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『幽遊白書』 「一対一、再び!!」の巻 感想

今週の心の叫び 飛影ちゃんが笑ってる~ 不親切なあらすじ 仙水に追い詰められた桑原、蔵馬、飛影の3人。 そんな彼らの前に、生まれ変わった幽助が現れた。 幽助の復活を喜ぶ3人と、それをみつめるコエンマ、仙水。 そして、ついに幽助と仙水の再戦が始まる。 ぼろぼろの3人 いや~、しょっぱなから、桑原くんと蔵馬と飛影ちゃんがぼろぼろになってますね~。ああ、あいかわらず血まみれの妖狐さまはうるわしい(ところで扉絵を懸命に探したのは私だけ?)。 なんとゆ-か……3人とも、あきらめがよいなぁ……(苦笑)。 幽助が死んじゃったから、この世に未練が残っていないのか(雪菜ちゃんや、志保利母さんはどうすんのよ~)、単に力の差をわきまえているので、悪あがきはしないつもりなのか……。 それにしても、こうなることがわかっていて、魔界までやってきてしまったあたり、蔵馬も後先を考えていなかったんですね。 ああ、3人とも妙に落ち着いている。 この3人はきっと、幽助のかたきが討ちたかったわけじゃなくって(そりゃ、できればそうしたかったんだろうけど)、せめて、なんらかの“決着”をつけたかっただけなんだろうね。 幽助を失った憤りと哀しみをどこかにぶつけたくって、だけど、泣いてわめいてうずくまって……それですべてをすませられるような連中じゃなくって……そうなったら、“自殺行為”と言われても、なんらかの行動に出るっきゃないよね(それとも、本気で4人で心中するつもりだったのか?)。 せめて、自分はこんなに哀しいんだ! 怒ってるんだ! ってことを、その張本人にアピールしなくちゃ、死んでも死にきれないわ。 特防隊の動揺 ははっ、特防隊の連中も、S級妖怪の存在を知らなかったんですね~。“井の中の蛙”とは、このことだね、とか思っちやいましたよ(きっと蔵馬ファンにはうけが悪いぞ、特防隊(笑))。 しかし、霊界の連中がそんなに弱かったとは初耳だなぁ。そうだよね、コエンマさまも仙水にあっさりと負けちやったもんね。エンマ大王は強そうだけど、どうなんでしょう? みんなが笑ってる! 幽助が皆の前に帰ってきました! これで、本当に4人とも幸せになれますね。 幽助ってば、待ち合わせの時間に遅れてしまったような気軽さで、皆の前に現れるんだもんな~。 桑原くんがどんなに泣いていたか、蔵馬がどんなに哀しんでいたか、飛影ちゃんがどんなに怒って...

『幽遊白書』 「覚醒の瞬間!!」の巻 感想

今週の心の叫び なにがなんだか 不親切なあらすじ 幽助の遺体に不審を抱いているコエンマの元に、霊界特別防衛隊のメンバーが到着した。 彼らは、魔族の血を引く者として、幽助の抹消をはかるが、それをコエンマと変身したプーに阻まれ、そうこうしているうちに、幽助は魔族として生き返って(生まれ変わって)しまった。 そして、新たな力を身に付けた幽助は、コエンマと共にプーに乗り、魔界に向かうのであった。 霊界特別防衛隊 今回、ちょっと(というか、かなり)混乱をおこしておりますので、最初のページから少しずつ話しをすすめましょう(苦笑)。 まず、霊界特別防衛隊ですね。 全部で9人ばかりおりますが、これで全員なんですかね(隊長の大竹が笑える……)。 しかし、別名“追跡者”ということは、妖狐さまを殺したのもこの連中ですかね。 もしそうだったら、蔵馬はイヤだろうなぁ……この連中と顔をあわせるのは(自分を殺した連中には、会いたくないよね)。 しかし、コエンマさまも威厳を持って接してるわりには、結構、ひどい扱われようだよね。なんにも言うこと聞いてもらえないし……(エンマ大王の命令優先てのはわかるんだけど)。 それにしても、「今度は何ですか?」とか言って、びびってる御手洗くんがカワイイ! いや、わけのわからないことばっかりだもんねぇ、ここんとこ。 魔族大隔世 いいかげん、ちょっとやそっとのとんでもない設定には、驚かなくなってるはずの私も、これにはさすがにビックリ~な“魔族大隔世”! いったい、なんなのよ! と、幽助の復活を喜ぶよりも先に、うなってしまいましたよ。 いや、冨樫先生、幽助を殺しちゃって、どう収拾をつけるつもりなんだろ、とか思っていましたが、まさか幽助が人間じゃなくなるなんて~! これはものすごい荒技だよ(ある意味、幽助が死んだ時より驚いたかも……)。 これについては、きっと皆、こじつけだ、ご都合主義だと怒ってるだろうけど、私は幽助が生き返りさえすりゃなんでもいいのよ(こんなことで怒ってちゃ、車田正美ファンはやってけないわ(大笑))。 そりゃもう、幽助かゾンビになろうが、サイボーグになろうが、幽助が幽助として生きていてくれるのなら、それで私は満足(だって、幽助がいなくなるより悪いことってないもの)。 ところで、44代前のご先祖さまがA級妖怪だったそうですが、単純に1世代25年で計算すると...

『幽遊白書』 「絶望の続き…!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助のバカ~!! 不親切なあらすじ 閻魔大王の要請により、霊界特別防衛隊が出動した。 一方、魔界にやってきた桑原、蔵馬、飛影の3人は仙水と最後の対決を開始した。 だが、仙水の圧倒的な力のまえに、彼らはあまりにも無力だった。 その頃、人間界ではプーに新たな変化が起こっていた。さて、その変化の意味するところは。 後のことを考えて~ 私ね。今まで、結構、我慢してたんですよ。 なんとゆ-か……感情を爆発させることを。 なぜかとゆ-とね。いつもの爆発なら、まだ許されるんじゃないかと思うんだけど、今回のキレ方ってのは、我ながら恐すぎてね。そんなものを皆様に読ませるのはど-かな-、とか思っていたわけなんですよ。 だけどね。今週の幽遊を見て、私、ど一しても耐えられなくなってしまいましたのよ。 そんなわけで、今週はいつも以上にオーバーヒートするのでね。覚悟しといて欲しいの(いつもながら、読者を脅してどうすんだか……)。 もう……ついてこれる人だけついてきてちょうだい(誰もついてこなくてもかまわないわ)。私、どうしようもなくキレてますから。 そんなわけで、今週の幽遊です。 ここのところの展開にずっと苦しい思いをしている私ですが、実は一番、ショックが大きかったのは、幽助が“死にそうな”時でしたのよ。“死んだ”時じゃなくってね。 だって、私は幽助か死ぬなんて展開を考えたことがなかったから、そういう事態を考える、という作業自体に、ものすごい負荷を感じてしまったのよ。 「それはないよ~」って感じでね。 だけど、実際に幽助が死んでしまった時ってのは、その前の週に予告がうってあったわけだから、“ショックの続き”って感じで、「ああ、やっぱりそうなってしまったのかぁ」といった感じだったの。 やっぱり、予告なしのショックってのは、予告ありのショックより、ダメージが大きいものよね。 でね、最初にガーンときて、その後、じわじわときつくなってきて……今週にいたって、もうイヤになっちゃったのよ。 もう……なんなのよ。幽助! 私は絶対に許さないわ! 桑原くんを泣かせたこと。蔵馬を泣かせたこと。 そして、誰よりもなによりも飛影ちゃんを泣かせたことが許せない!(表面上は泣いてないけど、心の中で泣いているに違いないわ) 幽助には、なんらかの考えがあったのかもしれない。やむを得ず、あんなことをしたのかもし...

『幽遊白書』 「魔界への突入!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助が生き返らない~ 不親切なあらすじ 幽助の死を信じることができない桑原、蔵馬、飛影の3人。 だが、幽助の心臓は確実に止まっていた(号泣)。 怒りのあまり、A級妖怪としての力を取り戻した蔵馬と飛影、そして桑原は、仙水に戦いを挑み、彼らはそのまま魔界へと突入した。 一方、霊界では、ぼたんの報告を受けた閻魔大王が、ついに人間界への介入を決意した。 生き返ってよ、幽助 幽助の心臓が本当に止まっちゃってますよ~! え-ん、どうしてくれんのよ、冨樫先生。 幽助が、幽助が、幽助が~! と叫び続けて、いい加減、疲れきってしまいました。 私、大量のマンガを読んでいることにかけては自信あるけど(自慢にならない)、精神的にこんなに疲れるマンガは初めてですよ。 もう勝手にして、と思いっきりなげやりな気分にもなりましたが、やっぱり幽助を、桑原くんを、蔵馬を、飛影ちゃんを見捨てられないの~。 私、冨樫先生が目の前に立っていたら、泣いてわめいて、責めたてそうな気がするわ。 二カッと笑ってる幽助を、バカ笑いしている桑原くんを、微笑を浮かべている蔵馬を、幽助をうれしそうにみつめている飛影ちゃんを返して~! とか叫んでね。 幽助~! 生き返るんだ~! 私はあきらめないぞ~! と、それでも往生際の悪い私はわめいています。 残される者たち 桑原くんと蔵馬と飛影ちゃんは、幽助に置いていかれてしまいました。 この3人は、誰よりも幽助を大切にしていました。 そして何よりも、どんどん強くなっていく幽助をみつめていくことを、生きがいとしていたんじゃないかと思います。 蔵馬にとって母親以上に大切な者、そして、桑原くんと飛影ちゃんにとって雪菜ちゃんよりも大切な者は、幽助以外には存在しなかったはずです。 彼らはきっと、幽助を生き返らせるためだったら、戸愚呂のように迷うことなく、冥獄界に堕ちていってしまうでしょう(志保利母さんや雪菜ちゃんを置いてでも)。 だから、彼らにとっての最悪のシナリオは、自分が死ぬことではなく、幽助を失うことであったはずなんです。 そして、その最悪のシナリオが現実のものとなってしまった今だけど、桑原くんも蔵馬も飛影ちゃんも泣いてはいません。 彼らには今のところ、仙水という怒りをふつける対象がいるからです。 今はまだいい。 怨みをぶつける相手がいるからいい。そして、その怨みをぶつけ...

