『逃げ上手の若君』(第92話 おこられた1335) 感想

このサブタイトルなんなの。


時行の軍、町田あたりまで来たらしい。
町田から鎌倉か……地理的にイメージしやすくなった。


幼い時行にとって、高氏は遊び相手になってくれるおもしろい人で、直義は慇懃無礼に遊びを中断させてしまうよくわからない人だった。
その直義が、頼重も困惑するような場所で軍を率いて待ち構えている。

そんな、セオリーを無視した行動に、前回の引きの直義は戦下手ネタがかぶさるわけだが、なるほどそれをこうひっくり返すのか。

鎌倉は籠城に向いていると思われていたけれど、実はあまり向いてない。
常識にとらわれず、データを元にそう判断した直義は、ものすごく有能!

直義を一度落としておいて、そこで使ったネタを使って、持ち上げてくるとは……。
もう松井せんせーのてのひらでクルックル~してますよ、私。


なんか直義が時行を怒鳴りつけてるんだけど、これって大人が子供相手におとなげない、とはならないのかな。
名乗りを上げ、大軍を率いてきたのならば、歳など関係ないということになるのかな。
とか思っていたら、「正しい大人が悪さをした子を叱りつける画だ」というところで、なるほどなあ、ってなった。

こんな道理もまだわきまえてない子供を大将にしちゃってるの? みたいな感じになっちゃうのか。

時行は叱りつけられて黙るような子供ではない。
子供でも大将なのだ、ということを示さなければならないわけね。


でもまあ、時行、鎌倉に戻って何をどうしたいの、というのは確かにあるなあ。
はためからみたら頼重の傀儡にみえそうだよね。