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『ワールドトリガー』第212話「遠征選抜試験・10」+第213話「遠征選抜試験・11」 感想(諏訪さんはどこまで株を上げるの?)

諏訪さんに古寺から電話がきて、閉鎖環境試験なのに連絡とれるの? って思ってたら、本来のチームメイト以外はOKになってるのか。 逆をいえば、徹底的に本来のチームを分断してるんだな、って気がする。 本来のチームに陰で連携とられると公平さが保てなくなるってことなんだろうか。 諏訪7番隊のA級評価点を知りたいらしい古寺。 それ教えて何の得があるんだ、と言われて、自分のも教えるから、と応じても、そんなの知っても得がない、とはねのけられ、言葉につまる古寺がちょっとかわいい。 確かに、古寺の点数知っても諏訪さんには何の役にも立たないな。 これが同級生同士なら「テストの点どうだった?」「教えない」「教えろよ、おれのも教えるからさ」ってノリになるのかもしれないけど。 実際、古寺もそんなイメージでなんとなく応じちゃって、諏訪さんに切り捨てられて、言われてみれば、ってなったのかもしれん。 ところで唐突に入る料理中の生駒さんのカットは何なんですか? ここ、古寺が言葉につまってしまって、困ってる感じなのを察した諏訪さんが、自分の点だけはっきり出して残りのメンバーの点はぼやかして言うのがまた良い。 自分のは言うけど、他人のは出さない。でも、古寺が知りたそうなレベルまで解像度を下げた情報は漏らす、っていうバランスがうまいな、と。 本人の了承なしに点をばらすのはどうなの、って感じがするけど、それはそれとして古寺みたいな慎重で、ちょっとした興味だけで点数をきいてくるような性格ではない人が知りたがってるんなら、むげにするのはかわいそう、という両方への配慮が行き届いてる感じだ。 そのうえで「取引きしてーならもっと相手が食いつくネタ用意しとけ。ネタもねーのに下手くそな駆け引きしてんじゃねーぞ」ってアドバイスまでしてくれてるんだよね。 気配りの鬼か! 面倒見の鬼と気配りの鬼が揃ってるとか、諏訪7番隊最強だな! ところで唐突に入る料理中の生駒さんのカットは何なんですか? 続いて来馬先輩に電話をかけた古寺。 今度は普通に事情を説明したな。 来馬先輩なら食いつくネタを提供しなくても、事情を説明すれば教えてくれると思った? なるほど、自分以外の点数が低いのは、自分のせいなんじゃないかと気にしてたのか……。 メンバーが点を稼げる場面を自分が潰しちゃった可能性がある、と考えたわけね。 自分の点が低いだけなら、わざわざ他...

『アンデッドアンラック』(No.079 なのに俺は) 感想(望みが消えても望むこと)

掲載位置の乱高下にビビる。 『魔人探偵脳噛ネウロ』やアニメ化前の『黒子のバスケ』でビビりまくってた頃を思い出す。懐かしく……ない……真ん中くらいで安定して欲しい。 掲載位置以上にビビったのは今回の冒頭である。 なんでビビったのかというと、『ダブルアーツ』の最終回を連想したからである。 懐かしく……ない……(泣)。 とまあ、愚痴はここらへんにして本編。 アンディと風子ちゃんが出会った時のエピソードが、アンディ視点で描かれるとは。 わざわざ連載初期の絵柄に寄せてるような気がする。 アンディは流行りモノには一通り手を出すそうだから、タピオカもそれでとりあえず買ってみたんだろうね。お気に召さなかったようだけど。 「死ぬ死ぬ」言ってる風子ちゃんをからかってやろうと思ったってのは、死ねないアンディにとってはちょっとしたやつあたりだったのかもしれない。 シェン+ムイちゃん+タチアナちゃんVSリップ+ラトラ+バニーちゃんと、アンディの計画通りのマッチングになってたところにアンディとジュイスさんが乱入。 リップに「お前を風子に会わせない」って言われて、アンディ、むっとしてる? でも、シェンはここにアンディが参戦することを許さない。 まあ、アンディが決めたことをアンディ自身が破ってどうするって話ではある。 リップの新技は「クレセント」をラトラに向かって放つことで、ラトラの能力で軌道がめちゃくちゃな刃が跳ね回る「月時雨(クレセントレイン)」。なかなかおしゃれな命名だな。 ラトラが「いいけど一回だけよ!! 怖いんだから!!」って言ってるけど、自分に向かって刃を飛ばされるのはそりゃあ怖いだろう。 自分に当たることがないとわかってても怖いのわかる。 これはさすがのシェンもさばききれなくて、シェンの足が斬れてるんだけど……キョンシーのケガって治るの? 治るのなら「不治」で治らないはずだけど(←ややこしい)。 「治療」ではなく「修復」扱いになるのなら元に戻りそう。 アンディもジュイスさんをかばうので精いっぱいで斬られてしまった。 「俺に不正義を使えばラトラを狙うことになる、跳ね返った斬撃がまたお前らを襲うぞ」 これって、リップにとっての「正義」はラトラを守ることだ、って断言してるようなものなんだけど、これでも恋人未満なんですか? ラトラはこの言葉をどう解釈してるんだろう。 ふたりでライラを助けに行...

