投稿

2018の投稿を表示しています

『週刊少年ジャンプ』の2018年についてちょこっと感想

『週刊少年ジャンプ』創刊50周年のめでたい年もそろそろ終わり、ということで、今年のジャンプについてちょっと書いてみようかと思った次第。 今年一番うれしかったニュースはなんといっても『ワールドトリガー』の連載再開! いやあ、2年近く休載してたのに、先週もちゃんと載ってましたよ、的にさらっと再開したよ! すぐにSQ.にうつってしまったけれど、少しずつでもストーリーが進んでくれるのは本当にありがたいことです。 あと、今年の収穫はやっぱり『アクタージュ act-age』と『呪術廻戦』の連載がはじまって、しっかり生き残ってくれたことだった。 この2作は本当におもしろい。 『呪術廻戦』はジャンプの王道のようでもあり邪道のようでもあり詭道のようでもあると感じる。 「詭道」というとdisってるように受け取られるかもしれないんだけど、一応、ほめてるつもり。 なんというか、あえて微妙にはずして、いきなりすごいとこから攻めようと虎視眈々と狙っているんじゃないか疑惑がある、くらいの意味……かな? 『アクタージュ act-age』は正直、あまりにもジャンプっぽくないマンガなので、これどういう勝算があって始めたの? 感があったんだけど、途中からわけわからんおもしろさを発揮しはじめた。 どこらへんからだろう、と思うと、千世子ちゃんが本格的に登場したところだよね。 千世子ちゃんの何がすごいって、気の抜けたコマがひとつもない、と感じるところなんだよ。 なんというか、すべてのコマが気合い入ってるマンガってほとんどないんだよ。 週刊連載というのもあるけど、実際、すべてのコマが気合い入ってたら、多分、読んでて疲れると思う。 なんでも、緩急というか、メリハリというか、ふわっとしてる時とキリッとしてる時があるのが普通なんだよ。 でも、千世子ちゃんが出てるシーンは常に気合いが入っていると感じる。そこがすごい。 あと、いつからか絵で殴れるようになったのも大きいよね。 なんか物騒な言い回しだけど、絵が力を持つようになったくらいの意味……かな? 最初に、あれ? と思ったのは、コミックス2巻の表紙の千世子ちゃんをみた時で、あれは本当にびっくりした。 千世子ちゃんのなんという美しさ! 特に瞳の美しさがはんぱない! ジャンプコミックスで、これは確実にジャケ買いする人が出る、と思ったのは『暗殺教室』の1巻以来だ。 いやあ、1...

『週刊少年ジャンプ』2019年04・05合併号

今年最後の『ジャンプ』。今年も一年楽しませていただきました。 表紙のクリスマスツリーにぶらさがってるキャラたちのオーナメントはよいね。これ実際にセットで売って欲しいな。 特に潮くんと虎杖と田中くんがよい。 あと、中央ちょっと下にあるのデンジなのね。一瞬、『呪術廻戦』の少年院で宿儺に標本にされた呪霊にみえて、なんでこんなマイナーキャラを……と思ってしまった。 『鬼滅の刃』 (第140話 決戦の火蓋を切る) 巻頭カラーで、炭治郎+柱全員+珠世様+無惨様が大集合。 あれ? 蛇柱さんてオッドアイだったの? と思ったら、モノクロでもちゃんと目の色が違う描写がされてた。私の目は節穴だった。 おそらくは鳴女に空間転移させられた鬼殺隊の面々。 床にたたきつけられそうになった炭治郎をみごとキャッチした義勇さん。 水の呼吸の技をふたりで繰り出すところがめっちゃかっこええ。 さすが、同じ師匠に鍛えられただけあって、コンビネーション抜群だな! 炭治郎的には、義勇さんがあわせてくれたおかげ、のようだが。 ところで、義勇さんのあの顔は本当にどういう気持ちなの? 炭治郎がちゃんと水の呼吸を使いこなしてることがうれしいの? 一方、蛇柱さんは恋柱さんを守りつつ戦っていた。 いや、恋柱さんも十分に強いはずだから、少しくらいは恋柱さんの手を借りてもよいと思うんだが、「甘露寺に近づくな」ってことなんですね。はい。 てか、この状況でときめいてる恋柱さん、すごくない? そして、悲鳴嶼さんと時透くんも合流したもよう。この組み合わせはおそらく鬼殺隊の最強コンビだな。 時透くんが「……お館様は?」とたずねた時、ちょっと間があいたのは、その答えがわかっているから、ききたくない、という気持ちがあったからかな。 でも、もしかしたら、という希望も捨てきれずに訊ねてしまったのかな、っていう気がした。 それに対する「一足先に逝かれた」という答えは、自分もすぐに後を追う、という意味にもとれる。 こんな状況になってしまって、自分が生き残ることはまったく考えてないんだろうなあ。 お館様一家の命をかけてまで無惨様を追い詰めたのに、仕留めきれなかったこと、本当に悔しいだろうなあ。 普段おっとりしている時透くんが憎しみと悲しみをあからさまに表情に出し、いつも悲し気な表情をしている悲鳴嶼さんが静かに怒りを蓄えている。 そして、その頃、不死川...

『呪術廻戦』(第41話 京都姉妹校交流会-団体戦・8-) 感想(呪術師も漫画家も身を削って生きている)

本編とは関係ないんですが、ジャンプフェスタ行って最速キャラクターブックもらってきた。 Q&Aの「宿儺は虎杖の中にいるとき何をしているのでしょうか?」という問いに「ボーッとしてます。1000年ボーッとしていた暇つぶしの達人なので」と答えてて笑ってしまった。 あんなにしゃきしゃき動いてる虎杖の中にボーッとしている宿儺がいるのか……。 あと、ジャンプステージの方も観てきた。 編集の片山さんが出演なさっていたんだけど、編集さんなのにステージでしっかりしゃべっててすごいな、と思った。 乙骨の登場とか、五条と夏油のエピソードとかもプロット上ではすでに決まってるそうで、めっちゃ楽しみ。 あと、乙骨は現在も特級で、4人の特級の残るひとりもすでに設定されているということでこちらも楽しみ。 芥見先生が原稿を描いている液タブの写真も出てきたんだけど、なぜか虎杖と東堂の見開きのダンス(?)シーンが表示されてて、なぜそれをチョイスした! ってなった。 会場でキャラクター人気投票やってたので、乙骨に一票いれてきた。 やたら背筋の伸びたパンダと記念撮影もしてきた。 先行発売のクリアファイルも買ってきた。 来年のジャンプフェスタでは、もっとたくさんグッズが出ることを期待! さて本編。 正直、狗巻は何してんだろう、とか思っててすまんかった。 狗巻は存在しているだけですでに京都校側の戦力を削いでたんだね。 まあ、狗巻の場合「動くな」と言うだけで、相手の行動を安全に止めることができるからな。 対策すればそんな怖いもんじゃない、と言われても、戦闘中でも常にそれなりのリソースを割くのはキツいよね。 禪院家はいろいろ大変そうだよなあ。 離れた真希さんも、離れなかった真依さんも、それぞれに家に心を押しつぶされ、それぞれのやり方で自分なりの生きる道を模索している。 桃ちゃんの言う「真依ちゃん達」には真希さんも含まれているんだろうか、それともさらに姉か妹がいたりするんだろうか。 桃ちゃんは真依さんが大事すぎて、そのことに憤りすぎて、若干、視野が狭くなっているようにも思える。 それは、桃ちゃんもまた、呪術の世界に閉じ込められているから、なのかもしれない。 一方、野薔薇ちゃんはフリーダムだ。 真依さんがどれだけ苦労してようが、それは虎杖や真希さんを貶める理由にはならない。 そういう理不尽を野薔薇ちゃんは許さない...

『週刊少年ジャンプ』2019年03号 感想

『獄丁ヒグマ』 (第1話 現の獄卒) 新連載。 なんというか、新人さんのわりにすごくしっかりしてるな。 わらわら出てくる手が途中からかわいくみえてきたんだけど、ちょっと肆号さんこき使われすぎじゃない? 『ハイキュー!!』 (第331話 エースのめざめ) 負けて落ち込んで、小さな机の下にでっかいからだ押し込んでる木兎さんの姿がかわええんだけど、そんな木兎さんを笑いも呆れもせず、まっすぐにその姿と向き合ってる赤葦はすごいよなあ。 赤葦が木兎さんのおもりしてるみたいな感じにみえるけど、赤葦的にはいつでも、木兎さんがひっぱりあげてくれたからここまでこれた、という想いがあるんじゃないかな、って気がした。 俺は今まで「皆のおかげのエース」だったけど、あと何日かでお前らとはお別れだから、いい加減「ただのエース」になるよ。 なんだろう……木兎さんがすんごくまっとうな人にみえる(←失礼)。 これってどういう意味なのかな、って考えたんだけど、木兎さんはこれまで、皆が甘やかしてくれるのがうれしくて、それに頼ってたけど、いい加減それともお別れしないとね。だって、これからは甘やかしてくれる人はいなくなるからね。って感じかなのかな。 でもそれだと、赤葦くんがさびしい。 『アクタージュ act-age』 (scene46.回想) 人をみる目にわりと自信があったらしい阿良也くん。 夜凪ちゃんとアキラくんの初対面でもそんな態度だったよね。 でも、自分よりも巌さんの方がずっと正しい目を持っていたと納得して、それを喜ぶ阿良也くん。 自分と、自分の周囲にいる人たちの可能性の広がりに、興奮してる状態なんだろうな。 そして、夜凪ちゃんやアキラくんの可能性の広がりを認めつつ、それでも自分こそが「巌裕次郎の一番」と言い放つところがいかにも阿良也くんだよなあ、と思った。 『ブラッククローバー』 (ページ186 鏡の中の瞳) なぜだか、エルフ化したゴーシュの方が若干まともにみえる、と思ったんだけど、これってマリーに対する態度が、大事な妹の範疇からはずれてないところが原因かもしれない。 親族からひどい目にあわされて歪んだ結果が今のゴーシュだから、そういった過去がなければ、ゴーシュって金色の夜明け団あたりで、ものすごく常識的で模範的な騎士団員やってたのかもしれない。 それにしても、マリーちゃん強いな。 『チェンソーマン』...

『呪術廻戦』(第40話 京都姉妹校交流会-団体戦・7-) 感想(女の戦い方もいろいろある)

真依さんと三輪ちゃんの会話からはじまった今回。 このふたりはそこそこ仲良くしてるっぽいな。 しかし、真依さんの真希さん評、まったく頼りにならなかったんだね。 真依さんの真希さんに対する評価が辛口すぎるのか、東京校に通いだしてからの真希さんの戦いっぷりをみたことがないのか。 う~ん。単純に知らないような気がするなあ。 真希さんが真依さんに「こんなに強くなったんだよ」みたいなアピールをするとは思えないから。 だけど、真希さん、呪力がないということは、呪いに関する防御能力がゼロなんだよね、多分。 『東京都立呪術高等専門学校』でもそんな描かれ方だったし。 だから、一発くらえばおしまい、という点では、真依さんの言うこともそんなはずれてはいない。 考えてみれば、真希さん、めっちゃ危険な道を進んでるんだなあ。 その危険な道を覚悟して進んでる結果が、この強さなんだろうなあ。 真希さんの戦いっぷりが切れ味鋭すぎ、思い切りよすぎでみとれる。 ていうか、あの槍、あんなに簡単に折れるような素材で大丈夫なの? それとも、真希さんは虎杖並みの筋力なの? 刀とられて「返して?」って涙目になってる三輪ちゃんかわええ。 なんかまた新キャラがでてきた。 なんか前髪がすごい美人さんだな。セット大変そう。 「冥冥」ってちょっとパンダっぽい名前だな。本名なのか、術師ネーム(?)なのか。 この人、この交流会の審判役みたいな感じなのかな。 一応、勝負ではあるので、建前だけでも、東京校とも京都校とも関係ない人を置いておかなきゃダメってことなのかも。 七海さんが否定したお金優先の考えを、めっちゃ堂々と語る冥冥さん。 七海さんと相性悪そう。 真希さんは2級になれるくらいの力はあるが、禪院家の意向で4級の留められている可能性があるということか。 でも、2級になると危険な現場にとばされるわけだから、呪力をもたない真希さんのためを思って止めてる可能性も微妙にある? 呪霊が祓われるとわかるボードっておもしろい。 真希さんは呪力がないので、記録外の反応で消滅したら真希さんとカウント、って言ってるけど、両校ともにそういう人がいたらどうなるのかな、と思ったんだけど、真希さんは異例中の異例なんだろうね、多分。 2枚消滅してるようだけど、1枚目は東堂がふっとばしたやつで、2枚目はパンダ先輩がやったということか。 あれ? 狗巻はなにして...

