投稿

2021の投稿を表示しています

2021年の『週刊少年ジャンプ』のこと

2021年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2021年05・06合併号~2022年03・04合併号)の連載マンガ一覧。 まずは連載終了or開始した連載。 1~2月発売分   終了 『AGRAVITY BOYS』(全50話)   終了 『森林王者モリキング』(全35話)   終了 『ぼくらの血盟』(全18話)   開始 『逃げ上手の若君』   開始 『アイテルシー』   開始 『ウィッチウォッチ』   開始 『クーロンズ・ボール・パレード』 4月発売分   終了 『仄見える少年』(全30話)   終了 『BUILD KING』(全25話 ※21話以降は『ジャンプ+』に掲載)   開始 『アオのハコ』   開始 『アメノフル』 6月発売分   終了 『灼熱のニライカナイ』(全47話)   終了 『アイテルシー』(全21話)   終了 『クーロンズ・ボール・パレード』(全20話)   開始 『レッドフード』   開始 『NERU -武芸道行-』 9月発売分   終了 『アメノフル』(全19話)   開始 『PPPPPP』 11月発売分   終了 『レッドフード』(全18話)   終了 『NERU -武芸道行-』(全18話)   開始 『アヤシモン』   開始 『守れ!しゅごまる』   開始 『ドロンドロロン』 通年連載(カッコ内は2022年03・04合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(1035話) 『僕のヒーローアカデミア』(338話) 『ブラッククローバー』(276話) 『Dr.STONE』(223話) 『呪術廻戦』(169話) 『夜桜さんちの大作戦』(111話) 『アンデッドアンラック』(92話) 『マッシュル -MASHLE-』(90話) 『あやかしトライアングル』(73話) 『破壊神マグちゃん』(72話) 『僕とロボコ』(70話) 『高校生家族』(67話) 『SAKAMOTO DAYS』(52話) 1年以上もった連載がわりと多い。2020年に長期連載がたくさん終わったのが影響してるのかもしれない。 全体的には、アニメ化済作品の盤石さがすごくて、それ以外の連載の掲載順位の変動が激しかった印象がある。 どうでもいいことだけど、一時期、タイトルが「あ」で始まる連載(『アンデッドアンラック』、『あやかしトライアングル』、『アイテルシー』、『アオのハコ』、『アメノフ...

『ワールドトリガー』第216話「遠征選抜試験・14」+第217話「遠征選抜試験・15」 感想(いろいろあったが負け続き)

遠征選抜試験の戦闘シミュレーション演習開始。 諏訪7番隊vs水上(名目上は水上9番隊)。 諏訪7番隊の助っ人は太刀川さん。メンツ的に近距離特化型を入れたかったんだろうね。 水上9番隊の助っ人は当真。こちらは逆に遠距離を追加したのか。 諏訪さんの指示出しが早くて、かつ、ちゃんとそういう指示を出した理由と注意点を話してるの、本当に頼れる隊長って感じだな。 それにしてもこの戦闘シミュレーション、ユニットがSDキャラで描かれているので、さっぱり緊迫感ない。 というか、かわいすぎて笑ってしまう。 ててて、とか、ぽかぽかぽか、とかかわいすぎだろ! あと、やられた時に「にへらっ」って感じの顔になるの、なんなの。 刺されたり撃たれたりしてるのに、妙に幸せそうで、なんかホラーだ。 なるほど、この戦闘シミュレーション、みんながまだシステムに慣れてないし、新チームだからチームメイトにも慣れてないから、元々、将棋をやっていた水上にとっては、ひとりでやった方が断然有利になるのか。 要するに、コミュニケーションコストが高いから、オペなし、ひとりで9ユニットを動かした方が強い、と。 システム開発かいわいではあるあるな状況ではあるが……。 水上9番隊のみんなが納得して、その戦略をとってるなら何も問題はないんだけどな……。 と、いうわけで、諏訪7番隊は隠岐が1体だけが残り、水上9番隊は樫尾1体だけが落ちて終わり……諏訪7番隊惨敗。 「あれだけ息の合った動きをするには、相当チーム練習してるはずですよね?」ってオサムが疑問を呈しているんだけど、正解は、チームは戦闘シミュレーションの存在すら知らない、なんだよね。 なんか、諏訪さんは勘づいてそうだけど。 vs村上10番隊は2体差で負け。 隊長を守る役目のメンツが揃っているから、防御がめっちゃかたそうだな。 vs歌川1番隊は4体差で負け。 ユーマと風間さんが連携して攻撃するとか、SDキャラじゃない絵でみたかったな。 あと、さりげにキラ~ンをだしてる風間さんに笑った。 vs古寺6番隊は3体差で負け。 隠岐が2体とも落とされたのはここだけで、やっぱり有能だな、隠岐。 vs二宮8番隊は7体差で負け。 他の試合はいろいろとコメントが書いてあるのに、ここだけ「いろいろあったが」で済まされてるけど、まあ、だいたい想像はつく。 爆風で吹っ飛ぶオサム×2+香取ちゃんで笑った...

『呪術廻戦』18巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の18巻が出ましたよ! ・表紙は秤先輩。お札をもってるとこが秤先輩っぽくってよいです。そして、麻雀牌とトランプが描かれてるのはギャンブルを表しているのかな ・冥冥さんも表紙になった時、お札をくわえてたけど、お金にこだわるキャラでも、だいぶ方向性が違うよね、冥冥さんと秤先輩 ・カバー下はコガネが3体。全部、同じにみえるんだけど、どこか違うの? ・中表紙は東堂。やっぱりコミックスの表紙順なんだな ・ちょっと前の秤は、秤先輩ってこんな顔なんだな、って思ってた顔だから、本編に初登場した時はめっちゃ違和感あった。なんでイメチェンしたんだろう ・秤先輩は諸々を考慮して中学ダブりになったそうです。多分、確実に18歳以上って設定にしとかないと諸々マズいんだろう ・中学キララ。かわいい。けど多分、綺羅羅的にはかわいくなくて、今にいたるんだろう ・寒そうなのに、津美紀さんの横でおとなしく話を聞いてるちっちゃい伏黒かわいいな ・日車のとこのスタッフの清水さんはどうなったんだろうね。あの場からちゃんと逃げてるといいんだけど ・バレンタインのチョコランキング1位は七海さん! 七海さん、チョコは好きなんだろうか ・3位の五条先生は確実にチョコ好きだと思う。でも、カカオ50%以上は食べなさそう(←偏見) ・野薔薇ちゃんは女子からたくさんチョコもらいそう……と思ったけど、地元ではかなり浮いた存在だったらしいから、そういうのはなかったのかな ・加茂のとこのコメントが「もしかして煉獄さん効果?」で笑った。そういえば中の人が同じだな。でも、煉獄さんは関係なさそうな気がする ・19巻の表紙は日車と予想

『アンデッドアンラック』(No.092 粋) 感想(粋な遊び相手に出逢うまで)

あいかわらず一頭身スプリングさんはかわいいな。 「コレ」「ワシ咲カセタ」って人間にアピールするとこもかわいい。 スプリングさんは桜が好きで、だから桜を咲かせれば自分を好きになってもらえる、って考えたのかな。 でも、それは「桜は不吉の象徴」と石を投げられただけで終わった、と。 でも、どうしても人間と仲良くなりたくて、日本中から玩具をかき集めて、遊んでもらおうとしたら、それもダメだった、と。 箱を背負ったでっかい裸の鬼が走り寄ってきたら、そりゃあこわいよな。 で、そこに鎧姿の初代一心が現れた、と。 なんとなくスプリングさんと一心の鎧のデザインが似てるのは、初代一心がスプリングさんの人相書に寄せてつくったからか。 相手は鬼なのに「おめぇさんがビビらねぇようにな」って気を遣うのすごいな。 鬼相手なら何やってもいいんだよ、だって人間じゃないから、とはならない。鬼だってこわいものはあるだろうと考える。やさしい人だ。 しかし、相手を驚かせないように一心さんがせっかく気を遣ったのに、面をとったら「顔ガ取レタ!!」ってめっちゃビビるスプリングさんが……かわいい……。 「桜が不吉」というのは、人間同士の諍いの原因を桜になすりつけてるってことだ。 だから、スプリングさんは被害者だ、と「さぞ辛かったろう…すまんかった…!!」と、土下座する一心さん。 スプリングさんが考えている通り、スプリングさんを傷つけたのは一心さんじゃないから、一心さんが土下座するのは違う気がする。 でも、一心さんの中では、人間が誰一人としてスプリングさんに謝らない、ということの方が筋が通らないんだろうな。 一心さんが持ってきた百人一首の札に、「おお!!」って手を叩いて喜ぶスプリングさんかわいいな。 なるほど、スプリングさんが七五調でしゃべるのは、百人一首で言葉を覚えたからか。 そして、今、スプリングさんが身に着けているものは、すべて一心さんが揃えてくれたもの……。 何百年も経ってるのにまだちゃんとしてるのは、「不壊」の手が入っているからか? 一心さんの目論見通り、桜は人から愛されるものになったけれど、スプリングさんが人間を苦しめようとしないことが気に入らない「神」によって、スプリングさんはUMA・人間を苦しめるという命令を遂行するだけの存在に引き戻されたんだろうな。 「後生だワシを殺ってくれ!!」 スプリングさんは、風...

『週刊少年ジャンプ』2022年03・04合併号 感想

今年、最後の『ジャンプ』。 今年も本当に楽しませていただきました。 表紙は恒例の集合絵。今回はクリスマスパーティー仕様。 『僕とロボコ』と『アオのハコ』が同じ構図になってるのは示し合わせたのかな。 あと、こういう集合絵でもだいたいアンディと風子ちゃんをふたりとも載せてくださるのありがたいです。 マグちゃんとルルちゃんもだいたいセットだよね。 『呪術廻戦』 (第169話 東京第1結界・9) 別記事(不平等な男と公平な男)になりました。 『アオのハコ』 (#34 女の子って) 大喜の「可愛いって一言で、こんなうれしそうにするもんなんだ。女の子って」ってのが、本当に雛ちゃんに脈なしって感じでツライな。 最後の「女の子って」がとどめ刺してる感ある。 あっ、女の子、っていうめっちゃでかいグループにいれられちゃったよ、って感じで。 これが、雛はこういうので喜ぶんだ、ならまだ脈はありそうなんだが。 サブタイトルがこれになってるってことは、三浦先生もそういう意図をもってチョイスした台詞なんだろうけど。 扉絵が、めっちゃはりきって浴衣着て髪もかわいく結った雛ちゃんと、部活帰りでダサいシャツ着てる先輩、という対比なのもツライよね。 こんなにがんばってるのに勝ち筋がまるでみえなくて。 『Dr.STONE』 (Z=223 0) 宇宙服のデザインがちょっとダサいな。技術屋たちがめいいっぱいがんばった結果なんだろうけど。 着てる人は誰もそんなの気にしなさそうだし。 スタンリーに噛みタバコを渡すゼノがちょっとかわいいの何なの? なんつーか、このマンガで一番、ウェットな関係にみえるよね、ゼノとスタンリー。 打ち上げ失敗を心配するみんなを、おちゃらけた感じではげますゲン。 でも、さすがのゲンもそんな態度を貫き通せず「大丈夫」と言って顔を伏せてしまう。 ゲンの千空に対する気持ちもだいぶウェットというか、ゲンは千空のこと好きすぎるよね。 大樹なら、もし千空たちがバラバラに砕けたら、そのかけらをひと時もあきらめず、一生かけて集め続けると思う。 死の間際まで千空に託すためのプラチナを探し続けた百夜のように。 千空は「かもな」って答えたけど、内心ではおまえならやるから失敗できねーな、とか思ってそう。 石化してから3700年、カウントアップを続けてた千空が、今、宇宙に向けて、石化しながらカウントダウンする。 話...