『週刊少年ジャンプ』2021年42号 感想

土曜発売の『ジャンプ』は久しぶりな気がする。 『PPPPPP』 (第1話 ボンサイラッキー) 新連載。 「ピピピピピピ」と読むらしい。略称は「P6」か「6P」なのかと思っていたら、公式Twitterさんによると「ピピピ」が公式略称らしい。 最近は「アンデラ」みたいに公式がはやいうちに略称を決めてくださるのでありがたい。 以前はそういうのなかったので「約ネバ」派と「ネバラン」派に分離してたりしてたよね。 それにしてもピアノものとは珍しい。『週刊少年ジャンプ』では初めてなんじゃないかな。『ジャンプ+』では最近までやってたけど。 7つ子って設定はすごすぎない? 「ドレミファソラシ」で7なのか? 説をネットでみて、なるほどってなったけど。「ドーナッツ」くんとか「レモン」ちゃんとかいるのかもしれない。 パパが「ファンタジーが乏しい」って3回も繰り返すのが、なんかこわかった。 パパさんはママさんのことは好きだったけど、それ以上にピアノにとりつかれていたのかな。 そして、子供に対してはあまり愛情を持てなくって、でもピアノの才能は愛せたから大事にできたのかもしれない。ラッキー以外は。 親が離婚して、ママさんがラッキーだけ引き取ったことを、他の子たちはどう思っているんだろう。 パパさんについていった方が音楽活動的には有利なので、それで満足してるのか、ラッキーがママさんを独占しててズルイと思ってるのか、ラッキーさえいなければ両親そろった生活を続けられたのに、と憎んでいるのか。 7人でピアノの前に集まってたところだけみると、そこそこ兄弟仲はよかったようにみえるんだけど、ラッキーだけが差別化され、それによって疎遠になったのかな。 ママさん子供を産んでからずっと体調が悪いって、7つ子産むのに無理しすぎたんだろってなるけど、あと2年の命って……。 儚げな外見してるけど、あのパパさんとつきあえてただけあってメンタル強い。 それにしても、王宮の階段がみえる、まではともかく、飲み物が現れて、触れて、飲めて、さらに出てきた子供たちが“音上”であることがわかる、までいくと、もはや異能系マンガだよね。 いろんな意味で危うい感じがするマンガなんだけど、興味深い。 あと、巻末コメント欄の作者プロフィール画像が載るとこに「ポ」だけ描いてあるんだけど、これがプロフィール画像なの? 『Dr.STONE』 (Z=21...

『呪術廻戦』(第159話 裁き) 感想(正義は呪いに転じる)

前回、100ポイント超えでリストアップされていたプレイヤー・日車寛見の過去。 元々、弁護士だった彼は正義を求めて戦っていた。 「正義の女神は法の下の平等のために目を塞ぎ」と言い、「私だけは目を開けていたい」と言った彼の式神(?)がまぶたを縫われて閉じている、というのがなんとも皮肉だ。 判決を言い渡された時、大江が日車をにらんだのは、どうせこんなことになるのなら、希望を持たせないで欲しかった、ということなのかもしれない。 大江には日車がどれほど力を尽くしたかは見えないから、一審で弁護士としての点数を稼げたから二審で手を抜いた、と疑われたのかもしれない。 いずれにせよ、自分は恵まれてない、信じてもらえない、と感じている人が、他人を信じることは容易ではないんだろうと思う。 おそらく彼は、あの場にいた人たちを犠牲にしてしまったんだろう。 「自分がおかしいと感じたこと」を通すために、おかしなことをしてなかった人たちも巻き添えにした可能性が高い。 文句を言いながらも一緒に動いてくれてた清水さんまで巻き込んでいたのなら悲惨だな……。 あの場で誰も死なせずに済んでたとしても、102ポイントとってるんだから、少なくとも22人を殺してることは確実。 正義はいきすぎると悪にもなる。 日車の場合はそれが呪いになった、ということなんだろう。 芥見先生はこういうウェットな話がうますぎてエグイ。 虎杖は自分は正義ではないと思っているし、生き延びるべきではないと思っている。 そんな虎杖がこういうバックボーンをもった人とどう対峙するか、興味深いな、と思ったんだけど、虎杖は東京第2で登録されていて、日車は東京第1だからかち合うことはないのか? 秤先輩かパンダ先輩とぶつかるのか?

