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『週刊少年ジャンプ』2018年04・05合併号 感想

表紙がワンコ化したキャラクターたちなんだけど、ボルトはいつもと変わってないような……。 千空ワンコが意外とかわいい。 あと、エマワンコが違和感なさすぎる。かわええ。 『Dr.STONE』 (Z=40 200万年の結晶) 千空が結婚して離婚した(笑)。 ルリちゃん「バツイチ」って言葉知ってるのね。ルリちゃんだけが知ってる言葉なのか、みんなが知ってる言葉なのかわからないけど。 「めんどくせえことになりやがった」っていうのは、クロムとルリちゃんが結婚できれば、なにもかもがきれいにおさまったのに、そうならなかったことに対する愚痴なんだろうけど、まあ、周囲が「結婚したといっても形式だけだ」とはっきり認知してくれる形で離婚にもっていけたから、クロムとルリちゃんが再婚(?)することへの障害を最低限にとどめることができた、ということにはなるのかな。 あの集落の結婚とか貞操に対する考え方がよくわからんので、なんとも言えんけど。 なにげにショック受けてるスイカちゃんがかわいいんだけど、10年後くらいに千空とスイカちゃんがくっついたりしないかな。 炭酸水をみてうかれちゃうゲンをみてると、本当に普通の男の子なんだな、って思う。 千空がゲンのために炭酸水をつくろうとしたんじゃないとわかってがっくりして、でもコーラをみつけてうっすら涙うかべながら飲んでる姿には、あの笑顔で人を突き落としそうないつもの気配はなくて、コーラとピザだけでテンションあがっちゃう感じの普通の男の子。 なんかこう、いろいろと胡散臭いけど、かわいくみえてきちゃうよね。 それにしても、あれだけ忙しそうに動き回ってた中でも、しっかりコーラをつくってる千空はすごいな。 あのコーラの渡し方も、他人の前では演技することしかできないゲンに、誰の目も気にすることなくコーラを味わえ、っていうメッセージを含んでるような気がする。 『ハイキュー!!』 (第283話 信条) 前々から指摘されてたツッキーのスタミナ不足がここで顔を出すか……。 「スタミナ不足じゃない?」と言われて「…そうですね」と応じたツッキーが、ほんとそうだよ、って感じの表情してて、以前、合同合宿で、同じようなこと言われて不貞腐れてた姿を思い出すと、変わったもんだよなあ、って思う。 そして、フォローを捨ててでも攻撃に加わった大地さんも、やっぱり変わったなあ、と思う。 元々は北くん...

『週刊少年ジャンプ』2018年02・03合併号 感想

『鬼滅の刃』 (第90話 感謝する) 下弦の鬼ですら動きを封じることができる毒が、上弦相手では数秒動きを鈍らせるだけか。 下弦と上弦の間で実力差ありすぎ……。無惨様が、上弦だけいればいい、と考えるのも当然か。 上弦の鬼を倒せたら、一線を退いて4人で普通の生活か……。 上弦の鬼ひとり(というか一組?)だけで2ケタの数の柱を殺している、ということは、上弦の鬼を倒せれば、柱としての責務は果たした、と言っていいような気がするね、確かに。 「恥ずかしくて陽の下を生きて行けない」というのは、彼女が育った環境を考えると、まっとう過ぎる考え方だと思うわけで、忍として生きるのはつらかっただろうなあ。 でも、こういう真っ当さを、宇髄さんは愛おしんでいるんだろう。 家族を家族として愛したいし愛されたい、という考えを否定された宇髄さんだからこそ、自分と同じように、忍の世界にあって、真っ当に生きていくことを望む女性を愛して、家族にしたいと望んだんだろう。 でも嫁さんズはともかくとして、宇髄さんが普通の人間として生きていけるのか? いや、嫁さんズの前ではわりと穏やかな人なんじゃないかな、って気もしてるんだけど。 炭治郎が、自分は水の呼吸に向いてない、とか言い出した時は、えっ? これまでの苦労は一体……、と思ったけれど、ここにきて、水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜる、という話になって、「おおっ!!」って思った。 生まれ持った体質も、父から引き継いだ呼吸も、鱗滝さんの教えも、すべて活かしていく、という答えは、とてもとても炭治郎らしくてステキだ。 『Dr.STONE』 (Z=39 AND THE WINNER IS) 千空、優勝おめでとう? これはまあ、あれだ。 形式的に結婚して、長の立場でなきゃ手に入れられないものだけさっさと入手して、ルリちゃんが元気になったら離婚してクロムに長の座を譲るってことになる……のか? 『火ノ丸相撲』 (第173番 愛があるなら) 由美さん、本当に横綱を殺せそう。 初登場当時は自信の塊みたいな振る舞いしてたレイナさんが「私なんて……」って思考に陥ってるあたり、それだけ潮くんに対して必死なんだよなあ、と思わせる。 てか、赤裸々すぎる相談をして、駿海さんをプルプルさせてるレイナさん、なんかもう、自分でも何言ってるんだかよくわかんなくなってきてない? 「さてはあんた、嫌な奴じゃな...

『週刊少年ジャンプ』2018年01号 感想

『ジャンプ』的に2018年に突入。 そうか、創刊50周年イヤーか……。 背表紙のデザインがえらくレトロな感じになっててびっくりしたんだけど、これもその一環なんだろうね。 『ハイキュー!!』 (第281話 ハーケン) 大地さんやノヤさんでさえ平静であることが難しくなっている局面で、とても静かだった日向くん。 静かに、でも、確かに拾いあげられたボールの重みに対して、影山くんは「ナイスレシーブ」とだけ声をかけた。 もちろん影山くんは知っている。 日向くんがそのレシーブができるようになるまでに、どれだけのものを積み上げてきたのかを。 「…お前に、これを言う日が来るとは」という思いには、おれはおまえがどんだけレシーブ下手か知ってるぞ、みたいな意味が含まれているんだろうけど、その評価をようやく覆してくれたか、という喜びも含んでいるんだろうな、と感じる。 日向くんが、期待されている攻撃力ではなく、もっとも期待されていない守備力で、烏野を土壇場で踏みとどまらせたことに、なんかちょっと泣きそうになった。 40巻くらいかけてレシーブ下手を言われ続けてきたあの日向くんが……(泣)。 そうか……ここでそうくるか……。 古舘先生、あざとすぎです……。 『鬼滅の刃』 (第89話 混戦) おっ、宇髄さんと炭治郎がなんだかかみ合ってきたぞ。 でも、炭治郎がぎりぎりなのは変わらずか……そりゃそうだよな。 「掠っただけでも死ぬ」ほどの毒をくらって、まだ戦えてる宇髄さん、どんだけ化け物だよ、と思ってたら、クナイが刺さってても普通に動いてるとかっ。 表情がなんも変わらないのがなんかホラー。 ほっぺたに刺さってるやつとか、めっちゃ痛そうなんだけど。 雛鶴さんは逃げなかったか……そうなるんだろうなあ、とは思ってたけど。 あのクナイは、宇髄さんが巻き込まれるのも覚悟で放ったのかなあ。 宇髄さんのことをよく知ってる嫁さんなら、宇髄さんが飛び込んでくるの織り込み済みのような気もする。 『Dr.STONE』 (Z=38 MASTER OF FLAME) ゲンがわりと元気そう。 ろくな医療もない状況で、あの大けがをよく乗り切ったな。 それになんで村に舞い戻ってきたんだろう。 獅子王のグループを追放されたのか、新たな任務を与えられたのか。 金狼がダメージを与え、クロムが執念をみせ、ゲンがサポートし、千空が最後の一押しをし...

『週刊少年ジャンプ』2017年52号 感想

『鬼滅の刃』 (第88話 倒し方) 宇髄さんの嫁ふたりは花街の人たちの避難、雛鶴さんはまだ回復しきれてないからだで、避難しているのか、それとも宇髄さんのところに向かっているのか……。 宇髄さんの勝利を信じて、花街から脱出しようとしてるのならいいんだけど。 今なら混乱にまぎれて遊女たちも外に出られるだろうし。 宇髄さんが炭治郎たちのことを「俺の"継子"だ」って言ったのは、はったりかもしれないけど、ちょっとうれしかったな。 あの場からたたき出されてないってことは、戦力になる、って思ってくれてるんだろうし。 まあ、ふたり同時に頸を斬らないと倒せないってことは、宇髄さんひとりじゃめっちゃむずかしいっていう事情もあるんだろうけど。 炭治郎の目に、時折、宇髄さんと煉獄さんがだぶって見えるのはなんか泣ける。 兄妹あわせて柱を22人も喰ってるって、上弦の鬼、どんだけ強いんだよ。 無惨様が上弦だけいればいい、みたいなこと言ってるのは、そういう裏付けがあればこそ、か。 それにしても、柱クラスだけでもひとりというか一組の鬼にこれだけやられているということは、柱の代替わりもかなり激しそう。 生きて柱の座から降りることができた鱗滝さんはかなりレアな人なのかも。 ところで、善逸はあれ本当に眠ってるの? 『ブラッククローバー』 (ページ135 百夜の魔眼アジト 潜入!!!) 「負けなければ何をしても構わん」というすがすがしいまでの脳筋っぷり。 さすがです。アネゴレオン様。 ノゼル様、フエゴレオン様を倒されたこと、めっちゃ怒ってたんだな。 「たまたま」とか言ってたけど、かなり執念深くアジトを探しまくってたに違いない。 『火ノ丸相撲』 (第171番 鬼丸国綱と五條礼奈・2) 相撲取りは平均寿命、短そうだよねえ。駿海さんでも長生きの部類なのかも。 レイナさんが桐仁くんのことを「監督」から「鬼切関」に言い換えたのはえらいな、って思った。 なんというか、ちゃんと敬意を払ってるって感じで。 この一件、一番、難しい立場にいたのは桐仁くんだったのかもね。 親友につきたくない嘘をついて、その親友が傷ついてる姿をみて、本人も傷ついてる。 駿海さんも罪作りだなあ、と思うけど、この人もぎりぎりのところに立っていて、そんな時に一番の気がかりが潮くんだったってことなんだろう、と思うと、許さざるを得ないよ...

『週刊少年ジャンプ』2017年51号 感想

『鬼滅の刃』 (第87話 集結) 巻頭カラーなのに『ジャンプ』の表紙じゃないのはどういうことだってばよ! と思ったけど、吾峠先生にあんまり無理していただきたくないしなあ、とすぐに考え直した。 せっかくの巻頭カラーで、女装ともいえない女装やってる善逸に笑った。 あと、宇髄さんの髪は白髪? プラチナブロンド? このマンガでは、よくわからない理由で髪の色が決まってしまうらしいので、饅頭食べ過ぎてこんな色になった、とかいう設定が出てきても驚かない。 炭治郎、「まだやれる」とか考えてるけど、もうへろへろだよ。 この子は命をすり減らして父親みたいにからだを壊して早逝してしまいそうで怖い。 あんな自信満々にみえる宇髄さんが、あんな根深いトラウマ抱えて生きてて、他の柱たちに比べて自分が劣っている、と思っていたとは。 嫁たちに、おまえたちの命が一番大事だから、的なことを言ってたけど、それは宇髄さんが家族に言って欲しかった言葉なんだろうね。 宇髄さんには宇髄さんなりに、お館様に忠誠を誓う理由があったんだなあ。 どうしよう、どんどん好きになってくんだけど、また死んじゃったら本当にどうしよう。 あと、「絶好調で天丼百杯食えるわ、派手にな!!」って台詞は笑った。 ところで霞柱さん、刀を握って二月で柱になった、ってどれだけだよ。 『ハイキュー!!』 (第278話 愛) 挑発的な態度が多くてちょっと乱暴な面もある侑くんは、研磨に「セッターの鑑」と言われるほどの「スパイカーに対して誰より真摯で献身的」なセッターか。 影山くんといい、侑くんといい、大王様といい、セッター陣はバレーが好きすぎるキャラが多いな。 手加減なしで常に争い続けてきた宮兄弟。ぶつかってもぶつかっても離れずにここまでやってきた。 でも、治くんの方はちょっとだけ引いてしまった。 「あんま悔しいと思てへん事が悔しい」というのが、治くんの立場の微妙さを表わしてるよなあ。 で、侑くんが自分より前に出てしまった理由をバレーボールへの愛の量だって言ったのは、負け惜しみとも思えるし、潔い敗北宣言とも思える。 ところで、私の中では、影山くんは「献身的」ってイメージじゃないんだよね。 なんだろうね。尽くすって感じじゃないんだよ。 大王様はかなり献身的なタイプだと感じるけど。 『ブラッククローバー』 (ページ134 夢) アスタをめずらしく落ち込ませ...