『呪術廻戦』0巻 ちょこっと感想

『東京都立呪術高等専門学校』が『呪術廻戦』0巻としてついにコミックス化されたですよ! 表紙は乙骨と里香ちゃん。 現実化しなかった、16歳の乙骨が11歳(の姿)の里香ちゃんを抱えてる表紙が! なんかめっちゃ色っぽい! 里香ちゃんは本当に11歳とは思えない色気があるよね……。 なんというか、「色っぽい」というよりは「婀娜っぽい」って感じ。 しっかり乙骨にしがみついて、正面をにらんで、「これは私の男よ、なにか文句ある?」って言ってるような気がする。 ところで、元々、里香ちゃんてなんかこわいよなあって思ってたんだよ。 乙骨に指輪あげて、「里香と憂太は大人になったら結婚するの」って言ったシーンがね、なんかこわかった。 そしたら、コミックスで公開された里香ちゃんのプロフィールがなんかやっぱこわかった。 母親死亡で、父親行方不明。里香ちゃんを引き取った父方の祖母は、息子を殺したのは里香ちゃんだと思い込んでたって、重すぎでしょ、この設定。 そのうえ、乙骨以外の人間が嫌いで特に女性と年上男性が嫌いという、乙骨にのみ執着しているようなこの設定。 乙骨に呪術師としての才能があったうえで、里香ちゃんに怨霊化する素質があったから、特級の怨霊が生まれちゃったような気がする。 乙骨には妹がいるけど、怨霊化した里香ちゃんが攻撃的な行動をとったため、乙骨は家族から離れるようになった、とかいう設定も重い。 乙骨は高専に入ってからは家族と会ってないんじゃないかな、って気がする。 呪術の世界に家族を巻き込みたくないだろうから。 『東京都立呪術高等専門学校』を読んでおもしろいと思ったのは、乙骨の里香ちゃんに対する態度の落差が激しい、ってことなんだよね。 普段は里香ちゃんが暴走するたびにおろおろしてて、里香ちゃんがいるためにハードモードな人生になってるのに里香ちゃんを恨むことなく、生きている少女のように「里香ちゃん」と呼んで接している でも、真希さんに攻撃をしかけようとしたら「何をしている、里香」と高圧的な態度を取る。 で、里香ちゃんを誑かして操ろうとする。 でも最後は「ごめんね、里香ちゃん。待たせたね」と、と普段の穏やかな態度に戻るんだよね。 里香ちゃんを「武器」にしたり「彼女」にしたり、ころころ変わる。 この落差はなんだろうな、と考えたんだけど、思うに乙骨は優先順位がはっきりしているんだよね。 死んでいる...

『週刊少年ジャンプ』2019年02号 感想

『Dr.STONE』 (Z=86 MONEY) 通貨という概念がなかった世界で、あっという間にバブルが生まれて、あっという間にはじけたのは笑った。 お金というのは信用で成り立ってるわけだが、これって千空はことを成し遂げるはずだ、という千空への信頼で成り立ってないか? と思ってたら、「千空ならいずれ油田を見つけ出す。その期待そのものが紙切れを宝に変える…!!」って台詞がでてきて、ああやっぱりそうなのか、ってなった。 要するに、龍水も千空を高く評価しているってことだ。 で、結局、「紙切れ」を「通貨」のままにしておくためには、油田がみつかってくれなきゃ困るわけで、最終的には通貨を持ってる連中は千空のために働かざるを得なくなるわけか。 なるほど……経済ってこうやってまわってるのね……。 3000年以上もあれば、富士山は何回も噴火しているか……。 火山灰の下に埋まっちゃってる人もたくさんいるんだろうなあ。掘り起こすの大変そう。 『チェンソーマン』 (第2話 ポチタの行方) デンジがちょろすぎるんだけど、ずっと男連中にさえ近寄られなかった少年が、女性にジャケットを貸してもらえたってだけで舞い上がるのも無理はないのかも。 「はじめて優しくされた。それもいいツラの女に…。好き」って、この見事なまでの短落さはなんか好き。 「YESorはい」というのはきいたことがあるが、「はいorワン」ってのはまたすごいな。 「いいえなんて言う犬はいらない」ってまたド直球だし。 で、「ちょっと好きになったのに、あんな恐い女だったなんて!」って、すぐに判断を翻すという。 デンジは本当に、常に今だけなんだな。 あんな生活してちゃ無理もないけど。 でも、ポチタに関してだけは、ずっと変わらないっていうか、一定して大好き。 マキマにポチタはデンジの中で生きていると教えられて、めっちゃうれしそうな顔がなんか好き。 というわけで、デンジは本気でマキマの犬になる様子(笑)。 いや、のびたうどんをアーンしてもらって「ワン!」って答えるあたり、順応性高すぎだろ。 これまで借金の奴隷やってたんだから、美女の飼い犬をやってる方がまだ幸せ……なのか? このデンジの手玉に取られてる様子が私的にめっちゃツボで、これはもしかして萌えマンガなのか? と思ったので、このマンガは萌え系ということになった。 なんかもうめっちゃ楽しい。 この...

『呪術廻戦』(第39話 京都姉妹校交流会-団体戦・6-) 感想(人形とアバターと人間と)

表紙は虎杖とパンダ先輩がこっそりバナナを食べてるところを発見される、の図(?)。 人間ゴリラとパンダゴリラ……。 「みーつけタ」ってあおりがついてるところをみると、ふたりを発見したのはメカ丸? 夜中に東京校内を探検してたメカ丸が、夜中にこっそり食堂でバナナを食べてる虎杖とパンダを発見! みたいな妄想をしてふふふってなってる。 パンダ先輩の子供時代が普通にパンダのぬいぐるみ。 呪骸も成長するのか? と思ったんだけど、単純に、学長が器を少しずつ大きくして移し替えてるんだろうな、多分。 学長は子供を育てるように、年齢にあわせて少しずつパンダ先輩にいろんなものを与えていったんだろうな、って気がする。 子供部屋なんかもう、普通に人間の子供を育ててるのか、ってくらいの気合いの入れようだし。 呪骸には"核"があるが、パンダ先輩はそれが3つあるか……。 3つも"核"を入れてちゃんと行動の制御がとれてる、というのが学長のスゴ技なのかもしれん。 で、お兄ちゃんがゴリラとして、照れ屋のお姉ちゃんはなんなんだ? 今回はメカ丸の初撃でやられちゃったみたいだけど。 それにしてもパンダ先輩の戦い方はクレバーだな。そのうえでパワーでゴリ押しできるからほんと強い。 「だって人間気持ち悪いじゃん」ってパンダ先輩に言われると苦笑いしかない。 そうか、パンダ先輩は人間になりたいとかは考えないのか。 今の自分に納得できてるんだろうね。 「サバサバしてるんだかウジウジしてんだか、よく分かんねぇし」のコマに描かれてるのが乙骨でちょっと笑った。 確かに、乙骨はいろいろと複雑だよなあ、うん。 でも、その乙骨のためにパンダ先輩は死ぬ気で戦ったんだよ。 だからやっぱり「ま、そういう俺にない部分が好きなんだけどな」ってことなんだな。 理解できない、でも好きだから助ける。 パンダ先輩はとてもシンプルに生きている。 「大変な奴が正しいとは限んねぇよ」ってのはものすごくうなずけちゃうんだけど、自分が大変だから他人に多くを求めてしまうってのもわかるんだよね。 京都校の生徒たちは思ったより仲良くやってるんだな。 加茂はちゃんとアドバイスしてるし、東堂もアドバイスとは思えないけど本人は本気でアドバイスしてるつもりだろう、きっと。 てか、メカ丸の中の人(?)って女性に会う機会ってあるのか? サポ...

『ワールドトリガー』(第170話 玉狛第2・23+第171話 ヒュース・5) 感想(ゾエさんがかっこいいんですよ)

『ジャンプSQ.』移籍第1回目! めっちゃお久しぶりなカラー表紙は、主人公4人+駅+生物というおなじみの組み合わせ。 プラットフォームに舞う光の蝶か美しい。 太一を始末して、上階に急ぐユーマ&ヒュース。 ユーマは孤軍奮闘しているオサムが心配でしかたないんだよ、きっと。 太一はどんなやられ方をしたのかね。挟まれたままで後ろからばっさりだったら、絵的にイヤな感じだったかも。 そして、カゲさん+ゾエさんと来馬先輩+鋼さんの対決にユーマ+ヒュースが参戦。 三雲隊、影浦隊、鈴鳴とコンビが3組そろって、めっちゃ胸躍るマッチング! カゲさんとゾエさんをエスクードで分断したユーマとヒュース。 バリケードにもできるし、ジャンプ台にもできるエスクード。 本当に今回エスクード大活躍だな。 ところで、ヒュースはまだカゲさんに気配を悟らせないという無我の境地にはいたってない様子。 やっぱり、ユーマの方が修羅場慣れしてんのかな。 まあ、ヒュースは強い人に囲まれていたしなあ。 やっぱりヒュースの弾がでかい。 さすがにチカちゃんほどじゃないけど、トリオン量なら二宮さんを超えてるもんなあ。 これ、二宮隊の隊員としては脅威だろう。 カゲさんはやっぱり強いなあ。サイドエフェクトの有利抜きにしてもかなり強いでしょ。 トリオンをかなり失ってるのに、ユーマとヒュース相手に負けてないもんなあ。 ユーマが片腕斬られてるし。 「2対1なら勝てると思ったか?」「いいや(だから3対1にしてみた)」な流れがめっちゃかっけー! ユーマとヒュースは念入りにカゲさん対策をしてきたっぽいよなあ。 だって、ポイント的にも戦況的にも、カゲさんを落とすのが一番おいしいもん。 で、「これはさすがにカゲ死んだかな」ってところに、さっそうと登場するゾエさん! エスクードがない壁の部分をぶち抜いてきたっ! なんだこのゾエさんの頼もしさは。 エスクードで囲われ、ユーマに斬られても、間際にメテオラでカゲさんの逃げ道をつくるこのクレバーさもすごい! とにかく、カゲさんに尽くしまくってるよなあ、ゾエさん。 カゲさんを逃して、ベイルアウトされちゃって、鈴鳴にポイントが行ってしまったか。 カゲさんは、今、自分がトリオン漏出過多でベイルアウトしたら、鋼さんのポイントになるとわかってて、わざとあんな逃げ方をしたんだろうなあ。 ここで三雲隊にポイントがはいった...