『幽遊白書』 「全てが止まった瞬間!!」の巻 感想

今週の心の叫び 私も誰が欠けてもヤダ!! 不親切なあらすじ 幽助の死の予感に脅える、桑原、蔵馬、飛影。だが、樹は3人を幽助の元へ行かせようとはしない。 そして、怒りのままに次元刀を発動させた桑原の手によって、3人はようやく外に出ることができたが、その時、すでに幽助は仙水の手によって殺されていた(号泣)。 読めない 冨樫先生。 私、真っ白になってます。来週の『幽遊白書』を読む勇気がありません。それどころか、『ジャンプ』を買うのにも、努力を必要としそうです。 おまけに、幽遊が恐いばかりに『ジャンブ』が読めません。どうか私に、『スラムダンク』と『ドラゴンボール』を読ませてください(なんとか1回だけ読んだのだが、気力がなくてそれ以上は……)。 叫びたいです。誰かに向かって、幽助のこと、桑原くんのこと、蔵馬のこと、飛影ちゃんのこと……喋りまくりたいです。 ただ、ぼうぜんとしていた時間を通り過ぎて、ようやくそんなことを考えられるようになりました。 ああ、幽助~! 踊りながら、Vサインしながら、笑って私の前に姿をあらわして~! 幽助と桑原くん 幽助の……いかにも中坊になりたて! って感じの、幼い顔がすごく可愛いです。 どうしても、どうしても幽助には勝てない桑原くん。それでも、桑原くんは幽助への挑戦をやめようとはしなかった。 挑んで負けて、挑んで負けて、絶対に勝てないということを確信しつつも(逆に、幽助に勝ってしまったら、どうしていいのかわからなくなっていただろうねえ)それを延々と繰り返し、存在を認めてもらい、名前を覚えてもらったという、そんな些細なことを喜んでいた桑原くん。 そうやって桑原くんは、幽助との距離を少しづつ詰めていったんだね。 幽助は無視されることに慣れていた子だったから、さぞや桑原くんのような存在に、とまどいを感じたことだろう。 桑原くんは結局のところ、幽助に近付きたかっただけなんだ。この2人の場合、言葉と言葉のやりとりで理解しあえるハズがないから、桑原くんは実は一番、賢いやりかたで、幽助に近付いていったんだ。 桑原くんは、以前にも幽助に死なれている(連載第1回目で)。あの時でさえ、あれほどに怒り、哀しんでいた桑原くんが、以前よりもさらに近くなった幽助の死にブチ切れないわけがない。 だけど、幽助のために桑原くんがあんなことをやったように、幽助だって桑原くんのためにこ...

『幽遊白書』 「止められない!!」の巻 感想

今週の心の叫び 私の方が死にそうよ 不親切なあらすじ S級妖怪クラスの“忍”の力に脅える蔵馬と飛影。だが、幽助は怯む様子を見せない。 そして、仙水の隙を狙いコエンマは魔封環の技を仕掛けるが、現在の仙水にはそれすらも通用しなかった。 さて、圧倒的な力の差をみつけられた幽助が、次にとる手段とは?(幽助~! 死なないで~!) 倒れそうです 月曜日の朝、会社へ行くために家を出て、コンビニで『ジャンプ』を買って、駅のホームのベンチに座り、いつも通り幽遊を読み始めた私は、それを読み終えた途端にパタリと『ジャンプ』を閉じ、白くなってしまいました。 そして、真っ白になったまま電車に乗り、電車を降り、会社への道を歩き始めたのですが、その時点でまだ私は真っ白でした。 けれど、トボトボと歩いているうちに、突然、胸が痛くなり、呼吸が苦しくなってきました。 胸が痛い。息が苦しい。どうしてなんだ。 とか考えたら、突然、哀しくなってきて、ふいにポロリと涙がこぼれてきて、そのまま歩きながら涙ぐんでしまいました。 もう、よっぽど家に逆戻りしようと思ったんですが、それでも仕事があるので、なんとか気を落ち着かせようと、時間稼ぎに会社の周囲をグルグルと歩いてしまいました。 そして、なんとか、平静を装い仕事を始めたのはよかったのですが、やっぱりちょっと気を抜くと、息が苦しくなってきて、頭の中、幽助のことでいっぱいになっちゃって、そのたんびに「私はやっぱり普通じゃないかも」とか真剣に考えてしまいました。 そして、いつもはその週の幽遊を最低でも20回は読んでいると思われるこの私が、今週に限り5回程度しか幽遊を読んでません。 そうなんです。 私は幽助が“死にそう”と思うだけで、こんな、とんでもない状態に陥ってしまうのです。 幽助は主役だから大丈夫! 絶対に死なない! そう信じてはいても、“幽助か死んじゃいそう”と考えるだけでも、私はこれだけ哀しくなってしまうのです。 鴉さんや刃霧くんに死なれて寝込んだだとかいう話を聞いて、「それはおおげさだよぉ」と笑いとばしていた私でしたが、今はもう笑えません。 私はきっと、幽助が本当に死んだら、2日や3日は寝込んでしまうでしょう(飛影ちゃんでもそうなるだろうなぁ)。 いや、幽助をここまで好きになっているとは……私も想像だにしませんでした。 だけど、もうオタクと言われようが、馬鹿...

『幽遊白書』 「究極の闘気!!」の巻 感想

今週の心の叫び 忍は危なすぎる~ 不親切なあらすじ 仙水の主人格である“忍”は、究極の闘気といわれる“聖光気”をもって幽助を威圧する。 だが、その実力の違いを知りながら、コエンマの制止をも振り切って幽助は“忍”に闘いを挑もうとする。 さて、幽助のその自信の根拠とは? “忍”の力 さすがに、あの樹さんがおっかけしてる(大笑)“忍”はただもんじゃありません。 なにがただもんじゃないって、涼しい顔して幽助に握手を求めておきながら、その次の瞬間には幽助の腹を無表情でドコドコ踏みつけにするあたりが、ただもんじゃない(はやくいえば、ただの危ないやつである)。 まったくまったくまったく腹がたつ! ただでさえボロボロの幽助を、なにもあんなに徹底的に踏みつけにしなくったって~。 もう、どこまでも憎たらしいやつだわ(こうやって私は、どんどん仙水ファンを敵にまわしていくわけだな)。 そんでそこまでひどいことやっときながら、またまた涼しい顔で「よろしく」とはどういうこと? ブラブラしてる幽助の手がすっごく情けなくって、おもわず「幽助~っ」とか涙目になりながらうめいてしまいましたよ(飛影ちゃんはどんな顔して、この光景をみつめてたのかねぇ)。 ああ、それなのにそれなのに……幽助か怒るとさっさと背を向けて「樹」とか言ってるし~。 それにしても、樹さんはかいがいしいねぇ。 今までもこうやって、樹さんは仙水さんの世話女房をやってたのかなあ……う~ん、なんていやらしいの(苦笑)。 仙水さんの服と腕のスペアをせっせと持ち歩いている樹さんは、考えるだけで……かっ、かわいい! あの闇の手が仙水さんの世話をしている姿を見て、これが本当に樹さんの手だったらよかったのに~、とかヨコシマなことを考えてしまったのは私だけ? 仙水さんに服を着せる樹さん……すっごくいかがわしくって、おもわずうっとりしてしまうわ(なんだかんだ言って、不健全な話が好きですね、私)。 しっかし、大口開けてバカ笑いする仙水さんは、一体、なんなんでしょうねぇ。 ああしないと聖光気を発することができないとか……(だったら幽助には絶対に聖光気なんか身に付けて欲しくないぞ!)。 「もう休みたまえ」とか言ってる仙水さんは、すっごいハンサムさんなんだけどなぁ。 完全な仙水 欠けてたものが全てうまった完全な仙水さんてのは、一体、なんなんでしょうね。 私から見...

『幽遊白書』 「コエンマの本気!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助が好き!! 不親切なあらすじ 幽助と仙水の対決に割って入ったコエンマは、破られた結界を封じ直すために、みずからの霊気を凝縮した“魔封環”(あのおしゃぶりだ!)を使うという。 コエンマは計画の中止を仙水に求めたが、仙水はその要求を退け、コエンマを殺そうとする。 だが、それで納得できないのは、幽助。 コエンマから魔封環を取り上げ、仙水との闘いを再開させようとする。そして、とうとう仙水の主人格“忍”が、表に現れた。 おしゃぶりの秘密 あのおしゃぶりって、霊気を凝縮して封じ込める道具だったんですねぇ。 霊界人たちは霊気を操るみたいだけど(ぼたんは霊気が使えるものね)、コエンマさまは確か、暗黒武術会の決勝戦で鴉さんに「ほとんど霊気が感じられない」とか言われてたんだよね。 だから、霊界人てのはもともと霊気が弱いのか、それともコエンマさまが巧妙に霊気を隠しているのか、と思ってたんだけど、実はコエンマさまの霊気は全部、あのおしゃぶりが吸いとってたんですね。 う~ん。なんだかよく考えるとこわい話だよねぇ。 だってね、コエンマさまが犠牲にならなければ、あの魔封環が使えないとすると、コエンマさまって、いつか魔界を封じるために死ななきゃいけないんだよ。 閻魔大王さまに許可をもらったって……それって、“暗黒期が訪れる前に死ぬ”許可をもらったってことなわけ? じゃあ、閻魔大王さまはそれを承知でコエンマさまの行動の自由を認めたってことなの? コワイよ。それはコワイよ。 いけにえになるために生きてるようなもんじゃないか、コエンマさま。 それこそ、仙水さんに負けないくらい、人間たちのために苦労してきて、哀しい目にもあってきて、そして、いつか人間たちのために死んでいくなんて……(人間のためだけでもないだろうが)。 墓掘り7人組の正体 知らなかった……言われるまで、まったく考えもしなかった……。 「オレたち7人で墓を掘る」 結局、仙水さんは誰も必要とはしていなかったのだろうか。樹さんさえものけ者にして、自分の中の自分だけを味方として、生きてきたのだろうか。 それはなんだか……“孤独”という言葉も追い付かないぐらい“孤独”な気がする。 にしても、女性の人格までいたとは……そいでもって、内気で純情で、泣きながら樹さんに悩みを打ち明ける仙水さんなんて……考えたら、真っ白になっちゃったよぉ(...

『幽遊白書』 「七人いる!!」の巻 感想

今週の心の叫び おまえは何者だ!? 不親切なあらすじ 幽助の猛反撃に押され気味だった仙水が、一変した。 七重人格者の仙水の、表に出ていた“ミノル”がひっこみ、凶暴な“カズヤ”が現れたのだ。 その“カズヤ”の気硬銃に撃たれ、絶体絶命の幽助、そして、そのピンチに割って入ったのは、ようやくやってきたコエンマたった。 幽助の反撃 ようやくの幽助の反撃ですね。 おもわず外野席も力が入りまくってます(桑原くんは、なぜに眼帯などしているのだろう)。 や-ん、かっこよすぎるわ、かわいすぎるわ、幽助。もうもうもう、どうしてこんなに素敵なのかしら、幽助は。 それでもって、泳ぎながらわめく幽助かメチャメチャ愛しいの~。 ああ、「確認せんでもバカだ」なんて、ひどすぎるわ飛影ちゃん。幽助は深い考えがあってあんなことしてたのよ~(だけど、泳ぐ幽助を見て大爆笑してた私は、飛影ちゃんのことをバカにできない)。 それにそれに、水から出てきた幽助のなんて可愛いこと! いいぞ! 前髪が下りてきてるぞ! このまんま全部、下ろしてしまえ! と、1人で興奮していた私って、本当におバカですね(だって、前髪を下ろした幽助って本当に可愛いのに、最近、ちっとも出てこないんですもの)。 だけど仙水さん、体力回復のための時間稼ぎなんて言ってるけど、泳いだら余計に体力を消耗しちゃいそうな気がするんですけど……。 許せない! とまぁ、そんなわけで、異常に幸福だった今号の幽遊の前半。 それなのに、ああ、それなのに……。 なんなんですか、冨樫先生! あの展開は。 仙水さんが七重人格者? そりゃ、反則だ! 詐欺だ! ひどすぎるぞ! 幽助かあんなにボロボロになっちゃって、もう、前半部分でうかれきってた私は、一挙に血がひく思いでしたよ。 ああ、今さら冨樫先生のフェイントにひっかかる私が哀しい。 どうしてくれるんだ~。 幽助、すっごく痛そうで、私、もう涙出ちゃいそうだったわ。 おまけにおまけに“カズヤ”のあの台詞……あれは立派なセクハラ(おいおい)よ、許すまじ“カズヤ”! 私、幽遊で初めて、心底、憎らしいキャラに出会いましたわ。もう絶対に“カズヤ”だけは嫌い、“カズヤ”だけは許せない。 大事な大事な主役の幽助に、なんてことすんのよ!(いや、主役だからこそ、痛めつけられるんですけどね) 七人の仙水 仙水さんて、七重人格だったんですね~。 ...