『呪術廻戦』(第169話 東京第1結界・9) 感想(不平等な男と公平な男)

伏黒のピンチに芸人の高羽が参戦(※正しくは「髙羽」なんですけど、環境依存文字が嫌いなので「高羽」と記述します)。 てか、右半身、裸っぽくみえるコスチュームじゃなくて、本当に布がないのか。 足を開くポーズをとると呪マークが出るの、布がぎりぎりのとこまでしかないので、開脚するとはみだしちゃうのね。 アンディの海苔で慣れてるはずなんだけど、妙にはらはらするのなんでだろう(苦笑)。 「ゆとりは絶対評価でしょ」とか「アンタの問題だ」とか、ボケに律儀にツッコんじゃう伏黒かわいい。 虎杖みたいな天然ボケとか、無駄にボケたがる五条先生とかのせいで、ツッコミが習い性になってるんだろうか。 「余計なお世Wi-Fi!!!」とか寒いギャグをとばしておいて、「クソ客がぁああああ!!!!」ってキレるのなんなの? すべった高羽より、「何かくるぞ!!」って身構えちゃったレジィと黄櫨の方がかわいそう。 で、さらに飛び蹴りまでくらわされるの、本当にかわいそう。 あのコスチュームで、なかなかきれいな飛び蹴りしてくるのは、だいぶおもしろかった。うん。 それにしても、強いな高羽。 この強さで0点ってとこに、強い意志を感じる。 そうだよね。死んだら笑ってもらえないもんね。それはNGだよね。 コガネに日車の情報を表示させて、ルール追加させたのは虎杖と確信した伏黒。 ふふって感じの伏黒の表情が良い。 まあ、伏黒が狙っていた通りのルール追加が、このタイミングで偶然、行われる可能性はほぼないからな。 高羽が使ってるのは、ハリセンとかカンチョーとか、本人いうところの「古いタイプの芸人」が使うネタを媒介にする術式か? 伏黒が「……高羽が敵じゃなくてよかったよ」って言う気持ちはよくわかる。 ハリセンやカンチョーで倒されたくないよね。てか、倒されなくても、くらった時点で何かを失いそうな気がする。伏黒のキャラ的に。 会話からして、レジィと黄櫨は過去の術師っぽい。 過去の術師の方が、伏黒にとっては戦いやすそうな気がする。 呪術に関する知識が役立ちそう、というか。 伏黒が以前、言ってた通り、交渉は困難だろうけど、「本気で戦える」という状況なら問題ないし。 それにしても、高羽が予想以上におもしろいキャラだし、予想以上に強いな。 でもこれで黄櫨が倒されたら、この人、なんのために出てきたの? ってなるしなあ。 まあ、黄櫨はただのにぎやか...

『逃げ上手の若君』(第44話 繋がり1335) 感想

3か所で同時に行われた戦は、諏訪神党からみれば、2か所で敗走、1か所で惜敗って感じか。 以前の戦いで保科領は半分くらいに削られてたのに、今度は四宮領がまるっと奪われて、どっちもちっちゃくなっちゃったから保科党と四宮党は合併するか、という流れに。 頭領同士が仲が良ければ、そういうのもありか。 今の四宮には守るべき領地がないしな。 しかし、めっちゃ熱い保科党の郎党たちに、草食系な四宮党が入ったらどうなるんだろう。 四宮党が影響を受けてあの暑苦しさになったら笑う。 痛手を負った諏訪神党だけど、当初から想定されていた範囲内だから良しとする、みたいな感じか。 頭領は誰も死ななかったようだし。 これまで、頼重みたいな冷静で計算のできる男が、時行を擁しての鎌倉奪還というかなり無茶っぽいことをやると決めたのはなんでだろうな。時行を保護しただけでも十分に北条への義理は果たしてるような気がするんだけどな、と思ってたんだけど、そこまで追い詰められていたってことなのね。 「一か八かの大乱に賭けるしかない」って、当人たちもかなり無理なことはわかってるんだよな、当然だけど。 「諏訪明神が立って下さると確かに聞いた。生きてその日を迎えるためなら何でもするさ!」 これほどの想いを捧げられる頼重はつらくないのかなあ。 人の身でありながら神として崇め奉られるのはきつそうだよなあ。 と思っていたら、その当人は温泉につかって、お酒を飲んで、おつまみをめっちゃ積み上げていた。 お湯につかりながらの飲酒はからだに良くないってきくから、やめた方がいいよ。 「禊は冷水でやれなんて決まりは無いし!」って……えっ、そうなの? 禊って冷水でやらなきゃいけないもんだと思い込んでたわ。 さすが頼重、頭が柔らかいな! 頼重、めっちゃいいかげんだけど、この柔軟さがあるから周囲の期待に押しつぶされずにやれているのかも。頼重なりの処世術なのかもな。 「髪を切った事が無い子供はまさに縁起物の塊である」 時行、結わえた髪をひらひらさせて馬に乗ってるけど、樹とかにひっかけたら大変なことになるんじゃないかと思ってたんだけど、一度も切らないことに意味があったのね。 そこそこの長さであればいいのかと思っていたよ。 時行の烏帽子親になりたいと申し入れる頼重がめっちゃ照れ照れで、時行もつられて照れ照れになってるのかわええ。 「…あ、ぜひ」って……...

『アンデッドアンラック』(No.091 遊んで来い) 感想(宿命を肯定し、運命を否定する)

アンディに「チッ!! ダメだ!! リップの刃が脆すぎる!!」言われて、「しょーがねぇだろ!」って言い返すリップがかわええ。 いや、リップの刃が脆いんじゃなくて、スプリングが頑丈すぎるんじゃないかな。 アンディが桜化したけど、ABCローブは舞ってる花びらは弾くけど、あの枝みたいなので直接押し付けられたら防げないってことなんだろうな。 服着てればともかく、アンディ全裸だから……。 てか、風子ちゃんの斬首が手慣れすぎててて笑う。 友才さんの否定能力は「UNDRAW -不抜-」。 これはあちこちで予想されてたな。 視えてる範囲ですべて「抜く」ことが否定されるのか? それで起こる悲劇ってなんだろう。 抜刀術の使い手なので、真剣勝負をしようとしたら、相手の刀が抜けなくてとんでもないことに……とかかな。 視界に入ってるすべてが効果範囲だとしたら、ツリーの展望デッキからみんなの戦いを見守っていれば、それで桜化の被害は防げる、ということになる。 アンダーだけじゃなく、ユニオンのメンバーも守っちゃうことになるけど、ビリー様も本心ではユニオンのメンバーを減らすつもりはなさそうだし。 でも、アンディに抜刀術を教えていたから、何か別の条件があるのかもしれん。 「流石オレの元カノ」はジョークとしても言っちゃダメなやつだぞ、アンディ。 「怒ってないですよー。私アンディの彼女じゃないですしー」って、風子ちゃんから手痛いペナルティをくらったので、二度と言わないと思うけど。 それにしても、アンディに「元カノ」って言ってもらえて喜ぶ友才さん、かわいいな。 てか、風子ちゃん、友才さんにその話ちゃんとしたのね。 まあ、そうすれば次の戦いでみんなを守れるかも、となったら風子ちゃんは話すだろうな。若干、もやもやは抱えてたかもしれんが。 風子ちゃんはアンダーのみんなのことを知りたがってもいたし。 桜の樹で全身を守るスプリング。 リップは樹を切ればいいと言うけれど、桜は元は人なので、風子ちゃんはそれをやらせたくない。 まあ、スプリングを倒せば元に戻る、って話になってるから、受け入れがたいってのはわかる。 アンディも風子ちゃんの気持ちは大事にしたいけど、打つ手がみつからない。 トップくん、一心に抱えられて「な? 壊れないだろ? 俺の足は折れたけど」って……。 トップくんが足を折るのを、いつものこと、みたいに言ってるの...

『週刊少年ジャンプ』2022年02号 感想

ジャンプフェスタの配信を追いかけて、その合間にジャンフェス島をうろついてるので、めっちゃ忙しい。 『呪術廻戦』 (第168話 東京第1結界・8) 別記事(まさかの援軍現る)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第43話 軍略1335) 別記事になりました。 『Dr.STONE』 (Z=222 SCIENCE ROAD) 月行きを目前にして、これまでのロードマップを振り返る回だった。 その回に、大樹念願のスマホ(40kg)が出てきたのは熱かった。 大樹はゲームとかSNSとかやらなそうなタイプだし、スマホに夢中になってたってことはなさそうなんだけど、大樹にとっての「科学」の象徴がスマホだったんだろうな、って気がする。 むずかしいことはわからないけど、身近にあるなんかすごいもの、っていうか。 4ページにわたって描かれたロードマップを、人類は何千年もの時間をかけて歩いてきた。 そのマップを脳内に詰め込んでいた千空とゼノは、それを数年に圧縮した。 ふたりがいなかったら、大樹は今頃、何をしていたんだろうね。 石のまんまの杠ちゃんをみつめ続けていたんだろうな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS51 パレード) コワモテのお兄さんたちが次から次へと現れて、次から次へと死んでいく……。 いやあ、人間の命の軽さがすさまじいな。 こんな雰囲気にどっぷり浸かって生きていたであろう坂本さんを、今の不殺主人公に変えた葵さんすごいな、って改めて思う。 そして篁さん登場……カッコよすぎる……。 『高校生家族』 (第66話 スタメンの行方) お父さんが大会に出ることになって、年齢制限にひっかかったりしないのか? って思ったら、4ページかけて念入りに「ない!」ということになったの、めっちゃ笑った。 『アンデッドアンラック』 (No.091 遊んで来い) 別記事(宿命を肯定し、運命を否定する)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第71話 心の邪神) イズマくんが本当にバトルマンガの主人公っぽい。 「俺は俺の信じる正義を通す!!!」 「そう…それが…貴方の選んだ道なのね」 とか、もう普通にバトルマンガでありそうじゃん。 このマンガのことだから、どうせルルちゃんはセイラちゃんとお茶でもしてんだろ、って思ってたら、ふたりでお味噌汁をつくってた。 錬くん、いろいろとかっこよかったのに、ルルちゃんが...