『週刊少年ジャンプ』2019年01号 感想

『ジャンプ』的に2019年に突入。 毎年言ってるけど、巻末ページのレイアウトが変わると「師走だな~」って思うよね。 『チェンソーマン』 (第1話 犬とチェンソー) 『ファイアパンチ』の藤本たつき先生がついに『ジャンプ』本誌に来た~。 あいかわらずグロい……けど『ファイアパンチ』よりはマイルド? しょっぱなから主人公の肉体が欠損してて、しかも売り払った結果そうなった、ってのがすごいな。 しかも、本人、それを悲観してる感じがまるでないし。 ポチタのしっぽが取っ手(?)なのがめっちゃツボだったんだが、それが最終的に主人公の胸から生えてて、なんだこのデザインは! 天才か! ってなった。 自分が殺されそうになってる時も、ポチタをしっかり抱いてる姿に、本当にポチタだけが生きるよすがなんだろうなあ、と思った。 「ポチタがいりゃあそれでよかったのに、もっといい生活を夢に見たんだ」ってしおらしいこと言ってるかと思えば、「テメエら全員殺せばよぉ! 借金はパアだぜ!」ってヒャッハーなってるし、なかなか一貫性がないところが一貫しているというか、とにかくその場その場を乗り切るだけの生き方しかできないし、先を考えるなんて、そんな余裕がある生活したことないし、ってことなんだろうと思うとせつない。 デンジはなんであんな借金地獄をほっぽりだしてどこかに逃亡しないのかな、と思ったんだよ。 殺すぞ、と脅されてるからだろうけど、あのおじさんたちに本当にそんな能力あるのか? って。 でも多分、デンジはあの狭い場所しか知らないから、逃げた先でも同じようなことになる、というイメージしかわかないんだろうな。 実際、その通りかもしれないし。 でもそんなデンジの前に、イメージすらできなかった未来を与えてくれる女性が現れた。 「だ…抱かせて……」って言ったデンジが、ギュってされたコマがなんかもう泣けた。 なんかもう心の底から「よかったねえ」って思った。 連載の1話目で、すでに泣けるマンガなんてめったにあるもんじゃない。 借金の奴隷から、デビルハンターのペット(?)に昇格したデンジ。 これからかなり過酷なことになるんだろうな、藤本タツキだもんな、と思うんだが、本気で「デンジ……よかったねえ(涙)」って思ったんだよね。 パンにジャムがついてて、さらにデザートまで付くぞ、って。 というわけで、初回としては『暗殺教室』以来のす...

『呪術廻戦』(第38話 京都姉妹校交流会-団体戦・5-) 感想(パンダはパンダじゃないし、メカ丸もメカじゃない)

表紙は野薔薇ちゃん。このパンダ柄(?)のシャツはいずれグッズで出そうな気がする。 いきなり志々雄みたいな人が出てきてびっくらした。 しかし、全身包帯まきまきで髪がパラパラ飛び出してる人をみると、「志々雄だ!」って思うの考えてみればすごいよね。 パンダ先輩に中の人がいるのかと思ったら、パンダ先輩は呪骸そのもので、メカ丸の方は人間の遠隔操作か。 それにしても、こんなに薬液だばだば使ってるともんのすごいお金かかるだろうな、とか余計なこと考えてしまった。 この人、あのバスタブ(?)から出られないんじゃないかと思うので、これで京都から移動するのだって大変だろう。 もう「移動」じゃなく「移送」な感じになるんじゃないかな。 サポートの人もたくさんいるんだろうな。 この状態でも、病院とかでケアを受けるんではなく、おそらくはものすごいコストをかけて呪術師として動いている。 それだけの価値のある能力ということなんだろうな、きっと。 "天与呪縛"……欠けているもの、犠牲にしているものが多いほど、大きな呪力を手に入れることができる、という話をさらに展開すると、生まれながらに強制されているものが強い力を得る、ということになるのか。 「呪術を差し出し肉体が戻るのであれば、喜んでそうするさ」と言うけれど、戻るべき肉体はない、というのが悲しい。 彼が「究極メカ丸」なんていうふざけた名を名乗っているのは、「こんなの人間じゃないよな」という自虐のように思えるし、「これは俺じゃない」という主張のようにも思える。 パンダ先輩は夜蛾学長のお気に入りって話だったけど、夜蛾学長の最高傑作ということは、もう子供みたいなもんじゃないか。 "呪骸"は「無生物」という話だけど、"突然変異呪骸"は「生物」ということでいいんだろうか。 感情があり、ユーモアがあり、コミュニケーション能力があるんだから、生きているってことだろう。 パンダ先輩の"核"ってなんなんだろうな。 「俺と一緒は嫌か?? 傷ついちゃうぞ、傷ついちゃおっかなー!!」のとこのパンダ先輩がなんかこわい。 "呪骸"という呪術師がつくった「人形」が、感情を持ち、お日様の下を生き生きと動き、仲間たちと笑って過ごしている。 それなのに、「人間」として生まれた自分は、陽の...

『呪術廻戦』3巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の3巻が出ましたよ! というわけでいつもの箇条書き感想です。 0巻についてはいずれふらっと書くと思います。 ・表紙は野薔薇ちゃん! 凛々しい! 虎杖&伏黒の表紙より強そう! ・野薔薇ちゃんは世界一、釘とカナヅチと藁人形が似合うヒロインだと思う(←ほめてる) ・帯コメントがなんと葦原先生! 「なめらかに人が死ぬ漫画です」って……ものすごい言葉のチョイスだな。確かに吉野くんとかなめらかだったよな……(←思い出すといまだにヘコむ) ・カバー折り返しの道着きてる単眼ネコさんかわいい ・カバー折り返しの蠅頭さんめっちゃかわええ。グッズ欲しいかも ・今回のじゅじゅさんぽは「立川」(どうでもいいけどうちの辞書は迷わず「太刀川」と変換する)。ルミネと伊勢丹と高島屋があれば新宿……覚えた…… ・ボケまくる野薔薇ちゃんと、素直にそれに同調する虎杖と、ちゃんとツッコんでくれる伏黒。このトリオ完璧だな! ・やっぱり中表紙は続き物っぽい? ・悪口のこととか、社会経験のこととか、芥見先生はていねいな方だなあ。というか、自分のマンガから悪いものがうまれるのがイヤなんだろうね ・三輪ちゃんの「撮ったどー!!」がめっちゃかわええ。五条先生なら請われたらノリノリで応じると思ってた ・七海さん、デンマーク系クオーターだったか。全体的に色素薄そうだよね ・家系に呪術師がいないってのは、呪術師の家系に生まれるのとは別種の苦労をしてそうだよね。高専にたどりつくまでにいろいろあったんだろうな ・てか、この七海さん、めっちゃかっこええ ・イメージソングの選曲の幅がすごいな ・今回のオマケマンガの芥見先生代理は野薔薇ちゃん。なんかもういちいちかわいい。 ・さりげに前担当さんをdisる芥見先生……。そういえば以前、巻末コメントで担当さんを振り切れなかった的なこと書いていらっしゃったな ・次巻の表紙は順序的には五条先生かな。吉野くんを期待してるけど

『ワールドトリガー』19巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』の久しぶりのコミックスが出たですよ~! というわけで、いつもの箇条書き感想をば。 ・表紙は鋼さん。おまえは本当に18歳か! とツッコミたくなる貫禄ですな ・カバー下のキャラプロフィールはまさかの葦原先生! 無理のない程度にがんばってください。お願いします。 ・葦原先生のお話によく登場するコマさん。香取ちゃんの葉っぱTシャツがコミックスになって描き変わってて、なんでだろうと思ったんだけど、コマさんが描いたのを葦原先生が変えたということか! ・王子と蔵内は元弓場隊か。弓場隊が地味にランク落ちていってるのは、このふたりが抜けた関係で、新体制構築中だから? ・王子が自分のチームを持ちたがったというのはなんかわかる。誰かの下につく性格じゃないよね ・蔵内は進学校で生徒会長か。かなり頭よさそう。BBFに載ってた「成績グラフ 14巻版」のアップデートが待たれる。しかし、葦原先生の仕事を増やしたくないというジレンマ ・蔵内がマンガ読みながら号泣してる姿を見てみたい ・綾辻さん、進学校で生徒会副会長なの? 広報のお仕事も忙しいだろうに…… ・生徒総会とかで蔵内と綾辻さんが並んでる絵を想像すると、なんかもう神々しい ・樫尾も進学校の生徒会長か。数年後には高校の生徒会長になってるのかもな ・羽矢さん二次オタか……。どういうジャンルのアニメに夢中になってたのかが気になる。あの隊服デザインからして乙女系の可能性もある? ・蔵内が冷静にリテイクかけた結果があのアイコンか……リテイクかけてもあれか…… ・王子隊は全体的にクオリティ高すぎだよね、いろんな意味で ・トリオンのエネルギーで動く車やバイクをつくるより、トリオン体になって走る方が効率よさそう。でも、そんな人たちが大量に町中はしってたら大混乱するだろうな ・太一がボーダーを抜けたら記憶を封印される可能性が高いのか。まあ、悪気なく機密をベラベラしゃべりそうだから無理もない。でも、大好きな来馬先輩や鋼さんや今ちゃんのことを忘れるのはかわいそすぎるので、できるだけ長くボーダーに居座って欲しい ・歌川のお姉さんは年が離れてそう……確かに…… ・旧ボーダーの集合写真に名前がついたら、なんか一層こわい感じになった。なんでだろう。よりリアルになったからかな ・林藤さんの隣にいたのはやっぱり風間進さんだった ・三輪の師匠はある意味太刀川...

『ワールドトリガー』(第169話 玉狛第2・22) 感想(週刊連載おつかれさまでした。月刊連載を楽しみにしております)

「うちだけが他の部隊より有利を取れる方法」と言われて、「よそんとこのオペレーターに毒を盛る」という発想が出てくる太一がこわい。さすが本物の悪は発想が違う。 うめーうめー言ってるヒカリちゃんはかわいいけど。 影浦隊と鈴鳴のコンビ対決は飲食店に舞台をうつしたもよう。 てか、女性用下着売り場とかにつっこんだらいろいろと大変そうだな、仮想空間って妙につくりこんであるし、とか余計なことを考えてしまった。 いや、このメンツだとさすがに誰も突入しようとはしないと思うけど。 ユーマは平気でツッコみそうな気がする。 障害物が多くて大柄なゾエさんが不利なんでは、と思ったけど、カゲさんの攻撃は曲線的だから、狭いと有利に動けるのか。 「影浦隊にしてはめずらしく頭使った戦い方だね」とか、さりげに犬飼にdisられてるけど。 と思ったら、ここでスイッチョフ攻撃がきた。 なるほど、狭いから暗闇の中では素早く移動することができないのか。 でも、カゲさんのサイドエフェクトはこういう場面で強いなあ。 とはいっても、カゲさんへの流れ弾をおそれてゾエさんが援護できないから、やっぱり不利か。 視覚支援のオペレートはスイッチひとつで簡単にできるというものでもないっぽい? まあ、暗視機能をひんぱんにON/OFFする機会なんてそうはないだろうしなあ。 ユズルくんは停電になったタイミングで移動したもよう。 まあ、オサムを撃った時しっかり姿をみられてたから、スナイパーとしてはこれは当然か。 というわけで分電盤を撃ち抜いてスイッチョンスイッチョフ攻撃をとめようとしたら、まさかのエスクードに阻まれた。 なるほど、出しっぱなしにできて、カバー範囲が広いエスクードはこういう時に便利なのね。 「どひー、こりゃきびしい!」とか言いながらも照明を破壊するゾエさん有能。 なるほど、つけっぱなしは無理でも消しっぱなしにするのは可能なのか。 「地味に気が利いてる。ゾエのこういうとこ好きだな~」って言う犬飼がなんかかわいい。 解説としては前半部分だけでもいいのに、後半部分を付けたすとこが。 「でかいのもらっちまったぜ、くそったれ」と愚痴るカゲさんに「大丈夫大丈夫。立てなおそ立てなおそ」って声をかけるところとかも、めっちゃゾエさんっぽいよね。わざわざ2回ずつ言うとこが、なんだかすごく。 東さんは本屋にいるっぽい。 なんか浮かしてるけどなんだろ...

