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『呪術廻戦』(第89話 渋谷事変・7) 感想(無敵の人と無傷の人)

表紙は五条先生。 渋い色使いの中、紫の澄んだ眼がなにかを見据えてる、って感じでめっちゃかっけえ。 五条先生はこういう重めの色がよく似合うな。 虎杖と野薔薇ちゃんはポップな色使いがよく似合うけど。 改造人間をサーフボードみたいにしてさっそうと現れた真人。 でもやっぱり、五条先生には触れられないのね。 触ることができればほぼ勝利な真人にとって、触れられない五条先生と、触ることを許されてない虎杖は天敵だよね。 改造人間によって人間が減ったかと思ったら補充された。 本当にいくらでも湧いてでるな、と思ったけど、ハロウィンの渋谷の様子をニュースでみると、これくらいは余裕でいるよな、って思う。 これは要するに飽和攻撃? てか、五条先生が花御のことを「雑草」と呼ぶたびになんか笑ってしまう。 なんにもしてないと思ってた脹相兄ちゃんがようやく仕事しだした。 この人(?)は漏瑚に手を貸す気はないけど、夏油の作戦を遂行する気はある、というスタンスなのかもしれない。 つまり、漏瑚は自分のことを呪霊たちに指示を出せる立場だと思ってるけど、真人と脹相兄ちゃんはどちらかというと夏油の方に従っていて、漏瑚派だったのは花御だけだったんじゃないか、と。 もしそうだとしたら、五条先生に漏瑚と花御を片づけてもらって、ついでに封印も完了すれば、夏油の独り勝ちなんではないか? 五条先生は、呪霊に殺される人間を増やすことを覚悟ししても、自分が直接殺すことまでは想定してない……か……。 しかし、ここで「無量空処」を繰り出す決断をできる五条先生はすごいよね。 漏瑚は五条先生を迷わせることが狙いなんだから、それに乗らない、というのが最良の決断と言える。 しかし、0.2秒だけ領域展開とか、そんな繊細なコントロールができるんだね。 こんなぎりぎりの状態でも、五条先生はまだ人間はできるだけ救おうとしている。 その信念はどこからうまれてるんだろうな、と思う。 伏黒パパと戦った時は、もう何もかもどうでもいい、って感じだったのに。 改造人間およそ1000体を299秒で全滅させて、五条先生すげーっ! ってなったところで獄門彊投入かよっ! 獄門彊は封印具ということになってるけど、具体的にはどういう形で封印するのかね。 あの箱みたいのが異空間への扉で肉体が吸い込まれるとか、呪力が吸い込まれて術師としての能力が封印されるとか、いろいろパタ...

『ワールドトリガー』第188話「ヒュース・9」+第189話「雨取千佳・8」 感想(ヒュースの役目、チカちゃんの役目)

あいかわらず更新が遅すぎる『ワールドトリガー』感想。 どうしても月刊誌ペースにあわせられない。来年はどうにかしたい。 瓦礫の山の中でも損傷ひとつないユーマとチカちゃん。 チカちゃんのシールドが優秀すぎる。 チカちゃん、攻撃しないで、ひたすらフルガードで全身守っているだけだったら、ランク戦で落とされることはないかも。 まあ、それだとランク戦に出てる意味がよくわからなくなるけど。 「ごめんなさい。わたし……」と言うチカちゃんの言葉をさえぎって、即、自分のせいだ、と断言したうえで、チカちゃんを褒めるオサム。でも、チカちゃんは納得いかない表情。 このふたり、ボーダーに入る前からずっとこんなことを繰り返してたんだろうな、と思う。 とにかく自分が悪いと思い込んじゃうチカちゃんと、それをさせたくないオサムの攻防戦。 不毛だとは思うけど、どちらもそれ以外の行動がとれなかったんだろうな。 今はユーマとヒュースがさりげに別ルートを提示してくれるから、だいぶ変わってきてて、本当によかったな、と思う。 このふたりはわりと悪い意味で忍耐力が高いから。 解説席の小南ちゃん+王子+蔵内のバランスがなんかいい感じだな。 小南ちゃんも戦闘面に関しては、めちゃくちゃ状況分析できる人だし。 ただちょっと、後輩かわいさに暴走するだけで。 ヒュースを囲む、生駒隊4人+弓場隊2人+二宮隊1人。 確かに、ヒュースがベイルアウトしたら、一番危ないのは孤立無援の犬飼だな。 てか、本当になんでヒュース落ちてないんだろ。 小南ちゃんが「隠し玉」とか言い出すから「……」ってなってる烏丸先輩。 でも、木虎ちゃんにはしゃべっちゃう。 烏丸先輩は「知らない、言わない、教えない!」って言うくらいなら、そもそも「隠し玉」とか言わなきゃいいのに、って思ってるんだろうな。 まあ、言っちゃっても問題ないっちゃないんだよね。 この場で使わないままで終わっても、どうせ最終戦だから、次の試合に持ち越すことはないので。 特にヒュースは次のシーズンまでにはいなくなってる予定だしな。 生駒さんがエスクードで股間直撃されてカメラ目線のままふっとんだのおもしろすぎで笑った。 あれ、生身だったら大惨事だった。 生駒さんは、いい持ちネタができた、とか思ってるかもしれん。 しかし、宙に浮いてる状態でも旋空を使ってくる生駒さんすごいな。 そして、やっぱりカメラ...

『ワールドトリガー』21巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』21巻が出ましたよ!(って、出遅れすぎだ) ・表紙は弓場さん! 背中で語る男だ! かっけえ! 「弾丸で語り合え」ってオビのコピーもめっちゃかっけえ ・著者コメントは湿布をはってる猫先生。かぶれてないとよいのですが ・カバー折り返しキャラは、弓場さんが表紙なら帯島ちゃんだろうな、と思ってたら当たってた。腕を背面で組んでるのは弓場隊長の指示だろうな、って思ってる。指示ではあるけど、気に入ってるんじゃないかな、って ・弓場さんは進学校出身。めっちゃまじめに勉強してそう。めっちゃ背筋のばして授業うけてそう ・弓場さんがいると「世界設定が壊れる」のか……。まあ、ぶっちゃけ、初登場時に『マガジン』か! って思ったよね ・弓場さんは19歳組の長兄役。わかる……。無自覚天然・嵐山さん、とにかくボケたがる生駒さん、とにかくふざけたがる迅さんを強引にとりまとめて、そのうえでみんなに好かれてそう。そして、それをみてほっとしてる柿崎さんの絵が容易に想像できる ・19歳組のボケの供給過剰に対して、柿崎さんは律儀にツッコミいれたげてて、弓場さんは全部「ア?」ですませてそう ・帯島ちゃんはソフトボールやってそうなイメージがある。なぜか ・確かに、トノは誰にでもなじみそうな感じするよね。存在感はないけど、いると場がなごむ系キャラ ・ののさんのはははねねさんいもうとはななさん(ひらがなだけで書くとなにがなんだかわからない) ・ののさんが高校時代あまりモテなかったのは、弓場さんがそばにいたからなのでは? ・変形ツールでののさんのバスト描いてるって……技術の無駄遣いなのか有効利用なのか ・にのまるはアンケートを16%アップさせるのか……すごいな…… ・逆に二宮さんに烏丸先輩のコスチューム着せて「とりみや」さんをつくったらどうだろう、と思ったんだが、「とりまる」じゃなくって「からすま」だった。小南ちゃんにだまされてた ・冬島隊のエンブレムがチェスのナイトの駒なのは冬島さん発案だろうな、と思ってたんだけどやっぱりそうなんだ。少なくとも当真にあの発想はないだろう ・どんどん盛られていく真木理佐の強キャラ感(しかし本人は登場しない) ・二宮隊のエンブレムは素質(血)を活かしてトップに立つ(王になる)、という意味……。その話をきいた加古さんが笑い転げて、堤さんが苦笑して、来馬先輩が「かっこいい...

『週刊少年ジャンプ』2020年03号 感想

『鬼滅の刃』 (第187話 無垢なる人) 無惨様、心臓が7つ、脳が5つもあるの。 心臓はともかく、脳が複数あると制御が大変じゃない? 並列処理してるの? それともホットスタンバイ的なやつなの? とか余計なことが気になる。 てか、この心臓と脳を全部同時に斬らないと死なないという、上陸兄妹みたいなパターンだったらめっちゃやだな。 柱5人+炭治郎+ねずこちゃん+善逸+伊之助+カナヲちゃんでも数が足りない……。 それにしても、そんな無惨様を初見でバラバラにできる縁壱さんがすごすぎる。 そして、爆散して逃げる無惨様はさらにすごい……。 天災に遭ったら逃げればいいのになんで立ち向かうの? 的なことを言ってたけど、無惨様、あれを本当に実践してたんだね。 1800に散った無惨様もすごいけど、それをちゃんと数えて1500もつぶした縁壱さんはもっとすごい。 縁壱零式は腕6本にしないと縁壱さんの動きを再現できなかった、とか言ってたけど、6本でも再現できないだろ。千手観音くらいやらないと! 縁壱さんの失敗は、無惨様に人としての当たり前の質問をぶつけてしまったこと、かな。 あれ、質問なんかせずに問答無用で攻撃を続けてたら、抹殺できてたかもしれない。 無惨様に「命を何だと思っている?」と問いたかった気持ちはよくわかるが、実のある答えなんか返ってくるわけがない。 縁壱さんはうっかり無惨様を、普通に心ある存在として扱ってしまった。それが多分、失敗原因。 珠世様はどうやって無惨様の呪縛を解いたのかと思ったら、縁壱さんのおかげで無惨様が弱体化していた期間に、どうにか解決方法をみつけたのか。 珠世様は炭治郎に対して最初から好意的な姿勢だったけど、あれは鬼のねずこちゃんを大事にしてたから、という理由だけじゃなくて、縁壱さんと同じ耳飾りをしてたからかもしれない。 縁壱さん、兄上が鬼化したことで切腹を迫られていたのか。 まあ、善逸のじいちゃんが弟子が鬼化した責任をとって介錯なしで切腹したことを考えると、そんな厳しすぎるってわけでもないのかな。 でも、呼吸を教えてくれた縁壱さんの貢献はどうなるんだ、って気持ちもある。 しかし、そのせいで能力の高い剣士たちが短命に終わる、というデメリットも抱え込んでしまったからなあ。 子供の笑顔をみて涙をこぼす縁壱さんが愛おしい。 無表情で気味悪いって言ってた兄上に、この縁壱さん...

『呪術廻戦』(第88話 渋谷事変・6) 感想(最強の義務と最悪の遊び)

表紙は久しぶりの3段組。 あせる漏瑚。不穏な五条先生。様子見の脹相兄ちゃん。 脹相兄ちゃんにやる気がないのは、そもそも漏瑚や花御の思想に共感してないからかね。 手は組んだけど、こんな強敵に挑むほどの義理はない、って感じかな。 弟たちを殺した虎杖ならめっちゃ本気になりそうだけど。 漏瑚は人間を盾に逃げまくり。 五条先生はすべてを救うつもりはないけど、助けられるものなら助けたいと思っているから、効き目ゼロというわけでもないのがヤダよねえ。 呪いが見えない人たちでも五条先生はみえるし、その動く周辺で人が死んでいるのはわかるから、五条先生を避けはじめた結果、動けるスペースが空いてきたってことかな。 「ごめん全員は助けられない」と心の中で謝りつつ、「その代わり絶対祓ってやる」とつぶやく五条先生に心がいたむ。 五条先生は人の命の選別をしなければいけない。 それをしなければいけない立場から逃げない。 五条先生が本気で逃げれば逃げられそうな気がするんだけど、そういう道を五条先生は選べない。 多分、理子ちゃんを失ってしまったあの日から。 この戦いは五条先生ひとりっきりに任せられてしまったから、全部を五条先生が負う感じになっちゃってるな。 で、それを負わせてるのが元親友の夏油だってのがひどい。 「五条悟、全然余裕じゃん。もっとヒリヒリしないと」とかめっちゃおくつろぎモードだし。 いやいや、おまえは五条先生をどうしたいんだよ。 夏油、絶対に漏瑚のことを利用する利用して、ポイ捨てする気満々だよね。 自分の術式で取り込んで能力だけいただく可能性もあるけど。 五条先生に追われて「もう20分は過ぎたハズだ!!」ってあせりまくってる漏瑚がかわいそう。 冥冥さんが虎杖のこと、「術式なしでここまでやるのは日下部以来じゃないかな」って評価してたけど、日下部さんって東京校2年ズの担任だよね。 あの人、虎杖なみのゴリラなのか……。 ゴリラなパンダと気が合いそう(←日本語が混乱するな)。 そしてまたグニィする人をみせられてしまった虎杖……。 虎杖の中の、真人を取り逃がしてしまったことへの後悔は、どこまで降り積もるの? 改造人間満員電車めっちゃ怖い。 五条先生が戦いの最中にこんな困惑した表情浮かべてるの、はじめてみたような気がする。 本当に何考えてんだよ、夏油。 真人は遊ぶことしか考えてないっぽいけど。

祝! 『ワールドトリガー』アニメ第2シーズン製作決定!