『週刊少年ジャンプ』2017年50号 感想

『ブラッククローバー』 (ページ133 王撰騎士団結成) ザクスが本名ゾラ・イデアーレで黒の暴牛だった! アニメでちょうど、他にも団員がいるけど任務だったりサボってたりで今はいない、みたいなことを言ってて、そういえばこの設定、どうなったんだろうな、と思ってたら、めっちゃいいタイミングで回収された! アネゴレオン様、すっかり「アネゴレオン」で覚えてて「メレオレオナ」って名前すっかり忘れてた。 でも、多分、これからもアネゴレオン様って呼ぶ(笑)。 『鬼滅の刃』 (第86話 妓夫太郎) 「鬼いちゃん」じゃなくって「妓夫太郎」だった(←正式名称「鬼いちゃん」だったら西尾維新が喜びそうだが)。 妓夫太郎、両脇腹がえぐれてるんだが、なんでなんだろう。あれだとウエスト30cmくらいかもしれん。 妓夫太郎に妬まれて「まあな。俺は派手で華やかな色男だし、当然だろ」って言う宇髄さんが、めっちゃ宇髄さん。 自分で自分のこと「色男」って言っちゃうかよ。まあ、宇髄さんなら、あたりまえに言うよね。 それで思ったんだけど、煉獄さんもめっちゃかっこいい男だったけど「色男」って感じではなかったよなあ。 どっちかってーと「男前」って感じかな。 伊之助の「ド派手にな!!」にも笑ったけど、炭治郎との「少しの間だけ許してくれ!!」「許す!!」「ありがとう!!」って会話にはもっと笑った。なんだこのテンポのよい掛け合いは。 以前から、伊之助とまともにコミュニケーションとれてるの炭治郎だけなんじゃないか? と思ってたんだけど、ふたりともただ正直で、会話の中に駆け引きというものがないんだよね。 だから、まっすぐすぎて逆に相手を戸惑わせてしまうことの多い炭治郎が、伊之助相手だとなんのひっかかりもなく会話が成り立つんだろうなあ。 最後のページの堕鬼と妓夫太郎の絵がめっちゃかっこええ。 こういう毒々しいけど華やかでなんとなく品のある絵を描けるってのは貴重な才能だよなあ。 『ROBOT×LASERBEAM』 (33rd round ダイゾンオープン予選ラウンド・2) 「ひとさらいデモなんでもシマスから」って、確かにあの風体の人が言うとめっちゃこわい。 ていうか、ドリアン、日本語はそこそこできるっぽいけど、日本の物価の基準がわかってなくって、どういう設定の人なの? 『火ノ丸相撲』 (第169番 十両昇進!) バトがちょっと荒...

『週刊少年ジャンプ』2017年49号 感想

『鬼滅の刃』 (第85話 大泣き) 頸を斬っても死なないとかどういうことなの、と思ったら、堕姫の本体(?)じゃなかった=鬼の頸じゃない、ということ? てか、あの堕姫が妹属性まで手に入れて、突然、かわいくなるとか、予想外すぎるだろ。 ひぐっひぐっ、って泣いてるとこが本当に子どもっぽくってかわいいんだが。 これって、鬼いちゃん(?)の方が本体で、分身をつくって、その中に潜んでいたということなの? いや、もともと堕姫という鬼がいて、自分の中に取り込んだという可能性もあるのかな。 どちらにしろめっちゃマニアックな気配がするのだが。 でも、累も自分よりも年下の女の子を母親役に仕立ててたからな。 これくらい、鬼の世界では普通なのかもしれん。 ねずこちゃん、子守歌で本当に落ち着いた。 炭治郎も、ねずこちゃんも、本当に追い詰められた時に思い出すのは家族のことで、いつもいつも助けられてる。 ふたりきり残った兄妹だから、ふたりが生きていれば家族は存在していられる。 ふたりが死ぬ時は、竈門家の存在すべてが失われる時なんだなあ、と思うと、ねずこちゃんが人を喰ったら、炭治郎と一緒に死んで償う、というのはものすごく危ういものにものすごく重いものを賭けてしまっているんだなあ、と思える。 だけど、妹を失うことを許さない炭治郎は、妹が誰かの家族を失わせることも決して許さないんだろうなあ。 実は兄妹タッグ同士の戦いだったことが判明した今回。 鬼いちゃんの方はまごうことなき上弦の鬼のようで、宇髄さんの目がめっちゃ本気。 宇髄さん、煉獄さんの後を追うようなことにはならないよね……ならないよね……。 『ハイキュー!!』 (第277話 多勢に無勢) 「止めてナンボのブロックなんて古いですから」と言い切るツッキーがかっこいい。 ツッキー的においしいブロックってのは、敵を自分の思惑に乗っけることができた、と思えるブロックなのかな。 でも、そう思えても、それがチームの勝利につながらなければ、やっぱりそれはつまらないブロックになっちゃうんだろうな。 とか考えてると、なんだかんだでツッキーはチームに勝ってもらわないと、ものすごく不愉快な事態になるのだな、というところがバレーにはまっちゃってる感満載で良いです。 自己主張が薄すぎるブロックが、逆にツッキーの執着の濃さを物語ってる。 サーブ一本打っただけで、一歩も動けないま...

『週刊少年ジャンプ』2017年48号 感想

『ONE PIECE』 (第883話 "おやつの時間") カタクリの気持ちがよくわかる! お菓子を食べながらだらだらするって至福だよね!(からだに悪いのはわかってるけど) カタクリの口が裂けてたり、プリンちゃんが三つ目だったり、ビッグ・マムの旦那さんの幅が広すぎる(苦笑)。 これって、いろいろな才能を欲しがった結果なのかな。 『Dr.STONE』 (Z=33 ヤベー薬) 千空が御前試合に出るとか、なんか秘密兵器でもつくったか、と思いきや、ただの八百長要員だった。 確かに、勝ち抜き戦で一日ですべての試合をこなすということなら、味方が多ければ多いほど生き残る確率は高くなるな。 汚い手をつかうのを嫌いそうなコハクちゃんだけど、姉の命と天秤にかけるものではないし。 ルリちゃんが千空という名を知っている、ということは、伝承で千空のことが語られている? でも、千空がどんだけ天才でも、世界的に有名というほどでもなかっただろうしなあ。 そうなると、千空の知り合いが生き残ったかよみがえったかした、ということになるけど、それでもわざわざ千空をピックアップして伝える理由がわからんな。 『ハイキュー!!』 (第276話 仕掛ける) 日向くんがマシンガン二丁持ちで、ツッキーが盾持ちの絵がなんか笑う。 烏野は特化系多いよなあ、確かに。 こうやってみると、全方向的に有能な影山くん本当にすごい。 『鬼滅の刃』 (第84話 大切なもの) 鬼とはいえクビが簡単に斬られるの本当にこわい。 『火ノ丸相撲』 (第167番 刃皇) 勝っても負けても文句を言われる立場の刃皇は本当に気の毒だけど、このキャラでは人気でないのもわかる気がする。 生放送のインタビューで「バーカ!!」とか言っちゃう子供っぽさをみると、これが横綱かよ、って嘆く層は確実にいるよなあ。 良い意味でも悪い意味でも、相撲をとる、ということの意味合いが、潮くんや久世とはまったく違うんだろう。 でも、横綱は横綱なりに相撲に対する執着はあると思うんだよね。 『シューダン!』 (20 勝利の女神と大和魂) ソウちゃんがナナセちゃんを「勝利の女神」と呼んだシーンが熱かった。 相手が女の子だから、どうしてもいろいろとこじらせちゃうものがあって、でも、それをついに突破したのだなあ、と。 『ROBOT×LASERBEAM』 (31st rou...

『週刊少年ジャンプ』2017年47号 感想

『フルドライブ』 (第1話 玉城弾) 新連載。卓球ものはひさしぶりだな……。 私の記憶が確かなら『P2!』以来……って、なんか忘れてたら申し訳ない。 絵はわりと好きなタイプなんでがんばって欲しい。 真凛ちゃんは傲慢高飛車だけど、他人の実力を素直に認めるし、負けも受け入れるし、そのうえでなかなかのバーサーカー気質な感じで、『ジャンプ』では珍しい感じのヒロインだな。 『ONE PIECE』 (第882話 "四皇の想定外") 「生まれてこの方、一度も地に背をつけた事がない"超人"」とか「地面をも見下す男!!」とか、カタクリを称賛するセリフだけとりあげると、なんか妙に笑える感じになっちゃうのはどうしてだろう。 いや、地面を見上げる人ってまずいないよね、とかマジレスしたくなる。 これはブリュレの言語センスが悪いのか? とか考えると、「よせブリュレ……」って言ってるカタクリが内心、「俺の格が下がるから本当にやめてくれ」って思ってるようにみえてきて、さらに笑える。 あと、ベッジがシフォンを見捨てる気がまったくなくって、最初は政略結婚だったかもしれないけど、ちゃんと大事なんだね、と思ってちょっとホッとした。 『鬼滅の刃』 (第83話 変貌) キャラクター人気発表! 炭治郎1位で、善逸2位だけど、もうちょっと募集時期が遅かったら煉獄さんが2位だったかもしれない。 作者がキャラクター人気投票に入り込むのはよくあることだけど、9位ってのは結構な高位だな。吾峠先生、愛されてる! 愈史郎と珠世様が仲良く並んでるのは愈史郎的にはうれしいだろう。いや、女性1位が珠世様じゃないことに納得いかない、って思ってるかも。 ところで、なぜ二宮匡貴に票が入ってる。 あと「新宿のキャッチコピーを考えた人」には私も一票入れたい! さて本編。 ねずこちゃんの存在は無惨様に捕捉されてたか。 でもなんでその始末を堕姫にしか頼めないんだろうか。 堕姫をのせるためにそう言ってるだけなのか、本当に堕姫を一番、信用していて、なおかつ、無惨様の支配から逃れる術があると他の鬼たちに知られのは困るのか。 それにしても、ねずこちゃん、すぱすぱ斬られすぎ! すぐに元に戻るっていっても絵が痛すぎる。 こんなのお兄ちゃんがみたら泣いてしまう。 『ハイキュー!!』 (第275話 継続と蓄積) ノヤさん...

『週刊少年ジャンプ』2017年46号 感想

『ブラッククローバー』 (ページ129 ある一人の男の生き方) 「アスタ…!」とつぶやくユノはいつも通りあんまり表情動いてないけど、これはユノ的にはかなり動揺してる顔ではないかなあ、と思った。 で、そのアスタは「ザクス!!! 頼んだ!!!」とか、知り合ったばかりの人にあっさり命預けちゃうからね。 なんだかユノが不憫な気がしてきちゃうわけですよ。 そう簡単に命をあっちこっちに預けんじゃない、って。それをみてるだけの自分の身にもなってみろ、って。 多分、アスタはユノにだって黒の暴牛のみんなにだって何の躊躇もなく命を預けられるだろうけど、ユノにとっての命を預けられる相手はアスタだけだろうと思うので、なおさら。 で、結局、ザクスは偽物だったわけだけど、魔法帝は知ってて黙ってるよね、きっと。 『Dr.STONE』 (Z=31 背中合わせの仲間たち) 巫女の責務は『百物語』と称した先人の知恵を継承すること、とか言っても、みんなで覚えてみんなで引き継げば断絶の心配ないじゃん、と思うわけだが、それが権威の源になってそうだよなあ。 だから、できるだけ身内に引き継がせたいんじゃないかな。 それとも、始祖の人が司みたいな思想の持主で、人々にはできれば知恵を持ってほしくなくって、絶滅しない程度にしか知識を継承したくなかった? 継承できないままでルリが死んじゃったら重要な情報が断絶しかねないわけで、コハクの行動はヘタすると集落全体にダメージを与える愚行なんだが、姉を想う妹としてはそれ以外にどうしようもなかったんだろうなあ。 そう考えると、千空とクロムがふたりで硫酸確保に挑むというのも、似たような愚行になってしまう可能性があるわけだけど、クロム的にはそれ以外に選択肢がない。 なるほど、コハクとクロムは同じような選択をする似たもの同士だ。 クロムが千空にとっての大樹のポジションに付けるとは思わないけど、大樹も今のクロムのポジションには付けない。 クロムはクロムなりに、すでに千空にとってなくてはならない存在になっているよね。 『ハイキュー!!』 (第274話 頭) 北くん、めっちゃかっこええ。 練習でできることは試合でもできるのが当たり前、というのは結構すごいことでは? で、コツコツと無表情に、堅苦しいほどに反復を重ねる北くんが、はじめてもらったユニフォームにぼろぼろ涙を流す絵がなんともかわええ。...

『週刊少年ジャンプ』2017年45号 感想

『ジャンプ』の表紙が部分的にサンリオのいちご新聞に見える……。 『トマトイプーのリコピン』 (1 リコピンとめめちゃん) 新連載。『ジャンプ』にあるまじき色使いの巻頭カラーだな(笑)。 『いぬまるだしっ』の頃から絵のファンシーさでは群を抜いてるよね、大石先生。 『ジャンプ』読者がファンシーを求めてるかどうかは知らんけど。 とりあえず、キャラグッズはめっちゃつくりやすそうだ。 『ハイキュー!!』 (第273話 "流れ") 影山くんが活躍すると、うれしそうというよりくやしそうな日向くん。まあ、いつものことだけど。 それにしても、あの変人速攻を止められる侑くん、やっぱりすごいんだな。 治くんが意外と侑くんに対して意地を張ってて、そりゃああそうなるだろうなあ、と。 同じチームだからどうしてもセット扱いになっちゃうけど、おれはオマケじゃねえんだぞ、という思いは持ってるんじゃないかな。 侑くんだけがジュニアユース選抜に入ったのならなおさら。 『ONE PIECE』 (第881話 "波の部屋") ベビー5ちゃん、結婚までこぎつけられたの? めでたい! これでもうダメな人たちにだまされて振り回されることもなくなるね。 ジンベエの麦わら海賊団内のポジションは操舵手か。 なるほど~。今更、副船長に据えるのは微妙だな、と思ってたらその手があったか。 確かにフランキーがつくってメンテナンスしてるメリー号と、航海士のナミさんと、操舵手のジンベエがそろえば、航行に関しては無敵だな。 カタクリに責め立てられながらも、ルフィが変な顔で笑ってたのは、鏡越しに自分の姿がみえるかも、と思って精一杯、大丈夫そうな顔をつくろうとした結果じゃないかな。 実際、「待ちくたびれそうだ!!」という言葉に、みんな元気づけられてたしね。 ジンベエはさすがに勘付いてそうだけど。 最近、ルフィの船長としての意地がでまくっててなんともかっこええです。 『Dr.STONE』 (Z=30 DEATH GREEN) 話にきいたことはあるけど、硫酸こわすぎ。 しかし、千空ほどの頭脳の持ち主が持ってる知識なんて、そう簡単に継承できる量じゃないだろ。 いくらクロムが賢くても、千空ほどではないだろうし。 千空は何をするつもりなのかな。 『ブラッククローバー』 (ページ128 最後まで勝ち続けた者が)...