『呪術廻戦』(第168話 東京第1結界・8) 感想(まさかの援軍現る)

『ジャンプ』表紙&2週連続巻頭カラー。 芥見先生、大丈夫か? って感じだけど、ここんとこちょっとずつ休載してたのはこのためでもあるんだろうね。 『ジャンプ』表紙は虎杖&乙骨。 『呪術廻戦』になってからのカラーの乙骨って微妙に不気味な感じになってるのなんでだろう。 付録の学生証シールの乙骨はなんでめをつぶってるんだろう。 写真写り悪いタイプか! カラーの乙骨が微妙な顔してるのは、写真写りが悪いだけなのか! あと、1年生時点の狗巻先輩は、やっぱり微妙に虎杖。 パンダは2年ズの中で一番、性格が大人っぽいけど、実はみんなより10歳も年下なのね。 てか、本来なら小学校低学年なのか。 キャラクター人気投票は伏黒がぶっちぎりで1位だった。 五条先生は年単位で出番がないのに2位はすごいぞ! 夏油はなんでいきなり4位にはねあがったのかね。羂索からひきはがされて評価されるようになったから? 巻頭見開きカラーは虎杖&九相図(3人)の4兄弟。 センターの虎杖がちょっと不満そうな顔してるのかわいい。 さて本編。 レジィ一派の総攻撃を受ける伏黒。 ガソリン浸けレシート(?)とか、抜いた歯爆弾とか、おかしなものが飛んでくるの怖い。 伏黒は麗美を一応、助けようとしてる動きだけど、なんなんだろうね。 見殺しにするのは寝覚めが悪いってことなのか、死ぬのならポイントもらってからなのか、なにか情報を持ってるんじゃないかと期待しているのか。 「分かったらとっとと失せろ」って言ってるあたりをみると、ポイント譲って欲しい、ではなさそう。 おかしな男にだまされてるだけで実害はなさそうだから見逃してやる、くらいかな。 それにしても、麗美はめんどくさい性格だな。 ここで、日車のポイントで追加されたルールが告知された。 かすかに笑ってる伏黒の口元が良いよね。 虎杖がやってくれた、みたいな。 伏黒が急に生き生きしてきたな。 伏黒の一番の懸念は、津美紀さんを死なせないためには津美紀さんに誰かを殺してもらわないといけない、そして、津美紀さんは多分、その条件を呑まないだろう、ってことだったんじゃないかと思うので、それを回避できるめどが立ったのはでかいだろうね。 津美紀さんをコロニーから出さないと問題解決にはならないけど、津美紀さんの手を汚さなければならない理由がなくなった、というか。 でも、その分、伏黒は自分の手を汚す気満々っ...

『逃げ上手の若君』(第43話 軍略1335) 感想

奇襲のおそれがあるから本陣を動かして欲しい、という時行の進言に従わない四宮軍本陣。 まあ、ただの稚児ということになっている時行の、根拠のない言葉なのでしかたない。 本陣を動かすのもそれなりのリスクがありそうだしな……。ボスである四宮の命令がない状態で動かすのは無理があるんだろう。 子供が何を言ってるんだ、と怒られてないから、まだ時行に対してそれなりの敬意をはらっているように思える。 ここで襲ってきた瘴奸の軍。 わざわざ大声を挙げて奇襲するのか。 これだけの数の男たちが大声を出したらかなりな迫力だろうな。 すべてが計算され尽くしたうえでの奇襲。 国司がつくった戦闘神輿を「玩具」って言い切ってるけど、それはそれとしてきっちり利用してるのすごいな。 こんなにめっちゃ丁寧に自分たちの軍略を説明したのは、瘴奸なりの時行への敬意の示し方なのか。 それとも、おまえはまだ子供で何もわかっていない、と嘲笑したかっただけなのか。 いずれにせよ、あそこで本気で瘴奸が太刀をふるっていたら、時行は死んでいたような気がする。 「だが残念! 良い子は死ぬ時間だ!」って言ってたけど、以前みたいな狂気は感じられなかったし。 瘴奸はなんというか、ちゃんとした(?)武士になったな。 これは上司になった小笠原がすごいんだろうな。 四宮はやっぱりできる男だな。 冷静に状況をみつめて、負けはくつがえらないとみて、どうすれば犠牲を少なくするか、に考えをシフトさせている。 そこに現れた望月。 「諏訪明神」の名前を出して四宮軍を撤退させるか……。 頼重の元に集められている信仰がちょっとこわい。頼重自身、こわくなる時ってないのかな。 そして、「なんかつまらん」で一番やばいところにちゃんと駆け付ける望月はすごいな。 以前、祢津が「望月は相変わらずだ。雑に動くがなんだかんだで良い方へ転ぶ」って言ってたけど、本当にそう。 てか、木を根っこから引き抜いたあげくにポイするとか、何者なんです? 亜也子の父親だから、と言われると謎の説得力はあるが。 そして、時行はこの戦いの裏にある頼重の軍略を知る。 頼重、海野、祢津、望月、小笠原、瘴奸……癖が強いけど有能な武将たち。 これらの存在は、時行に様々なことを教えてくれた。 そして、無茶が過ぎると思われていた時行の伝令役としての行動も、だからこそ諏訪神党の武士たちの信頼を得ることができた...

『ワールドトリガー』24巻 箇条書き感想

遠征選抜試験編開始の24巻ですよ。 ・表紙は諏訪7番隊。まさか隊まるごととは。背表紙は隠岐と宇井ちゃんで、これは他の3人はすでに背表紙に登場してるからだろうな ・帯の「閉じられた7日間が始まる」ってコピーを読んで、なんかサスペンスものっぽいな、と思ったら、著者コメントもそのノリだった ・まきりさはみかみかにめろめろ ・まきりさは誰とフリースタイルバトルをしてるんだろう。太刀川さんあたりか? ・喜多川ちゃんのあの姿はトリオン体だからかと思ってたんだけど、もしかして本体(?)もあの姿なの? ・「猫かわいがれ」のサイドエフェクトって本当なの? ギャグなの? ・小動物を愛でないタイプの人間って誰だろう。オサムはその系統のような気がする ・喜多川ちゃんは頭がいいのか。そうでないとトラッパーはやれないか ・草壁隊長はガンナーからオペレータに転向したのか。木虎ちゃんに勝てなかったらしいけど、木虎ちゃんに勝つ必要あるの? って思ったんだが、それが我慢ならなくてオペになって隊長になってA級4位になっているのなら、ボーダー的には良いことなんだろう ・草壁隊長が諏訪さんの弟子ということは、諏訪さんがアンケートに草壁隊長のことを「生意気。性格がわるい」って書いたのは、それくらい気安い関係ということなんだろうな ・里見は本当にいい人だなあ ・もしかして草壁隊長は佐伯隊を乗っ取った形なの? ・唐突に「精密身体操作」のサイドエフェクト持ちと公表された宇野。これは、これから先ほとんど出番がないとみた ・「精密身体操作」はこれまで出てきた中で一番、生活に支障が出なさそうなサイドエフェクトだな ・「精密身体操作」のサイドエフェクトを使っても再現できない「ツインスナイプ」……佐鳥は何者なの? ・今回のプロフィールをみるに、草壁隊はスパルタ系の隊長+体育会系で命令に忠実な隊員たち+やんちゃ系の緑川という構成か ・キャラ紹介ページのキャラ数が多すぎる! ぎっちぎち! ・草壁隊長、4月から高校生なんだよね。草壁隊がスカウトで県外に行ってたのに、緑川だけ置いてかれたのは、緑川がまだ中学生だからかと思ってたんだけど、草壁隊長も中学生だったんだね。卒業間近でほとんど授業ないから大丈夫、ってことか? ・オサム、ユーマ、木虎ちゃん、樫尾、草壁隊長と、15歳組はなかなか強いな。茜ちゃんがやめてなければ、ポジションがすべて...

『アンデッドアンラック』(No.090 否定者諸君) 感想(これは攻撃じゃなくて遊び)

センターカラー絵でスプリングの元に集った否定者たち全員集合。 ムイちゃんにくっついてるぬいぐるみ(?)のシェンがかわええ。 ジュイスさんのちょっとおちゃめな感じの笑みも良いですね。 そして、一心(本体)はカラー初登場なのでは? ユニオン陣営は余裕ある感じなんだけど(ただし一心は除く)、アンダー陣営はなんだか深刻モードだな(ただしバニーちゃんは除く)。友才さんは余裕ありげだけど。 バックはそれぞれのエンブレムに和風アレンジ入ってておしゃれだね。 アンディの言葉をきいて、誰に指示されたわけでもないのに予備のABCローブをアンダーの連中にも配布してあげるニコは気が利くな。 でも、トップくんのローブが足りなくて、「じゃあ俺、一心のローブに入るわ!!」って……これ本当にトップくん、一心が女性だって気づいてないの? 取り札から戻った時、トップくんはクリードの方をみてたから、一心をみつける前に一心がローブをかぶっちゃったら気づかないかもな。 一心、アンディより背が高いようだし、あれだけの筋肉だから、顔と胸をみなければ女性だとわからないとは思うけど、同じローブに入ればさすがに気づくのでは? そこんとこどうなの? それにしても、「!?」ってなってる一心めっちゃかわええな。 ところで「俺が守っから一心に鎧返せ。重い」とか言ってるけど、風子ちゃんとジーナさんを両手に花(←比喩表現ではない)できるアンディが、風子ちゃんが普通に動ける程度の鎧のパーツが重いとか言うのどうなの? 風子ちゃんにべったりくっついて欲しくてそんなこと言ってない? リップにお姫様抱っこされてもじもじしてるラトラもかわいい。 シェンもムイちゃんにべったりだし、公式カップリングだらけだな、このマンガ。 ユニオンに対してとげとげしさを隠さないリップだけど、フェーズ3になったスプリングを指して「最高だ」とかいうイカれたアンディには、さすがに突っ込まざるを得ない。 せっかくクール系できめてたのに、秒で普通に気のいい兄ちゃんっぽくなるリップ……シリアスが続かない……。 ところで、ムキムキ全裸男がいきなりハラキリショーをはじめるってどういうシチュエーションだよ。 ドン引きしながらもバニーちゃんの目をふさいでいるラトラはエライ! 「いやー、勝負を邪魔するつもりなんてなかったぜぇー」とか言われてもなあって感じなんだけど、アンディは至極ま...

