『アンデッドアンラック』（No.183 三人で）　感想（最高の幸せ）

今回は結婚式会場のシーンからスタート。
招待客のセリフからして、リップの結婚式ということはわかってても、お相手は知らないらしい。
そんなことある～？
リップが相手を伏せて招待状を出して、招待された人たちは、サプライズをよくやるリップのことだから、何かあるかもしれない、と思って来たのかもしれない。

で、その新郎は風子ちゃんと会話中。
リップが不思議なほどすんなりと風子ちゃんのことを信じてくれてたのは、ラトラの仲介があるからだろう、って思ってたんだけど、リップ自身が風子ちゃんになつかしさみたいなものを感じてたからなのか。
リップはわりと、そういう直感みたいなものを信じるタイプっぽいよね。


風子ちゃんのドレスが、アンディに満点もらったのと同じデザインだった。
ブランドを覚えてて、同じものを買ったのかな。
この姿をアンディにみせたい……。


リップがドストレートにアンディと風子ちゃんのことを褒めてくれて、うれしくなっちゃう。
そうだよなあ、リップは本来はこういうキャラなんだよなあ。

ビリー様と同じで、前回ループではかなり無理して悪役やってたことが、どんどん補強されていく。
そんなリップの側にずっといたラトラもつらかっただろうな。


「いい恋だな」
風子ちゃんは多分、アンディのことを恋人だとは言ってないんだろうけど、彗星をみちゃったユニオンの皆は察してると思う。


そして、式がはじまり、ウェディングドレスのライラが登場。
隣に立っているのは父親か。母親はいないのかな。
心臓病で死にそうだった娘が元気になって結婚する、というのはうれしいものだろうな。

しかし、その横でジーナちゃんは泣いていた。
ジーナちゃんはラトラに感情移入してるんだな。

と思ったら、ウェディングドレスのラトラが風子ちゃんに連行されてきたよ！

リップはブレードランナーをみせびらかしてる感じになっちゃってるけど、ユニオンメンバー以外の招待客たちはあれをどう思ってるんだろうね。
よくわからない趣味のブーツとか思われてるんだろうか。


「みんな!!　オレ達三人で結婚するよ!!」
リップの宣言にギャアアアってなってるラトラがおもしろい。

お父さんは「一日に娘が二人もおヨメに…」とか言ってるけど、問題そこなの？　ってなるな。


イチコさんにドレスを用意してもらったら、なぜか変形（？）してウェディングドレスになった、と。
イチコさん、めっちゃノリノリでつくったんだろうな。
ニコも事前に知ってる感じだったから、協力したのかな。


自分のドレスには無関心で、自分で用意するのを忘れて、「ライラよか目立たない」だけが判断基準だったラトラ。
確か、式の手配は自分が全部やる、みたいなことをラトラが言ってたから、自分のドレスそっちのけで奔走してたんだろうな。
自分の式でもあることを知らずに……。

ライラは最初っからそのつもりだったよね、明らかに。

リップがライラに指輪を渡した時に、ラトラが病室から出ていくのを、リップは引き留めようとした。
もしかしたら、あの時に、ちゃんとこのことを話そうと思ってたのかもね。

でも、ラトラにこの話をしたら、適当にはぐらかされて、そのまま海外逃亡くらいはしてたかもしれない。
だから、リップとライラは相談して、ラトラを土壇場で追い込む形にしたのかな、って思った。


考えてみれば、リップもライラも、ずっと三人でいたい、という思いを口にしていたよ。
でも、大人になっちゃったんだからいつまでも子供の頃のようにはいかない、というのがラトラの意見だった。
そして、それを言い続けていたのは、リップの社会的な立場と妹の幸せを考えれば、自分が身を引くのが一番いいんだよ、という想いがあったからなんじゃないかと思う。

でも、リップもライラもそれを否定したんだな。


「好きなんだよ　二人共」
リップにあんな顔でこんなこと言われたら、ラトラももう断れないよなあ。


なんかもうね。前回ループのリップとラトラをみてきたから、リップが「最高の幸せ」を手に入れられるのなら、もうなんでもいいじゃない！　ってなった。

自分の足と腕と心まで切り捨てて生きていたリップだったから、いくらでも強欲になっていいよ。
それでラトラとライラも幸せだって泣いて笑えるのなら。


いやあ、リップとラトラにくっついて欲しい気持ちはずっとあって、でも、ライラを捨てるリップはみたくないし、ブレードランナーを分け合って、戦闘のパートナーという立ち位置になったから、それでもう満足するしかないんだろうな、と思ってたら、戸塚先生はそこを突き抜けてきたよね。


リップとラトラはユニオンメンバー入りが決定。
ライラももちろん家族会（？）に加入だね。

そして、風子ちゃんの次の狙いは、アンディに救出方法を聞きに行くこと？
さすがにすぐに救出はむずかしいから、どういう条件が整えば、太陽から離れられるのかだけでも教えてもらおう、ということかな。

しかし、聞きにいくだけでも大変なんだが……。
「不燃」で燃えちゃうのは回避できても、熱さで死んでしまう。
そもそも、太陽までどうやってたどりつくのよ、って話だ。
「ムーブ」をどうにかして懐柔するのか？

そもそも、太陽に居座れば上位十理を封じることができる、なんてことをアンディはなんで知ってたんだろう。
ヴィクトルが何か知ってたのかな。


「不燃」の円陣は、これ屋台をひいてるのかな。
屋台で料理をつくってる人だとしたら、「不燃」はひどすぎる……。
アイスクリーム屋とかならともかく。


そんなわけで、前回ループではまったくバックボーンが出てこなかった円陣のことがようやくわかるよ！

タチアナちゃんとトップくんの年少組は後回しなのかな。
あと、一心の中身が代替わりしてるのかも気になるところ。


ところで、結婚指輪は1000万だそうですが、ラトラはその半分で良いそうです。
ということは、ラトラの希望に沿った金額になってる？　それとも、ひとつ1000万とかだったりする？