『週刊少年ジャンプ』2017年44号 感想

『ONE PIECE』 (第880話 "退路0") ケーキづくりの方はなんだかいい感じに進められそうな気配。 サンジはレストランで副料理長をしてたから、コックたちを動かすのもうまそうだよな。 男部屋にも鏡はあったのか、鏡からの侵入ルートをチョッパーたちが女部屋の鏡と即断したので、そこにしかないのかと思ってた。 ということは、人が潜り抜けられる程度の大きさのものがそこにしかない、ということなのか。 男部屋に鏡があってもサンジくらいしか使いそうにないイメージ。 いや、ブルックも意外とおしゃれさんだし、フランキーは髪型にこだわってそうだから、そうでもないか? 『Dr.STONE』 (Z=29 SENKU'S LAB) みたことのない素材をみるといじりたくなるのが技術屋のサガ! めっちゃわかる! あと、工芸系の職人さんは意外と腕力勝負なので、体格のいい人が多いよね。 『鬼滅の刃』 (第80話 価値) 今よりちょっとだけ若い宇髄さんかっこええ。 嫁が3人ともちゃんと無事で、めっちゃテンションあがってるな。 自分の命よりも任務遂行を優先することが当然、という教育を受けてきた彼女たちにとって、「自分の命のことだけ考えろ」と言う宇髄さんの言葉は、本当に大事なものなのだろうなあ。 ”忍び”という「機能」が大事なのではなく、自分という存在を大事に想っている、と言われたら、そりゃあ命を懸けてついていこうと思うよなあ、若干、ちぐはぐになるけど。 そして、一般市民の命よりも自分の命の方が優先順位が下がるというのは、なんだか煉獄さんを思い出す。 ”柱”たちはみなこうなんだろうか。 『ROBOT×LASERBEAM』 (27th round プロの世界) ついにロボくんのママさん登場。 ロボくんはママさん似っぽい。 それでもってパパさんが最強のアマチュアということでよいのかな。 本人はすでにゴルフから完全引退したけど、息子に遊びとしてのゴルフを教えてみたら、文句を言わずに黙々と続けているのでそのままにしといた、という感じかな。 なるほど、帝王がロボくんを連れ出したのは、焚きつけるためか。 おそらくは、ロボくんと鷹山くんの両方を。 『火ノ丸相撲』 (第163番 桐仁の3年) 桐仁くんを動かすものは、常に潮くんであるのだなあ。 それは、友情であったり、ライバル心であったり...

『週刊少年ジャンプ』2017年43号 感想

『ONE PIECE』 (第879話 "ビッグ・マム3将星 カタクリ") 船長のルフィと、副船長ポジのサンジとゾロがいないメリー号で、動揺する一味を立て直す役目はジンベエになるのか……。 天候を読むナミさんと、海流を読むジンベエのコンビは、これからも無茶な船旅を続けるであろう一味のことを考えると、めっちゃ頼もしいなあ。 『鬼滅の刃』 (第79話 風穴) 伊之助がめっちゃかっこええんだけど、なんぞこれ。 ちゃんと、人間を守ることも考えてるし……登場当時のことを考えると、ものすごい変化だな。 善逸はあいかわらず寝てる時が一番強い。 それにしても、ものすごいふくらはぎだな。なんだかんだで鍛えまくってるんだよなあ。 宇髄さんのお嫁さん、みんな美人さん。 おまけに、おしとやか系、強気系、味噌っかす系を取りそろえていて隙の無い布陣(笑)。 3人とも、危険な任務を負わされたことに不満なんかひとつもないって感じで、宇髄さんを心底慕っている感じが、ああ、宇髄さんってめっちゃいい男なんだろうなあ、と思わせてあかんです。 嫁が3人ってなんじゃそりゃ、が、こんな良い嫁を3人きちんと抱え込めるくらいすごい男なんだな、って感じになってきててあかんです。 『Dr.STONE』 (Z=28 CLEAR WORLD) 近眼は「ボヤボヤ病」か。 近眼は病気や欠陥じゃない。走るのが速い人と遅い人がいるようなもんで、単なる個体差だし、メガネやコンタクトで埋め合わせができるものだ(とか言ってる私もメガネなんですが)。 でも、あの環境で視力が悪いというのは、いろいろと困難が多いだろうなあ。危険を察知する能力も下がるし。 ついにガラスを完成させた千空。 スイカちゃんがさらに頼もしくなったうえに、金狼が一気にパワーアップするルートがみえてきた! 『ROBOT×LASERBEAM』 (26th round ロボとあげパン) ロボくん確かにアーケードゲーム系はめっちゃ強そう。 淡々と正確に基本動作をこなしていけば勝てる系のゲームは無敵っぽい。 ところで一瞬、しげの先生が現れたような気がしたんですが、大丈夫なんですか? ロボくんの「普通」の満喫っぷりがほのぼのすぎるんだけど、対する朱雀の「普通」がわけわからなすぎ。 チケット渡すのになんでヘリが必要……。 帝王ってもしかして、赤司様なみのお家なんだろ...

『暗殺教室 殺たん センター試験から私大・国立まで! 問題集の時間』ちょこっと感想

『暗殺教室 殺たん センター試験から私大・国立まで! 問題集の時間』を買ったですよ。 『暗殺教室』関連の本が出るのめっちゃひさしぶり~。てゆーか、これが最後かもしれん。 ところであいかわらず内容がさっぱりわかりません。 どんだけ英語苦手なんだよ、私。 わからなくても、松井せんせーの新規絵が見れたので、本当にうれしかった。 特に、渚×茅野派にはかなりうれしい絵が入ってる。 でも、小説を読む限りでは、茅野ちゃんが不憫なことに変わりなし……。 まあ、キャラブック読む限りでは、社会人になっても進展ないのに、高校卒業時点で何かあったわけないよね。 茅野ちゃんがんばれ! 超がんばれ! 茅野ちゃんの方からアタックしかけない限り望みはないぞ、多分。 あとは、カルマくんをはじめとしたE組連中がおせっかいしまくるか、かなあ。

『週刊少年ジャンプ』2017年42号 感想

『ONE PIECE』 (第878話 "ミンク族 任侠団 団長ペドロ") せっかく合流できたと思ったのに、サンジがケーキ作りのために離脱、そして、ルフィも離脱か……。 鏡を割って退路を断つルフィがめっちゃかっこよかった。 あれは多分、カタクリが再びサニー号に乗り込むことを防いだんだよね。 「必ず戻る!!!」と言いつつも、戻る手段をすでに考えているとはとても思えないけど(苦笑)。 『Dr.STONE』 (Z=27 とある科学者の願い) ゲンを襲ったのはやっぱりマグマだったのか。 千空と人違いされたとは本当にかわいそう。 ルリ姉さん、こんなどうしようもない男と結婚させられかけてるとは気の毒に。 一度はコハクの武力介入(?)で防いだけど、さすがに二度目は厳しいか。 で、マグマに渡すくらいなら金狼か銀狼の方がまだマシというのが、コハクの決断か。 本当は本人に好きに選ばせてあげたいんだろうなあ。 ルリ姉さんを幸せにするためならなんでもする、他の男と結婚してもそれで幸せになれるんならいい、というクロムの心意気。 いや、なんかすごい武器つくってクロムにも戦わせるとかじゃダメなんかな。 でも、近接戦闘の場合、それこそ銃でも出してこない限り、有利にはならないか? 鉄の次はガラスか……。 スイカちゃんにガラスが必要ってことは、もしかして近視とかなのかな。 だとしたら、ドジっ子属性も、足元がよく視えてないからいろんなものにつまずくし、細かいものがよく視えてないから手作業がうまくこなせない、ということで説明がつくのか。 ということは、あの被り物は、どんだけ転んでも頭は守れるように防御用として被っているのか? 『ROBOT×LASERBEAM』 (25th round ゴルフの後は風呂) 久しぶりにメガネなロボくんをみた。 「ヘンタイ帝王!!」とかど直球なこと言われてる朱雀……。 こういう人に狙われてる鷹山くんがちと気の毒。 東北国際は本気を出してなかったか……。 まあ、ただの練習試合なんだから、ベストコンディションじゃなかったとしてもおかしくはないか。 栄藍の方は部長の戦線離脱とロボくんの本気で追い込まれて全力プレイになったっぽいけど。 「ゴルフって楽しいんだね」って穏やかな表情で言うロボくん。 おおうっ。ロボくんがこんなことを言ってくれるなんて……。 第一章完! って...

『週刊少年ジャンプ』2017年41号 感想

『ROBOT×LASERBEAM』 (24th round 決着) へろへろになったロボくんが、応援を受けて立ち上がるシーンは、ベタながらじーんときた。 ゴルフをはじめるまでは感じることのなかった感情が、ロボくんを動かしているのだなあ。 てか、もはやロボくんのフルネーム覚えてる人いるのか? ってくらい、みんな「ロボ」って呼んでるよね。 ロボくんが「入れぇ!!」と叫んだけど、生まれて初めて叫んだんだろうなあ、本当に心の底の底から飛び出した言葉なんだろうなあ、と思うとちょっとうるっとする。 『約束のネバーランド』 (第54話 B06-32・4) 先住者(?)のお兄さんがちょっと気の毒だった。 いや、レイでさえびびってたし、エマ、思い切りがよすぎでしょ。 彼もまた、仲間と必死の思いで脱出し、なんとかシェルターまでたどり着いたのに、何かがあってすべてを失って、心を病んでしまったのだろうなあ。 『Dr.STONE』 (Z=26 薄っぺらの同盟) 司王国、ただのガチムチ軍団になりそうな気配。 こんな強そうな人たちを、束ねる自信があるのかね、司は。 てか、どこからこんなに似たような属性の人たちをみつけだしてきたんだ……。 コーラ一本で売られたゲンの薄っぺらいプライド。 その薄っぺらさの裏に見え隠れする、彼なりの人生哲学と、「現代」への耐えがたい郷愁。 ゲンは現代というものに適合して生きてきた人種だから、そこからひきはがされてしまったことで、どうしようもない不安と苦痛を抱いているのかもしれないなあ。 だから、そこに少しでも近づけるのなら、自分の身を切ることも辞さないんだろうなあ。 一方、司は「現代」を否定して生きてきた人種だから、そこに戻りそうな要素は何ひとつ許さない。 今の状況を維持したいし、できれば他の連中にもそれを受け入れさせたい。 司はあまりにもかけ離れた人を操ろうとして失敗している感があるな。 ゲンはある程度、司を理解しているけど、司はゲンを理解できないんじゃないかな。 ゲンはよく司のところまで戻っていけたな。 それとも、案外、近くにいるのか? 医療技術がないあの状況で、あんな大けがして、ゲンは生き延びられるのかが心配。 『鬼滅の刃』 (第77話 轟く) 雛鶴さんはなんとか堕姫の元から逃げ出したものの監視を付けられてて身動きとれなかったのか。 はりつけにされてる帯がなんか...

『週刊少年ジャンプ』2017年40号 感想

『Dr.STONE』 (Z=25 この手に科学の灯を) ラストの千空の満足そうな表情が、なんともいえず愛嬌がある。 というか、このマンガどんどん絵がかわいくなってきてない? 光る電灯はそれだけで科学の証か……。 ふたりがかりであれだけがんばってもあの程度ともいえるけど、闇夜に慣れた人たちにとって、あの明るさはものすごいインパクトだっただろうなあ。 考えてみれば、千空はあの世界では、やろうと思えばとんでもない詐欺師になれるんだな。 でも、あれを司たちがみつけてたらまずくない? って思ったけど、司によって復活した子供たちは、闇夜を知らないがゆえに、あの明るさの誘惑には勝てないんじゃないかな、という気がする。 だって、千空が与えてくれるものの方が、彼らにとってはなくなるなんて考えもしなかったくらいにあたりまえのものなんだから。 司くらい強固な肉体と意志があれば話は別だけど、だいたいの子供は原始生活に耐えられないだろう。 それでも、そういうものだから仕方ないとあきらめていたところで、あの明るさをみたら、ゲンみたいにころっと寝返っちゃいそうだよなあ。 『ROBOT×LASERBEAM』 (23rd round 1~4組ホールアウト) なんか掲載順位が高くてびびった。 ロボくん、今にも倒れそうなほどがんばってるのに、朱雀とはすでに8打差なのね。 めっちゃがんばって基礎トレしてたけど、強豪校のレギュラークラスはやっぱり技術以前にフィジカルが強いのだなあ。 でも、体力なくても、身にしみついたスイングの正確性はそう簡単には崩れない、というのがロボくんの救いになってくれた。 ていうか、最近のロボくん、全然、無表情じゃない(笑)。 『火ノ丸相撲』 (第159番 覚悟は決めた) 部長さんが潮くんのことを「潮っていう後輩が…友達が…ライバルがいるんだけどさ…」って台詞がなんとなくいいよね。 「後輩」がいつの間にか「友達」になって、そして今は「ライバル」になってる。 潮くんと桐仁くんは最初から「友達」で「ライバル」だったけど、部長さんと潮くんはこうやって少しずつ歩み寄ってきたんだよなあ。 潮くんの四股名、”火ノ丸”なのかと思ってたら”鬼丸”だった。 まあ、”火ノ丸”だとなんか炎上しそうなイメージだし。 そういえば、久世の四股名はなんなんだろうね。”草薙剣”の名は特別すぎて使いにくいように思うの...