『週刊少年ジャンプ』2022年01号 感想

『ジャンプ』的には年が改まりましたね。 巻末コメントのデザインがなんかクール系になった。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS50 自転車) 殺連がめっちゃ堂々と営業(?)してる組織だった。 「殺人ですか? 事故ですか? はい、殺人をご希望で」って、どういう世界だよ! 葵さんがすんなり彼氏の職業が殺し屋ってことを受け入れてた、とか、通りすがりの一般人がやけに肝が据わってるとか、いろいろ不思議なとこがあるんだけど、もう、そういう世界なんだ! って受け入れちゃえばいいのね。 変に理屈をつけると突っ込まれるけど、そういう世界なんだよ! と言いきっちゃえばそれでいいんだな、ってめちゃくちゃ納得した。 『逃げ上手の若君』 (第42話 神輿1335) 別記事になりました。 『呪術廻戦』 (第167話 東京第1結界・7) 別記事(ポイントとレシート)になりました。 『ドロンドロロン』 (第2話 野良ネギ侍) あんまり物事を深く考えない性分のドラが、クサナギの存在を「そのままで押し切れんじゃね?」とか軽く考えて、クサナギにめっちゃ反対されてるのちょっとかわいかった。 ドラはポジティブすぎるし、クサナギはネガティブすぎる。 まあ、クサナギは悲観的になるのも無理ない境遇だけど。 それにしても、クサナギはなんでこんなに人間ファーストなモノノケなのかね。 『アンデッドアンラック』 (No.090 否定者諸君) 別記事(これは攻撃じゃなくて遊び)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=221 全てを託して) かなり世界中が復興してしまっているので、今さらゼノとスタンリーが何かしても、世界を思い通りに動かすことはできないか……そりゃそうか……。 それにしても、あいかわらずスタンリーのまつ毛ばさばさっぷりと唇つやつやっぷりはすごいな。 スタンリーがゼノの顔に触れたのなんなの? って思ってたら、どこかで「脈を診ていたのでは?」という説を読んで、そういえば、ウソ発見器がわりにゲンがそんなことやられてたな、って思い出した。 その説が正しいとすると、ゼノが脅迫されて動かされてるんじゃないか、と疑ったけど、そうじゃないとわかったので、おとなしく従うことにした、ということになるな。 なるほど、それだとしっくりくる。 みんなの前では陽気に振る舞っていたけれど、フランソワの前では泣ける龍水。それくらい...

『呪術廻戦』(第167話 東京第1結界・7) 感想(ポイントとレシート)

日車の100ポイントを消費して、プレイヤー間のポイントの受け渡しを可能にすることに成功。 ほっとしている虎杖がかわええ。 「これは総則8の“変動”に含まれるものとする」という条件をつけてるのは、さすがにちゃんとしてるね。 これがないと、譲り受けたポイントは対象外、とか言われかねないもんね。 元々の狙いは、ポイント譲渡ではなくて、19日間、誰からもポイントを奪えなかったらほぼ死ぬ、を回避することだから。 伏黒が最初から虎杖に言い含めておいたのか、ルール解釈の専門家ともいえる日車が付け加えてくれたのかはわからんけど。 これで、虎杖と伏黒が津美紀さんにポイントを貢ぐことが可能になった。 日車から1ポイントわけてもらえたので、3人の間で1ポイントをぐるぐる回せばOKになったから、伏黒も無理してプレイヤーを殺す必要はなくなったはず。 でも、さらにルールを加えたいなら、また100ポイントが必要になるんだよね。 伏黒は、いざという時のために、できるだけ貯金(?)しておきたいと考えそう。 虎杖の前から去った日車。 「君といると益々自分を嫌いになりそうだ」か。 虎杖は本当にいい子なんだけど、まっすぐすぎて、やさぐれていろいろやらかしてしまった日車にとっては、ちょっとキツイってのはわかる。 でも、そう言われて、ちょっとさびしそうな虎杖もつらい。 日車は戦力になりそうだし、いいキャラなので、再登場して欲しいって思うけど、そうなったら死んでしまいそうで、やっぱりいいです、どこかでひっそり生き延びて、結界から出られたら自首でもしてください、って気もする。 ところで、死滅回游がらみでの殺人案件って、司法で裁けるものなのかね。 首謀者はともかく、結界に入っちゃった人が殺人を犯した場合、そうしなければ死んでたので正当防衛、になりそうな気がするんだけど。 でも、日車の場合は、東京に来る前に殺した、と言ってるからどうなんだろうな……。 てか、日車は仙台で術式に目覚めて裁判官と検事を殺してしまって、その後で東京に来てコロニーに入ったってことなの? ここらへんの経緯がよくわからんのだけど、死滅回游が本格稼働する前に、プレオープン的な儀式があったのか? 一方、みのむしっぽい男・レジィにからまれてる伏黒。 レジィは羂索のこと知ってるのか。 コロニーの中に突出したプレイヤーがいたら、あっという間にコロニーを制圧...

『逃げ上手の若君』(第42話 神輿1335) 感想

なんじゃそりゃ、な戦闘神輿だけど、意外といい働きをしている様子。 吹雪は「…いや、案外計算されている」って言ってるけど、これ計算じゃなくて、ただの思い付きをそのまま形にしたら、なんかハマったってだけのような気がする。 輿は後方から指揮を執る時に使うもの、っていう武士のルールみたいなものを知らないから、こんなトンデモ発想をトンデモと思わず使えるんだろうな。 そして、武士たちはわけわからんものを前にして、翻弄されるという。 以前、鎧でガッチガチに固めた武士を倒すのはかなり大変って話が出てたけど、その重装甲な担ぎ手たちがお神輿のまわりに密集していたら、そう簡単には崩せないのか……なるほど……。 お神輿を担ぐのに体力削がれるからダメじゃないの? って思ったんだけど、目立つからみんながそこに集中し、四宮・保科の陣形が崩れてしまう、というメリットがあるのね。 国司が豹変したのは、後醍醐天皇の影響を受けたかららしい。 自分で「国司になれる家柄も器も無い」って言っちゃう人だからこそ、そんな自分を高く評価してくれる人に心酔してしまうのも無理はない。 国司になれる家柄を持ってる人達にしてみれば、おもしろくないだろうけどね。 「全ては帝の御代のため! 帝世界をこの信濃に創るのじゃあ!」 自分の体裁のことばかり語っていた国司が、これだけ熱い言葉を語って戦ってるの、ちょっと泣けた。 そうか、この人にもこの人なりの鬱屈した想いがあったんだな。そして、自分のためじゃなく、帝のためにここまで強くなれる人だったんだな。 ただの身分を笠に着たテンプレ貴族かと思ってたよ。 って、まんまと松井せんせーに踊らされてるな、私。 てか、ここまで人を変える後醍醐天皇コワい。 ここで吹雪の献策が発動。 なるほど、左側にいる人たちは、右肩でお神輿を担いで、左手で太刀を操っているから、左側を重点的に攻めれば、数が少ない左利きor両利きの人は補充が間に合わなくなるのか。 右側と左側で逆向きに人を配置すればいいのかもしれないけど、それだとお神輿がその場をぐるぐるすることに……でもまあ、一時的ならそれでも良い気がするな。 保科と四宮がそろってお神輿に突っ込んでいくとこがめっちゃかっこええ! 「神を信じる我等が土地で、神輿とは片腹痛いわ」 「神輿に乗れる人は神様だ。この信濃じゃお一人だけだぜ」 この台詞がまた、諏訪神党の人らし...

『アンデッドアンラック』9巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』の9巻が出たですよ! 特典のカードが爆発でぼろぼろになってるイカレ顔アンディで、濃いアンデラファンしか喜ばないやつだ! ってなった(←喜んだ人)。 ・表紙はユニオンをバックにしたアンディと、アンダーをバックにした風子ちゃんがみつめあってて、恋愛マンガかよっ! ってなった ・表紙カラーがピンク基調で、巻番号のところに花が咲いていて、そこに巻タイトルの「好きって」が乗っかってて、恋愛マンガかよっ! ってなった ・9巻は風子ちゃんの「やっぱり私はアンディが好きなんだ」から始まって、アンディの「よぉ、好きだぜ風子」で終わるので、恋愛マンガで間違いない ・6巻が秋、7巻が夏、8巻が冬、9巻が春で、季節がひとめぐりしたんだね(←順番がおかしいけど)。いやあ、1年が過ぎるのって本当にはやいですね。特にアンデラ世界では ・帯コメントが奈須きのこ先生ですよ! おおっ! 激励コメントがびっしり載ってるけど、めっちゃアンデラ好きなんだな、って伝わってきて、めっちゃ良いです! ・UMA「公転」のおぞましさもすばらしいけど、UMA「銀河」の、これから何がおこるかさっぱり予想つかない、って感じもすばらしいと思います! ・カバー折り返し著者コメントは、戸塚先生のニット帽家族の絵がなかなかシュールだな ・リップとラトラがペアルックだった理由が判明。なるほど、ラトラがリップにあげたものだったのか。で、ラトラはよくライダースを着るのでかぶった、ということか ・子供になって元に戻ったら筋肉が減ってたってことは、リップは戦うためにかなりがんばって筋肉つけたんだろうな ・踊るくるるちゃん&バニーちゃんかわいい ・「不貞」が効く⇒テラーさん、ショーン(不可視)、恋を知らない⇒バニーちゃん、愛する人がいる⇒リップ、ラトラ、友才さん、「不貞」がどちらの理由で効かないのかわからない⇒ビリー様、クリード、ファン、番長(仮) ・ビリー様に効かない理由がタチアナちゃんだったりしたら事案かもしれない ・ファンが大事な人を失った絶望は人を強くする、とやたら信じてたあたりをみると、ファンにもそういう人がいたのかもなあ ・テラーさんに「不貞」が効いてめっちゃ怒られたらしいけど、くるるちゃんの能力実験ということはおそらくビリー様もその場にいたんだろうし、そこでくるるちゃんに魅了されて襲いかかってしまった、と...

『アンデッドアンラック』(No.089 三本目) 感想(理を否定し尽くす者たち)

「神」の洗脳に抗おうとして苦しむスプリングさん。 「三度目の神の強制介入…よほど神の逆鱗に触れたらしい」って、強制介入はしても直接介入しないのはなんでだろうね。 そこまでするほどではない、ということなのか、「神」の方にもなんらかの縛りルールが存在するのか。 「不運…後生だ。頼む…ワシを殺れ!!」 スプリングさんのコアがみずからとびだしてきてびっくりした。 身を護るものがなんにもない無防備なコアを、すべりこみで受け止めた風子ちゃん。 みずから首をさしだすようなことをするスプリングさんを傷つけたくなかったんだろうね。 最終的には討伐しなきゃいけないとしても。 それにしても、コアだけになったスプリングさんめっちゃかわいいな。 「これ以上、洗脳進めば不運は効かぬ」っていうのは、スプリングではなくなってしまうから「不運」の対象外になってしまう、ということなのかな。 同じ肉体でも「不運」の効きが違うアンディとヴィクトルのように。 ビリー様、すかさずコアに銃弾を撃ち込んだけど、これへたすると風子ちゃんに当たらない? そこらへんは当てない自信があるのかな。 でも、三本勝負が開始されてしまっている以上、風子ちゃん以外からの攻撃は無効。 そのペナルティでビリー様の腕が桜になってしまった。 ビリー様は「不死」になってるから切り落とすだけでOKだけど、本来はそうはいかないのか。 あれ? もしかしてスプリング攻略って、「不死」と「不運」が揃ってないとクリア不可能? そういえば30分の時間制限があったね。 それをオーバーしないように、三本目はすぐに決着がつくチンチロにしようというスプリングさんの提案。 配慮が行き届いている。 てか、タイムオーバーしたら風子ちゃんも桜になるわけで、そうなったら勝負はスプリングさんの勝ちになるの? つくづく、スプリングさん絶対有利な勝負なのね。 「…風子殿、醜いワシですまないが、勝負の前にワシに…不運を…」 これまで「不運」と呼んでいたのが「風子殿」になってて泣ける。 そして、わざわざ「醜いワシですまないが」と謝ってるのがまた泣ける。 UMAが人間に謝る、というのがまず異例だし、それが自分の見た目を気にしてのことだし。 「不運」は触れることが条件で、そこから「こんな醜い自分に触れるのは気分が悪いだろうな」って考えちゃうスプリングさんは、とても人間っぽい感覚をもって...