『逃げ上手の若君』(第32話 刺身1334) 感想

表紙のエプロン姿の時行と、ちっちゃい武士たちがかわいいな。 それにしてもこのサブタイトルなに? 「死にたがる武士達を生きたがりにする」という目標を掲げた時行。 しかし、全国各地では北条の残党の武士たちが死にまくっていた。 まあ、時行が生き延びていることは知られていないから、かつぐ神輿がないままでバラバラに戦っていればそうなる。 時行の好物は鯛の刺身か。 鎌倉なら新鮮な魚は手に入りやすいよね。でも、諏訪の地ではそうはいかない。 鎌倉を懐かしむ主君のために、逃若党が立ち上がった! みんなの眼が真剣すぎてこわいよ! あと、玄蕃もちゃんとつきあうんだな。 時行の「遠駆けして遊びに行こう!」ってのがかわいいな。 友達と遊べなくて残念がってる普通の子供だ。 そうだよね。まだ9歳なんだよね。数えで。 主従関係ではあるけれど、ただの遊び友達でもあるっていう逃若党のみんなとの関係性が良いよね。 さすがに吹雪はちょっとだけ立ち位置ちがうのかもしれんけど。 吹雪が魚を釣り上げて、弧次郎が空中で締める、という連携技がかっこええんですけど、やってることはただの釣り。 少しでも鮮度のいい鯛を時行に食べてもらおうとがんばってるのね。 なにせ、時行は由比ガ浜から鎌倉に届けられた新鮮な鯛を食べ慣れてるわけだからね、想い出の味に少しでも近づけたいんだろう。 締められた鯛を捌くのは雫ちゃんの仕事。 玄蕃の馬に相乗りして、腰をひもで結んで両手をつかえるようにしてるのすごい。 どんだけ玄蕃が馬をうまくあやつってもだいぶ揺れるだろう。 その上で刃物を使ってるってすごすぎない? 無い道を作り、最短距離をつっきり、甲斐の関所を力づくで通過するって、いくら時行のためとはいえがんばりすぎだろ。 「最近の魚は矢を射るのか?」にちょっと笑った。 いや、魚がどうやって弓をひくんだよ。 それにしても、鯛のお造りの作画は気合いが入りすぎてて、それが今回、一番笑った。 松井せんせーらしい。 刺身を涙を流しながら食べる時行。 思い浮かべるのは活気ある鎌倉と、やさしい兄の姿なんだな……。 時行にお刺身を食べてもらうために無茶しすぎだろ、と思ってたら強行偵察を兼ねてた。 なるほど、ついで仕事だったのね。 どちらがついでなのかはわからんが。 武田の砦を通過したのは、最短距離を行きたかった、だけが理由じゃなかったのか。 わざと通過すること...

『アンデッドアンラック』(No.078 Set Go!!) 感想(光の速さに届くまで)

『ジャンプ』の表紙&巻頭カラー! おめでたい! 『ジャンプ』表紙の方は、アンディ+風子ちゃん+シェンとビリー様+リップ+テラーさんが対峙する構図。 表紙はアンディ+風子ちゃんが定番で、こんなにたくさん出してくるのは初めてなのでは? そこ、ジュイスさんじゃなくシェンなんだ、と思わないでもない。 風子ちゃんが手袋をとろうとしてるのが、さりげにかっこよいな。 てか、このマンガの男ども、胸筋が発達しすぎじゃないですか? かっこいいけど! そして、巻頭見開きカラーの方はUNIONとUNDERが勢ぞろいだよ! 見開きカラーの時はキャラを詰めまくる傾向あるよね、このマンガ。 戸塚先生が晴れ舞台にできるだけたくさんのキャラを乗せてあげたいと思ってるのかな、って妄想してる。 こんなにたくさんのキャラをカラーで描くの大変でしょうに、お疲れ様です&ありがとうございます! しかしまあ、なんというか……カラフルだな。 右側にUNION、左側にUNDERがちゃんと席順に並んでる。 そして中心にはUNIONとUNDERのエンブレムが半分ずつ。 ムイちゃんはシェンのNo.2の席に入ったんだな。シェンのポイントが委譲されてる? まあ、現在のUNIONにはもはや席順争いに意味はないか。 No.9とNo.10の位置にアンディと風子ちゃんが立ってるの細かいな。 UNIONのNo.3の席は空いてるのね。ちゃんとビリー様が戻れるようになってる。 UNDERのNo.6の席はファンのままなのね。まだ脱退はしてない扱いか。 カメラ目線でポーズ決めてるくるるちゃんはさすがですな。 対して、ひとりだけめをそらしている番長さん(仮名)。 バニーちゃんとラトラはどっちが上なのかよくわからん。 そして、しれっといるアポカリプス。 この巻頭カラー、楽しすぎてずっと見ていられるな。 さて本編。 前回のサブタイトルが「On your mark(位置について)」で今回が「Set Go!!(ヨーイ! ドン!)」というわけだ。 「UN-ST TACHYORIZER アンストッパブルタキオライザー」とか、なんか特撮ヒーローものにでてきそうなやつが出てきた! このマンガ、設定がわりと理詰めなんだけど、たまにこういう勢い重視な絵が出てくるよな。 これ、ニコが大マジメにつくったのか、トップくんの趣味が反映されてるのかが気になる。 案外、ミコちゃ...

『週刊少年ジャンプ』2021年41号 感想

『アンデッドアンラック』 (No.078 Set Go!!) 別記事(光の速さに届くまで)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=210 NOT ONE WAY) 世界中を駆けずり回って、ようやく舞台が日本に戻るか。 石化してる石神村のみんなを復活させてあげないといけないしね。 そういえば、コハクちゃんは肉体年齢的にはすでにルリちゃんより年上になっちゃってるのか? スイカちゃんは一緒に遊んでた同年代の子よりだいぶ大きくなっちゃってるの、ちょっとさびしく思うかもね。 月への片道旅行を許さないクロム。 帰りのロケットをスイカと一緒につくるとか言い出したけど、そんなことできるのか? 少なくとも、こっそりつくれるようなものじゃないだろ。 でも、クロムとスイカちゃんは本気だし、SAIも力になってくれる。 このまま周囲を巻き込めば、いけるのか? いやでも千空に気づかれず、ってのは無理だろ……。 ラストで、千空が「片道ロケットをな……!!!」って言ってて、クロムが「往復ロケットをよ……!!!」って言ってる対比がおもしろい。 千空がこれだけ強く言ってるってことは、自分が乗ることを前提にしてるんじゃないかな、という気がしてきた。 千空は一番キツイ役を引き受けようとするだろうから。 『ONE PIECE』 (第1025話 “双竜図”) モモの助は、自分の首の高さで高所恐怖症が出るって難儀だな。 それにしてもめっちゃでかい。カイドウと同じくらいある? ところでルフィはモモの助に厳しすぎやしませんか? ワノ国の大将と認めてくれてるからかな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS38 ノーブレーキ) 『骸区』のおじいちゃんが出てきた! 表紙だったか回想だったか忘れたけど、ワンカットだけ出てきたことあったけど、ちゃんとネームドキャラとして登場するとは! 目の前を虫が横切っただけであんな騒ぎになるって、それで生活成り立ってるの? しかしながらかっこいい。めっちゃかっこいい。 大佛さんのレース使いまくりコスチュームはきれいだけど、描くの大変じゃないかな。 てか、ORDERはめっちゃ仲良いな。 坂本さんもORDERの中にいた時は、それなりに楽しくやってたのかね。 神々廻と会話してた時もそんな険悪な感じじゃなかったし。 『逃げ上手の若君』(第31話 生きたがり1334) 別記事になりました。...