『幽遊白書』 「勝てない理由その1~3!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助の出番だ!! 不親切なあらすじ 幽助と仙水の対決が始まった。 スピードとパワーで勝る幽助に対し、仙水はキャリアと圧倒的な霊力で対抗する。さて、その決着はどうなる?(要するに、今号のストーリーなんて、“幽助と仙水がケンカしてる”だけで済んじやうのよ!) 2人の霊界探偵 えっと、先号の展開があまりにもあまりにもで、ついつい仙水さんと樹さんのことだけでうめてしまい、あの最高にかっこよかった幽助について書くことができませんでした。 もう、くやしくって仕方ないので、ここで書いてしまいますね。 いや、先号の幽助のかっこよかったこと、かっこよかったこと! そうだよね。幽助ってのは、ケンカの相手やケンカをふっかけられた理由にこだわるような子じゃなかったんだよね(なにせ、“人類皆ケンカ相手”をキャッチフレーズにしてる子だから)。 だからもう、仙水さんみたいに歪みきった理論が、どうしても理解できない。「人間がキライだから殺すんだ」って言われた方が、まだ納得できるかもしれないね。 コエンマさまが仙水さんに懲りて、幽助を選んだ気持ちがわかるような気がするなぁ(笑)。 墓掘り7人組との戦いで、幽助だって相当に気が滅入っている。月人くん事件で傷を負ってしまったのは、蔵馬だけじゃない。きっと、幽助だって御手洗くんだって、少なからぬショックを受けたことだろう(飛影ちゃんは受けていないだろうけどさ)。 その全部が全部、最初っから自分と仙水さんが一対一でやりあっていれば、避けられた事態だったのかもしれないと思えば、そりゃ、腹も立つってものだろう。 幽助と仙水さんは、まったく別々の性質を持つ、まったくの別人で、彼らの共通点といえば、コエンマさまのもとで霊界探偵をやっている(やっていた)ということぐらいなものだ。 だから、彼らが同じ経験をしても、同じ道を辿るとは限らない。 けれど、それだけの理由で、なぜか仙水さんは幽助が自分と同じ道を進むと、信じてしまっているような気がする。 それとも、幽助は自分と同じ道を進まねばならない、そうでなければ困るとでも思っているのだろうか? なんだかんだ言って、ただ目の前の障害物をぶんなぐってるだけの幽助(あんまりといえばあんまりな表現だけど、実際、そうだと思いません?)のシンプルさに比べ、仙水さんはひどく“自分の存在価値”だとか“闘う意味”だとかにこだわ...

『幽遊白書』 「魅きつける理由!!」の巻 感想

今週の心の叫び あ……あやしい…… 不親切なあらすじ 巻原=戸愚呂(兄)が倒れ、残る敵は仙水と樹の2人だけとなった。 とりあえず、仙水は桑原を解放したが、今度は幽助を除く全員が、樹のペットである妖怪“裏男”に喰われてしまう。 樹は“闇撫”と呼ばれる妖怪であったのだ。 そして“裏男”の中で、桑原、蔵馬、飛影、御手洗そして樹は、幽助と仙水の闘いを見守ることとなったのだった。 かわいい妖怪たち 邪念樹って、すっごくかわいい走り方するね~。よく見てみるとかわいい顔してるし(笑)。 さすがに蔵馬。見苦しいものをいつまでも目の前に置いておかない!(徹底してるなあ) 裏男ってのも妙に愛らしい(え~っ、そう思いません?)。 こんなものをペットにしてる樹さんて、やっぱりいい性格してるねぇ(いや、邪念樹をペット(?)にしている蔵馬も相当なものだけど)。 仙水さんと樹さん 樹さんて妖怪だったんですね~。 10年前からほとんど年をとってないように見えたのも、彼が妖怪だったからなんですね。 だけど、あの気配に敏感な蔵馬が、どうして樹さんが妖怪だってことに気づかなかったのかが、よくわかりません(樹さんの妖気の隠し方がそれだけうまかったのかしら?)。 ああ、樹さんのフルネーム問題もボツですね(妖怪ではねぇ)。ちょっと残念。 「『ヒットスタジオ』に戸川純が出る」ってのは、確かに意表をついた台詞で、おもわず笑ってしまいましたよ、私は。 そうか、樹さんは戸川純がドハデな格好で『玉姫様』とか歌うのを楽しみにしてたのか~、とか思っちゃって(ここらへん、若い子にはさっぱりわからない話ですね)。 それでもって、その翌日、あの可愛い仙水さんと樹さんが肩を並べて『ヒットスタジオ』を見てる姿を想像して、肩をふるわせてしまいました(すっごく可愛い! 誰か私に描いてみせてください)。 おまけに仙水さんも存外にミーハー。『ヒットスタジオ』を毎週キッチリと見てるなんて(一体、誰のファンだったんだ?)。 大体、その後、小一時間ほど雑談をしたって、一体、なんの話をしてたんでしょうね。 ずっと『ヒットスタジオ』の話をしてたのか、それとも互いの身の上話をしてたのか……なんだか、考えるとすっごくおかしい。 だけど、本当にあの仙水さんは可愛いねぇ。樹さんが一目ぼれ(?)した気持ちがよくわかるわ。 可愛いくって可愛いくってしかたなくって...

『幽遊白書』 「正体は誰だ!?」の巻 感想

今週の心の叫び 蔵馬はやっぱりコワイ 不親切なあらすじ ムチのひとふりで巻原を倒した蔵馬。 だが、巻原を動かしていたのは、彼に喰われたはずの戸愚呂(兄)であったのだ。 しかしその戸愚呂(兄)も、怒りに燃える蔵馬の敵ではなかった。 かくして、戸愚呂(兄)は邪念樹に捕らわれ、死ぬこともできないままに、永久に蔵馬の幻影と闘い続けることとなったのだった。 復活の戸愚呂(兄) さすがにしぶとい戸愚呂(兄)ですね。 なんと、喰った巻原を逆に乗っ取ってしまうとは……だから、あんなゲテモノ喰いはやめときゃよかったんだよ、巻原。 これはもう……白虎じゃないけど、史上最低の食あたりというやつですね。 だけど、こうなってくると気の毒なのは、巻原。 どういう意図で仙水さんたちに手を貸したのかは知らないけれど、やっぱりちょっとかわいそうすぎる。 あっ、巻原がやたらと桑原くんを喰いたがってた理由がようやくわかりましたね。 ほら、戸愚呂(兄)は桑原くんには決勝戦でぺしゃんこにされた怨みがあるから。きっと、なにがなんでも仕返ししてやりたかったんですよ(執念深いヤツだからね~)。 だけど、桑原くんが喰われる心配がなくなって、ようやく安心いたしましたわ(だけど、巻原の腹を幽助か蹴ったら、桑原くんが巻原の口から飛び出してくるという“セルと18号説”がつふれたのは残念だったなぁ)。 ああ、それにしても、あごから上が戸愚呂(兄)で、それから下は巻原という図は、グロくってしかたがない(だいたい、最初のページからしてグロかったんだよ)。 巻原も自分の肉体をこんなふうに扱われては、泣くに泣けないだろうなぁ。 それにしても、蔵馬ったらさすがにお狐さまだねぇ。鼻が異様に鋭いんだ(蔵馬ファンに怒られそうな発言だわね)。 蔵馬を怒らせるな! 以前より、幽遊の最強キャラはもしかしたら蔵馬かもしれないと思っておりましたが、今週の幽遊を見て、その思いをさらに強くしてしまいました。 さすがに、あの飛影ちゃんに「敵にまわしたくない」と言わせるだけのことはありますね。 先号で蔵馬が妖狐になりかけていると書いたんですが、今週の蔵馬はまさに妖狐の本性むきだしといった感じでした(蔵馬が煙を出した時は、本気で蔵馬が妖狐さまに変身するんじゃないかと思った)。 ああ、それにしても今週の蔵馬は美しすぎますね。 もうもうもう……なんなのよ! 綺麗す...

『幽遊白書』 「瀬戸際の対峙!!」の巻 感想

今週の心の叫び 蔵馬が心配 不親切なあらすじ とうとう仙水たちの元にたどり着いた幽助たち。 なんらかの重大な決意を胸に秘め、彼らの後を追うコエンマ。 魔界の穴との境目に置かれてしまった桑原をはさんで、幽助たち4人と、仙水たち3人が対峙する。 そして、室田をも“喰った”巻原と蔵馬の対決が始まった。 おしゃぶりの謎 久々に登場のコエンマさまですが、なんと霊界に戻って、父親に面会してきたということです。 以前、「コエンマのおしゃぶりには秘密がある」というようなことを、どこかで(『Vジャンプ』だったかな?)ほのめかしていた冨樫先生ですが……いったい、コエンマさまがおしゃぶりを取ると、どうなってしまうんでしょう? 閻魔大王さまの許可を取らなければいけないほどのことだから、きっとドエライことに違いないと思うんですけど……(これで、なんでもなかったら、怒るぞ!)。 う~ん。霊界ヴァージョン、人間界ヴァージョンに引き続いて、戦闘ヴァージョン・コエンマさまになっちゃうとか……(身長20mぐらいに巨大化したりして)。 だけど、コエンマさまは人間界のことには関与できないそうだけど、もう十分に関与してるよねぇ。 もっとも、コエンマさまも仙水さんの件に関しては、責任を感じているんだろうなぁ……。 ところで、はなしはコロッと変わりますけど……今週のぼたんてば、ちょっとばかりアダルトタッチだと思いません? それに、いつのまにか神谷医師ってば、脱走してたのね~(再登場を楽しみにしてるわ)。 蔵馬が心配 確かに幽助に心配されちゃあ、蔵馬もおしまいって感がある(笑)けど、それでもやっぱり蔵馬が心配。 幽助って本当に、蔵馬に無条件に頼りきっちやってるから、蔵馬がちょっとでもぐらついちゃうと、結構、不安がっちゃうところがあるね。 幽助が、なにがあっても蔵馬だけは大丈夫、信頼できるって思ってくれるのはうれしいんだけど、蔵馬だってやっぱり不安になることも、弱気になることもあるハズ。 今がまさにそんな時で、蔵馬は精神的にかなりつらくなってるみたいなんだけど、そんなこと、みんなに言えるわけもない(幽助に心配をかけたくないだろうし、ホラ、やせがまんが得意だから(笑))。 ちょっと気の毒だなって思っちゃう。 弱音がはけるような性格だったら、もっと気楽に生きていけるのにね~(だけど、蔵馬は幽助たちに頼りにされるのを生き...