『ワールドトリガー』のアニメの第2シーズンが製作決定だそうです。 おめでたい! 第1シーズンは正直なとこ、スタッフさんもキャストさんも悪くない! ちゃんと能力も愛情も理解もある! 全部ビンボーが悪いんや! な印象だったので、今度はちょっと予算を見直していただけると大変にありがたいです。 ジャンプフェスタワールドトリガーステージありがとうございました! 葦原先生のコメントはこちら! お越しいただいた皆さんありがとうございました! この後もジャンプフェスタ楽しんでくださいね!!(担当) pic.twitter.com/gTfyOhc8Ir — ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) December 21, 2019 葦原先生のコメント絵、B級隊長ズで揃えてるけど、諏訪さんや那須さんいないし、この人選はどういう基準だろうな、と思ったんだけど、第1シーズンは確かガロプラ戦直前で終わってたので、それ以降のランク戦で三雲隊が対戦した隊の隊長さん縛りなんだね、よく考えると。 なんか左右でこれから対決します! みたいな絵になってるけど、どうみても左サイドが圧勝な気がする。 元A級が3人もいる時点ですでに戦力差がひどい。 癖の強いキャラばっかりだけど、東さんがいるので統率力に不安がないし。 それでもって、右サイドの連中とは、一緒にお茶したいよね。 来馬先輩がいい紅茶を差し入れてくれて、それを王子が淹れてくれて、柿崎さんとオサムがなごやかに会話をしてて、生駒さんがボケて場を盛り上げてくれる……そんなお茶会はどこでやってますか? それにしてもガロプラ戦楽しみだよね。 あのボーダー主力が勢ぞろいな戦いでスタートって、新規さんにキャラ説明する意味でもちょうどいいんじゃないかな。 那須さんのあの芸術的な攻撃とか、アタッカーランクTOP4のそろい踏み連携戦とか、絵的にもかなり派手だしね。 難点は三雲隊の出番がまったくないことかな(苦笑)。 あっ、まだ三雲隊じゃなかったヒュースはめっちゃいいシーンがあるよ! あとは、第1シーズンで未登場だったキャラのキャストが楽しみだな。 特に生駒さん!

『週刊少年ジャンプ』2020年02号 感想

『AGRAVITY BOYS』 (第1話 ジェナダイバージョン3to1) 新連載。 世間で「汚いアストラ」呼ばわりされてるけど、どっかでみかけた「ティラミスっぽい」の感想の方がしっくりくる。 10代の子たちが宇宙で孤立するという設定は確かに『彼方のアストラ』っぽいけど、ノリは『宇宙戦艦ティラミス』だと思う。 アニメ化したら界人くんにタチカゼの声を演じてもらって、OP曲を歌ってもらいたい(←気が早すぎる)。 それにしてもクリスがかわええな。 本当にかわいい。 てか、本編でも触れてたけど、男女比3:1で人類存続は無理だよね。 『Dr.STONE』の3組のカップルからはじまった、という設定でもきびしいもん。 だいたい、逆宇髄家的に女性1人が3人とも夫にするのか、1組のカップル+2人の独身になるのかを最初に決めといた方がいいんじゃない? と思うんだけど、クリス以外は後者を前提にしてるっぽいな。 クリスは全員独身ルートを望んでるんだろうけど。 しかしまあ、シリアスに考えると、この設定、クリスがかわいそすぎない? そんなこと考えず、笑ろとけ! 笑ろとけ! なマンガなんだろうけど。 『鬼滅の刃』 (第186話 古の記憶) 愈史郎は下敷きになってたか。 生き埋めになっちゃった隊士もたくさんいるんだろうな。 縁壱さんから炭治郎まで引き継がれたあの耳飾りは、元は、縁壱さんの耳が聞こえないと思っていた母親がお守りとして身に付けさせたものだったのか。 それにしても、縁壱さんはなんで口をきかなかったんだろうな。 言葉を話す必要性を感じなかっただけかな。 「助けて欲しいと思ったら吹け。すぐに兄さんが助けにくる」とか、父親に殴られて顔を腫らしてるのに、それでも弟にかまっていたとか、黒死牟の縁壱さんに対する行動が、めっちゃ弟思いの兄の行動で、そりゃあ、縁壱さんも兄上大好きになるよね。 なんでこんなことして、自分が好かれる理由がわからない、とかなってたんだろ。 縁壱さんは出家するために家を出たのに寺にたどりついてなかった、ということだったけど、なるほど、自由を満喫してみたかったのね。 ずっと狭い部屋に閉じ込められてたから、初めて見る外の世界にはしゃいでいた、というのは年相応の子供っぽい。 まあ、普通の子供は一昼夜走り続けるなんてことはできないんだが。てゆーか、人間にはできない。 兄上からみれば、家か...

『呪術廻戦』(第87話 渋谷事変・5) 感想(賢い奴は自分の賢さを確認しない)

バッタの呪霊は人々の蝗害に対する恐れと呪いから生まれたものか。 昔はものすごい被害が出たものだときいている。 昔生まれて祓われずに生き残っている呪霊たちを、漏瑚がかきあつめているんだろうか。 「賢い奴はあまり自分のことを賢いって言わん」と言われて、「そーなの!?」ってなったバッタがなんかめっちゃかわいかった。 『呪術廻戦』といい『チェンソーマン』といい『鬼滅の刃』といい、最近の『ジャンプ』は空前の賢さ確認ブームである(笑)。 バッタもデンジーも恋柱さんも賢くてよかった……とか言ったら、蛇柱さんに怒られそう。一緒にするな、と。 虎杖さらに強くなってるなあ。 元々の強さに加えてテクニックが身についてきた感がある。 五条先生に鍛えられてるんだから、そりゃあ強くもなるか。 今は真希さんとパンダ先輩も訓練相手になってそう。 高専は体術の練習相手にことかかない……って、あそこ格闘家養成所じゃないよね。 呪術師たちがみんなやたらフィジカル強者なもんで、ちょっとわからなくなる。 肉弾戦が不得意そうな狗巻の方が一般的な呪術師のイメージだと思うんだが、東京高専内では逆に異質な感じになってるよね。 てか、あのバッタ「蝗GUY」って名前だったの? 誰よ、名付けたの。 夏油あたりがふざけて付けそうな気がする。 それとも、本を読んで知恵をつけてきた真人がおもしろがって付けたか。 虎杖と真人がぶつかるのかと思ってたんだが、真人は渋谷に向かった? ということは、真人も対五条要員か。 だったら、なんで最初から渋谷にいなかったんだろう。 五条先生相手に戦力の逐次投入は悪手だと思うんだが。 改造人間を配置して、真人が明治神宮前原宿駅にいる、ということをあからさまに示すことに意味があったのかな。

『週刊少年ジャンプ』2020年04・05合併号 感想

付録のシールの虎杖と炭治郎がめっちゃかわええ。 ところで、筒井先生のヒロイン集合ポスター、「一番、大きく描かれてる子誰?」ってなったんだけど、配置的にナミさんか! 個人的にはノエルちゃんと潔子さんがお気に入り。 ところで、『AGRAVITY BOYS』には女性キャラがいないので、男性キャラをもってくるのはしかたないんだけど、なんでババをチョイスした。 今年最後の『ジャンプ』なのに、『鬼滅の刃』といい『呪術廻戦』といい『チェンソーマン』といい、くもらせたままで年越しさせる気満々である。 『ハイキュー!!』 (第378話 ラスボス) 日向くん、無事にトライアウトを勝ち残ったか。良かった。 影山くん、webとはいえカレーのCMに出てる! 10代でオリンピック代表選手だし、ルックスはいいから、人気でるのはわかるけど、あんな頼りない宣伝で大丈夫か! でもまあ、あんなにがつがつカレー食べてるのみたら、食べたくなるかも。 これ烏野OBたち、繰り返しみてげらげら笑ってそう。 サムはおにぎり屋さんをやってるのか。 人気選手だろうツムとそっくりな顔で、おいしいおにぎり売ってたら、ファンだったら絶対買うだろ。 それを狙って、ツムが出る試合会場に出店してるんだろうな。 トイレの前。そこは日向くんが強敵と出会う場所。 そんな因縁(?)の場所で再会する日向くんと影山くん。 そしてサブタイトル「ラスボス」がどーん! そっか! そういうことか! この物語のラスボスは影山くんなのか! 古舘先生が描きたかったのは、オリンピック編ではなくて、日向くんと影山くんの対決か! だから、高校生のままじゃいけなかったし、日向くんが影山くんのいるチームに入ることもできなかったのか。 この物語は日向くんが影山くんに負けて、いつか勝つことを誓うところからはじまった。 そして、日向くんは今まで影山くんに勝ったことがない。 だから、終着点は日向くんと影山くんの勝負になるのは必然なのか。 どうしてこの展開を予想できなかったんだよ、自分。 ものすごくドストレートな展開じゃないかよ! ってめっちゃ興奮したんだけど、この試合で連載終了なのかな、って思ってちょっとヘコんだ。 山口くんは家電メーカー(宮城)に勤務予定。 ツッキーは博物館(宮城)で働きつつ、2部リーグで選手をする予定。 烏野の1年ズは4人中、3人がバレーを続けてるのか。...

『週刊少年ジャンプ』2020年01号 感想

『ジャンプ』的に年が明けました! また一年、楽しませていただきます! 『鬼滅の刃』 (第185話 匂いのない世界) 表紙が眠ってるねずこちゃん&竈門パパさん。 そうか、やっぱりここでねずこちゃんの出番か。 ねずこちゃんなら無惨様の毒を無効化できるはずだしね。 いきなり飛び出したねずこちゃんを鱗滝さんが追いきれない。 普通の人間なら、老いたとはいえ元柱の鱗滝さんが捕まえられないわけがないので、まだ鬼の能力が残ってるんだろうね。 そして、前お館様までご登場か。 今回、パパさんズが幽霊になって大活躍だよ。 柱三人がかりでも無惨様を止められない。 自分も斬られてるのに恋柱さんを守るために動こうとする蛇柱さんと、「自分のことだけ守って!!」と叫ぶ恋柱さん。 恋柱さんとしては、もうこれ以上、自分を守るために誰かが傷つくのはみたくないよね。 と思ってたら、岩柱さんが登場! 後ろで安心して泣いてる恋柱さんがかわええ。 そして、無表情で無惨様を縦割りにして、油(?)を投げつけて、火だるまにする風柱さんがこええです。 完全にバーサーカーモード。 日輪刀もないのに、ありあわせのもので鬼退治をしてきたキャリア(?)が活かされてるな。 村田さん、なんとか生きてた! 善逸はどうなってるんだ? あの温厚な村田さんが「家族の仇…殺す…殺す!!」ってなってるの、なんか悲しいよね。 この人も鬼が憎くて鬼殺隊やってるんだもんね。 やさしい人たちが、ここまでの殺意を持ってしまう。 それだけのことをやった人が「しつこい」でことを済まそうとしてるんだもんな。 そして、義勇さんに、炭治郎の救助を頼まれて、涙ぐんじゃう村田さんがまたいい人だ。 義勇さんと村田さんは同期で、義勇さんはちゃんと村田さんを仲間と認識してるんだろうな。 でも、義勇さんがあの調子だから、出世した義勇さんは自分のことなんかもう名前も覚えてないんだろう、って村田さんは思ってたんだろうな。 義勇さん、言葉が足らなすぎで、あっちこっちでコミュニケーション不全を起こしとる。 ところで最後のページの人、炭治郎じゃなくって、以前、縁壱さんとお話してた、ご先祖様の炭吉さんにみえるんだけど……。 蟲柱、霞柱は死亡。 水柱、蛇柱、恋柱は無惨様に傷を負わされて、おそらく毒がまわりはじめてる状態。 風柱は内臓がまろびでそうなのを仮止めでごまかしてる状態。 普通に動...