『呪術廻戦』(第158話 コガネ) 感想(死滅回游でポイ活)

五条先生の封印を知った秤先輩。 夜蛾学長の死を知った虎杖と伏黒。 「大丈夫だ虎杖。渋谷でじゃない」って言ってくれるあたり、パンダ先輩は本当に気が利く。 虎杖がものすごい顔をしたんで、渋谷で死なせてしまった人たちの中に学長がいたんじゃ、と考えてしまったことを察したんだな。 でも、虎杖は「なら良かった」とはならない。 そりゃそうだ。 てか「なら良かった」って言うことは、パンダ先輩の先回りは正解だったんだな。 「それも含めて「大丈夫」だ。ありがとな」と言うパンダ先輩は人が出来すぎてない? パンダだけど。 「世話んなった人らが悉く……」って、五条先生と夜蛾学長のことは、秤先輩も慕っていたようだ。 五条先生と夜蛾学長は生徒が多少やんちゃしたところでびくともしないもんな。 夜蛾学長は、五条先生と夏油に比べれば、どんだけ生徒たちがやんちゃしてもかわいいもんだと思ってそう。 五条先生は乙骨と並んで秤先輩を高く評価してたから、かなりかまってもらってた可能性ある。 術式がニューテクで保守派からの受けが最悪だそうだけど、五条先生には逆にめっちゃ受けてたかもしれん。 死滅回游の方が付いた後で、呪術規定の改定に口出しできるよう力添えすることを条件に、秤先輩が死滅回游の平定に協力することに! 綺羅羅はどうなるんかな。 伏黒が禪院家当主の地位を利用してて笑った。 まあ、使えるものはなんでも使う人だよね、伏黒。 これに大喜びして媚びまくる秤先輩がかわええな。 でも、この翌日に禪院家は壊滅したのであった……伏黒はウソはついてない……。 なんか唐突に死滅回游にルールが増えた。 プレイヤー情報の開示ルールは虎杖たちにとってはありがたい追加だよね。 てか、いつの間にか虎杖はプレイヤーになってたよ。 なんか勝手に事前登録されていたらしい。 これ、生まれた時からすでに羂索によって登録されてたってオチじゃ……。 デスゲームに勝手に登録されるとかひどいな。フィクションのたいていのデスゲームものはそうだけど。 コロニーに入ってなくてもプレイヤーと認められるけれど、コロニーに入らないと参加したとは見なされないんだっけ。 細かい設定を忘れてる……。 でもそうでないと、知らないうちにエントリーされて、ポイント変動してないから術式はく奪するね、が可能になるもんな。 それはちょっと強すぎる。 虎杖が自分の意志で宿儺の指を取り...

『逃げ上手の若君』(第31話 生きたがり1334) 感想

保科軍は非戦闘員たちの安全を確保し、撤退戦の仕上げ段階に突入。 その中でもっとも危険な殿に時行は参加。 「ここまで来て、私だけ追われる恐怖を味わわないなど…」 時行の心意気に感動して涙を流す保科だけど、時行の眼はきらっきらしている。 そうだね。殿って最高難易度の「逃げ」だもんね。 そりゃもう興奮するよね! いや、こんな場面で頬を紅潮させるなよ。かわいいじゃないか。 ところで退却を急がされてるのにサクサクをやめない門番さん、なんなの? 「はーい」って軽く答えながらサクサクのスピードあげてるっぽいのがなんともホラー。 殿をつとめる時行が妙に色気があってステキすぎる。 逃げに自信もってるから、あのシュラバでまったく怖気づいていないんだよね。 弓は得意分野だから戦う姿が様になってるし。 敵は勝ち戦で死にたくなくて及び腰なので、わざわざ刀で突っ込んでこないから、時行的にはわりと安全な戦いなんだろうね。 こんな小さくてかわいい子が、もっとも危険な場所で生き生きと動いていたら、そりゃあ注目を浴びるよなあ。 これにより時行の株が爆上げ。のちの大乱への布石となるわけか。 一方、吹雪は単騎駆けで国司に突っ込んでいき、きれいに軍配と烏帽子と髷を切り落とした。 この二刀をふるうとこのフォームがめっちゃ美しいな。 あんなギリギリのところを刀がかすめていったら、そりゃあビビる。 あと、烏帽子と髷を落とされるって、かなり屈辱的なことなんじゃ……。 明らかに、殺そうと思えば殺せたのに殺さなかったな、と思ったら、パニックに陥った国司がめちゃくちゃな命令を出して国司軍を混乱させることを狙ったのか。 なるほど、殺していたら市河に指揮権が委譲されて、保科の退却を困難にしていたんだろうね。 保科軍の偽装工作を見抜いてた(聴きぬいていた?)し、すかさず自分が動かせる兵を動かして、あんな状況でもやれるだけのことはやってるあたり、市河はやっぱりできる武士だ。 時行が殿をつとめ、弧次郎が大物を倒し、吹雪が敵の追撃を押しとどめた。 逃若党、大活躍! どうせ恩賞だせないだろうから米丸の首をとらなかった、というあたり、弧次郎は本当に気が利くな。 まあ、生活に困ってるわけじゃないし、これで保科に恩を売れれば、それは時行の益になるもんね。 弧次郎が米丸を仕留めたという話はあのオッサンたちがふれまわってくれるだろうから、証拠が...