『幽遊白書』 「悲壮な決断!!」の巻 感想

今週の心の叫び 泣きました 不親切なあらすじ あることに気づいた蔵馬は、天沼とのゲーム対決を始めるにあたり、天沼にそのことを教える。 天沼が“ゲームバトラー”に負けると同時に、天沼自身は死んでしまう。そして、仙水はそれを承知で天沼にこのゲームをやらせたのだと。 その蔵馬の言葉に動揺した天沼はゲームに負け、その短すぎる一生を終えたのだった(合掌)。 今週のオアシス 今週の幽遊はキツすぎた。 唯一のオアシスといえば、最初の方に出てきたあの飛影ちゃんの愛らしさだろう(あのカットで喜ばせといて、あの展開とは……)。 飛影ちゃんてば、チャンチャンバラバラ以外の闘いにはまるっきり無関心よね~。おまけにこの子ときたら、なんでこんなによく寝るのかしら(寝る子は育つというけれど……)。 ゲー魔王の死 さて、はっきり言ってあんまり書きたくないのだが、書かないわけにもいかないし、書かずにはいられないという部分も確かにあるので、しょうがないから書こう(……)。 月人くんは私のお気に入りだった。 あの子はちょっと頭がよすぎて、それゆえに周囲から浮き上がってしまっただけの、ごく普通の子供だったのだと思う。 そして、周囲が自分を受け入れてくれないのは、自分自身に問題があるからではなく、周囲が馬鹿なだけなのだと、ごく自然に考えてしまったのだろう。周囲が自分を特別扱いするのなら、自分でも自分自身を特別扱いしてやろうとでも思っていたのだろう。 あの子は負けるのも泣くのも嫌いだっただろうから、負けないためには、泣かないためには、自分がただの子供になることを阻止するためには、ああやって理論武装をし、自分は優秀な人間なのだと、そんじょそこらの子供とはわけが違うのだと、ひたすらに自身に言い聞かせ続けなくてはならなかったのかもしれない。 そして、仙水さんはそんな月人くんの、実に子供らしい安直さにつけいった(仙水さんには能力者を捜し出す能力があるらしい)。 おまえには特別な力があると、おまえは特別な人間なのだと言い聞かせることによって、月人くんの自尊心を満足させ、現状に満足していなかった月人くんの不満を掘り起こし、魔界の扉を開けるという“ワクワクすること”を吹き込み、その好奇心をあおった。 そんな、つけいれられるような弱さを月人くんが持っていたことを、誰も責めることはできない。 あんなに幼い子が、一人ぼっちだけど...

『幽遊白書』 「負けたら どうなる!?」の巻 感想

今週の心の叫び 樹さんがコワイ!! 不親切なあらすじ 海藤と天沼のクイズ対決が始まったが、1万7千問あるというクイズのすべての問題と答えを暗記している海藤も、クイズの問題と順序、そして答えの位置すべてを記憶している天沼にはかなわなかった。 しかし、海藤は負けても、彼自身にはなんの変化も起きなかった。 天沼の“領域”内では、ゲームに勝つことをあきらめない限り、何度でもゲームが出来るが、勝負を放棄したらプレイヤーは死んでしまう。つまり、天沼の目的は幽助たちを殺すことではなく、足止めをすることだったのだ。 “門番”樹の能力によって、魔界の扉はあと2時間で開いてしまう。幽助たちはいつになったら、天沼の“領域”を破ることができる? クイズ合戦 海藤くんと月人くんのクイズ合戦ですが……なんというか……壮絶ではありますが、ある意味、確かに馬鹿馬鹿しいです。 2人とも、こんなにすばらしい頭脳を、もっと建設的な方向に向けんかい! などとわめきたくなってしまいますが、まぁ……他人にとっては無意味なことに、すべての力を注ぎ込む人達のことをマニアと言うわけですから、あんまり強いことはいえません(ジャンルは違うけど、私もよくマニアだと言われるから)。 だけど、海藤くんてプライドが高そうだけど、相手が自分より上だと悟ると、簡単に負けを認めて、決して無駄な悪あがきをしようとはしませんね。 蔵馬が相手の時も、驚くほどあっさりと負けを認めて、その後、ちっともそのことにこだわっていません。 そこらへん、すごく合理的な頭脳の持ち主なんだなあ、と感心してしまいます。 ああ、やっぱり海藤くんが好きだなあ(冨樫先生が海藤くんをひいきしていると思っているのは、私だけでしょうか?)。 ところで、月人くんは負けたらどうなるんだろうね(“領域”を破られたくらいじゃ死なないとは思うんだけど……)。 あの子の性格からして、案外、あっさりと幽助たちの側に寝返っちやうかもしれないなぁ(そうなったらいいのに)。 仙水さんの変化 仙水さんのあのふてぶてしさは、なんなんでしょうねぇ。 樹さんに結界破りをさせて、巻原に桑原くんの見張りをさせて、月人くんに幽助たちの足止めをさせて、1人で悠々と映画を楽しんでいるという(あんなとこまでTVとビデオ、発電機まで持ち込んでるとは)。 き-っ、1人だけ楽してんじやないよ! と、思わず叫んでしま...

『幽遊白書』 「ゲームは得意!!」の巻 感想

今週の心の叫び かわいすぎるよ、月人くん 不親切なあらすじ ついに天沼の“領域”に侵入した、幽助たち7人。 そこで待っていたのは、天沼とTVゲーム“ゲームバトラー”が実体化した世界だった。 この“領域”を抜けるには、7ゲーム中4ゲームを勝たなければならないのだが、テニスゲームで御手洗が、シューティングゲームで幻海が、パズルゲームで柳沢がそれぞれ勝利。あと、1勝というところで、ついに天沼本人がゲームに乗り出してきた。 さて、彼のゲームの実力とは? 電脳小僧・天沼月人 あの子も好き、この子も好きと、いいかげん趣味が広がりすぎてる私ですが……ひんしゅくを買うことを承知で言ってしまおう! 月人くんがかわいすぎる~! かわいい! すっごくかわいい! こんなにかわいい子だとは思わなかった! 偉そうな椅子には座ってるけど、足がプランプランしてるし、変なものをかぶってるし(だけど、セーラー風の衿はgoodだ!)、そばかすがたくさんあるし、言動が小生意気だし、御手洗くんを馬鹿にしたけど……やっぱりかわいい。 「はいはい。次のゲーム行こうっと」って言った時の顔がすごくかわいいんだよ。もう、ガキっぽさ丸出しでね~。 わがままで短気でどっからみてもお子様なのに、一人前の理屈はこねるあたりがまたかわいいわ(この子が仙水さんや樹さんにどう扱われているのかを知りたい)。 それでやっぱりきわめつけは「どうやらオレ様の出番だな」って言った時の月人の超ラブリーなお姿! あれでもう、クラクラしちやったよぉ~ん。 そんなわけで、幽遊では初めて、ショタコンの血が騒ぐようなキャラに出会えて(鈴駒も好きなんだけどね~)、とってもうれしい私です。 う-ん、来週が楽しみだね(いくらなんでも、この子は殺されないと思うんだけど)。 ゲーマーたち 気がつくと、蔵馬が場をしきってます。すごいですね~。 もっとも、こういう場では幽助はあんまり役に立たないし、飛影ちゃんにいたってはTVゲーム自体を知っているかどうかもわかりませんもんね。 海藤くんは頭脳ゲームの一種として、TVゲームをやってるんですかね。10回中、7~8回は勝てるというのは、ちょっとすごいかも。 そういえば、幻海師範の自宅にはゲームセンターがあるんですよね。結構、ゲームおたくなんだろうね。「だてにヒマ人をやっとらん」とはまた堂々としたお言葉。一体、このお方はどう...

『幽遊白書』 「洞窟の中へ!!」の巻 感想

今週の心の叫び 誰が美食家だって!? 不親切なあらすじ ついにすべての仲間が合流し、彼らは桑原奪回と仙水一味の打倒をめざし、入魔洞窟へと足を踏み入れることとなった。 そして、少数精鋭を狙い、幽助、蔵馬、飛影、御手洗の4人が洞窟に入り、他の連中は外で待っていることになったものの、“遊熟者”天沼がつくりだした“領域”には、7人でないと入れないことかわかり、結局、ぼたんを除く7人(幽助、蔵馬、飛影、幻海、海藤、柳沢、御手洗)が、天沼の“領域”に挑むこととなる。 さて、天沼が実体化させた、TVゲーム“ゲームバトラー”とはいかなるものなのか? オールスターキャスト 幽助と飛影ちゃんの2人だけの世界だった(笑)先号とはうってかわり、今号はみんなが勢ぞろいですね。 電車できたという6人ですが、この人たちがゾロゾロ連れだって、電車に乗ってきたら、絶対に他のお客様方は驚きますよね。だってもう……どういうとりあわせなんだか、よくわかんないですよ(ところで、海藤くんと柳沢くんは、学校を抜け出してきたんですかね)。 それにしても、やっぱり御手洗くんはかわいい! ここまで慕ってもらえれば、桑原くんも本望でしょう(桐島くんたちにとっては迷惑かもしれない)。 それに久しぶりに見ると……私ってば、やっぱり海藤くんが好きですねぇ(それにしても、城戸くんのリタイアは悲しい)。 桑原くんを食べないで 巻原……どこのどいつが“美食家”だって?(それにしても、彼らの通称は誰がつけたんでしょう? 仙水さんだったりしたら大笑いですね。だって……自分で“天使”を名乗るんじゃないよ!) 戸愚呂(兄)をまるのみしたって? 考えただけで気持ち悪い~。絶対にまずそうだよ、戸愚呂(兄)って(いくら私が、カイワレダイコンみたいだと言ったからって……)。 ああ、あの不死身の戸愚呂のお兄さまは、今や巻原の腹の中ですのね。情けなくって涙がでますわ。これで幽劫たちが巻原を倒して、戸愚呂(兄)が巻原の口から飛び出してきたらすごいだろうなぁ(セルじゃないんだから……)。 ああ、だけどだけど、桑原くんを食ったりしたら、全国の桑原ファン怒りまくるわよ! え~ん。絶対いや。なにがなんでもいや。それだったら、武術会の決勝戦で本当に死んでたほうがよかったわ(いくら冨樫先生でも、桑原を食わせたりはしないと思うんだけど……意表をつくのが、好きな方です...

