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『アンデッドアンラック』(No.111 ENTRUST) 感想(また会えるから)

元々のリップの計画は、リップがループして、ライラの手術をやり直すこと。 自分が指示して、信頼できる代理人に執刀してもらえば成功する予定。 当然、そこで助かってもすぐにラグナロクはやってくるので、たとえ助けることができても、一緒に過ごせる時間はあまりない。 そこをラトラに問われて、「ラトラは真面目だな」って返すリップの投げやり感が怖い。 「いいじゃないか。それで終わるなら」 ここのリップの目がやけに静かで、それだけに痛々しい。 「一緒に死ねるならそれで……」 リップとラトラはライラを殺さなかった。 最期まで3人で過ごして、一緒に死んだ。 リップが欲しがったのは、ただそれだけだった。 たとえばリップが「神」殺しをあきらめず、アンディとの共闘路線を選んだとしても、ライラはもういない、という事実は覆せないからなあ。 リップのそばに運んでもらったラトラが「…ありがとう」ってお礼を言うとこが泣けた。 殺し合いをしたけれど、アンディを恨んではいないよ、と伝えてくれたような気がしたから。 そして、リップもアンディのことをよくわかっている。 アンディが何をしようとしているのかを察している。 「でなけりゃ甘チャンのお前がここまでするわきゃねーんだ」か。 アンディとリップは戦いばかりで、穏やかに会話できたことがほとんどないんだが、リップは本当に良くアンディのことを理解している。 風子ちゃんがアンダーのアジトにいた時に、いろいろ話していたのかもしれないな。 思えば最初っから、リップは「神殺し」は不可能、っていう意見だったよな。 まあ、普通はそう考えるよね。 そしてアンディは最初っから、可能、という意見だった。 理解しあえても、根本のところが交わらない。 鬱屈を吐き出すようにアンディに無理な理由、諦める理由をぶつけるリップに対し、アンディは静かだった。 「変えるさ。でなきゃループする意味がない」 アンディの覚悟をきいて、うつむいたリップは何を思っていたんだろうか。 「変える」という覚悟は、多分、リップにはなかった。 ライラを殺してない、という事実だけ手に入れれば、あとは全部どうでもいい。 だって、否定者たちみんなを救うなんてことできるわけがないんだから。 でも、アンディは「変える」と断言した。 「みんな救って、みんな仲間にして、仲良しこよしで、神さま倒してグッドエンド」にするんだ、と。 だか...

『週刊少年ジャンプ』2022年25号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS71 ハードモード) ジャンプ表紙がめっちゃおしゃれなんだけど、晶ちゃんがいて虎丸ちゃんがいないんだよね。 虎丸ちゃんの坂本商店入りはないんだろうか。 まあ、坂本商店すでに人手が余ってるっぽいけど。 シンに「そいつを連れて逃げろ」と言った後で「いや違うな…そっちは任せた」と言いなおす坂本さんがかっこええです。 これ、シンの方を見てないので、シンがしょげたから言い直したんじゃなくて、言葉を選び間違えたと気づいたから言い直した、って感じになってるのが本当に良い。 墜落して壊れた飛行機の機体をステージにしたバトルが、めっちゃかっこええ。 本当にこのマンガ、バトルステージのバリエーションがすごいな。 両翼を使ってシーソーとか、車輪をパァンパァン回してセグウェイみたいにしちゃうとか、いやいやいやそれはない、とツッコミいれつつ、でもかっこいい、になるという、画力でおもいっきし力技かましてくる感じが本当に良いです。 『アオのハコ』 (#53 良くやってるよ) 雛ちゃんの攻めっぷりがすごくて、悲しくなる。 これだけがんばっても千夏先輩が勝つんだろうな……、ってなるから。 『呪術廻戦』 (第185話 バイバイ) 別記事(置いていかれる魂たち)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第63話 御柱1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (62 ともだちの手紙 後編) 魔術でモイちゃんの精神を操ってしまった、という認識をニコちゃんに与えてはいけない、だから真相は伝えられない、ってのはなるほどな、って思った。 ニコちゃん、わりとホイホイ魔術使っちゃっていろいろ失敗もしてるけど、あんまり深刻に受け止めてる気配がないのは、魔術を使うことは悪いことだ=自分は悪い存在だ、という負の感情をもたせないように親が努力した結果、そういうメンタルになった、ってことだったりして。 ネムちゃんはわりと親から厳しく育てられてる感じだったな。 ニコちゃんは悪い方向にころがった場合、周囲の被害がでかくなりすぎるので、めちゃくちゃ慎重に育てられてそう。 モイちゃんのニコちゃんへの想いが蝶となり花となったシーンが美しかった。 モイちゃんのニコちゃんへの気持ちがあふれるのを見守ろう、と決断したカンシ、ケイゴ、ネムちゃん。 そうだね。これはきっと時間が解決してくれる問題...