『週刊少年ジャンプ』2021年52号 感想

『Dr.STONE』 (Z=220 全てが欲しくて) 龍水がパイロットで確定したと思ったら、ここでスタンリーを掘り返してくるか。 言われてみれば確かに、パイロットとしても戦闘員としても、スタンリーの方が絶対に技量は上だよな。 でも、信頼度がめっちゃ低いのがなあ。 ロケットに乗る科学者がゼノなら、圧倒的に信用できるんだけど。 それに、ここでもしスタンリーを起こしちゃったら、せっかく和解できてる米軍チームとまたぎくしゃくしそうでなあ。 黙っていれば、誰もが龍水で納得していたのに、本人が納得できない、というのがいかにも龍水らしい。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS49 ぐるぐるタワー) 篁さんの雑なタワー倒壊阻止に笑った。 いや、それで大丈夫なの? なんであのタワー立っていられてるの? あと、やっぱりこの世界の一般人、肝が据わりすぎ。 自分たちがいるタワーが崩れそうなのに「ちょっと酔ったわ」ですませるし、人がふっとんできても「わっ」って言うだけで特にあわててる様子はないし。 『アオのハコ』 (#31 おデートでしょうか) ラストの「うまく誘えなかった」がなんかもう良いよね。 大喜にしてみれば、先輩のことを好きなの知られてるし、昔みんなで行って楽しかったよね、という話の流れで花火を観に行こうってなったしで、雛ちゃんとふたりきりでいく、という発想がでてこなかったのは当然だ。 雛ちゃんもそれがわかるから「うまく誘えなかった」ってなってる。 でもここで「ふたりきりで」なんて言ったら、いろいろきまずくなるのはわかってるしなあ……。 『逃げ上手の若君』 (第41話 覆面1335) 別記事になりました。 『僕とロボコ』 (第67話 写真とボンド) 奇跡の一枚のロボコがかわいすぎで、宮崎先生、こういう絵も描けるのね、と思ったら矢吹先生が描いてて笑った。 「お手を煩わせるな!!」ってツッコミも笑った。 なるほど「神の一筆」ってそういう意味か……。 『破壊神マグちゃん』 (第69話 破滅使徒奪還作戦) 聖騎士団本部に戻ってきたイズマくん。 それにくっついてきたマグちゃん、ナプタークくん、錬くん。 錬くんがバットで精いっぱいの武装してる……。 前回、ハトさんが泣いていたのは、ウーネラスさんに置いていかれたからか。 ハトさん本当にウーネラスさんが大好きだな。 最近あんまりみない新聞の字...

『逃げ上手の若君』(第41話 覆面1335) 感想

貞宗率いる100の兵に包囲された時行たち。 煙幕と菱で逃走ルートをつくる玄蕃は有能だな。 でも、あっさり貞宗にみつかり捕獲されてしまって大ピンチ! というところに、変態さんが現れたよ! 鹿(?)の角と覆面つけてノリノリで「信濃仮面参上ッッ!!」とか言ってるけど、どこからどうみたって頼重だろ。 そりゃあ貞宗も簡単な顔になるわ。 となりで覆面つけて「説明しよう」って解説してくれてる盛高はえらいな! めっちゃまじめに頼重をフォローしようとがんばってるじゃん。 そして、貞宗に「どう見ても諏訪頼重であろうが!」って指摘されたら、「ちっ、違いますぅ。諏訪仮面でございまするぅ」とか、名前が変わっちゃって、設定がぶれぶれである。 「設定を守れ!」ってツッコんでくれた貞宗も、結構、律儀だよね。 頼重の後ろで弓を構えてる兵たちはどう思ってるんだろうね。 うちの大将がまたふざけてるなあ、程度かもしれん。 こんなバレバレでも、信濃仮面だか諏訪仮面だかを捕まえて、諏訪頼重だと証明しないといけないのか。 諏訪頼重そっくりな人物が仮装して、諏訪大社の稚児を助けていった、だからあれは諏訪頼重だ、じゃダメなのか。 同じ人数なら高い場所をとった方が有利か。 弓が主力ならそうなるか。 あの崖をのぼるだけでも大変そうだし。 貞宗が時行を囲んだのは、「中」への移動のついで。 つまり、時行を捕まえられたらラッキー! ってことで、捕まえられなくても特に問題はなかったのね。 とは言え、せっかくあそこまで追い詰めたのに、悔しかっただろうな。 それでもあっさり諦めた貞宗は、さすが引き際をわきまえている。 伝令役から降りるように説得されるけど、それを拒む時行。 いいシーンだけど思うんだけど、頼重の頭の角が気になってしかたないぞ! 「貴方の役に立ちたいからだ!」 「貴方に恩を返せている気がして…嬉しいからだ」 時行は頼重のこと大好きだな。 こんなびっくり顔の頼重は貴重だよ。でも、頭の角ははずそう(笑)。 ここまで言われて、しょんぼりしてるめっちゃかわいい時行に「…それでも帰らなければいけませんか」って言われて、折れない人なんているの? 覆面をはぎとられた盛高が、感涙している頼重をみた時の顔がなんか良いよね。 良かったですね、って言ってるような感じだ。 時行にも頼重にも、彼らのために命を投げ出す人たちがついている。 逃若党...

『アンデッドアンラック』(No.088 心にかけて) 感想(心が届く時)

しょっぱなの「皆の想いの積み重ねが、いつか神に届くと思うんです」のところの風子ちゃんがちょっと怖い。 言っちゃなんだが狂信者っぽい。 でも、これくらいじゃないと「不運」背負って生き続けられないんだろうな。 その次のコマで、アンディがちらっとビリー様の方みたのはちょっとおもしろかったな。 リアクションなしかよ、みたいな感じにみえた。 「不運とは好きな奴のみ効くのだろう!? しからばワシに通らぬわ!!」 そう言うスプリングに「関係ないよ、好きになったら」って答えてるコマに、アンディが描かれてるのもいいよね。 「不運」をもたらすことで、スプリングを好きだってことを証明する、というなんとも不条理な風子ちゃんの言葉。 そんな理不尽を受け止めきってる今の風子ちゃん。 本来なら、かわいそう、ってなりそうなのに、怖い、って感じちゃうんだよね。 「だから素敵だし、辛いんだ」 この言葉に、風子ちゃんはどれだけ重いものをこめているんだろう。 目に迷いはないけれど、スプリングから目をそらさぬよう、懸命にこらえているようにもみえる。 「想い人 死なせた己が許せずに その眼に刻んだ 不治の傷痕」 リップのいつも血が流れてる眼帯の下には、リップが自分でつけた傷があるのか。 子供に戻ってもやっぱり眼帯してたけど、あれはもしかして、わざわざ傷をつけなおした? 「眠らずの姫に恋した 青き日々 忘れられずに 今を苦しむ」 風子ちゃんが「消去法でニコさん!」って言ってるけど、ニコのことは風子ちゃんも知らないんだな。 ニコさんで「眠らずの姫」ってめっちゃあまずっぱいワードが出てきて驚いた。 「眠らず」=「不眠」なのかな、って気もするんだけど、自対象の場合、すぐに死んでしまいそうだよ。 この「姫」がミコちゃんの母親なのかな。 「恋の色 教えてくれた不死人に 返せる恩は 何かと探す」 友才さんは抜刀術を教えてた時点で、アンディが「不死」だって知ってたんだな。 アンディが去った時に強く引き留めなかったのは、「俺より長く生きれるならな」という言葉の重さが理解できちゃったからなのかもしれない。 友才さんは若い時の恋を自分の中でちゃんと折り合いつけてて、そのうえでアンディにしてあげられることを探して、「神」を殺してアンディを死なせてあげよう、ってなってアンダーに入ったのかな。 あきらめずに追いかけ続けたジーナさんとは対...

『週刊少年ジャンプ』2021年51号 感想

伊原先生のマンガのすぐ後ろに『ONE PIECE』が載ってる『ジャンプ』を読む日がこようとは……。 『守れ!しゅごまる』 (第1話 さなぎを守れ!しゅごまる) なんかわからんが勢いはすごい。 あと、小ネタがおもしろい。 「入学式 同時開催ルドン展」がめっちゃツボった。 いや、ルドン展が同時開催されてたら、入学式に出ずにそっちを観にいくわ! 『ONE PIECE』 (第1032話 “おでんの愛刀”) 日和ちゃん、なんでこんなとこにいるの~? 『呪術廻戦』 (第166話 東京第1結界・6) 別記事(眩しい虚無の内で生きる)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=219 三勇士) 「乗員はフライトのほとんどを石化してやり過ごす」ってとこで、なるほど~、ってなった。 半無人飛行みたいな感じか。 だから旧世界の飛行士は探さずに、石化光線の経験値をもってる連中の中から選ぶ、というのは理にかなっている。 そして、宇宙飛行士のスキルは落とせるけど、管制側のスキルは逆に上がるくらいなので、専門家かつ経験者のゼノをロケットに乗せるわけにはいかない、というのも理にかなっている。 そういうわけで、千空と龍水は確定か。 龍水はめずらしいこと、誰もやってないことは、なんでもやりたがるな。 着衣水泳をやってて、百夜に無茶させたことを思い出して、やさしい顔になる千空が良いよね。 「科学は全ての者を平等にする」 司がそれを言うってのは感慨深い。 あと、以前、出てきた体重の話がここでまた出てくるとはな。 司は最強で間違いないけれど、ホワイマンが腕力押しで来るとは思えないので、格闘技の強さだけで決めるのは違うってことか。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS48 心の糸) なんだかんだで大佛ちゃんの面倒をみてる神々廻さんが良いですよね。 ところで、鳥居を壊された神様がどう感じるかはわかりませんが、よくわからん人にからまれてようやく家に帰ってみたら、玄関どころかお店がぶっ壊されてた、ってことになる予定の坂本さんはめっちゃかわいそうだと思います。 それともORDERは南雲のバイト先のお片付けもやってくれるんだろうか。 『高校生家族』 (第63話 無敗の女の子) 本来、小学生で、しかも将棋をはじめたばかりの春香ちゃんに、まったく勝てなくてめちゃくちゃ悔しい、という気持ちはあるけれど、春香ちゃんにはそ...

