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『アンデッドアンラック』(No.141 Face to Face) 感想(変わらぬ友情と深まる愛情)

『ジャンプ』の集合表紙絵にやっぱりふたりで載るアンディ&風子ちゃん。 ふたりで1本のマイクを使うといういちゃいちゃっぷりです。 いいね! 最高だ! 風子ちゃんの髪の長さ的にループ後風子ちゃんだと思うんだけど、だったらアンディのおでこに刺さってるのはなんなんだろう。 ちょっとディスクっぽくもみえるんだけど。 表紙は肩までだけど、シールの方は全身が描かれてる。 風子ちゃんが両足ピン! ってそろえてるのがかわいい。 さて、本編。 風子ちゃんが、ジーナさんのように苦しむ人を増やしたくないから変えたい、と泣いてくれたことを知ったジーナちゃん。 変わりたくない、と願っていた自分のために、変えたい、と戦うことを決意してくれた人がいる。 それは、ものすごいことだよね。 なるほど……あのシーンがジーナちゃんが戦う動機につながるのか……。 前ループで風子ちゃんがたどってきた道のりが、確実に今のユニオンの強さにつながっていくんだ、という描写が泣けるよね。 ジーナちゃん、「オータム」に圧勝! 強すぎる! 「私の不変で!! 変えてやる!!」のとこの表情もめっちゃ強い! 「不変剣」は空気を固めて剣にしたものかな? 空気だからほぼ重さがなくてジーナちゃんの腕力でも振れる。 そして、超極薄だからめっちゃ切れ味が鋭い、という感じかと思った。 時を超えて、ジーナさんに友達だと言ってもらえて、涙をたたえてる風子ちゃんが愛おしい。 「ジーナちゃんって 呼んでほしい」 ここのジーナちゃん、あざとかわいすぎない? いろいろややこしいので「ジーナさん」と「ジーナちゃん」って呼び分けてたら、まさかの公式になったよ! これにて第二次「オータム」戦、完! はやっ! ジーナさんコスをはじめたジーナちゃん。 「あらージーナちゃん!!」って目を輝かせてる風子ちゃんが、ちょっとおばちゃんっぽい。 ジーナちゃんが、ジーナさんのことかっこいいって言ってたのも良いし、自分を変化させることを楽しんでいる様子なのも良いよね。 それにしても、風子ちゃんとジーナちゃんが仲良くしている姿は本当に微笑ましい。 前回の結末があれだっただけに、喜びもひとしおである。 「ソウルキャリバー」を使ってイチコさんの魂を抜き出した風子ちゃん。 ジーナちゃんにはゴースト化したイチコさんが見えるけど、ニコにはやっぱりみえないのね。 魂が抜け、「不眠」から解放さ...

『週刊少年ジャンプ』2023年04・05合併号 感想

今年最後の『ジャンプ』。 今年もたくさん楽しませていただきました。 ありがとうございました。 集合表紙は音楽フェスに参加するキャラたち、がテーマっぽいんだけど、デクと太陽が両手でしっかりマイク握ってるポーズで、やっぱりまじめ系主人公はこういうポーズが似合うなあ、と。 そして、なぜか飛んでる『高校生家族』のパパ。 『HUNTER×HUNTER』の連載はここで一区切りだそうで、『てんで性悪キューピッド』⇒『幽遊白書』⇒『レベルE』⇒『HUNTER×HUNTER』と、『週刊少年ジャンプ』で冨樫先生を読み続けてきたことを思い出し、感慨にふけっている。 『ONE PIECE』 (第1070話 “最強の人類”) ハンコックのセラフィム、めちゃくちゃかわいい。本当にかわいい。 そして、セラフィムの方もツンデレ。 性格までコピーされるのか? 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS101 暗躍) 神々廻は結局、四ツ村さんを殺しきれなかったのか。 そして、南雲はそれを予測してた? 今のところ、スラーよりも南雲の方がラスボスっぽくみえる。 四ツ村さん、自分が死ぬことは覚悟してたけど、息子が殺されることまでは覚悟できてなかったんだな。 死の間際に思い出すのが、自分を殺そうとして殺した妻の、穏やかな寝顔だったりするし。 またもや、だから殺し屋が家族なんかつくるんじゃないよ、という話になってる。 神々廻は四ツ村さんにとどめをさせなかったし、大佛さんにも甘いしで、結構、隙がある感じなんだよね。 そこを南雲に利用されまくりそうな気がしてる。 四ツ村さんの回想に、息子と妻に加えて、神々廻が登場してるとこだけが救い。 よかったね。四ツ村さんにちゃんと大事にされてたよ、神々廻。 現時点では、四ツ村さんという駒を手に入れた南雲の大勝利。 南雲が知りたいのはリオンさんの死の真相かな? それに関しては坂本さんも知りたいだろうから、その点では手を組めそうだけど、坂本さんは南雲に警戒感を抱いてるようなので、なにかしら条件付きで共闘しようという展開になるんじゃないかと予想している。 意外と晶ちゃんの存在がキーになってくるのかも。 京、殺連から除隊されたのね。 まあ、あれだけ好き勝手やってたらそうなるわな。 『呪術廻戦』 (第208話 星と油・4) 別記事(人として、兄として)になりました。 『ウィッチウォッチ』...

『呪術廻戦』(第208話 星と油・4) 感想(人として、兄として)

『ジャンプ』の集合表紙、虎杖が最前列なのに目立たないという謎の存在になってる。 てか、あいかわらず虎杖だけ彩度が低い。 虎杖はきっと、カラオケは歌手ご本人になりきって陶酔しきって歌うタイプ! そして、そんな虎杖をまったく見ずに曲探しをしている伏黒と野薔薇ちゃんの絵とか、容易に想像できる……けど……もうそんな平和な展開はこないんだろうな……。 脹相兄ちゃんは、血塗と壊相をひきつれて羂索の下についたことを悔やんでたのか。 確かに、あそこで羂索の誘いを断っていれば、血塗と壊相が虎杖たちに殺されることはなかっただろうし、虎杖が脹相兄ちゃんに申し訳なさを抱くこともなかっただろう。 でも、結果としてみればそうであっても、血塗と壊相が「人間」に見えない姿をしている、ということを考えれば、あの当時の脹相兄ちゃんにはその決断しかできなかっただろうと思う。 そんなこと言っても、兄弟みんなでがんばって戦い抜いて、4人でなごやかに食事ができるような生活が手に入っていた可能性があったんじゃないか、と考えると、どうしてもあきらめきれないんだろうな。 手に入ったかもしれないものが、欲しすぎて。 「俺が楽をしてしまったせいで 悠仁を独りにしてしまった」 脹相兄ちゃんの中ではそういう結論になってしまっているのね。 脹相兄ちゃん、ちっとも楽してるようにみえないんだけど。 あと、虎杖が独りになっちゃってるのすべて宿儺と羂索のせいだから! 九十九さんと天元様は脹相兄ちゃんを逃がしたか。 ふたりとも脹相兄ちゃんを、虎杖と同じく“人”と認定してくれたんだろうな。 これ、九十九さん、自爆したってこと? 日本中どころか世界中を巻き込む可能性があったとか、こわっ。 てか、本当にこれで九十九さん退場? 虎杖ママは元々、術式持ちで、その術式を欲しがった羂索が肉体を乗っ取ったってこと? 妻を失って精神を病んだパパが、妻に似た姿をした羂索と再婚した、とかいうことかと思ってたんだけど、妻の肉体が羂索に乗っ取られて、おじいちゃんはそれに気づいて本物はもう死んでてあれは偽物だぞ、と言ってもパパが信じてくれなかった、という流れなの? 羂索と天元様は友人だったのか。 真人に対して、天元様はほっといていい、的なことを言った時、なんか含みがある感じだな、って思ってたけど。 天元様が羂索の手に落ちたら試合終了かと思ってたんですけど……ここ...

『逃げ上手の若君』(第92話 おこられた1335) 感想

このサブタイトルなんなの。 時行の軍、町田あたりまで来たらしい。 町田から鎌倉か……地理的にイメージしやすくなった。 幼い時行にとって、高氏は遊び相手になってくれるおもしろい人で、直義は慇懃無礼に遊びを中断させてしまうよくわからない人だった。 その直義が、頼重も困惑するような場所で軍を率いて待ち構えている。 そんな、セオリーを無視した行動に、前回の引きの直義は戦下手ネタがかぶさるわけだが、なるほどそれをこうひっくり返すのか。 鎌倉は籠城に向いていると思われていたけれど、実はあまり向いてない。 常識にとらわれず、データを元にそう判断した直義は、ものすごく有能! 直義を一度落としておいて、そこで使ったネタを使って、持ち上げてくるとは……。 もう松井せんせーのてのひらでクルックル~してますよ、私。 なんか直義が時行を怒鳴りつけてるんだけど、これって大人が子供相手におとなげない、とはならないのかな。 名乗りを上げ、大軍を率いてきたのならば、歳など関係ないということになるのかな。 とか思っていたら、「正しい大人が悪さをした子を叱りつける画だ」というところで、なるほどなあ、ってなった。 こんな道理もまだわきまえてない子供を大将にしちゃってるの? みたいな感じになっちゃうのか。 時行は叱りつけられて黙るような子供ではない。 子供でも大将なのだ、ということを示さなければならないわけね。 でもまあ、時行、鎌倉に戻って何をどうしたいの、というのは確かにあるなあ。 はためからみたら頼重の傀儡にみえそうだよね。