『週刊少年ジャンプ』2018年52号 感想

2018年度分の『ジャンプ』はこれが最後か。 高橋和希先生が去り、葦原先生がSQ.に移動し、次号でまた冨樫先生がお休みに入るという、ちょっと寂しい節目になったな。 今年の『ジャンプ』の全表紙ポスターがついてたけど、こうやってみると『約束のネバーランド』の表紙率高いな。 作品自体に人気があるのと、ぽすか先生がカラー絵うまいのと、原作付きなので他に比べればちょっと余裕があるので頼みやすいってことなのかな。 あと、新連載は表紙になるので並べてみると「これも終わった、あれも終わった」ってなるよね。 結局、今年はじまったマンガでまだ残ってるのは『アクタージュ act-age』と『呪術廻戦』だけか(10週越えたばかりのギャグ2本は除く)。 2019年度からはじまる新連載がおもしろいといいな。 『ONE PIECE』 (第925話 "ブランク") ゲッコー・モリアが生きていることを知ってポロポロ涙をこぼすペローナちゃんかわいすぎる。 あと、ミホークとペローナちゃんの会話がめっちゃ微笑ましい。 「何度メシ作ってやったと思ってんだ」「おれの方が多く作った」とか、なんだよ仲良く暮らしてたんだな! としか思えない。 そういえばミホークは料理うまそうなイメージがある。なんでだろう。 ミホークに「気をつけて行け」とかやさしい言葉をかけられちゃって、いろいろ言いながらも「今までありがとなー!!」って言うところとかもかわいすぎる。 ゲッコー・モリアとティーチがぶつかり、革命軍と海軍大将がぶつかり、あっちこっちで潰し合いがはじまったか。 なんかトーナメント戦っぽくなってきた。 『鬼滅の刃』 (第136話 動く) 表紙はお館様とあまね様の手かな? お館様はもう全身あんな感じになっちゃってるんだろうな……。 玄弥が悲鳴嶼さんと一緒にしのぶさんのところに来てたのは、鬼を食べてからだに悪影響が出ていないかを確認してもらうためだったのか。 しのぶさんはお姉さんを鬼に殺されてるから、その鬼を食べる玄弥にいい顔しないのは当然だろう。 まあ、そういう過去がなくったって、「えっ? なんでそんなもの食べるの?」って感じになると思うけど。 炭治郎は、なんでそんなことしたんだ、よりも、そこまで思い詰めてたのか、が先に立ってるのね。 伊之助を尻に敷くとか、炭治郎、伊之助に対しては遠慮がないよね。 それだ...

『呪術廻戦』(第37話 京都姉妹校交流会-団体戦・4-) 感想(どれが妄想でどれが現実なのか)

公式Twitterやら、ティザーサイトやら、いろいろでてきて、あれ? もしかして本格的に『呪術廻戦』を推しはじめた? って感じで、めっちゃうれしい。 公式Twitterさんのアイコン高専の校章なのね。 てか、PR動画の五条先生役が中村悠一さんとか! いや、こんなにはやく五条先生に声がつくとかびっくりだわ。 「呪術高専だより」はパンダ先輩回だけど、結局、なんでパンダなのかさっぱりわからない……。 あと、猪野さんが呪術高専に出てたのは気づかなかったな。 0巻が出たら再確認しなくちゃ。 「次号にも超重大発表あり」ってなんだ? さすがにアニメ化は早すぎるし。ドラマCD化とか?(←そういえば最近『ジャンプ』でドラマCD化って話きかないな) ジャンプフェスタあたりでなんかやるのかもしれないな。 公開された0巻と3巻の表紙がすばらしいんですが、なんか野薔薇ちゃんよりも里香ちゃんの方が色気があるような……(←釘が飛んでくるからそれ以上はいけない)。 いや、「色っぽい」というよりは「婀娜っぽい」って感じかなあ。 両方ともバックが赤なので、本屋で並んでたらめっちゃ目立つだろうなあ。 コミックス表紙の野薔薇ちゃん、虎杖&伏黒よりも強そう(笑)。 ジャンプコミックスで釘とカナヅチと藁人形をもったヒロインが表紙になるとか初めてかもしれんね。 ところで今回の表紙、なんかヤンキーものになってるんだけど。 せっかくのカラーを、なぜ東堂の妄想が独占している……。 「ユウジとアオイこの町最強のふたり」とか、アオリにしては大きすぎるフォントで書いてあるのが地味にツボる。 あと「※この扉絵は東堂のイメージです。」ってちゃんと注釈がついてるのも。 最近、出番がない伊地知さんがようやく出てきたと思ったら、なぜか格付けチェックやってた。 浜ちゃん役は五条先生にお願いしたい。きっと、最高にドSな司会進行をしてくれると思う。 東堂がめっちゃ楽しそうでうれしそうだよね。 てか、ちょくちょくはさまる東堂の妄想領域展開はなんなの? もしかして、虎杖と東堂しかいないシーンは全部、東堂の妄想なの?(←なんかあり得るような気がしてきた) そうだよ。なんかダンスしてるようにみえるふたりも、きっと東堂の脳内イメージなんだよ。 なんか東堂って意外と教え方がクレバーだな。 もっと、ガーっとか、ゴーっとか、感覚で教える系の人かと思ったけ...

『ワールドトリガー』(第168話 鈴鳴第一・3) 感想(来馬先輩の意欲と鋼さんの献身)

なんか、掲載位置が少しずつ下がってない? と思うわけですが、次回で『週刊少年ジャンプ』からは撤退なので、掲載位置を気にすることもないんだね。そういえば。 黒弧月に対して、結束ちゃんが大きくリアクションとってくれたのに、「いや、あれは知らない」とかあっさりな反応の嵐山さんと犬飼。 あげくに「ほら実況実況」とか言われちゃうし、結束ちゃんの扱い悪くないか?(笑)。 てか、黒弧月は鉛弾的なオプションつけてる説は消えたか……。 ということはやっぱり暗闇対策迷彩? 鋼さんとカゲさんのアタッカー対決はかなりハイレベルだけど、それをサポートするガンナーの来馬先輩とゾエさんの動きもおもしろいよね。 シールド出してカゲさんをまもるゾエさんとか、かなりかっこええ。 シールドの硬さはトリオン量に比例するそうだから、あれかなり硬いんだろうね。 ユーマとカゲさんと鋼さんの勝率データの円の見方が最初わからなかったんだけど、 カゲさん:ユーマ⇒52.4%:47.6% カゲさん:鋼さん⇒59.5%:40.5% 鋼さん :ユーマ⇒61.2%:38.8% ということか。 つまり、カゲさん>鋼さん>ユーマ。 てか、鋼さんはカゲさんに四割も負けてるけど、ユーマはカゲさん相手に五割に近いとこまでいってるんだな。 カゲさんはサイドエフェクトを使った戦いに慣れちゃってるから、それが使えないユーマが苦手、ってことなのかも。 ゾエさん9728ポイントって、そろそろ大台に乗りそう。 カゲさんも本来的には10000超えだし、ユズルくんは中学生でトップだそうだし、さすが元A級チームのメンツだわ。 「重銃手(ヘビーガンナー)」という用語がでてきた。 単独で点を獲れるガンナーということらしいけど、これってB級ではゾエさんだけなのかな。 「足が遅い」「的がでかい」ぐらいしか欠点がないとか言われてるけど、トリオン体での足の速さって、どれくらい個体差があるのかな。 レイジさん理論だと、生身で足が速いならトリオン体でも速い、ってことになりそうだけど。 両攻撃の来馬先輩かっけー! アタッカーが攻撃でガンナーが援護ではなく、ガンナーが攻撃でアタッカーが援護の陣形なのか。 これは、アタッカーの中でも防御力が特に高い鋼さんだからこそ、の陣形なんだろうね。 来馬先輩絶対守るマンと言われる鋼さんにとって、これはかなりうれしいことなのかも。 一方、...

『週刊少年ジャンプ』2018年51号 感想

『Dr.STONE』 (Z=83 Dr.STONE) 祝! アニメ化! いずれはするだろうと思ってたけど、結構、はやかったな。 来年1月から『約束のネバーランド』、4月から『鬼滅の刃』、7月から『Dr.STONE』というスケジューリングか。 その後は『僕のヒーローアカデミア』か『ハイキュー!!』の続編かな? それにしても、稲垣先生が脚本担当というのはすごいな。 それじゃあほぼほぼ「原作」じゃん。 思想的に対立してただけで、千空と司は意外と気が合うんだよね。元々。 「無意味な話はダメなのか?」という台詞に、千空の真情が込められてる感じでなける。 これが最期の会話になるかもしれないのに、合理的というか事務的なことばかり伝えてくる、そんな頭のかたい司に、俺達はそれだけの関係なのか? って問いただしてる感じ。 千空だって、自分のやることなすことすべて成功するとは信じてないんだろう。 でも、「できる!」って、自分にもみんなにも言わなきゃいけない。 自分で自分を鼓舞しなければいけない。 この過酷な世界で、希望を失ってうずくまって、それでも現代なら生き延びていけるけれど、あの世界では簡単に死んでしまえるからな。 それほどに途方もないことを、千空はやろうとしているんだよなあ。 なんかいきなり日本脱出って話になったけど、村人たちはどうするんだろうね。 元・村長が村長に戻るのかな。 カセキじいさんはついていきたがるだろうけど。 杠ちゃんはあの立体パズルを組み立てるという重要ミッションを担っているし、大樹は杠ちゃんを守らなければいけないし、旅にはついていかないのかもなあ。 『呪術廻戦』 (第36話 京都姉妹校交流会-団体戦・3-) 別記事(虎杖の親友枠はもう埋まってるから)になりました。 『ブラッククローバー』 (ページ182 セフィラの徒) ファナとヴェットが復活するとわっ。 ヴェットはルックス変わり過ぎだけど、なんとか調達できたからだに魂を押し込めただけだったんだろうな、あれ。 冥府への扉が開けば、元の人間の魂が完全に追い出される、という仕組みか。 これって、自我を取り戻したようにみえるユノも、扉が開いてしまえばエルフに逆戻りということなのか? ここでようやく黒の暴牛アジト組が合流か……。 そういえば、アスタを長いことみてなかったような気が。 てか、ユノは今、どこにいるんだろう。 『...

『呪術廻戦』(第36話 京都姉妹校交流会-団体戦・3-) 感想(虎杖の親友枠はもう埋まってるから)

ここんとこ掲載順位が低いな、と思ってたら、また跳ね上がった。 なんでこんなに変動が激しいんだろう。 表紙絵の! 破壊力が! すばらしいです! 涙目ですねてる野薔薇ちゃんを、困り果ててるって感じの表情で、手をあわあせて必死に謝ってる虎杖。 そんなふたりをみつめて、ほんのわずかだけど口元をほころばせている伏黒。 虎杖が野薔薇ちゃんに謝るのに懸命で、伏黒の方に意識がいってないところで、虎杖の生存の喜びをかみしめているって感じがすごく良い。 なんかもううれしすぎて、うっかり笑みがこぼれちゃいましたって感じがたまらん。 これで、虎杖の意識が自分の方に向いたら、またスーパードライな表情に戻そうとするんだろうね。 もしそれが間に合わなくて「伏黒が笑ってる?」とか言われたら、「釘崎に怒られてるおまえがおもしろかったから」とか答えるんじゃないかな、とか妄想が広がりまくりっ。 「おまえが生きててよかった」とか「おまえが死んだと思って悲しかった」とか、伏黒は口にしないんだろうね。 そう言ったところで、虎杖は茶化したりしない。本当に申し訳なさそうな顔で「ごめん」って言うと思うんだ。 それはわかってるんだろうけど、でもやっぱり伏黒はそれを言わない。 そういうのは言う必要のないことだって、伏黒は思ってそう。 多分、伏黒は、誰かと感情を分かち合う、という経験をあんまりしてこなかったんだろうな。 だから、自分の感情を誰かに伝える、ということをしないんじゃないかな、って気がする。 野薔薇ちゃんの涙目もめっちゃかわええよねえ。 うん、虎杖が死んだと思ってて、だから強くならなきゃと気を張ってて、そうやって気を張ることでなんとか自分の気持ちを保ってたのに、虎杖があんなふざけたサプライズやったら、そりゃあ気が抜けるってもんじゃないよね。 だから、ほっとしてるしうれしいけど、そんなこと言って虎杖を喜ばせてなんてやらないんだから、的な強がりなんじゃないかと思うんだ。 生きてたことを教えてくれなかったことに対する、ちょっとした報復というか。 虎杖の顔もまた! 本当に困ってるって感じでかわいい。 そりゃあ、女の子を泣かすなんて、虎杖的にはパニックだよなあ。 おまけに、事情があったとはいえ、生きてるのに連絡しなかったのは、もはや謝り倒すしかない案件だし。 なんか、たった1枚の絵で語り過ぎだよ、自分。 でも、たった1枚...

