意味あるんだろうな。この柄の人はこれやってください、的な課題がでるとか。 隠岐はサンバイザーがついて隠岐になった(?)。 施設内の設備はすべてトリオンで動き、トリオンは隊員たちが補給。トリオンが切れたら水すら補充されなくなるか……厳しいな。 これ、香取ちゃんじゃなく木虎を選んでたらちょっとつらいことになってたな。トリオン量的に。 諏訪さん、ナイスチョイス! てかこれ、二宮8番隊は大富豪(?)な生活できるな。 試験中は午前9時から午後9時までは必ずトリオン体で過ごすこと、というのを読んで、トリオン体を維持してないと正体バレしちゃうヒュースはどうすんだ、と思ったんだけど、それ以外の時間はトリオン体を解除しなければいけない、とは言ってないな。 歌川1番隊のコンセプトは「機動力があって長期戦にも対応できるチーム」。 ユーマと漆間さんとか、単騎で荒れた場をつっきれそうなメンバー集めたな、と思ってたら、そういうことなのね。 男性が苦手な小夜子ちゃんはすでにガチガチ。 なので、年下のユーマと虎太郎くんに小夜子ちゃんのフォローを頼んだ歌川。 東さんと諏訪さんと二宮さんがいるチームに小夜子ちゃんを放り込んだら大...

『アンデッドアンラック』6巻 箇条書き感想

 『アンデッドアンラック』の6巻の箇条書き感想です。 ・表紙はアンディ&風子ちゃんに、リップ。そしてちっちゃく安野先生。6巻にしてようやくアンディがユニオンの正装(?)になった。そしてリップは表紙でパッツパツのショートパンツを穿かされるという屈辱を受けている(笑) ・帯でうまいこと安野先生が無腕になってることを隠してるな。ちゃんとネタバレ回避しててえらい! リップが大人に戻るというネタバレかましてるけど ・表紙の巻番号の「06」のところの滴のとこに九能明がいる、というのをネットでみかけて確認してみたら本当にそれっぽいのがいた! これも帯ではうまいこと隠されてる。さすがUNKNOWNだな! ・著者コメントは好きな季節について。私は夏が好き。一番すごしやすいから(←と言うと大体びっくりされる) ・風子ちゃんは厚着してても目立たない冬が好きだったけど、今は夏が好き。アンディがガードしてくれるから、薄着でも他人との接触を心配せずに外を歩けるようになったもんね。それでアンディ、タチアナちゃんと遊んだダイビングが楽しかったから夏が好きになった、とかかな ・フルアーマー風子は本当に重装備だな。そこまでやらんでも普通に買い物してて他人と接触することなんてほとんどないだろ、と思うんだけど、誰かに迷惑かけるんじゃないかと心配でしかたないからああなっちゃうんだろうな ・アンディの新技紹介で犠牲になるシェンがかわいそうだけどかわいい ・習得に10年かかった再生滑走を「チョロQみたい!!」って言われるのは複雑だろうな ・「不運弾」のキモは「俺が140年かけてなんとなく意識できた不確かな「コレ」が魂であるとする」ってところのような気がする。構想はあっても風子ちゃんがいないと確認できない技なので、140年間、風子ちゃんとの再会を待ちわびながらずっとイメトレしてたのかな ・シェンの「アンディさんがいじめる~!!」がかわいい。アンディは本当にシェンの扱いが雑だな。シェンが台湾でアンディ相手にやらかしたことを考えると、扱いが雑になってもしかたない、と思えるが ・「不運弾」は指先に魂をのっけて飛ばしてるけど、本体にほんの少し魂を残しているので、アンディ本体にも5%分の「不運」がくるのね。この巻の最後のとこで、オータムと戦った後、無傷だと思ったアンディが次のページでドサッてなんかくらってたのは、あ...

『アンデッドアンラック』(No.061 興味) 感想(最強を求めない理由)