『呪術廻戦』(第185話 バイバイ) 感想(置いていかれる魂たち)

1ページ目、本気で何のマンガが載ってるのかわからなかった。 そういえば、前々回も同じようなこと思ったな。 面倒見がいいトリケラトプスお姉ちゃん、乱暴なゴリラお兄ちゃん、末っ子の泣き虫パンダ。 並ぶ3柱の位牌。 パンダ先輩のコアになってる魂は夜蛾学長の亡くなったお子さん説は、前からあったけど、詰まっている3つの魂すべてが夜蛾学長のお子さんという可能性があるのか。 「相性の良い三つの魂を宿した核を一つの呪骸に」という説明があって、どうしてそんなこと試そうとしたんだろう、って思ってたんだけど、三人のお子さんを事故か事件で同時に亡くしてしまって、子供たちの魂をせめて同じ場所に葬りたい、という想いでひとつにしてみたら、たまたまうまくいった、という可能性もありそう。 無邪気に慕ってまとわりついてくる弟を邪険に扱う兄と、それをとがめる姉。 なんだかんだ言いながらも、ちょっと後ろめたく思って弟にごめんなさいしようとした矢先のお別れ。 「何もできないアイツをおいていけない!!」 「……違うんだゴリラ。置いていかれるのは俺達なんだ」 置いてかれる、ってどういう意味なんだろうな、ってちょっと思ったんだけど、パンダだけが先に進める、という意味なのかな、という結論になった。 父と姉と兄はもうどこにもいけない。 でも弟は先に進めるんだよ、という。 それにしてもこのマンガ、兄弟はバラバラにされてばっかりだな。 真希と真依とか、伏黒と津美紀さんとか、乙骨も妹がいるらしいけど離れちゃってるし。 そういえば、新田姉弟は無事だろうか。 これ、みっつの魂のうちふたつが破壊され、パンダ核だけが残った状態か。 すでにパンダ核の魂は安定しているから、他のふたつの核がなくなってもパンダ先輩は大丈夫なんだろうな。 そして、頭だけになってもしっかり意識があるのね。 これ、誰が修復してくれるんだろう……。 そしてここで秤先輩が登場ですよ! 「少し痩せたか!? パンダ!!」って、かっこよすぎじゃないですか~! いや、痩せたというか、ボディ部分が崩壊してるんですけど……。 なんかものすごい量の呪力をまとっている、って感じの描写だな。 これをみると、ノッてる時は乙骨と並ぶ、というのも信じられる。 もしかして、シャルル相手に大当たり出したので、今めっちゃノッてる状態なのか? シャルルは秤先輩のエンジンあっためるために犠牲になっ...

『逃げ上手の若君』(第63話 御柱1335) 感想

1ページ目の御柱祭の説明で「巨大な物体を皆で運ぶのが大好きな奴等の祭りである!」って言いきっちゃってて笑った。 松井せんせー、取材しててよっぽど印象深かったんだろうな。 なるほど、落石よりも火がついた丸太の方がやっかいなのは、手勢が分断されるうえに、それを乗り越えたり回り込んだりして再集結させるのがめっちゃむずかしい、というとこか。 そもそも、火がついたでかいものが落ちてくるだけでパニックになるもんな。 「勝負あった。こんな一手を決められては逆転は不可能だ」 めっちゃ結論を出すのがはやいな瘴奸。 そしてあっさり撤退。迷いがない。さすがの決断力。 瘴奸の相手をするのは時行と吹雪。 今度はさすがに一対一じゃない。 あの時は室内だったからなんとかなったけど、今回は屋外だからね。 それにまあ、あれは一発芸みたいなもんだったから。 時行が瘴奸をみつけだせたのは、信濃の地形を知り尽くしている雫のおかげ。 そして、時行が頼重の進軍路を指図できたから。 まあ、時行の素性を知らなければ、諏訪の大将の進軍路を時行が指定できるとは思わないよね。 瘴奸の本名は「平野将監(しょうげん)」。 楠木正成が「しょうかん」という名前をきいてちょっとうれしそうだったのは、瘴奸が無事に生きていた、ということと合わせて、自分が読み間違えた名前の方を使ってることに喜んだからなのかも。 「そなたが価値ある武士となり、価値ある敵と相対した時、正しい名を堂々と名乗れば良いでござるよ」 楠木の言葉に従って、瘴奸は時行に対して正しい名の方で名乗った。 出会った時は勝手に値付けされてた時行だけど、今度は敵としての価値を認められたんだな。 瘴奸は「武士」に戻り、「平野将監」に戻って、時行と相対する。 それにしてもさすがにめちゃくちゃ強い。ちゃんと正統派で強い。 ところで、時行が将監に背を向けたシーン、『暗殺教室』で渚くんが鷹岡と戦ったところを思い出した。 巻末コメントで入院の話が出てたけど大丈夫なんだろうか。 二泊三日ならそんな大事ではないと思うけど。

『アンデッドアンラック』(No.110 死神) 感想(正義をかざし、死を与える者)

