『逃げ上手の若君』(第90話 信頼1335) 感想

吹雪、時行に何かあったらすぐに駆け付けられるように準備してたのか。
いつみても吹雪の二刀流の絵はかっこいいよねえ。

脚をくくりつけてる紐を狙ったのはなるほどなあ、となった。
脚が不自由らしい今川は馬から落ちたらもうおしまいだからな。


今川、馬を使いつぶしていることに葛藤があったんだな。
考えてみれば、ものすごい馬好きの今川が、馬を使い捨てにするのはおかしいんだな。

魔道に墜ちるほど、瑪瑙を失った哀しみは深かった、ということか。

そう考えると、直義のアドバイスは罪が重い。
でもなあ、そう仕向けなければ今川は瑪瑙の後を追ってただろうしなあ。


今川、郎党たちからは愛されていた。
あの見事なピットの連携プレイは、しっかりとした団結力があることの表れか。

瑪瑙を失って、哀しみのあまり何度も死のうとする今川を見張りながら途方に暮れてたんだろうな、この人たち。
そして、だいぶ不穏な形で立ち直った今川を、それでもサポートし続けたんだ。

みんな、瑪瑙に乗ってにこにこしてる今川を見てるのが大好きだったんだろうな。

「いきて わが くび もってかえり うまのえさにしろ」
最期の言葉はひらがなか……。

でも、草食動物の馬の餌に、人間の首はどうなんだ。
すりつぶして粉にして草に混ぜるのか?

「もう二度と会えないな瑪瑙 お前は極楽 俺は地獄だ」
馬の皮を被ったその下で、人間として逝けたか。


上杉の実験対象になれてうれしそうな長尾が怖い……。


足利軍はわりとあっさり撤退したな。
引き際をしっかり見極めているというか。

斯波だけがそこんとこがダメダメで、やっぱりちょっと子ども扱いな感じ。


ところでまた時行が郎党をたらしこんでるよ!
吹雪が幸せならそれでいいけど。