 『ジャンプ』表紙でセンターをはる狼アンディと赤ずきん風子ちゃんがめっちゃ良い! 全連載集合絵でもアンディ×風子ちゃんで攻めてくる心意気がすばらしい! 以前、扉絵で狼男アンディから逃げる赤ずきん風子ちゃんを描いてたけど、いまや、狼さんに抱きくるめられてにっこり笑ってるんだなあ、と思うと感慨深いものがある。 で、なにげにクロちゃんもにっこにこなのかわいい。 さて本編。 「お前の強さを…俺は…この命にかえても…否定しなきゃいけない!!」 シェンの一人称が「俺」になってるのね。 あれ? いつからだったっけ? と思って確かめてみたら、ファンに対しては「俺」なのね。 つまりこれは、いつから「ボク」になったんだ? って話か。 ユニオンに入ってキャラ変したのかな。 シェンの足元に「命」って書かれた袋があるけど、あれはムイちゃんがファンにやられた際に投げたもの? なにかのアーティファクト? 仙豆的なものならいいんだけど、「命」って書いてあるのが意味深だよなあ。 シェンが使う可能性のあるものだから、命が削れるような危険性が高いものとは思えない。ムイちゃんの性格的に。 貴重なアーティファクトが壊される可能性を考慮して置いていった、という可能性もあるかもだけど。 アンディ+風子ちゃんVSファンは、開始されてすぐにアンディが刀を奪われてファン一歩リードって感じ。 クイクイッのとこのファンがなんかかっこよくて腹立つな! 風子ちゃん背負っているとはいえ、アンディの攻撃がほとんど効果なし。 ファンめっちゃ強い。 それにしてもこれ、振り落とされない風子ちゃんすごいね。 どれくらいまでなら風子ちゃんを振り落とさない、という加減をアンディは熟知していて、その範囲内でしか動いてないんだろうけど。 風子ちゃんの訓練には、アンディにしがみつく、という項目があったに違いない。 「闘いながら考察か。不死故の兵法だが、こちらからすればただの慢心だ」 確かにな~。「死に覚え」なんてのは不死にしかできない芸当だもんな~。 アンディ(ヴィクトル時代含まず)よりも長い年月、「天下無双」を求め、死と隣り合わせの闘いを続けてきたファンにとっては、アンディの戦闘スタイルはぬるすぎるんだろう。 同じように長い年月を生きていても、死んだらおしまいなのにギリギリなところをくぐりぬけて生きてきたんだもんな。 アンディの弱点が脱...

『週刊少年ジャンプ』2021年21・22合併号 感想

 全連載集合の表紙絵のテーマは「おとぎ話」。 虎杖担当の『アーサー王物語』もおとぎ話といえばおとぎ話か……。 デクの一寸法師かわいいな。 時行のピノキオもめちゃくちゃかわいい。 ぶんぶくちゃがまな太陽はちょっとこわい。なんか目がこわい。 そして、センターで狼男アンディと赤ずきん風子ちゃんがいちゃいちゃしてますよ! これは間違いなくセンター! ちっちゃいけど位置的にはセンター! 応募者全員サービスのアクリルminiフィギュアセットは『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』が別コースになってたので、両方とも応募した。 紙版と電子版を両方買ってる私に隙はない。 『ONE PIECE』 (第1011話 “あんこの仁義”) トラファルガー・ローはカイドウの前にルフィひとりだけ残して撤退。 これはもう、他の連中も含めていると邪魔になるだけだもんなあ。 カイドウはなんかうれしそうだな。楽しそう、というよりは、うれしそうって感じだ。 ビッグ・マムに遭遇してしまったナミさん、ウソップ、お玉ちゃんの一行。 マムはお玉ちゃんにはめっちゃやさしい。 「お節介で薄汚ねェ」「貧乏くせェ」「少量のおしるこ」とめっちゃひどいこと言ってるけど、マムに悪気はないんだろうな。 思ったまんまを口に出してるだけで。 お玉ちゃんから「おこぼれ町」がカイドウの手下に燃やされた、ときいて激怒するビッグ・マムに笑った。 「仁義ってモンがあんだろうがアホンダラァ!!!」とか言われても、マムはもっとひどいこと方々にしてるじゃん。 自分のこと棚に上げすぎだろ。 でも、マムに悪気はないし、棚に上げてるつもりもないんだろうな。これ。 マムが小さい子にやさしかったりするのは、マザー・カルメルへの思慕のあらわれのような気もする。 ペーたんがかわいそすぎるよ、これ。 うるティはペーたんを傷つけたマムを許さないだろうけど、マムと正面から当たって勝てるわけがないしな……。でも、うるティならつっかかっていきそうだよな。 これでカイドウとマムの同盟破棄は決定かな。 きびだんごの件といい、お玉ちゃんがMVPすぎる。 『呪術廻戦』 (第147話 パンダだって) 別記事(造られた自我の咆哮)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=194 ひとりぼっちのホモサピエンス) 予定通りスイカちゃんだけ復活できたけど、復活液がみつからな...