瀕死のラトラを抱えるリップが映るスクリーン(?)をみつめるアンディ。 そこに現れたヴィクトル。 ヴィクトルの気が向けば、アンディと話し合いができるのか。 「…お前がこのまま心の底から負けを認めれば、ポイントは奴らに移る」って、そういうシステムだったの? ポイントを譲るってことを「ルナ」に宣言する、とかそういうシステムなのかと思ってた。 だとしたら、ジーナさんのポイントがアンディに譲られてる可能性もあるのかな。 ジーナさん、50年もポイント貯めてたらかなりなもんになってそう。 アンディがヴィクトルに変われば、「不治」は対象者を失って解除できるのか。 「不治」もいろいろとルールの抜け穴がある。アンディにしかできない解除方法だけど。 でも、一度、その手を使ったら、今度はアンディからヴィクトルに変わることそのものが「治療」と認識される可能性もあるな。 医学的な「治療」ではなく、本人が「治療」と認識した行動、というルールのあいまいさをリップは有効活用してるんだな、って今さら思う。 ヴィクトルはアンディに、自分自身の「正義」を問う。 リップの「正義」を超えるアンディの「正義」が認められなければ、ヴィクトルはアンディを救わない、と。 ヴィクトルにとって「正義」ってのは重要なもので、それはジュイスさんが「正義」を自分自身の行動理念としているから。 ジュイスさんが「正義」なんてどうでもいい、とか言い出したら、ヴィクトルにとってもどうでもいいものになりそう。 ヴィクトルにとっての行動理念はジュイスさんだから。 でも、ジュイスさんにとって究極の「正義」は、ヴィクトルに笑って欲しいっていうことで……。 「好きな奴の笑った顔が見たいんだ」 「それが死ぬ程難儀だ」 というアンディの言葉は、そのままジュイスさんの気持ちのように思える。 そして、 「ただ一人の女をその手で救いたい」 「そこにはゆるがぬ正義がある」 というリップを評したヴィクトルの言葉は、そのままヴィクトルのことを示しているようにも思える。 「味方だろうが敵だろうが、自分と関わった人が不幸になりゃ腹から笑っちゃくれない」 誰かの生死の取捨選択を迫られる状況に追われ続けていて、全部を救うことなんてできないとわかっているけれど、それでも仕方ないよねって受け入れることができないのが風子ちゃんだ。 それは狂的とも感じるところなんだけど、そう...

『週刊少年ジャンプ』2022年24号 感想

『ウィッチウォッチ』 (61 ともだちの手紙 前編) モイちゃんがニコちゃんの好意に気付かないの、ラブコメでよくみる鈍感系主人公なのかと思ってたら、まさかのニコちゃんにかけられた呪いだった。 なるほど、「目ぇ黒いのよ」って呪いが発動してるってことだったのか。 それをニコちゃんは、修行がんばりすぎて感情コントロールがかかりすぎてる、って考えてたから、ネムちゃんが気づいたことに思い至らなかったんだろうね。 カンシ、ケイゴ、ミハルは使い魔であって、魔術について学んでるわけじゃないから、そういう知識そのものを持ってないんだろうな。 もしモイちゃんがこの呪いから解放されたら本格的にラブコメ展開になるの? モイちゃん、同じ家に住むのがいたたまれなくなっちゃったりしない? 『呪術廻戦』 (第184話 東京第2結界・4) 別記事(稲妻とテディパンダ)になりました。 『すごいスマホ』 (第2話 すマホの功罪) グーググ・ポイント満点が1296点って、なんでそんなハンパな数字なんだろう。 1024ならキリがいいのに。 犯人逮捕で1点追加で、1週間で12点とらないと剥奪なら、1年後にはかなりいろんなことを起こしてることになると思うんだが。 あと、停電したタワマン襲撃って、階段のぼるの大変そうだとしか……。 平屋の豪邸を襲撃する方が楽じゃない? いや、襲撃したらいかんのだが。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS70 音VS楽) シナヤくん、日雇いバイトで時給1600円みたいな話があったけど、それでこんなにボコボコにされてるって、割が合わないにもほどがあるだろ。 ケガしても労災おりるとは思えないし。 シンが絶体絶命のこの場面で坂本さん登場とか、ベタだけどかっこええ。 そういえば虎丸ちゃんどうなったんだろう。 『あかね噺』 (第13席 目的と条件) 弟子を勝手に破門されたのに、師匠は一生のことを憎んでるわけでもなさそう。 あの一件について怒ってはいるけど、あんな無茶苦茶なことした理由は理解してるって感じなのかな。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦129.家族になろう) センターカラー絵がめっちゃほのぼのしてるのに、内容がアレで温度差がひどすぎる。 百がキモすぎる。あの凶一郎兄ちゃんをドン引きさせるってなかなかだよ? キモすぎる父親を前にして、戦闘能力が低い六美ちゃんを太陽が、四怨と嫌五を...

『呪術廻戦』(第184話 東京第2結界・4) 感想(稲妻とテディパンダ)

「今だけ俺はパンダじゃなくてテディベアだ」って……いや、熊じゃなくてパンダだろ。でもパンダは「熊猫」だから熊でもいいのか? それにしても、パンダ先輩がパンダになってる、って言葉にするとわけわからんな。 そういえば東京第2にはパンダ先輩も参戦してるんだったか。 で、秤先輩とハグれてしまって、めんどくさいことに巻き込まれないようパンダのぬいぐるみに擬態していると……。 ここでパンダ先輩が鹿紫雲と遭遇。 まさかパンダ先輩がこんなに一方的にやられるとは……。 鹿紫雲は宿儺を探しているらしい。 宿儺に恨みがあるのか、頼み事があるのか、単純に強い敵と戦いたいのか。 いずれにせよ、虎杖のことを知ったらろくでもないことになるのは確かだよね、うん。 あいかわらず後輩想いなパンダ先輩。 それにしても、奥の手まで出したパンダ先輩がこうも一方的にやられるとはな……かなりショックだ。 鹿紫雲が強いってのはわかってたけど、そこまでか……。 てか、パンダ先輩これまだ生きてる? 大丈夫? 夜蛾学長はもういないから修復してくれる人いないんじゃないの? 前回のギャグみたいな戦のあとでこんなことになるとは。

