『ワールドトリガー』第226話「遠征選抜試験・23」 感想(鋼メンタル×2)

烏丸先輩とのデートへの口利きを餌に立ち直った香取ちゃん。
食べ損ねた食事をとる元気も出た様子。
そして、デート権(?)の獲得条件をはっきりさせたいとか言い出した。

「ハッキリしたラインが要るでしょ」ってのは、あいまいさを好まない性格もあるし、言い逃れは許さないぞ、という念押しもあるんだろう。

「じゃあ『三雲が遠征選抜に合格したら』だな」
諏訪さん、ナイス発案!
確かに、この件に関してはオサムに頼むしかないんだから、オサムにとって有益な取引であるべきだよね。

諏訪さんはこの試験で、オサムの後押しをしっかりしてくれてるよね。
あと、オサムにはっきりとした益があるなら、景品(?)にされてる烏丸先輩の納得度もあがるんじゃないかな。


来馬5番隊はめちゃくちゃ空気が良いな。
来馬先輩はナチュラルに良いところをみつけて褒めてくれる人だし、弓場さんは空気をひきしめてくれるし、小荒井と穂刈と小佐野ちゃんも明るい性格だし。

来馬先輩は太一のイメージでスナイパーのユニットを動かすのか。
熊ちゃんが那須さんのイメージで動かすとかいう話をしてたし、いつも一緒に戦ってるチームメイトの動きは、トレースしやすいのかな。


柿崎3番隊は、ののさんの存在感がでかい。
対立しがちなカゲさんと犬飼の仲を取り持つ気はさらさらなさそうだけど、うまくさばいてる感じ。

しかし、思った以上に犬飼と太一の相性が悪い。
というか、犬飼はカゲさん対応を優先してる感じだな。
見方を変えると、犬飼にとっては太一よりもカゲさんの方が大事、ってことか?


ひゃみさんの「うむ」はなんでこんなにかわいいんだろう。
うむうむ。


二宮さんはユズルくんとチカちゃんを鍛えようという気持ちはみえるんだよね。
いろいろと不器用だけど。
東さんは二宮さんのフォローに徹してる感じかな?


小夜子ちゃんの「うんうん うんうんうん」がかわいい。
虎太郎くんに馴染もうとがんばってる。

漆間隊長のこと「つまんないウソつくねぇ」って思いながらにっこりしてるユーマもかわいい。
ユーマのサイドエフェクトって隊員たちには公表されていないのかな。
バレにくいサイドエフェクトではあるよね。

この決め台詞が出てきたのはいつ以来だろうな。


場面は諏訪7番隊に戻って、作戦会議中。
「問題なのはメガネの防御が薄すぎることでしょ」か。
なんだかんだで香取ちゃんはしっかり戦況をみてるよなあ。

トリオン体そのものの強度はトリオン量の影響を受けず一律らしいけど、シールド強度はもろに影響を受けてるからね。
オサムのシールド、すぐにパリンって割れるから悲しい。

オサムはいろいろ考えてるけど、今のところデータが足りない。
ここまでは普通だけど、これ以上のデータ集めがむずかしいから他チームに訊く、というのは実にオサムらしい図太い提案だな。

で、その図太い提案を、図太く実行してくれる諏訪さん!
「おう古寺おつかれ 情報よこせ」ってド直球すぎる。
しかも「おめーんとこと組んでやるっつってんだよ」って、頼みごとではなく、恩を売りつけにきたぞ。

以前、古寺の方から諏訪さんに話を持ち掛けて、メリットを示せ、と言われたからか、そのネタで言い返した古寺だけど、諏訪さんに交渉術で勝てるわけがなかった……。

「なんだおめーらもう1位目指してねーのか?」
そういえば、古寺と木虎ちゃんはまだ1位をあきらめてないって描写があったな。
諏訪さん、A級のこのふたりの考えを読んでたのかな。

「ま やる気ねーなら別にいいわ 鋼んとこに話持ってくだけだからよ」って、超強気な諏訪さんがステキすぎる。

古寺に真っ先に話を持ってたのは、現在2位だから、だろうね。
鋼くんとこは今3位だから、上から順に話を持ち掛けるつもりだったのかな。
どうせなら強いとこと組みたいもんな。

古寺と木虎ちゃんはデータに強いから、よりしっかりしたデータを入手できそう、という期待もあるのかもしれない。


古寺があっさり降参したのは、諏訪さんに口先で勝てるわけがない、というのもあるし、諏訪さんの提案にはメリットがあると判断したんだろう。

それにしても「おめーらが本気で勝つつもりならよ」って言われたとこの古寺の表情が、めっちゃかわいいな。
この時点で完全に負けを認めてる感じだ。


本来のチームメイト以外なら連絡可能、というルールがある時点で、上層部はこういう事態を想定してたような気がするな。
そういうのがダメなら、外部との連絡は一切不可にするだろうし。

諏訪さんとオサムの組み合わせは予想外に強い。
ふたりとも鋼メンタルで躊躇がない。
敵に回したらめっちゃ怖そう。