『逃げ上手の若君』(第81話 武士道1335) 感想

渋川の刀がやたら長いだけに、懐に入ってしまえば弧次郎の方が有利……なるほど……。
体格差がありすぎるから、懐にもぐりこみやすいってのもあるな。

それにやっぱり弧次郎ってめっちゃ強いんだろう。
そしてバトルジャンキーだ。
時行と違う方向性の変態さんだ。


渋川は元々、北条に恩があり、その正義ゆえに対北条戦で戦うことができなかった。
その渋川に対して、直義は恩を売りつけ、直義に従うことを正義にした、か。

恩を売りつけた、といっても売りつけたものが破格すぎるよな……。
渋川の姉を自分の正室に迎え、子供を兄の子供と結婚することを確約するとは。
それができる直義がすごいし、そこまでして手駒にしたいと思わせた渋川がすごい。


一方、岩松と対峙している吹雪。
二刀と兜で岩松の刀を受け止めた。
元々、二刀流の吹雪だからこそできるスゴ技だな。

てかこうやってみると、鎧を着こんだままの遺体を二体も振り回せる望月、やっぱりおかしくない?


「遺言なんぞ死んだ後で喚いてやる」
岩松はかなりイヤな男だったけど、最期の言葉はめっちゃかっこいい。
そして、この男なら死体になって喚いてもおかしくない感がある。


斯波はものすごく頭が良くて、多分、最適な指示を出してるんだろうけど、時行たちの方がイレギュラーな動きをするので、各個撃破されちゃってる感じだ。
多分、頼重がみんなの特性をよく理解していて、うまく配置してるんだろうな。

たとえ予知がなくても、頼重は十分にすごいんだよな。