『週刊少年ジャンプ』2017年39号 感想

『ONE PIECE』 (第876話 "プリン、偶然現る!!") ビッグ・マムがあいかわらずホラーすぎる。 いや、こんな母親の元で育った子供たちは大変だな。 サンジがプリンちゃんに対してかなり普通だ。 なんかこう、後ろめたさみたいなものを抱いてるんじゃないかと思ったんだけど、そうでもないらしい。 サンジの中では結婚話は完全に破棄されてて、今はもうただのかわいい女の子なのかね。 あと、プリンちゃんがツンデレを通り越した何かになっている(笑)。 『ROBOT×LASERBEAM』 (22nd round 反撃) 狙い通り、他選手の様子から情報とりまくってるロボくん。 そして、失敗しても落ち込まず、そこからとれた情報を自分にフィードバックする、か。 人並外れて集中力が高いのに、さらに「もっと集中しろ」と己を律するロボくんのありようは、はたからみたらちょっと怖いだろうなあ。 朱雀は別の意味でゾクゾクしてるけど(苦笑)。 冷静にイチかバチかの勝負に出られるのがロボくん。 イチかバチかにでなければならない時点ですでにいろいろ失敗している感はあるけど、今回は状況的にしかたないしなあ。 ロボくんの戦いぶりをきいて、冷静さを取り戻す先輩方がまたかっこいい。 そうだよね。先輩方は「冷静にイチかバチか」ではなく「冷静」だけで勝てる実力があるんだから、余計な要素を入れたら逆に負けるよね。 とか考えると、東北の後半開始直後のワンオン攻めは、ただの朱雀の派手好きではなく、ちゃんとした心理戦だったんだな。 ロボくんがいなかったらそれにまんまとのっかっちゃってたかもしれないんだから。 『約束のネバーランド』 (第52話 B06-32・2) 人間の大人の男がこのマンガに出てきたのは初めてかな? これまで、人間の大人はすべて女性だったから。 エマたちも成人男性をみたことがないんだろうな。 そういえば、子供たちの「父親」はどう調達してるんだろう。精子バンク的なものがどこかにあるのかな。 いや、子供でも14歳くらいなら精子は採取できそうだよな、とか考えていろいろコワい発想にたどりついてしまったんだが。 『鬼滅の刃』 (第75話 それぞれの思い) 善逸が表紙にしか出番がない……。 やっぱり連れ去られちゃったのか。 宇髄さんはむちゃくちゃやってるようにみえて、自分の過ちをきちんと認められる...

『週刊少年ジャンプ』2017年38号 感想

『約束のネバーランド』 (第51話 B06-32・1) ソンジュが人を食べないのは宗教上の理由って言ってたけど、狩猟で得た命しか食べちゃダメ、養殖ものを食べるのは許されない、ってことだったのか。 エマたちは食べられなくても、エマたちが"農園"の外で生き延びて、子供を産むことができたなら、それは食べてもいいものか。 親切心だけでエマたちを助けてるようにはみえなかったけど、人を食べたいという欲求と信仰の両方を取るには、これしかルートがない、ということなのね。 ムジカは人を喰う必要がない、ってことは鬼にも人種(鬼種?)の違いというのがあるのかね。 でも、最初はエマたちを"農園"につきだそうとしてたのね。 ソンジュの意向に従って子供たちの面倒をみてたら、情が移っちゃったということかな。 ソンジュは"約束"を忌々しいものと言ってるけど、従っているのは、従わざるを得ない何らかの強制力があるということかな。 ソンジュと同じ信仰を持つ者が少なすぎて、反抗しようものならすぐに全滅させられる、ということかな。 "約束"はひとつじゃない……というのは、人と鬼との間の"約束"に例外条項的なものがある、ということなのか、"約束"に参加していない人間たちがどこかにいるということなのか……。 『Dr.STONE』 (Z=23 ペラッペラな男) 新キャラ・あさぎりゲン登場。 司は見事に"復活薬"をつくれるようになった模様。 あれだけの説明でよくつくれたな、と思ったけど、大樹がいるのならつくれるか。 それにしても、見事なほどにペラッペラな男で、これはなかなかすごいな。 「大樹ちゃん」「千空ちゃん」なのに「司」なのは、案外、元からの知り合いなのかもね。 格闘家としてメディアにも出ていたらしい司と、自称・メンタリストのゲンが、顔見知りでもおかしくはない気がする。 でも、司はゲンみたいなタイプを嫌いそうな気がするけどなあ。 なんらか役に立つと思って復活させてみたものの、やっぱり嫌いだから偵察名目で距離を置いた、という可能性も否めないが。 『ONE PIECE』 (第875話 "女の仁義") プリンちゃんの本心がわからない、と思っていたが、人格が分裂...

『週刊少年ジャンプ』2017年36・37合併号

『ONE PIECE』 (第874話 "キングバーム") 表紙がルフィ+人気投票上位20位内で麦わらの一味以外の面々、ということなんだが、6位のジンベエがいない……これはすでに麦わらの一味とカウントされてるってことなのか、やっぱり。 ルフィにしっかりしがみついてるハンコックが幸せそう。 あと、エースとサボに怒られて笑ってるシャンクス(?)の絵がなごむ。シャンクスもある意味ルフィの家族だと思うんだよね。 コラさんと大人トラファルガー・ローのツーショットも意外とレアだよね。コラさんが今のローをみたら「おっきくなれたんだなあ。よかったなあ」って大泣きしそう。 ナミのキングバームを操る技(?)がすばらしすぎ。 「だったら、生きなきゃ!!」って……いや……言ってることはこのうえなく正しいんだけど鬼のよう(笑)。 航海士としての腕を抜きにしても、麦わらの一味にはナミがどうしても必要だ、と実感した。 「私のしもべになる?」と言うナミさんに、きかれた相手でもないのに「なるーっ!!!」と目をハートにするサンジをみた後で、あのプリンちゃんをみるとなかなか複雑。 ていうか、プリンちゃんの真意が本当にわからない。 サンジのことが特別に気になってるのは確実だろうけど、だから助けたい、になるのか、だから生かしておかない、になるのか……。 それと、あれだけ状況がごたごたしている中で、まずサニー号をおさえたカタクリは有能だと思う。 『鬼滅の刃』 (第73話 追跡) 伊之助、お客さんを殴っちゃったけど大丈夫なのかね。 店から追い出されるの確実だと思うけど。 でも、鬼の方も店から出たのなら、宇髄さんが捕捉できるかもしれない。 善逸は自分の過ちに気付いたようでよかった。 善逸の耳の良さはこういう内偵任務では便利だな。 どんな状況であっても女の子を助けずにはいられない善逸。 かっこええけど、宇髄さんには怒られそう。 ところで、炭治郎がいないんだが……。 『ハイキュー!!』 (第265話 一方その頃不活発猫は) 「もっと遠出してえ」とか言ってる東京代表だけど、遠征費の捻出にかけずりまわってる烏野のOBたちをみてると、ぜいたくいってんなあ、って思うよね。 まあ、本人たちもそれはわかってるんだろうけど。 練習を「レベル上げ」って言うのめっちゃ研磨っぽい。 研磨的には「練習する」って言うのは熱...

『週刊少年ジャンプ』2017年35号 感想

祝! 50周年記念号!(その2) 日向くんとキン肉マンが並んでる絵ってなんかシュールだな。 『ハイキュー!!』 (第264話 失恋) 日向くんたち、鳥居の上に乗っかってるのが若干罰当たりな気がっ。 でも、鳥居にカラスたちがとまってる、とみれば普通にみる光景か。 烏野2年生ズ、田中くんに当たりがキツい(笑)。 確かに田中くんの潔子さんへの猛アタックっぷりはもはやネタみたいに見える。 でも、田中くんは本気いつも本気なんだろうなあ。 てか、初対面でプロポーズするってのはすごいな。 一番乗りだと浮かれて体育館に飛び込んできた潔子さんが最凶にかわいかったので気持ちはわからんでもないが。 田中くんは鬼メンタルだけど、無神経ではない。 潔子さんが「田中はいつも大体大丈夫ですよ」って、「大体」という言葉をいれてるのは、それでもたまには大丈夫じゃない時もある、とわかってくれているからなのかな。 「落ちた後は上る以外に道は無し!!」 田中くんは簡単そうに言うけれど、ツッキーの言う通り簡単ではないよね。 これが田中くんが持ってる最大の才能なんだろう。 「俺には心に決めた女性がいるんだーっっ!!!」って台詞、叶歌ちゃんにきかれちゃってたか。 残念だけど、田中くんは滑り止めを確保しておくなんていう発想がないからなあ。 『鬼滅の刃』 (第72話 お嫁さんを探せ) サブタイトルがなんかちょっと笑った。 炭子ちゃん、やっぱり働き者で重宝されてた。 炭治郎はあおいちゃんとかカナヲちゃんとかは普通に接することができるのに、鯉夏花魁にお菓子をもらう時はちょっとポッとなってて、もしかして、年上女性に弱いのかね。そういえば、球世様にもポッとなってたよね。 それとも、同年代や年下の女の子は妹と同じ扱いになっちゃうのかな。 そして、嘘を吐く時の顔がめっちゃ苦しい。さすが炭治郎。正直者すぎる。 伊之助は予想通りめっちゃ美少女になってた。ちょっと唇に紅をさすだけで本当にもう女子にしか見えない。 でも、予想外にまじめに働いてるな。 あんだけのストレスを抱えながらもちゃんと大人しく様子見してるし。 煉獄さんの一件で、伊之助なりに柱に対する敬意とか、任務に対する責任感とかを抱くようになったのかね。 前回、ひとりだけ売れ残ってた善逸もうまいこと京極屋さんにもぐりこめた様子。 なんか、任務のこと忘れてそうだけど大丈夫か? 『...

『週刊少年ジャンプ』2017年34号 感想

祝! 50周年記念号! 再び翼くんや星矢を『ジャンプ』の表紙でみる日が来ようとわっ。 それにしても50年か……。 100周年を迎えることはできるのかな(←『ジャンプ』よりも私の寿命の方が心配)。 『ONE PIECE』 (第873話 "八方塞菓子") 表紙でバルトロメオがなぜかシャンクスの縄張りにたどり着いてるんだが、バルトロメオはシャンクスがルフィの大恩人だって知ってるのかね。 ビッグ・マムからうまく逃れたと思ったルフィたちがあっとゆーまに追いつかれた。 「よこせケーキ」と迫ってくるマムがホラーすぎる。 プリンちゃんがケーキをつくると名乗り出たのは、本気でサンジを恨んでるのか、それとも遠回しにサンジを救おうとしているのか。 『鬼滅の刃』 (第71話 遊郭潜入大作戦) 大事なことなので「俺は神だ!!」を二度言った宇髄さん。 なんだこのおもしろキャラ。 おかげで善逸のツッコミキャラっぷりが際立つ。 「具体的には何を司る神ですか?」って……まさか本当に神様とは思ってないよね、炭治郎。 伊之助が「これが祭りの神の力」って言ったら「いや、あの人は柱の宇髄天元さんだよ」と訂正してたので、さすがにそれはないが、だったらどういう意図で何の神なのかを尋ねたのかが気になってくる。 宇髄さん、なんと既婚者だった! しかも三人! 少年誌でなんというチャレンジングな設定(笑)。 それにしても嫁を花街に入れるとはやることがすごい。 若いナイスバディな嫁さんたちが、花街で裏方仕事をやるとは考えづらいので、客を取る側ではないかと思うんだけど……。 「須磨」「まきを」「雛鶴」って名前もそれっぽいし。 「来る時は極力目立たぬようにと何度も念押ししてある」のは、宇髄さんの何でも派手にやりたがる性格を知ってるからこその注意なんだろうな。 ところで3人の女装のクオリティがひどすぎるんだが、あの藤の家の人たちどういうセンスだよ。 まあ、いきなり男子を連れてきて女装させろ言われても困るだろうが。 そして、髪をおろしてメイクを落とした宇髄さんがイケメンすぎる……。 宇髄さん坊主頭なのかと思ってたんだけど、布を巻いてるだけで坊主ではないのか。 炭子ちゃんを選んだおかみさんは見る目あるよ! あのこは本当によく働くよ! そして、猪子ちゃんを選んだ"荻本屋"さんは本当に見る目ある...

『週刊少年ジャンプ』2017年33号 感想

『ONE PIECE』 (第872話 "とろふわ") 『ONE PIECE』20周年記念号! そうか、もう20年になるのか。 表紙裏のいつも広告が載ってるスペースに尾田先生のメッセージがどんと載ってるのはすごいね。 樽の中から飛び出してくるルフィの絵が描かれていたのが、なんかうれしかった。 20年かけて2歳年をとって……ん? 仲間も増えたけど、今のルフィもいざとなったら樽で海を漂流するぐらいのことは平気でやりそうだよね。 カラー表紙が"麦わらの一味"のジェルマコスプレで笑った。 フランキーが父ちゃんポジションなの似合いすぎ。 シュトロイゼンの能力、海賊にしてみれば垂涎の能力なんじゃない? 航海中に食べ物がなくなっても、船を食べて生き延びられるとかめっちゃ便利! 敵の船を生クリームにして無力化する、ということもできるしね。 「玉手箱」が大爆発してくれたおかげでなんとか逃れることができたルフィたち。 ていうか、「玉手箱」の爆発力すごすぎない? 魚人島の人は何を考えてあんなものをつくったんだよ。 ビッグ・マム海賊団はママのくいわずらいのために壊滅しそう。 ビッグ・マム海賊団を潰すのはビッグ・マム……ということになるのか? 『約束のネバーランド』 (第47話 昔話) 『ONE PIECE』企画の麦わら帽子しばりが、カラー表紙で堂々と描かれてた。 なるほど、このマンガならキャラが麦わら帽子かぶってても全然違和感ないな。 タイトルの「約束」ってのは、誰と誰の約束なんだ、と思ってたんだけど、「人間」と「鬼」の約束だったのか(他にも意味がありそうだけど)。 ホームから脱獄したばっかだけど、次は鬼の世界からの脱獄とは。 鬼の世界に生け贄として差し出された者たちの末裔がエマたちなのね。 人間を農場に分断し大人にならないうちに食べてしまい、大人になることを許されるのはごく少数の女性だけで、それも生き残るためには互いを蹴落とさなければいけない状態に置かれている、ということでは人間たちが徒党を組んで反乱を起こす、という事態は発生しそうにないよなあ。 しかも、子供たちは鬼の存在を知らずに生涯を終えるんだから、ホームから逃げるという気も起こさないし。 こういう状況では、ママのようにあきらめて、短い人生でもいいからせめて子供たちには笑って生きて欲しい、と願う...