『ワールドトリガー』(第167話 鈴鳴第一・2) 感想(なぜオサムは東隊にカモにされるのだろう)

三雲隊の初期配置は、モールの外にいて欲しいチカちゃんがモールの中で、モールの中にいて欲しいユーマとヒュースがモールの外で、さらに、はやいとこ合流して欲しいユーマとヒュースの距離がかなり離れているという、わりと最悪パターン。 これ、初期配置的に一番おいしかったのは鈴鳴のような気がする。 トリオン体には暗視機能がついてるけど、これはオペレータの視覚支援が必要なので、オペレータが大変なことになる、か……。 4人をオペレートしないといけない栞ちゃんは大変だなあ。 マンティスをかぎ爪状にして建物にひっかけるとか、攻撃以外にも使い道があるんだね。 ボーダーのトリガーは汎用性の高さを主眼として開発してるっぽいけど、開発側が考えもしなかった尖った使用方法をユーザが編み出しちゃうのはよくある話。うん。 それにしても、ゾエさんのライフルの威力がすごいな。 他のガンナーたちと擬音からして違うし、壊してる範囲も広い。 まあ、あの適当メテオラの範囲を絞り込めば、こんな感じになるのも納得だけど。 いやあ、トリオン量格差が如実に表れるな、ガンナー、シューターは。 しゃかしゃかしてる太一がちょっとおもしろい。そこ這いつくばる必要あるの? 立ってると小荒井にみつかると思ったのか? そして、東さんとユズルくんがモールの中へ……ということで、モールの外に出たスナイパーはチカちゃんだけか。 というか、チカちゃん以外はみんなモールの中か、そこに向かってる最中だよね。 そういえば、犬飼はユズルくんのこと「ユズルくん」って呼ぶんだな。「絵馬くん」じゃなく。 鳩原ちゃんは「ユズルくん」か「ユズル」だろうなと思うので、それがうつってるのかな、と思ってみたり。 当真がチカちゃんのこと「チカ子」って呼ぶのは夏目ちゃんの影響だと思うし、諏訪隊のメンバーがレイジさんのことを「木崎さん」じゃなく「レイジさん」と呼ぶのは諏訪さんの影響だと思うので、葦原先生、呼び方で人間関係のつながりを出すのお好きだよね、って気がする。 バッグワームを特に用もなくつけはずしてオペレーターへの嫌がらせをするとは、なかなか細かいことしてるな。 てか、結束ちゃん、元・東隊なのか。 なんとなく、元A級東隊のオペレーターは月見さんなのかな、って思ってた。 いやでも、B級になってからのオペレーターで、人見ちゃんと交代したって可能性もある? ここでうっかりオ...

『週刊少年ジャンプ』2018年50号 感想

『鬼滅の刃』 (第134話 反復動作) おっ、表紙に村田さんがいる! と思ったら、中にもちゃんと登場してたよ! きつい修行を課すけど、下から火で炙るのは危険なのでやらせないとか、岩柱さん、ちゃんと加減というものを知ってる、と思ったら、気絶した善逸を川につけろ、とか容赦ないな。 川の水がめっちゃ冷たいってわかる。逆に海の水はわりとあったかい。海からあがると寒いから出たくないくらいあったかかったりする。あと、冷えたからだを岩であっためるっての、私も子供の頃にやったなあ。 伊之助はイノシシ頭をかぶってるので、具合悪くても気づかれにくいよね。 岩柱さんが鬼殺隊最強なのか……。 鬼とちがってランクが明確につけられていないからな。 次点は時透くんなのかな。 意外と料理上手な炭治郎……。 家事を母親や妹ちゃん任せにせず、ちゃんと手伝ってたんだろうな。 炭治郎と玄弥はかなり仲良くなったな。 というか、玄弥が炭治郎にかなり懐いたって感じ。 「そうそう南無南無言ってるだろ」ってとこの玄弥がかなりかわいかった。 それを木の陰からうかがってる岩柱さんもちょっとかわいかった。 なんだかんだで、自分の継子がやっぱりいろいろ心配なんだろうな。 風柱さんに会うのを禁止してたのも、玄弥が傷つくのを回避するためだろうし。 玄弥も岩柱さんのことを話す時の表情が柔らかくて、継子として大事にしてもらってるんだな、って感じる。 ところで琵琶鬼さんは上弦の肆に昇進(?)したのか? ねずこちゃんが太陽の下に出られるようになってから、そこそこ日数が経ってるようだし、無惨様も着々と準備を整えてるってことだね。 てか、ねずこちゃんがまだ蝶屋敷にいるとしたら、今、一番危険なのはしのぶさんということになる? 『ワールドトリガー』 (第167話 鈴鳴第一・2) 別記事(なぜオサムは東隊にカモにされるのだろう)になりました。 『呪術廻戦』 (第35話 京都姉妹校交流会-団体戦・2-) 別記事(そんな「もしも」はいらない)になりました。 『ハイキュー!!』 (第326話 午後) 1日2試合か……これはめっちゃきつそう。 でも日向は「いいだろ!!」とか言っちゃうわけね。なんか、餌を前にしたワンコみたいな顔で。 誰に対しても、親しい顔なじみのように話しかける木兎はさすがだ。 『アクタージュ act-age』 (scene41.新星)...

『呪術廻戦』(第35話 京都姉妹校交流会-団体戦・2-) 感想(そんな「もしも」はいらない)

虎杖の女性の好みは東堂と同じか……。 まあ、前にジェニファ・ローレンスが好きとか言ってたから、骨格しっかりしてる系が好きなのかな、って思ってたけど。 そして、唐突にはじまる「もしも」の物語。 虎杖と東堂が親友で、高田ちゃんが同じ学校にいて、高田ちゃんに告白したけどふられて虎杖になぐさめてもらう物語。 ……いや……吉野くんの「もしも」はともかく、東堂のそんな妄想エピソード、虎杖はいらないだろ。 それにしても、その妄想のクオリティの高さなんなの? 虎杖のことほとんど知らないわりに虎杖がめっちゃ虎杖なんだけど。 それに、妄想の中でさえ高田ちゃんとくっつくルートをつくらないとは……ドルオタの鑑かもしれん。 あと、妄想の中の高田ちゃんがめっちゃかわええ。 いや、3ページも使って東堂の青春アミーゴをみせられるとは……。 修二と彰ならぬ悠仁と葵……微妙に名前が似てる……。 すごいな、これ。意表をつきすぎだろ。 なるほど、東堂は同担は親友派か。 宿儺は同担拒否派だと思うけど。 というわけで、東堂に"親友"認定された虎杖なのだった……おもしろすぎる。 さて、ここで京都校側が虎杖の元に大集合。 三輪ちゃんの簡易領域の構えがめっちゃかっけえな! 領域展開の中に入ったら技が必ずあたる、ということを考えると、三輪ちゃんの簡易領域は、あの円の範囲に足を踏み入れたら必ず技が当たる、的なやつなのかな。 でも、ためらった、ということはやっぱり「人間」の虎杖を殺すのは躊躇があるのかな。 五条先生の生徒を殺したら、五条先生に嫌われるからイヤ、とかだったりして……。 真依さんは拳銃で、加茂は弓。 メカ丸はビームか……メカだから正しい……のか? そして、東堂の術式は物体の入れ替え? なんか、京都勢も東堂の術式を知らなかったっぽいけど。 でもまあ、一級までは呪力のみで対応らしいから、東堂の術式をみたことがある人はそんなにいないのかもね。 野薔薇ちゃんの話の感じでは、術式についてべらべらしゃべる術者はあんまりいないらしいし、東堂は同級生たちと仲悪そうだし。 東堂に言われて、静かに撤退する加茂。 まあ、ここで京都勢同士で削り合ってもなんの益もないのは確かだけど。 「ちゃんと殺せよ」と言ったあたりをみると、とりあえず東堂に任せて、万が一、東堂が負けたら自分たちで殺せばいい、ということなんだろうね...

『ワールドトリガー』(第166話 玉狛第二・21) 感想(本物の悪の真の目的とは!)

ワイヤー陣は狙わない、というオサムの判断。 まあ、積極的に狙わないだけで、状況が整えば使うってことだよね、これは。 チカちゃんを除くと、前回は隠岐だけ、前々回はひとりもスナイパーがいない、という状況だったんだけど、今回は参加隊すべてにスナイパーがいるので、狙撃されたらワイヤー陣のうまみがない、ということなのね。 東さんとユズルくんは、お魚よけ射撃ゲームを軽々クリアしそうだもんな。 三雲隊のもっとも不利な点は、A級入りを狙っている、というのが知れ渡ってしまっている、ということか。 A級にもっとも近い(というか元A級)影浦隊は上を目指す気ゼロだし、東隊は小荒井と奥寺の育成がメインっぽくって、無理にA級を目指す気はないだろうし、鈴鳴も強くはなりたいけど今シーズン中にA級入りしたい、とかいう目標は掲げていないだろう。 でも、オサムは記者会見でA級狙いが宣伝されちゃったからなあ。 三雲隊を応援したい連中はボーダー内にたくさんいるだろうけど、そのために自分の隊が負けてもいい、なんて思うのはユズルくんくらいだろう(それも撤回されたが)。 そして、三雲隊の有利条件は、ヒュースの実力が知られていないことと、ヒュースがブレード使いと認識されていることか。 ヒュースがシューターとしての性能が高い、と知られていないうちに、一発芸かまそうよ、っていう感じか? でも、一発芸なら大物落とさないとわりにあわない感じがするな。 東さんとかカゲさんとか鋼くんとか。 そういえば、ヒュースはユーマや東さんみたいに、カゲさんに気付かれずに攻撃しかけられるのかな。 前衛・二丁スコーピオンのユーマと弧月+バイパーのヒュース、中衛・レイガスト+アステロイドのオサム、後衛・ライトニング+鉛弾のチカちゃんとは、4人になった三雲隊。 なんかもう、やれることはなんでもやる感があふれてる。 あと、チカちゃんはやっぱり「狙撃」ではなく「砲撃」なのね。 乱戦になったら戦場まるごとふっとばすとか強すぎる。 ゾエさんの適当メテオラは屋内では効力が薄れるか……まあ、そうだよね。 建物をまるっと潰せるのはチカちゃんぐらいだろうし、室内では適当メテオラでかく乱できる範囲が狭くなっちゃうよね。それじゃあただのトリオンの無駄遣いになりかねない。 それにしても、ユズルくんがほんとにやる気にあふれてるなあ。 そんなユズルくんをみて、うれしそうな...

『週刊少年ジャンプ』2018年49号 感想

『ブラッククローバー』 (ページ180 研ぎ澄ます刃) 『ジャンプ』の表紙のアスタがやたらかっこええ! 店頭ではじめてみた時、おもわず「おおっ」ってつぶやいてしまった。 それにしても、あらためてみると宿魔の剣、めっちゃ薄いんだな。 まあ、あれは物理的な切れ味を求められるものじゃないから、形状なんてどうだっていいんだろうが。 フィンラルは臆病者を自認するわりに、ここんとこ過酷な戦場で身を削ってばっかりだな。 フィンラルを削ってるのがその弟ってのがまたひどい……。 『鬼滅の刃』 (第133話 ようこそ) 不死川兄弟の仲は元々こじれてたんだけど、兄が本気で目つぶししようとするとこまでこじれまくってたとは。 弟が鬼を喰ってるってのが、それほどにショックだったのかな。 お兄ちゃんの方は、弟をなんとか危ない現場から遠ざけたいから、おまえなんか弟じゃない、才能ないから鬼殺隊をやめろ、と言ってるのかと思ってたんだが、鬼に殺されるくらいなら、失明しててもいいから生き延びて欲しい、というのは過激すぎない? どうしてもやめて欲しいんなら、そこは泣き落としの方が確実じゃない? しかし、弟の方も、自分を助けようとしてくれている善逸を、「俺の兄貴を侮辱すんな!!」と殴るような過激派だしな。 さすが兄弟、よく似ている……。 ところで伊之助は岩柱さんのとこまでたどりついていたのか。 さすが、上陸兄妹との修羅場を生き延びただけあって強くなってるな。 『ワールドトリガー』 (第166話 玉狛第2・21) 別記事(本物の悪の真の目的とは!)になりました。 『アクタージュ act-age』 (scene40.銀河鉄道) 七生さんは中学生の頃から巌さんに心酔して、ついていってるのか。 多感な時期のすべてを巌さんの元で過ごしてきたことになる。 へたすると親より大事な存在なのかもしれない。 そんな存在が、今、死にかけていて、今から急げばもしかしたら間に合うかも、と思えば、うずくまってしまうのも無理はない。 「ああ、巌さん。私は不細工なままだ」という、ぐしゃぐしゃな七生さんのコマがなんとも美しい。 七生さんの才能を開花させたのが巌さん。 千世子ちゃんの才能を開花させたのが星アリサ。 自分の醜さに絶望していた彼女たちに、その内にある美しさを説き、それを磨くための技術を教え込んだ。 七生さんは夜凪ちゃんに対比として存...