『幽遊白書』頭を冷やせ!!の巻 感想

今週の心の叫び 誰か!! 私の頭を冷やして!! 不親切なあらすじ 正面からぶつかってこない仙水たちに、いらだつ幽助。そんな幽助に飛影が突然、襲いかかった。 驚愕しながらも、応戦する幽助。二人の渾身のバトルがはじまった。 そして、殴りあいの中で、本来のスタイルを取り戻してゆく幽助に飛影は言う「頭を冷やせ」と。 飛影のおかげで、気分をリフレッシュした幽助は、飛影をなんとかまるめこみ、彼を伴って仙水たちのアジトヘと向かうのであった。 キレてます 私……今週はキレすぎてます。 もう、湯がわいたような脳みそどころか、沸騰して蒸発しちゃってんじゃないかと思うくらいです。 うれしさのあまり、今週の幽遊を毎日毎日、何回も何回も読み返しては、そのたびにヘラヘラしています。 そんなわけで、幽助×飛影なんて絶対に認めないっ! とおっしゃる方や、刃霧くんの喪に服しているとおっしゃる方(私も今週の『ジャンプ』を読むまでは喪に服していたんですけど……)は、読まないでくださいませ。また、そのような方々がまかり間違って読んでしまっても、後で私の方に抗議のお手紙など送りつけてこないように。私は、いっかな抗議も受け付けませんので。 と、いうわけで、前置きがちょっと長かったですけど、今週の幽遊! 原作でここまで幽助×飛影を公認してくださるなんて、もう……もう……冨樫先生。うれしすぎますぅ。おかげでますます幽遊から離れられなくなっちゃいましたよ。 こんなうれしい展開になるなんて、想像すらできなかったです。全ページをコピーで載っけちゃって、1コマ1コマに注釈をつけたいくらい。 もうもうもう、一体、いつから飛影ちゃんは幽助に対して、こんなに大胆なアプローチができるようになったんですか? 私ってば、ちっとも気がつきませんでしたよ。 え-ん、うれしい。うれしい。最高にうれしい! だってね、今週の幽遊は幽助と飛影ちゃんしかいないのよお(ザコ妖怪は眼中にない)。 そりゃあね、桑原くんも蔵馬も大好きだけど、こんな、二人っきりの世界が延々と19ページも続いた日には、頭の中が幽助×飛影、―色になっちゃってもしょうかないと思いません?(いや、そうなってるのは、私だけだろうけど……)。 うれしい! うれしい! うれしい! 今週の感想なんて……これだけで十分だわ(だけど、それではあまりにも……)。 幽助対飛影、再び 幽助ってねぇ...

『幽遊白書』本当の追跡者!!の巻 感想

今週の心の叫び ……フクザツ…… 不親切なあらすじ 刃霧は幽助のからだにつけた的めがけて、正確な射撃をしかけてくる。 そして、その“弾”は石つぶてから刃物へと変わっていき、次第にその危険性を増してゆくのだ。 なんとか“弾”を避けていた幽助だったが、刃霧はなんと、タンクローリーを“弾”として幽助を襲う。 タンクローリーを拳銃で爆発させ、幽助を吹き飛ばした刃霧だったが、勝利を確信した彼の心臓を貫いた者がいた。 行方をくらましていた飛影だ。 そして、ついに魔界の扉が開かれる。 テロリスト 私は刃霧くんに、“テロリスト”というイメージを持っている(ちなみに、神谷医師は“狂信者”、仙水さんは“殉教者”だったりする)。 彼の生活背景だとか、どうして仙水さんに従うようになっただとかは、まったく知らないんだけれど、彼はもう、生まれついての“テロリスト”なんじゃないかと思ってしまう。 まだ、十分に若いのに、鋭く冷たいまなざしを持っていて、平然として仙水さんにつき従い(しかし、彼に心酔してるって様子でもない)、刃物を人に投げつけるだけではあきたらず、タンクローリーをぶつけ、さらにそれを拳銃で吹き飛ばすというとんでもないこと(あの拳銃は仙水さんからもらったんだろうか)を、常に無表情のままやってのけてしまうのだ。 神谷医師などには、それでも感情の起伏というものがあったけれど、彼にはそれすら感じられない。 彼はただ淡々として、自分に与えられた任務を遂行するだけなのだ。 いったい、どこをどうしたら、こんな少年が育つのか……そして、彼は仙水さんになにを求め、仙水さんと行動を共にしたのか……それが、今、どうしても知りたい。 “テロリスト”という人種は、自分の真実を守るためになら、他人の真実を平気で壊してしまう。たった一つの価値観をすべてとして生き、決して他のものに視線を向けようとはしないのだ。 では、刃霧くんの絶対の価値観とは、どういうものだったんだろうか……。 刃霧くんの死 「バイバイ」と言った時の、刃霧くんのさえざえとした瞳が、とても綺麗だったんです。 まさか……まさかあれが、刃霧くんのご臨終の言菓になってしまうなんて……。 だって、これからまだまだ活躍してくれる子だと思ってたのよ。もっともっと、仙水さんなんかと一緒に幽助たちを困らせて、蔵馬なんかと対決して、もしかしたら仙水さん以上の素晴らし...

『幽遊白書』死紋十字斑!!の巻 感想

 今週の心の叫び これは読者サービスですか? 不親切なあらすじ 仙水によって破壊された浦飯家にいた御手洗は、ぼたんの活躍により、無事、難を逃れた。 ぼたんに救われた御手洗は、人間への信頼感を取り戻し、蔵馬たちと行動を共にすることを決意する。 一方、仙水と桑原を乗せたトラックを自転車で追いかけていた幽助は、途中、刃霧の妨害により、仙水たちを見失い、さらに“死紋十字斑”という奇妙な技をかけられてしまう。 さて、“狙撃手”刃霧と幽助の対決やいかに。 飛影ちゃんの足 すみません。今週はちょっといろいろありすぎて、私、ぶっちぎれております。そのため、いろいろと不穏当な発言が飛び出すかもしれませんが、あらかじめご了承くださいませ。 ……さて、皆様の了解をとったところ(誰が了解したんだい)で、まず、扉絵のはなしですね。 え-ん。飛影ちゃんが……飛影ちゃんが……短パンをはいてる~。 飛影ちゃんの足って、お初ですよねぇ。 やたらと上半身は脱ぐくせに(アニメのオープニングを初めて見た時、アニメでまで脱がせるんじゃないよ~! と叫んだぞ、私は)、下半身のガードが固い飛影ちゃんは、足どころかつまさきさえ、見せてくれたことがなかったような気がします。 結構、足フェチの私(一番、好きなのは、安彦良和さんの描く少年の足です)は、朝のプラットホームで、おもわず『ジャンプ』を握りしめ、プルプルと肩を震わせておりました(はずかしいヤツ)。 なんだかもう……あの姿だけで、煩悩が大暴走しちゃいますよ、まったく……。 そいでもって、やっぱり扉絵の、なんだかすんごくつまらなそうな顔をしているポニーテールの蔵馬が……かわいすぎる(女性だと言っても通じるよ、あれだけ見てると)。 だけど、蔵馬ってガードの固さは4人組で一番ですよね。いつも、長袖の服をびっちりと着込んで、足どころか腕さえも見せてくれませんもの(幼年時代の蔵馬の足は可愛かった)。 そういえば、一番、よく脱ぐのは桑原くんですね(なんだかなぁ……)。幽助も足を見せてくれないなぁ、上半身はよく脱ぐんだけど……。 ちなみに、幽遊では女性キャラが全然、脱ぎませんね、『てんで性悪キューピッド』の時なんて、脱いでばかりいたのに……(瑠架さんは唯一の例外よ(笑))。青少年保護条例とやらがうるさいのかもしれませんね。 なんか……足がどうのこうの、説ぐの脱がないの...

『幽遊白書』超・市街地戦!!の巻 感想

 今週の心の叫び 大丈夫~? 不親切なあらすじ 仙水と対峙する、幽助、桑原、蔵馬の3人。 しかし、仙水の強さはケタ違いで、なかなか倒すことができない。 そうこうしているうちに、巻原と月人の介入により、仙水には逃げられ、おまけに桑原は連れ去られてしまった。 そして、幽助の意地をかけた追跡がはじまる。 3対1 仙水さんは本当に強いです。 幽助なんか、「基本からやり直した方がいい」とまで言われてしまってます。それを聞いていたら、さぞや幻海師範が嘆かれたことでしょう(幽助は幻海師範に、霊気の操り方だけしか教わらなかったのかしらん)。 桑原くんも実にあっさりとやられてしまいました(気の毒に……)。 ところで、蔵馬のローズ・ウィップは久々の登場じゃあございませんこと?(今回、名前がカタカナになっていた。あの難しい漢字を使うのはやめたのだろうか) おっ、ひっさしぶりぃ! と思ったところで邪魔が入ってしまって、結局、その活躍を見ることができなかったのが残念でなりません。 しかし、結局、3対1でやりあうことになっちゃったんですよ。フェアじゃありませんよねぇ。そんなことにこだわっている場合じゃないってのは、よくわかっていますけど。 大丈夫かしら 今週は「大丈夫かしら」と思うことが本当に多かったんですよ。 まず、ぼたんと御手洗くんは無事でいてくれるのかしら。まさか、死んじゃったりはしてないだろうけど、御手洗くんはケガで動けないし……あれ? ぼたんて“壁”をつくれるんだっけ? なら、大丈夫かしら。 そいでもって、次の大丈夫? は、あんな派手なことを、あんな町の真中でやってもいいのかってこと。 絶対にあれって目立ちますよねぇ。それで、確か幽助って有名な不良なんですよねぇ。 あの不良が妙な光線を発したって、大騒ぎになっちゃわないのかしら(まさか、後で蔵馬が記憶操作をしてまわるとか)。 だけど、それよりも目立つのはコエンマさま。あんないい年した美青年が、変な服着て、おしゃぶりをくわえてるなんて、ぜ-ったいにめだっちゃってしかたないはず! そういえば、仙水さんなんかいろんなものを壊してるけど(マンションを壊して、道路に穴あけて)、損害賠償はしてくれるんでしょうか。 温子さんが嘆く気持ちがよくわかるわよねぇ。前のアパートは火事で失い、今度のマンションは仙水さんにぶっとばされ…・・・幽助たちは...

