『アンデッドアンラック』（No.055 己が理で） 感想（炎は腐らないけど地面は腐る）
構え合うジュイスさんとビリー様。
表紙は組み合うスポイルとバーン。
円卓同士とUMA同士の戦いが同時進行というのはぜいたくですな。
スポイルはなんでジュイスさんに従ってるんだろう、と思ってたら、ジュイスさんに脅されてただけだった。
ジュイスさんの見下す目の据わりっぷりがすばらしすぎです。
あのジュイスさんはこわい。超こわい。
「ルールが一つ消えたとて、それを補うように世界は虚しく変わっていく」か。
四季のUMAがオータム以外消えたとしても、なんだかんだでうまいこと埋め合わせされるんだろうな。
夜空に星が現れても、英語以外の言語が消えても、世界はうまいことまわってるもんな。
そういうふうに「神」はちゃんと調整してるんだろう。
円卓の否定者たちがクエストに成功しても失敗しても世界は変わり続け、でも否定者以外はそれに気づくことさえなく、否定者たちだけが世界から取り残されていく、ってのは虚しいよな。
英語がわからず、天文学もわからず、曜日さえ何がなんだか、って否定者たちがどこかにいるんだろうな、と思うと、とてもまともに生きていける気がしない。
だから、否定者すぐ死ぬ、ってことになるんだろうけど。
それにしても、涙目のスポイルが絶妙にかわいくて笑った。
「オ…我が」って、ロンギング編では一人称「我」だったけど、本来は「オレ」なのか？ かっこつけて「我」とか言っちゃってたのか？ と思ったら、その後でバーンに対して「俺達」って言ってて、やっぱり「オレ」が素なのか、ってなった。
UMAにもかっこつけたいという気持ちがあるのか。
おもしろすぎるだろ。
ジュイスさんに「バーンとオマエは相性が悪い!!」って断言されて「んなわけあるかぁ!!」ってビームを撃ったら、まったく効かなくてバーンに即反撃されるスポイル。
で、「いでーよあぢーよいでーよあぢーよ!!」ってのたうちまわり、さらにジュイスさんに「炎は腐らんだろ」ってツッコまれる始末である。
そうだね。炎は腐らないね。
いや、このツッコミが的確すぎて笑った。
ジュイスさんて意外とおちゃめキャラだよね。
ヴィクトルの回想に出てきた無性時代（？）のジュイスさんもそんな感じだったから、今のジュイスさんは「ユニオンのボス」という立場がつくったキャラな気がしてる。
弾丸を剣ではじくジュイスさんかっこいい。
これは「不正義」の能力は関係ないから、ジュイスさんが自分を鍛え上げて手に入れたスキルなんだろうな。
で、それをみたビリー様がちょっとうれしそうな顔してるのが良い。
ジュイスさんが強いのがうれしいんだな、ビリー様。
ジュイスさんに言わせると、ビリー様は正確に狙いすぎるから、逆に防御しやすいのか。
で、ジュイスさんも最短距離をとりすぎるから、裏を取りやすい。
ふたりのつきあいの長さというか、お互いのことがわかってる感じがよいですね。
ジュイスさんの「不正義」にかかってビリー様を攻撃するバーン。
バーンにとっての「正義」はビリー様を守ること？
「バーンは不正義の対象内か」ってことは、やっぱり「不正義」には対象条件があるんだな。
てか、ジュイスさんを「姐さん」呼びって……スポイル……。
バーンはうなってるだけだけど、スポイルとはちゃんと意思疎通ができてるんだな。
UMA同士はみんな会話ができるけど、人間とも会話できるUMAは限られる？
それとも、フェーズがあがれば人間とも会話できるようになる？
クロちゃんは普通に会話が成り立ってるから、意外とクロちゃん、レベル（？）が高い？
「概念（コンセプト）系」⇒スプリング、サマー、オータム、ウィンター
「現象（フェノメノン）系」⇒スポイル、バーン
UMAにも系統があるのか。ムーブは現象系なのかな。ランゲージは概念系のような気がする。なんとなく。クロちゃんはわからんな……別系統があるのかもしれん。
で、概念系の方が「神」のお気に入りなのでランクが高い感じ？
バーンがビリー様に「借りがある」と言ってるのは、ユニオンから脱出させてくれたことなのかな。
で、いきなり雲をはらったのは「神」＝生みの親に一目会いたいから。
つまり、太陽が「神」？？？？？
ループの最期の光景が熱で融ける世界なのはそういうこと？？？？？
スポイルには「神」に会いたいという気持ちはないらしい。
でもバーンにはある。
コンセプト系の方が「神」に近いから？
そして、UMAに共通してある記憶は「己が理で人間共を苦しめろ」という「神」からの命令。
「神」はめっちゃ意識的に人間を苦しめてると断言されてしまった……。
ここらへんの情報はジュイスさんも知らなかった様子だな。
これまでのループにはなかった展開に突入してるってことなんだろうな。
炎を腐らせることはできないけれど、地面を腐らせることはできる。