『呪術廻戦』(第34話 京都姉妹校交流会-団体戦・1-) 感想(殴り合い、と書いて、交流、と読む)

恒例になりつつある3段組表紙ですよ! 上段と下段に京都校の生徒たち、中段に五条先生と歌姫先生。 こうやってみるとやっぱり京都校の生徒たちの絵力(?)が強いな。 ところで歌姫先生がかわいすぎるんですがっ。 五条先生にスピーチを無茶ぶりされて、それでもがんばって応えようとするとことかっ。 で、「先輩を敬え!!」ですよ。 五条先生が夏油たちとの内通をまったく疑ってないのもうなずけるちょろさ。 なんかもう五条先生におもちゃにされてるなあ。伊地知さんとは違う方向性で。 「アホクサ」って言ってる野薔薇ちゃんの横の伏黒の表情が、心底どうでもいい、って顔ですばらしい。 索敵に長けてるのが伏黒とパンダか。 まあ、真希さんはほぼ呪力がないらしいし、狗巻は特化型だからなあ。 東京校の作戦は、一番やっかいな東堂を虎杖ひとりで足止めして、他の連中で点を稼ぐ、か。 京都校は虎杖狙いで東堂だけが離反してたのに、その東堂がまっさきに虎杖と接触とか、このままだと京都校の全員が虎杖に集中しちゃうことにならないか? 東京校側は、虎杖の復活をさっき知ったばかりなのに、さっそく始末にかかるとは思ってなかったんだろうなあ。 それにしても、東堂に飛び膝蹴りかました虎杖が、呪霊を祓ってる時のあの表情でめっちゃ怖かった。 東堂は手加減して勝てる相手じゃないし、多少のことじゃ壊れないから全力出しても大丈夫、とか伏黒あたりからレクチャーされてたのかな。 てか、木をふっとばして登場した東堂みただけでも、これは全力で行かなきゃ、と思ったんでも不思議はないか。 あのコマの東堂、あきらかに人間じゃないだろ(笑)。 連載初回をみた限り、虎杖って人間やめてるレベルの身体能力なんだけど、その虎杖がここまでぼこぼこにされるって、やっぱり呪力でなんらか強化されてるのかな。 伏黒もやたら耐久力高いし。 高田ちゃんのことを「誰だよ、アイドル興味ねーよ、俺」とか煽る虎杖。 「勝つよ」と言ったからには退けない、というのもあるんだろうね。 あと、東堂を足止めする役を割り振られた以上、東堂が虎杖に興味を失ってターゲットを切り替えられるのは困るので、関心を引こうとしてるのかな、とも思う。 先輩方は適当なところで退いてくれていい、むしろ退け、と思ってるんじゃないかと思うんだが。 東堂はやっぱりあの質問みんなにしてるのね。 乙骨にも質問したのかな。乙骨は...

『ワールドトリガー』(第165話 三雲修・16) 感想(『ワールドトリガー』再始動!)

約2年の雌伏の時を経て、ついに『ワールドトリガー』が連載再開! 葦原先生、おかえりなさいませ! 約2年もかかったのは、葦原先生はトリオン量が多すぎてトリオン体の再構築に時間がかかったのだ、という設定にしておきました(笑)。 それにしても、めっちゃ普通にはじまった。 えっ? 先号の『ジャンプ』にも載ってましたよ? って感じのシームレスっぷり。 あんまり絵が変わってないな、と思ったけど、栞ちゃんがちょっと大人っぽくなってるような気がした。 オサムは約2年も不安を抱えてたのか……。 迅さんのアドバイスが「揺れるな」なところをみると、ただの杞憂というわけでもなさそうだ。 迅さんの表情がちょっと険しくて、どうもこの不安はチームの勝敗がどうのこうの、みたいな問題じゃないんじゃないか、という気がしてきた。 これは意外とボーダーの方向性を動かすようなことになるんじゃないかな、と。 ひとり増えたら、移動の車が2台になった。 おそらくこれまでは、運転席が林藤さんorレイジさん、助手席が栞ちゃん、後部座席がオサム、ユーマ、チカちゃんだったんだろうな。この3人なら窮屈な感じにはならないだろうし。 てか、オサムを真ん中にして、ユーマとチカちゃんがくっついて座ってる絵を想像すると……かっ、かわいい……。 そのうち玉狛支部は三雲隊のためにワゴンカーを買い込むかもしれん。 さて、今回の実況は片桐隊のオペ・結束ちゃんだった。 片桐隊戻ってきたからね~。 次回は草壁隊長兼オペを期待。 解説陣は嵐山さんと犬飼。ずいぶんと華のある組み合わせですな。 犬飼はあいかわらずコミュ力が高いというかなんというか。 女子とのスキルトークを1/10でもいいから辻ちゃんにわけてあげて欲しい。 ヒュースは苗字がないようだけど、やっぱり「クローニン」になるのか? それとも「エリン」? と思ってたら、「ヒュース・クローニン」という設定になったようだ。 まあ、エリンはおこがましくて名乗れないだろうな、ヒュースの性格的に。 犬飼は辻ちゃんからヒュースのことをきいてないのかな。 東隊はあいかわらず、先生とそのアシスタントと生徒2人って感じ。 影浦隊もあいかわらずだな。 一時は三雲隊に勝ちを譲りたい、と考えてたユズルくんは「勝つのは影浦隊だ」とか、かなり本気モード。 荒船の喝が効いてる。 鈴鳴第一もあいかわらずの仲良しさん。 来馬先輩...

『週刊少年ジャンプ』2018年48号 感想

ついに! 『ワールドトリガー』再開! おまけに、松井せんせーのマンガまで載ってる! めっちゃうれしいけど、松井せんせーと葦原先生と芥見先生のマンガが載ってる『ジャンプ』はこれが最初で最後かもしれんな、とちょっとしんみり。 それにしても、巻末ページに休載のお知らせが載ってない『ジャンプ』って何年ぶりだろう。 これが今の『ジャンプ』の完全体(?)か……(『BORUTO』載ってないけど)。 『ワールドトリガー』 (第165話 三雲修・16) 別記事(『ワールドトリガー』再始動!)になりました。 『編集者なんてろくなもんじゃない!』 別記事になりました。 『鬼滅の刃』 (第132話 全力訓練) 表紙が柱だらけ……(元、含む)。 上半分は炭治郎に好意的なグループ、下半分は炭治郎をまだ信用してないグループなのね。 宇髄さんは柱やめて、派手さはちょっとひっこんだけど、やっぱり華やかな男前だなあ。 炭治郎みてめっちゃにこにこしてるとこがなんかかわいい。 片目と片腕を失ったけど健康そうだし、嫁さんズも元気いっぱいだし、幸せそうでなにより。 時透くんの炭治郎に対するデレデレっぷりがたまらん。 で、他の隊員たちにたいする無表情っぷりもたまらん。 落差がひどすぎなんだけど、有一郎モードと無一郎モードが自動的に切り替わってんのかな、これ。 そして、恋柱さんはあいかわらずかわいい。 蛇柱さんは本当に恋柱さんとつきあってるのかな。 炭治郎のことを楽しそうに手紙に書いたんだろうな、ということを考えると、恋柱さんの方はただの文通相手で柱仲間としかみてない可能性が高そうだけど。 ていうか、コミックス情報によると炭治郎は文通相手が多いらしいので、そこに恋柱さんも加わったら、蛇柱さんの態度がさらに硬化しそう。 それにしてもあの処刑場(?)はひどい。 あの隊員たちよくおとなしく縛られたな、と思ったけど、それくらい蛇柱さんがこわかったんだろうな。 それにしてもあれ、炭治郎の鍛錬には役立ったようだけど、練習台にされた連中は木刀で殴られるだけで、なんの鍛錬にもならないじゃないか。 蛇柱さん的には、こんな連中鍛錬してやってもしょうがない、ってことなのかもしれないけど。 「俺も貴方を認めてないので! 禰豆子刺したんで!」ってめっちゃさわやかに嫌ってることを宣言する炭治郎がっ! 根に持たない性格の炭治郎だけど、ねずこち...

『呪術廻戦』(第33話 京都姉妹校交流会-団体戦・0-) 感想(人間として生かされるか、呪いとして殺されるか)

表紙は芥見先生がお好き(?)な3段組。 上段に東京校1年ズ。 ウィンクしてる野薔薇ちゃんがかわええ。 下段に東京校2年ズ。 真希さんの表情がなんかよいなあ。 そして、中段に乙骨……と『東京都立呪術高等専門学校』に出てたミゲルっぽい人がいるんだが……。 えっ? この人、本当にミゲルだとしたら、夏油派から五条派に乗り換えたの? それとも最初っからただの雇われ? バオバブっぽいのが生えてるけど、ということはアフリカあたりかな。 あそこらへん、呪術の本場っぽいイメージがあるけど。 交流会の1日目は団体戦ときいて、大きな闘場でバトルロワイヤル的なものを想像してたんだけど、呪霊の討伐数を争うのか、思ったより平和的だな、と思ったら、妨害行為ありで、やっぱあんまり平和的じゃなかった。 "チキチキ呪霊討伐猛レース"ってネーミングしたのは誰なんだろう……。世代的には夜蛾学長な気がするが、五条先生の線も捨てきれない。 ところで五条先生、夜蛾学長にしめあげられてるけど、もしかして虎杖の件を学長にも黙ってた? 190超えの五条先生に対してああいうことができるとか、夜蛾学長めっちゃでかい。 あと、クスクス笑ってる歌姫先生かわいい。 七海さんと同じで普段から迷惑かけられてるんだろうな。 さて、東京校の生徒たちのミーティング。 虎杖の方は黒ぶちの刑(?)に処せられていた。 どこからあんなもん持ってきたんよ、と思ったんだけど、高専には遺体安置室っぽいのがあったくらいだから、こういうものが常備されててもおかしくないかもしれん。 「うるせぇ、しばらくそうしてろ」って虎杖に背を向けながら言う野薔薇ちゃんがめっちゃかわええ。 このなんとも微妙な表情は、怒ってるんじゃなくって、うれしいんだけど、うれしそうな顔をどうしても虎杖にみせたくなくて、なんかもうちょっとどう表情をつくっていいのか困ってるって感じにみえる。 事情を説明されて、仕方ないと納得はしたけど、そう簡単に感情はおいついていかない。 いろんな気持ちがごちゃまぜになって収拾つかない、ってところだろうか。 こういう表情の描き方が絶妙だよね、芥見先生。 虎杖のあれは確かにみようによってはとてもハードないじめだけど、誰もいじめだとは疑ってないよね。 どちらかというと、野薔薇ちゃんの気のすむようにしてやれ、ってみんな思ってそう。 ところで、...