『呪術廻戦』(第147話 パンダだって) 感想(造られた自我の咆哮)

 表紙は大きな人間の手と小さな獣(?)の手。 そしてサブタイトルは「パンダだって」。 ということは、夜蛾学長とちっちゃかった頃のパンダ先輩の手ね……と思ってページをめくったら、囚われの夜蛾学長がドン! ですよ。 手を呪符っぽいので巻かれてるのは、呪術を封じるためかね。 夜蛾学長を特級に認定しようとしているって、「特級」というのは「一級の上」という意味ではなく、強いうえに何かしら唯一無二の能力を保持している、ということなのかな。 だとすると、夏油が特級なのもわかる。 里香ちゃんを失って、特級を剥奪されたにもかかわらず、今、特級になっている乙骨も何かあるんだろうね、きっと。多分、リカちゃん関係で。 そして、夜蛾学長もパンダ先輩をつくったことで「特級」に値すると判定されている。 パンダ先輩みたいのを増産できるのなら、それこそひとりで「軍隊」をつくれるから危険視されている、というのは納得できる。 パンダ先輩、強いし、頭もいいし、判断力も高いもんなあ。 そんな高性能かつ自立した呪骸たちが一致団結して反乱おこしたらこわいよなあ。 これまで夜蛾学長が見逃されていたのは、パンダ先輩は偶然造れただけで、増産はできない、と言い張っていたからか。 あとはまあ、五条先生が夜蛾学長を慕っていたから、その権威で守られていた部分もあるんだろうね。 本当に、五条先生がいる、というだけで守られていた人、多すぎる。 だけど実は夜蛾学長はパンダ先輩みたいのをいつでも造ることができるらしい。 そして、そんな呪骸たちを天元様が守る森に隠している? ってことは、天元様、このことを知っているのか。 一方、パンダ先輩も拘束されていたけど、日下部先生に逃がしてもらった。 日下部先生は夜蛾学長に恩がある。 息子を亡くして心を病んだ日下部先生の妹さんに、息子のタケルくんの魂が宿った呪骸を造ってくれたという恩が。 だから、その恩を、夜蛾学長に「息子」を返してやる、という形で返したわけか。 日下部先生も、こんな形で妹の心を救うことに葛藤があったんだろうな。 それは「甥」ではなく「甥の情報」をもって動く何か、ということを理解しているから。 理をねじまげて、まがい物で救われて、妹は本当に幸せになれるのか? って。 それでも、この解決方法に踏み切らざるを得ないほどに、どうしようもなく追い詰められていたんだろうな。妹さんも...

『逃げ上手の若君』(第14話 コマンド1333) 感想

 次号は『ジャンプ』表紙&巻頭カラーらしい。すごい! 15話目でそこまでいくとはっ。 『暗殺教室』なみの扱いだな。 そういえば、7月のコミックス発売リストに1巻が入ってた。 そうか、1,2巻同時刊行はなかったか。 新連載4作のトップで始まったのに、1巻出るのはラストなのか……。 さて本編。 玄蕃は逃げず、逆にみずから貞宗と市河の前に姿を現した。 「オッサン二人で面白合体しやがって」って、めっちゃ納得できる評価だな。 この合体姿おもしろすぎる。 そのオッサン二人を翻弄しまくる玄蕃。 なるほど、「戦い」ではなく「嫌がらせ」なら玄蕃の圧勝だな。 自分の得意フィールドにひきずりこむってやつだ。 最初っからなんでそれやらんの、と思ったんだけど、玄蕃も最初のうちはそこまでやる気はなかったんだろうな。 なにせ、玄蕃には貞宗を怒らせて得るものがない。そのわりにリスクがでかい。 でも、時行は玄蕃のやる気を引き出した。 というわけで、綸旨を盗む、から、綸旨を燃やす、に切り替えたらしい。 なるほど、貞宗の手元から綸旨を失わせればいいのなら、燃やしてもいいわけか。 まあ、ほんとにあそこに綸旨があって燃えたかはわからんけどね。 とりあえず、綸旨がなくなったから再発行申請しなきゃ、と思わせればよいだけなので。 これ、玄蕃にしてみれば命懸けの火遊びだよなあ。 本人も当然わかってやってるんだろうけど。 「玄蕃よ。仮にお前が損得抜きでも仕えたい主に出会った時は、それでも金は取れ! 来世まで仕えててもむしり取れ!」という父の遺言は、「そんな主に出会えたら何がなんでも手放すな。どこまでもついていけ」という意味にも受け取れる。 玄蕃父もツンデレ属性かよ。 それとも、息子のツンデレ属性を見抜いてそう言ったのか? というわけで、結局、お金じゃなく「国」払いになったのね。 せっかく、国を望まないとは良い郎党だな! ってなってたのに。 でも、時行はそれでもうれしそうなので無問題。 そんなこんなで、綸旨なければ立ち退かない、という言い訳ができた諏訪の郎党たちはがっつり活用。 そうこうしているうちに、「諏訪の領地…奪っちゃダメになりました!」になった。 てか、「奪っちゃダメ」って言い方なんなの? カジュアルすぎない? 京には目をキラキラさせたおじさんたちが大集結していた。 みんな、恩賞欲しさに自分の手柄話をふ...