まあ、地面の中は有機物だらけだもんね。
足場がなければ「不停止」は機能しない。
さらに、雪山で地面が崩れれば雪崩になり、文字通り盤面を崩せる。
スポイルはバーンに相性負けするとわかっててジュイスさんがスポイルを選んだのは、これを狙ってか……。
ビリー様、スポイルに腐らせられてるけど、この後どうなるんだろう。
アンディでも再生速度がギリギリで腐ることを止められなかったのに、アンディ以上に「不死」を扱えてるとは思えないビリー様はどうなるの？
ラストのコマではすでに半分ゾンビだし。
ビリー様は「不正義」を使わなかった。
使えなかったのかもしれないし、あえて使わなかったのかもしれない。
でも、ジュイスさんは使わなかった、本気で来なかった、と判断している。
今回、最初のコマでスポイルさんをゴミをみるような目でみてたジュイスさんが、ラストではビリー様をみつめながら涙を流している。
これは両方ともジュイスさんの情の強さを表してるんだと思う。
それゆえに苦しんでしまうこと、苦しくても逃げないことを、ヴィクトルは憂えてるんだよね。
ジュイスさんは仲間としてのビリー様を失いたくない。
タチアナちゃんの件を抜きにしても、円卓に戻って欲しいんだろう。
自分がもっとうまく立ち回れていたら、ビリー様は裏切らなかったかもしれない、と思うから、なおさら悔しいし悲しい。
ビリー様のジュイスさんに対する不信感は今回のことで払拭されたと思うけど、ここで何事もなかったかのようにユニオンに戻るのは筋が通らない、ケジメがつかない、とビリー様は考えているし、シェンやトップくんもそう考えるだろう。
それに、安野先生がわざわざ情報を隠したってことは、ビリー様が裏切った理由は、安野先生が教えてはいけないこと、ユニオン内で解決することに重大な意味があると思うんだよ。
だから、ジュイスさんに騙されたと思って、だけが理由ではないんじゃないかな。
この問題、ジュイスさんとビリー様の間で解決するのが正しいのかもしれないけど、タチアナちゃんが蚊帳の外状態になってるのちょっとさびしい。
それにしても、めっちゃスポイルがかわいくなってて笑う。
ロンギング編ではただのやられ役だったのに……。
あと、テラーはビリー様を「隊長」呼びなのね。
ビリー様偽名説の回答はお預けか。
ところで、前回は1コマだけあったアンディと風子ちゃんの出番が、今回はついに1コマもなくなった。
アンディは海苔マのためだけに、吹き出しにちょこっと出てたけど。
表紙は組み合うスポイルとバーン。
円卓同士とUMA同士の戦いが同時進行というのはぜいたくですな。
スポイルはなんでジュイスさんに従ってるんだろう、と思ってたら、ジュイスさんに脅されてただけだった。
ジュイスさんの見下す目の据わりっぷりがすばらしすぎです。
あのジュイスさんはこわい。超こわい。
「ルールが一つ消えたとて、それを補うように世界は虚しく変わっていく」か。
四季のUMAがオータム以外消えたとしても、なんだかんだでうまいこと埋め合わせされるんだろうな。
夜空に星が現れても、英語以外の言語が消えても、世界はうまいことまわってるもんな。
そういうふうに「神」はちゃんと調整してるんだろう。
円卓の否定者たちがクエストに成功しても失敗しても世界は変わり続け、でも否定者以外はそれに気づくことさえなく、否定者たちだけが世界から取り残されていく、ってのは虚しいよな。
英語がわからず、天文学もわからず、曜日さえ何がなんだか、って否定者たちがどこかにいるんだろうな、と思うと、とてもまともに生きていける気がしない。
だから、否定者すぐ死ぬ、ってことになるんだろうけど。
それにしても、涙目のスポイルが絶妙にかわいくて笑った。
「オ…我が」って、ロンギング編では一人称「我」だったけど、本来は「オレ」なのか？ かっこつけて「我」とか言っちゃってたのか？ と思ったら、その後でバーンに対して「俺達」って言ってて、やっぱり「オレ」が素なのか、ってなった。
UMAにもかっこつけたいという気持ちがあるのか。
おもしろすぎるだろ。
ジュイスさんに「バーンとオマエは相性が悪い!!」って断言されて「んなわけあるかぁ!!」ってビームを撃ったら、まったく効かなくてバーンに即反撃されるスポイル。
で、「いでーよあぢーよいでーよあぢーよ!!」ってのたうちまわり、さらにジュイスさんに「炎は腐らんだろ」ってツッコまれる始末である。
そうだね。炎は腐らないね。
いや、このツッコミが的確すぎて笑った。
ジュイスさんて意外とおちゃめキャラだよね。
ヴィクトルの回想に出てきた無性時代（？）のジュイスさんもそんな感じだったから、今のジュイスさんは「ユニオンのボス」という立場がつくったキャラな気がしてる。
弾丸を剣ではじくジュイスさんかっこいい。