『逃げ上手の若君』(第62話 鎧1335) 感想

全員もれなく鼻ほじってる鎌倉党の絵がおもしろすぎる。 まあ、時行が「北条」だと知らなければ、ただの鎧の重さに耐えられない子供だからね。 天狗が、諏訪は反乱の準備をしてない的な報告をしてたので、全然、仕事してないじゃん、って思ってたんだけど、頼重の準備を滞らせる、という成果をあげていたのか。 なるほど、天狗の監視の目はうまいこと潜り抜けたけど、潜り抜けるために削られてしまった部分もあったのね。 「鎧は脱ぐと当然危ないし……」「大将の威厳も無くなるし」まではわかるけど、「鎧着た想像図、何度も出てるし」はなんなの。 まあ、確かに出てたね。鎧着てるかっこいい時行の絵。 「全部脱ぎ捨てて…気持ち良く逃げたいんです!」と誠心誠意お願いする時行の声に、「全裸逃亡ド変態稚児だ」って反応する兵たち。 いや、それでよく時行の地位(?)が守られてるな。 そういう稚児を侍らせている頼重はどう思われているんだよ。 まあ、どんなウワサが流れても、頼重は気に留めないと思うけど。 雫、時行専用の軽い鎧を用意してた。 さすが雫! 有能すぎる! 新しい鎧を身に着けて「うん! これなら動ける!」って笑う時行がめっちゃかわいい。 この笑顔が雫にとっては何よりのご褒美。多分。 そして、四宮・保科軍VS国司軍の戦いで中先代の乱が始まった。 国司の救援に向かう小笠原、小笠原の背後を突きたい頼重、頼重を狙う瘴奸、瘴奸を狙う時行、という図式。 「高いなぁ…怖いなぁ…」とハァハァしている時行にドン引きする鎌倉党。 うん、気持ちはよくわかる。 でも、そんな時行をみて、弧次郎はニッコニコなんだよね。 うちの若は絶好調だ、とか思ってそう。 諏訪大社といえば御柱祭。 時行、まさかの御柱でサーフィン(?)。おまけに火までついている。 襲撃の予想をたてていた瘴奸だけど、これはさすがに読めない。 火牛の計、ってのは私もきいたことあるけど、それを御柱でやるとは。 いや、あれ相当、危険だよね。 信濃の民にちょっと教わったくらいで乗りこなせるものなの? そりゃあ、こんなことやれ、と言われたら鎌倉党のみんなも不安がる。 それだけに、成功させたらめっちゃ信頼度アップしそう。 まあ、時行は信頼度アップ狙って危険なことやらせてるわけじゃなくて、今のリソースで勝てる策を考えたらこうなった、ってだけなんだろうけど。

『アンデッドアンラック』(No.109 R.I.P.) 感想(「神」に祈れぬ者の祈り)

「R.I.P.(レクイエスカット イン パーチェ)」というサブタイトル。 右手にメスを持ち、アーティファクトに置き換えられた左腕の刃は血にまみれているリップ。 子供のリップは大人のリップをおしとどめようとしているけれど、大人のリップはまっすぐ前をみて、子供のリップを見ようとしない。 「リップ」という名前は能力名の「UNREPAIR」から来ているけれど、「安らかに眠れ」という意味の「R.I.P.」ともかけているのでは? という説はあったけれど、そのまんまどんとサブタイトルに出されて、センターカラーでこんな絵をお出しされてしまって、正直「読むのやめようかな」って思ったね。 いや、読むんだけど。 「アーク」のこととか否定能力のこととか、リップはどうやって知ったんだろうと思ってたんだけど、ラトラからの情報か。 占い師、それも世界的に有名なラトラだから、普通では手に入らない情報が舞い込んできてもおかしくないか。 実際、闇オークションの場にいた連中はUMAや否定能力者のことを、知ってたわけだから、裏社会ではそこそこ有名な話なのかもしれない。 アンディとリップの戦いにラトラが介入してくれて、なんとかおさめてもらえそう、と期待したんだけど、ダメだったか。 ラトラは、ライラを追い求めるリップを止めない、という決断をしたんだな。 アンディもろとも自分を刺すことを指示したラトラ。 それに従ったリップ。 水晶にうつった未来には、リップの攻撃をよけるアンディの姿があったから、それを実行すれば必ず「当たる」とラトラにはわかっていたんだな。 なんか、想像以上に過酷な展開がきちゃった……。 まさかそこまでやるとは……。 リップが「アーク」に乗ることを選択したら、当然、ラトラはこのループに取り残されるわけで、どうせ死ぬのなら今でも同じ、という理屈はある。 それでも……これはきつすぎるだろう。 アンディとリップの共闘ルートはもう絶望的だよ。 ところで、「不死」のアンディが「不治」で脳を傷つけられたらどういう状況になるんだろう。