『あいつはオカルト』感想

三木有先生が『週刊少年ジャンプ』に7年ぶりにご帰還でした。 絵面的には、男二人が夜の山道を歩きながらしゃべってる、ってだけなんだけど、本当に良かった。 おもしろかった、というよりは、良かった、という感想。 15ページの読み切りなんだけど、きっちり15ページを使い切ってる感がすごい。 過剰も不足もなく、15ページであるべきマンガ、みたいな感じになってる。 おそらく、『ジャンプ』のマンガ的には、やなちゃんがひとりで行って、戻ってくるまでの数コマがメインになると思うんだよ。 でもこのマンガでは、やなちゃんがひとりで何をしてたのかは、まったく語られていない。 ふたりの会話から、やなちゃんが何をやってるのか察することはできるんだけど、そこにはまったく触れられていない。 「知ろうとしてくれてるだけで感謝してるんだ」 このやなちゃんの台詞だけで、ふたりの関係性というか、ふたりが過ごしてきた時間がめっちゃ妄想できる。 やなちゃんは、茅野という存在に救われていることを認めているけれど、危険に近づけたくないから遠ざけたい、という葛藤を抱えている。 でも、茅野はやなちゃんがひとりで暗い場所に行くことを許容したくないから、自分はおまえの役に立つよ的なアピールをしている、って感じかな、って思った。 その友人関係というには、ちょっと踏み込んじゃった感じの微妙さがとても良い。 あと、こっそり旅の想い出を残そうとした茅野、かわいいな! やさしいふたりの、穏やかな会話が、淡々と重ねられた素晴らしい読み切りだった。 ありがとうございます! 今年は2作も三木有先生のマンガが読めた! 残念だったのは、ずっと夜なのでベタが多くて、紙版の方では印刷がけっこうつぶれちゃってたんだよね。 電子版の方でみると、夜の山の風景がとても丁寧に描かれているのがわかるんだけど。

『アンデッドアンラック』(No.140 変化の秋) 感想(変えさせない覚悟)

センターカラーでボイドさん+シェン+ムイちゃん。 さらにあいかわらず熱血Pやってる安野先生といちゃいちゃしてるアンディ+風子ちゃん。 ボイドさんがちょっとかがんでるのかわいいな、って思いつつ、あれ? こういう髪色だったっけ? ってなって、よく考えたらボイドさんがカラーで描かれるの初めてか? ということに気づいた。 シェンとボイドさんがメガネかけてるのはなんでだろう、ってなったんだけど、中の人の花江くんと乃村さんがメガネだからか。 ちゃんとセンターカラー裏に載ってた宣材写真と同じフレームになってる。 シェンの服に「SUMMERTR」ってロゴはいってるのみえたんだけど、これはSUMMER+TREE=夏樹か。 しわになってよくみえない袖のとこのロゴはFLOWER+COVEで花江ね。 戸塚先生がアニメ化をめっちゃ楽しんでる感じがしてとても良いです。 さて本編。 1999年1月9日、「変化の秋 -メタモルフォール-」作戦開始。 必須メンバーの風子ちゃんとジーナさん以外はニコとイチコさんだけなのか。 あまり大量動員すると、指定メンバー以外が手伝った判定が出てアウトになる危険性があるのかな。 前回のユニオンの動きをみるかぎり、エントリーされたメンバー以外は、準備を手伝うのはOKだけど、攻撃はNGって感じだな。 チャフをばらまくのは攻撃にはならないんだろうか。 ニコとイチコさんだけなら、その場にたまたまいあわせたカップルがよくわからない実験をしている、みたいな設定にできるとか? 「噛まれてきます!!」って飛び出していく風子ちゃんが、本当に躊躇ないな。 覚悟きまりすぎてて怖い。 これ、ニコたちはもっと怖いだろうな。 「ジュニアは殺さないで下さいね!!」って言ってるけど、元に戻せるんだろうか。 前回は捕獲で「オータム」が生きてたから戻らなかったけど、今回は討伐で殺すから元に戻る? 「スプリング」が死んで、桜になった人たちも元に戻ったらしいし。 風子ちゃんは前回のループでジーナさんと戦ったことをジーナちゃんに話したか。 ジーナちゃんにしてみればわけわからないよね。 風子ちゃんは前回のジーナちゃんのことが好きだったらしいし、風子ちゃんは誰かを殺すような人じゃないのに、なんでそんな状況になるんだ、って。 でも、風子ちゃんは事情は話さず、ジーナちゃんに自分の目で確かめて判断して欲しいと考えたん...

『週刊少年ジャンプ』2023年03号 感想

『呪術廻戦』 (第207話 星と油・3) 別記事(過激すぎる落ち武者)になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.140 変化の秋) 別記事(変えさせない覚悟)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第91話 直義1335) 別記事になりました。 『ウィッチウォッチ』 (90 OGRE MASTERS 前編) バトルマンガの師匠キャラあるあるネタで笑ってたら、とんでもないところにつながった。 まさかあの倍速生活ネタをまたやるとは。 30倍速って1日3食の人が1日90食か……どうやって用意するんだよ。 同居人たち、家事が苦手どころか、モイちゃんにもろもろ面倒みてもらわないと生活破綻するレベルなのに、そのモイちゃんの面倒を30倍速でみてあげなきゃいけないのか? そこらへんモモチに頼むのか? やるのはモイちゃんなのに、やるって話をきいただけでカンシがおびえてて、あの時は本当につらかったんだろうな、ってなった。 でも、カンシは皆とコミュニケーションがまともにとれなくなったことが一番キツそうだったから、孤独に強いうえに4人の師匠もついてるモイちゃんは大丈夫そう。 今度は前回の教訓を活かして準備もできるし。 『PPPPPP』 (第62話 思考停止による思考開始) 教会で「テンペスト」を弾いてたのはソラチカだった。 なぜかパパンまでついてるけど。 ソラチカが「父さんに見つかって」って言ってるから、一緒に旅行してた、とかではないんだろうな。 イベント後に失踪したソラチカを、パパンが探させてて、みつかったと連絡を受けたから会いにきた、ってところか。 ソラチカはなんでファンタジーを出さない練習をしてるんだろう。 それはパパンがもっとも嫌がることなんじゃないのか? 自分が楽しんでやってることでも、それで誰かが傷つくのなら、やっぱり迷う。 日野くんはめちゃくちゃやってるようにみえて、ちゃんと良識を備えている人なんだよね。 自分が楽しいのが一番だけど、それだけじゃ満足できない強欲の人、という解釈もできるけど。 日野くんの思い切りの良さ、というか、スパッと気持ちを切り替えられるところは好き。 ラッキーはそこらへんの切り替えがいろいろできてなくて、まだ混乱してるのかな。 『あいつはオカルト』 別記事になりました。

『呪術廻戦』(第207話 星と油・3) 感想(過激すぎる落ち武者)

最初に脹相兄ちゃんが出て、九十九さんにバトンタッチして、頃合いをみて脹相兄ちゃんを戻す、というのは脹相兄ちゃんの案だったか。 いろいろと言動がアレだけど、戦闘に関してはかなり頭が切れるよね。 予想通りではあったけど、脹相兄ちゃん、自分が殺される前提で動いてるな。 羂索を殺すことさえできれば、自分の命なんてどうだっていい。 弟(虎杖)の未来をつくるためなら、自分の未来なんていらない、ってスタンスはまったくゆるがない。 で、こんな緊迫した状況で「親殺しいきまぁす!!」とか、なんかちょっと気が抜けることを言っちゃうのが脹相兄ちゃん。 ところで、頭蓋を回転させて「穿血」を受け流す、ってなんなの? 頭蓋って回転させられるものじゃないだろ。 ただの脳みそはみ出してる人じゃないか。 こういうのを「落ち武者」とは言わないだろ。 しかも、その場で縫い合わせるんだ……。 羂索がビックリ人間すぎる。 脹相兄ちゃんと九十九さんは相性が良いというか、ふたりとも性格がまっすぐなとこがあって、ちょっと似てる気がする。 脹相兄ちゃんと九十九さん、ふたりがかりの猛攻もしのぎきるか……。 九十九さんの術式は規格外ではあるけれど、わりとストレートに力押しな印象があるんで、羂索みたいな多才で老練な術師と真正面からぶつかるのには向いていないのかも。 ところで、天元様はどうしてるんだろうね。 まだなんらかの手を残してそうなんだけど(←ただの願望)。

『逃げ上手の若君』(第91話 直義1335) 感想

今川を倒した技を解説する吹雪。 簡単そうに言ってるけど、飛んでから着地するまでの間に、その3アクションをこなすの? ってなるな。 あと、二刀流じゃなきゃ実現不可能な技なのね。 亜也子と弧次郎が汗ダラダラになるのも無理ない高難度技。 てか、人間技ですらない。 それをなんでもなさそうに説明する吹雪の後ろで、ドヤ顔する時行がかわいい。 いや、郎党に郎党を自慢してどうするよ。 捕らえられた天狗に対する玄蕃の仕打ちがひどすぎる。 音的にお尻から出たの屁だけじゃなさそうなんですが……非道すぎる……。 天狗の中にめっちゃかわいい子入っててビックリした。 しかもすごい恰好してる。 その姿で玄蕃の前に出た方が任務の成功確率あがったんじゃないかな。 でも、吹雪の件をみて、時行への忠誠心がさらに上がってる感じだから、いくら女の子相手でも手加減はしてくれないかな。どうだろ。 何事もなければ鎌倉まであと1日の距離までせまった北条軍。 その鎌倉では直義が自身の出陣を決めた。 敗け続きで、庇番の仲間を失い、心理的ダメージがひどい斯波。 でも、直義は斯波の経験値があがったからそれで良し、とか言い出した。 斯波ってそんなに期待されてたのか……。 メンタルがまだお子様な斯波を一人前の武将に仕立て上げたい、というのはわかるけど、そのために失った人材がもったいなさすぎる。 でも直義にしてみれば、渋川、今川、石塔、岩松は替えのきく存在なのかな。 渋川は姻戚関係もあったし、ちょっともったいなかった、みたいな感じっぽいけど。 この直義の考えを斯波は呑み込めるのか? って思ったんだけど、「僕の未来を僕より真剣に考えてくれる人に…忠誠を誓わぬわけがない」ってなるのか。 でも、おそらくは戦に負ける前の斯波だったら、こういう考えにはならないんじゃないかな。 斯波がそう考えられるようになったことこそが、直義の正しさを示しているような気がする。 ところで直義の欠点でかすぎない? ラストの1ページだけでめっちゃ笑ったわ。

