『逃げ上手の若君』(第91話 直義1335) 感想

今川を倒した技を解説する吹雪。
簡単そうに言ってるけど、飛んでから着地するまでの間に、その3アクションをこなすの? ってなるな。
あと、二刀流じゃなきゃ実現不可能な技なのね。

亜也子と弧次郎が汗ダラダラになるのも無理ない高難度技。
てか、人間技ですらない。
それをなんでもなさそうに説明する吹雪の後ろで、ドヤ顔する時行がかわいい。

いや、郎党に郎党を自慢してどうするよ。


捕らえられた天狗に対する玄蕃の仕打ちがひどすぎる。
音的にお尻から出たの屁だけじゃなさそうなんですが……非道すぎる……。

天狗の中にめっちゃかわいい子入っててビックリした。
しかもすごい恰好してる。
その姿で玄蕃の前に出た方が任務の成功確率あがったんじゃないかな。

でも、吹雪の件をみて、時行への忠誠心がさらに上がってる感じだから、いくら女の子相手でも手加減はしてくれないかな。どうだろ。


何事もなければ鎌倉まであと1日の距離までせまった北条軍。
その鎌倉では直義が自身の出陣を決めた。

敗け続きで、庇番の仲間を失い、心理的ダメージがひどい斯波。
でも、直義は斯波の経験値があがったからそれで良し、とか言い出した。
斯波ってそんなに期待されてたのか……。

メンタルがまだお子様な斯波を一人前の武将に仕立て上げたい、というのはわかるけど、そのために失った人材がもったいなさすぎる。
でも直義にしてみれば、渋川、今川、石塔、岩松は替えのきく存在なのかな。
渋川は姻戚関係もあったし、ちょっともったいなかった、みたいな感じっぽいけど。

この直義の考えを斯波は呑み込めるのか? って思ったんだけど、「僕の未来を僕より真剣に考えてくれる人に…忠誠を誓わぬわけがない」ってなるのか。
でも、おそらくは戦に負ける前の斯波だったら、こういう考えにはならないんじゃないかな。
斯波がそう考えられるようになったことこそが、直義の正しさを示しているような気がする。


ところで直義の欠点でかすぎない?
ラストの1ページだけでめっちゃ笑ったわ。