『逃げ上手の若君』(第88話 ダービー1335) 感想

「今川が来るぞ!」と注意喚起しつつ、「だが時行は今川の先を行くぞ!」と味方の士気をあげる時行。
大人用の馬を扱うのはやっぱり難しいようだし、だいぶ危険な乗り方をしてるけど、だからこそ時行は生き生きするんだよね。

このダービーをネタに賭けがはじまった、と思ったら玄蕃の仕掛けか。
戦の真っ最中に賭けかよ、ってなるけど、足利陣営が有利な印象だから余裕があるのかね。
あと単純に賭け事が好きそう。


吹雪が派手な服を求めてたけど、なるほど時行を助けるポイントがここにあるよ、っていう目印として使うのか。

時行の急旋回を援けるガードをつくりつつ、今川を射って邪魔をしてるけど、あれだけの人数がいて板で防御してても、突進してくる馬が向かってくるの、めっちゃ怖そう。

さらに、亜也子の援けで乗馬をリレー。
ほぼマックスのスピードで走っているであろう馬から別の馬に乗り換えるのもすごいけど、乗り換えさせて自分は降りる亜也子もすごい。
これちょっとミスったら馬に踏み潰されるじゃん。

馬を刺して暴れ回らせたり、物資を燃やしたり、今川の乗り換えを妨害するとか、今回、玄蕃は大活躍だな。

そして、時行を助け、今川を妨害する、ということを徹底している吹雪の策が本当に見事だ。

時行は郎党たちに夢見すぎだけど、夢見ちゃうくらい有能だ。


「なんて神々しい変態なんだ」とか言われてるけど、実際、あんな危険なことをうっきうきで頬を染めながらやってる時行は、変態としか言いようがない……。

あと、門番さん、まだ出番あるんだ。


「愛しき瑪瑙よ 嬉しいぞ 再びそなたに会える」
これまで、ひらがなで単語を並べるだけだった今川が、急にちゃんとしゃべるのめっちゃ怖かった。

あと、時行にとっての強敵のイメージが小笠原なの、なんかうれしいな。