『週刊少年ジャンプ』2022年23号 感想

『すごいスマホ』 (第1話 すごいスマホ) 新連載。なんかすごいタイトルだな。投げやりというかなんというか。 大きさ的にはポケベルっぽいけど。 今のとこはまだよくわかんないんだけど、「ポイントを獲得してください」が繰り返されるところはホラー感があって良いよね。 なんでそんなに使わせたがってるんだ? 使うことでなにかデメリットが発生するんじゃないか? っていう怖さがある。 ちょっと『東のエデン』を思い出した。 「すマホ」とか「グーググ」とか「君」とか、ググラビリティの低そうなワードばかり使ってるのはひっかかるな。 「すマホ」や「グーググ」でグーグル検索したら、「もしかして」って訂正されそうだよ。 あと、「グーグル」を「アプリ」って言っちゃってるのも気になる。 『呪術廻戦』 (第183話 東京第2結界・3) 別記事(嫌われる理由)になりました。 『あかね噺』 (第12席 夢見るあの子) 朱音ちゃんの噺家という夢に、先生がキビシイ反応をみせたのは、子供たちが追いかける夢をただ応援することが本当に子供たちのためになるのか? という迷いがあったからか。 そうだよね、先生が生徒たちの将来にどこまで責任を持つのか、どこまで首をつっこむのか、はむずかしい問題だよね。 そして、朱音ちゃんの本気に納得した先生が、阿良川一生が審査委員長をするコンテストへの応募を勧めるのはうまいな、と思った。 朱音ちゃんの父親のことを知ってる人なら、まずそんなことはやらないだろうと思うけど、朱音ちゃんの夢を知り、過去の経緯を知らない先生なら、単純に善意で勧めちゃうよね。 『ウィッチウォッチ』 (60 スクランブル・スクラップ・スクワッド) 木版画になったカンシの絵がおもしろすぎて何度みても笑えるんだが。 『逃げ上手の若君』 (第61話 中先代の乱1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第31話 -2P) 溺れるメロリちゃんと、海を渡り大好きなキーボードとピアニカとフェアリーたちと戯れ遊ぶミーミンの対比がなかなかエグイ。 この演奏でラッキーはミーミンしか救えなかった。 それじゃあダメだ、的なことをDADA先生が言ってたような気がしたんだが。 まあ、今、ミーミンを救わないと大変なことになってそうだったから仕方ないんだけど。 ステージ上でいちゃつくラッキーとミーミンがかわいいな。 客席の人たちは何...

『呪術廻戦』(第183話 東京第2結界・3) 感想(嫌われる理由)

最初、1ページ目の左側だけ目に入りましてね。なんかの宣伝ページだと思った。 いやいや、あの絵で『呪術廻戦』とは思わないじゃん。 そして、2と3ページ目の見開きでよくわからん説明ですよ。 なんとなくパチンコの話をしてるんだな、ってのはわかったけど、それ以外はもうなにがなんだかわからんのよ。 パチンコやらないから。 これが勝手に脳内に送り込まれて、それが術式開示として秤先輩の能力アップにつながるってなかなかひどいな。 シャルルの「私の脳にゴミのような情報を流すんじゃなぁい!!!」にめっちゃ同情した。 呪術界の保守派が秤先輩の術式を毛嫌いしてるって話があって、頭が固いな、って思ってたけど、これは嫌われても仕方ない。 この術式はどういうところからの派生なんだろうね。 双六(←バックギャモン的なやつ)や花札とかを使った賭博系の術式が元々あったのかな。 ギャンブルにハマって破滅した人たちの呪い、って考えるとわりとあり得そうな気がする。 いや、『週刊少年ジャンプ』のターゲット層ってパチンコやっちゃいけない年齢なんじゃないの? 大丈夫なの? なるほど、秤先輩の術式はコンプラ的に問題がある、みたいなことを芥見先生がおっしゃってたのはこのことか。 それにしても主人公とメインヒロインが「これといった特徴がない」ってなんなの? って思ったんだけど、「絶賛横領中」な銀行員とか、「ギターとベースの見分けがつかない」バンドマンとかが並んでると、特徴がない=性格が良さそう、と感じるというマジック。 あと、「●●を開発中」って何? ってなったんだけど、「青年ラブコメの金字塔」ってことは青年誌に掲載されてたんだろうな、ってことで、まあ、そういうことだろうな、と納得した。 シャルルはマンガやアニメのパチンコ化に否定的な人か。 そういう人っているよね。 私はどうでもいい派だけど。 なんかわけわかんないうちにバトルが進んでって、「終電……なくなっちゃった……」で決着ついたのは笑った。 こんな負け方したシャルルがかわいそすぎる。 これ、虎杖だったらめっちゃはしゃいだかもしれん。