『編集者なんてろくなもんじゃない!』ちょこっと感想

久しぶりに松井せんせーが『週刊少年ジャンプ』にお出ましですよ! 持ち込み体験エピソードを描いたエッセイマンガだけど、あまりにも松井せんせーらしくて笑いました。 ラストのコマの歴代4人の編集者さんの顔とか、『魔人探偵脳噛ネウロ』の悪役キャラで出てきそうな感じ。 『魔人探偵脳噛ネウロ』に出てくる浅田くんて、編集さんがモデルという話は前にもどこかで書いてらしたんだけど、久々にみるとこれはひどい(笑)。 ギャグなんだかdisってるんだかわからない感じがめっちゃ松井せんせーっぽい。 でも、浅田くん結婚して幸せになってたようだから、なんだかんだで愛がある! ……に違いない……多分……。 本編でも巻末コメントでも「新連載を目指している」と書いてくださっていて、本当にうれしいです。 『暗殺教室』の連載が終了して約2年半。 『魔人探偵脳噛ネウロ』が終わってから『暗殺教室』が始まるまで約3年くらいかかってたので、最初からそれくらいは待たされるだろうな、と覚悟していたので、まあ、まだ余裕です。 松井せんせーがまだ連載狙っているということをあらためて宣言してくださっているので、安心できます。 今の連載をしていない生活を満喫しているご様子も、たまに流れてくるので、それを眺めながら、新作をお待ちしております。

『週刊少年ジャンプ』2018年47号 感想

『ONE PIECE』 (第921話 "酒天丸") カラー表紙が女性キャラ大集合!(チョッパー混じってるけど) しらほし姫が見切れてる……。 私のイチオシはペローナちゃんです! カイドウがドラゴンだった……。 なんかもうどうやっても勝てそうにないのがでてきたんですけど……。 『ブラッククローバー』 (ページ178 人間の魔法) 勝つための場を整えつつ、王族を罵る体で発破をかけるとか、あいかわらずゾラが有能すぎる。 父が水で、母が鋼鐵で、それが絶妙にかけあわさった結果がノゼル兄様の水銀魔法か。 エルフたちは魔法の才能にあふれていたがゆえに、それ以上の発展を考えなかったのかもしれないね。 魔力が少ない人間たちが、それでも勝ち抜くために、知恵をしぼり、技を磨き、魔法を複雑化させていったんだろうから。 『呪術廻戦』 (第32話 反省) 別記事(生きているからスベることができる)になりました。 『鬼滅の刃』 (第131話 来訪者) 義勇さんが錆兎さんに抱く想いは、炭治郎が煉獄さんに抱く想いに似てるか……。 錆兎さんも煉獄さんも、遺していく者の気持ちをしばろうなんてまったく思ってなかったはずだけど、遺された方はどうしても「もしも」という想いにしばられてしまう。 相手が、自分よりも、強くて、やさしくて、すごい存在だった、と信じているからなおさらだよなあ。 それにしても、ことあるごとに、炭治郎にとっての煉獄さんの影響力の大きさをうかがうことができて、うれしいんだか、せつないんだか。 義勇さんはお姉さんを鬼に殺されているのか。 義勇さんが、妹を見捨てられない炭治郎を見捨てられなかったのは、自分がもし同じような状況にあったら、同じように行動する、と考えたからかもしれない。 自分は姉を救えなかったけど、おまえは妹を救え、と言いたかったのかもしれない。 その結果が、連載初回のあの厳しい物言いか……。 義勇さんは本当に言葉が足りない。 義勇さん、めっちゃこじらせてると思ったら、おもいのほかはやく立ち直ったな。 まあ、炭治郎みたいな子がいなかったら、あの状態が続いてたと思うけど。 炭治郎が偉大すぎる……。 ところで、ざるそば早食い勝負はどっちが勝ったんだろう。 しのぶさんがやたら動揺してたのは、鬼である珠世様と仕事をしろ、と命じられたからか。 しのぶさんは義勇さんと同じく姉...

『呪術廻戦』(第32話 反省) 感想(生きているからスベることができる)

カラー表紙が伏黒&野薔薇ちゃん! 芥見先生にはめずらしくカラフル! なので、余計に死亡中なモノクロ虎杖が不憫やね。 てか「死亡中」ってあんまりきかないよね(「〇〇中」というのは他の状態に遷移することが前提なので、「死亡」という状態は普通は遷移しないから)。 でも、状況的には「死亡中」で正しいという……。 あと、キメキメな野薔薇ちゃんがかわいいんだけど、バッグから五寸釘と藁人形が飛び出してるのがなんとも……。 漏瑚がなんか小さくなってる。かわいくなってる。 頭部だけの状態からここまで回復したのか。 夏油たちは宿儺をどうコントロールするつもりなのかと思ったら、残った指をすべて集めて献上して、呪いの世をつくってもらおうという考えか。 つまり、宿儺をコントロールできなくていい、自分たちが宿儺の怒りに触れて滅せられてもいい、結果として「呪い」である宿儺が世を統べるのなら、それは自分たちの勝利といえる、ということか。 宿儺なんてどう考えても誰かの思い通りに動かせるもんじゃないだろ、と思ってたんだけど、これなら成功するかもな。 「結果、儂らが全滅してもだな」と、漏瑚が真人と似たような意見をもらしたところで、この連中、人間をどうでもいいものとして扱ってるけど、自身のこともあんまり大事にしてないな、と思った。 目的のためなら手段は選ばない。自身の命さえ駒でしかない、か。 虎杖がどこまで宿儺の指に耐えられるのかわからないから、徐々に与えるのではなく、一気に取り込ませてすぐに殺す、というのが上層部の考えか。 まあ、何本目からは危険になる、とかいうデータはどこにもないんだから、安全を考えればそうなるよね。 そもそも、虎杖が1本飲んでも耐えたこと自体が驚愕の事実だったわけだから。 1本のんじゃったからって、2本目もほいほい与えるのは五条先生くらいなものか。 「そのために手持ちの指を高専に回収させたんだから」ということは、指にマーカ的なものでもつけているのかな。 高専側が指を一か所にまとめて保管してるのかわわからんけど。 ところで、パイプから脳みそがみえてて「いやぁぁぁ」とか言ってるんだけど、もしかしてこれ真人がつくったんじゃなかろうな。 五条先生が久しぶりに登場。 なんかよくわからないテンションでしゃべり続けてるけど、「重めってそういう意味じゃなかったんだけどなぁ」ってぼやいてるとこをみると...

『週刊少年ジャンプ』2018年46号 感想

『ハイキュー!!』 (第322話 勝ち) 『ジャンプ』表紙+巻頭カラー+大増34ページって、古舘先生が働き者すぎるっ! 研磨が日向くんのこと「普通にともだち」って言ってたけど、研磨にとってのそのポジションは日向くんだけなんじゃないかな、という気がする。 音駒の連中はチームメイトなんじゃないかな、多分。 そんでもって、クロはクロなんだと思う。 研磨が「たーのしー」って言ったとこ、楽しそう、というよりは、満足そう、って感じ。 でもって、そんな研磨をみたクロも満足そう。 クロにとっては、ツッキーに「おもしろい」って言わせるよりも、研磨に「楽しい」って言わせる方が大変だったのか、って思った。 研磨をバレーボールの世界に強引に引きずり込んじゃった、みたいな気持ちがクロにはあって、だから、自分のバレーボールを楽しいって思う気持ちを、研磨と共有できて、めちゃくちゃうれしかったんじゃないかな。 それにしても、このマンガ、本当に感想を書くのがむずかしい。 すごいよね! で全部かたづけられてしまう。 今回は特にすごいよね! ジャンプして懸命に手を伸ばした研磨の必死な顔が、「あっ、我を忘れてるな」って感じで本当にすごい。 『鬼滅の刃』 (第130話 居場所) 表紙の宇髄さんの嫁さんズがかわいい。 そうか、炊き出し係なのか。あれだけの隊員に食べさせるものをつくるのは、めっちゃ大変そう。 宇髄さんはやっぱり柱やめてたけど、鬼殺隊はやめてないもよう。 眼帯つきになって、あやしさが増したな(笑)。 でも服装はちょっと地味になった? 義勇さんは炭治郎を水柱にして、自分は柱から降りたかったのか。 御館様も他の柱の連中も、義勇さんを水柱と認めているのに、「俺は水柱じゃない」と言う義勇さん。 義勇さんにとって、水柱になるべきは錆兎だったんだな。 水柱になってなお、自分はここにいるべき人間ではない、と考え続けてたとか、義勇さん、自信がないにもほどがあるだろ。 元々、なんかこじらせちゃってる人なのかな、と思ってたんだけど、まさかここまでとわっ。 『アクタージュ act-age』 (scene37.混乱) 巌さんが危篤ときいて混乱する天球の劇団員たち。 この人たちは、巌さんの引退を阻止するために『銀河鉄道の夜』をどうしても成功させたかったわけだから、巌さんが死ぬかもしれない、という事態になって大混乱してしまう...

『呪術廻戦』(第31話 また明日) 感想(明日が来ない子もいるけど、また明日)

今回のカラー表紙は宿儺のソロか。かっけえな。 芥見先生は茶系の色を使うのがお好きなのかしら。 領域が解けた理由がさっぱりわかってない虎杖。 とっさに走った思考の上澄みの、「限界」「失血」は虎杖自身の状態確認、「七海」「生存」はとりあえず七海さんの無事を確認、「領域」「殺せる」は真人のことだろうね。 で、すぐに真人を殺しに行ったところの表情がめっちゃ恐い。 真人の方は領域で呪力を消費しまくってたけど、ちゃんとしのぎきったな。 やっぱり戦闘センスが高いんだな。 虎杖が失敗したのをみて、すぐに動いた七海さんもすごいけど。 虎杖、あっけにとられたのはわかるけど、七海さんについていかなかったんだな、と思ったら倒れてた。 いや、そういえば体に穴があいてたよね。 本当にギリギリまで動きまくってたんだな。 真人は、宿儺のやっかいさを思い知って、利用することをあきらめるんじゃないかと思ってたんだけど、逆にどうしても欲しくなったようだ。 でも、宿儺は「呪いの時代」とやらに興味はなさそう。 宿儺様は伏黒しか眼中にないからな! とか思ったんだけど、真人が虎杖への嫌がらせで伏黒に手を出したりしたら、どういう対応に出るんだろうとか想像するとめっちゃ笑える。 高専の遺体安置室(?)がでてきた。 本当にずいぶんとたくさんの人が死んでたんだな。 あの袋の中に、「人間」の形をしたものはほとんどないんだろうな、あれでは遺族の元に帰ることもできないだろうな、と思うとキツいものがあるよね。 吉野くんがこの光景をみたらどう思うんだろうなあ。 七海さんは宿儺が真人を倒したことに気付いたか。 でも、それは虎杖の力じゃない。 これから先、かなりなことがない限りは、虎杖がみずから宿儺を呼び出すことはないだろう。 でも、その「かなりなこと」はきっと起こる……。 あれだけ「正しい死」にこだわっていた虎杖が、ここにきて「正しい死って何?」と、ちょっとうつろな目できいてきたところは、本当に胸がいたかった。 これまでだって、厳密に「正しい死」の定義などしてたわけじゃないだろう。 でも、直感的に「これは正しい」「これは正しくない」と判断をくだしてきたんだと思う。 そして、これからもそうやっていける、と根拠もなく考えていたんだろう。 でも、一度でも「何?」って思ってしまったら、直感を信じることができなくなってしまうんじゃないかな。...

祝! 『ワールドトリガー』連載再開!