アニメ『アンデッドアンラック』のティザーPVのこととかいろいろ

ジャンプフェスタでアニメ『アンデッドアンラック』のティザーPVが解禁されました! いやもう、めっちゃきれいに動いてるじゃないですか! 初っ端から、星が描かれてない夜の空港の絵で、わかってるな! って感じです。 アンディが背骨から再生するとことか、本当にすごいですよ。 ああいうグロ画像もしっかりそのまま出してく方針なんですかね。 初手から海苔を出してきたのは笑いました。 海苔はモザイクとか黒塗りじゃなくて、マンガと同じく網掛けっぽくなってた。 真っ黒だと主張が強すぎると思うし、モザイクだとギャグっぽくなりそうなので、あの網掛けが最適なんですかね。 中村さんのアンディの声も荒々しい感じが良いですよね。 そうそう初期の頃はこんな感じだったよ。 途中からスパダリになるけど。 あのスパダリ台詞の数々を中村さんの声で聴けるとか、どんなゼイタクだよ! 風子ちゃんの声も違和感なくて良いと思います。 あまりにもうれしくて何度も何度もぐるぐる見返してしまう。 何度みても飽きない。 何度みてもうれしい。 本当にありがとうございます! / いいね!最高だ! ティザーPV解禁!! \ 予測不能の超スピードバトル開幕! 不死の体を持つアンディと 触れた者に不運をもたらす風子。 これは、二人が最高の死を見つけるお話。 アニメ『 #アンデッドアンラック 』 2023年放送予定! https://t.co/2vyEuMdlcy #アンデラ #アンデラアニメ pic.twitter.com/nFJwD74qFm — アニメ『アンデッドアンラック』公式 (@undeadunluck_an) December 17, 2022 そして、シェン役が花江くんだった! 中村悠一と花江夏樹とか、そんなぜいたくさせてもらっていいんですか? シェンが花江くんとは予想してなかったけど、なんかめっちゃ合いそうな気がします。 ステージに登場した時の第一声が中国語で、さすが盛り上げがうまいな! ってなりました。 / #アンデッドアンラック 追加キャスト解禁! \ アンディや風子を追う謎の組織「ユニオン」に所属する2人のキャラクターのキャストを発表! シェン CV. #花江夏樹 ボイド CV. #乃村健次 https://t.co/bp8sMQM4xb #アンデラ #アンデラアニメ @hanae0626 @nomu...

『アンデッドアンラック』(No.139 Meeting) 感想(否定能力は解釈次第)

第三席の追加と「リメンバー」を求めて、UMA「オータム」の討伐と否定者「不可避」の捕獲クエストを受注した風子ちゃん。 クエストと報酬は前回も出てたけど、これペナルティはUMA「恐竜」の追加なのか。 現代に恐竜が追加されたらどういうことになるんだろう。 映画の『ジュラシック・パーク』みたいなことになるのか? 生物史の中に恐竜が差し込まれるだけって可能性もあるのかな、って思ったんだけど、それじゃあ「神」のやることにしては生ぬるいかな、って。 ところでニコはすでにサイコポッドを日常的に使いまくってるのね。 円卓の間の外では26年が経過していた。 その間、ユニオンはバウを中心に職員1万人まで拡大。 莫大な資金や未来の情報を風子ちゃんから受け取っていたとはいえ、ボスなしで26年もユニオンを運営していたとは、バウ、めっちゃ有能! ボウはもう生まれてるのかな……。 「知らねーぞーバウとかバックレてても」とか言ってたのに、でっかいスクリーンみた途端「すっげぇなお前ら!! 天才かよ!!」って無邪気に褒めまくるニコがかわええな。 26年間の技術の進歩を一刻も早く取り入れたいニコ。 1999年までの26年ってのはコンピュータ技術が超進化する時代だからね。 そりゃもう我を忘れて夢中になること間違いなし。 「なあコレなんだ!? 貸してくれ!!」 「ニコ!! 邪魔しちゃダメ」 このあたりのイチコさんとニコのやりとりがかわいすぎる。 そして、「こわいねー」「ねー」のとこのイチコさんとジーナちゃん(←いろいろややこしいので「ジーナさん」と「ジーナちゃん」と呼び分けることにした)のやりとりがめっちゃかわいい。 イチコさんのふところにすっぽりはまっちゃうジーナさん、本当にかわいい。 そして、拘束具で動けなくされてるのに「スゲー」ってわくわくしてるニコに笑う……。 これ、ニコがこういう状態になることを見越して、バウが準備しておいたんだろうな。 バウが本当に有能すぎる。 「不可避」の捕獲、ってどういう状況になればOKなんだ? って思ってたら、生け捕りにすればクリアなのか。 つまり、殺しちゃったり、自殺されてしまったりしたらアウト? 「リメンバー」はクエスト報酬でしか手に入らないって話だけど、前回、ジュイスさんとヴィクトルがみつけだせたのは、あの時点ですでにクエストが開始されていたということ? それとも、今...

『週刊少年ジャンプ』2023年02号 感想

『ウィッチウォッチ』 (89 愁いの淑女) 「カチカチ山」って字を「ヤモリ夫人」って読ませる力技にめっちゃ笑った。 いや、「ヤモリ夫人」って言われてみればそう読めなくもないけど、強引がすぎるだろう。 篠原先生、天才か? それにしても絵の迫力がすごかったな……。 『ONE PIECE』 (第1069話 “万物は望まれて、この世に生まれる”) 悪魔の実は、誰かの望みを現実化させたもの、という解釈は斬新だな。 「“能力者”とは誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達…!!!」 この台詞を読んで、マンガか! って思った。 いや、マンガなんだけど。 誰かの、こうなりたい、ああだったらいいのに、そうだったらおもしろい、をぶちこんでひっかきまわしてできあがった世界。 なるほど『ONE PIECE』じゃないの、と。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS99 あの日) 記憶違いとか見間違いではなく、本気でお父さんとお母さんが殺し合いをしてたとか、周くんが気の毒すぎる。 しかも、母親が自分を産んだ理由が、弱みにするため、とは。 わりと本気で家族が大事っぽかった四ツ村さんもかわいそう。 結局、神々廻の言う通り、殺し屋が家族をつくるな、ってことになっちゃうのかな。 もしくは坂本さんのように、ちゃんと引退してからにしろ、と。 『逃げ上手の若君』 (第90話 信頼1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第61話 テンペスト) ラッキーがだいぶ壊れちゃってる。 『アンデッドアンラック』 (No.139 Meeting) 別記事(否定能力は解釈次第)になりました。

『逃げ上手の若君』(第90話 信頼1335) 感想

吹雪、時行に何かあったらすぐに駆け付けられるように準備してたのか。 いつみても吹雪の二刀流の絵はかっこいいよねえ。 脚をくくりつけてる紐を狙ったのはなるほどなあ、となった。 脚が不自由らしい今川は馬から落ちたらもうおしまいだからな。 今川、馬を使いつぶしていることに葛藤があったんだな。 考えてみれば、ものすごい馬好きの今川が、馬を使い捨てにするのはおかしいんだな。 魔道に墜ちるほど、瑪瑙を失った哀しみは深かった、ということか。 そう考えると、直義のアドバイスは罪が重い。 でもなあ、そう仕向けなければ今川は瑪瑙の後を追ってただろうしなあ。 今川、郎党たちからは愛されていた。 あの見事なピットの連携プレイは、しっかりとした団結力があることの表れか。 瑪瑙を失って、哀しみのあまり何度も死のうとする今川を見張りながら途方に暮れてたんだろうな、この人たち。 そして、だいぶ不穏な形で立ち直った今川を、それでもサポートし続けたんだ。 みんな、瑪瑙に乗ってにこにこしてる今川を見てるのが大好きだったんだろうな。 「いきて わが くび もってかえり うまのえさにしろ」 最期の言葉はひらがなか……。 でも、草食動物の馬の餌に、人間の首はどうなんだ。 すりつぶして粉にして草に混ぜるのか? 「もう二度と会えないな瑪瑙 お前は極楽 俺は地獄だ」 馬の皮を被ったその下で、人間として逝けたか。 上杉の実験対象になれてうれしそうな長尾が怖い……。 足利軍はわりとあっさり撤退したな。 引き際をしっかり見極めているというか。 斯波だけがそこんとこがダメダメで、やっぱりちょっと子ども扱いな感じ。 ところでまた時行が郎党をたらしこんでるよ! 吹雪が幸せならそれでいいけど。

『アンデッドアンラック』(No.138 Incentive) 感想(ガチャとリセマラ)

アポカリプスを掘り起こした風子ちゃん。 「一度円卓の間で開くと」ということは、やっぱり開くタイミングは一席に座る者が決められるのか。 風子ちゃんが一席に、ジーナさんが二席に座り、アポカリプスが円卓の中央にセットされて、ついにクエスト開始! アポカリプスあいかわらず憎まれ口をたたいてるけど、風子ちゃんにしてみれば、懐かしいな、程度のことだよね。 最初のクエストはUMA「スポイル」の討伐、UMA「ストップ」の討伐、UNA「カインドネス」の捕獲。 いきなりスポイルがくるのか……。 UMA「ストップ」は信号機っぽいデザインでおもしろいな。 「カインドネス」はもしかして、アンダーが根城にしてたカインかな。 カインってカインドネスの略だったのか? 報酬が、それぞれ如意金箍、ブレードランナー、不治の所在ってなってるけど、この「不治」は当然、リップではないよね。時代的に。 ブレードランナーはなくてもいいんじゃないかな。足を切らないと使えないようだし。 クエストに挑むか逃げるかを問われて「パス」って答えた風子ちゃんに笑った。 パスできるんだ、これ。 そのペナルティはUMA「ゴースト」の追加。 ここでもう「ゴースト」来ちゃうの? 「ゴースト」が追加されるとオカルト雑誌や心霊スポットが追加されるの、ちょっとおもしろい。 ニコだけが「ゴースト」みえないみたいだけど、改変に取り残される否定者たちは異物として気づくけど、ニコにとってはただの幽霊、つまり霊感(?)のない人には見えないもの、という解釈でOK? 風子ちゃんをがんばって脅そうとしてるアポカリプスかわいいな。 アポカリプスにとっての風子ちゃんは、アンディに守られてるだけの女の子のままなんだろうね。 「ゴースト」が追加されても特に困らない……確かに……。 「まだこの世界に存在しない新たなルール」ってだけで、そのすべてが人類にとってのマイナスとは限らないよな。 「って事で早く次の出してよアポちゃん」って風子ちゃんのアオリにめっちゃ笑った。 これはアポカリプスにちょっと同情しちゃう。 パスの代償は1年という時間。 円卓の間の外側では1年という時間が過ぎた。 それを風子ちゃんは「とりあえずあと20回まわすから」って、そんなガチャを引くみたいな軽いノリで! その20年の月日を風子ちゃん、ジーナさん、ニコ、イチコさんはスキップで、アンディ、ファン、...

