『呪術廻戦』(第142話 お兄ちゃんの背中) 感想(全身全霊でお兄ちゃんを遂行してる)

脹相兄ちゃんの強みは、加茂家相伝の術式を継いでいることと、それを呪霊の受肉体という特殊条件で使っているため、赤血操術の最大のリスクである失血による弱体化がない、ってことだと思ってたんだけど、そこに150年間もずっとイメージトレーニングをしてた、というのが加わった。
脹相兄ちゃん、弟たちを守るために強くあらねば、と思ってがんばってたんだろうな。

あのガラス瓶みたいのに入った状態でも九相図の間ではコミュニケーションがとれてたようだけど、150年間、外に出られたらあれをしようこれをしよう、みたいなことを言い合ってたのかな、とか思うとせつない。
穢相と血塗は150年も閉じ込められてたのに、外に出られたのは数日だけだったんだなあ。

脹相兄ちゃんは残りの6人の弟たちを探しに行きたいらしいけど、回収するまではよいとして、それを受肉させるためには犠牲になる人が必要なわけで、それは虎杖は断固拒否しそうだよな。
まあ、受肉して幸せになれるとも限らないので、そのままの状態で保護し続けるのかもしれんが。


脹相兄ちゃんは弟たちが大好きな長子で、直哉は兄たちが大嫌いな末子か。
なるほど、立場がさかさまなのね。

脹相兄ちゃんは、自分がダメでもいいし、失敗してもいいと思っている。
それを弟たちが参考にして、もっと良い道を歩んでくれるのなら。

直哉は自分よりダメな兄たちは邪魔にしかならないと思っているから、これはどうやったってわかりあえないよなあ。


ところで、直哉があれだけ手こずっていた脹相兄ちゃんを、歩きながら拳をふるっただけで倒す乙骨は何者?
虎杖をゴミ袋みたいにひきずってるし。

圧倒的過ぎてこわい。
乙骨の再登場をめっちゃ楽しみにしてたのに、再登場以来、こわい、しか感想がない。

それでもまだ私の最推しは乙骨なんですけど……なんとかしてください……。