『アンデッドアンラック』(No.077 On your mark) 感想(止まらないために止まる)

ユニオンNo.7のトップくんの過去回が77話目というのは狙ったのか、偶然なのか。トップくんのゼッケンが「007」になってるから狙ってそうな気もする。 そしてサブタイトルは「On your mark(位置について)」。競技でスタート直前にかけられる言葉か……。 トップくんはブラジル出身でフルネームはトップ=ブル=スパークス。「ストッパブル」が全部入りした名前なのね。 「1位は4年後のオリンピックに出られる!! かもしれない」と言っていて、アンディと風子ちゃんがユニオン入りしたのは2020年のオリンピックイヤー(現実では延期されたけど)。 なので、トップくんがユニオン入りしたのは2016年? ってなったんだけど、このトップくん、今とあんまり変わってないから、トップくんも2020年加入なんだろうね。 ユニオン歴短いわりに覚悟決まってるな、って思ったけど、最後まで読んでそうなったことに納得いった。 元々、足が速く、陸上競技で成り上がって貧困から抜け出すことを夢見ていたトップくん。 でも、同じ夢を追いかける友達もいるし、やさしくておおらかな母親もいるしで、そんなに不幸な生活だとは感じていなかったんじゃないかな。 でも、母親に豊かな暮らしをさせてあげたい、という想いはあったんだろう トップくんは自分が稼いだお金で母親だけじゃなく、友達たちも共に救いたいと考えていたけれど、友人たちはそれはダメだという。 自分の金は自分のために使え、と。 本当にいい子たちだなあ。 トップくんの母親も、自分の食費けずってでも息子に良いものを食べさせたい、と考えるいい人。 でも嘘をつききれないとこがかわいいなあ。 ところで「ガレット」といいつつチキンが出てきて、なんで? ってなったんだけど、ガレットってそば粉でつくった薄いピザっぽいやつのことだと思ってたら、ネットで「ブラジル風ローストチキン ガレット」というレシピをみつけ、ほえ~ってなった次第。 自分ちも貧乏ではあるけれど、友達の家庭の方がもっと困窮していると知っているから、走ることで稼げる道を友達に譲ろうとしたトップくん。 母親はそれを「いいよ…それでトップが笑って生きてくれるなら」と容認した。 母親の望みは、息子が笑って生きてくれることだったんだよね。 それがな……。 以前、トップくんが車いすの男の子にすがって泣いてる絵が回想で描かれていて、「不...

『週刊少年ジャンプ』2021年40号 感想

『鬼滅の刃』の原画展の注意事項ページの字が細かすぎて、これ全部ちゃんと読む人いるの? ってなった。それでも書かなきゃならないんだろうなあ、多分。 『ONE PIECE』 (第1024話 “某”) 『ジャンプ』の表紙裏のいつも広告が載ってるとこに尾田先生からの100巻到達コメントが! うちにもありますよ『ONE PIECE』のコミックスが100冊(多分、ほとんど初版だと思う)。 めっちゃ多いと思うけど、24年かけてもこれだけ? って言われると、そうも思えてくるな。 完結したら1巻から読み返して、これはこのことだったか~! って楽しみたいので、尾田先生、くれぐれもお体ご自愛ください。 読み返した時に、この続きはどうなる予定だったのかな、とか考えるほどむなしいことはないので(←何度か経験がある)。 さて本編。 ビッグ・マムの威を借るウソップ。 でもまあ、ビッグ・マムの覇気を受けて倒れてないだけすごいんだろう、多分。 お玉ちゃんも倒れてないけど。 どこも大混乱で、麦わらの一味も何がどうなってるのか把握できず困っている。 その中でカイドウをひとりで止めているヤマト。 押されてはいるけど、なんとか踏みとどまれているだけでもすごいな。 おでんになりたいと言い出したまだ幼い子供を、カイドウは本気で殺そうとしたのか。 手錠も本当に爆発するやつだったもんな。 自分の駒になるなら生かしてやるし、敵になるなら死ね! な姿勢は一貫してる。 でも、この年になるまで、言う事をきかないヤマトを生かし続けたということは、何かしら愛情というか執着があるのか、ヤマトを使ってやりたい何かがあるのか、血のつながった存在がないと困る、みたいなことがあったりするのか……。 やたら死にたがってるわりに、殺されることに対して抵抗してたり、カイドウの考えはよくわからん。 本人的にはちゃんとルールというか筋みたいなものがありそうなんだけど。 「一問一答で動いちゃいねェんだ世の中は!!」というセリフは、めっちゃわかる気がした。 ひとつの問いにひとつの答えしかないってことは少ない。 でもカイドウの答えはわかりにくすぎるんじゃないかな、多分。 『Dr.STONE』 (Z=209 ロケットの真相) 石化装置が動かなかったのは、電池が悪かったんじゃなく本体がすでに壊れてたからだった。まあ、数千年前のものだしね。 でも、宝島にあっ...