『週刊少年ジャンプ』2017年32号 感想

『ONE PIECE』 (第871話 "がんばれシーザー!!") ジャッジにはジャッジなりに背負ったものがあるようだ。 海の上を王国ごと流浪しなければならない深い事情があるということかな? まあ、何があっても子供を虐待したことに違いはないけどな、と思うけど。 『火ノ丸相撲』 (第152番 鬼丸国綱と草薙剣、了) いつもクールな桐仁くんが一番号泣してて、なんかうるっときた。 そうだよなあ。桐仁くんは、潮くんが無双していた時期も、勝てなくなった時期も、母親が闘病していた時期も亡くなった時も、みんなそばでみていたんだもんなあ。 潮くんの祖父母以上に、潮くんがつらいところをみてきたんだろうなあ。 潮くんが差し出した手を取らなかった久世。 その姿に、おまえの手なんかかりねーよ、的なものを感じてしまった。 これは、潮くんをはっきり敵と認定した、ということなんだろうな。 息子の負けた姿をしっかり見届けて、存在に気付かれてもいないのに潮くんの祖父母に一礼して去っていった、久世ママさんんがすてきです。 前の試合でうれしさのあまりガッツポーズしちゃった潮くんが、今回は声もなく、表情もなく、ただ涙を流す。 今は、喜びを感じることさえできないほどに、いろんなものがあふれ出てきて、それが自分の中をぐるぐるめぐってるんじゃないかな。 『鬼滅の刃』 (第69話 前へ進もう少しずつで構わないから) 大切に保管されているはずの"歴代炎柱の書"を破いちゃうとか、お父さんどんだけやさぐれてんだよ! 煉獄さんの助けになれず、おのれの力不足を責めていた炭治郎だけど、「足掻くしかない」と心を決めた。 "ヒノカミ神楽"というよくわからないけどなんか特別っぽい力を持っているらしいとわかっても、それに依存しようとしないあたり、炭治郎らしい決意だ。 「千寿郎さんを悪く言う人がいたら俺が頭突きします」って言われて、「それはやめた方がいいです」って答える千寿郎くんに笑った。 そうだよね。元・柱を一発で沈めちゃうような必殺技を軽々に使っちゃいけないよね。 ところで、こんないい話をなんでひょっとこで落とすんですか、吾峠先生(笑)。 この鋼鎧塚さんなら、猗窩座も倒せそうな気がする。 『シューダン!』 (5 【悲報】七瀬さんイラつく) 今の小学生がなんで『ボトムズ』ネタ...

『週刊少年ジャンプ』2017年31号 感想

『ONE PIECE』 (第870話 "訣別") サンジが家族を見捨てなかったのは「父親」を悲しませたくなかったからか……。 サンジのゼフに向ける想いが深すぎる。 血のつながった父親にはっきりと別れを告げたことで、逃げ続けた実家から訣別し、これでサンジなりに筋は通した、ということなのかな。 でも、レイジュへの恩は残ってる、とか言い出しそうだよね。 『鬼滅の刃』 (第68話 使い手) あの炭治郎が「糞爺!!」と罵倒するとか、本当に疲れてて、本当に怒ってて、本当に悔しいんだな。 「調子に乗るなよ」と言われて「乗れるわけないだろうが!!」って答えるあたりとか、本当に打ちのめされてるな……。 "日の呼吸"はすべての呼吸の源流か。 "炎の呼吸"であって"火の呼吸"とは呼ばない、というのは"日の呼吸"と音が同じになるので混同させないため、もしくは、"日の呼吸"に対して不敬にあたるから、という考えだろうか。 それにしても、千寿郎くんは本当にいい子だなあ。 『火ノ丸相撲』 (第151番 鬼丸国綱と草薙剣、尽力) 潮くんがかっこよすぎです。 『ハイキュー!!』 (第260話 必死) 誘導灯が旗で隠れてることに気付いて必死に走る嶋田さんがすばらしすぎです。 で、走っていって旗をよけるのかと思いきや、しまだマートのレジ袋をかかげるとか。 その汗だくで、メガネもずれちゃってる姿がたまらなくかっこええ。 山口くんのサーブのためだけにこれだけ必死になるのは、烏野に勝って欲しい、という気持ちがあるのは当然として、山口くんに悔いの残る試合はさせたくない、という思いがあるからなんだろうなあ。 これでサーブ失敗して、もし試合に負けちゃったら、山口くんどんだけ落ち込むか、とか考えちゃうと、そりゃもう走るしかないだろうな。 『Dr.STONE』 (Z=17 ワッッルイ顔) いきなり新キャラが39人も増えた。 名前が鉱物系なのは"初代"の趣味なのか、STONE WORLDに対する諧謔なのか。 これって"初代"はどれくらいの人数がいたんだろうね。 人数が少ない中で子孫を増やしていくと遺伝的な問題が多発しそうだけど。 うまく説得できれば、ある程度統率のと...

『週刊少年ジャンプ』2017年30号 感想

『鬼滅の刃』 (第67話 さがしもの) 無惨様、モボかと思えば、妖艶和服美女になって、今度は半ズボン美少年になった。 ショタ属性まで取り込むとは、貪欲すぎます、無惨様(爆)。 次はロリでせめてくるんじゃないかとわくわくしている。 それにしても、無惨様はあいかわらずのパワハラ上司だな。 上弦の参でもあの扱いか……。 猗窩座にしてみれば、送り込まれた時刻が夜明けぎりぎりすぎての時間切れ、なんだろうが、無惨様にしてみれば、そんなの瞬殺すればいいだけだろ、ってことなんだろうな。 炭治郎の二本目の日輪刀が破壊され、これでまた炭治郎はひょっとこに追いかけまわされることになるのか。 普段、超前向きな炭治郎が、弱音を吐いていたのは、善逸からみても衝撃的なことだったんだな。 善逸なりに炭治郎をはげまそうとしているのがかわええ。 まだ傷が癒えてないのに、へろへろな状態で炭治郎が向かったのは煉獄さんの実家。 まあ、炭治郎ならそうするだろうな、と。 千寿郎くんがえらくやつれてて、生気のない目をしてて痛々しい。 兄の訃報に憔悴してるんだろうなあ。 てか、その千寿郎に心配されるほど、炭治郎も十分に痛々しいよね。 『シューダン!』 (3 思春期と龍とそのすみか) 学校でのナナセちゃんが普通の小学生女子で、サッカー好きだからといって男の子っぽいというわけでもなく、普通に女子の集団の中でうまくやってけるタイプの子なんだろうな。 そして、ソウシのナナセちゃんに対する反応が実に子供っぽくってよい。 そうだよな~。小学校高学年くらいの男子って、女子のこと意識しすぎて逆によそよそしかったりするよな~。 でも、「女」だけど「仲間」だから、一緒に、せいいっぱい、遠慮なくサッカーするんだ、というところにすぐに到達できるあたり、単純で良い子だと思う。 『Dr.STONE』 (Z=16 コハク) コハクちゃん、シルエットから妖艶美女を想像してたんだけど、アクション系美少女だった。 さすがに司には手も足も出なかったけど、司も高評価する戦闘力はすごいな。 コハクちゃんは、だいぶ前に復活した人たちの子孫か……。 「科学」を「妖術」って言ってるのは、祖になった人たちが生きるのにいっぱいいっぱいで子供に学問なんか教える余裕がなかったのか。どうせ文明的な生活を取り戻せないんだから、教えてもムダと切り捨ててしまったのか。 でも、女...

『週刊少年ジャンプ』2017年29号 感想

『ONE PIECE』 (第869話 "籠城") ジェルマ一家が戦隊ヒーローみたくなってて笑った。 サンジはこういうの入るのイヤがりそうだよな。 赤、青、ピンク、緑ってなってるから、サンジはイエローポジションになるところだったのか。 『ハイキュー!!』 (第258話 経験値) 表紙の小学生コス日向くんが違和感ないんだが、それでいいのか高校生。 日向くんにとって一番イヤだったブロックは松川か……これはちょっと意外。 クロか天童あたりかと思ったんだけどね。 『シューダン!』 (2 土曜の夜はカレーライス) ソウシくんは、サッカーなんてとりあえずやってるだけ、とか言いながらも、チームメイトのすごい面をすらすらと楽しそうに話してて、なんだ結局、サッカー好きだし自分のチームが気に入ってるんじゃないか、とにやにやする感じがものすごくよいです。 ナナセちゃんは、サッカーがものすごく好きだし、できるだけ高いレベルのところでやりたいという思いはあるけど、家族に負担をかけるのはダメだと、自分のやりたいことと家族の折り合いをうまくつけていこうとしている、しっかり者でやさしい感じがものすごくよいです。 「だってオレら全然試合勝てねーぞ!?」に対して、間髪をいれず「じゃあ、これから勝ってくんだ!」と応じたナナセちゃんはめっちゃ素直で頭のいい子だな、って思う。 結局、ソウシくんとナナセちゃんの会話だけで1話分が埋まった感じだけど、なんかやたら楽しかった。 『鬼滅の刃』 (第66話 黎明に散る) 煉獄さんの最期の晴れやかな笑顔がすばらしかった。 てか、本当にお亡くなりになっちゃったし……まあサブタイトルを読んだ時点で察したけどさ。 どんな時でもポジティブシンキングな炭治郎が弱音を吐くなんて、本当に悲しくて、悔しくて、やりきれないんだよね。 そして、失ったものの大きさを、今の自分では埋められないということが実感できるから、つい弱音が出ちゃったんだろうね。 煉獄さんは炭治郎が強くなることを信じてくれたし、ねずこちゃんが同志であると認めてくれた。 それに応えるために、炭治郎はまたむちゃやらかしちゃうんだろうなあ。 ぽろぽろ泣いてる炭治郎に「悔しくても泣くんじゃねえ」という伊之助が、涙をぼろぼろこぼしてる姿に、ああ、伊之助も変わったもんだなあ、と思った。 登場したころの伊之助は、人の...

『週刊少年ジャンプ』2017年28号 感想

『シューダン!』 (1 ぼくらのフットボールアワー) 横田先生がもう戻ってきたっ! サッカーマンガは珍しくないけど少年団ってのは珍しいかな。 だいたい部活かプロだもんね。 でもこれは、かなりいい出だしじゃない? うん、すっごくいい感じ。 七瀬ちゃんかわいいし。 あと、みちるちゃん先生のダンナさんが出てきてびっくりした。 みちるちゃん先生の出番もあるかもね。 『ONE PIECE』 (第868話 "KXランチャー") ビッグ・マムが巨人族から嫌われているのは、長老を死なせてしまったからだと思ってたんだけど、それだけじゃなかったか……。 ということは、本当にマザーはマムのおなかの中なんだろうか……。 ”悪魔の実”の能力を継承しちゃってるしなあ。 あと、”クククク”の実は結構本気で欲しい。 リンリンの「平和で差別のない国を」という志は一途で素敵なのものだが、それが歪みに歪んだ形でできあがったのがこの国か。 しかも、本人はちっとも歪んでる自覚がないというおそろしさ。 『ハイキュー!!』 (第257話 正当) 木下くんががんばってる姿はなぜだかほっとするなあ。 『鬼滅の刃』 (第65話 誰の勝ちか) 「煉獄さんの勝ちだ!!」と叫ぶ炭治郎の必死さが泣ける。 頸に刃がくいこんでも、胸を刃が貫いても死なない鬼と違って、人は傷ついたら簡単には治らないし、手足を斬られたら元には戻らない。 とても脆い。でも、それが煉獄さんが鬼にならない理由だ。 自分の持って生まれたもので戦い抜く、と。 母にもらったからだで生き抜く、と。 「凄いんだ!!」「強いんだ!!」「負けてない!!」「煉獄さんの勝ちだ!!」 まだ弱い後輩のこの力強い叫びは、煉獄さんにとってどんなにかうれしかっただろう。 「竃門少年が死んでしまったら俺の負けになってしまうぞ」 この台詞はちとずるい。炭治郎がその言葉に逆らえるわけないじゃないか。 そして、普段、やたらはきはきしゃべる人が「こっちにおいで」という柔らかい言葉遣いをするところがもう泣ける。 この人、弟くんに対してはこんな風にやわらかい態度なんだろうな、とか思えて泣ける。 ずっと長男という自覚をもって生きてきた炭治郎にとって、こんな兄のような態度で接してくれる人ってはじめてなんじゃないかな。 「最後に少し話をしよう」って……ほんとに死にそうなんですけど……...