『呪術廻戦』(第86話 渋谷事変・4) 感想(「じゅじゅちゅかいせん」って書くとちょっとかわいい)

表紙は冥冥さん。 冥冥さん、斧使いなの? このでっかい斧で戦う冥冥さんとか、めっちゃかっこいいんだろうな。 動物と目を共有する、ってどんな感じなんだろうね。 「動物」の中には「人間」も含まれるんだろうか。 人間の視界をジャックできるとしたら相当、便利だと思うんだけど。 「私の烏」って言ってるあたり、なんらかの処置を施した特別な烏でしか使えない術の可能性もあるか。 「弱い改造人間を沢山殺す」と「強い呪霊を1体祓う」、だったら、虎杖は確実に後者を選ぶよね。 相手が真人の可能性が高い、とあればなおさら。 殺したいという私情をぬきにしても、真人相手では一級呪術師でも危険というのは七海さんの件でわかってるし、真人に負けたら死ぬより悲惨なことになりかねないと知ってるし、虎杖は真人相手には宿儺という強いカードを持っている。 真人を他の呪術師に任せる、という選択をするはずがない。 宿儺を頼りにするのは不本意だろうけど。 なんか、どでかいバッタみたいなのが現れた、と思ったら、そのまんまバッタの呪霊だった。 人間たちのバッタへの呪いが凝り固まって呪霊になったってこと? なにそれ? と思ったんだが、昔は大量のバッタで農作物がものすごい被害を受けてた、って話もあったと記憶しているので、その時に生まれた呪霊だろうか。 言葉がたどたどしいけど、人間と話ができるだけでも、結構、高位の呪霊なのかもしれない。 そういえば、虎杖は真人の名前を知らなかったんだな。 まあ、知ったところでなにも変わらないんだろうけど。 虎杖は普段は温厚だけど、人間に被害を出してる呪霊に対してはホント容赦ないよね。 強くてかっこいい虎杖は好きだけど、戦ってる時の虎杖はちょっとこわい。 そして、人的被害が出てるとこを目の当たりにしてしまった時の、虎杖は哀しい。 呪術師として戦う限り、虎杖はそういうところを見続けなくっちゃいけないんだろうな、と思うから。 蛇足だけど、明治神宮前原宿駅って、階段が本当に複雑な配置してんだよね。副都心線ホームからあがる時、いつも混乱する。

『週刊少年ジャンプ』2019年52号 感想

『ジャンプ』的に今年最後の号ということで、巻末で「週ちゃん」WJ流行語大賞って企画やってたんだけど、「羽賀です。」が入ってるの、ほんとわかってる! 「羽賀です。」は今年一番の鉄板ネタだったよ。 あと、「ブラザー」もめっちゃバズってたよね(※ただし呪術ファンに限る)。 『呪術廻戦』 (第85話 渋谷事変・3) 別記事(祝! アニメ化決定!)になりました。 『鬼滅の刃』 (第184話 戦線離脱) 無限城、市街地に放出されてた。 これ、住んでる人が飛び出してきたりしないのかな、と思ったんだけど、あんだけの大惨事の中に飛び込んでくる一般人はいなさそう。 夜明けまではまだ一時間半もあるのか……。 30分、無惨様を留めるのだってむずかしそうだけど。 柱3人総がかりでも傷ひとつつけられないのか。 そう考えると、岩柱さんと珠世様と浅草の人の3人で釘付けにできてたあの瞬間が、一番の狙いどころだったんだな。 あの時、柱7人+炭治郎で斬ってたら、なんとかできてたのかな……。 できそうな気がしないな……。 柱3人を守るために、隊士たちが斬られまくってるのひどすぎる。 本当に鬼殺隊の剣士たち、覚悟が極まりすぎてる。 自分には無惨様と渡り合う力はない、でも、無惨様を倒すための一石になれればおのれの死は報われる、とばかりに自分から死に向かう人たちがこんなにもいるというおそろしさ。 柱じゃない炭治郎の盾になった人は、炭治郎が上弦を倒したことを知っているんだろうな、多分。 でも、炭治郎的には、自分は柱じゃないから自分も柱の盾になるためにつっこまなきゃ、なんだな。なかなかひどい。 恋柱さんの「駄目----!! みんなやめて!!」が本当に悲痛でつらい。 さすがの蛇柱さんも動揺を隠せないし。 ところで、倒れてる炭治郎の絵がグロすぎるんですが。 でも「竈門炭治郎は死んだ」とか言われても、1ミリも信じられないのが、無惨様クオリティ。 炭治郎よりも、義勇さんのメンタルが死にそう。 隊士たちにかばわれた時もひどい顔してたし、炭治郎があんなんなっちゃってるし。 『ONE PIECE』 (第963話 "侍になる") ちっちゃい河松とネコマムシとイヌアラシがかわいすぎなんですがっ。 『アクタージュ』 (screen91.夜凪のために) 夜凪ちゃんのためにからだを張ることが、武光を役者としてダメにする...

『呪術廻戦』(第85話 渋谷事変・3) 感想(祝! アニメ化決定!)

おーっ。ついにアニメ化きたね。まあ、そうなるだろうね、とは思ってたけど。 虎杖役に榎木くんでちょっとびっくりした。 『刀剣乱舞』の堀川くんとか、『この音とまれ!』のたけぞー先輩の印象なので、控えめでちょっとおっとり系なイメージだったから、ひたすら元気な虎杖がどういう感じの声になるのかイメージできない。 伏黒は雄馬くんか。最近、めっちゃ売れっ子な印象ある。 雄馬くんの伏黒はわりと脳内再生余裕。『ギブン』の立夏くんの機嫌悪い時のイメージ(笑)。 てか、雄馬くんと榎木くんの組み合わせって、『この音とまれ!』の愛とたけぞー先輩だな! それでいくと、五条先生の声が、滝浪先生役の浪川さんになるのだが……中村さん続投かな……。 野薔薇ちゃん役が瀬戸さんでこれはちょっとびっくりした。 この人もわりとおっとり系一途キャラの印象が強かったので。『ちはやふる』の千早ちゃんとか、『ハイキュー!!』の道宮ちゃんとか。 いや、野薔薇ちゃんが一途じゃないというわけでは……。 どこのスタジオがつくるのかまだ公表されていないんだけど、『鬼滅の刃』がアニメのクオリティの高さをジャンプボードに一気に売り上げがあがったので、いろいろ比べられちゃうだろうな、大変だな、って思う。 さて、本編。 めっちゃ五条先生が本気モード。 いや、五条先生、強すぎない? 漏瑚が簡単にバキィされちゃってるんだけど。 漏瑚を追ってる五条先生の姿がちょっとしたホラーだよ? 漏瑚が気の毒に思えるレベルだよ? 五条先生の強さがわけわかんないレベルだよ。 花御は漏瑚よりも強いけど、戦闘慣れしてない感があるな。 そういう面では漏瑚の方が有能。 それにしても、交流会で生徒たちが束になってかかって、けが人続出させても、足止めがやっとレベルだった花御が、こうも簡単に片づけられちゃうとは。 簡単すぎて唖然としちゃったよ。 目のとこの枝(?)を引っこ抜かれる絵なんて、みてるだけでも痛い痛い。 五条先生、容赦なさすぎ。 まあ、あれだけの数の人間を盾にする呪霊に容赦するという選択肢はないだろうけど。 てか、一般人を殺したことより、伏黒を痛めつけたことの方が、五条先生的には罪が重そう。 特級同士の戦いだから、呪力勝負になるかと思ったら、まさかの肉弾戦とはな。 漏瑚が花御を助けるために人質を使おうとしたけどガン無視だし。 五条先生バーサーカーモードはアニメ...

『週刊少年ジャンプ』2019年51号 感想

『ハイキュー!!』 (第373話 宣戦布告・2) ジャンプサーブしようとしたものの、ボールが風に流されて失敗する大王様、かわいい! 「風!! 空気読め!! 風が空気ですってか!!」とひとりボケツッコミしてるけど、これ、わりと必死に恥ずかしいのごまかしてるんじゃないかな、とか思うとさらにかわいい! でもすぐにオーバーのやり方をビーチのやり方に調整してくるのは、さすがだな。 常にいろんなことを考えて、場にあわせて自分の動きを精密にコントロールする人だから、そういう積み重ねがこういうところで現れるんだな。 日向くんがいちいち、大王様すごい! って感じでうれしそうなのかわいい。 で、それをストレートに大王様に行っちゃって、それをめっちゃ喜んでる大王様。 このふたり、もしかしてめちゃくちゃ相性がいいんじゃ……。 「うう…何だろう、久々なこの感じ、潤う…」って……。そうだよな、こんなに素直に褒めてくれる人ってそんなにいないよね。 青城のチームメイトはわりと辛口な人多かったし、海外来ちゃったらそれこそ厳しいことばっかり言われてそうだし。 でも「気が向いたらやってあげなくもない的な??」って、喜んでることを素直に言えない大王様……かわいい……。 なんだろう。今回、かわいいばっかりだ……。 ここにきて、日向くんと大王様が楽しそうにバレーやってるのがうれしいばっかりだ……。 「バレーボールは楽しい」か。 人生かけてやってる彼らにとって、楽しいばっかりではいられない。 でも、ふたりともバレーボールが大好きなんだ。 忘れても、思い出して、そこに戻ってくるんだ。 こんなふたりをみてると、影山くんは今、バレーボールを楽しくやってるんだろうか、って思う。 楽しいといいな。 バレーボールは"繋ぐ"球技。 ビーチバレーはふたりだけど、どうやったってひとりではできない球技。 スパイクもブロックもレシーブも、ボールをとばしてくれる人が必要。 ひとりじゃサーブくらいしかできないもんね。 最終章にきて、バレーボールの根幹、そして、物語の根幹が再提示されるの、ほんとうまいな。 そして、なにげに日向くんがゾロ派ということが判明。 『ONE PIECE』 (第962話 "大名と家臣") おでん様、めちゃくちゃだけど、悪い人ではないんだな。迷惑な人ではあるかもしれないけど。 ...

『呪術廻戦』(第84話 渋谷事変・2) 感想(人がなめらかに死にすぎ)

花御の樹木で出口を塞がれた副都心線渋谷駅。 ホームは仮装した人たちですし詰め状態。 「僕が逃げたら、オマエらここの人間全員殺すだろ?」って、五条先生も、救えるものなら救いたいとは思ってるんだよね。 でも、自分の身を犠牲にしてでも、とは考えてない。 まあ、五条先生が犠牲になったら、どっちにしろこの人たち全滅だけどね。 これだけの人間を守り通しつつ、特級呪霊3体を祓う、というのは努力目標であって、絶対に達成しなければならない使命と考えない。 だって、五条先生がどれだけ人間離れしてても、人間だもの。 すべては救えないけど救えるだけは救おう、というのは、ちゃんと身の程をわきまえている、とも言えるのかもしれない。 虎杖だったら、かなり無茶をして、やっぱり救えなくて、ひとりで落ち込むことになるんだろうな。 「あの2人何喋ってんだ?」「いや4人だろ」という会話からして、やっぱり脹相は普通の人にもみえるっぽい。 受肉してるからね。 受肉してるのもみえない、とかなったら虎杖が透明人間になってしまう。 「4人」て言ってる人は、花御と漏瑚を化け物とはとらえてないんだな、と思ったんだが、仮装だと思ってるのか。そうか。 だとすると、いきなり生えてきた枝とか、宙に浮いてた五条先生はなんだと思ってるんだろう。 脹相は赤血操術を使ってるけど、加茂家の術が使えるの? 九相図に使われた胎児って、やっぱり加茂家の血筋なんかな……まあ、そういうことだろうな、とは思ってたけど。 「領域展延」とかいう新しいワードがでてきたよっ。 簡易領域に似てるけど、違うものらしい。 簡易領域は弱者が身を守るために編み出した術だけど、「領域展延」は強者が使う術っぽい。 「領域展開」できるレベルの人じゃないと使えないのが「領域展延」なのかな、って気がする。 てか、五条先生にこれを使うっていう発想は、メカ丸が教えちゃったんじゃないかな。 夏油が、その手があったか、みたいな反応してたし。 五条先生が一番力を発揮するのはひとりの時。 これを夏油が言ってるのはつらいな。 夏油が言った「僕達は最強」を、夏油が全否定している。 それでも夏油は、五条先生が孤高だから、まだ冷静でいられるのかもしれない、とも思う。 虎杖なり乙骨なりが、五条先生の足手まといにならなくなり、肩を並べて戦えるようになり、それを五条先生も認めるようなことになったら、夏...