『呪術廻戦』(第157話 部品) 感想(お願いと取引き)

綺羅羅を取り押さえることに成功した伏黒。 めっちゃ頭がいいうえに、いちかばちかの賭けをやるのに躊躇がないって、本当に隙がないな、伏黒。 そして、綺羅羅を制圧できたのに離れて土下座をする伏黒も良い。 伏黒は津美紀さんを助けるためならなんだってやる。 こんな対応をされたら綺羅羅も「分かったよ」って言うしかなくなるよね。 モニタールームからとびだしてきた虎杖。 秤先輩にふっとばされたか。 でも虎杖は反撃しない。 自分はお願いをしている立場だから、虎杖なりに誠意を示してるんだな。 ところで、殴られてる虎杖みて、痛そう、って感じの顔してる綺羅羅が良いです。 「術師が術師にするお願いは“一緒に命を懸けて下さい”が前提だろーが!!」 術師同士の「お願い」は重いな。 これやってくれたらこれだけ報酬だす、みたいな「取引き」なら話は別なんだろうけど。 でも、秤先輩が「取引きだ」って言ってるから取引きにはなるのかね。 というか、今のところは「取引き」という線引きをしてる、ということだな。多分。 「俺は部品だ。術師が呪いを祓うため、祓い続けるための部品」 このセリフはキツイな。 最近ちょっと虎杖の雰囲気が明るくなったというか、元に戻ってきた印象あったけど、この考えは全然、揺らいでなかったのね。 まあ、当然といえば当然だが。 脹相兄ちゃんも、伏黒も、虎杖のこの考えを払拭できるものを、何も示せてないもんな。 虎杖と伏黒には死滅回游をなんとしてでも止めたい理由がある。 でも、秤先輩と綺羅羅にはそれがないんだよね。 なんなら、この混乱した状況がしばらく続いてくれた方がありがたい、有力な後ろ盾を持たない自分たちが好き勝手に動けるチャンスがきた! ラッキー! とか思ってるかも。 そんな人たちに「命を懸けてください」って言って、聞き入れてもらうのは、ものすごくハードルが高いことだよなあ。 今回、虎杖がそれを越えられたのは、なんだかんだで秤先輩が呪術師としての職業倫理感的なものを捨て去っていなかったから、ということになる。 秤先輩も元々は、自分の特別な能力を使って人助けをすることに、情熱を燃やしてた人だったんだなあ。 そして綺羅羅はそんな秤先輩が好きだった、と。 この決着、綺羅羅は秤先輩の“熱”のツボ(?)的なものがわかるからめっちゃ納得してるけど、伏黒とパンダ先輩にしてみると、なんで突然、秤先輩が怒りを...

『逃げ上手の若君』(第30話 騎馬戦1334) 感想

騎馬戦についての説明、親切で助かる。 「馬に乗って太刀を構えて突進するだけ」って言うけど、それだけのことがめっちゃ重労働なんじゃないかな。 鎧は重いし、太刀も重いうえに片手で扱わなきゃいけないし、馬も操らなきゃいけないし。 武士は大変だな。 あんな重そうな人がさらに重武装してるのを乗せて走ってる馬さんはもっと大変そうだけど。 「まともに受けることもできねえ!」って考えながらも、ひるまず食らいつく弧次郎はすごいな! そして、弧次郎に「死ぬから逃げろ!」って言ってくれる顔が集中線のオッサンとオバQっぽいオッサンやさしい。 これは保科の戦いだから、部外者しかも子供を死なせたくないんだろう。 ところで、「歩兵は騎馬に完全不利だ」はよくわかるんだけど、それを例えるのに「徒歩のカップル達が巨大な原付と戦うようなものである」ってなるのわからん。 カップルがいちゃいちゃしながら武器を構えてる絵もわからん。 ここらへんの比喩のセンスはめっちゃ松井せんせーっぽいな。 保科軍の人たちがやたら「弧次郎!」と呼んでるが、なんで名乗ってもない名前を知ってるかというと時行が叫びまくってたから。 これは恥ずかしい。でもうれしい。 「見て見てあの弧次郎うちの郎党!」って、体育祭で大活躍してる子供を応援してる保護者か! いや、ここの時行、本当にかわいいな。 そして、実際の時行と、弧次郎が想像する時行は、ちゃんと同じ表情をしているんだ。 この、分かり合ってる感がとても良いです。 デブデブ言われてるけど、弧次郎の決死の一太刀を、文字通り首の皮一枚でよける米丸すごいな。 そして、「オラオラうるせーのも将たる者の威勢ってやつだ。今度俺も真似てみるか」って、敵からでも学びを得ることを意識している弧次郎はやっぱりえらい! 騎兵が戦場で馬を止めたらアウトなのか~。なるほど~。 そうだよね。馬から引きずりおろされたら、ただの歩兵だよね。 走ってる馬に近づくのは危険だけど、止まってる馬なら蹴られないように注意すればそれほどでもないし。 それにしても、保科軍は本当にできる武士ばかりだな。 保科はやっぱり武将として有能なんだろう。 そして、弧次郎に手柄をゆずってくれるのは、子供ながらにたいしたものだ、と 認められたからだよね。 それは喜ばしいことなんだろうけど、まだ子供の弧次郎が「皆で戦うのすげー楽しい」言いながら、人を斬...

