『週刊少年ジャンプ』2021年24号 感想

『Dr.STONE』(Z=196 ひとりぼっちのサイエンティスト)
マントに千空と同じ公式を書いて、決意をかためるスイカちゃんの絵がかわいくて凛々しくて、それだけにいたましい。

復活液の作り方は3通り。
とりあえず、あんまり時間がかからない2通りを試したものの失敗。
まあ、ちゃんとした器具とかないとむずかしいんだろうね。
しかたないので、時間はかかるけど根気さえあれば確実にできる第3の方法をとることに。
これ、チェルシーの地図がめっちゃ役立ってるなあ。

ひとり目覚めて、誰も頼れなくて、くじけかけて、それでも負けないようにと服に公式を書き込んで……と、スイカちゃんは千空と同じ道をたどる。
この構成は泣ける。

千空、7年かけて復活!
スイカちゃんは2年ぐらいかけて復活だから、5歳くらい年の差が縮んでる?

それにしても、スイカちゃんがかわいく育ちすぎててビックリ!
なにこのかわいさ!
髪がゆるくウェーブしてるとことか、ほんとかわいい。
髪が伸びてじゃまだから、自分で適当に切ってるんだろうな。
誰かの荷物にハサミくらいはありそうだし。

めちゃくちゃ苦労したはずなのに、第一声が「すっごいお待たせしちゃってごめんなんだよ」って言うのが、本当にスイカちゃんらしい。
そして、「もう誰だからも分かんないと思うけど」とか……泣く……。

「クククお役に立つじゃねえか、スイカ」というのは、千空なりの「わからないわけないだろ」という返事なんだろうな。
そして「たった7年か、早かったな……!!」というのは、千空なりの最大の賛辞だと思う。

たとえば、ひとり残ったのが大樹だったら、千空は「おせえぞ」って言うんじゃないかな、って気がする。
それが、千空と大樹の関係だから。

スイカちゃん、5年もひとりで生き延びただけでもすごいよな。
千空はひとりだけだと生活維持するのが精いっぱいだったし。
現代人に比べてサバイバル能力は高いんだろうけど。
まあ、あそこには冬がないからちょっとは楽か。越冬の労力が一番、大変だったろう。

スイカちゃんはきっと、あの硝酸畑を毎日毎日、増やしていたんだろう。
毎日毎日、失敗しても、次の日も次の日もチャレンジできるように。
毎日毎日、石になった仲間たちに語りかけながら。
そんなことを想像するだけで泣ける……。

『呪術廻戦』(第148話 葦を啣む)
別記事(誰も幸せになれない家)になりました。

『ONE PIECE』(第1013話 “Anarchy In The BM”)
ゼウスがかわいそうになってきた。
てかもう、ビッグ・マムがむちゃくちゃすぎる。

『逃げ上手の若君』(第16話 心配1334)
別記事になりました。

『アメノフル』(第4話 誰もいない街)
前回「いやいけるか?」を連呼してたけど、いけなかったか……。

『破壊神マグちゃん』(第43話 灯火の尽きる日)
センターカラー表紙が! かわいすぎる!
なにこの上位存在ズ&アニマルズのかわいさ!
あまりのかわいさにひとつずつじっくりみてしまったわ。
そして、電子版のアンケートに、この絵でグッズつくってください、って書き込んでしまったわ。

ところで、ミュスカー様はベージュなんだね……イカ色?

さて本編。
ちょっと挙動不審なマグちゃんに戸惑うルルちゃん。
怒ってみたり、なだめすかしてみたり、いろいろためしてみても、マグちゃんはルルちゃんに何も言ってくれない。
錬くん、キョーちゃん、唯歌ちゃんに訊ねても、いろいろ情報はくれるけど、どういう状況なのかさっぱりわからない。
唯一、何か知ってるらしいイズマくんは黙秘権発動。
というわけで、ルルちゃんの不安は募るばかり。

勢いあまって、通りすがりにみつけたマグちゃんを尾行したら、スナックやすこに入っていく……。
やすこさん、ウーネラスさんとも仲良しだし、ナプタークくんにも料理とか教えてそうだよな。

スナックやすこでお着物着て「我が酒がのめぬか」って働くマグちゃんの想像図がめっちゃかわええな。
これはこれで人気でそう。

マグちゃんがつれなくて、どんどん不安になっていくルルちゃんをみてるのキツイ。
そうか、ミュスカー様たちに言われた「生きる世界が違う」って言葉、なにげにルルちゃんの中でひっかかってたのか。

「待って」「やだよ…」って父親が亡くなった時の記憶までよみがえっちゃって、ほんとキビシイ……と思ってたら、邪神たちはなぜかケーキをつくっていた……まあ、こんなオチだろうとは思っていたが……。
ルルちゃんにみられてあたふたする邪神たちがかわいすぎる。

マグちゃんが「さあ、驚き喜ぶがよい、我が使徒よ!!!」って言ってるのに、ルルちゃんはぼろぼろ泣いている。
ここで、マグちゃんがかたまるのよいよね。
あまりにも予想外の反応で、いつも鷹揚なマグちゃんがパニックのあまりフリーズしてしまった。

「泣くでない…笑うがよい下等生物よ」ってルルちゃんをぺちぺちするマグちゃん。
でも、ルルちゃんの涙は止まらない。
それほどに、マグちゃんがいなくなるかもしれない、という想像はルルちゃんを不安にさせたんだな。
でも、マグちゃんはルルちゃんの不安を理解できていない。
マグちゃんには人間の心がよくわからない。

それでも、自分が理解できてない何かがある、というのはうっすら感じているんじゃないかな、って気がする。
それが前回の、マグちゃんは理解しようとしている、という話なのかな、って。

ルルちゃんの「ずっとあたしと一緒にいてね」っていうのは、ちょっと病んでる感もあるけど、幼くして父親と死別し、まだ中学生なのに母親とも離れてひとりで暮らしている、というルルちゃんの境遇を考えると、そりゃそうなるだろうな。
ここで「うむ…よかろう」と鷹揚に答えられるのがマグちゃんだよなあ。

ところで、ルルちゃんの誕生日はだいぶ先らしい。
どおりでルルちゃんも錬くんも誕生日サプライズという可能性を思いつかなかったわけだ。
めっちゃ長く生きている上位存在にとって「ひと月もふた月もさして変わらぬ」というのはわかるけど、マグちゃんは、誕生日サプライズパーティーというものを知ったら、とにかく一日でもはやくやってみたくなったんじゃないかな、って気もした。
さして変わらないんだから、すぐにルルちゃんを喜ばせて、笑う顔がみたい、って思ったんじゃないかな、って。

ルルちゃん喜んでたからよかったけど、ルルちゃんを不安にさせたの許さん! って思うけど、そこらへんの加減もマグちゃんにはわからなかったんだろうな、と思うと、しかたないなあ、って。

ところで、マグちゃんのパーティー準備を手伝ってたウーネラスさんは、こういう事態になることを予測してたんじゃないかな、という疑惑がある。
そういう試練が絆を深めるのよ、とか言いそう。
まあ、「あのふたりを分断させはしないわ。推しですもの」な人(?)なので、あぶない状態になったらさりげに介入してくれただろうけど。

『アンデッドアンラック』(No.063 私の大好きな)
別記事(大好きな妹と大好きな彼女)になりました。