『週刊少年ジャンプ』2019年50号 感想

『鬼滅の刃』 (第182話 激怒) 付録のシールがめっちゃかわいくて、もう1冊買おうかな、と思ったんだけど、他に欲しい人がいたら悪いな、週末まで待って売れ残ってたら買おう、と考えてたら、売れ残ってなかった。いつもは何冊か残ってるのに……。 ていうか、普通にシールとして売ってくれないかな。 なんだかんだで無惨様おそろしく強いな。 そりゃそうだろうけど。 炭治郎の右目があっさりつぶされて呆然。 うぉ~。このタイミングで主人公の目をつぶすか! 義勇さんはなにげに強いよね。 炭治郎をかかえながら、無惨様の攻撃をかわしてるもんな。 炭治郎かなり強くなったけど、やっぱりまだ柱には遠く及ばないんだな、とわかる。 「やめなさいよーーーーー!!」って恋柱さんがつっこんできたのは笑った。 いや、無惨様が蛇柱さんと恋柱さんが死んだって言った時、さすがになんかのトリックで実際は死んでないだろ、と思ってたんだけど、こんなノリで登場するとは思わなかった。 炭治郎と義勇さんが信じたのは無理もないよね。 いやなんの描写もなく柱が死ぬワケないだろ、ってメタ視点があってそう思っただけだから、あの状況では無惨様の言葉でもうっかり信じると思う。 てか、無惨様は嘘はついたことがないような気がするな。 「足手纏いの厄介者。お前はもう引っ込んでいろ」は「ケガ人は休んでいろ」くらいの意味と理解した。 泣いて生存を喜ぶ炭治郎に、蛇柱さんが「!」「……」「他人より自分の心配をしたらどうだ」ってなったのわかる。 初対面の時も、柱稽古の時も、自分は炭治郎から嫌われることしかやってない、という自覚があるんだろうな。 だから、泣いて喜ばれて、一瞬、驚いてリアクションに困ったのが、「!」「……」だったんじゃないかな。 無惨様、部下が役立たずばっかり、的なことを言ってたのに、実際に鳴女さんが失敗したら「何をしている」って激怒してて、いや、結局、鳴女さんを頼りにしてたんじゃん、って思う。 そこがめっちゃ無惨様っぽい。 それにしても、ここにきての愈史郎大活躍とわっ。 場をコントロールしている鳴女さんをハッキングするとはびっくりだ。 ここで地上にたたき出されたら、うっかり愈史郎もお陽様の下に出ちゃうかもしれないんだが、それで死んでもいいと思ってるんだろうな。 愈史郎はもはや、珠世様を殺した無惨様憎しの気持ちだけで生きてるだろうから。 ...

『呪術廻戦』(第83話 渋谷事変・1) 感想(年末年始は聖地巡礼しつつ複製原画展を観るんだ)

サブタイトルのナンバリングが漢字から数字になった。こういう表記だとなんか『ワールドトリガー』っぽい。 余談ですが、①とかは環境依存文字なので、私は全角数字表記で対応してます。プログラマは環境依存文字が嫌いなのです(←と主語を大きくしてみる)。 かなり前から予告されていた渋谷ハロウィンパーティーついにはじまる! その始まりは、一般人は入れるけど出られない"帳"か。 で、呪術師は出入り自由。 "窓"は個人差がある、というのは、"窓"の人たちの呪力レベルがバラバラだってことなんだろうな。 それにしても、渋谷の地理をだいたい把握してる人間にとって、「東京メトロ渋谷駅13番出口」のように場所をかなり具体的に表記されるとめっちゃテンション上がるな! まず、「東京メトロ渋谷駅13番出口」組。 七海さんリーダーで、伏黒と猪野さん。 猪野さんは七海さんを尊敬してるし、伏黒も七海さんのことはまともな大人と思ってそうだから、チーム力はありそう。 能力的にもかなりアテにできそう。 猪野さんが先輩風ふかして伏黒に説明してるのかわいい。 伏黒は塩対応だけど、これが虎杖だったらめっちゃいいリアクションしてくれたと思う! 今の猪野さんに必要なのは虎杖!(笑) まあ、そうなったら、猪野さん的にはテンションあがるだろうけど、七海さんのテンションさがりそうね。 次は、「渋谷マークシティレストランアベニュー入口」組。 禪院父リーダーで、真希さんと野薔薇ちゃん。 まさか、禪院父がここに出てくるとわっ。 真希さんが微妙な表情してるのも当然か。 てか、真希さんはこの"帳"の中に入っちゃったら出られなくなるのかな。 ところで禪院父の「特別1級」ってなに? 1級と特級の間って意味? 1級よりちょっとだけ偉いって意味? それとも、名誉職的なもの? まあ、名誉職ならこんな現場にでばってこないとは思うけど。 さらに、「JR渋谷駅新南口」組。 パンダ先輩と、日下部さんとかいう新キャラ。 そうか、この人が東京校2年ズの先生か。 五条先生が1年の担任って話だったから、当然、他の学年の担任もいるんだろうな、とは思ってたけど。 パンダ先輩、一般人の被害を心配してくれてるんだな。基本的に人間大好きだし。 あと、日下部先生、2年ズからはそれなりに信頼されて...

『週刊少年ジャンプ』2019年49号 感想

『アクタージュ』 (screen88. 俺の定義) 羅刹女モードの千世子ちゃんがめっちゃかわええなあ。 夜凪ちゃんの羅刹女は"あやかし"って感じだけど、千世子ちゃんの方は気位の高いお姫様って感じ。 そして、孫悟空は阿良也くんの方が"あやかし"っぽくて、王賀美の方は活劇の孫悟空な感じだ。 尊大で薄情な男にふりまわされて、そういう男だということを重々承知しながら、それでも夫の愛を請う羅刹女。 やたらピリピリしてる怖い女の、その強すぎる怒りの根底にあるものが、夫の愛を得られない悲しみならば、夫は尊大であればあるほど、羅刹女の哀れさが伝わる、ということか。 誰からも好かれる王賀美陸を、そのまま、誰からも嫌われる王賀美陸にスライドさせたか。 これはなかなか逆転の発想というか、阿良也くんにはできない芸当だよな。 そもそも、王賀美陸と同じ前提をもってる役者は他にいないし。 王賀美陸は王賀美陸でなければいけない、という信念に従いつつ、「助演」という立場で貢献するのならば、なるほどこれが最適解なのか。 王賀美さんがやたら「助演」という言葉を使ってたのは、この展開のためだったのかも。 『鬼滅の刃』 (第181話 大災) 自分が失敗したから隊士たちが無駄死にしてしまった、という事実におののく輝利哉様。 いや、父、母、姉たちが亡くなって数時間もたってない8歳の子供が、鬼殺隊のラストバトルともいえる決戦の指揮をとってるだけでも、十分にすごいからね。 てか、鳴女がいる以上、どう人員を動かしてもすぐに台無しにされるからね。 ここでお兄ちゃんにビンタして発破かける妹ちゃん強い。 こんな幼いのに、「産屋敷」なんだなあ、この子たち。 前の御館様は超然とした方だったけど、内心はものすごいプレッシャー感じてたんだろうなあ。 隊士たちに「死ね」って言ってるのも同義な任務にも送り込むわけだから。 輝利哉様も黒死牟のところに増援は出さない、と決断するのつらかっただろうな。 結果、時透くんと玄弥が死んじゃってるし。 でも、増援を出さなかったから犠牲がふたりだけですんだ、ともいえる。 こればっかりは、どうすれば犠牲が少なくなったのか、なんて誰にもわからない。 だからこそ、決断を下す人を、隊士たちが信じることができるか、が重要になってくるんだろうな。 妹ちゃんたちは、兄に譲られ...

『呪術廻戦』(第82話 宵祭り -参-) 感想(決戦の幕はしめやかにあがる)

真人の領域展開に呑み込まれて、これ打てる手なんかあるの? と思ったら、三輪ちゃんが使ってた簡易領域がでてきた! 虎杖たちのバトルの回想の中に、三輪ちゃんがさりげにまざりこんでいたのは、私情だけではなかったのか! 領域展開を使える強者への弱者の対抗策が簡易領域。 「その技術を故意に門外へ伝えることは縛りで禁じられている」けれど、三輪ちゃんは故意に漏洩したわけではないのでセーフということでよいんだろうな、多分。 てか、"縛り"って術式とかを選んだ者だけに伝授させるのにも使えるんだな。 呪術界では意外と便利に使われてる? "領域"はあらゆる術式を中和する、か。 領域展開の中では確実に攻撃があたる、というのは、そういう意味なのね。 五条先生の鉄壁ガードすら中和するって、すごいな。 で、"領域"の内側で"領域"を発生させた場合、より洗練されている方が勝つ、と五条先生が言ってたような記憶があるが、簡易領域の場合は、領域同士をぶつけるイメージじゃなく、領域の中に空白地帯をつくるイメージなのかな、って気がした。 だから、術師がやってるのなら隙をつくれるだけだけど、真人は呪霊だから魂そのものにダメージ受けて、あんなことになるのかなあ、って。 間違ってたらスマナイ。 それにしても、メカ丸これでギリギリ逃げ出せるか? と思ったら、逃げずに夏油につっこんでいった。 "帳"を破らないといけないから狙ったのか、真人が倒せたんだから夏油もやれると思ったのか。 内通者になった罪を、夏油討伐で帳消しにしようと思ったのかもしれん。 コクピットにでかいこぶしがつっこんできたところの真人の顔がめっちゃ怖かった。 真人は時々、めっちゃホラーな表情をするよね。 その後のオオサンショウウオ(?)みたいな姿もめっちゃこわかった……。 「会うんだ!! 皆に!!」と繰り返していたメカ丸。 「いつか会いに行くからね」と言った三輪ちゃん。 メカ丸はこうなるんだろうな、って思ってたんだけど、覚悟してたんだけど……ツライ……。 メカ丸の裏切りによって亡くなった方がいた以上、赦されないとは思ったけど、バスタブの中でチューブにつながれて終わる人生を受け入れたくなかったんだろうな、生身で三輪ちゃんに会いたかったんだろうな、京都校のみ...