『週刊少年ジャンプ』2023年01号 感想

いつも通り『ジャンプ』が一足先に2023年になった。 背に「55th」の字が入って、そうか……50thからもう5年か……ってなった。 あと5年待てば、60thでまたいろんなイベントをやってくださるんだろうか。 『ONE PIECE』 (第1068話 “天才の夢”) ベガパンクが元々目指していたのは、エネルギーの奪い合いをしなくて済む世界か。 でも、それを追い求めるとどうしても禁じられた歴史にたどりついてしまうし、それを調べようとすると世界政府の逆鱗に触れる、と。 ベガパンク、倫理観がバグってるマッドサイエンティストだと思ってたんだけど、目指すところは世界平和だったのね。 『呪術廻戦』 (第206話 星と油・2) 別記事(結界の内の戦い)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第89話 瑪瑙1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.138 Incentive) 別記事(ガチャとリセマラ)になりました。 『PPPPPP』 (第60話 フルスコア) フルスちゃんがまさかの指揮者転向! 「古須亜子」が「フルスコア」のアナグラムだとは思ってたけど、フルスコアを使用するポジションである指揮者になる、という意味だったのね。 実はピアノにはあまりのめりこめてない、ということを自覚してしまって、悩んでいたけれど、まさかファンタが道を示してくれることになるとはビックリだった。 でも、フルスちゃんに助けられてばっかりじゃなく、ちゃんとお返しをするあたり、ファンタらしいよね。 フルスちゃんにとってピアノはお母さんに振り向いてもらうための道具みたいなところがあって、でも音楽は好きだから、この世界から離れたくないという気持ちもあったっぽいけど、そうか、ピアノから離れるけど音楽からは離れない、という選択もありだよね。 これDADA先生にも話を通さないといけない案件だと思うんだけど、フルスちゃん、もう完全に決めちゃってる感じだな。 そうなったらDADA先生は多分、応援してくれるだろう。 生徒がラッキーだけになっちゃうけど。

『呪術廻戦』(第206話 星と油・2) 感想(結界の内の戦い)

九十九さんは羂索に領域展開させる役。 天元様はその領域を分析、中和、解体する役。 九十九さんが領域展開しなかったのは、天元様の作業の邪魔をしないため。 ということはやっぱり領域展開はできるのね。 「そこまでナメられてるかな私」と言いつつ、天元様の説得をあっさり受け入れられるところに九十九さんの強者っぷりを感じる。 戦いにおいて、感情では動かないところが。 でも、熱い感情があるから戦っているんだよね。 羂索の領域展開「胎蔵遍野」は結界を閉じないタイプ。 ゆえに解体できない。 あせってる天元様ちょっとかわいい。 「千年続く!! 竜戦虎争!! 合従連衡の!! 呪いの世界を!!!!」 羂索、めっちゃテンションあがってるじゃん。 自分は天元様の上を行く術師だぜ! みたいな。 シュラバをくぐりぬけ生き延びてきた、みたいなこと言ってるけど、それをつくったのは自分自身だろ。 この人、たまにえらく感情的になるよね。 こういうメンタルだからこそ、むちゃくちゃ長い時間、欲しいものを手に入れるために走り続けられるのかも。 飽きが来るというか虚しく感じる瞬間とかなかったのかな。 九十九さんがボロボロになるまで戦ったところで脹相兄ちゃんにバトンタッチなの熱い! あれで退場かと思ったら、回復するまで隠れてただけだったか。 脹相兄ちゃんの活躍をみられるのはうれしいが、死ぬんじゃないか? とはらはらする状況に戻るのはイヤかな……。

『逃げ上手の若君』(第89話 瑪瑙1335) 感想

弧次郎VS長尾は弧次郎が押され気味。 長尾はドーピング効果だけで強いわけじゃないんだろうね、きっと。 それをみた保科が長尾の相手を買って出る。 弧次郎、若干、ムキになってたけど、簡単にいなされたな。 ちゃんと説明してくれる保科と四宮がやさしいけど、話せばわかってくれる子だ、と信頼してもらえてるってことでもあると思うんだ。 そして、やっぱり保科はしっかり強い。 「まだ主君をお前一人で背負い込むな」か。 「まだ」というのは、いつかは一人でも背負えるようになる、というエールなんじゃないかな。 一方、時行とダービーをしている今川。 「瑪瑙」は大枚はたいて手に入れた愛馬だった。 で、10年も連れ添ったけれど、射殺されてしまったと……。 まあ、戦場に連れて行くんだから、いつかはそうなるよね。 瑪瑙を駆る今川の顔が、めっちゃ無邪気で幸せそう。 今川は瑪瑙の子供はつくらなかったのかな。 瑪瑙を愛しすぎてて、子供をつくって代替わりさせる、という発想はでなかったのかも。 繁殖させてはみたけど、気に入る馬が産まれなかった可能性もあるけど。 白装束で愛馬のお墓の前に座り込んで、自殺未遂を繰り返すとか、郎党たちは困っただろうな。 そこに現れたのが直義。 駄馬を限界まで使いつぶして一瞬だけ瑪瑙にする、とかどういう発想だよ。 でも、今川はそれで納得したんだな。 ほんのちょっとでも可能性があるのなら、それにすがるしかなかったんだろうけど。 それにしても、直義は本当に怖いな。 で、兄の尊氏はそれ以上に怖い、と。 お馬さん、限界まで走らされたうえに、頭に穴あけられて脳をすすられるとか、かわいそうにもほどがある。 それで生き残っても、今川の食事にされちゃうし。 猛攻で馬からはじきとばされた時行を、突こうとする今川。 ここの見開きの絵がすんごいな。 特に、突きあげる今川と、落ちている時行のコマが斜めに並行してるとこがすんごく怖くて良い。 またひらがなしか喋らなくなった今川の、涎と涙。 そこに突っ込んできた吹雪の鬼気迫る表情。 瑪瑙を失ってしまった今川と、時行を失いたくない吹雪の戦いになるのか……。

『アンデッドアンラック』14巻 箇条書き感想

『アンデッドアンラック』14巻の感想です。 ・表紙は円卓をバックに、アンディを中心にして、上にアポカリプス、下にすがりつく風子ちゃん、右側にジュイスさん、イチコさん、タチアナちゃんの女性陣、左側にヴィクトル、ニコ、ビリー様の男性陣という、過去最大のキャラ数 ・それぞれのカップルというかペアというかが、それぞれ顔を別方向に向けてるのが悲しい。その中でアンディだけが愛する風子ちゃんをみつめている ・巻番号のとこの絵は太陽に呑み込まれる地球かな? ・戸塚先生が過酷な週刊連載を続けてても健康でいらっしゃるのは幸いですが、丈夫さを過信せず、無理をなさらず……といっても、週刊連載自体が無理を承知のシステムだよね ・睡眠大事! ・「ゴースト」って自我が崩壊した人間を乗っ取らないとフェーズ2にはなれないということ? てか、ニコ、あの時点では自我が崩壊してたのに、ちゃんと取り戻したのね ・「ゴースト」はフェーズ2にしないと倒せない。ふわふわしてて定型がないからかな? ・ニコにべったりなミコちゃんかわいい ・ミコちゃんのジャケットがちょっと大きめなのは、イチコさんのものだったからか ・ニコの胸のエンブレムは自分のもの。めんどくさいから埋め込んだ。右の手の甲のエンブレムはイチコさんのもの。イチコさんを忘れないために埋め込んだ ・胸と手の甲だったら、手の方がよく視界に入るから、そっちをイチコさんにしたんだろう ・左右の手の甲に埋め込めばよかったのでは? って思ったんだけど、ずっと一緒だと思いたい、という理由で埋め込んだわけじゃないからなあ ・ニコのプロフィール、イチコさん関連になると「ハズだ」とか「気がする」とかあいまいな記述になるのがせつない ・ニコの席次が低いのは、ラボから出たくないニコのためにクエスト参加を減らしていたから、というのは推測されていたけれど、「要因の一つ」ということは他にも何かあるの? ・やっぱり貢献度とか関係なく、クエストとかで稼ぐポイントのみで席次が決するのね。すると、ジーナさんかなり席次が高かったのでは? 二席だったかも? ・ルインのプロフィールが……なんとなく物悲しい……。これを読むと、風子ちゃん、救って、仲間にしてあげて! って気分になるな ・「不公平」のコピー条件、やっぱりつらすぎる ・ビリー様の曲芸みたいな射撃が、ただの自前の技術力だったのが、この巻の一番...

