『週刊少年ジャンプ』2010年03・04合併号 感想
今年最後の『ジャンプ』。今年も1年、本当に楽しませてもらったよなあ(←と毎年、思っている)。 『ONE PIECE』 (第568話 “勝手にしやがれ”) 父と母を失い、家族を知らず、父を呪う言葉を聞かされて育ったエース。 ルフィとエースを「兄弟」として生活させたのは、ガープなりにエースに「家族」をつくってあげたい、と思ったからかもしれない。 まあ、なつきすぎて裏目に出ちゃった感もあるけど(苦笑)。 「生まれてきてもよかったのかな」とゆーエースの問いに、「生きてみりゃわかる」と答えたガープ。 そして、死が目前に迫った時になって、エースはようやくその答えを見出したんだろう。 命がけで自分の生を望む人々が、血を流している姿がうれしい。 それは、醜く歪んだ想いなのかもしれないけれど、正直すぎるほどに正直な気持ちなんだろうと思う。 自分が処刑されるだけでことが済めばそれでいいじゃないか、的なことも考えていたエース。それはそれで本心だったんだろう。 けれど、その奥には、父と母から譲られた命を、何も成すことができぬままに終わらせることに対する悔しさがあったに違いないんだから。 自分が望まれていることを実感するとゆー純粋な歓びを、こんな皮肉な形で知ることになったエースがせつない。 リタイアかと思われたルフィ。しかし、イワンコフの力で復活。 「今、戦えなくて……!! もしエースを救えなかったら…!! おれは後で…死にたくなる!!!」 こんなこと言われちゃったらイワンコフも、「勝手にしやがれ」としか言いようがないよなあ。 これはこれでルフィのまぎれもない本心なんだろうけど、ルフィファンとしては聞きたくなかった言葉だよなあ。 ナミとゾロとサンジとウソップとニコ・ロビンとチョッパーとフランキーとブルックはどーしてくれるんだよ、船長! 『ぬらりひょんの孫』 (第八十八幕 撃墜) 宝船がなんかかわええ。てか、首無に縛られちゃってかわいそうだよね。あんなにがんばってるのに、なんでいじめられてんのよ(苦笑)。 猩影にようやく出番がまわってきてくれてうれしかった。 ところでドラマCDを買ったんだけど、杉田さんの鴆が意外とはまってた。 一番はまってたのは、牛頭丸@吉野さんと馬頭丸@保志さんだったと思うけど(保志さんの馬頭丸がかわいいったら!)。 リクオ様とリクオくんを一人でこなした福山さんはさすがだっ...