『週刊少年ジャンプ』2019年48号 感想

『鬼滅の刃』 (第180話 恢復) 表紙が後ろ姿の時透くんと玄弥で、アオリが「さよなら。」だよ。 ふたりは別々の方向に去っていってしまうんだな……。 時透くんは有一郎くんのところへ。 玄弥はもしかしたら、鬼になって地獄に行ってしまった母親の元に行くのかな。 鎹烏からふたりの訃報を受け取った炭治郎。 台詞がないところがなんともつらい。 本当は、座り込んで泣きたいだろう。 でも、涙を流しながらでも走らなければいけない。 時透くんと玄弥のように、最期まで戦い抜く覚悟をあらためて誓いながら。 十三あるはずの日の呼吸の型。でも、ヒノカミ神楽は十二しか型がない。 どこかで失われてしまったのか、それとも、縁壱さんがあえて伝えなかったのか。 縁壱さんは「たどりつくところは同じ」と言っていたから、十二の型をすべて究めれば十三番目はおのずとあらわれる、みたいなことなんじゃないかな、と予測してみる。 無惨様の元にたどりついた隊士が意外と多いな。 鳴女があえてそこに集めたのかもしれないけど。 あと、みんな若い。おそろしい勢いで死んでくらしいから、平均年齢がどうしても低くなるんだろうね。 そう考えると、村田さんって結構すごい人なんじゃ……。 こんなに若い子たちが、無惨様を殺すため少しでも役に立ちたいとがんばっていて、それなのに、何もすることができなかったどころか、無惨様の食糧になるとかほんとひどい。 で、珠世様がこんなにあっけなく殺されるとか、さらにひどい。 愈史郎くん、大丈夫なんか、これ。 ところで無惨様、全身に口がはえてて気色悪いけど、変身後の自分の姿に絶望した黒死牟みたいなメンタルはないんだろうな。 こんな醜い姿になってまで! とか無惨様が言い出したらおもしろかったんだけどな。 『ハイキュー!!』 (第370話 挑戦者) 一気に5年とんでた。 ということは、日向くんと影山くんは成人したのか。 あの翌年、伊達工はIHで全国に行ったんだな。 二口と青根のがんばりが報われてよかった。 あと、烏野は3回連続で春高全国進出したんだな。すごい! 背番号からして、山口くんがキャプテンになったみたいだけど、あのメンツを考えると山口くんになるのが自然だよな。 なんといっても、ツッキーが素直に言うことをきく唯一の人材だから。 そして、影山くんはすでにオリンピックに出てる! 日向くんがビーチバレーに転向して...

『呪術廻戦』(第81話 宵祭り -弐-) 感想(会いたい仲間たち)

メカ丸があのロボのことを「メカ丸」って呼んでるんで、メカ丸(本人?)のことを「メカ丸」って呼ぶのはおかしいのか? とか思い始めて、でもずっとメカ丸だったしなあ、ってなってる。 真人は魚さんになったり鳥さんになったり、本当に自由自在だな。 しかし、余裕しゃくしゃくだった真人に、メカ丸がダメージを与えた。 真人も混乱してるけど、「魂ごと破壊」ってどういうことなの? メカ丸、景気よく年月(?)を消費してるけど、これを使いつくすとどうなるのかな。 あと、「会うんだ!! 皆に!!」のとこのコマで、三輪ちゃんと加茂にはさまれてる人、誰? 交流会で東京に来なかった生徒だろうな、多分。 三輪ちゃんだけが笑って手を振ってくれてるのは、メカ丸の脳内ビジョンだから、というわけではなく、実際、こんな感じの対応なんだろう。いつも。 でも、メカ丸は「会うんだ!! 皆に!!」って言ってる。 会いたいのは三輪ちゃんだけじゃない。京都校のみんながちゃんと大事なんだよね。 そうか~。ここで真人の領域展開か~。 この領域展開、入っちゃったらどうにもならない感あるよね。虎杖以外は。 虎杖に対しては脆弱そのものだけど。 夏油が「場合によっては、今この場で……」って言ってて、最初、メカ丸を殺す、的なことかな、って思ったんだけど、場合とか関係なくメカ丸のことは殺すつもりだったよね。 ということは、この機会に乗じて真人を祓う、もしくは呑み込む、ってことなのかもしれんな。 手を組んでるとはいえ、真人はどんどん手におえない感じになってきてるし、ここらへんで始末しときたい、ってことなんじゃないかな。

『週刊少年ジャンプ』2019年47号 感想

『チェンソーマン』 (第42話 ジェーンは教会で眠った) 祝! 『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! まさか、周年記念でもないのに巻頭カラーをとれるとわっ! で、『ジャンプ』表紙カラーの方は、わりと配色渋めでかっこいいバトルものっぽい感じだったんだけど、巻頭カラーの方はひたすら女子達(ひとり違うのまじってるけど)の下着姿という……。 さすがタツキ先生、攻めてる。 てか、マキマさんのバストのボリューム感はなかなかのもの。 こちらはさすがに上げ底じゃないよね。 あと、個人的にはコベニちゃんが一番かわええと思います! てか、やっぱりレゼちゃんただものじゃなかったか……。 まあ、普通に考えて、デンジに積極的に近づいてくる人は普通の人じゃないよね。 ロシア系の人なのかな。ソ連が健在という設定だから、KGB的な組織の人なのかもしれない。 レゼちゃんはデンジを公安から剥がして、自分の陣営に取り込もうとしてるのかな。 いくらレゼちゃんが魅力的でも、デンジが自主的にマキマさんから離れるってのは考えにくいんだが。 ところで、台風の悪魔よりも格上の存在ってなんなんだろう。 『ONE PIECE』 (第959話 "侍") 反乱軍の合流を防ぐために橋をすべて破壊するとは、シンプルだけど効く手だよな。 自分が統治している国の重要インフラをためらいなく壊すって、どんだけ情報を信じてるんだよ、ってなる。 やっぱりどこかに内通者がいるのかなあ……。 『アクタージュ act-age』 (scene86.必死) 夜凪ちゃんと千世子ちゃんのカラーがかっこええ! 互いに紅を注すって、めっちゃ色っぽくてよいよねえ。 武光は夜凪ちゃんのことをよく理解している。 よく理解したうえで、夜凪ちゃんのことを助けたいと、真摯に思っている。 宣伝のために起用されたのかもしれないけど、武光が夜凪ちゃんサイドにいてくれてよかった。 ファンのために自分を決して曲げないと決意して生きてきた王賀美さんが、「自分らしさ」について考え始めた。 「自分らしさ」を考えすぎてしまうと、自分らしくなくなるってあるよね。 そして今の王賀美は、自分の幸福な時間を必死で味わっている。 自分にとっての幸せを必死で追いかけていたら、それが「自分らしい」ってことなんだと思うよ、多分。 『鬼滅の刃』 (第179話 兄を想い弟を想い) 表紙は多分...

『呪術廻戦』(第80話 宵祭り) 感想(ロボはロマン)

メカ丸VS真人開始。 メカ丸(?)がぞろぞろ現れたけど、これどこに収納してあったんだろう。 それ以前に、バスタブ(?)やら管やらたくさんあるの、これだけのパーツを誰が移動させたんだ。 メカ丸(端末)がメカ丸(本体)を運んだのかもな。 で、なんだか真人がルフィみたいなことになってんですがっ。 そうか、真人もゴム人間になれるのか。 とか思ってたら、メカ丸はエヴァ(?)になったよ! いやあ、プールやダムの中からロボが出るのはロマンだよねえ。 こんな大きなものどうやって隠してたんだよ、とか、真人の隙をどうやってかいくぐって乗り込んだんだよ、とか、いつのまに服を着たんだよ、とか細かいことを追求してはいけない。 メカ丸は、渋谷のハロウィンパーティーの情報を材料に、五条先生と取引をして助けてもらう算段か。 まあ、夏油+真人を相手にできる術師って五条先生くらいだよね。 あと、条件が整えば、ワープ(?)で飛んできてもらえるし。 メカ丸、虎杖や伏黒や真人のことをひっそり観察してたんだな、と思ったら、そこにこっそり三輪ちゃんがまぎれてて、ちょっと笑ったんだが、その後に「出し惜しみはしない」と決死の覚悟を決めてるコマの下に笑ってる三輪ちゃんの絵が出てきて、えっ? もしかしてメカ丸、三輪ちゃんにかなり本気だったの? ってなった。 メカ丸が内通者になってでも、普通のからだを手に入れたい気持ちはよくわかる。 バスタブの中に閉じ込められて生きて、そこまでしてでも苦痛は常につきまとうとか、そんな境遇どんなことをしてでも抜け出したくなるだろ、そりゃあ。 でも、理由はそれだけじゃなかったのかもしれない。 「普通」になって、三輪ちゃんと普通に話したかったのかもしれない。 そんな気がした。 ところで、加茂に指摘されてた大技使い過ぎ問題が、ここでまた出てる感じがする。 でも、大技使いたいよね。かっこいいもんね(笑)。 それに確かに出し惜しみして勝てる相手ではないしな。 なんか、思いもよらぬド派手な戦いになってきたんだけど、やっぱりメカ丸死にそうな気がしてならない……。

『ワールドトリガー』第186話「ヒュース・8」+第187話「弓場隊・2」 感想(最強の矛は最強の盾で防げるらしい)

「解説の人には見せらんないです」と言われて追い出されちゃう小南ちゃん。 かわいそうだけど、解説で余計なこと話されると思ったんだろうな。 ランク戦やってる連中には解説はきかれないはずだけど、この策を使わなかった場合に、別の試合で流用できなくなる可能性もありそうだし。 バッグワームは便利だけど、フルガードができなくなるのが難か……。 バッグワームはレーダーにうつらなくなるだけで、ちゃんと目視できるからね。 スナイパー達がオサム以外の三雲隊の動きを把握できちゃってるのキツイよ。 こうやってみると、偵察役としてのスナイパーってのは超重要なんだな。 40mも離れてるのに建物ごとぶったぎってくる生駒さんこわい。 毎度のことだけど、きれいに斬れるもんだなあ。 これ、旋空がとんでくるよ、って宇佐美ちゃんがアラートだしてなかったら、ヒュースの脚くらいはもってかれてたんじゃないかな。 生駒さんと隠岐と弓場さんと帯島ちゃんに総がかりで攻撃されて落ちないヒュースすごすぎる。 そりゃあ「なんであれで死なないんだろうね……」ってなるよね。 一方、ヒュース以外の3人はわりとあっさり合流できた。 外岡に見張られてるけど。 ヒュース攻め(?)に水上と犬飼まで加わっちゃって、なんかもうめちゃくちゃである。 ランク戦でここまで袋叩き状態になってる人、はじめてみるような気がする。 陽太郎、中継観ながら泣いてるんじゃないかな。 本当になんであれで落ちないのかな。どこからどういう攻撃がやってくるか予測できてるみたいな動きだよね。 ログを観まくったんだろうな。きっと。 海くんはどさくさまぎれに帯島ちゃん落とそうとしたら、弓場さんに阻止されてた。 弓場さん、ちゃんと全体をみてるんだな。 自分がわざわざ加わらなくてもヒュースは落ちるから他を狙おう、という海の考えはわからないでもない。 でもそれで弓場さんに落とされたら元も子もないよね。 これ、ヒュースが落ちたら、今度は犬飼が狙われそうな配置なんだけど、犬飼的には一応、退き時を考えてるんだろうな。 少なくとも、これだけのメンツがヒュースのまわりに集まってる間は、二宮さんからの「東側の盤面を押さえろ」というオーダーは守れるわけだし。 それにしても、シールドを張らせておいて、そのシールドで守り切れない足元を撃ち抜くって、犬飼は本当に器用だな。 オサムはチカちゃんのスナイプ...

『呪術廻戦』7巻 箇条書き感想

またもや出遅れてるけど、『呪術廻戦』の7巻が出ましたよ! というわけでいつもの箇条書き感想です。 ・表紙は予想した人ゼロだったんじゃないかと思われる、脹相兄ちゃんwith壊相と血塗の腕。最初みた時、誰だっけ……、ってなった ・著者コメントはコンクリートブロックになった芥見先生がドリルで穴あけられてる絵? シュールすぎる ・カバー下はJUPPONグランプリ。虎杖は食べ物の好き嫌いがない子だと思ってたけど、レーズンよりもチョコチップが好きなのか? あと、野薔薇ちゃんの回答が厳しい。虎杖の手作りはおいしそうな気がするよ ・対花御戦で五条先生が東堂のおいしいとことっちゃったみたいになったのは連携ミスか……。まあ、やりすぎて逆に花御の逃亡をゆるしちゃったようにもみえるからね。でもまあ、東堂の術式は京都校の連中も把握してなかったくらいだから、五条先生が知らないのも無理はない ・野球に一番乗り気だったのは歌姫先生……うん、知ってた。てか、ユニフォームがすでに準備されてたの謎だな。もしかして、野球が選択されたのって、五条先生と歌姫先生の共犯か? ・交流会重症度。パンダとメカ丸が家入先生の治療を受けなかったのはわかるが、わりと重症だったのに受けてない虎杖と東堂はどんだけ頑丈なんだよ ・京都校学長はドラマー募集中。ギターとドラムだけで何やるんだ? それともベースはすでにいるのか? それにしても呪術師が76まで五体満足で生き延びるって意外とすごいような気がする ・8巻の表紙……夏油かな?