『アンデッドアンラック』(No.137 変わらなければ) 感想(ファンをかわいいと思う日が来ようとは)

前回のサブタイトルが「変わらない」で今回が「変わらなければ」なの、すごく良いよね! 風子ちゃんの「不運」で隕石が落ちたと思ったら、ファンだった。 「お気にはやりすぎたみたいです」って、隕石よりも悪質(?)な「不運」って認識なのね、風子ちゃん。 「キサマも魂を理解しているとみえる」って、ファンは若い姿だけど、自分が老いないのは、自身が魂を理解しているから、って認識なの? 自分が「不老」だとは知らないし、否定者という存在も知らないのかも。UMAは「妖」扱いだし。 風子ちゃん、いろいろ説明してないんだな、めんどくさいもんな、と思ったんだけど、戦ってるところをみるに、説明しない方が有利をとれるから、なのかも。 人を殺さないこと、妖(=UMA)を倒すこと、を条件に勝負をしてあげるよ、って約束したのね。 風子ちゃんにいいように操られてるな、ファン。 ちょっとかわいい。 風子ちゃんの腕がめっちゃムキムキになってて、おおっ、ってなった。 ものすごくがんばったんだね……。 元々、ひきこもりで筋肉ぜんぜんついてなかったのに。 風子ちゃんが自分と同じ構えをしていることに驚くファン。 まあ、風子ちゃんの体術の師匠は、ファンの弟子のシェンだから当然そうなる。 髪がちょっとだけ触れて「不運」発動⇒「ヒート」によって緩くなってた地面に足を取られる 鼻にちょっとだけ拳が触れて「不運」発動⇒「ヒート」が怒って暴れだす 鉄山靠で背中が触れて「不運」発動⇒ガス管に「ヒート」が引火して爆発 ちょっとギャグっぽいコンボ技だけど、ファンにしてみれば、地形や状況を利用したすばらしい発想! になるのね。 それにしても、ファン、なんでわざわざ上裸になっちゃうの。 服をしっかり着込むだけでもかなり有利になる、って教えてあげたくなる。 それにしても、まさか風子ちゃんの鉄山靠をみられるとはな……。 シェンとムイちゃんが教えてくれたことを、ひとりでこつこつ練習してたんだろうな……。 「不運」が体術を身に着けたら強いって、シェンもそんなことを言ってたよね、そういえば。 風子ちゃん進化しすぎ! こんなにもたくましくなった風子ちゃんをはやくアンディにみせてあげたい! なにげにシェンとファンのフルネーム出た。 シェン=シアンとファン=クーロンか。 人を殺さない、UMAを狩る、に追加して、シェンを育てる、という約束をさせられたファン...

『週刊少年ジャンプ』2022年52号 感想

前号の付録だった『BLEACH』ポスターに描かれていた初代さんたちの名前が公開されてた。 「齋藤不老不死」を筆頭にあいかわらず久保先生のネーミングセンスすごいな。 と思ってたら『暗号学園のいろは』でも、すごい名前のキャラが大量に出てきてて、西尾維新もあいかわらずすごいな、ってなった。 久保先生と西尾維新のネーミングは方向性がだいぶ違うのが、はっきり出てておもしろかった。 『呪術廻戦』 (第205話 星と油) 別記事(パワーとパワー)になりました。 『あかね噺』 (第40席 傑物の背) 『呪術廻戦』のすぐ後ろに載っていたのもあって、うらら師匠が領域展開した! って思った。 うらら師匠って、女性に落語家は無理、って言われて怒るとかいうことはなくて、「それに私も含まれてるの?」って返しそうなイメージある。 『ウィッチウォッチ』 (87 ケイコの気ままスタイル) ケイコちゃんめっちゃかわええ! って思ったけど、ミハルンの破壊力にはかなわなかった。 ミハルンかわいすぎる……。 てか、この魔法、肉体だけじゃなく精神まで女性と自認させたっぽくって、すごすぎじゃない? 『逃げ上手の若君』 (第88話 ダービー1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.137 変わらなければ) 別記事(ファンをかわいいと思う日が来ようとは)になりました。 『PPPPPP』 (第59話 最期に少し思い出す) ママンはクラシック一家の中でパンクを歌ってたのか。 そして、ある日、パパンを拾った、と。 「7つ子皆の天才を凝縮して1つにしたファンタジー」ってなんなんだよ。 どんどん小物化してくな、と思ってたパパンだけど、実は子供たちを上回る化け物なのかな。 そもそも、子供たちと違って音楽教育を受けてないのに、いきなりコレが出せるってことだからな。 あと「楽音」って自分で付けた名前なのか。 子供たちの名前もパパンが付けたとしたら、随分と独特なネーミングセンスの持ち主だな。 パパンとママンはお互いのことがちゃんと好きで結婚したのに、パパンが何かに狂いはじめて終わっちゃった感じか。 そして、その原因はラッキーっぽい? 天才じゃないママンを愛せたのに、天才じゃないラッキーは愛せなかった? それとも、天才を受け入れないラッキーを許せなかった? ラッキーのママンへの最後の言葉が、「」付きになってた...

『呪術廻戦』(第205話 星と油) 感想(パワーとパワー)

サブタイトルが「血と油」から「星と油」になった。 やっぱり「油」は羂索のことなのか? それとも夏油だから「油」? 脹相兄ちゃん、逃がしてもらえた。 良かった。なんとか生き延びた。 九十九さんの術式は、質量を操れる、か。 言葉にするとめっちゃシンプルだけど、これは強い。 質量×速度=運動量だから、質量をあげればそれだけ強力になる。本当にシンプル。 パワーでひたすら押し切るのが九十九さんのスタイルか。 文字通りのストロングスタイル。 この人の直弟子が東堂なの、めっちゃ納得できる。 あと、九十九さんのこの術式は、五条先生のバリア(?)には効くんだろうか? 設定的に効かなそうな気がするんだけど。 そして、羂索が隠し続けてきた切り札は「重力」。 「質量」と「重力」のぶつかり合いって、字面だけでもおそろしいんですが。 夏油を乗っ取った肉体を渡る術式。 夏油が持っていた呪霊操術。 反転術式も使えるし、領域展開もできる。 さらに重力か……羂索、強すぎじゃない? めっちゃ長生きして、せっせと能力を磨き続けてきたにしても、これは欲張りセットすぎる。 しかしながら、完全体・宿儺はこれ以上なんだよな、多分。

『逃げ上手の若君』(第88話 ダービー1335) 感想

「今川が来るぞ!」と注意喚起しつつ、「だが時行は今川の先を行くぞ!」と味方の士気をあげる時行。 大人用の馬を扱うのはやっぱり難しいようだし、だいぶ危険な乗り方をしてるけど、だからこそ時行は生き生きするんだよね。 このダービーをネタに賭けがはじまった、と思ったら玄蕃の仕掛けか。 戦の真っ最中に賭けかよ、ってなるけど、足利陣営が有利な印象だから余裕があるのかね。 あと単純に賭け事が好きそう。 吹雪が派手な服を求めてたけど、なるほど時行を助けるポイントがここにあるよ、っていう目印として使うのか。 時行の急旋回を援けるガードをつくりつつ、今川を射って邪魔をしてるけど、あれだけの人数がいて板で防御してても、突進してくる馬が向かってくるの、めっちゃ怖そう。 さらに、亜也子の援けで乗馬をリレー。 ほぼマックスのスピードで走っているであろう馬から別の馬に乗り換えるのもすごいけど、乗り換えさせて自分は降りる亜也子もすごい。 これちょっとミスったら馬に踏み潰されるじゃん。 馬を刺して暴れ回らせたり、物資を燃やしたり、今川の乗り換えを妨害するとか、今回、玄蕃は大活躍だな。 そして、時行を助け、今川を妨害する、ということを徹底している吹雪の策が本当に見事だ。 時行は郎党たちに夢見すぎだけど、夢見ちゃうくらい有能だ。 「なんて神々しい変態なんだ」とか言われてるけど、実際、あんな危険なことをうっきうきで頬を染めながらやってる時行は、変態としか言いようがない……。 あと、門番さん、まだ出番あるんだ。 「愛しき瑪瑙よ 嬉しいぞ 再びそなたに会える」 これまで、ひらがなで単語を並べるだけだった今川が、急にちゃんとしゃべるのめっちゃ怖かった。 あと、時行にとっての強敵のイメージが小笠原なの、なんかうれしいな。

『アンデッドアンラック』(No.136 変わらない) 感想(「不運」が呼び込む者)

センターカラー! ひさしぶりにアンディと風子ちゃんが並んでる絵だ! 後ろで腕組みしてる安野先生がおもしろい。 バイカル湖を描いた絵をおばあちゃんのお墓にお供えしているジーナさん。 前のループで風子ちゃんと出会った時も、ジーナさんはバイカル湖のほとりで絵を描いていたな。 それにしても、こんな内気そうな子が、なんであんなキャピキャピになったのか……。 大好きだった祖母を失い、変わって欲しくなかった日々が変化してしまったことを嘆くジーナさん。 その前にあらわれたUMA「HEAT -ヒート-」。 「バーン(燃焼)」とは別に「ヒート(熱)」がいるのね。 すると、「不燃」とは別に「不熱」の否定者もいるのかな。「不熱」って単語はきいたことないけど。 両方そろえられたら「サン」戦がめっちゃ楽になりそうなんだが。 逃げ惑う人たちの中で立ち尽くし、「ヒート」に向かって変化を嘆くジーナさん。 あの状況で逃げずに叫んだのは、抱え込んだ気持ちでいっぱいいっぱいだったからかな。 変わりたくなくて「不変」を発動させてしまったジーナさん。 その場に「ムーブ」で駆け付けた風子ちゃん+ニコ+イチコさん。 できあがったばっかりのサイコポッドを使いこなしてるニコすごいな。 そして「キューブ」のとこの絵がめっちゃかっこいい! ニコがイチコさんを背負ってるけど、このマンガ、彼氏は彼女を背負わないといけないって決まりでもあるんですかね! いつか、タチアナちゃんをおんぶしてるビリー様が見たいな……。 ジーナさんをサイコポッドで囲って、ジーナさんの安全を確保したうえで、「ヒート」にひとりで挑む風子ちゃん。 いや、風子ちゃん、めっちゃ頼もしくなってるな。 銃と「Gライナー」と「不運」って、前ループからすでに出ている要素を組み合わせて、さらに強い戦い方をしてるのが、本当に良い。 「不運」の能力の解説をいれたうえで、新たな戦い方の説明をしてるのも、本当に良い。 「不運」を人ではなく物に付与、か……なるほど……。 その発想はなかったけど、「不壊」や「不均衡」は物に対して能力を付与してるから、それはあり得るのか。 風子ちゃんがわざわざ大荷物を背負って動いてるのは、愛着がある道具を武器にしているためかな。 自作し身に着けることで、弾に愛着をこめた風子ちゃん。 「くるよ! 不運が!!」 誰も傷つけずに「不運」を武器にできるって最...