『アンデッドアンラック』(No.076 光の速さに) 感想(動かないものと止められないもの)

チカラくんとトップくんに「不減」のクリードについてレクチャーしているアンディ。 アンディのタンクトップ姿は意外とめずらしい。トップスを着てない時の方が多いからね。 クロちゃんじゃないのでボロボロになっちゃってるけど、ちゃんと服着るようになったんだな。 風子ちゃんに厳命されているんだろうか。 ボロボロなのはチカラくんとトップくんの特訓につきあったからだろう、多分。 そういえば、アンディが「不減」と明言してるんだけど船上で会ってても能力名まではわからなかったし、風子ちゃんも伝えきれてなかったと記憶してるけど、どうして知ってるんだろう。 「不真実」を使ってファンにしゃべらせた?(←もはや「不真実」は自白剤扱い) アンディがふたりの頭に手をのせて話してるところ、なんか良いよね。 ちゃんと頼れる兄貴をやってる感じで。 年齢的にはニコよりさらに年上なんだけど、身近で気のいい兄ちゃんポジになってる。 チカラくんは自分の不思議な能力を誰かのために役立てたいと望んでユニオンに入ったから、こういうふうに、役に立つ、頼りにしてる、とか言われたらめっちゃうれしいと思う。 アンディは心中では、役に立たなくていいから死なないで欲しい、傷つかないで欲しいって思ってるかもしれないけど。 クリード相手にいい感じに優勢に立ててたチカラくんとトップくんだけど、閃光で崩された。 チカラくんよりもトップくんの方が状況判断がはやいのは、現場経験が多いからだろうな。 閃光弾を使われる可能性については、事前にレクチャーされてたのかもしれないけど、だからといって咄嗟に反応できるかは別問題。 というか、わかっていても、視界を防ぐしか対処法がないのなら、どちらにしろ「不動」は解除される。 「不動」が解除されたので動けるようになった⇒弾幕を張ってトップくんを近づけさせない⇒トップくんを撃ちながら天井も撃って瓦礫を落とし、自分とチカラくんの周囲に瓦礫の要塞(?)を作成⇒トップくんからの攻撃がやんでる間にチカラくんを目つぶし、とクリードが有能で腹立つ(苦笑)。 この人、元々、訓練された軍人なんだろうな。 「不動はよくやったよ」とクリードの中でチカラくんがランクアップしたもよう。 「半端なダチに頼るから」とか「能力を極めるなら自己で完結すべきなんだよ」とか、クリードには誰かを頼りにして裏切られた過去でもあるんだろうか。 ありそ...

『週刊少年ジャンプ』2021年39号 感想

JUMP SHOPで10月上旬に「ジャンプ新時代ブーストフェア」とかいうのをやるらしいんだけど、対象作品が『夜桜さんちの大作戦』、『アンデッドアンラック』、『マッシュル』、『あやかしトライアングル』、『破壊神マグちゃん』、『僕とロボコ』、『高校生家族』とずいぶんと多いな。 連載1年超えで未アニメ化作品全部をひとまとめか。 いずれにせよ、『アンデッドアンラック』と『破壊神マグちゃん』のグッズが増えるのはうれしい。 特にマグちゃんは素材がかわいいので、かわいいグッズが期待できそう。 『逃げ上手の若君』 (第29話 将1334) 別記事になりました。 『ONE PIECE』 (第1023話 “瓜二つ”) サンジの足が燃えるのマンガ的な表現だとばかり思っていたんだが、あれ本当に燃えていて、ちゃんと理由があったのか。 「可能だ。おれの情熱は……!! 炎の温度を超えていく!!!」的なことを、かなり本気で信じてたよ。 「人が燃えるか!? バカ野郎ォ!! “ルナーリア族”じゃあるめぇし!!!」って、つまりサンジというか、ヴィンスモーク家はそのルナーリア族の末裔って話? ゾロの出自の話も出てきたし、尾田先生の100巻到達コメントにもでてきたし、いよいよ完結がみえてきた感じだな。 『Dr.STONE』 (Z=208 科学は人知を超えて) めっちゃでかい電卓ができた。 こういうのみると、電卓ってなんであんなに小さいんだろう、ってなってくるな。 まあ、原理というか、どういうつくりになってるかは知ってるんだけど。 マグマが電卓での計算結果を読み上げた時点で、千空もSAIもすでに答えを出してたっぽいので、この結果は事前に打ち合わせ済みか。 大会賞金って名目で給料を払った、というのはおもしろい。 千空は雇用主ではないから給料を払うのも違うしね。 そういえば、米軍のみんなは以前の上下関係をそのまま引き継いでる気配だけど、この確かな国家がまだない世界では、それまでにあった確かなものを継続していく方が楽なのかもね。 こんな、ひとりで生きていけそうにない環境の中で、コミュニティをいちから構築しなおすのは大変だろうから、慣れた関係を維持する方が安心できそう。 『ブラッククローバー』 (ページ304 現実と魔法) それまで固い喋り方をしてたのに、「アンタ達ね~。他にもっとあるでしょ」と言われた途端に「愛して...