『逃げ上手の若君』(第61話 中先代の乱1335) 感想

ついに「中先代の乱」という言葉が登場か。 保科と四宮はあいかわらず仲良しさん。 先鋒として国司と戦う役を命じられた。 国司に対しては恨みが積もりまくってるから大張り切りだな。 一方、国司は尊氏に壊されてそのまんまか。 この人、有能な中間管理職にはなれそうだけど、戦の大将としては不向きだよね。 亜也子が現代に生まれていたらトップアイドルになれた、みたいな表現もあったけど、この時代では生まれた家でほぼほぼ職業というかポジションというかが決定づけられていたから、本人たちもそれを当たり前と受け入れている。 頼継は生まれた時から諏訪大社の主となることを決定づけられていた存在。 まだ幼いけど、それをしっかり受け入れている。 でも、父と祖父が戦に出るのは受け入れがたいのは、当然だ。 説得されて反論できず、目に涙を浮かべながら耐えている頼継の姿が悲しい。 この先どうなるかわかっているのでな……歴史ものはネタバレありなのがキツイな……。 弧次郎は髪色が違うけどよく似ている祢津「小次郎」に、出陣の挨拶をしていた。 これはつまり、次期当主の小次郎がからだが弱いので、弧次郎が戦場に出てその武勲を小次郎のものにする、ということ? 弧次郎は祢津家ではどういう存在なんだろうな。 分家の出でたまたま小次郎と年齢が近く顔が似ていたから影武者的な役割を与えられたのか、祢津の血筋でもなんでもなくて、顔が似ているという理由で拾われたのか。 弧次郎にしてみれば、本来の身分では叶わないものを与えてもらってるし、そのおかげで時行に出会えたしで、割と現状に満足してそう。 そして、出陣の前日、時行と頼重はいちゃいちゃしていた。 「距離感間違え光おじさん!」という時行の頼重評に笑った。 てか、本当に時行に迫ってはぁはぁしている頼重は気色悪い。 それでも「神ではなく人としての頼重が保証します」という台詞は熱い。 諏訪の現人神という立場を押し出して戦をはじめようとしている頼重が、「神ではなく人として」と言う。 それは多分、時行に対してしか言えない言葉なんじゃないかな。 そしてついに出陣。 時行の名は伏せられたままらしいけど、総大将である頼重のかたわらにいる「大鎧に鉄兜の完全武装」の子供を、みんなはなんだと思ってるんだろうな……。 稚児の扱いではないと思うんだが。 亜也子と弧次郎は武装はしてるけど身軽な感じだよね。 まあ、...

『アンデッドアンラック』最高タッグ人気投票のこと

いつもの『アンデッドアンラック』感想記事で、最高タッグ人気投票のことを書きたかったんだけど、本編がアレで、なんかもう温度差がひどいので人気投票の件を割愛したんだけど、やっぱりなんか書きたいので別記事になりました。 3日連続で『アンデッドアンラック』記事って……。 ●第1位 アンディ&風子● 案の定、アンディ×風子ちゃんが2位にダブルスコアの大差つけて1位か。 予想通りすぎる。 なんたってタイトルが『アンデッドアンラック』だからね。 アンデラの半分はアン風でできています(真顔)。 いや、風子ちゃんの最大火力を引き出せるのがアンディという、この設定をつくりだした戸塚先生すごいな。 扉絵の、めずらしくスカート姿の風子ちゃんがうれしい。ロングなんであいかわらずガードが堅いけど。 いつものニット帽じゃなくてキャスケットなのね。 ●第2位 シェン&ムイ● 2位のシェン×ムイちゃんも予想通りだな。 「不真実」を失って以来、シェンがムイちゃんのことを見すぎ問題が発生しているよ。 シェンはムイちゃんが死んだら、同時に成仏(?)してしまうと思うので、それはシェンにとってものすごく幸せなことなんだろうな、って思う。 おばあちゃんになったムイちゃんの手を握りながら、穏やかにほほ笑むシェンの絵がみたいです! 最悪なのは、ムイちゃんが「死亡遊戯」を奪われてしまうことだよな。 そうなったら、シェンは消えて、ムイちゃんだけが残るわけで、そうなったらムイちゃんがどんだけ悲しむかと思うとツライ。 戦闘能力に関しては、ムイちゃんの師匠がシェンなので、完璧な連携がとれるところが強い。 シェンは多少の損壊も治るみたいだし。 扉絵に顔色が良い(?)シェンが描かれててちょっとなごんだ。 ●第3位 ジュイス&ヴィクトル● どうでもよいことだが、この表記の左右(?)はどういう基準で決めているんだろう? いや、カップリングではなくタッグなので、左右は関係ないってわかってるんだけど。 おそらくは、気が遠くなるほどの時間を共に過ごしているヴィクトルとジュイスさん。 ものすごい執着が積もり積もってる関係にみえるんだけど、それでもアンディとヴィクトルをちゃんと別人として扱えるジュイスさんはすごいな、って思う。 さらに、アンディと風子ちゃんが仲良くしてるのをうれしそうにみてるし。 アンディの中で眠っているかぎりは、ヴィクトルに...

『アンデッドアンラック』11巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の11巻が出たですよ! ・表紙はドアップのアンディ。迫力がありすぎてビビる。単独表紙は初めてだな。額のカードにうっすら風子ちゃんがうつりこんでるけど ・表紙はいつもわりと鮮やかな色で、カタカナと英語で、タイトルが入ってるんだけど、今回は白一色でカタカナタイトルだけなのが良いな。もう、このアンディの表情以外はいらない、って感じで ・アンディがこの迫力で、巻タイトルが『死季』って……コミックス派の皆さんがビビってそう ・表紙カバー折り返しの著者コメントは金縛りのおはなし。デビューしてから連載にこぎつけるまでに時間がかかってるようなので、いろいろストレスすごかったのかな ・スプリングさんが使ってた賽は「光不賽」。複数人で賭ける場合は丁半でいい(←風子ちゃんとやったやつね)。ひとりで賭ける場合は出目まで当てないといけない(←核ミサイルを止めたやつね)。てか、核ミサイルを止めたあれ、意外と大博打だったのね ・初代一心さん、身長215cmくらい。江戸時代にその身長って、めちゃくちゃな大男なのでは? 当代一心さんも大きいもんな ・スプリングさんのプロフィールの、年齢、身長、体重の欄が五七五になってるのちょっとかわいい ・否定十三人一首の句とキャラは予想通りの組み合わせだった。さすがに間違えようがない ・次巻予告に「そこで出会った生き残りの少女」って書いてあって、ルーシー女の子で確定なの? ってなった。これまで、性別が確定するような描写はなかったと思うんだけど ・12巻の表紙はルインあたり来そうだな