『週刊少年ジャンプ』2017年27号 感想

『ONE PIECE』 (第867話 "HAPPY BIRTHDAY") 表紙のキャベンディッシュがめっちゃステキなんですがっ。 マザー・カルメルは子供を売ってたのか……。 それでも、親を失ったり見捨てられたりした子供たちが、幸せだと思える子供時代を過ごせて、売られた先の政府の仕事にそれなりに納得して生きているのなら、そんな悪いことをしてるわけでもないような気がするな。 リンリンみたいな大変な子を育ててるところをみちゃうと、楽してお金を稼いでるって感じもしないし(苦笑)。 ところで、リンリンはマザーと子供たちを食べちゃったとも受け取れるんだけど……違う……よね……。 リンリンがお菓子に夢中になってる間に、マザーが子供たちを連れて逃げた、という可能性もあるけど、リンリンを置いてっちゃったらそれまでの苦労を放り出すことになるから、そんなことするかなあ、って気がするし。 『鬼滅の刃』 (第64話 上弦の力・柱の力) 「杏寿郎死ぬな」って、いや、おまえがこんなにしたんだろ、とツッコミいれたくなるんだが、「懇願」という表現を使いたくなるほどの必死さで、猗窩座はこの言葉を口にしたんだろうなって思う。 強さを求めて鬼になったのに、強い人間は自分と戦うと死んでしまうというジレンマ。 煉獄さんの母上が凛々しくて美人ですてきです……が。 煉獄さん、本当に死んじゃいそうでこわい……。 伊之助は猪突猛進な性格だけど、本当にヤバいところにはつっこんでいかないんだな。 野生児だけあって、本当にダメなものには近づかないんだろう。 炭治郎の方が無謀につっこんでいきそうな気配だ。 『ハイキュー!!』 (第256話 月夕) サブタイトルがかっこええ。 アタックを決めたのに、じりじりとにらみあう影山くんとツッキーもよいが、ふたりの表情から心情を読み取る縁下の先輩力の高さがすごい。 さすが時期キャプテン(←まだ決まったわけではない)。 『左門くんはサモナー』 (第83話 僕は君が) 終わっちゃってるんだけどっ! 終わっちゃってるんだけどっ! 月曜日にTwitterのトレンドに「左門くん」があがり続けてて、意外とショックを受けてる人が多いことに驚いた。 『ROBOT×LASERBEAM』 (11th round レーザービームの秘密) 超地味な練習を何の苦も無く10年も続けてきちゃったの...

『週刊少年ジャンプ』2017年26号 感想

『ONE PIECE』 (第866話 "NATURAL BORN DESTROYER") 幼いビッグ・マムがめっちゃホラー。 本人に悪気はないし、愛されたい褒められたいという欲求に素直なだけの子供なんだけど、なんかもう存在するだけでホラー。 マザー・カルメルが根気強くリンリンを教育しようとがんばっているのはわかるんだが、それは結局のところ、周囲の人たちに我慢を強いることでしかなかったんだなあ。 この子供が欲望を抑えることができないままで成長しちゃったら、ビッグ・マムみたいな巨大な子供ができあがっちゃうのよくわかる。 『鬼滅の刃』 (第63話 猗窩座) センターカラー表紙がめっちゃかっこええんですけどっ! 突如現れた上弦の参の鬼・猗窩座。また変換が難しい名前がでてきた。 人間は老いるから死ぬから弱くなるから人外になって至高の強さを求めよう、とかどこの戸愚呂(弟)だよ! 対して煉獄さんも幻海師範に似たようなことをいう。 老いることも死ぬことも弱くなることも受け入れる、と。 猗窩座の誘いに乗った柱はひとりもいなかった、か。 やはり、柱になるほどの人たちは、鬼と戦う意志が強固なのだろうなあ。 それにしても今回の煉獄さんのかっこよさはただごとではない。 強いし、かっこいいし、炭治郎をしっかりフォローしてくれてるし。 ところで善逸、しっかりねずこちゃんを守ってた! えらいっ! 『ROBOT×LASERBEAM』 (10th round 学習) 感情の起伏が少ないロボくんが、ゴルフに出会ってからたくさんの感情を芽生えさせている。 そして、ロボくんは自分の感情にとても素直だ。 なんとゆーか……かわいいな。 超精密なストレートと、高い集中力と、ちょっとやそっとじゃ乱れないメンタルだけがロボくんの武器というわけではなかったのか。 多分、自分のからだをほぼ完全にコントロールできてるからこその超精密なストレートで、それがベースにあるから応用問題を解くのも早いってことなんだろう。 たくさんの良いお手本がいるゴルフ部は、ロボくんの成長を加速させること間違いなしだな。 『ハイキュー!!』 (第255話 見つける) 今のところ影山くんありきで戦ってる日向くんだからこそ、影山くんじゃなくても同等のトスをあげられるということを証明してみせた宮侑の存在は、日向くんにとっては吉報……そ...

『週刊少年ジャンプ』2017年25号 感想

『Dr.STONE』 (Z=11 科学の武器) 千空、本当に死んじゃってないよね。 大樹が意外と冷静だったのって、千空が死んでないときづいたから……と思いたい。 杠ちゃんが投げつけたつぼを蹴り割らずに受け止めてたら、司はあんなことにならなかったと思うんだが、大樹に対する警戒がある以上、手を空けるわけにはいかなかったんだろうな。 司は千空を殺すことは苦渋の決断だったんだろうが、そんな決断をする前に、自分の判断を疑えよって思う。 『ハイキュー!!』 (第254話 変人・妖怪・魑魅魍魎) ねんどろいど山口忠がかなりかわいいぞ。 あと、ねんどろいど澤村大地が一瞬、夜久さんにみえた。 「嫉妬しますね」という台詞を冷静なまなざしで口にする赤葦がよいなあ。 赤葦は自分の能力も他人の能力も常に冷静に計算してコントロール下に置くような戦い方をするイメージ。 そんな赤葦が、しょっちゅうコントロール不能状態に陥る木兎さんの相方ってのがおもしろい。 日向くんと影山くんの変人速攻の強みは、スピードだけではなく、どの場面でも使える、ということか。 宮兄弟のあれは、今のところ、状況をかなり整えないと使えないしろものなのかね。 訓練したら日向くんと影山くん並みにできるようになるのかね。 でも、体格が足りない日向くんが必死に編み出したあの技を、体格にも才能にも恵まれている宮兄弟ががんばって身に着ける理由はないのかも。 『鬼滅の刃』 (第62話 悪夢に終わる) 自分を刺した人間を「死ねない。俺が死んだら、あの人が人殺しになってしまう」と思いやる炭治郎がすごすぎる。 伊之助はあいかわらず炭治郎の名前を勝手に変えちゃうけど、ものすごく炭治郎を心配してて、本当によく懐いたもんだなあ、と。 無事を尋ねられて「元気いっぱいだ。風邪もひいてねぇ」って答えるセンスはあいかわらずすごい。 いや、この状態で風邪を心配しているわけではないだろう。 魘夢は力を出し切らずに死んだ……と本人は思っているようだ。 実際、煉獄さんと炭治郎と伊之助の能力がうまい具合にかみ合った結果だから、魘夢はだいぶ運が悪かった気がする。 煉獄さんが見事に炭治郎を導いていて、この人みかけによらず指導役に向いてるんだな(←失礼)。 炭治郎を継子にしたいと言ってたのはかなり本気だったのかもしれん。 『左門くんはサモナー』 (第81話 左門くんは召喚術士...

『週刊少年ジャンプ』2017年24号 感想

『鬼滅の刃』 (第61話 狭所の攻防) 祝! 『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! でも、『ジャンプ』表紙カラーの絵、なんかこわくない? 特に善逸の眼が。 この汽車、運転士さんも魘夢の配下だったのか。 鬼殺隊は基本的に人間に攻撃できないから、人間相手だといろいろやっかいだよねえ。 伊之助は例外だけど。 「親分は俺だ!!」⇒「わかった」 「いい考えだ褒めてやる」⇒「ありがとう」 といった伊之助と炭治郎のやりとりがおもしろい。 これが伊之助と善逸だったりすると、善逸が反発して大騒ぎになりそうだけど、炭治郎は基本的になんでも素直に受け入れちゃうので、連携がめっちゃスムーズになっているという。 夢と現実の区別がつかなくなっちゃって、現実で自分の頸を斬りそうになった炭治郎に「つまらねぇ死に方すんな!!」って言った伊之助も印象的で、伊之助にとっても炭治郎は、つまらない死に方をされたくない程度には情が移ってるってことなんだろうね。 女性にだって平気で手をあげるような伊之助なだけに、ずいぶんな特別扱いなんじゃないかと思うよ。 ところでキャラクター人気投票のページの無惨様が女体化バージョンなんですけど、これは、こちらが本体(?)ということなんだろうか。 あと、巻末コメントの「インクの瓶にスマホのイヤホンを突っ込んでしまった。頑張ります!」って前後の文章がつながっていないようにみえるのは私の気のせいでしょうか? 『ハイキュー!!』 (第253話 追い打ち) 宮兄弟が「サム」「ツム」って呼び合ってるのがなんだかおもしろい。てか、「ツム」ってなんかかわいい。 宮(侑)のサーブに翻弄されて悔しそうなノヤさん。 自分の守備範囲に入ってるボールをうまくさばけないというのは、リベロとしては相当に悔しいんだろうなあ。 日向くんと影山くんの変人速攻を即興で再現させてみせた宮兄弟。 影山くんと張るレベルのセッターの技量に加え、影山くんと日向くんが合わせてきた時間とは比べ物にならない、兄弟でボールを追いかけ続けてきた時間があるからこそなしえることなんだろうけど……。 「ひとつずつならちゃんと対処できます」と武田先生が言った時は、うんうんとうなずいてたけど、一気に、いやこれ対処できんの? な感じになってしまった。 『Dr.STONE』 (Z=10 科学の徒) 愛車を売ったお金を、息子の才能に投資した千空の父親。 ...

『週刊少年ジャンプ』2017年23号 感想

『約束のネバーランド』 (第37話 脱出) 変えることをあきらめてしまったイザベラと、変えることをあきらめないエマの対比がかなしい。 絶望の中で少しでもよいものを、と考えたイザベラと、なにひとつ手放さないと強硬に主張し続けたエマ。 イザベラにノーマンやレイのような同志がいたら、イザベラはあきらめずに済んだんだろうか、とも思ったけど、この場合、エマの方が特殊な気がする。 イザベラが子供たちを愛していたのは真実で、だからこそエマもノーマンも「ママ」を疑わずに成長していて、「信じる」という能力が高いんじゃないかと思う。 そう考えると、レイがぎりぎりまでふんぎりつけられなかったのは、実の母親の愛情を疑い続けて成長してきて、自分が生きる世界に絶望しきっていたからなんだろう。 でも、レイはぎりぎりのところで「仲間」と「未来」を信じた。 それはエマがいたからこそで、そのエマを育てたのは「ママ」の愛情だったんだ、と思うと、ぐるりとめぐってイザベラの愛情がレイを救っているんだなあ、とか思うとなかなか感慨深いものがある。 自分の命をあきらめて、ようやくただ普通の母親になれたイザベラ。 これまでの「行ってらっしゃい」は子供が死ぬこと前提の言葉だったけど、今回の「行ってらっしゃい」は「生きのびてね」という想いをこめた言葉なんだろう。 レイたちは自分たちが生きるために母親を殺す選択をしたことになるのだなあ。 『ONE PIECE』 (第864話 "ヴィンスモーク家皆殺し計画") レイジュは覚悟して自分の死を受け入れてるけど、サンジの兄弟たちは自分の死にさえ無感情か……兵器としてできすぎてる。 この兄弟を救うって、実はかなりむずかしくないか? 『鬼滅の刃』 (第60話 二百人を守る) 表紙のねずこちゃんがかわいすぎですよっ。 眠っている時が一番かっこいい男、それが善逸! いやあ、本当にかっこええなあ。これ、起きたらなんも覚えてないんだろうなあ。 煉獄さん、「穴があったら入りたい」をこれほどかっこよく言う人ははじめて見たような。 その前の「よもやよもやだ」といい、台詞がめっちゃリズミカルというか、これアニメ化したらものすごくはえるんだろうな、と思った。 アニメ化したら善逸役は村瀬歩くんとかどうです?(←汚い高音を出して欲しい) ふがいないと落ち込みながらも、てきぱきと力強くこ...

『週刊少年ジャンプ』2017年21・22合併号 感想

ジャンケン折り返し表紙がなかなかキャラの個性出てておもしろいんですが、折り返されてる側が主人公とすると『Dr.STONE』の主人公って千空なの? 大樹かと思ってた! でも、タイトルが「Dr.」なんだからそう考えると千空の方がふさわしいな。 ところで潮くんの相方にチヒロをチョイスしたのはおもしろいな。これは桐仁くんじゃないんだ。 ルフィの相方がゾロじゃなくてサンジなのは現在の展開から考えると、そうなるだろうなあ、と。 どうでもよいけど、デクに負けたかっちゃんが後であばれそう。 『ONE PIECE』 (第863話 "義侠派") アニメのビッグ・マムは小山茉美さんでシャーロットは沢城みゆきさんか。めっちゃ豪華な布陣だな。 "麦わらの一味"に入ることを公式に宣言したジンベエ。 1mmも死を恐れないというのはできるこっちゃないよなあ。 ところで、このビッグ・マム編、なにげにブルックが有能すぎるんですが。 『ハイキュー!!』 (第251話 リズム) ブーイングでいやがらせに無反応な影山くん、半笑いのツッキー、そして、めっちゃ興奮してる日向くん。 何この1年生ズ。ブーイングする甲斐がない……。 でも、テンポの乱れにはやっぱ反応しちゃうのね。 これはメンタルの問題じゃなく反射だからしょうがない。 あと、叶歌ちゃんの視点が、好きな人をみているそれじゃなく、完全に選手目線なのがおもしろい。 バレーに関しては恋する女の子じゃなく、選手なんだな。 『ROBOT×LASERBEAM』 (6th round 決着) 勝負事には関心がないが、自分の思い通りにボールが飛ばないことにはやたらとこだわるロボくん。 これって、狙ったところにボールが飛ぶのは当然だと思ってたってことで、そう信じ込むことができるくらいボールを打ち続けてきたってことなんだろうな。 思った通りにボールが飛んだあとの「…うん」という満足そうな顔に、底の方ではいろいろと感情が動いてるんだけど、他人どころか本人さえもそれを検知できないでいるのかもなあ、って思った。 『鬼滅の刃』 (第59話 侮辱) 下弦の鬼が入れ替え戦を申し込んで勝てば上弦の鬼になれるのか。 てっきり無惨様がランクを決めてるのかと思ってたんだけど、そこは放置というか、興味ないから自分たちで勝手にランクを決めろ、ってことなんだろ...