『幽遊白書』霊光裂蹴拳!!の巻 感想

 今週の心の叫び 飛影ちゃんだけいない 不親切なあらすじ 対峙する幽助と仙水。だがしかし、一対一の肉弾戦で幽助は劣勢に陥っていた。 仙水が操るのは、裂蹴鴛拳と呼ばれる、格闘技の最高峰とされる拳法。そして、彼は裂蹴拳に霊力をミックスさせた独自の拳、霊光裂蹴拳をあみだしていたのだ。 そして、仙水の放った裂蹴紅球波を合図に、“美食家”巻原定男と“遊熟者”天沼月人が動き出す。 さて、いよいよ全面戦争開始なるか? 魔界の扉攻防編 今回の扉ページを見て、驚きました。 現在のシリーズには、なんと『魔界の扉攻防編』というタイトルがついていたんですねぇ(私は単に『界境トンネル編』と呼んでいたんですけど)。なんとなくピンとこなくって、ちょっと違和感をおぼえてます(耳慣れていないだけなんでしょうけど)。 ところで、そのタイトルページ。笑えるのは蔵馬です。 こんな緊迫した状況で、蔵馬ってば「ああ、学校またサボらなくっちゃ。困ったもんだなぁ」とか考えてるんですね。あいかわらず神経が太いというかなんというか……(だけど、そういうとこが好きなの)。 しかし、幽助や桑原くんはともかく、優等生の蔵馬がそんなに学校をサボッてて大丈夫なのかしら。海藤くんが代返してたりしてね(すぐにバレるってば)。 蔵馬の場合、成績が落ちるなんて心配はないでしょうけど、志保利母さんにバレたらちょっと面倒なことになるんじゃないのかしら(幽助は母親公認でサボってるぞ)。 そうそう、母親といえば温子さん。闘いの場にしゃしゃり出てくる、あいかわらずのマイペースぶりに笑ってしまいました(本当にTPOを考えない人だよねえ)。 と、はなしがそれましたので、元に戻します。 それで、扉ページの関係図を見ていましてね、やっぱり海藤くんや柳沢くんなんかはちょっと実戦向きな能力じゃない(混戦になってくると、あんまり役に立たなくなる)し、城戸くんは入院中。それでやっぱりコエンマさまは闘う気はないんじゃないかなぁ……とか考えたんです。 そうなるとやっぱり浦飯チーム5人組だけで闘うことになって(当然、ぼたんは戦力外だ)、対する仙水さんたちも神谷医師と御手洗くんを欠いて残り5人。ちょうど5対5になるんですね。 どういう対戦の組み合せになるか、いろいろと考えてわくわくしているところです。 幽助対仙水 仙水さんてばすごい! 幽助が本気でケンカできる...

『幽遊白書』血塗られた過去!!の巻 感想

 今週の心の叫び 暗すぎる~ 不親切なあらすじ 仙水は強すぎる霊力を持って生まれたがゆえに、幼少の頃より妖怪たちにつけ狙われ、妖怪たちを憎んで育った。彼にとって妖怪とは、人間に害をなすだけの邪悪な存在であったのだ。 しかし、彼が10年前に見たものは、人間が無力な妖怪たちをいたぶるという、幼い頃からの価値観を根本からくつがえしてしまう光景だった。 その結果、仙水は『黒の章』と共に姿を消してしまい、10年後の今になって人間たちを裁くために動き出したのだ。 そして、仙水は刃霧を伴い、幽助たちの前に現れた。界境トンネルを完成させるために必要不可欠な能力を持つ桑原を狙って……。 仙水の過去 コエンマさまがやってきました。ちゃんと人間界ヴァージョンです。あいかわらずうるわしくって、うれしいです。 ところで、今回、出てきた仙水の過去ですけど……暗すぎる~。 あの見開きページ(妖怪たちがいじめられているページね)なんて恐くて恐くて……あんまり見ていたくないです(妖怪たちのウツロ~な眼が哀しすぎるわ)。 もう、仙水さんがとち狂っちゃう気持ちがわかっちゃいますよ(幽助たちが垂金邸で見た光景の方が、万倍もマシって感じ)。振り向いた仙水さんの若い顔が、すごく痛々しかったです。 なぜ、10年も過ぎた今になって、とのコエンマさまの疑問ですが、先週の仙水さんの独白を見た限りでは、単に次代の霊界探偵(幽助)の出現を待っていただけということのようです。 なんだかんだ言って仙水さんも、人間たちにチャンスを与えたかったのかもしれません。 ところで、樹さんはなんと10年も昔からの仙水さんのパートナーなんですね。 10年前のポ二ーテール樹さんは、やけに可愛いかったです(しかし、ちゃんと老けてる仙水さんに比べ、樹さんはほとんど年をとっていないように見える)。 樹さんはなぜ、仙水さんの暴走を止めようとせず、それに協力なんかしているんでしょう。 思想的に同調したのか、それとも、ただ単に仙水さんのやることだから、黙ってついてきているだけなのか……。すっごく知りたいです。 左京の過去 仙水さんのついでに出てきた左京さんの過去ですが。 10年前に26才だったってことは、左京さんって、36才だったんですか? 私……左京さんは30才前後だと思ってたので、おもわず「え~っ!左京さんてそんなにオジサンだったのぉ」と叫ん...

『幽遊白書』黒の章!!の巻 感想

 今週の心の叫び 桑原くんてばいい男! 不親切なあらすじ “水兵”御手洗清志は、桑原の新しい能力の前に倒れた。 桑原に捕らえられ、幽助と蔵馬に尋問された彼は、『黒の章』というビデオによって、全人類は死ななければならないと信じ、仙水らの仲間になったと語る。 『黒の章』は人間のもっとも暗い部分を記録したテープで、霊界に保存されていたものだという。 それについて幽助に詰問されたコエンマは、隠していた真実を語る。 敵の首謀者の名は仙水忍。そして、彼は先代の霊界探偵であった者であるということを。 表紙と扉絵 今週の『ジャンプ』の表紙を店頭で見て、私はギョッとしました。 いや、前面の幽助はいいんですけどね。あの背後に立つ仙水、樹さん、刃霧くんが……こわい~。 ブキミだよ~、こあいよ~、心霊写真みたいだよ~(幽助もこんなにたくさんの生き霊にとりつかれているのでは、さぞや肩が重たかろう)。 そいでもって、今週の扉絵ですけどね。 しぶい! しぶすぎる! 桑原くんには絶対に桜が似合う! という私の主張が、冨樫先生に届いたのでしようか?(あれって絶対に桜だよねぇ。他の花ってことはないよねぇ) やっぱり似合う、絶対似合う、すっごく似合う。 もう、こんなにシプイ、桜つきの桑原くんを見れるなんて超ラッキー! そいでもってね、あおり文句がまたまたgood! 《花依りて 燦として起つ 男伊達》 う-ん、すっごい名作。絵にあいすぎてクラクラしちやいましたよ、私は。 御手洗くんの苦悩 御手洗くんてやたらとキレタやつだなぁ、と思っていたら、あれは情緒不安定になってるだけだったようですね。 もう、御手洗くんてば可愛そうすぎる。 あんなに若くて、感受性が強そうな子に、なんてことすんだい仙水さん! あんなに苦しんでいたのに、今まで誰にも気づいてもらえなかったんだと思うと、彼が気の毒で気の毒で……。 御手洗くんは、許せない人間たちの罪を許してあげたかったんじゃないかと思う。許したいから、罪を償わせようとした。だけど、それって彼には荷がかちすぎたよね。 自分が犯したわけでもない罪を、自分の罪(人間たち全体の罪)として受け止め、この子は償いきれない罪のために眠れない夜を過ごしていたんだろうね。なんて……真面目な子なの。 幽助は御乎洗くんの言葉を否定しようとはしなかった。ただ、桑原くんの言葉を伝えただけだった...

『幽遊白書』探していた男!!の巻 感想

 今週の心の叫び 桑原くんをいじめないで 不親切なあらすじ “水兵”御手洗清志の能力は、みずからの血を液体に混ぜることで、変幻自在の液体生物をつくりあげることだった。 その液体生物に襲われ、絶対絶命のピンチに陥った桑原、相島、沢村、大久保の4人だが、霊力を失った桑原は、反撃することもできない。 そして、追い詰められ新たな能力を発動させた桑原。しかし、その能力は仙水たちが界境トンネルを開けるために必要としていた能力だった。 御手洗清志 “水兵”御手洗清志。 私はこの名前に大爆笑してしまいました。これで“美食家”か“遊熟者”が《浅見光彦》とかいう名前だったらひっくりかえっちゃいますよ(怒るかもしれない)。 清志くんてぱ、ちょっとエキゾチックなきれいな顔したおぼっちゃまなのに……キレてますねぇ。こわいですよ、顔が。やっぱり人間不信集団なのね、この7人組は。 それにしても冨樫先生。この子の一人称“ぼく”なのか“おれ”なのかはっきりしてください。 4人の絆 桐島くんはおとなしそうな顔をしてますけど、不良だけあって喧嘩っぱやいです(笑)。 それにしても……もう、桑原くんがめちゃかっこよくて私はとってもうれしいです。ポロポロになってる桑原くんのシブイことシブイこと。うっとりしちゃいますよ。 幽助+桑原くん+蔵馬+飛影ちゃんの4人組ってのは、かぱいあうことはあっても、守り守られるという意識があんまりなくって、どちらかというと関係が横ならぴなの。だから、互いに協力は求めても、救いを求めるってことはしないよね。 だけど、桑原くん+桐島くん+沢村くん+大久保くんの4人組ってのは、桑原くんを頂点とした集団なので、桑原くんは他の3人を守ってやらなくっちゃいけないって意識がめちゃくちゃ強くって、他の3人も桑原くんに頼っちゃいけないって思いながらも、最後には桑原くんがなんとかしてくれるって意識があるから、なんだかんだで桑原くんに頼りきってる。 それぞれに信頼関係の形が違うのよ(どちらが偉いというわけじゃなくってね)。 だけど、自分の命があやういってのに、桑原くんの心配をする桐島くんや、そんな桐島くんの言葉を軽く受け流してしまう桑原くんを見てると、こいつらって本当にいい仲聞だよねぇ、と思ってしまいます。 そんないい関係を築けるのも、桑原くんがいい男だからよね。 浦飯チームは幽助の性格が反映...

『幽遊白書』激しい雨が…!!の巻 感想

 今週の心の叫び 桐島くんだよ~っ! 不親切なあらすじ 魔界と人間界との間に開けられた穴が予想以上に広がっていたことが判明し、タイムリミットはあと1週間と算定された。 それと同時に穴の中心も判明し、幽助たちはそこへ赴くことになったが、桑原はコンサートのため同行を拒否し、蔵馬は行方不明で、殴り込みは延期となる。 そして激しい雨の中、コンサート帰りの桑原、桐島、沢村、大久保が正体不明の敵に襲われる。 さて、新たなる敵の能力とは? 神谷医師の殺意 神谷医師は「医者になって人間への嫌悪が憎悪に変わった」と言ってたんですけど、じゃあ、彼は何故、医者になったんでしようか? 人間の肉体について深く知ることができれば、人間に対する見方が変わってくるんじやないかと考えたのかもしれないし、ただ単にエリートコースにのっかろうとして、医者になっちゃったのかもしれない。もしかしたら、親が医者で跡を継ぐのが当然という育てられ方をしたのかもしれない。 そうやっていろんな可能性を考えていたら、彼は彼なりに人間について深く考えていたんだろうなぁ、という結論に達しました。 いや、人間について、こんなに真剣に考えているやつって滅多にいないと思いません? “殺意”という、ある意味でもっとも強烈な感情を抱くにいたるまで、彼は人間のことを考え続けたわけなんですから、これってすごいことですよね。 そうやって出した結論が、あそこまでマイナスな方向に向かっていたってのは、やっぱり不幸なことなんだけど。 蔵馬はどこへ たった1コマだけの再登場で行方不明になってしまった蔵馬。 いったい、どこに消えてしまったんでしょう。またまた母親を人質にとられたりしてるんじゃないでしょうねぇ。 それにしても、「なるべく一人だけで行勤しないこと」という確認事項を見て、私がまっさきに考えたのは、柳沢くんはどうするんだい、でした。 幻梅師範はとりあえず一人でも大丈夫だし、城戸くんは完全に戦線離脱しちやったし、幽助と桑原くん、蔵馬と海藤くんは学校もクラスも同じだから、一緒に行動するのに不都合はないけど、柳沢くんは一人でどうすんの? もしかして、幻海師範がガードについてるのかしら、それとも学校をサボッているのかしら。……ちょっと悩んじゃうわ。 だけど、蔵馬と海藤くんが何かとひっついて行動してたりしたら、クラスメートたちは驚くでしょうねぇ...

