『アンデッドアンラック』(No.129 心器) 感想(ルナもやっぱり「神」か)

ヴィクトルの回想ではじまった今回。
昔のジュイスさん、本当にかわいいな。

「一億分の一でも返せているのだろうか」って、ジュイスさんも同じこと考えてそう。


「不燃がなくては 近づきすぎれば一瞬で燃え尽きる」
「不燃」がいないと、長距離戦しかできないのか。
円陣はたとえ戦えなくても、そこにいることが重要なのね。

「あと二歩で円卓を破壊」って、一歩がでかすぎる……。


アンディからヴィクトルに変わったのはヴィクトルの要望。
初めて死ぬことになるジュイスさんの最期を近くで看取るために。

「知りたいんだ… ジュイスから貰ったこの気持ちがなんなのかを」
ここでアンディがしかたねーなって感じの顔をしたのは、そんなこともわからないのか、ってことかな、って思った。

ところで、次のループでは表に出ないとヴィクトルが言ってるけど、ヴィクトルの記憶と戦闘力は必要なんじゃない?
アンディが必要としたら随時、内側(?)で教えてくれるのかな。


そういえば、ヴィクトルが「アンディ」って呼んだのは初めてのような気がする。
これまでは「かたわれ」とか呼んでた記憶が。

そのアンディは「46億年待つのはオレの仕事だ」とか軽く言ってるけど、長すぎだよな……。
46億年の半分くらいは意識ない状態らしいけど、それ以外は修行して過ごすんだろうか?
アンディは最低でもヴィクトル並みに強くなろうとするだろうね。


ヴィクトルとジュイスさんのツーショットは、なんというか華やかだな。

ジュイスさんが「イージス」を使おうとしてヴィクトルに止められたけど、「まだだ!!」ってことは使用時間制限とかがあるんだろうか。


シェンが金斗雲にチカラくん乗せて、背でかばってるようにみえるけど、そのチカラくんはなんか抱いてるようにみえる。
なんだろ、と思ったら「止めた…!! 止めましたよ!!」って言ってるコマで丸いしっぽがみえるから、これバニーちゃんか。

シェンは「手ェ抜いてたな…」とか言ってるけど、こんな場面でもそこを気にするか。


「サン」の攻撃を防ぎきった「イージス」。
そして、ジュイスさんのサーベルにとりついた「リベリオン」。
三種の心器のうちふたつが登場。

「ルナ」がうっきうきで解説してるところ、厄介なゲームオタクにしか見えない……風子ちゃんもドン引きしてるし……。

この世界には「クソヤロー」じゃない「神」はいないのか……。


「リベリオンの力は復讐心で決まる」
「不正義」が通用しそうにない「サン」に対して、ジュイスさんは指揮以外でどう戦うのか、と思ったら強い気持ちを武器に戦う、ということか。

ヴィクトルとニコが仲良くつまみ食いしてたり、ボイドとヴィクトルが仲良く(?)ボクシングしてそれを笑ってみてるジュイスさんがいたり、穏やかに並んで歩くヴィクトルとジュイスさんがいたり……。
過去のループでもユニオンのみんなは仲良くやってたんだな。
みんな「リメンバー」で記憶を持ち越してるから、結束力も強かったんだろう。

ジュイスさんはこんな大事な記憶を分かち合える仲間を、ヴィクトルをこれ以上苦しめないために放棄する決断をしたんだな。


今回のループでは粗暴でユニオン内で嫌われていたらしいボイドも、ずいぶんとにこやかだ。
記憶を持ち越せなかったから、「不可避」とうまくつきあえなくて、ボクシングもできなくなって荒んじゃったのかな。

「不可避」があっても全力でやっても死なないボクシング相手になれるヴィクトルの存在は、ボイドにとってとても大事なものだったのかもしれない。


ジーナさんはどのループでもおばあさんになってる。
否定者として戦ってるのに長生きできてるって、やっぱり「不変」は強いんだな。


「4554億年 不死を苦しめた神への怒りを!!」
ジュイスさんの言葉にあっけにとられてる感じのヴィクトルの表情に、うっかり笑ってしまった。
いやなんで、自分のためにジュイスさんが怒ってくれてることを、信じられないみたいな顔してるの。

一度、ジュイスさんを殺そうとしたから、それでもう決定的に嫌われたと思い込んでいるのかな。