『週刊少年ジャンプ』2019年46号 感想

『鬼滅の刃』 (第178話 手を伸ばしても手を伸ばしても) しょっぱなから「頼むから死んでくれ」とか言われてる縁壱さん。 なかなかひどい。 縁壱さん、寺から連れ戻されそうになった、ということは、父親は本当に兄ではなく弟を跡取りに据えようとしてたのかな。 勝手な話ではあるが、戦国の世を生き延びるために、より強い跡取りを、と望む気持ちはわからんでもない。 しかし、縁壱さんは引き取り予定の寺には来ていなかった、と。 これは、縁壱さんが連れ戻されることをおそれて、予定されていた行動をとらなかった、ということなのか、行こうとはしたけれど途中で鬼に襲われた、ということなのか。 経緯はわからないけど縁壱さんは鬼殺隊にスカウトされ、人と戦うのは嫌だけれど、人を殺す鬼と戦うことは受け入れたんだろうな。 で、兄の領地で鬼の被害が出ないように、こっそり見守り続けていたんじゃないかな。 そうでないといい感じのタイミングで助けにこれるわけないもんね。 それでも、兄の配下の者たちが殺されるのには間に合わなかったので「申し訳ございません。兄上」ということなんだろう。 それなりに穏やかな生活と、嫁さんと子供たちを捨てて、鬼殺隊に入るとは、兄もそうとうにこじらせている。 しかも、そこまでしてでも、縁壱さんの強さにはとうていたどりつけず、25歳までに死ぬ、というタイムリミットまでつけられ、これはもう自分の願いが叶うことはない、と思ったところに無惨様登場か。 それにしても無惨様、スカウトの才能はあるな。 すでに死んでいる縁壱さんをわざわざまっぷたつにする黒死牟。 そこまでしないと気が済まなかったのか。 それなのに、縁壱さんは自分からもらった笛を後生大事に抱えているし。 「もうやめろ、私はお前が嫌いだ」 弟はすでに死んでいるのに「もうやめろ」と言ってしまうくらい、黒死牟の中で弟という存在は死なない。 黒死牟の回想の中で、縁壱さんの顔がやたら細かく描きこまれているのに、父母や嫁、子供たちの顔がずっとのっぺらぼうだったのは、黒死牟がその顔を覚えていない、ということだったのか。 なかなかひどい。 日の呼吸の型を知る剣士を無惨様と黒死牟で徹底して殺しつくしたとか、ふたりが「ビジネスパートナー」になれたのは、共通の畏れを持っていたからなのかもしれない。 「炎の呼吸」を「火の呼吸」と呼んではならない、というのは、最初...

『呪術廻戦』(第79話 これからの話) 感想(犠牲を差し出し手に入れたもの)

カラー表紙が1年ズ+五条先生。 久しぶりにコミカルな絵で、めっちゃほっとする。 やっぱりこの3人が出てくると、なんか安心するよね。 小1の伏黒に声をかけた五条先生。 「で、そのお父さんなんだけど、僕がこ」って……もしかして正直に、「僕が殺した」って言おうとしてた? さすがの五条先生もこんな子供にそんなこと言えなくて蒸発した、ってことにしたのかと思ってたんだけど、五条先生は言うつもりだったけど、伏黒が聴く気なかった、ってだけだったのか。 それにしても、伏黒が冷めすぎてて、「君、本当に小1?」ってなるよね、ほんとに。 まあ、こうならざるを得ないような環境で育った、ということなんだろうけど。 血のつながりのない姉である津美紀が幸せになれる環境なら禪院家に行ってもいい、という伏黒。 こんなちっちゃいのに自分よりもお姉ちゃんの心配か。 そして、禪院家に行ったら津美紀が幸せになることは100%ない、と言われて、幼いながらに闘争心をむきだしにした伏黒をみて、「クックッ」って笑う五条先生、めっちゃ悪役っぽい。 まあ、禪院家が呪術師の素質を持たない津美紀さんをどう扱うか、なんて容易に想像できるよね。 五条先生じゃなくても100%不幸になると断言できる。 自分のことはどうでもいい様子で、めっちゃ冷めてるのに、義姉のことになると本気をみせる伏黒。 その姿に、五条先生は安心したんだろうね。 引くほどろくでもない男の息子だけど、自分以外の者の幸せのために戦う気概を持っている。 これなら、大きく道をはずすことはないだろう、と。 「強くなってよ、僕に置いていかれないくらい」 気が付いたら親友を置き去りにしてしまっていた五条先生が求めるのは、自分にくらいついてきてくれる呪術師。 自分ひとり強くてもダメだ、と悟った五条先生が、みずからの味方を求め動きだしたのだなあ。 五条先生の過去編はここまでか。 てか「10月19日」って、ハロウィンまで10日ちょっとしかないの? ようやく1年ズの出番。お久しぶり~。 3人をみる五条先生の目のうれしそうなこと! そして、高い椅子に座ってご満悦な野薔薇ちゃんかわいい。 おれにも座らせろって感じの虎杖も。 この高い椅子、って多分バルセロナチェアだよね。 さて、こちらも久しぶりの歌姫先生。 過去編にもちょっとだけ出てきてたけどね。 例の内通者の件に進展があったのか。 京都...

『週刊少年ジャンプ』2019年45号 感想

『鬼滅の刃』 (第177話 弟) 縁壱さんは本来ならば生まれてすぐに殺されていたのか。 まあ、武家の長男が双子となれば、戦国時代では無理もないことか。 周囲が弟をかつぎだして、跡目争いで大混乱になる可能性はあるからね。 そもそも双子なんで、どちらが兄か弟かも曖昧だし。 でも、母親が猛烈に反対し、ある程度の歳になったら出家させるということで落ち着いた、と。 母親としても、殺されるよりはマシと受け入れるしかなかったんだろう。 兄はやたらと弟のことを「気味悪い」と言うが、確かにこんな子供がいたら気味が悪いかもしれんな。 できすぎていて。 兄は弟を哀れに思って弟にかまった。 でも、弟は全然かわいそうじゃなくて、自分がかわいそうなことになっていると気づいてしまった。 口をきけないかわいそうな子供だったはずなのに、流暢にしゃべる(でしゃばらないようにしてたのか?)。 自分には剣の才があると思っていたのに、それを上回るとんでもない強さをみせる。 母にべったりの甘えん坊だったはずなのに、実はからだが不自由になってきた母の介助をしていた。 これはひどい。 でも、弟視点で考えると、この弟が兄をあそこまで一途に慕うのも無理はないと思うんだよね。 おそらくは母親の愛情はあったものの、周囲のものは縁壱さんのことを存在しないものとして扱っていたんだろう。 それなのに兄は、父の目を盗むという危険をおかしてまで、自分と遊んでくれて、自作の笛までくれた。 そりゃあ、兄上やさしい! になるだろう。 「剣の話をするよりも俺は、兄上と双六や凧揚げがしたいです」という言葉は、剣が童遊び以下ということではなく、ただ、兄のそばにいたい、という切実な願いだったんだろう。 そばにいたいから共に剣の鍛錬をしよう、にならなかったのは、兄を傷つけずにそれができないことを思い知ったからだろう。 縁壱さんは自分の立場をわきまえていて、自分が兄の障害となることをことごとく排除しようとした。 自分が兄の立場をおびやかしている可能性に気付いて、一刻もはやく自分を排除しなければと考えたけれど、死期が近づいている母から離れることもできなかった縁壱さんにとって、母親が亡くなったらすぐに出家する、というのは当然の行動だったんだろう。 けれど、それは兄にしてみれば、あまりにも欲のない行動で、自分と弟の立場が入れ替わってしまうことにおびえてい...

『呪術廻戦』(第78話 玉折-参-) 感想(嫌いという大義)

夏油の呪詛師堕ちを学長からきいた時の五条先生の表情がすさまじい。 わけわんなすぎて混乱して、脳内でものすごい速度で現状を受け入れないための否定材料を探してるのかな、って感じの顔してる。 そして、「聞こえてますよ。だから"は?"つったんだ」って時の顔は、呆然としているようにみえる。 「は?」の一言で、受け入れ拒否を表明してんだよ、それくらい察しろよ、ってちょっと八つ当たり的な感じ。 でも、学長だって現実を受け入れたくないんだよ。 それがわかるから、五条先生も言葉につまって、だけど何かが今にもとびだしてしまいそうな、こんな苦し気な表情になっちゃったんだね。 夏油、両親まで殺してたか。 夏油は呪術師家系じゃなかったんだな。 非術師を全滅させる、という「大儀」を掲げた以上、たとえ肉親であっても例外にはしないという、呪詛師になるという覚悟を自分に示したのかもしれない。 家入先生、まだ高校生なのに堂々と外でタバコ吸っとる。 夏油を前にしてもいつも通りな家入先生だけど、この人は意識的に五条先生と夏油の中間地帯という立場を保とうとしてるのかな、って気がした。 どちらにも肩入れしないことで、ふたりのつながりを保っているというか。 夏油いうところの「運試し」というのは、五条先生を試している、という気がする。 五条先生が自分を殺せるか否か、という。 「君にならできるだろ、悟」 夏油が掲げた途方もない理想を、実現可能にできそうな「最強」の存在。 夏油は五条先生になりたかったんだろうか。 でも、夏油が五条先生ほどの力を持っていたなら、こんな状態にはなっていない気がするな。 新宿の雑踏の中で、茈の構えをする五条先生こわい。 それもう大惨事だから。 でも、長い目でみれば、夏油が直接的間接的に殺した人数より、犠牲は少なくすんでいたのかもしれない。 とか考えだすと、いろいろと気が滅入るんですが。 「でも、俺だけ強くても駄目らしいよ」という台詞が、教師になって呪術師を育てる、という五条先生の進路の最初の一歩だったのかもしれない。 パパ黒の仲介役やってたあの人が、夏油と手を組んだか。 この人、理子ちゃん暗殺に手を貸してるんだが、そこらへんにはめをつぶるのか? でも、理子ちゃん暗殺を依頼した園田は達磨につぶされた。 「反対多数」って字だけで、信者の姿が描かれていなかったのがこわい。 こ...

『週刊少年ジャンプ』2019年44号 感想

『ONE PIECE』 (第957話 "ULTIMATE") ガープがロックス海賊団を壊滅させた、という話が出てきて、白ひげ、ビッグ・マム、カイドウが揃ってるような海賊団に勝てるほどガープって強いのか? と思ったら、ロジャーの協力があったからなのか。それなら納得。 でも、ガープとロジャーが協力したなんて、海軍は認められないので、とりあえずガープだけの手柄になってるし、それをガープが納得しないから、それによる昇進も拒否している。 そのかわり、海軍内でわりと自由に振る舞える、ということなのね。 息子のドラゴンが革命家になり、孫のルフィが海賊になっても、ガープの海軍内での立場が悪くなってなさそうなのも、それが遠因か。 ロックス海賊団の船長は「ロックス・D・ジーベック」。また「D」が増えた。 黒ひげ⇒提督、シャンクス⇒大頭、ビッグ・マム⇒船長、カイドウ⇒総督、と「四皇」はみんな肩書が違うのね。 普通は「船長」だと思うんだけど、「提督」とか「総督」とか名乗るのは、本人の好みとかポリシーとかあるのかね。 今回、ものすごい説明回だったけど、このマンガは説明回がめっちゃおもしろいよね。 そうだったのか~! ってなって。 『鬼滅の刃』 (第176話 侍) 扉からいきなり「縁壱、お前が笑う時、いつも俺は気味が悪くて仕方がなかった」とか、なかなかひどいこと言ってるな、黒死牟。 「気味が悪い」のは、理解できないことで笑ってるから、だよね。多分。 兄は最初から最後まで、弟の考えをひとつも理解できなかったんじゃないかな。 でも、理解できないのに、兄は常に弟を注視し、弟の眼に自分がどううつっているかを気にして生きていたんじゃないか、という気がする。 岩柱さんに「時透と玄弥の命を決して無駄にするな!!」と言われたあとの、風柱さんのヒトコマ分の沈黙がつらい。 岩柱さんは見えないから、逆に死亡判定に信用度が高い。 この時点で風柱さんは、弟はまだ生きているかもしれない、と思ってたんだろうけど、岩柱さんにその望みを絶たれて、一瞬、動けなくなったんだろう。 でも、それは一瞬のことで、また「風柱」に戻ったんだろう。 涙を流しながら戦う風柱さんが痛々しすぎる。 黒死牟は「鬼」として進化し、それゆえに「人間」としての心が折れてしまったように思える。 強さを求めることが「鬼」としての自分を受け入...

