『アンデッドアンラック』(No.139 Meeting) 感想(否定能力は解釈次第)

第三席の追加と「リメンバー」を求めて、UMA「オータム」の討伐と否定者「不可避」の捕獲クエストを受注した風子ちゃん。
クエストと報酬は前回も出てたけど、これペナルティはUMA「恐竜」の追加なのか。

現代に恐竜が追加されたらどういうことになるんだろう。
映画の『ジュラシック・パーク』みたいなことになるのか?
生物史の中に恐竜が差し込まれるだけって可能性もあるのかな、って思ったんだけど、それじゃあ「神」のやることにしては生ぬるいかな、って。


ところでニコはすでにサイコポッドを日常的に使いまくってるのね。


円卓の間の外では26年が経過していた。
その間、ユニオンはバウを中心に職員1万人まで拡大。
莫大な資金や未来の情報を風子ちゃんから受け取っていたとはいえ、ボスなしで26年もユニオンを運営していたとは、バウ、めっちゃ有能!

ボウはもう生まれてるのかな……。


「知らねーぞーバウとかバックレてても」とか言ってたのに、でっかいスクリーンみた途端「すっげぇなお前ら!! 天才かよ!!」って無邪気に褒めまくるニコがかわええな。


26年間の技術の進歩を一刻も早く取り入れたいニコ。
1999年までの26年ってのはコンピュータ技術が超進化する時代だからね。
そりゃもう我を忘れて夢中になること間違いなし。

「なあコレなんだ!? 貸してくれ!!」
「ニコ!! 邪魔しちゃダメ」
このあたりのイチコさんとニコのやりとりがかわいすぎる。

そして、「こわいねー」「ねー」のとこのイチコさんとジーナちゃん(←いろいろややこしいので「ジーナさん」と「ジーナちゃん」と呼び分けることにした)のやりとりがめっちゃかわいい。
イチコさんのふところにすっぽりはまっちゃうジーナさん、本当にかわいい。

そして、拘束具で動けなくされてるのに「スゲー」ってわくわくしてるニコに笑う……。
これ、ニコがこういう状態になることを見越して、バウが準備しておいたんだろうな。
バウが本当に有能すぎる。


「不可避」の捕獲、ってどういう状況になればOKなんだ? って思ってたら、生け捕りにすればクリアなのか。
つまり、殺しちゃったり、自殺されてしまったりしたらアウト?


「リメンバー」はクエスト報酬でしか手に入らないって話だけど、前回、ジュイスさんとヴィクトルがみつけだせたのは、あの時点ですでにクエストが開始されていたということ?
それとも、今回はそういう仕様になったけど、前回までは違ってたということ?


ボイドさん、まだ「不可避」じゃなかった。
ボイドさんの先代の避津建二さん御年98歳すごいな。
否定能力かかえたままで98歳まで生きられるんだ。
しかも「不可避」をめっちゃ便利に使いこなしておられる。
この26年間、わけわからんもんが次々に追加されても、鷹揚に受け流してきたのかな。
否定者全員が悲惨な死を遂げるということではない、うまく付き合って生きていく人もいる、というのはちょっと救われる気分だ。
避津さんも過去にめっちゃ悲惨な出来事を経験してるのかもしれないけど。


ボイドさんの「不可避」は、否定者が構えると相手の筋肉が動かなくなる、という能力だったけど、避津さんは抽選のガラガラに「一等めー避けるでねーどー」って物質に対して作用している。
これって、ボイドさんがボクサーゆえに「避ける」=対戦相手が回避行動をとる、みたいな解釈をしてたから、相手が動けなくなる能力になったってことなのかな。

案外、ラトラの占いが当たらなくなったのは、ラトラが占い師だったからそうなっただけなのかも。

否定能力は解釈次第、という設定はそう考えるとめちゃくちゃおもしろいな。


避津さんが98歳でラスベガス旅行に出かけて、そこで大往生をとげ、ラスベガスで試合をしてたボイドさんに能力がうつる、みたいなことになるのかな。
シェンからムイちゃんへの例をみても、近場にいる人に能力が移動しやすいのかな、って。


風子ちゃんが欲しいのは「不可避」ではなく「ボイドさんの不可避」。

「今までのループで常に主力だった ユニオン随一の前衛アタッカー」……それがあんな序盤で退場しちゃったのか……。
考えてみれば、シェンとボイドさんの組み合わせは、フィジカルだけならユニオントップのふたりなんだよね。
そのコンビを向かわせたってのは、ジュイスさん、かなり本気で主戦力を投入したってこと?
それがあんな結果になっちゃったのは……シェンが悪いような気がする……。


というわけで、まだ「不可避」になってないボイドさんは後回しで、「オータム」討伐を先に行うことに。
「否定者6人がかりでやっと」の絵のところにひっそり「不可視」の目が描かれてて笑った。
いや、ショーンは貢献してないだろ。邪魔しただけだろ。


「チャフはどうだ?」のとこのニコがめっちゃかっこいいね!
そして、ストローくわえてるジーナちゃんがめっちゃかわええ。


今のところ円卓の否定者は風子ちゃんとジーナちゃんだけ。
ニコとイチコさんはあくまでもサポート。

風子ちゃんはジーナちゃんの戦闘力を、ジーナさんのレベルまで引き上げたい。
ということで、前回、安野先生がとった方法を再現か。なるほど……。

風子ちゃんの中のジーナさんは、自分だけど自分じゃないジーナちゃんに何を語るんだろうか。


ダサそうな作戦名をニコにあっさり上書きされて「そっちでお願いします」ってなる風子ちゃん。そこんとここだわりはあんまりないのか。
「変化の秋(メタモルフォール)」とは、ニコのネーミングセンスなかなかすばらしい。


ところで、イチコさんとニコの言動がいちいちシンクロしてて、仲良しさんすぎる!
はやく結婚しろ!

こんなに相性のいいふたりをみてると、イチコさんを失ったニコの絶望の深さに想いを馳せてしまう。
これが、ニコさんがあそこまでして取り戻したかったものか……。


今回、サブタイトル通りミーティングしてただけなんだけど、めっちゃ楽しかった!


公式Twitterさんに、パスされてしまったスポイルさんがあげられてたんですが、スポイルの表情が素晴らしすぎる!