これは「不正義」の能力は関係ないから、ジュイスさんが自分を鍛え上げて手に入れたスキルなんだろうな。
で、それをみたビリー様がちょっとうれしそうな顔してるのが良い。
ジュイスさんが強いのがうれしいんだな、ビリー様。
ジュイスさんに言わせると、ビリー様は正確に狙いすぎるから、逆に防御しやすいのか。
で、ジュイスさんも最短距離をとりすぎるから、裏を取りやすい。
ふたりのつきあいの長さというか、お互いのことがわかってる感じがよいですね。
ジュイスさんの「不正義」にかかってビリー様を攻撃するバーン。
バーンにとっての「正義」はビリー様を守ること？
「バーンは不正義の対象内か」ってことは、やっぱり「不正義」には対象条件があるんだな。
てか、ジュイスさんを「姐さん」呼びって……スポイル……。
バーンはうなってるだけだけど、スポイルとはちゃんと意思疎通ができてるんだな。
UMA同士はみんな会話ができるけど、人間とも会話できるUMAは限られる？
それとも、フェーズがあがれば人間とも会話できるようになる？
クロちゃんは普通に会話が成り立ってるから、意外とクロちゃん、レベル（？）が高い？
「概念（コンセプト）系」⇒スプリング、サマー、オータム、ウィンター
「現象（フェノメノン）系」⇒スポイル、バーン
UMAにも系統があるのか。ムーブは現象系なのかな。ランゲージは概念系のような気がする。なんとなく。クロちゃんはわからんな……別系統があるのかもしれん。
で、概念系の方が「神」のお気に入りなのでランクが高い感じ？
バーンがビリー様に「借りがある」と言ってるのは、ユニオンから脱出させてくれたことなのかな。
で、いきなり雲をはらったのは「神」＝生みの親に一目会いたいから。
つまり、太陽が「神」？？？？？
ループの最期の光景が熱で融ける世界なのはそういうこと？？？？？
スポイルには「神」に会いたいという気持ちはないらしい。
でもバーンにはある。
コンセプト系の方が「神」に近いから？
そして、UMAに共通してある記憶は「己が理で人間共を苦しめろ」という「神」からの命令。
「神」はめっちゃ意識的に人間を苦しめてると断言されてしまった……。
ここらへんの情報はジュイスさんも知らなかった様子だな。
これまでのループにはなかった展開に突入してるってことなんだろうな。
炎を腐らせることはできないけれど、地面を腐らせることはできる。
まあ、地面の中は有機物だらけだもんね。
足場がなければ「不停止」は機能しない。
さらに、雪山で地面が崩れれば雪崩になり、文字通り盤面を崩せる。
スポイルはバーンに相性負けするとわかっててジュイスさんがスポイルを選んだのは、これを狙ってか……。
ビリー様、スポイルに腐らせられてるけど、この後どうなるんだろう。
アンディでも再生速度がギリギリで腐ることを止められなかったのに、アンディ以上に「不死」を扱えてるとは思えないビリー様はどうなるの？
ラストのコマではすでに半分ゾンビだし。
ビリー様は「不正義」を使わなかった。
使えなかったのかもしれないし、あえて使わなかったのかもしれない。
でも、ジュイスさんは使わなかった、本気で来なかった、と判断している。
今回、最初のコマでスポイルさんをゴミをみるような目でみてたジュイスさんが、ラストではビリー様をみつめながら涙を流している。
これは両方ともジュイスさんの情の強さを表してるんだと思う。
それゆえに苦しんでしまうこと、苦しくても逃げないことを、ヴィクトルは憂えてるんだよね。
ジュイスさんは仲間としてのビリー様を失いたくない。
タチアナちゃんの件を抜きにしても、円卓に戻って欲しいんだろう。
自分がもっとうまく立ち回れていたら、ビリー様は裏切らなかったかもしれない、と思うから、なおさら悔しいし悲しい。
ビリー様のジュイスさんに対する不信感は今回のことで払拭されたと思うけど、ここで何事もなかったかのようにユニオンに戻るのは筋が通らない、ケジメがつかない、とビリー様は考えているし、シェンやトップくんもそう考えるだろう。
それに、安野先生がわざわざ情報を隠したってことは、ビリー様が裏切った理由は、安野先生が教えてはいけないこと、ユニオン内で解決することに重大な意味があると思うんだよ。
だから、ジュイスさんに騙されたと思って、だけが理由ではないんじゃないかな。
この問題、ジュイスさんとビリー様の間で解決するのが正しいのかもしれないけど、タチアナちゃんが蚊帳の外状態になってるのちょっとさびしい。
それにしても、めっちゃスポイルがかわいくなってて笑う。
ロンギング編ではただのやられ役だったのに……。
あと、テラーはビリー様を「隊長」呼びなのね。
ビリー様偽名説の回答はお預けか。
ところで、前回は1コマだけあったアンディと風子ちゃんの出番が、今回はついに1コマもなくなった。
アンディは海苔マのためだけに、吹き出しにちょこっと出てたけど。