『週刊少年ジャンプ』2017年20号 感想

『ハイキュー!!』 (第250話 挑戦者) 連載5周年か~。初期の頃、本気で打ち切りにおびえていたので、本当にうれしい。 巻頭カラーのセカンドユニフォームな日向くんが、本当に全身ミカン野郎でちょっと笑った。 いつもの真っ黒な烏野もかっこいいけど、オレンジもみんな似合ってるよ! ノヤさんは黒も似合ってるよ! 日向くんの打ち忘れを「速攻のタイミングが合わなかった様です」とフォローをする解説の方、お疲れ様です。 日向くんの脳内影山くんコラが絶妙すぎて笑っちゃったんだけど、本物影山くんは日向くんに「さすがだな」とか言わないと思う。 と思ってたら案の定だよ。「どへたくそ」とか言われちゃってるよ。 でも、「セットアップが合わなくなる」とか考えながらもうれしそう。 日向くんと影山くんは相性よすぎるよね! とか思ってたら、あの見事なブロード攻撃だよ! 本当に相性がよすぎるコンビだな。 てか、味方にフェイントかけてどうする、日向くん。 『ONE PIECE』 (第862話 "頭脳派") さっきまで余裕みせてたジンベエがあせりまくってる姿になんか笑ってしまった。 パンパンなぐるわ、ガンガン頭打ち付けるわ、なかなか扱いがひどいな。 まあ、あのタイミングで熟睡してるルフィの方がひどいんだが。 マムの娘たちはいろいろと壊れてるな。 早々にマムの元から逃げ出したローラが一番まともにみえる。 自分の感情のままに振る舞う、強欲かつ強大な母親にふりまわされてきたんだろうなあ、と思うと本当にかわいそう。 対して息子たちは母親に従順にみえるんだが、そうみえてるだけなのか、息子は意外とかわいがってるのか。 『ROBOT×LASERBEAM』 (5th round 違和感) 風の影響を知らないとか、ラフでの打ち方を知らないとか、なるほど、同じ条件の中で黙々とボールを打ち続けてきただけだとこうなるのね。 『Dr.STONE』 (Z=7 火薬の冒険) 3000年後も鎌倉の大仏様は残るか……。 奈良の大仏様とかはどうなのかね。お堂は崩れても、大仏様は残るんだろうか。 サバイバルクッキングを普通にこなしてる杠ちゃん。なにげに順応性が高い。 そういえば、大樹の告白はどうなったのかね、今はそれどころじゃないんだろうけど。 大樹たちの顔のひびは、石化している間のひび割れの名残りか。 杠ちゃんにはめだつ...

『週刊少年ジャンプ』2017年19号 感想

『ハイキュー!!』 (第249話 喧騒と静寂) 烏野高校、5年ぶり9回目って、結構な回数だな。「古豪」って呼ばれてるのも当然か。 そして、鵜養コーチも応援団もちょっとそわそわしてる中で、通常運転の武田先生が頼もしすぎる。 稲荷崎はリベロ以外はみんな180cm超えで191cmまでいるのかっ。そのリベロも174cmって、大地さんと変わりない身長。 身長がわりと均一なのは、粒ぞろいのよい選手を集めることができる強豪校ならでは、なのかもしれない。 そう考えると、烏野のでこぼこっぷりは逆にすごいことのように思える。 場の空気を味方につける、という言葉があるけど、数を揃えれば自分に有利な「空気」をつくることも可能、ってことなんだなあ。 ところで、跳ぶのに夢中になって、打つの忘れるってどういう事態なんですか? 日向くん、集中力高すぎ(笑)。 これは影山くんじゃなくても「同時にやれねえならやるな」って言いたくなるよね。 『ROBOT×LASERBEAM』 (4th round 鷹山×ロボ) 鷹山くん、クール系にみえて実はめっちゃ熱血系。 それに対して、ロボくんは平温系? 勝ちたいという欲はないし、かっこよいとこみせたいという欲もないし、ほめられたいという欲もない、だからプレッシャーがない。 心理的な駆け引きにおいて負ける要素がないって、勝負事に関してはものすごいアドバンテージな気がするな。 『鬼滅の刃』 (第57話 刃を持て) 普通にしゃべってるねずこちゃんが、なんかおとなっぽくみえる。 そうだよなあ、ねずこちゃんの妹属性ばっかりみてきたけど、本来はねずこちゃんも弟妹を持つお姉ちゃんで、お母さんとお兄ちゃんを支えてきびきび働くしっかり者だったんだよなあ。 鬼化して、いろんなものが抜け落ちた結果、お兄ちゃん大好き要素だけが残ったのが今のねずこちゃんなのかな。 愛しい家族に背を向けて「本当なら」を心の中で繰り返す炭治郎。 夢だとわかっていてもすがりつきたいほど愛おしい世界。 「でももう俺は失った」 だから炭治郎は走る。 まだ失っていないものを失わないために。 「本当なら」からの「でももう失った」のこの流れのせつなさが美しい。 炭治郎の悔しさと、悲しみと、守れなかった家族へのもうしわけなさが、ひしひしと伝わってくる。 そして、そんな重いものを大事に抱え込みながらも、炭治郎の無意識領域はど...

『週刊少年ジャンプ』2017年18号 感想

『ONE PIECE』 (第861話 ”演技派”) あれだけのことがあっても、女の子に言い寄られるとよろめいてしまう……さすがサンジ、ブレない。 『鬼滅の刃』 (第56話 目覚めろ) 炭治郎と煉獄さんは寄り添って眠ってると兄弟っぽくみえるな。 ふたりとも髪がつんつんしてるからかな。 柱ともなると、意識がなくても戦えるのか。 善逸も無意識で戦ってたけど、あれとはちょっと違うよね。 そいでもって、無意識でも人間は殺さないってのがまたすごい。 どんだけ自分を研ぎ澄ませればこういう領域に至れるのか。 炭治郎はどうやって魘鬼の夢の中で、中途半端とはいえ覚醒できたのかな。 お兄ちゃんに頭をなでなでしてもらいたいねずこちゃんかわええ。 いやもう、どんだけお兄ちゃん大好きだよっ。 でもって、炭治郎はどんだけ石頭……。 ぽろぽろ涙をこぼしてるねずこちゃんがまたかわいすぎで、本当に本当にジタバタ。 でも、お兄ちゃんを燃やしてはいけません(笑)。 『ROBOT×LASERBEAM』 (3rd round ゴルフ場デビュー) トモヤくんのこのお気楽さはすごいな。 あそこで人違いを疑うんじゃなく、自分の才能を信じるとは。 平坦なロボくんの心を揺るがすほどの、鷹山くんのゴルフに対する情熱。 ロボくんは自分の感情があまり揺れないから、逆に、感情を強く動かす人に対して憧れみたいなものをもってるのかもね。 やたら感情豊かなトモヤくんにつっこみいれながらも、わりと楽しそうにしてるあたりをみても。 ロボくんと鷹山くんで、「鳩」と「鷹」なんだなあ、ということに唐突に気づいた。 『Dr.STONE』 (Z=5 杠) 杠ちゃんの服をがんばってつくってる大樹。首元のリボンがおしゃれだな。 彼なりにかわいい服にしようとがんばってる様子が微笑ましいけど、そのデザインちょっときわどくないですか? まあ、本人が気に入らなければちゃんと自分でつくりなおすだろうけど。 逃げてどこか遠くで生きていく、という選択肢を千空は提示したけど、あまり現実的ではないような気がする。 千空の知力と大樹の体力があっても、わりとぎりぎりな生活をしてたのに、大樹と杠ちゃんだけになったら、相当苦労しそうだもん。 それに、大樹は千空をひとりで戦わせるという選択肢は選ばないだろう。 どれだけ杠ちゃんが大事でも。 そして、人類をもれなく助けたい千空の「...

『週刊少年ジャンプ』2017年17号 感想

『ONE PIECE』 (第860話 ”10:00 開宴”) ジンベエはすでにルフィを自分の「親分」と決めているんだなあ。 『ROBOT×LASERBEAM』 (2nd round 朝のロボ) 初回の巻頭に出てきたのは結局、ロボくんだったのか。 お父さんだけ収穫して、その間、ロボくんはゴルフなのか、お手伝いしないのか。 野菜の目利きが壊滅的にダメで、食べごろじゃないものを採っちゃって野菜をムダにするから手を出すのを許してもらえない、とかいうネタを考えたんだが、本当にそうかもしれない。 それにしても、ちょっとしたことから息子の感情を読み取るお父さん、すごい。 『腹ペコのマリー』 (ペコ5 波乱の初登校!!) テレーズ様、服も脱げないし髪もほどけないのか。 ということは、あの姿がまるっとひとつのオブジェクト? 『ハイキュー!!』 (第247話 2日目) 鵜養元監督、おからだの調子が悪いのか。 まあ、入院してたってことは持病があるっていうことなんだろうしね。 お歳のわりに体格ががっしりしてるし、バレーの指導もやってたから、もうすっかり元気なのかな、って思ってたんだけど。 「全国の1番と2番両方とも戦れる」っていう日向くんもたいがいだけど、「第1シードの井闥山が決勝まで来れば、だろ」という影山くんもたいがいだ。 自分たちが決勝までたどりつくことを疑ってないのに、井闥山が決勝にたどりつくことの方を疑うとか。 それにしても、荷物置きの段取りが重要とか、他のスポーツものではあんまりみない視点でおもしろいなあ。 『Dr.STONE』 (Z=4 純白の貝殻) 自衛のために殺したライオンには敬意をはらうし、千空にも惜しみなく賛辞をおくるが、見知らぬおじさんは蔑視する。 そうか、獅子王くんはこういうキャラか。 粉々にされたおじさんが気の毒すぎる。あれ、どうみてもただのやつあたりだし。 純粋な若者だけを復活させる、とかいっても、どうやって純粋かを判別するんだろう。 それとも、若者はすべて純粋だ、とかいう理論だろうか。 叶うはずのない汚れなき世界への憧れが、もしかしたら叶うんじゃないのか? という状況になってるんだろうなあ。 そう考えると、「社会」というものは「枷」であると同時に「歯止め」であるんだなあ、と思う。 枷から解き放たれた霊長類最強か……そりゃあこわいよな。 ひとりでいろいろと背負...

『ワールドトリガー』休載中

風間さんに会いたい。 諏訪さんに会いたい。 迅さんに会いたい。 ユーマに会いたい。 オサムに会いたい。 チカちゃんに会いたい。 ヒュースに会いたい。 二宮さんに会いたい。 東さんに会いたい。 出水に会いたい。 那須さんに会いたい。 太刀川さんに会いたい。 荒船に会いたい。 犬飼に会いたい。 嵐山さんに会いたい。 カゲさんに会いたい。 ゾエさんに会いたい。 菊地原に会いたい。 プリンスに会いたい。 忍田さんに会いたい。 (以下略) 新刊が出たので、これでしばらくしのげる! と思ってたんだけど、逆にさびしさに拍車がかかる始末。 いったいどうすれば……。

『週刊少年ジャンプ』2017年16号 感想

『ROBOT×LASERBEAM』 (1st round ゴルフはやらない) 『黒子のバスケ』の藤巻先生が戻っていらっしゃいましたよ! 『ジャンプ』でゴルフって言ったら『ホールインワン』だよね! って思うんだけど、古すぎて知ってる人少ない? 普通は『ライジングインパクト』なのかな。 『ホールインワン』は女子の下着にやたら力入ってるマンガだったなあ。 「だってボールを棒で打って、コロがして穴に入れることの、何が楽しいの?」って、それを言っちゃうとバスケだって、バスケットにボールを放り込んで何が楽しいの? になっちゃうじゃん。 ってまあ、スポーツをやることにも観ることにも興味がない人の認識はこんなもんなんだろうなあ。 ロボくんは思ってることをはっきり言っちゃうし、だいぶズレてる子で、それを自覚してるようだけど、自分のことを卑下したり、疎外感をおぼえている様子はない。まあ、できれば仲良くしたい、という気持ちはあるっぽいけど。 自分を曲げない。そして、他人を曲げさせることもしない。 無感動無関心にみえるけど、自分に向けられる愛情にも気づけるし、素直に受け止めて、感謝して、それを返したいと思ってる。 めっちゃよい子だなあ。 ロボくんの言葉にいちいちヘコんで文句をこぼしつつも、厭わずに相手し続けてるトモヤくんはえらいなあ。 ロボくんもそういう友人は本当に得難いものだとわかっているから、トモヤくんのために動くんだろう。 てか、ロボくんの目立つ髪色にちゃんとした説明がついてて驚いた。 いや、『黒子のバスケ』はキャラの髪色がやたらカラフルだったのに、華麗にスルーしてただろ。 「呂羽人」って変わった名前だなあ、と思ったけど、ハーフだと考えると「ロバート」を無理くり日本名っぽくしたということなんかな。 三浦くんが探しているのはロボくん、とみせかけて違うような気もする。 冒頭に出てきた人? でも、冒頭に出てきた人のスラックスがロボくんとこの制服っぽいんだよなあ……。 藤巻先生の妙にとぼけた雰囲気があいかわらずで、うれしかった。 『ONE PIECE』 (第859話 ”四皇暗殺作戦”) ビッグ・マムはショックを受けると体の抵抗力を失う、ってことは、やたら頑丈なからだは生来のものではなく、能力で強化されたもの、ってこと? 娘たちが普通サイズってことは、ビッグ・マムは能力で肉体を強化し、巨大化さ...