『週刊少年ジャンプ』2022年51号 感想

付録で『BLEACH』のポスターついてたんだけど、知らない顔がごろごろあって、なんなの? これどういうことなの? と思ってたら、その翌朝、録画しておいたアニメ観たらその人たちが登場してた。 おうっ、本誌側とアニメ側でタイミングを揃えたのか。 それにしてもあいかわらず、久保先生のキャラデザインはすごいな。 全然、知らないキャラがほとんどなのに、めっちゃわくわくする。 『暗号学園のいろは』 (第一号 「第四次世界大戦は紙と鉛筆でおこなわれる」) 西尾維新が久しぶりに本誌連載ですよ! なんかもう西尾維新だったよ! ところで毎週、こういう暗号を出し続けるの? 西尾維新はドMなの? ってなった。 でもまあさすがに、どこかでひねってくるんじゃないかな。 『ONE PIECE』 (第1067話 “PUNK RECORDS”) ベガパンクのやたらでかかった頭は、みずから切り離したのか。 まあ、あの頭では生きていくの大変そうだもんね。 ていうか、あれを支えながら歩くこと自体がもう無理そう。 建物にみえてたもの、ほぼベガパンクの脳ってどんだけだよ。 まあ、それくらいの演算能力がないと、本人+分身6体を動かせないか。 モモの助が食べたの失敗作だったって言ってるけど、それでカイドウと張り合えるんなら十分に成功だよね。 『逃げ上手の若君』 (第87話 策1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.136 変わらない) 別記事(「不運」が呼び込む者)になりました。 『PPPPPP』 (第58話 ファンタ) 心のよりどころだった自分の「天才」をバラバラにして粉々にしたファンタ。 それほどにあの時のファンタは聴衆に愛してもらうことを欲していたんだろうか。 出し切って空っぽになったファンタに、ただひとり拍手を送ったフルスちゃん。 ファンタは聴衆たちを送り出したのに、フルスちゃんだけ残ってくれてたんだな。 フルスちゃんはとても正確にファンタの音を読み取っていたんだな。 聴衆のためにすべてを尽くしたファンタのことを。 そうか、バラバラにして粉々にしたら消えちゃうんじゃなく、キラキラなものに進化するのか。 ファンタがこれまで他人にみせてた表情はつくりものっぽかったけど、「ありがとー」のところは本当にやさしい表情だったな。 愛されたくて、捨てられたくなくて、懸命に「かっこいい」をまと...

『逃げ上手の若君』(第87話 策1335) 感想

時行に無茶ぶりされて汗だらだらな吹雪。 時行の期待に応えなければという焦りでいっぱいいっぱいになって、死んでお詫びを、な気持ちも吹っ飛んじゃってるあたり結果オーライ! 時行がそういうのを狙ってやってるんならすごいけど、ただわくわくしてるだけっぽいな。 郎党たちも吹雪に対して、悲惨な過去よりも、時行にあおられてることの方に同情気味だ。 というのも、みんな、時行が自分の郎党に夢見すぎ案件の被害者だから。 玄蕃は空飛べるとか、亜也子は信濃から鎌倉まで一歩で行けるとか、どういうファンタジーだよ。 そうこうしているうちに、上杉の人造武士たちが大活躍。 なんかわからんけどとにかく強い。 人間扱いしてないから、普通の武士たちと違って褒賞とか与えなくてもいいんだろうな、と思うとめっちゃコストパフォーマンスがいい。 でも、研究自体にはお金かかるだろうから、結果的にそんな安上がりではないかも。 今川、乗りつぶした馬を食べて栄養補給するのか。 馬に乗っかった状態のまま食事してるのエグイな。 それにしても、部下たちはよく訓練されてる。 吹雪、めっちゃおにぎり与えられてひらめいた。 髪をほどいて、きらきらさせながら馬を駆る時行がかっこいい。 雫に金粉を頼んでたから、髪にまぶしてきらきらさせてるのかな。 以前、子供の一度も切ったことのない髪は縁起物、という話があったけれど、ここで活きてくるとは。 駄馬を無理に走らせて速度を出している今川。 大人用の名馬に軽量の子供が乗ることで速度を出している時行。 時行は鞍の上に立ってだいぶむずかしそうな乗り方してるけど、とても怖くて楽しいらしい。 で、その怖い乗り方で逃げ回るとか、時行にとっては楽しいことしかないな! そして、今川よりも前を走ることで、自分の方がすぐれてるぞ、とアピールできるのね。 ついでに、わけわからないルートで走ってて、突如、目の前に現れる感じになってる今川を先導する形になることで、恐怖の対象ではなくすわけか。 吹雪、追い詰められてひねりだしたとは思えないほど、ちゃんとしてる。 時行が逃げること大好きな性格でなければ成り立たない策なので、時行の郎党であるからこそ出せた、という点でも時行を喜ばせている。 目的を達成したうえで、ご主人様のご機嫌をMAXにする。 さすが時行に夢見させちゃう郎党は違うな! しかしながら、うっかり期待に応えちゃうと...

『ワールドトリガー』第227話「遠征選抜試験・24」+第228話「遠征選抜試験・25」 感想(燃えたい女)

オサムが古寺から引き出したかった情報は、「試合の中で最初にユニットがぶつかったターン」のことだった。 これだけだと、なんでそんなことをピンポイントで知りたいのかよくわからない。 スピーカーで双方のチーム全員にやりとりをきかせるけど、香取ちゃんと三浦くんは元のチームが同じだから会話しちゃダメか。 こうやってチームをまたいで情報交換するのはグレーかもしれないけど、どんな形であれ本来のチームメイト同士が連絡をとりあうのは明確に禁止されているからな。 B級ランク戦が三つ巴・四つ巴になってるのは、1対1だと人数が多い方が有利すぎるから。 まあ、それはそうだろうね。 目の前の敵だけに専念できるのなら、数が多い方が有利。 でも三つ巴・四つ巴なら乱戦にもちこめる。 オサムが荒船隊に有利をとらせることで諏訪隊を動かしたように。 そして、この戦闘シミュレーションは1対1で、1ターン目はユニット数が同じだけど、2ターン目からは前回の結果でユニット数に差が出てくる。 つまり、ユニットの性能とかに差があっても、シンプルに数の有利で押されるパターンが出てくる、ということか。 なるほど……。 オサムの指摘に悔しそうにしてる木虎ちゃんがかわいい。 とにかく同じ歳には負けたくないからね。 オサムはそういう仮説をたてたけど、諏訪7番隊だけのデータでは確信が持てなかったので、上位にいる古寺6番隊の情報を欲しがった、というわけか。 ここで、これは自分が得しすぎててちょっとフェアじゃないと思ったのか、もっときいていいよ、って言ってくれる古寺が良い。 宇井ちゃんが知りたがったのは、虫食い状態になってるデータの補完。 ランダムだからシェアしあってコンプリートめざそうぜ! みたいな。 ここで、トリオンの少ないオサムのために情報を引き出そうとする隠岐。めっちゃ賢い。 まあ、基本的に賢い子しかいないけど。 古寺はすぐに察してためらったけど、木虎ちゃんからGOが出た。 なるほど、諏訪さんとこを少し強くしちゃってもいいから、二宮さんとこと水上んとこを削りたいのね。 諏訪7番隊は今のとこ順位が低いからな。 それに、古寺と木虎ちゃんはあくまでトップをめざしてるから、下位からの追い上げに脅えるよりは、上位の追い落としをとるのは納得だ。 シールド使うよりレイガストのシールド機能つかった方がいい、とかなかなかおもしろいな。 リアル...

『アンデッドアンラック』(No.135 Psycho Pod) 感想(新生ユニオン始動)

前ループで自分が作ってたものに驚くニコ。 それはそうだよね。技術レベルが高すぎだもんね。 11基を自由自在に使いこなしてたのは本当にすごいことなんだろうな。 チカラくんが1基使いこなすのに苦労してたから。 まあ、チカラくんの場合、11基も使う必要性が低かったってのもある。 ニコは移動、攻撃、防御と活用しまくりだった。 涼ちゃんからチカラくんの記憶を消したやつ、衛星から操作してたのか。 「なんてもん作らせてんだよ」ってニコが青ざめてたけど、元はニコが自分に使うために開発したものだった。 残したい記憶を守るために、必死で知恵を絞っていたんだろうな。 「不忘」には効かなかったのかな……。 記憶改ざん装置の開発理由を説明すれば、イチコさんの件に触れざるを得なくなる。 だから「言えません!!」としか風子ちゃんは言えない。 「いいか 信頼は減るんだ 大事に保て」 これは名言。本当にその通り。 でも、そういうアドバイスをしてくれること自体が、すでに風子ちゃんを信頼してるってことだよね。 風子ちゃん、がんばって勉強したのか。 サイコポッドの設計図を引けたのもその成果なんだろうね。 アーティファクトの情報があるにしても、工学系の知識がないとむずかしいと思うので。 「私を信じてここに送りだしてくれたお礼です!!」 風子ちゃんに笑顔で言われてるけど、前ループでの自分の最期を知ってしまったら、ニコはどう思うんだろう。 あと、「不要な事はポンと忘れちまう」ってニコが言うの堪えるな。 風子ちゃん、天然資源出る土地を買いたたきまくって大金持ち。 多分、ジュイスさんも同じようなことしてたんだろうな。 将来的に覇権を取るような企業の株を安いうちに買っておくとかもありかな。 ところで今の風子ちゃんの国籍とかはどういう扱いになってるの? 「ムーブ」がいれば移動にパスポートは不要だけど、土地の売買にはちゃんとした身分が必要だと思うんだけど。 イチコさん登場。 睡眠不足で駅のホームでフラフラしてる。 そんな状態で出歩くな、と言いたいけれど、わけもわからないまま3日も眠れなくて、判断力が極端に低下してたんだろうな。 これで線路上に落下してしまって、助けてくれた人が亡くなってしまうのか……。 これ、自分を助けてくれた人が轢かれるシーンを目撃してしまった可能性もあって、めっちゃキツイ。 「不眠」なら誰かを巻き添え...