『アンデッドアンラック』(No.108 Reason) 感想(譲れない理由)

センターカラーでうれしいな、と思ってめくったら、2ページ目もカラーだった。 次号もセンターカラー、かつ、増ページだそうで、戸塚先生めっちゃ働いてる。 合併号だからちょっとは余裕あるのかもしれないけど。 最高タッグ人気投票結果の件については、書きだしたらまた長くなるので割愛します(← 別記事になりました )。 今回はリップ、ラトラ、ライラの子供時代のおはなし。 おさななじみな3人。 ライラはこの時点ですでに体調が悪いようで車いす。 リップたち、結構、裕福な育ちっぽいな。 大学時代に貧乏してたみたいな感じだったんだけど、家から医師になることを反対されて学費を出してもらえなかったのか? ライラは心臓が悪くて余命10年か……それを覆すために、リップは医師を志した、と。 頼もしくて、いつも笑わせてくれて、自分のためにすべてをかけて医師への道を歩んでくれる人。 ライラが「ヒーロー」と呼ぶのも当然だよなあ。 それにしてもリップ、ライラを治すことができない、というだけで「ヤブだよヤブ」って言い切るのすごいな。 どんな名医だって治せない病気はあるだろう。 そして、ラトラはリップと同じ理由で、リップとは正反対ともいうべき占い師の道に進んだ。 ところで、リップのフルネーム、「リップ=トリスタン」なのか。 トリスタンと言えば「円卓」の騎士だが……。 ライラにプロポーズするリップを、陰できいているラトラ。 その泣き顔が、すっきりしたような表情で……多分、ラトラはこの時点で自分の気持ちに気づいていたんだろうな。 でも、ライラの恋が実ったことを素直に祝福する気持ちも嘘ではなかったんだと思う。 「二人のメスと水晶でたくさんの人を救って…」 ライラの最期の言葉は皮肉がすぎる。 リップは握ったメスで誰も救えないどころか、誰をも死に追いやってしまう。 子供の頃のリップは、自信満々で、迷いなんて何もなくて、自分が本気でやれば何だってできると、本気で信じていた。 そんなリップが、自分には何もできない。人を殺すことしかできない。 そしてその一人目がライラだった。 そう知った時のリップの絶望を思うと……。 両膝から下と、左腕をみずから切り離すことを厭わないほどの激情。 右目もなんか埋め込んでるっぽくみえる……。 「忘れられるわけないんだよ!!」 これはリップの台詞だけど、ニコもそう思ってそう。 「アイツがいない...

『ハイキュー!!』(特別番外編 祭り再び) 箇条書き感想

久しぶりの『ハイキュー!!』ですよ! 試合してないのにめっちゃ楽しいよね! いろいろ書きたいことがあったんだけど、あまりにもまとまらないので箇条書きにしてみた。 ・黒尾はスーツが似合うよね! めっちゃ似合う! ・「“妖怪”達」のコマの絵がみんな本当に妖怪なんですが……トスくれ妖怪日向を筆頭に。あと、大王様の絵がちょっと悪意はいってない? そういえば黒尾は大王様とは学生時代に面識ないんだったな ・その大王様は、あいかわらずおだてられるのが好きだな。「持ち切りは盛りすぎでしょ」って自分から言っといて「謝るのかよ、そこは盛り遠してよ」って、正直すぎる ・黒尾と大王様の会話がテンポよすぎる。そして、あいかわらず人をおだてあげるのがうまい黒尾 ・ウシワカのランニングに必死にくらいつく黒尾。多分、くらいつけてるだけでもかなりすごい ・「“バレーボールロボット”か。それは恰好良いな」って言っちゃうウシワカ……あいかわらず何がツボなんだかよくわからん男だ。天童がきいてたらめっちゃウケてくれそう ・ウシワカへの殺し文句は「及川選手と日向選手。同時に倒すチャンスは今回だけかと…」か。なるほど ・そして、影山くんへの殺し文句は「…高いよォ。打点」だった。身長218cmのプロ選手の打点ってどんだけ高いんだろう ・「イケメン枠」と呼ばれることを「“入口”になれるのはうれしいです」って言う影山くんの、利用できるものがあってラッキー! くらいの感覚が好き ・「バレーボールは面白いんで」って言葉を、あたりまえのこととして言う影山くんと、うれしそうにうなずく黒尾が、めちゃくちゃ良い ・影山くんも黒尾もバレーボールは面白いんだから、一度、ちゃんとみてもらえればきっと好きになってもらえる、って信じてる ・大地さんとスガさんが居酒屋おすわりで酒を酌み交わしてるってだけでなんか泣ける ・スガさんの「黒尾お前…!! もう出所を…!?」というボケへの黒尾の切り替えしが、「入所の覚えがないのよ」なの、おもしろすぎる。黒尾はあいかわらずツッコミがうまいな ・玄関ドア前の廊下で原稿待機してる赤葦~。なんでそんな薄暗くて寒そうなとこにいるの。宇内さんに、気が散る、とか言われて追い出されたのか? ・学生時代は木兎さんに振り回され、今は宇内さんに振り回されてる赤葦。もう、そういう星の元に生まれたとしか…… ・「また来たの」...