『幽遊白書』殺るしかない…!!の巻 感想

 今週の心の叫び 幽助がかっこよすぎるの! 不親切なあらすじ 対峙する幽助と神谷。 だが、人間を殺すことにためらいを感じる幽助は、なかなか本来の力が出せず、苦境に立たされてしまう。 それでも柳沢と室田の協力でなんとか神谷を倒した幽助だったが、やむを得ず神谷を殺してしまったことに激しく動揺する。 そして、幻海は神谷の息を吹き返させ、幽助に言う。こんな奴の命をお前がしょいこむことはない、と。 かっこよすぎるの ここんとこ同じことばっかり言ってるようで恐縮なんですけど……かっこよすぎるのよ。幽助が。 対戸愚呂弟戦の時もそりゃあ幽助がバリバリに主人公だったけど、あまりにも幽助かかわいそうでかっこいいなんて言ってられなかった。 そして、桑原くんや蔵馬、飛影ちゃんと一緒の時の幽助ってのは、4人で1人って感じがあって、幽助だけが特別にかっこいいとはあんまり感じていなかった。 だけど、あの3人がいなくって、幽助だけを見ていると、もうかっこよすぎて涙が出てきちゃう。 うれしすぎます冨樫せんせい。もっとやってください(笑)。 まず扉絵で出会い頭の強烈なジヤプ。 手錠と、かっこつけたポーズと、鋭いまなざしにクラーっとさせられてしまいました。おもわず扉絵をみつめたまま前後不覚に陥っちゃったわ(それでも、勝利の鍵を握ってる奴? 飛影ちゃんに決まってるじゃない、とか思ったあたり……)。 そいでもって次に「マジでぶっ殺すぞ、てめェ」のどアップでストレートパンチを受けてしまった。 ああ、こんなどアップの幽助は久しぶりなような気がする。めちゃめちゃうれしい。 そして最後のアッパーカットはやはり「てめェ…救えねェよ」と言った時の異常にシプイ幽助。 うーっ、いつのまにこんなにシブイ男になったんだ、幽助! 私はうれしいぞ! それで、その後、神谷医師を殴り飛ばしたシーンの幽助って、久々にすさんだ表情を見せてたような気がする(それくらい居直らないと、人を殺そうという決心がつかなかったのかもしれない)。 というわけで今週の幽遊はもう、幽助幽助幽助でした。 幻海師範ありがとう あくまでも神谷医師を殺すのを避けようとする幽助がとってもうれしかった。神谷医師を殺してしまったと思い、動揺する幽助か愛しかった。 いつも「ぶっ殺す」とか「死ね」だとか言ってる幽助だけど、やっぱり相手を積極的に殺しにいったりはしない。...

『幽遊白書』影の叫び!!の巻 感想

 今週の心の叫び えらいぞ! 城戸くん 不親切なあらすじ 城戸が“医師”神谷実に倒された。 騒ぎを聞き付けてやってきた幽助に、城戸は必死で“医師”が誰であるかを伝える。 対峙する神谷と幽助。そして、ついに一般人にまでウィルスの被害が出始めた。 さて、幽助はどうする? 器用な城戸くん いや、城戸くんてなんだか器用なことしますよねぇ。影踏みだけじゃなかったわけね、彼の能力は。 それにしても、自分の影だけを動かしちゃうというのは、ちょっち不気味。おそらくは本人ですらこういう能力があるってことを知らなかったんだろうね。土壇場まで追い詰められて、初めて出現した能力なんじゃないのかなぁ。 だけど、魔界の影響で能力開眼しちゃった彼らってのは、開けられた穴が広がれば広がるほど、能力は強くなっていくんでしょうか? もしそうだとすれば、城戸くんたちってこれからドンドン強くなってっちゃうのかしらん。すごいなあ。 霊力のなくなっちゃった桑原くんなんて、下手するとあの連中の中で一番、弱くなっちゃうよ(哀しすぎる)。 それにしても、幽助。あの場で「心細いのはわかるが」はないと思うのよ。城戸くんはね、すんごく―生懇命な子なのよ。「命がけなんだ」と言って、本当に命をかけちゃった子なのよ。ものすごく強い意志を持った子なのよ。 いくらなんでもあの場で「心細い」なんて理由で幽助を引き留めるような弱い子じゃないわ。城戸くんがかわいそうだよ、あれじゃあ。 そりゃあ、蔵馬たちに比べれば、つきあいが浅いし、ちょっと頼りないかもしれないけど、もっと城戸くんたちを信頼してあげてね、幽助。 彼は貴方を殺すことだってできたんだよ(だけど、いくらなんだって、同じ手にはひっかからないよね、さすがに)。 神谷医師 神谷医師は、なんだかよくわからないけどジョジョなポーズをキメルのが好きです(こんなこと書いてるとおこられそう)。 そいでもって冨樫先生。やけに虫にリキ入ってるように見えるのは、私の目の錯覚でしょうか? それに、神谷医師が不気味すぎます。 せっかく、元がハンサムさんなんだから、もっとハンサムさんな顔をさせてあげてください。あんな「ケキャー」とか意味不明の叫び声をあげながら、あぶない顔している神谷医師は本当に恐いです(しかし、この後に及んでまだ神谷医師はハンサムだと主張し続ける私って……)。 だけど、ちぎれた腕...

『幽遊白書』殺人手術!!の巻 感想

 今週の心の叫び 柳沢くんに愛の手を 不親切なあらすじ 室田が仙水の心を読んで得た情報は、7つのコードネーム(“暗黒天使″、“門番”、“狙撃手″、“美食家″、“遊熟者″、“医師”、“水兵”)だけだった。 撃たれた室田を病院に運び込んだ幽助たちは、そこで正体不明の虫に襲われ、柳沢と室田が虫が媒介したウィルスによって倒れた。 彼らを狙う“医者”を求め、病院中をかけずりまわる幽助、幻海、城戸の3人。 そして、城戸が“医者”の手で倒された。 さて、“医者”の正体を知らない幽助と幻海はどう動く? 7人の敵 7人の敵のうち4人までが顔を出してしまった今週の幽遊。 これが結構美形ぞろいで、私は困ってしまいます(笑)。 “暗黒天使″の仙水は何度、見ても千昌夫(あの顔で天使を名乗るとは……)だけど、あの舟に乗ってたお兄さんは目を開いても美形でした。“門番″の樹さんというお名前がわかってとってもうれしいです。 そいでもって初登場の“狙撃手”の刃霧くん(要っていう名前は好みじゃない)ですけど、むちゃくちゃかあいいし、幽遊キャラにしては(失礼!)おしゃれなかっこうをしていますね。 刃霧くんを見ておもわず「ひゃ-っ!」とわめいたのは私です。 だってだって……あの、仙水と刃霧くんが出ている見開き2ページって……他のページから完全に浮いて見えますよぉ。幽遊じゃないみたい(笑)。 この2ページを見てたら藤崎竜さん(『サイコプラス』好きだったのに、なんで終わっちゃったの)を思い出してしまいました(だって、そんな感じの絵だったんだもの)。 そのうち出るんだろうなぁ。仙水×刃霧だとか仙水×樹のや○い本。目に浮かぶようだわ(夏コミには間に合うわね……とか考えてしまうあたりが同人オタクである)。 そうそう、“医者″の神谷さんも、結構ハンサムさんだと思いますよ(案外、眼鏡をかけてるキャラが少ないのよね、幽遊は)。 しかし、ウィルスと聞いて、すぐに「えっ? ミケランジェロウィルス?」と、わけのわからないものを連想してしまったのは、きっと私だけですね(意味がわかった方、お手紙ください(笑))。 成長する幽助 新章に入ってからというか、幻海師範に死なれて以来というか……なんだか、幽助が大人っぽくなってきたような気がします。 以前は、本当に中坊してたのに、最近、高校生ぐらいに見える。 線がシャープになってきた...

『幽遊白書』首謀者は誰だ!?の巻 感想

 今週の心の叫び がんばれ幽助!! 不親切なあらすじ 幽助たち4人は特殊能力者がいると思われる雀荘に踏み込んだが、そこにいたのは人の心を読み取る“盗聴”の能力者、室田という男だった。 界境トンネルの件には全く関わりのないこの室田という男を、幽助たちは敵を探すために利用しようと考える。 そして、幽助たちの眼前に悠然とその姿を現した仙水。 彼の意図は? そして、幽助たちはどう動く? 幽助がんばって 私、おそろしいことに気づいてしまいました。 もしかして、もしかして……桑原くんも蔵馬も飛影ちゃんも出ない幽遊なんて、幻海師範弟子選び編以来、初めてなんじゃないの? 幽助が出ない回なんてたくさんあったのに……。 もしかしてもしかすると、無欠席(?)記録保持者は桑原くんなのでは?(かならずどこかに顔を出していたような気がするわよ) いずれにしても幽助、今がチャンスよ! 今こそ名実ともに幽遊の主役の座を取り戻すのよ!(笑) 蔵馬も飛影ちゃんもいない今のうちにかっこいいとこをたくさん見せて、自分が幽遊の主役なんだぞ一! ってとこをアピールしなくっちゃ。 がんぱれ、幽助! 君が主役だ! とか言ってしまうぐらい、世間様での蔵馬や飛影ちゃんの人気は高いのよ(……タメイキ)。私も彼らはとっても好きなんだけどね。やっぱり幽助が主役なの。絶対にこれだけは譲れないの。幽助がいない『幽遊白書』なんて絶対に嫌よ、私。 そういう展開は絶対に嫌だけどね、例えば飛影ちゃんや蔵馬が死んだとしても、私は幽遊を読むけれど、幽助が死んだらもう幽遊は読まないと思うわ。うん、絶対(幽助が死んで、かわりに『飛影白書』とか始まったりしてね(笑))。 ところで、その今週の幽助の動向についてですが(ずいぶんと長い前置きだったわね)、麻雀をやろう(しかも金を賭けようとしている)とウキウキしている幽助を見て、「すっごい久しぶりに幽助が不良してる」とか思ってしまいました。 いや、ここのところの幽助って、結構、真面目だったよねぇ。洒もタバコもやらんと、ひたすら真面目にケンカしてた(……わけのわからない表現)。 それにしても、あの店員。もめごとを起こすなとか言う前に、幽助か未成年だってことの方を注意すべきなんでないかい? いくら、保護者(幻海師範)がついてるからって、中学生がああいうところに出人りしちゃいけないよ。 だけど幽助と...