『呪術廻戦』(第166話 東京第1結界・6) 感想(眩しい虚無の内で生きる)

ジャッジマンが「有罪」「没収」「死刑」って宣言してるとこの、当惑してる日車の表情がなんか良いな。 これ、「えっ? それ認めちゃうの?」って感じかな。 「死刑」の宣告に伴い、日車には「処刑人の剣」が日車に与えられ、それで斬られた人は例外なく必ず死に至る、か。 「必ず死に至る」ならそれって「必殺」なわけで、日車の領域展開は「必殺」は付与されてないんじゃなかったか? と思うわけだが、領域に取り込まれたら必ず死ぬ、とかじゃなくて、裁判もどきをやって、ジャッジマンが手を下すわけではなく日車が死刑執行人をやらなければいけないとか、そういういくつかの手順をしっかり踏まなければいけない、ということを考えると、呪術的には「必殺」の定義から外れるのかね。 てか、この領域内では、ジャッジマンは検事と裁判官を兼ね、日車は死刑執行人なのね。 弁護士的な役割をしてる存在がいなくて、被告は自分で自分を弁護しなければいけない。 だけど、渋谷事変の件で、虎杖は自分を弁護しなかった。 伏黒に頼まれたことをやりきらないと、とか、五条先生を助けないと、とか、生き延びなければいけない理由がなかったら、虎杖は無抵抗で「処刑人の剣」に斬られていたかもしれない。 裁判官になる道を断り、弁護士として人の心に寄り添って生きていこうとしたけれど、そこで得た結論は「人は皆!! 弱く醜い!!」だった。 虎杖が宿儺の罪は自分のものと抱え込んで生き続けて、それで虎杖は何を得られるの? それは、このマンガを読んでいて、常にひっかかってることだった。 虎杖は何も得られなくていい、と思ってるのかもしれないけど、それでも虎杖には「自分は生きていてもいいんだ」と思って欲しいんだよ、私は。 「その先には何もない!!」 「目の前の闇はただの闇だ!!」 「明りを灯した所で!! また眩しい虚無が広がっている!!」 このセリフは、虎杖が好きでこのマンガを読み続けている私に、ド直球の火の弾を投げつけてきたな、って思った。 いやもう、今のままだと確実にそうなるだろうな、ってめっちゃ痛いところをツッコまれた感がある。 ところで、椅子をバラバラ投げながら服を脱ぐとか、虎杖はあいかわらず身体能力がすごいな。 そして、その虎杖の足払いを跳んで避けた日車もすごくない? ジャッジマンから提出された証拠は、開封しなくても中身わかるのか。 だから、虐殺を行ったのは宿...

『ワールドトリガー』第214話「遠征選抜試験・12」+第215話「遠征選抜試験・13」 感想(水上は何者なの?)

戦闘シミュレーションで使うユニットが隊員の能力準拠なため、チームごとに異なると知って「でもそれじゃあどう考えてもうちが……」と言いかけて、黙った香取ちゃん。 さすがにそれではオサムをdisるだけ、と気づいたらしい。 香取ちゃん、悪い子じゃないし、ちゃんと人を思いやることもできるんだけど、たまに考えなしに思ったことをそのまま口に出しちゃうからね。 それでこれまでにもいろいろトラブったことあるんだろうなって思う。 若村ともそれで無駄に衝突してたし。 でもまあ、言っちゃいけないことだ、ってのはちゃんとわかってるんだよね。 オサムのトリオン量が少ないのは、オサムの努力不足とかではなく、純粋に生まれつきのものだから、それを責めるのはどうなんだ、ってのは。 まあ、そのトリオン量で戦闘員やってるのはどうなんだ、というのは追求されても仕方ないと思うが(←明らかに迅さんが何かしてる)。 戦闘シミュレーションは毎日、総当たり戦で1日10戦を3日間か。忙しいな。 そして、勝った場合のポイントが毎日つりあがっていく。 つまり、初日全敗しても最終日に全勝すれば、全体でみれば圧勝ということ? これは、戦闘に関する学習能力をはかる狙いかな。 それだったら鋼くんがぶっちぎりトップになりそうな気もするが。 ああ、ユーマも有利になるか。 「要は初日は負けても傷が浅く済むってことだ」っていう諏訪さんの説明がわかりやすい。 初日は負けてもいいのでがんがんいろんなことを試した方がお得、ということね。 みんなのパラメータがでてきたけど、隠岐はトリオン8なのか。 グラスホッパー使いまくる機動型狙撃手をやれてるのはそのおかげか。 スナイパーは常にバッグワームを起動しているのでトリオン消費が激しい。だから、グラスホッパーをほいほい使うスナイパーがあんまりいない、という理屈なのね。 隠岐はパラメータが全体的に高いレベルでまとまってて、さすがスカウトされただけのことはある。 そして香取ちゃんは攻撃9だよ! さすが! BBFみたら、香取ちゃんのパラメータはほぼ諏訪さんと同じなんだよね。 なるほど、諏訪さんと香取ちゃんは戦闘員としては同系統なんだ……ってなった。 多分、今回、載せられてない指揮能力で差がつくんだろうけど。 オサムのパラメータは、隠岐と香取ちゃんに比べれば低いけれど、BBFと比べると援護と技術のパラメータはあ...

『アンデッドアンラック』(No.087 二本目) 感想(カルタ対決かと思ったら暴露大会もしくは惚気合戦だった)

組織調査報告書でアンディと風子ちゃんが好き⇔好きになってて、ふふっ、ってなった。 それ以外は、ゴシックフォントで「嫌い」が多いけど、こういう相関図を否定者たちだけでつくってもらえれば、「好き」が乱舞すると思うんだ。 是非ともつくって欲しいです! 「否定者」⇒「辛い」、「神」⇒「極悪」、「UMA」⇒「有害」って一言でまとめてるのおもしろかった。 でも、ハッシーブックさんが「これホントですか!?」って言ってるあたり、実は違ってる可能性も……と疑ってしまうのがアンデラ考察勢のサガ。 さて本編。 独楽のバトルフィールドがベコンって元に戻ってた。 なんでベコン? って思ったら、そういえばあそこタワーのてっぺんだったね。 なんか公園っぽくなってるけど、あの下は鉄だったわ。 風子ちゃんにすがりついて謝ってる一心さんがかわいい。 一心さんの方が年上だと思うんだけど、なんか風子ちゃんの方が貫禄あるな。 なんでクロちゃんのマントをかぶせてあげてるんだろうってなったんだけど、花びらに触れたらアウトだったね、そういえば。 アンディは桜になっても切り落とせばいいだけだから無防備だけど。 互いに鎧をゆずりあった結果、風子ちゃんは左腕部分と袴部分だけを身に着けることに。 なんか、隊長ショルダーっぽい(←『ワールドトリガー』ネタでスマナイ)。 まあ、一心さんの体格にあわせてつくってあるはずだし、一心さんムキムキだし、風子ちゃんがあの鎧を着て動き回るのは無理があるもんね。軽めのパーツを風子ちゃんに譲ったんじゃないかな。 アンディとビリー様は意見がぶつかりあったままだけど、険悪な雰囲気はもう消え失せてる感じだ。 そして、スプリングはやっぱり「一心」に執着があるんだけど、そこらへんの記憶を掘り返そうとすると「神」の洗脳が強くなって苦しむ、という前回と同じパターン。 三本勝負の二本目開始! タワー周辺にいた否定者たちが回収された。 ひとりだけ置いてけぼりにされたシェンがかわいそうだけど、自力でタワーの上に来るんじゃないかと予想。 足止めしなきゃいけない敵もいないし。 そしたら、不死となりかけゾンビとキョンシーのトリオが揃うことに! 次の勝負は、百人一首ならぬ「十三人一首」か。 一心さんは独楽にされたり札にされたり忙しいな。 それにしても、句で一気に否定者たちの掘り下げをするとは斬新すぎる。 札は日本語で書...

『週刊少年ジャンプ』2021年50号 感想

『呪術廻戦』 (第165話 東京第1結界・5) 別記事(渋谷事変池袋裁判)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=218 WWW) サブタイトルの「WWW」が笑ってるようにみえるな。 てか、「World Wide Web」って言葉を知ってる人、あんまりいなさそう。 それにしても、あっとゆーまに海底ケーブルを敷設しててびっくりした。 もう宇宙飛行士選びに突入とは、話の展開がはやすぎる……。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS47 上へ参ります) タワーの鉄骨がいろんなアングルで緻密に描かれていてめっちゃかっこいい。 『あやかしトライアングル』 (第68話 ああ、好き、好き、好き!) すごいサブタイトルだな。 告白しようとしたのに、土壇場でふんぎりつかずに「やっぱ無理」ってなったのに、スイートポテトもらって、そのやさしさがうれしすぎて泣きながら「好き…祭里のこと大好き…!」ってなるすずちゃんかわいい。 そして、スイートポテトかじりながらの告白ってのが、めっちゃすずちゃんっぽい。 三大欲求に忠実すぎるヒロインと評判のすずちゃんらしくて本当に良い。 『逃げ上手の若君』 (第40話 三大将1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.087 二本目) 別記事(カルタ対決かと思ったら暴露大会もしくは惚気合戦だった)になりました。 『破壊神マグちゃん』 (第67話 神は何を見て哂う) センターカラーは上位存在の集合絵。 無位以外は、上から序列順に描かれてるんだね。 マグちゃんの横の螺旋っぽいのなんだろうと思ったら、ノス子さんの髪っぽい? ってなって、この絵、ノス子さんとニニツィで上下がつながるようになってるんだな、と気づいた。 なるほど、それでアオリが「終わることなき支配の螺旋」なのか。 ルルちゃんの全力すぎる変顔ではじまった今回。 いや、本当に全力すぎるだろ。 そして、ルルちゃん、笑いの沸点が低すぎる。 しかし、マグちゃんは笑わない。そういえば、マグちゃんの笑顔ってみた記憶がないな。 というわけで、マグちゃんを笑わせることに躍起になったルルちゃん。 でも、どうしても笑ってくれない。 マグちゃん的には笑う必要がないもんな。 久しぶりにウーネラスさんのコスプレが出たよ! メガネ、付け鼻、付けヒゲとか、ちょっとネタが古すぎないか? ウーネラスさんは、...