ようやくお伝えできます。大変、大変…お待たせしました。「ワールドトリガー」週刊少年ジャンプ48号(10/29発売)より連載再開&12月よりジャンプSQ.移籍&コミックス19巻発売のお知らせです。 https://t.co/UiAXp1YOFb https://t.co/Fm0P2MoY4W pic.twitter.com/Dr7PWPoO26 — ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) 2018年10月15日 ようやく、このニュースがきけましたよ! ずっと沈黙してた公式Twitterさんが、ここのところぽちぽち動いていたので、「もしかして?」とは思ってたんだけど、ぬか喜びになると悲しいので期待しすぎないようにしてたんだけど、とにかく本当にうれしい! そうか……あれから約2年か……。 長かったけど、『D.Gray-man』を待ってた時間に比べれば……。 すぐに『ジャンプSQ.』にうつるみたいだけど、週刊の方に5回だけ掲載、というのは、現在、コミックス未収録分あわせて、19巻分までを週刊で、それ以降をスクエアで、ということになるわけね。 発表されたスケジュールから推察するに、週刊掲載分はすでに描きあげているご様子。 ずっと週刊じゃないのはちょっとだけ残念だけど、連載が止まっているよりは、ゆっくりでいいので動いてくれている方が絶対にうれしい。 葦原先生、ご帰還、おめでとうございます! そして、『ワールドトリガー』をあきらめないでくださってありがとうございました! そうか……三雲隊としてのヒュースがようやくみられるのか……。

『週刊少年ジャンプ』2018年45号 感想

『Dr.STONE』 (Z=77 科学の力) 司と氷月のタッグが人間離れしすぎてる……。 もし司帝国が残ったら、以後、離反者がでる可能性がゼロになるよね、こわすぎて。 最近、千空とゲンは仲良すぎ。 ゲンの計算高い性格に変わりはないんだけど、その計算がなんのためにあるかというと、意外と「みんなで幸せになろうよ」的なところにある、というのがみえてきたので、なんだかんだで愛嬌のあるキャラになってきたよね。 緊迫する現場の上空を、のどかに飛ぶ紙飛行機。 それは、現代人たちにとってはあっけにとられるものだった。 あたりまえのものがあたりまえじゃないものになっている、ということを突きつけられるというのは意外とキツいものなんじゃないかな。 司たちは紙というありふれたものさえ、手に入れることができていなかった。 そりゃあ、あの状況でわざわざ紙をつくろうとするような司ではないもんなあ。 いざつくろうとしたら、それなりに手間のかかるものだし、そもそも何があればつくれるのかを知ってる人はそんなにいないし。 紙でさえ"科学"の賜物。 そのことを司はどう考えるんだろうか。 ところで、人がいないところでダイナマイトを爆発させようとした千空だけど、近くに人がいたよね。 あの人たち大丈夫なのかな。 『ONE PIECE』 (第920話 "おでんが好き") "トキトキ"の能力は過去には行けず、未来に行くのみか……。 過去に行くとなるとタイムパラドックスやらなんやらいろいろめんどいからな。 モモの助の母親が遥か遠い過去に生まれた人なら、"ONE PIECE"の成り立ちとかも知っていたのかもね。 「理想の戦力は5千人!!」ということは、ようやくルフィの押しかけ配下たちが集結する流れか? 『ブラッククローバー』 (ページ176 きょうだい) ノゼル兄様がデレたと思ったら、速攻やられた。 フラグ回収がはやすぎです、お兄様(泣)。 『アクタージュ act-age』 (scene36.巌裕次郎) 今回のカラー表紙は『銀河鉄道の夜』のポスターなのか。 下の3人のうち、ひとりは七生さんとして、他のふたりは誰? ってなった。 いや、アキラくんと亀だってのはわかってるんだけど、誰? 亀もこうやってみると、そこそこハンサムだよね。アキラくんは...

『呪術廻戦』(第30話 我儘) 感想(理不尽は平等にまき散らされる)

七海さんを領域に巻き込んだ真人。そして、はじきだされた虎杖。 領域展開って外側からみると真っ黒な球体なのか。 虎杖が「なんでナナミンだけ閉じ込められた!?」って考えてるとこをみると、やっぱり、宿儺が真人を威嚇したことには気づいてないっぽい。 虎杖にしてみれば、ふたりとも閉じ込めれば一挙に片が付くのに、なんで自分は相手にされてないんだ? って感じなんだろうな。 七海さんはやっぱり領域展開できないのか。 特級レベルじゃないとダメなんだろうね、多分。 乙骨は例外的に特級だったわけだし。 でもまあ、今の乙骨はできるのかもしれん。 原型の掌で触れること、が転変の発動条件か。 真人自身が変形している時に触れられても、特に問題はないのね。 いずれにしても、技が必中の領域内では、真人がその気になればいつでも転変を起こせるということ。 そりゃあ、覚悟を決めるよね。 七海さんが呪術師を辞めたのは、他人のために命を投げ出さなければならないから、ではなく、その覚悟を時に仲間に強要しなければならないから、か……。 本当にやさしい人なんだな。 七海さん、コンビニでお気に入りの総菜パンを手に入れられないことに絶望した、とか言ってたけど、あきらめて別のものを買うのではなく、パン屋に行ってお気に入りを買うことにしたのか。どんだけ好きなのカスクート。 しかし、パン屋の店員さんが絶妙にかわいい。 なんかもうレギュラー入りしてもおかしくないくらい。 「あれ!? 聞こえてない!? ありがとー!! また!! 来て!! ねー!!」って台詞がもうばつぐんにかわいい。 ぴょんぴょんはねながら言ってたんじゃないかな、と思って、その絵を想像したら、もんどりうつくらいかわいかった。 七海さん、サラリーマンやってたとかいう話だったけど、証券マンだったか。 2年目でこの貫禄はすごいな。 かなり仕事ができる人だったんだろうな。 呪術師という仕事から逃げて、でも、逃げた先の仕事にも疲れて、どちらにしろクソだ、となった時に、呪術師でなければ救えない人たちがいることを再認識したんだろうな。 それはきっと、「逃げた」という気持ちから逃げきれなかった、ということでもあるんだろう。 呪術師に戻ると即決して、五条先生に連絡とったら笑われた、というのが、なんか容易に想像できる。 五条先生は七海さんが戻ってくると思ってて、「やっぱり思い通りにな...

『週刊少年ジャンプ』2018年44号 感想

『火ノ丸相撲』 (第211番 力士の生き様) 週刊誌風ポスターの潮くんとレイナさんのツーショットがなんかかわいい。 レイナさんのちょっとそわそわしてる感じが特に。 久世は思っていた以上にナイーブな性格してたんだな、って思った。 ひざ抱えて泣くとはな……。 基本的にめっちゃ素直でナイーブな子なんだけど、親のこともあるし弱音を吐いてはいけないと、自分を必要以上に律して生きてきたんだろうな。 潮くんにとってのダチ高のみんなが心の支えだけど、久世は狩谷ひとりにそれが向かっていっちゃってる感じなのかもしれない。 狩谷くんもそれを感じ取っているから、わりとひどいこと言ってる久世に怒ることはしないんだろうな。 というか、自分なんかに頼るなよ、他にも頼る相手はいっぱいいるはずだぞ、とか思ってそう。 で、久世本人も自分が言ってることは結構むちゃくちゃだ、ってわかってるから、自己嫌悪でまた落ち込むという、なかなかの悪循環だな。 あと、加納くんの悪い顔はめっちゃかっこええなあ。 『鬼滅の刃』 (第128話 御教示願う) 刀匠の里が壊滅しちゃってどうするんだろ、と思ったら、ちゃんと移る先が準備されているらしい。 鬼殺隊にとって、日輪刀は何よりも大事なものだ、ということなんだろうね。 善逸ひさしぶりに登場だけど、善逸はやっぱり善逸だった。 なんか善逸が善逸だとほっとするよね。 善逸は伊之助以上にがんばらないと名前を憶えてもらえなさそう。 久しぶりに柱たちが集合! 宇髄さんはやっぱり引退しちゃったのか。 しばらくは嫁3人と一緒に療養して、いずれ育手になるのかね。 御館様はもう床から離れられない状態になっちゃってるのか。 上弦の陸を倒した時にあれだけ喜んでいたから、上弦を二体同時撃破とかきいたら、どんだけ踊りまくるんだろうと楽しみにしてたのに……。 それにしても、蛇柱さんは恋柱さんの彼氏なの? って言いたくなる感じの蛇柱さんの態度が気になる気になる。 炭治郎なみの爆走っぷりをみせちゃった恋柱さんをみて、頭を抱えてるところが、なんかもう保護者って感じ。 恋柱さんのお師匠が蛇柱さん、という可能性もあるが。 痣は伝染(?)する、というのは、やり方がわかってそれが伝授されるという知識的なものなのか、血を吸って鬼化するような生体的なものなのか。 この伝承があえて伏せられていたのは、痣が出ないことを気に病む...

『呪術廻戦』(第29話 成長) 感想(成長するのは主人公だけじゃない)

「説教は後で、現状報告を」と言われた虎杖が、「2人…助けられなかった…」って答えた時、体育館で吉野くんに吊り上げられてた子、死んでたっけ? って思ったんだけど、よくよく考えてみると吉野ママさんがカウントされてふたりなんだな、これ。 吉野くんだけじゃなく、吉野ママさんまで、自分が助けられなかった人、にカウントするとは、虎杖は本当に他人のことばっかりだな。 あの状況で「現状報告」と言ったら、戦闘に必要な情報を要求してる、と考えるのが打倒だと思うんだが、これは虎杖の戦闘経験の少なさも表わしているのかもしれない。 体に穴がいっぱい空いてることを「平気」と表現する虎杖。 七海さんと同じく、平気の意味、を問いたい。本気で。 虎杖はなんでこんなに頑丈なんだろうね。 虎杖が真人に触れてなお、平気でいることで、何かを察したらしい七海さん。 七海さんが考えた理由は、「虎杖に真人の術式は効かない」(←宿儺命令があるから)と「虎杖を殺せない」(←夏油命令があるから)の両方とも当たってるわけなんだけど、どちらも七海さんは知る由もないことだしな。 そういえば、宿儺が真人を脅したことを、虎杖は気づいてるのかな。気づいてないような感じだけど。 からだをウニ状にして「ザコ専用だな、やめよう」って、つまんなそうな顔してる真人がちょっとかわええ。 真人も今はいろいろ経験を積んでる段階で、自分に何ができるか、何が実戦で有用かを試してるところなんだね。 そう考えると、虎杖と七海さんはいい感じに真人のトレーニング相手しちゃってるなって感じでなんかイヤなんだが。 あと、ショタになって逃げる真人もかわええ。 とか、真人になごんでたら、ゲロ…ですよ。 まあ、真人でなごんでたのが間違いなんだけどね! 真人の改造人間をとっさに殺せなくて、七海さんから離れちゃった虎杖。 「あ…そぼ」と言われて拳を止めたとこの表情がつらすぎる。 そして、「ころして」と言われた時の表情がまた……。 あの改造人間たちは、人間としては死んでて、とどめをさしてやるのが慈悲だ、みたいなこと釘をさされてたけど、そりゃあ簡単には呑み込めないよね。 でも、虎杖は呑み込んだ。 現実と理想をすり合わせた。 人間に戻す手立てはないし、とどめをささなくてもすぐに死んでしまう相手に躊躇している間に、今、生きて、戦っている七海さんが危機に陥るかもしれない、ということ...

『週刊少年ジャンプ』2018年43号 感想

『呪術廻戦』 (第28話 殺してやる) 別記事(イカレた子供同士の救いのない壊し合い)になりました。 『ONE PIECE』 (第918話 "ルフィ太郎の恩返し") スマイルにお玉ちゃんのきびだんごが効くのか! ということは、ワノ国編ではお玉ちゃんが最強になる? まあ、食べさせるところまでが難関なので、お玉ちゃん単体ではどうにもならんのだろうけど。 光月家とその家臣たちのお墓が出てきたけど、これってどういうことなのかね。 モモの助がロジャーを知ってたあたり、死んだふりして逃亡してるとかじゃなく、モモの助たちが幽霊的な存在な可能性の方が高そう。 死んで生き返ってるブルックがいるので、そういうのがいてもおかしくないし。 『鬼滅の刃』 (第127話 勝利の鳴動) 久しぶりに珠世様が登場っ。 ついに鬼化させられた人の自我を取り戻すことができるようになったのか。 人間の血は必要らしいけど、少量なら家族の協力でどうにかなるしね。 被害拡大がそこで食い止められる、というのは大きいよなあ。 猫に手紙をつけて、ドアのとこからのぞきこむ感じで見送っている珠世様と愈史郎をみて、そういえばこのふたりも太陽の下には出られないんだったな、って思った。 ねずこちゃん、しゃべれるようにはなったけど、なんだか炭治郎に言われたことをオウム返ししてるだけのようにもみえる。 1歳児が3歳児くらいになった感じ? ねずこちゃんがずっとしゃべることができなかったのは、自我を取り戻すことよりも、太陽を克服することにリソースをつぎ込んでいたため、という仮説がでてきたわけだが、そんなん自分で選べるものなのかな。 恋柱さんもなんとか助かったし、時透くんもぷるぷるしてるけどしゃべれるようにはなってるし、とにかくよかった。 でも、刀鍛冶はかなり死んでそうだし、里の被害は甚大。 そういえば、鋼鐵塚さんはどうしたんだろう。まだ刀を研いでるんだろうか。 「増やしたくもない同類を増やし続けたのだ」ってなかなかにひどいな。 つまり、無惨様が同類を増やしてたのは、青い彼岸花を探させるためと、実験体として活用するためだったのか。 上弦の肆と伍を失ったことも、ねずこちゃんの情報が手に入ったから、もうどうでもいいんだろうな。 上弦が半分になっちゃったところで、壱から参まで残ってれば十分な感はあるし。 てか、自分を治そうと...