『呪術廻戦』(第156話 きらきら星) 感想(引かれあう星)

『呪術廻戦』が後半部に載ってるのみたのめっちゃ久しぶりな気がする。 ウサギさんに「★Acrux」、扉に「★Gacrux」って書いてある。 「脱兎」が全部「★Acrux」なのは、綺羅羅の術式は呪力にマーキングするので、術師と式神は同一扱いだかららしい。 つまり、玉犬にもどっかに「★Acrux」って書いてあるんだけど、黒いので見えない? このままだと、伏黒と玉犬がぶつかったように、大量のウサギに押しつぶされて窒息って……なかなかこわい話だな。 「パンダ先輩!! 「脱兎」どうでした!?」 「俺の次にカワイかった!!」 って、パンダ先輩が自信満々すぎる。 パンダ先輩は確かにかわいい(?)けど、個人的にはウサギの方が……。 術式のネタは南十字。 伏黒は当てずっぽうで言ったらしいんだが、綺羅羅が反応したので正解、ということに。 虎杖と綺羅羅は同じような失敗してるな。 まあ、ひっかけた伏黒や秤先輩がうまかったということで。 「マジで南十字だった、津美紀に感謝だな」って、津美紀さんは星座に興味があるのかな。 その津美紀さんが話したことをちゃんと覚えてる伏黒えらい! きっと津美紀さんは、こんなことがあった、こんなことを知った、みたいなことをいちいち話すタイプなんだろうな。 そして、伏黒は興味なさそうな反応しながら、ちゃんと話をきいてるんじゃないかな、って気がする。 伏黒は本当に津美紀さんのことが好きだな! ところで私も南十字座って星4つだと思ってた。 伏黒はあの状況でここまで推測たてられるって、やっぱりすごいな。 要するに、どう考えてもミッシングリンクがあるんで、どこかに見えてない要素があるはずだ、ってことなんだと解釈した。 綺羅羅以外の呪力が籠められたものが設置されている、というのは、多分、秤先輩のものなんだろうな。 そうだとすると、もし秤先輩がこの場にいたら、秤先輩に触れないと綺羅羅にたどりつけない、ということになるのか? 秤先輩がいなければ術式を見破られる可能性は低いし、秤先輩がいれば秤先輩を攻略しないと綺羅羅を攻撃することもできないわけで、綺羅羅の安全を確保しつつ扉に近づけさせない、という点で、よくできた防御システムのような気がする。 綺羅羅の術式の名前が「星間飛行」なの笑った。 どうしても、ランカの「キラッ」って声が聴こえるんだが……。 それと、綺羅羅が伏黒のことを「あの子...

『逃げ上手の若君』(第29話 将1334) 感想

『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 『ジャンプ』表紙の時行がめっちゃかわいいです! そして、巻頭見開きカラーが本当にきれい。 紅葉もきれいだけど、あいかわらず着物の柄がきれいに入っていてすばらしい。 背景はイラストレーターさんにお願いしているとのことなので、松井せんせー、こんなに描き込んで無理してらっしゃらないかしらと心配せずに堪能できるのはうれしいです。 ◆本日発売◆ 週刊少年ジャンプ連載中、松井優征先生の『逃げ上手の若君』見開きカラー背景イラストのお手伝いをさせて頂きました。 真っ赤な紅葉もりもり🍁よろしくお願いします  #逃げ若   @ansatsu_k https://t.co/oNao4ahDmx pic.twitter.com/LjWO3B6Eno — 七原しえ@イラストレーター_Shie Nanahara (@nanaharasie) August 30, 2021 ところで、1ページ目の頼重のみそぎ姿が妙に色気あるよね。 松井せんせーの絵ってどういうわけだか女性より男性の方が色気ある(苦笑)。 てか、このマンガ、今のところネームドな女性キャラは未成年ばっかりだな。 さて、生きる覚悟を決めた保科の決死の撤退戦。 「死ぬぞ! 死ぬぞ!」って叫ぶのやめたら、保科が有能感あふれる将にみえてきた。 実際、有能なんだろうけど。 さらに四宮も弓使いとして有能で、本当に有能な連中が揃ってるな。 これは、頼重が有能ということだろうか。 「死を覚悟した我等も強いが、生を覚悟した我らもまた強いのだ!」 ここの保科がめっちゃ生き生きしてるの良いよね。 つい先週まで死ぬ死ぬ言ってたのに、生きると決めたら、もうきっぱりと方向転換してるとこに、生命力の強さみたいなものを感じる。 そして、その言葉にコクンとうなずく時行がめっちゃうれしそう。 何が何でも生きたい時行だから、何が何でも生きようとする人も好きなんだろう。 弧次郎は今回も奮戦している。 「子供(いま)の俺じゃ大人の武者とまともに戦うのは分が悪い」ってセリフに、自分が大人になったら誰にも負けない武者になる、っていう心意気を感じるよ。 ところで「化け物的な何か」なオッサンが私にはオバキュー的な何かにしか見えないんですけど……。 味方を呼ぶのに苦労している弧次郎に笑うけど、そこから「味方の名前を覚えてない俺が悪い。次からは...