『幽遊白書』虎穴に入らずんば…!!の巻 感想

 今週の心の叫び おおっ!! 美形だっ!! 不親切なあらすじ 人間界と魔界を隔てる結界を破ろうとする謎の男たちと、それを阻止しようとする幽助たちの闘いが始まった。 幽助たちに与えられた時間は約3週間。それまでに敵を倒さねば、界境トンネルが開いてしまうのだ。 敵を知るために動きだした、幻海率いる能力者たちと幽助たち。そして、彼らから離れていった飛影。 さて、これからの展開やいかに? 謎の男たち わ-い、美形だ美形だ美形の兄ちゃんだ-い。などと叫んだのは、根っからのミーハー女である私だけでしょうか……。 だって、久しぶりだよねぇ。こんな美形の兄ちゃん。おもわず、目を開いてくれないかな……それとも、目を開くととんでもないことになるとか、とか考えてワキワキしてしまいました(某マンガに出てくる乙女座のシャカ様と混同している)。 だけど、あのホクロ兄ちゃん(ムゴイ)には、仙水さんというシブイお名前があったんですねえ。最初、あの美形兄ちゃんの名前かと思っちゃったわ。 海藤くんの気持ち 魂が抜けちゃった海藤くん(幽助たちの味方になったとたん、くん付けになったあたり……)はどうなるんだと心配しておりましたが、幻海師範に戻してもらえて一安心。 それにしても、自分で“禁句″を言ったらどうなるかがどうしても知りたくて、それを実践してしまうとは、さすが天才。なにごともきちんと試してみてからでないと使わないというあたりが蔵馬と同じ。その場の勢いでむちゃくちゃをやる幽助や飛影ちゃんとはえらい違いです。 だけど、一度でいいから蔵馬に勝ちたかったとは……なんてけなげなやつ。私はこの一言ですっかり海藤くんぴいきになってしまいました。 海藤くん。蔵馬に勝てなくってもしょうがないのよ。生きてきた時間がまるで達うんだから、張り合おうなんて考えるのはおよしなさいな。 だけど、彼は蔵馬のよい友達になれると思うわ。絶対(ところで高校2年生で現在17才ということは、海藤くんは4月生まれね! などと考えたのは私だけでしょうか)。 飛影ちゃんの気持ち 飛影ちゃんは自分のランクを知りたがるだろうなぁと思っていたら、本当にコエンマさまに聞いてしまいました。 幽助と出会った時はDの上、そして現在はBの中……ということは、雪菜ちゃんを探しはじめたばかりの頃(つまり邪眼をつける以前)はもっとランクが低かったんでしょうね(...

『幽遊白書』遺志を継ぐ奴等!!の巻 感想

 今週の心の叫び どうしてくれんのよ! 不親切なあらすじ 城戸、海藤、柳沢のバックにいたのは、幻海師範だった。 とまどう幽助たちに幻海師範は、幽助たちに自分たちの力の限界を知って欲しかったと語り、左京が夢見た人間界と魔界をつなぐ界境トンネルを開こうとする者がいることを告げる。 あわてるコエンマをはじめとする霊界の者たち、そして、知らされることのなかった魔界の危険度を知り愕然とする幽助。 しぶとく生きていた戸愚呂(兄)を従える謎の男の正体とは? 風雲急を告げる今週の幽遊であった。 特殊能力者たち 城戸たちは魔界の影響を受けて能力開眼しちゃったんですね。幻海師範のところに相談にきただけでも30人なんだから、実数はもっと多いはず。だったら、その連中を集めればかなりな戦力になりそうな気がするんだけどなぁ。 それにしても、城戸ってもうちょっと危ないやつだと思っていたので、ちょっとがっかり。もっと、幽助たちをいじめてくれると思ってたのに~(幽助をいじめて欲しいわけではないんだけどね)。 だけど、あいかわらず幻海師範は厳しいお方です。飛影ちゃんですら、頭があがらないんだもの。 妖怪ランキング この手のマンガの宿命とは言え、どんどん強いやつが現れてきちゃって、なんだか、飛影ちゃんや蔵馬が弱いやつに思えてきてとっても悲しいです。 飛影ちゃんは魔界に帰れないと言っておりましたが、きっと以前は自由に結界を通り抜けられたんでしょうね。それが、ちょっと強くなりすぎちゃって通れなくなってしまったと(戸愚呂もそんなことを言ってたなぁ)。 蔵馬は魂だけだったから結界を通り抜けられたのかしら? じゃあ陣や凍矢たちはどこらへんにランクされちやうわけ? 鴉さんとかも、もしかして結界をすりぬけられるほど弱かったわけ? なんだか、とっても情けない気分になってきた。 こわいよ~ 本当に戸愚呂(兄)が復活してしまいました。おまけに不気味さがグレードアップしちやってますねぇ(水耕栽培されてるのね、カイワレダイコンみたい(笑))。 いや、あれだけしぶといやつだから、絶対に生き残ってると思ってたのよ。だけど、あの謎の男は何者なんでしょうねぇ。なんだかおもしろい顔してたけど(笑)。 そういえば、あの美人なコエンマさまの部下さんも登場いたしましたね。これからはちょくちょくお顔を出していただけるのかしら? 是非、名...

『幽遊白書』残る二人の能力!!の巻 感想

 今週の心の叫び 気の毒な桑原くん 不親切なあらすじ 2人目の能力者、柳沢の能力は“複写”。相手の姿形はもちろん、記憶や性格までをも正確にコピーする能力。そして、3人目の城戸亜沙斗の能力は“影”。相手の影を踏むことによって、その動きを封じるというものだった。 城戸の能力によって、動きを封じられている幽助の前に現れた、桑原、蔵馬、飛影、ぼたんの4人。だが、そのうちの一人は、柳沢だというのだ。 誰が偽者かを当てなくてはならなくなった幽劫。 さて、幽助の決断は? お笑い5人組 いや、幽助が出てきましたね。 私、幽助の顔をしばらく拝むことができないんじゃないかと心配していたので、ものすごくうれしかったです。 それにしても、今週の5人のやりとりは、ひたすら笑えましたね。まったく……彼らときたら、どれほど現状の深刻さを理解しているのでしょうか(背後で城戸があきれていたぞ)。 おまけになんだか、蔵馬と飛影ちゃんが幼児化してませんか? やけに子供っぽい顔してますよねぇ。 だけど、暗黒武術会編ではまったく望めなかった、この彼らの軽妙なやりとりは、本当にうれしいですね。 脳天気な幽助と、明るい桑原くん、妖狐の影などみじんもない蔵馬に、殺気を感じさせない飛影ちゃん。 全編こればっかしではどうしようもないんだろうけど、とにかく笑いながら他愛のない会話を交わしている彼らの姿(しかし、彼らのバストショットになると、飛影ちゃんは髪しか入らないのでちょっと哀しい)を見ると、ホッとしてしまいます。 そう、私はこんな彼らが見たかったの。 確かに、戦っている時の飛影ちゃんは生き生きとしているし、蔵馬の厳しい瞳は本当に綺麗だけれど、私はそういう彼らばかりじゃ絶対に嫌なの。 4人か出会えてよかったよね。仲間になれてよかったよね。そして……これからも、ずっと一緒にいれるといいね。 ああ、こんなになかよしな彼らを見てるだけで、本当に幸せ。私ってば、なんでこんなにお手軽に幸せになれちゃうんでしょう(笑)。 姉・母・妹 今回、偽者をあてるために、さまざまな彼らのプロフィールが出てまいりましたね。 いや、本当に静流姉さんってば、18になったぱかりなんですね。とても、そうは見えないけど(貫禄がありすぎるよ)。 おまけに桑原くんてぱ、自分よりも静流姉さんのほうが強いって認めちやってるんだよ。もう、完全なシスコンだ...

『幽遊白書』「禁句」は一文字!!の巻 感想

 今週の心の叫び 蔵馬ときたら…… 不親切なあらすじ 蔵馬は海藤に「自分に禁句を決めさせてもらえることができれば、海藤に45分以内に禁句を言わせてみせる」と豪語し、この勝負に負ければ自分の魂をやると約束した。 その提案にのった海藤に対して、蔵馬が設定した禁句は「禁句は50音順に1分ごと、1文字ずつ増えていく」というもの。 そうして、二人の言葉と心理を探りあう静かな戦いは始まり、蔵馬は43分後にそれに勝利したのだった。 蔵馬ってば~ 常日頃から、4人の中で一番、意表をついた行動をとるのは蔵馬だと思っていた私ですが、今回の蔵馬の行動ときたら……もう……意表つきすぎ! あれは美形キャラのすることじゃないよ、蔵馬。 いくら手段は選ぱないったって、蔵馬ってば、蔵馬ってば、蔵馬ってば……もう、最高! こんなに私を喜ぱせて、どうしようってのよ(別に私だけを喜ばせようとしたわけではないんだけどね)。 だけど、海藤に決戦を仕掛けた時のあの美しい蔵馬と、シャンデリアにぶらさがっているデコピンの超可愛い蔵馬と、桑原くんたちに向かって徴笑んでみせたすまし顔の蔵馬は、本当に同一人物なんですよね。 今さらながらに蔵馬の多重人格ぶりを思い知らされてしまいました。 気の毒な海藤 『い』を言いだめする海藤は、さすがに言葉のスペシャリストですね。 それでもって、「一列なくなってもしゃぺれるもんだね」とか言いながら、平然と会話を交わす蔵馬と海藤の二人は、やっぱりただ者ではありません。 おもわず、―つ―つの台詞をチェックしてしまったのは、私だけではないでしょう。 いや、最後に残されていたのは『わ』と『ん』だったんですね。 さすが蔵馬、うますぎる。 警戒心をあおるだけあおっておいて、そのうえで驚かせてみせて、相手が悲鳴をどうにかこらえてホッとしたところで、お笑いをぶちかますという、心理三段攻撃。 どんなに頭をきたえても、所詮、人間。心理攻撃には弱かったということですね。 結局、海藤は蔵馬の年の功に負けてしまったような気がしますね。完全に蔵馬にてだまに取られてしまっている。 まあ、無理もないですね。相手が悪すぎますよ。相手が。 それにしても、あの後、海藤はどうなるんでしょうか。抜けちゃった魂は誰かに戻してもらえるのかなぁ。なんだかとっても気の毒になってきちゃいました。 蔵馬のあの顔 今週の蔵馬はもう、...