『週刊少年ジャンプ』2022年50号 感想

『アオのハコ』と『高校生家族』がかわいそうな感じでネタ被りしてて、うっ、ってなった。 女の子が恋に破れて号泣するなんて『ジャンプ』ではあまりみない展開がカブるってどういうこと? 『一ノ瀬家の大罪』 (第1話 一ノ瀬家の復活) タイザン5先生で「ハートフルファミリーストーリー!」とか銘打たれてたら、絶対に警戒する。 で、やっぱりその通りになった。 『タコピーの原罪』を読んでない状態でこの1話目を読みたかった。 『ONE PIECE』 (第1066話 “オハラの意志”) 本物(?)のベガパンク、なんかすごい頭してるな。 でも、最後のページでは普通っぽくなってる。リンゴみたいになってるけど。 ドラゴンが革命軍をつくったのはオハラの悲劇が原因か。 意外と歴史が浅いんだな。 元々は戦争を嫌ってて、もっと穏便にやってくつもりだったけど、その姿勢では悲劇が繰り返されるだけ、と考えたんだろうな。 サウロ生きてたっぽい! クザンが逃げられるようにしてくれてたのかな。 『アオのハコ』 (#77 それでも) 雛ちゃん、念入りにフラれてて、ちょっとビビった。 『呪術廻戦』 (第204話 血と油・3) 別記事(兄の背中は弟たちに押されるためにある)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第86話 爆走1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第57話 大切な、宝石降る遊園地) ラッキーは観客たちを電車に乗せ、ファンタはそこから降ろして家路につかせた。 遊園地はキラキラしながら壊れた、というか、ファンタが壊した。 ファンタが、自分で自分を用済みにしたように感じて、怖かった。 それでも、引き受けた仕事はきっちりやりとげて、観客をしっかり楽しませたところが、自分の価値は決して落とさない、というファンタの意地なんだろうね。 でも、これからどうするつもりだファンタ。 『アンデッドアンラック』 (No.135 Psycho Pod) 別記事(新生ユニオン始動)になりました。

『呪術廻戦』(第204話 血と油・3) 感想(兄の背中は弟たちに押されるためにある)

脹相兄ちゃん、妄想でめっちゃ強くなるな。 しかも妄想でちょっと涙ぐんでるし。 弟たちが爽やかに「頑張れ」って言ってくれるとことか、作品間違えてないか? ってなった。 多分、脹相兄ちゃんだけ根性でパワーアップできる世界で生きてる。 てか、ピクニックの妄想での虎杖は「兄ちゃん」って呼んでるのに、今回は「脹相」なのね。 律儀に現実に合わせてるのが脹相兄ちゃんらしい。 うっかり笑っちゃうとこもあるけど、脹相兄ちゃんはいたってマジメだし、必死だ。 なにせ「弟」の将来がかかっている。 弟のためならなんでもやるのが脹相兄ちゃん。 このなりふりかまわない、というか、そんな自分をかっこいいともかっこ悪いとも思わず、ただ弟たちのためだけに動いてるって感じが本当に脹相兄ちゃん。 「使ったな!! 呪霊操術以外の何かを!!」 ここでついに本命の九十九さん登場。 脹相兄ちゃんを信じて、ここまで待っててくれたんだね。 「最高だぜ お兄ちゃん!!」って九十九さんと同じこと思った! そして、脹相兄ちゃんが生き延びてくれてホッとした。

『逃げ上手の若君』(第86話 爆走1335) 感想

今川にかきまわされまくってる戦場。 保科の判断で時行たちは一旦、味方が多い場所まで下がることに。 なんだかんだで保科は有能だな。 時行もさすがにこんな状況では、最前線に残りたい、とは言えないか。 今川の馬の乗り換えがF1のピットインさながらですごい。 「こわれた おかわり」の一言をきっかけに、ザザザザッて動いて、今川を乗り換えさせてる。 鎧を拭く係とか、刺さった矢を引き抜く係とかもめっちゃ訓練されてそう。 今川ひとりを戦場で走らせるために、実質的に戦わない連中をたくさん用意してるようだけど、それでもそうした方が戦果としては効率よさそうだよね。 あと、無理やり動かされたあげくに壊されるお馬さんかわいそう。 吹雪は足利学校の出身。 つまり、本来は北条の敵で、尊氏の味方。 吹雪の能力がやけに高いのは、足利家の役に立つために身につけさせられたからだったんだな。 過酷な鍛錬という名の虐待の日々から抜け出したけれど、それと共に家柄も失いさまよっていたところを、時行に誘われ逃若党に入った、と。 お家のために生きていくことができず、それでも受けた教育を放り出すことができなかったんだな。 吹雪は時行の信頼を失うことが怖かった。 吹雪にとって時行は自分のすべてをかけられる主君だったから、その人に信じてもらえなくなるくらいなら、自分が消えてなくなる方がましなんだろう。 そう考えると、吹雪が時行を「我が君」と呼ぶ気持ちとか、そう呼べなくなってしまうことをおそれる気持ちとか、いろいろ思いを巡らせてしまってせつなくなる。 あと、それをきいて、むっとしてる時行がかわいい。 自分を裁いて欲しいと差し出された刀を、高く放り投げた時行。 「私は 逃げないぞ」のところの表情がめっちゃ興奮してるんだけど、こんな主君で良いのか吹雪、ってなった。 あわてて刀を受け止めはーはーしてる吹雪の顔がかわいい。 いや、信頼を示すにしたって無茶すぎじゃない? 「信じてた」のとことか、前後のコマがなかったら、どういうシチュエーションのコマだよ、ってなる。 「この戦場全ての味方の士気を百倍にしよう! 君なら一瞬でそんな策思いつくよな!」 わくわくと楽しそうに無茶振りしないでください……。 時行は自分の郎党を過大評価しすぎだけど、郎党たちもそれに応えようとしすぎである。

『アンデッドアンラック』(No.134 私が知ってるあなたなら) 感想(神殺しへの勧誘)

舞台は1972年のニューヨークに移動。 宗教の勧誘かと思ったら「一緒に神を殺しましょう!」とか言われたら、そりゃあヤバい人が来た、って思うよね。 「神を信じますか?」よりさらにヤバい。 ニコの家にムーブで勝手に入った風子ちゃん。 危険度があがってる! ぐびぐびコーラのむムーブがかわいいな。 風子ちゃんの説明を信じたくないけど信じたニコ。 ムーブという証拠があるから、信じないわけにはいかない、と。 「知らねぇもんと出会って 見て見ぬふりする科学者がいるかよ」ってのが、本当にニコらしい。 ところで、風子ちゃん、長い髪を服の中にいれてるんだな。 うっかり触れられないようにだろうけど、背中がもこもこにならない? それと、ニコが普通に椅子に座ってるのが、なんか目新しい。 ニコに話を信じてもらえてめっちゃうれしそうな風子ちゃん、かわいい。 ニコには記憶がないからわかんないんだよね。 失ってしまった仲間と再会できたことを、風子ちゃんがどれほどうれしいと思ってるのか。 それに、新しいループのニコが、自分が知ってるニコと同じ魂を持っていると実感できたのも、うれしかったんじゃないかな。 風子ちゃんが、ニコと共にゲットしたいのはジーナさん。 生まれた年代的にも、能力的にも、ジーナさんがターゲットになるのは当然だろう。 「不変」があれば、チカラくんの両親を轢きそうになってるトラックも、崖から落ちそうになってるメイちゃんも、暴走するトップくんも、すべて止められるからな……。 ところでアンディ、ジュイスさんに首を斬られて、頭部をジーナさんに空気で固められてユニオンに捕まったっぽい。 その頃は、頭部からしか再生できなかったから……。 ニコ、自分もいつか否定者になることに気付いちゃったか。 まあ、ここまで話をきいて、風子ちゃんの態度をみてたら、わかるよね。 でも、イチコさんのことを知ったら、ニコはきっとイチコさんに近づかない。 そしたら、ミコちゃんも生まれない。 だから教えることはできない。 教えてもらえないことを追求するニコに「はい!!」とめっちゃ元気よく答えてた風子ちゃんが、「今までの人生で一番幸せにしてみせます」ってポロリと涙をこぼした表情が本当に良い。 仲間たちの身に起きた悲劇を思い出し、嘆き、でもそれを必ず否定してやる、と決意してる目だ。 「よっぽど辛く見えたんだな オレの人生は」ってき...