『呪術廻戦』(第77話 玉折-弐-) 感想(呪術師の死と呪詛師の誕生)

カラー表紙が漫才スタイルの五条先生&夏油。 「もういいわ」って漫才の定番オチ台詞だけど、本編を読んだあとでみると、めっちゃキツイよね。 いや、キツすぎですよ、芥見先生。「もういいわ」で終わってしまうのは。 子供時代の東堂をナンパ(?)してた人、九十九さんていうのか。 予想通り特級術師。 好みの女性のタイプをきかれて「自分は沢山食べる子が好きです!!」って即答する灰原くん、かわええ。 そして、夏油は答えないか……。 「人を見る目には自信があります」 「…私の隣に座っておいてか?」 「? …ハイ!!」 って会話もいいよね。 灰原くんは、人を見る目にも、夏油にも、信を置いている でも、夏油は、自分自身を信じることができないから、灰原くんの人を見る目も信じられない、と示唆した。 しかしながら、灰原は夏油を信じているから、夏油の言葉を理解できなかったと……。 この短い会話の中で、灰原くんのメンタルが安定していて、夏油のメンタルが安定してない、ってのがよくわかる。 九十九さんは、呪霊を祓うよりも、呪霊がうまれない方法を探った方がよい、という考えか。 まあ、それができれば一番いいんだろうけど、それができないから、呪術師たちが苦労してるんだよね。 でも、呪霊がいることで、呪術師の権力や財力が守られている、ともいえるので、呪霊がいなくなったら困る呪術師は一定数いるのかもしれん。 パパ黒は「甚爾」っていう名前だったんか。 「呪力が完全にゼロなのは、世界中探しても彼一人だった」とは、五条先生なみのレアキャラか。 術師は呪力のコントロールができるから呪霊をうまない ⇒ 全人類が術師になれば呪霊のない世界になる ⇒ 非術師がいなくなれば呪霊のない世界になる という理屈。 夏油は、すさんだ気持ちのままに「じゃあ、非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか」と口走ってしまった。 九十九さんに「夏油君」と言われて、びくっとしたのは、言ってはいけないことを言ってしまった、と彼の中にある良識がストップをかけたからだろう。 でも、九十九さんは「それは"アリ"だ」と夏油の言葉を肯定してしまった。 そして、それの実行案までとうとうと述べている。 そこまで言っといて「だが残念ながら、私はそこまでイカれてない」って言っちゃうんだね。 なんというか、罪深い。 だって、君はそこまでイカれることがで...

『ワールドトリガー』第184話「弓場隊」+第185話「二宮隊・2」 感想(射撃戦じゃなく爆撃戦)

今回の司会は桜子ちゃん、解説は小南ちゃん+王子+蔵内か。 この3人が並ぶと、なんか華やかな雰囲気になるな。 小南ちゃんの「うちの子」のひいきっぷりがすごい。 どんだけかわいがってるんだよ、って感じだけど、それをこれほどあからさまに解説席という場で出せちゃうのは、さすが小南ちゃんだよなあ。 王子がつけたニックネームリストが追加された。  奥寺⇒おっくん  小荒井⇒コアラ  ヒュース⇒ヒューストン  神田⇒カンダタ  外岡⇒トノくん 奥寺、小荒井、外岡はわりと普通だな。ヒュースと神田はなんでわざわざ文字数を増やしたんだ。 本名よりニックネームの方が長いパターンわりと多いけど(アマトリチャーナ、とか)。 二宮さんを倒さないと生存点はとれない(三雲隊だけが盤面に残っている状態にしないといけないから)。 生存点がとれないと、ひと試合で4点とるのはむずかしい。 4点とれないと単独2位になれない。 だから、二宮さんを倒さず膠着状態にしてタイムアップに持ち込む、という策はとれないわけか……。 二宮さんがダウンしたのは、生駒旋空くらった時と、カゲさんの相打ちになった時だけか。 やっぱりなにげに生駒さん強いな~。 あれだけのスピードの斬撃が中距離の射程もってるんだもんな。 東さんの壁抜きスナイプより、生駒さんの壁ごし旋空の方が、適用範囲広そうだし。 三雲隊の理想の展開は、チカちゃんとヒュースが火力戦でもって場を制圧し、攻め込んでくる相手に対しては、オサムのワイヤー陣とユーマのワイヤー機動で対応する、という形か。 チカちゃんが移動砲台。 弓場隊のオペレータ・ののさんが初登場。 これまでにない姐御系キャラだ。 てゆーか何がとは申しませんが、でかああああい。 「一発かましゃあ度胸も付くってもんだろうよ」とか、台詞がめっちゃヤンキーっぽいな。 ののさんの加入で19歳組がさらにすごいことになったな。 ののさんをセンターにして、両脇に生駒さんと弓場さんを立たせて欲しい。 スナイパーの外岡は弓場さんの舎弟っぽいな。 大学受験で抜けたという神田は、頭よくて、気の回る人っぽいね。 生駒隊はあいかわらず試合前に打ち合わせとかやらないんだな。 チーム内の役割とか、できることとか、もうがっちり決まってて、その場に応じて良い感じに動けばいい、っていうスタンスなんだろうね。 影浦隊もそんな感じだけど。 生駒隊はど...

『週刊少年ジャンプ』2019年43号 感想

『鬼滅の刃』 (第175話 後世畏るべし) 『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 表紙は炭治郎と義勇さんの兄弟弟子コンビでで、巻頭カラーは炭治郎+ねずこちゃんと黒死牟+縁壱の兄弟対比か。 鬼になった兄を殺すために生き続けた弟の、刀身と技と耳飾りが、鬼になった妹を守りつつ戦う兄に託された、ってことになるんだな……と思うと感慨深い。 黒死牟の「縁壱が死んだ以上、誉れ高き死が訪れることはない」って考えがすごいな。 これって、縁壱さんと戦って死ぬことだけが、自分にとっての誉れ高き死である、ってことだよね。 自分が誰かに負けたら、その自分に勝てなかった縁壱さんが、その誰かより弱いことになってしまう。それは許せない。 という理屈と考えると、黒死牟、どんだけ弟至上主義だよ。 ところで、時透くんの胴体がまっぷたつなんですが……。 腕斬られて、肩貫かれて、脚斬られて、挙句の果てにそれかい……。 そんなめにあわされてるのに考えてることが「何の役にも立ってない…」って、時透くん、覚悟が極まりすぎだよ。 そしたら、玄弥は縦に斬られてるし……。 玄弥には鬼の回復力があるから、ワンチャンあるかな……あるよね……。 こんな状態なのに「守る…」という気持ちだけで動いてるの本当に泣ける。 これだけの攻撃を受けて、ちゃんと無事な岩柱さんと風柱さん、ほんとにすごいな。 風柱さんは、内臓がまろびでそうなのを仮留めしてるだけなので、ちょっとでも気を抜いたら倒れそうな気がするけど。 時透くんの刀の赫刀化による弱体化。 玄弥の血鬼術による足止めと弱体化。 岩柱さんと風柱さんの連携攻撃でなんとか頭を落とした、これで本当に倒せたのか不安。 次号の次男ズをみるのがこわい……。 兄は、後継者がいないから自分たちでなんとかしないと、と考える。 弟は、必ずどこかに生まれるから心配しなくていい、と考える。 黒死牟にしてみれば、縁壱さんは神々の寵愛を一身に受ける特別な存在だけど、縁壱さんにしてみれば、自分はそんな大それたものではなく、代わりはいくらでも現れるような存在なのね。 いや、縁壱さんみたいな人がほいほい生まれるのなら、鬼殺隊の悲願はとっくに成就されてそうな気がするんだが。 表情が死んでる、的なことを言われてた縁壱さんだけど、「いつでも安心して人生の幕を引けば良い」と言ってる時の顔は、うっすら微笑んでいるよね。 本当に、心底、...

『呪術廻戦』(第76話 玉折) 感想(ふたりだった。ひとりとひとりになった)

伏黒父のペット(?)と道端で出会った夏油。 なるほど、0巻で夏油がこの子(?)を抱えてたけど、こういう経緯で手に入れたのね。 普通の善良な染みっぽい人たちが笑顔で拍手している中を、布がかけられた理子ちゃんを抱えて歩く五条先生の絵が、なんともエグい。 この人たち、多分、盤星教の信徒たちだよね。 理子ちゃんは、天元様を穢す存在だから、それが消滅して、心の底から喜ばしく思っているんだろうなあ。 女の子が死んでしまったことを祝福している。 それがおかしなことだと、この人たちは思っていない。 それがこんな、いかにも普通っぽい人たちっていうのが、ほんとこわい。 夏油に話しかける五条先生の表情が、ものすごく凪いでいて、これもこわい。 夏油も「何があった…!?」ってなるよね、そりゃ。 「コイツら、殺すか?」ってきいている顔も、めっちゃ平常。 前回の壊れてハイになってる時の方が、まだ人間味があったな。 「今の俺なら、多分、何も感じない」 これって、腹いせに信徒を殺したいのなら、おまえのかわりに俺がやってやるよ、おれは傷つかないから、気にすることないぞ、って意味だよね。 自分はそんなことやる気ないけど、親友の気晴らしになるのならやってもいい、という、壊れてはいるけれど、夏油のことはちゃんと大事に思ってるんだな。 夏油は「意味がない」と言う。 五条先生は「それ、本当に必要か?」と言う。 夏油の「大事なことだ。特に術師にはな」という台詞に、この時点でもうすでに「意味」だけが彼を呪術師にとどまらせていたんだな、と思う。 「殺す意味がない」から殺さなくていい、から、「生かす意味がない」から殺そう、にどこかで変わっちゃったんだろうね、多分。 五条先生が、意識的にガードを解かないと、勝手にガードしてしまうのは、ガードする機能をオートマ設定してるからか。 常に術式だしっぱなしだと脳がやききれるので、脳を常に再生し続ける、って想像するとこわいな。 つまりそれって、五条先生の脳は常に死に続けてて、それを無理やり生き返らせているってことだよね、多分。 いや、自分の脳をそんな粗雑に扱うなよ。 どんだけ糖分補給しても足りなさそう。 「私達は最強なんだ」と語っていた夏油が、「悟は"最強"に成った」と感じている、ってのがほんときつい。 ナチュラルに「最強」をやってて、もうほとんど人間やめてる感...