『週刊少年ジャンプ』2017年15号 感想

『ONE PIECE』 (第858話 ”会議”) ベッジがビッグ・マムを裏切ったら、ビッグ・マムの娘である嫁さんはどうなるの、って思ってたら、嫁さんの方も母親を裏切る気満々だった。 ローラが母親を捨てたあおりを受けて虐待されても、ローラをひとつも恨んでない様子のシフォン。それどころかかなり慕っている様子。 そのかわり、母親を激しく憎悪しているのか……。 まあ、母親から受けた仕打ちをきくと、そりゃそうなるわな、って感じだけど。 ジンベエがうまいことまるめこんで組まれた連合軍。 ここでシーザーの存在が出てきたということは、ベッジの策というのは毒ガス兵器を使ったものなのかなあ。 『ハイキュー!!』 (第245話 鮮烈) 鵜養元監督の知り合いにつかまりまくってるらしい鵜養コーチ。 せっかくの祖父の人脈を無碍にはできないだろうし、苦手ながらも愛想を振りまこうとがんばってる鵜養さんの姿が目に浮かぶ。 それに、ここでコネをつくっとけば、後々、練習試合組む時とかに役立ちそうだしね。 それにしても、ここにきて「小さな巨人」と呼ばれる選手が登場するとはちょっと驚いた。 日向くんにとって「小さな巨人」は、子供の頃に憧れたあの人しかいないんだろうけど、世間的にはそう呼ばれる選手が何人も出てるのかもなあ。 「小さな巨人」を目指してきた日向くん。 すでにそう呼ばれている存在を目の当たりにして、落ち込むのかなあ、とかスガさんと同じことを考えたわけだが、意外と穏やかな表情で「春高に来れてよかった」と言ったその真意はどのようなものだろう。 またひとつ越えたいものをみつけられてうれしい、って感じなのかな。 1日目で40チームが姿を消す、ってそんなにたくさん? と思ったんだが、すべての都道府県の枠がひとつずつというわけじゃないんだよね、そういえば。東京都なんて3つもあったし。 『腹ペコのマリー』 (ペコ3 おやつの時間) 見かけタイガで中身テレーズの時も、タイガの意識そのものはちゃんと起きてて、テレーズと意思疎通もできるっぽい。 ところでこれじゃあ、立ちションどころか、普通におトイレ行くのも厳しくない? 『Dr.STONE』 (Z=2 FANTASY VS SCIENCE) 千空がいなければ、早々に中毒死しそうだな大樹。 あと、市販品の約100億倍ひどいとか、ワインを飲んだことがあるのか未成年、とツッコ...

『週刊少年ジャンプ』2017年14号 感想

『Dr.STONE』 (Z=1 STONE WORLD) 初回からいきなり数千年の時間が経過しててびっくらした。 これはしばらくはサバイバルものして、長距離の移動手段をつくれたら生存者を求めて旅に出るとかになるのかな。 いや、旅に出ちゃうと、杠ちゃんから離れることになるのでやらんかな。 『ONE PIECE』 (第857話 ”ルーク”) そうか、ここでベッジが前面に出てくるか。 ビッグ・マムの娘との間に子供がいたけど、妻子は最初から切り捨てるつもりだったのかなあ。 『腹ペコのマリー』 (ペコ2 俺があいつで…?) これ、見かけテレーズで中身タイガと、見かけタイガで中身テレーズの二択しかないの? 見かけタイガの時、タイガの意識は状況を理解できてるのかな。それとも眠ってる状態なのかな。 まあ、どちらにしても、タイガは普通に生活できないよね。 『鬼滅の刃』 (第52話 冷酷無情) 無惨様がなんだか歌手の藤あや子さんにみえてきた。 ねずこちゃんは、鬼になってるけど、無惨様の呪いを外している、という状態なのか。 しかし、どうやれば自力で呪いが外せるのか、がわかんないんだよね。 たまたまイレギュラーが発生しただけなのか、竈門家の血筋のなせるわざなのか、ねずこちゃんの意志がそうさせたのか。 言い訳をすれば「否定するな」だし、逃げれば生首にされるし、プレゼンすれば「指図するな」だし、どんだけブラックだよ十二鬼月。 とか思ったけど、考えてみれば、無惨様の名前を口にしただけで殺される、ってだけですでにブラックさは出てたんだった。 それにしても、逃げたと思ったら次のページで頭部だけにされてたのはめっちゃこわかった。 そうして残るのは変態さんだけか……。 いや、この変態さん、かなり練度が高いよ。 上弦の連中もこんなんばっかりなのかな。 これをみると、累は炭治郎に殺されてよかったなあ、とか思ってしまう。今わの際に心だけでも家族の元に戻れたんだから。 これから炭治郎は、下弦の鬼退治を目指すのかな、と思ってたら、あっとゆーまに無惨様の手で解体されちゃうとはびっくりな展開。 いやいや、思い切りがよすぎるでしょ吾峠先生。 『左門くんはサモナー』 (第71話 左門くんはクソガキ) やっぱりベル様、アンリちゃんのこと好きなんじゃないかな。アガっちは否定してるけど。 アンリちゃんの動向にやたら詳しいし、ア...

『週刊少年ジャンプ』2017年13号 感想

非常に可愛いと吾峠先生が巻末コメントに書き、表彰式で一番面白かった、と沼先生がコミックスの著者コメントに書く、吾峠先生のアシスタントさんたちがどんな方なのか、めっちゃ気になる。 『ハイキュー!!』 (第243話 それぞれの初戦) 全国大会ともなると、凄い奴が居ないチームがそもそも無い、ってのはそりゃそうだろうなあ、と。 烏野だって今や「あのウシワカを破った」という冠がついてるわけだしね。 あと、赤葦くん、いつもご苦労さまです(苦笑)。 『左門くんはサモナー』 (第70話 左門くんは野菜が嫌い) センターカラー。 アンリちゃんはやっぱ赤系が似合うなあ。 六柱はアガっちのコミュ力でもってる感じがしてきた。 ネビロス閣下は短気だし、宰相はオタクで自分の好きなもの以外には無気力だし、中将Pとナッキーとサルガタナスさんはマイペースだし、この連中を取りなすアガっちはすごいよなあ。 ところで、視界の端でパック詰めされた豚肉がしゃべってたらコワイよね。 でも、この豚肉、左門くんの栄養の偏りを心配して料理を工夫するという、本物の良妻である。 ついに六柱の上司であるベルゼビュート様が登場! 本当にこわいよ。 てか、アンリちゃんとベル様+六柱が激突って……。 天使ヶ原ちゃんはアンリちゃんにつくだろうし、そうなるとルキ様とネビロス閣下は板挟みになりそうなんだが。 『鬼滅の刃』 (第51話 日輪刀還る。) 炭治郎は「頑張ればできるよ!」しか言わない系のコーチだよね、きっと。 それに比べて、しのぶさんはちゃんと相手をみて、一番、利く言葉をきちんとかけている。 伊之助はひたすら蔑み、善逸はひたすらおだてる……うますぎる。 てか、9日で会得って、炭治郎よりもはやいよね。 炭治郎はやっぱり努力型なんかな。善逸は意外と天才型みたいな話もあったしな。 包丁かまえて走り寄ってくるひょっとこがコワイやらおかしいやら。 横に「37歳」って書いてあったところでもうダメだった。 鋼鐵塚さん、日輪刀を愛しすぎてる。 伊之助の刀の刃こぼれがひどいのは、伊之助がみずから刃こぼれさせてるからか……扱いが乱暴なだけかと思ってたら、それどころの話じゃなかった。 なんで刃こぼれさせなきゃいけないんだろうね。 ねずこちゃんに話しかけてる善逸が、なんか乙女っぽかった。 いやいや、おまえ他の女性たちにもいろいろセクハラしかけてただろ...

『ワールドトリガー』18巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』の18巻が出たですよ! いやあ、17巻の巻末に「2017年3月発売予定」とか書いてあったけど、さすがに無理かな。でも、1巻つくる分のストックはあるよな。とかいろいろ考えてたんですけど、本当に出た! まあ、さすがにこの巻自体には次巻の予告は載ってなかったけどね。 というわけで、いつも通り、箇条書きで感想 ・表紙は生駒さん。ポーズがめっちゃ決まってる。生駒隊の隊服は黒に暗めのオレンジか ・折り返しの著者コメント。太ったという報告ばかり載っていたこの欄に、痩せた、という報告が載るとわ! ・裏側の折り返しは王子隊長。ポージングがスタイリッシュです。てか、隊服に色がつくとますます軍服っぽくみえるな ・生駒さんは京都出身、水上と隠岐は大阪出身、海くんは三門出身、マリオちゃんは兵庫出身、ボーダーでは出身県が一番ばらけてる部隊かもしれん ・生駒さんは居合いをやってたのか。その技量を活かして生駒旋空を生み出したのね。トリオン量が規定以上あって、剣を扱えるとか、スカウトされたのもわかる気がする ・遍く事象に感動している生駒さん……やっぱり、マリオちゃんに対する言葉もひやかしじゃなく地か ・ところで、ギター弾ける男子よりは、料理できる男子の方がモテると思います! ・声に出したのと違う弾を撃つのは地味に高等技術ってのはわかる。きっとめっちゃむずかしい。でもこの技、確かに、トリオン兵や近界人には利かないから、普及しないのも当然か。ランク戦で使っても「セコイ」言われるだけのような気がするし ・「オフのときに連絡が取れなくなる時間帯がある」って隠岐は何をやってんの? ・海くん、結構、強いらしい。生駒さんというよいお手本があるんだから、環境的にはいいとこだよね、生駒隊。 ・海くんだけ三門市出身ということは、元々、生駒さん・水上・隠岐・マリオちゃんの関西人だらけチームだったところに海くんが加入したってことなんかね ・マリオちゃんマジツンデレ ・王子隊が作戦会議で使ってたあの謎のアイコンは王子原案、羽矢さんデザインか。これ、二宮隊と影浦隊のアイコンがどういうことになってるのかめっちゃ気になる…… ・王子隊の作戦室はきっちりしてるなあ ・チェス盤が置いてあり、隊員全員でチェスを楽しむ王子隊……。雀卓が置いてあるどこぞの諏訪隊とはえらい違いだな(笑) ・生駒隊の遊び部屋はこれだけで仲の...

『週刊少年ジャンプ』2017年12号 感想

『ポロの留学記』 (1ページ目 ポロ、高校生になる) とにかく絵がかわええ。 ポロは2000歳にして精神年齢がやたら子供っぽいな。 まあ、周囲の連中もそんな感じだし、魔界ではこれがノーマルなんだろう。 あと、「書籍部門」とか「雷部門」とかあるけど、ポロのとこは「総合1位」としか書いてなくて、この子は何部門なんだろう、と思ってみたり。 『ONE PIECE』 (第856話 "ウソつき") サンジは「ウソつけ」って言ったけど、ルフィは本気で「うんめェ~」って思いながら食べてたよ、きっと。 理由はどうでもいいから本心を言え、というのはルフィの常とう手段(?)だけど、最後はやっぱりこれが利く、というよりは、これしか利かない状態まで追い詰められてる、ということなんだろうなあ、という気がしてきた。 本当にどうしようもない家族だけど助けたい、と願うサンジ。 父親はともかく兄たちは、そうなっていたかもしれない自分なんじゃないかな。 母親がかばってくれなかったら、自分もそうなっていたであろう姿。 そして、母親はサンジ以外の息子たちだって救いたかったんだろう。 そう思えば、見捨てられないという気持ちが湧いてくるのもわかる気がする。 サンジが自分の"ホーム"であるサニー号の厨房にはやく戻れるといいな。 『ハイキュー!!』 (第242話 繋がれるチャンス) スガさん、東京に来ても受験勉強やってたけど、そのうえで、相手チームのデータをきっちり頭に叩き込んでいたんだなあ。 まさしく、チャンスを絶対に手放さないための準備を怠りなくやってきてるって感じだ。 最後のページの、5人の1、2年生の後ろを、3人の3年生が歩く姿は、いかにも烏野っぽい。 まだ先がある1、2年生は勝利の喜びにあふれていて、負ければそこで終わりな3年生は勝利をかみしめている。そんな感じ。 『鬼滅の刃』 (第50話 機能回復訓練・後編) 祝! 50話! いやあ、打ち切られなかったし、しばらくは打ち切られそうにないね。本当によかった。 「頑張れ!! 頑張ることしかできないんだから、俺は昔から。努力は日々の積み重ねだ。少しずつでいい。前に進め!!」というセリフが、炭治郎というキャラのすべてを表わしているよなあ、って思う。 でもって、そんな自分に対する叱咤に、自分で「ハイ!!」って応えるあたりもい...