『呪術廻戦』(第165話 東京第1結界・5) 感想(渋谷事変池袋裁判)

日車はあらゆる難関試験をストレートで通過してきた「天才」だった。 旧司法試験は本当に難しかったと聞くよねえ。 でも、日車にとっては簡単な「作業」だったわけだ。 日車がお金に頓着なかったのは、めっちゃ努力して得たわけではない能力で高い報酬を得ることに、ちょっと違和感があったからなのかもしれない。 そして、日車は勉強以上に呪術師としての才能を持ち合わせていた。 虎杖が訓練で身に着けた能力を、日車はみずからの術式を解明することで身に着けたわけだ。 理屈がわかれば使える理論。 呪霊やプレイヤーに襲われるたびに、データは増えるわけで、経験値があがるごとに呪術師としてのレベルもはねあがるわけだ。 それにしても、12日で1級術師レベルまでいくって、本当に天才だな。 羂索はこうなる可能性をみこしてたのか? ところで「返り討ち」ということは、日車本人は積極的に狩りをしてるわけじゃないってこと? 術者は術式を剥奪されるとグダグダになるというのは、術式だけを頼りにしていなくても、術式をまったく頼りにしない戦い方は想定してない、ってことかな。 虎杖に課されたペナルティ「没収」は、一時的に術式の使用を不可能にするものだけど、虎杖は術式を持っていないので、術式を練れない、という形で発動した。 これ、宿儺は中でどうなってんのかね。 ペナルティを受けたのは虎杖だから、宿儺は術式を使えるんだろうか。 ところで、真希さんの場合、奪われるものがなんにもないような……。 ただの体術で日車の術式と渡り合えてる虎杖。 水が入ったバスタブを蹴り飛ばせるのはすごいけど、さすがに100tハンマーみたいなのを受け止めるのはヤバい! ってなるよね。実際、どれだけの重さかわかんないけど。 で、この状況で考えて考えて「やり直し」を求めた虎杖えらい! ジャッジマンは裁判のやり直しを請求されたら、断ることができない。 やり直しをしている間は攻撃を受けることはないから一休みできる。 そして、うまいこと無罪を勝ち取れば、もう攻撃されることはなくなる。 なるほど、日車の術式が無敵すぎるようにみえるから、何かしら抜け道があるはず、ということね。 術式は常にリスクやコストを抱えていて、便利なだけってことはない。 五条先生や宿儺みたいなのは例外だ、ということだ。 ところで「二審」と言いつつ、裁判の対象になる罪が変わってるのどういうことなん...

『逃げ上手の若君』(第40話 三大将1335) 感想

望月はやっぱり亜也子の実の父親だったのね。 父の死を嘆く亜也子と、亜也子の不幸に涙を流す時行と弧次郎の後ろで「恰好良い望月様が死んでしまったあああ」って泣く望月……。 いや、なんで死んだ本人が泣いてるんだ。 まあ、望月はふざけてるで済むかもしれんけど、その後ろで泣いてる部下の人たちはなんなの? つきあい良いな。 望月は亜也子の父親ってのがめっちゃ納得いく豪快な人だな。 そして、アバラはそんなにほいほい折ってはいけない。 これから戦わなきゃいけないのに、なんで父娘で負傷させあっているのだ。 戦わずして砦を捨てた望月。 どっちにしろもちそうになかったから、傷の浅いうちに逃げ出したか。 そして、砦に頼らず山に潜んで、攻撃の機会を狙う算段。 しかし、他との連携をまるで考えていなかったため、このままだとただの浮いた駒になる。 なるほど、行き当たりばったりだけどなんだかんだで正解を出す系の人か。 そして、望月を浮いた駒にさせないために、四宮の元に赴いた時行、弧次郎、吹雪はもうへろへろ。 3つの陣営を巡り続けて、ろくに寝てないから仕方ない。 てか、数えで10の子供なんだからちゃんと寝ろ! それにしても、目がうつろになってる時行がかわええ。 祢津を中心にした軍議で、進言の許可を得た雫は、それをすかさず吹雪にパス。 一度、雫が請け負う形にしたのは、雫が頼重陣営の中ではそれなりに信頼されてるのに対し、吹雪はまだ、ただの時行の従者扱いで発言権が低いだからだろうな。 吹雪も現在の自分の立場をわきまえて、発言するつもりはなかったっぽい。 雫は時行と時行の郎党たちを祢津に売り込んでいるんだろうな、って思った。 雫の策は、祢津と兵200の入れ替え。 大将を動かすとはなかなか大胆な。 吹雪は頭が切れるけど、雫もかなりなもんだよな。 肝も据わっているし。 観察眼に優れ判断力が高い吹雪と、発想力に優れ交渉力が高い雫のコンビはめっちゃ頼りになる。 ところで、雫は頼重を「父様」と呼んでいるけれど、祢津が「雫、頼重様からの信頼も厚いお前の提言だ」って言ってるところをみると、やっぱり実の娘ではないんだな。 頼重の娘だったら、こういう扱いにはならないと思うので。 ここでまたもや小笠原が登場! 伝令として駆け回る時行、弧次郎、玄蕃に対して、小笠原率いる100人か……。 「ちょこまか逃げる伝令」がいるという報告だけ...

『アンデッドアンラック』(No.086 私の鎧は) 感想(壊したくないなら怖がるな)

でっかい「一心の墓」の前から始まった今回。 たくましい父とかわいい娘さん。 「父上」とか時代がかった呼び方してるし、一心さんが使っている言葉もいちいち時代がかってるし、この隠れ里みたいなところは外界とほとんど交流をせずに暮らしているんだろうな、と思わせる。 一心の一族は代々「一心」ていう名前で、「不壊」を受け継いでいるってことらしい。 でも、順繰りに受け継いでいくのではなく、爺ちゃんから息子をスキップして孫娘に引き継がれた。 その爺ちゃんが、アンディがユニオンに捕らえられていた時期の「不壊」なんだろうな。 シェンからムイちゃんに引き継がれたのも「神」のいやがらせとかではなく、なんらかの法則性があったりするのかな。 でも、一心の一族も、血族の間で受け継ぐことはできても、だれが引き受けるまではコントロールできないっぽいな。 コントロールできるのなら、強くて戦う意志と能力を持っている父親が引き受けたに違いないと思うので。 だって、まだ幼くて気弱な娘に、こんな重い役目を背負わせたくはないだろう。 でも、娘が継いでしまったからには、「不壊」の能力と「一心」の名と共に生きろ、と言い聞かせるしかないのだろうな。 でっかい「一心ノ墓」に字が刻まれているのは、代々の「一心」の本名かもしれない。 爺ちゃんも息子も孫娘も「一心」じゃさすがに不便だから、家族内での呼び名ぐらいはつけているんじゃないかな、と思うので。 父親に「これからはお前の不壊がこの村を守るのだ」って言われて、「……うん」ってちょっと沈黙が入ったのは、自分なんかがこの村を守れるんだろうか、と思ったんだろうな。 でも、父親の言葉を否定するなんて発想すらない、従順な子供だから「うん」と言うしかなかったのかな、って。 さて現在、「やっぱ無理で候!!」って言われても、アンディはスプリングに操られていて、手加減してやることができない。 風子ちゃんに「手加減してよアンディ!!」って言われても、無理なものは無理。 すると一心は地面を削って不壊の壁をつくりはじめた。 一心は風子ちゃんの独楽だから、自分の意志で動くことが可能らしい。 そこに突然の落雷。 これは「神」の雷なのかな。 「春雷」って言葉もあるから、スプリングの能力のひとつかもしれん。 どちらにせよ、スプリングはたまたま雷が落ちた、と言い張るよね。 昔、一心の村をおそった「妖怪」。...

『週刊少年ジャンプ』2021年49号 感想

『ONE PIECE』 (第1031話 “科学の戦士”) 巻頭カラー絵はNo.2そろい踏み。 久しぶりにみるベン・ベックマンがかっこええな。 あと、やっぱりレイリー本当にかっこいい。 ところでハートの海賊団のNo.2ってベポなの? ビッグ・マムは倒せてなかったけど、自分の寿命を1年分使うくらいだから、かなりダメージは与えられたようだ。 とか言っても、ローとキッドにとっては救いにはならないかな。 女性に暴力をふるったと咎められているサンジ。 サンジには身に覚えがないっぽいけど、「何もやって…ないハズなんだ」と自信がない様子。 周囲の女性たちが「アンタしかいなかったんだよ!!」って言ってるから、現場をみてるわけじゃないっぽいので、サンジがやったとは限らない。 てか、サンジはやってないってことにして欲しい。 だってそれじゃあ、サンジがかわいそすぎるだろ。 でも、サンジの意志は介入してないけど、サンジの能力が何かしらやった、という可能性はありそうなんだよな……。 こんな、サンジにとって自分の人生を否定するような場面でサンジが考えるのが、「どっちが海賊王の役に立つ…?」なのがなんとも言えない。 サンジにとっては、ルフィの役に立てるか否かが、重要な判断材料なんだな。 逆を言えば、ルフィの役に立つと確信が持てるなら、サンジは女性を無感情で殴る科学の戦士になってもいい、と思っているんだろうか? でもルフィは、それでサンジが笑えなくなるなら、そんなもんなるな、って言うだろうな。 この戦いが終わった時に、自分が自分でなくなっていたら殺せ、とゾロに依頼したサンジ。 そうだよな、これはルフィには頼めないよな。 『呪術廻戦』 (第164話 東京第1結界・4) 別記事(正義の木槌)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=217 科学の挑戦者) 千空だけじゃなく、ゼノもクロムを見る目がやさしいな。 愛弟子をみつめる師匠の目、というか。 クロムの想いをくみとって、難易度が高い往復ロケット路線に切り替えることを決断したんだろうし。 ついにインターネットをつくることになったわけだが、実際、どうやってつくるの? 海底ケーブルの敷設よりは通信衛星の打ち上げでネットをつなぐ方が楽かな。 今って、めっちゃ労力つかってFAXで図面を送り合ってるんだっけ? それならインターネットでかなり楽になるはずだが。 『...

『呪術廻戦』(第164話 東京第1結界・4) 感想(正義の木槌)

100点保持者・日車が領域展開「調伏賜死」を発動。 領域展開できるのか……てかもしかして、あの日車がグレる原因になった判決が出た時にすでに領域展開が発動してたの? 初手で領域展開できてたとしたら強すぎない? 羂索は何をしたの? ってなる。 日車の領域内では、あらゆる暴力行為が禁止されている。 自分のルールを相手に押し付ける空間だから、そういうことも可能か。 呪術師たちは体術が強い連中が多いから、暴力行為禁止にするだけでも、日車にとってはメリットがでかい。 虎杖18歳未満なのにパチンコやってるんじゃね? 疑惑が掘り返されて笑った。 そこ掘り返しちゃうんだ。 コンプライアンス的にどうなんだって編集部に注意受けたとかどこかに書いてたけど、そこをあえて掘り返しちゃうんだ。 チャレンジャーだな、芥見先生(苦笑)。 ジャッジマンから提出された「証拠」の中身を推定し、言い分を述べ、疑いを晴らしジャッジマンから「無罪」を勝ち取らなければいけない……。 まあ、「疑い」じゃないことは明らかだけどね。 ちゃんと弁護士資格を持ってて、経験もしっかりある弁護士相手に、中身がわからない「証拠」をかわして、実際にやっちゃったことの「無罪」を主張しろ! とかハードル高すぎない? 伏黒や七海さんならなんとかできるかもしれんけど、嘘をつくのが下手と評判の虎杖だし……。 昔、領域は「必中必殺」ではなく「必中」だけで、そのため現代よりも普通に使われている技術だった。 「必中」は自分のルールを強制させること、「必殺」は文字通り必ず殺せること。 そして「必殺」にこだわった結果、使い手が減少した。 う~ん、なんで「必殺」にこだわったんだろうね。 宿儺みたいな強すぎる敵を相手にしてたら「必殺」できる呪術師しか生き残れなくなり、その後、そういう敵が減少した頃には、「必殺」できなきゃ領域じゃねえ、みたいなエリート意識もった連中しか上層部に残っていなかったとか? 保守派好みの保守的な術式を持ってないと、いろいろ疎外されるみたいな話もあったし。 エリート意識じゃなく、領域展開を使える、というアドバンテージを最大限利用しようと思ったら、領域展開をめっちゃハードルの高いものにしておいた方がいろいろと都合がよい、と考えた結果、とか? つまり、領域展開ができる連中が、自分の格をつりあげるために、わざとハードル上げをしたんじゃない...