『週刊少年ジャンプ』2022年21・22合併号 感想

合併号おなじみの集合絵表紙。今回は部活がテーマらしい。 あいかわらず虎杖だけ彩度(?)が違う感じなのおもしろいよね。 リレーのバトンをさしだしてる若君の笑顔がめっちゃかわいらしい。 そして、やっぱりアンディと風子ちゃんはふたりセットなのえらい! そして今回もセンターだ!(←あの位置はセンターと言い張る) 応募者全員サービスのアクリルminiフィギュアはBコースに『呪術廻戦』と『アンデッドアンラック』と『逃げ上手の若君』が集まってくれててほんと助かる。 『ONE PIECE』 (第1047話 “都の空”) 覇気は悪魔の実の能力を超える……か。 それでいくと、両方そなえてる方が強くない? って思うんだけど、ロジャーが能力者じゃなかった、ということは、悪魔の実で削がれる能力は泳ぐことだけじゃないのか? それとも、悪魔の実の能力を持つがゆえに、そっちに頼ってしまい、覇気が鍛えられないのかな。 モモの助はあんなに小さいのに、父を失い、母を失い、妹と離れ離れになり、たくさんの期待を背負わされ、すべての要にさせられているの、本当にかわいそう。 『呪術廻戦』 (第182話 東京第2結界・2) 別記事(呪術師のリアル)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS68 くれりゅか) 楽にリモートされてるの、メカだと思い込んでたんだけど、日雇いのバイト? つまり人間? えっ? じゃあ、足をつかんで人をぶんぶん振り回してたのは、バイトさんの筋力なの? そんなすごい人がなんで日雇いバイトやってるの? 楽のなにげないポーズをそのまんまトレースしてるから、あいかわらずシンたちから見たらわけわかんないことになってるな。 楽がうっかり動いて壁に頭うちつけちゃってるのはちょっとかわいそう。 複数人相手に格闘してるんだから、そりゃあそうなるだろう。 床は足場がしっかりしてないと動きが悪くなるからしかたないとしても、壁にはクッション材をつけとくべきじゃない? 『ブラッククローバー』 (ページ331 And the Time starts to move.) ユノは母親と再会。 アスタはリーベと母親の話をすることで、気持ちに区切りがついた。 ユノがスペード王国を継ぐかどうかは別にして、一応、教会に捨てられていたふたりの親関係の問題は解決かな。 そして、魔法帝がラスボスになるか……。 これ、悪魔...

『呪術廻戦』(第182話 東京第2結界・2) 感想(呪術師のリアル)

シャルルが突然、『D.Gray-man』の星野桂先生の著者コメントの話をはじめてちょっと笑った。 そうか、あれは「詩」だったのか。 芥見先生は『BLEACH』のコミックスの中扉の詩を「巻頭歌」って呼んでる方だから、他にもいろいろ独特な呼称があるかもしれない。 現実(リアル)の世界に呪術(フィクション)が降りてきてしまったことに絶望しているシャルル。 フィクションをどうやってリアルの世界に具現化させるか、がモチベーションだったのに、リアルがフィクションに浸食されたことが絶望なのか。 でも、秤先輩にしてみれば、それはずっと現実の世界に存在しているものなわけで、これはまあ、かみ合わないよね。 呪術師たちは命をかけてリアルを守ってきたのに、なんでそのリアルをフィクションのままにしておいてくれなかったんだ、みたいなことになってるのかと思うと、いや、本人は命がけで漫画を描いてたつもりかもしれないけど、別に死にはしないだろ、本当に死んでしまった呪術師がたくさんいるんだゼイタク言うな、って感じる。 シャルルが持ってる槍(?)の切っ先がGペン形状で、「いいのか? 漫画家がペンで人を傷つけて」と言われて、「大空翼も蹴りで神田の頭を砕いた!!!」って返すの笑った。 まあ、あのマンガ、そもそも「友達」を常に蹴ってるからね。 シャルルの能力は未来予知的なものか。約1秒だけだけど。 禪院の前当主の能力は、未来を確定というか固定させる感じだから、ちょっと違うね。 1秒だけでも戦闘になればかなり有利なのかな、と思ったら秤先輩にあっさり攻略されてしまった。 これが2秒にのびても、多分、すぐに攻略されるだろうな。 ここでまさかの秤先輩の領域展開が登場か。 てか、秤先輩、領域展開つかえるの? 五条先生も乙骨もめちゃくちゃ高く評価してたから、すごいことできるんだろうな、とは思ってたけど。 シャルルは領域展開を使わざるを得ないほどの相手とは思えないけど、それくらい徹底的に潰したい相手、と解釈すると、もしかして秤先輩めっちゃ怒ってる? ところで、領域展開を使える人はみんな特級かと思ってたんだけど、そういう基準でもないのかな。