『週刊少年ジャンプ』2019年42号 感想

『Dr.STONE』 (Z=121 石化光線の素顔) コハクちゃんの「信念のために一歩一歩、延々と楔を撃ち続けられるような、そういう男に私は惹かれる」って言葉は、千空のことが好きだ、って解釈でよいのかな。よいといいな。 銀狼が刺されたところ、おもわず「ぎゃあ」ってうなった。 寸前まで、コハクちゃんに丸投げしようとしてるいつもの銀狼だったのに、最後の最後には自分の役目を果たそうとするのかっこいい。 あと、最後の最後にさよならを言いたい相手が金狼って、本当に仲いいな、この兄弟。 銀狼を救うために、わざと自分たちを石化させるように仕向けたコハクちゃんの機転。 こうやってみると、石化ってめっちゃ便利だな。 この石化武器を手に入れて、量産できるようになった復活液を使えば、司も無傷で復活できるんだな……。 コハクちゃんは「石化武器は科学だ」と判断した。 千空のそばにいて、メカニカルなものをみていたコハクちゃんは、これを「科学」と判断した。 だけど、見開きで描かれた石化武器はどうみても「現代」でつくれそうな感じしないんだよね。 なんとゆーか、オーパーツっぽい。 これをみたのがゲンか龍水だったら、また別の判断をしたんじゃないかな……。 千空たちは、コハクちゃんという貴重な武力を失ったわけだが、これからどうするんだろうね。 いよいよ氷月の出番か? 『鬼滅の刃』 (第174話 赤い月夜に見た悪夢) 縁壱零式ってやっぱり初代様をモデルにつくられてたのか。 黒死牟は初代様の双子の兄と判明。 縁壱さんは「私は大切なものを何一つ守れず、人生において為すべきことを為せなかった者だ」と言ってたけど、「大切なもの」というのは兄で、「為すべきこと」というのは無惨様を倒すことだったんだろうな。 「感情の僅かな機微すらも見せなかった」というあたり、義勇さんに近い感じの性格だったんじゃないかな、と感じる。 いろんなことをたくさん考えているけれど、それを表に出して伝えるのが、極端に苦手なタイプだったんじゃないかと。 それにしても「お前だけがこの世の理の外側にいる」「神々の寵愛を一身に受けて生きている」って表現は誇大じゃないな、と思わせるほどの圧倒的な強さ。 柱3人を相手に余裕で戦えるほどの黒死牟に、80を超えた身で、死を覚悟させるとかっ。 あそこで寿命が尽きたのは、残る力のすべてを一撃に込めたからなんだろうな...

『呪術廻戦』(第75話 懐玉 -捨壱-) 感想(持てる者の肯定と持たざる者の否定)

ふわふわと浮いている五条先生が気持ちよさそうだよね。 ラリってる系の。 理子ちゃんに謝る、という人間性を残しつつも、五条先生は心地よさにひたる。 「天上天下唯我独尊」 いや、五条先生が言うとしゃれにならん言葉だな。 これもう人間やめてるじゃん。 でも、そんな自分を五条先生は全肯定するんだよ。 人間として度を越した能力を手に入れて、でも恐がることなく、それを心地よいとさえ感じている。 この能力を操ることにためらいがない。 それが、めっちゃこわいなあ、って思う。 でも、理子ちゃんのために怒るべき場面だ、という倫理観みたいなものは持ってるんだよね。 片隅に追いやってるけど。 伏黒父に、こんな五条先生と戦うメリットはない。 すでに報奨金は確約されてるんだから。 これは、命懸けで逃げる、一択の場面だった。 でも伏黒父は「違和感」を無視した。 「…いや、これでいい。殺す」 自分を否定したものの頂点にある存在を否定することで、自分を肯定したかったから。 「自尊心は捨てたろ」というつぶやきが痛々しい。 禪院家の中で、呪術がゼロの伏黒父は、徹底的に否定されて生きてきたんだろうな。 そして「自分も他人も尊ぶことない。そういう生き方を選んだんだろうが」ってなった。 「他人」を尊ばないだけではなく「自分」も尊ばない。 自分まで否定している。 周囲に否定されつくして、自分を肯定する方法がわからなかったのかね。 だとすると、この五条先生に戦いを挑んでしまったのは、彼にとってうまれてはじめての、自分を肯定することができるチャンスだったからなのかもしれない。 現代最強の術師、というどうにもならない相手をねじ伏せることでしか、自分を肯定することができない。 それほどの深い否定を抱えていたから。 いやだって、誰かを倒すことで肯定できるのなら、夏油ぐらいで満足しとけよ(苦笑)。 でもやっぱり、五条先生でなければいけなかったんだろうな……。 選りにもよって五条先生、ではなく、五条先生を選ばなければならなかったんだろうな……。 赤ん坊を抱っこしてるの、多分、伏黒母だよね。 なんか、真依さんによく似てるんだけど。 伏黒家は禪院家の分家だから、真希さん&真依さんの親戚なんだろうな。 「2,3年もしたら俺の子供が禪院家に売られる」ってどういうことなんだろうね。 子供が術式を持って生まれた、ということが判明した時点...

『週刊少年ジャンプ』2019年41号 感想

『ハイキュー!!』 (第364話 独りではないのなら) 巻頭カラーが烏野の選手が横一列に並んでる絵。 これまでわりとありそでなかったような。 こうやってあらためてみると、山口くんってやっぱデカイな。 「ブレイクし続ければ、コートにいられるじゃん!!」って、あいかわらず発想がハイテンションな日向くん。 ってにこにこしてたら、ラストであれだよ。 これはガス欠? 音駒とギリギリまでやりあった後に、この試合だもんね。 そりゃあ、スタミナモンスターな日向くんでもガス欠にもなるよ。 ここらへん、うまく配分できないのが日向くんの欠点なんだろうな。 でも、ここまで捨て身でないと鴎台とは張り合えないってのもあるし……むずかしい……。 『鬼滅の刃』 (第173話 匪石之心が開く道) 「鬼にできることは人間にもできる」って……いや、人間は血鬼術は使えないだろ、って思うわけなんだが、そういうことを言ってるわけじゃないよね、岩柱さんは。 こんなギリギリの勝負の中でも、冷静に思考し観察(?)している。 おまけに自分の血の巡りを操作して、黒死牟の行動予測(?)をかく乱までしている。 さすが、鬼殺隊最強。 時透くん、決死の覚悟で黒死牟の懐にとびこんだものの、脚を斬られる……。 このままでは失血死するとか言ってたのに、さらに流血させるとか、吾峠先生、時透くんをどうしてくれるんですかっ。 おまけに、玄弥に銃で撃たれるし……。 「離すな!! 離すな!! バラバラにされても…」って、覚悟が痛々しすぎる。 「俺もろとも撃っていいからね」 前回の扉絵で玄弥に刀をくくりつけてもらってる時に、そんな打ち合わせしてたのか。 あの絵がさらに悲愴にみえてくる。 ところで、玄弥の銃がめっちゃ気持ち悪くなってるんですが。 黒死牟の刀があんなことになってるんだから、玄弥の銃がこんなことになってもおかしくはないんだけど。 てか、黒死牟由来(?)の弾ならば、黒死牟にも有効なのかな。 ここまでやって無傷でした、ってなりそうでイヤなんだけど。 『夜桜さんちの大作戦』 (作戦3.気持ち) 太陽の「気持ち」が本当に狂気じみている。 家族を失い、その傷を何年かけても癒すことができなかった太陽は、元々、そういう気質を持ってるんだろうね。 そんな強すぎる気持ちが新しい「家族」の方に向いた結果がこれなのかもしれない。 てか、変装技術を、傷を隠す...

『呪術廻戦』(第74話 懐玉 -捨-) 感想(人間やめたかもしれない)

伏黒父の呼称は正式には「パパ黒」らしい。 芥見先生がそう呼んでるんだから間違いない。 「パパ黒は完全に呪力を捨てることで逆に呪いの耐性を得た、珍しい天与呪縛の中で一周回った更に珍しい存在です」だそうだ。 同じ呪力なしの真希さんもいずれここまで強くなるんだろうか、と期待してたんだが、そうはいかないらしい。残念。 パパ黒は、呪力を持ちまくってる五条先生の対極の存在、という感じなんだね、きっと。 理子ちゃん、盤星教の本部に持ち込まれてた。 まあ、任務達成の証拠は必要だよね。 盤星教は教義のために理子ちゃんの同化を止めたかった、というよりは、教義を守ることで盤星教を守りたかったのか。 本末転倒というかなんというか。 でも、天元様が暴走して社会に混乱が起こっても「星と共に堕ちるのならば已む無し」と言ってるとこをみると、ちゃんと宗教心も持ち合わせてはいるようだ。 「呪術界と宗教法人の相性は最悪」というのはわかる。 たとえば、五条先生が「神」を名乗ったら、宗教法人をあらかた潰せそうだもんね。 でも、宗教法人が呪術を利用しようとしたら、呪術界に潰される。 お互い、不可侵が一番よいということね。 黒井さんをさらったのは盤星教だったか。 そして、あえて殺さなかったのは、五条先生たちを油断させるため、と。 黒井さんが殺されていたら、理子ちゃんが沖縄で遊ぶ、なんてことするわけなかったもんね。 黒井さんが無事だったからこそ、沖縄滞在を一日伸ばしたわけで、その分だけ五条先生の睡眠が削られたと考えると、まさしく「削り」として有効だったんだな。 そして、仕事が完了してうきうき(?)してるパパ黒の前に現れる、血まみれの五条先生。 ……コワイ……。 なんなのこのホラー。 ベラベラと自分が助かった経緯について語る五条先生の目が、完全にイッちゃってるんですけどっ。 前回までは「五条先生、ここまでやられて生きてるっておかしくない?」って感想だったんだけど、今回は「五条先生がおかしくなった!」ってなってる。 脳にダメージ与えたのがいけなかったんだろうな、あれ。 「勝負はこれからだろ」ってとこのパパ黒がかっこええ。 「あー? そうか? そうだな、そーかもなあ!!」ってとこの五条先生がこわすぎる。 あれ? もしかしてこの五条先生、ゾンビか何か? 二徹したあげくに、任務失敗して、あそこまで念入りに殺されたら、そりゃ...

『週刊少年ジャンプ』2019年40号 感想

『ONE PIECE』 (第954話 "龍に翼を得たる如し") カイドウとビッグ・マムが同盟を結ぶとか、とんでもないことになってきた。 どうするの、これ。 両方の配下の数を合わせるとものすごいことになるけど、そんなもんなくても、カイドウとビッグ・マムが揃ってるってだけで、どうにもならないだろこれ感がすごすぎる。 てか、あのケンカが何をどうやったら肩組んで酒飲んで同盟組もうって盛り上がる展開になるんだよ! 『鬼滅の刃』 (第172話 弱者の可能性) 前回の表紙は、玄弥に髪を食べさせてあげてた時透くん(←って字面だけだとわけわかんないな)。 今回の表紙は、時透くんの手に刀を括り付けてあげる玄弥。 いや、片手で刀もってすっぽ抜けると困るからなんだろうけど、お互いに死に向かう準備を整え合ってるみたいで、めっちゃつらいんだが……。 岩柱さんと風柱さん、がけっぷち状態。 でも、新お館様は、援軍は送らない方針。 輝利哉様は、なんか、男の顔になってきたなあ。 そうならざるを得ないんだろうけど。 共に柱として戦ってきた連中が、死んだり死にかけたりしてるという報を、宇髄さんはどんな想いで受け取っているのだろう。 黒死牟の攻撃範囲は、電子版のオールカラー版でみるとめっちゃエグい。 これ、アニメになったらすさまじい絵になりそう。 指を2本失ってる風柱さんを、腕を1本失っている時透くんが助けて、「死なせない。貴方はまだ両腕で刀を振れる…!!」って言うのこわすぎだよね。 いや、そりゃ、時透くんの方がダメージひどいのはわかるけど、自分がやられた方が勝率あがる、って考えて、実際にそう行動してるのほんとこわい。 久々に登場の炭治郎(回想だけど)。 玄弥は本当に炭治郎を頼りにしてるんだなあ。 ところで、玄弥は本当に大丈夫なの? 拾い喰いはよくないよ?(←そういうレベルの話じゃない) 『ブラッククローバー』 (ページ218 最低最悪) 新聞のアスタの似顔絵が美形化しすぎで笑った。 いや、こういうのって、普通、凶悪そうに描くもんなんじゃないのか? サリーたちは奉仕作業に駆り出されているのか。 まあ、牢屋に閉じ込めているくらいなら、壊れまくった街を修復させた方がマシだしね。 黒の暴牛団がアジトごと乗り込んできた。 てか、ゴーシュ普通に無事だったし、思ったよりは冷静だ。 もしかして、マリー...