『逃げ上手の若君』(第39話 鷹1335) 感想

センターカラーの色使いが美しすぎる。 そして時行がかわいすぎるというか色気がありすぎる。 カラー裏の信濃の平地勢力図がわかりやすくてありがたい。 望月・海野・祢津の領地は200年後には真田の領地になるのか。 望月、海野、根津といったら真田十勇士を連想するもんな……。 前回から引き続き、海野様かっこいい! のターン。 いや、ほんとにすごいな。 3つの戦場でせり合っている今回の戦。 どこも諏訪陣営が数で負けてるので、かなりギリギリの戦い。 でも、どこかひとつが勝って、他の応援に行ければイーブンになる程度の戦力差。 逆を言えば、どこかひとつが負ければ総崩れになる恐れがある、ということ。 一番強いとされる小笠原軍は海野が持ちこたえさせて時間を稼ぎ、その間に他の2箇所にケリをつけてもらう作戦らしい。 敵兵がいる中、堂々と伝令に出発した時行。 「さあ皆、逃げよう!」って、時行がめっちゃ生き生きしてるのに、弧次郎と玄蕃がため息ついてるのがおもしろい。 うちの主君は平気で無茶言うな~、って呆れながらも、逆らうつもりはまるでないという忠誠心と、敵兵の中をつっきるのはめんどいけどやられる心配もしてない、という自信みたいなものがうかがえる。 トップが一番、危険な役目してるけどいいのか、って普通なら思うし、周囲も止めるだろうけど、時行の場合、一番楽しいところを奪ってはいけないってなるし。 馬を華麗に乗りこなす時行の愛らしさがたまらない。 時行の馬術が上達したのは吹雪の指導のたまものか。 吹雪はすでに時行の扱いを熟知しているな。 「生き抜く活力に満ちている」のところの時行は本当に楽しそうだ。 危険な役目を活き活きとつとめる子供の姿は、大人たちの気持ちも盛り上げる。 伝令役は時行に三大将を知ってもらうためだけど、三大将に時行のことを知ってもらうためでもあるんだろう。 逃若党が来たのは、保科・四宮陣営。 弧次郎が大人気! 弧次郎は祢津家の者らしいけど、祢津の十八番技を説明する表情は、ちょっと投げやりだ。 そして、ついて早々に常岩陣営に向かうことを決めた時行。 「敵の見張りを躱しながら進むのがもう楽しくて。ねえ皆!」って、皆、げっそりしてるんですけど……。 吹雪と玄蕃は時行よりずっと体力あると思うんだけど、「逃げ」になると時行の体力は無尽蔵だな。 そして隙さえあればおにぎりを食べてる吹雪……。 「...

『アンデッドアンラック』(No.085 一本目) 感想(死なないVS壊れない)

センターカラー! お着物の風子ちゃんがめっちゃかわええです。 前に描いてた任侠風の和装もよかったけど、今回のは町娘風でかわいい。 赤い髪飾りと帯がほんとにかわいい。 袴姿のアンディもめっちゃかっこよい。和装が似合うな。てか、アンディ結構なんでも似合う。裸族なのに(苦笑)。 スプリングは風子ちゃんにほだされかけては、「神」の洗脳を受けて攻撃性を取り戻す、って感じになってるな。 いちいち元に戻っちゃうのは、本当に人間が好きだからなんだろうな、と思うと、めっちゃ気の毒。 「一本目 否定独楽」 「否」と「楽」のフォントが大きいのは、「楽しむことを否定する」という意味なんだろうか。 それはつまり、風子ちゃんが言ってる「遊ぼうよ」を否定するということ? 独楽をぶつけあって、土俵からはじきだされるか壊れるか止まるかした方が負けになる、というのは、よくある遊びだが、普通と違うのは否定者の体を独楽にして、独楽が壊れればその否定者も死ぬ、というルール。 壊れなければいい、というのなら、自発的に止まれば死なずにすむのかな、って思ったんだけど、独楽になっている人はただ操られるだけで、本人の意志では動けないのかな。 スプリングが選んだ独楽はアンディ。 実質的に壊れない独楽だから、壊れて負ける、ってことはないな。 でもスプリングの目的はそれだけではなく、風子ちゃんにアンディを使わせない、の方が大きいらしい。 風子ちゃんがアンディの独楽を使って「不運」を込めれば、ぶつかりあう独楽も不運に巻き込まれるけど、アンディは死なない=壊れないから負けない、という理屈か。それだと戦う相手が死ぬから風子ちゃんはやりそうにないけど。 独楽になって「いいね新鮮だ」って言ってるアンディの絵が、なんかシュールだな。 スプリング編は人が小判になったり独楽になったり、これまでにない趣向を取り込もうとしてる感じだ。 とにかく自分がおもしろいと思うものをひたすらぶち込もうとしてる感があるよ、このマンガ。 風子ちゃんが「ありがとうアンディを選んでくれて」と言ったのは、片方は死なせてしまう心配をせずにすむ、ってことだろうな。 そして、風子ちゃんが選んだ独楽は「不壊」の一心。 なるほど、こちらも壊れない独楽になれるのか、と思ったんだけど、「不壊」は自対象じゃないから、やっぱり壊れそうな気がするな。一心がつくった独楽なら壊れないんだ...

『週刊少年ジャンプ』2021年48号 感想

『ONE PIECE』 (第1030話 “諸行無常の響きあり”) 錦えもんが下半身だけになって動いてた。 ローに斬られたからだがちゃんとくっついてなかったって……。 でも菊はそんなことないから普通に危篤状態っぽい。 そして、カン十郎まだ生きてた……さすがにもう終わりそうだけど。 ローとキッドの合わせ技でビッグ・マムを追い詰めててびっくりした。 このコンビ、めっちゃ技の相性がよいな。 『アンデッドアンラック』 (No.085 一本目) 別記事(死なないVS壊れない)になりました。 『Dr.STONE』 (Z=216 HELLO WORLD) プログラマにとってはなかなか意味深なサブタイトル。 ついにロケット打ち上げ成功で、ゼノが涙を流してて、さすがのゼノも泣くよね、ってなった。 ストーンワールドでここまでできる、というのは、復活させた人たちの気持ちをひとつにするのにも役立つだろうし。 めっちゃがんばって採掘したり加工したりしたものが、秒で砕け散る映像とかみたらがっかりするだろうな、って思うので。 3700年後の世界地図はおもしろいな。 大陸の形が変わるほどの年月ではないけれど、砂漠や森林の分布が変わる程度の年月ではある、ってことか。 そしてついに月面にホワイマンの影をみつけた。 これ、建造物か何か? 宇宙望遠鏡があげられたこと、ホワイマンが察知しててもおかしくないと思うんだけど、どうなんだろうね。 次回あたりで撃ち落とされたりして。 『逃げ上手の若君』 (第38話 信濃動乱1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (36 デート・ウィズ・ザ・ナイト) ミニモイちゃんがかわいすぎだった。 モイちゃんは心の中ではいつも太鼓叩いたり踊ったりしてたんだな。 ラストで、カンシとケイゴと合流しようとしたニコを止めたとこが本当に良い。 ニコを独占したくなったんだろうな、って思うとニマニマしてしまう。 『PPPPPP』 (第7話 喝采) 突然「俺…母ちゃんになれるかもしれない…」とか言われたら、そりゃあそんな顔になるって感じのロックくんの絵がおもしろかった。 『破壊神マグちゃん』 (第65話 謎めく継承者) びっくりするくらいかわいい子がでてきて、めっちゃびっくりした。 「何この娘すげーかわいい」っていうルルちゃんの感想に、おもいっきりうなずいてしまった。 ルルちゃんも...

『逃げ上手の若君』(第38話 信濃動乱1335) 感想

ついに1335になってしまったか……。 時行たちも10歳になってしまった。 頼重は直属の三大将に時行の素性を明かしたが、三人とも反応は薄い。 「皆の衆のビビった顔楽しみにしてたのに」って泣く頼重がかわいいな。 祢津は堅物っぽくって、望月は豪快な感じで、海野はチョイ悪系だけどめっちゃ頼りがいありそうな雰囲気。 3人とも本当に頼重のことが好きなんだな、って感じがめっちゃ微笑ましい。 ところで、望月氏の顔のとこに垂れ下がってる紙、じゃまくさくない? なんなの、あれ。紙垂? 泣く頼重に白目剥いてる祢津、干菓子(?)を差し出して機嫌をとろうとしている望月、涙を拭くためか紙を差し出している海野。 いつもこんな感じでバランスよく、ご機嫌伺ったり、叱ったり、なだめたりしてるんだろうな。 で、頼重もこの3人にはとことん甘えて良い、という気持ちがあるんだろう。 それこそ、時行にとっての逃若党のように。 一方、国司は暴虐性を増して再登場。 これ、京で尊氏から変な鬼つけられてない? ってくらいの変貌っぷり。 いや、実際にありそうでこわいな。 でもまあ、より残虐になったからといって、武芸の腕が上達するってもんでもないわけで、戦場で指揮権を握らせたくない男が、無能っぷりはそのままにやる気満々で戦場に乗り込みそうとか、貞宗は頭抱えるしかないな。 信濃の3つの抵抗勢力に対し、国司が一斉攻撃を開始。 頼重はそこに三大将をひとりずつ援軍として送り込み、その戦場間の伝令役を逃若党に依頼。 「絶対に捕まらない伝令」の響きにときめく時行がめっちゃかわええ。 これからしばらくは三大将の紹介ターンっぽいね。 「発情しながら戦場を裸で逃げ回る変態稚児」って、時行の噂がとんでもない形で流れていた。 まあ、「裸で」以外は本当だけどな。 海野殿いきなり「女を抱いた事はあるか」とか10歳の子供たちに訊ねて、子供に何をきいてるんだ、この人、と思ったら、なんかすごいこと言い出した。 「わしも無い」とかめっちゃしぶい顔で言うんじゃないよ! こんなキャラ立てあり? ってなったんだけど、まあ、松井せんせーならありだな。うん。 めっちゃ女性への興味も女体への欲もあり、本人にその気があればいくらでも女性が寄ってくる立場でありながら、その熱をおさえ、すべてを諏訪明神のお役に立つために使っている。 そう考えると確かにかっこいいけど……これ...