『週刊少年ジャンプ』2022年49号 感想

次号から新連載が4連弾だそうです。 今年は小さな入れ替えが多かった印象だけど、年末にきて大型改編がきた。 今のところ2作品おわってるけど、あと2作品おわっちゃうのか、休載が増えてきてるので少し多めにしておくのか。 『ONE PIECE』 (第1065話 “6人のベガパンク”) 『ジャンプ』表紙と巻頭カラーがあいかわらずステキ。 定期的に休載してるけど、カラーは一番たくさん描いてるイメージある。 尾田先生、カラー絵描くの好きそう。 ジンベエの子供バージョンパシフィスタが出てきた。 羽根があるのちょっとかわいい。 これやっぱり元七武海、全部揃えてそう。 子供の姿をしていることで攻撃を躊躇する麦わらの一味。 だけど、ナミが本気の攻撃を受けたことで、みんな超本気モードになった。 ニコ・ロビンがひたいに青筋たてて怒ってるのこわい。 いろんな担当のベガパンクの中で、食べる、寝る、排せつする、という生物として切り離せなかったらしい部分の担当者がいるのおもしろい。 てか、行為自体は切り離せたのに、空腹感とか便意とかは切り離せなかったのね。 『ONE PIECE』は高度な文明が滅んだあとの世界の物語か……。 不自然に細長い大陸(レッドライン)は、自然現象でそうなったのではなく、人為的な何かがあったということなのかな。 「未来島エッグヘッド」はベガパンクが未来を先取りしたかのような発明をしてるからそう名付けられたのかと思ったんだけど、過去と現在と未来をつないでるからそんな名前なのかも、という気がしてきた。 『アオのハコ』 (#76 言うつもり) 雛ちゃんの勝ち筋がまったくみえないんだが……と思ってたら、はやくも引導渡されてて、もしかしてこのマンガ、かわいそうな雛ちゃんをひたすらみせつけられるマンガだったの? ってなってる。 菖蒲ちゃんが余計なことした、ともいえるけど、時間の問題だっただろうしなあ。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS94 ひねくれもの) スラーの人形つくってる虎丸ちゃんに笑った。 いさぎよく推し変しちゃったか……。 弟のこと突き放そうとしてるようにみえて「ほんとにやべーって時だけ なんかいつのまに現れんだよ」っていう勢羽兄。 そういうことにしっかり気づいてる勢羽弟。 あんなどうにもならなそうな状況で落ち着いてるのは、性格的なものというよりは、連絡さえできれば必ず...

『呪術廻戦』(第203話 血と油・2) 感想(弟達より兄が面白い)

脹相兄ちゃん、羂索の斥候役を志願して、ひとりだけ出てきたのか。 自分より九十九さんの方が勝つ見込みがある、と考えているのかな。 脹相兄ちゃんにしてみれば、もっとも憎いのは父親=羂索なわけで、それを殺す為の踏み台になれるなら悪くない、ということか。 虎杖を生き延びさせるためには、羂索を排除しないといけないし。 虎杖の役目は宿儺の器。 もっといろいろあるのかと勘繰ってたんだけど、シンプルにそれだけなのか。 器として耐えてもらわないといけないので、頑丈にしなければいけなかった? つまり、ある種のデザインベイビーか、虎杖は。 特級呪術師に認定される基準が「単独での国家転覆が可能であること」と判明。 なるほど、特級を呪術師のお手本になんぞできないのも当然だ。 五条先生と夏油は確かに国家転覆できそうだけど、九十九さんもそれが可能な術式を持っているということ? 乙骨が元々は里香ちゃん付きで特級だったことを考えると、里香ちゃんどんだけだよ! ってなる。 そして、里香ちゃんを失ったものの特級に返り咲いたってことは、実は乙骨、めっちゃやばい術式を身に着けた? でも、あのコピー術式でいろいろできそうではあるな。 呪言でたくさんの人間をコントロール可能だし。 夜蛾学長がパンダ先輩クラスの呪骸を量産できたら、確かに国家転覆もできそう。 本人が死んでも呪骸は動き続けることを考えると、意外と一番たちが悪いのかも。 脹相兄ちゃん、ボッコボコにやられてて、このまま死んでしまうの? って思ってたら、「九相図兄弟ぃぃいい ファイヤー!!!!」とか叫びだして、うっかり笑ってしまった。 なんで脹相兄ちゃんはいつも突然わけわからんこと言い出すのよ。 いや、なんか生き延びそうな気がしてきた。 「GO!!九相図GO!!」ってアオリがいい味だしてる!

『逃げ上手の若君』(第85話 会戦1335) 感想

小手指ヶ原で向かい合う大軍と大軍。 めっちゃ描くの大変そう、という感想が真っ先に出てしまう。 ある程度はCGで用意されてるんだろうけど。 「傷や汚れの位置憶えるのほんと無理」って、なんか松井せんせーのぼやきっぽい台詞が聞こえましたが、松井せんせーとスタッフの皆様、本当にお疲れ様です。 気が利くし、敏腕だし、いつも身綺麗にしてる雫。 そんな雫にちょっと引け目というか、恋敵としてかなわないな、って感じの表情をみせる亜也子がせつなくもかわいい。 あいかわらずてきぱきと指示を出す頼重。 さすがの頼重もこの規模の会戦を指揮するのは、はじめてだと思うんだけど、少しでも困ってる感じを出すのはダメなんだろうな。 なにせ「神様」だから。 戦場を駆け回りみんなを元気づけたい時行の護衛役は、逃若党+鎌倉党+保科党。 保科が時行のことをまだ「御使い様!」って呼んでて、言葉遣いもあんまりかしこまってないの、時行うれしそう。 今川、やっぱり馬が馬に乗ってるようにみえるよね。 動きが迫力ありすぎてこわい。 そして、時行を襲うチャンスもあったのに、見過ごして駆け抜けてしまった。 とにかく戦場を走り回り、殺しまわることしか考えてないのか。 めっちゃこわい。 そして、そんな今川をあえて放置して、時行の居場所を確定するのに利用した上杉と斯波。 行き当たりばったりな今川に対する北条軍の動きを観察し、過剰に守られてる部分が時行のいる場所か。なるほど~。 まさかここであのフランス国旗男(?)のコピーが登場するとは。 「憶えが無いですなあ モノマネしていただきたい」って言う上杉も上杉だが、律儀にモノマネを披露しちゃう吹雪はなんなの? マジメなの? 「足利学校」ときいて様子がおかしくなった吹雪。 ついに吹雪の素性が明かされそう。 ところで今川はなんで台詞がひらがなばっかりなんです? そしてアオリ文が「うま また くる」で笑った。

『逃げ上手の若君』8巻 箇条書き感想

 ・8巻の表紙は足利直義。水墨画っぽくてかっこいい。 ・カバー下でシャッてなってるのなんなの? 時行が逃げてるの? ・時行が喜んだ鎧は「不格好な安物」らしいけど、そんなものを総大将が身に着けてて大丈夫なのか? ・平野将監のパラメータはさすがにもれなくスコアが高いが、革新がやたら低い。それが身を滅ぼした原因かもしれない ・三浦八郎はなんでこんなに鼻の穴にこだわるんだろう ・諏訪時継はスペック高いんだけど、蛮性が低めのがこの時代に適してないんだろうか ・頼重の次期当主が統率力めっちゃ低いのも難点だよな ・清原は全体的にスコアが低いけど、知力と革新が高いので、現代に生きてたらめっちゃ生き生きと働けたと思う。あと、魅力4はかわいそう ・松井せんせーのとこの鎌倉武士の江ノ島だいすけ先生は『週刊少年ジャンプ』で連載を獲得されたようでおめでたいですが、有能なスタッフが抜けるのは痛いんでしょうね ・9巻の表紙は誰かな。そろそろ庇番がくるんじゃないかと思ってるんだが

『アンデッドアンラック』(No.133 Roadmap) 感想(不運を否定するためのロードマップ)

風子ちゃんの話を信じない明くん。 そらそうだよな。 そしたら風子ちゃん、「ムーブ」で明くんをカナダまで拉致っちゃったよ。 「ムーブ」はもうみつかってるんだな。 そして、風子ちゃんの言う事をきくんだな。 「ムーブ」はおもしろいものがみたいらしいから、風子ちゃんのそばにいればおもしろいことになる、ってついてきてくれたのかな。 てか、「ムーブ」いると世界中を移動するのにめっちゃ便利。 風子ちゃんは190歳か……。 以前に比べてちょっとおとなびた感じになった。 風子ちゃんが明くんと出会えたのは『君に伝われ』に主人公が不思議なボールを拾う日時がはっきり書いてあったから。 でも、マンガには「4月11日」と書いてあったのに、今日は9月11日。 日付がずれてる。 前回のループと少しズレてきてるのかな、とも思うけど、安野先生があえて日付をずらしたのかも。 実際の日付はすなわち明くんが行方不明になった日だから、熱心なファンがこの日に何があったんだろうと調べたら、明くんに行きつきかねない。 そうなると、「安野雲」の存在が危うくなるからな。 だから風子ちゃんは5カ月間、毎日、あの場所で明くんが現れるのを待ってたんだね。 明くんを「不明」にしないために。 「Gライナー」を回収するために。 でも、クエストの報酬で「インフォーメーション」が付与されたってことは、この「Gライナー」には情報がのっかってない可能性がある? ところで、なにげに夜空に星があるんですけど……どういうこと? 街の看板には日本語が書かれてたから「言語」は追加されてないと思うんだけど、「銀河」はすでに追加されてる? クエストの順番ってランダムなの? てか、クエストは誰がこなしてるの? まさかのアンディと風子ちゃんまだ合流してなかった。 風子ちゃんの髪が長いのはそのせいか。 さすがに100年以上も髪を切ってないってのはないだろうから、長くなりすぎたら自分で適当に切ってるんだろうな。 アンディにちゃんと切りそろえてもらう日を待ちわびながら。 それにしても、アンディずいぶんと思い切った決断をしたもんだ。 「不死」のアンディとちがって風子ちゃんは死んじゃうかもしれないのに。 でもまあ、考えてみれば、前回のループのジュイスさんも、ヴィクトルなしでユニオンをあそこまで大きくしたわけだから条件は同じか? 基地は一応、形になってるから、風子ちゃ...

『週刊少年ジャンプ』2022年48号 感想

『PPPPPP』 (第55話 終わり開幕) 巻頭カラー絵のスポットライトから飛び出し闇の中で星から星へ跳ねるテンサイラッキーがきれい。 ラッキーのピアノを聴いて、電車で帰路につく聴衆たち。 でも、ソラチカは電車に乗ってるだけでどこにもたどりつけない。 ソラチカ、つまんなそうだし、テンサイラッキーのことばっかり考えてるしで、ボンサイラッキーの立場がないな。 「ぼくがA(アー)だからだよ」って、ドイツ音階のことか。 「ラ」だから「A」……となると、もしかしてラッキーが長男なの? いや、「A」ではじまって「A」に戻ってくると考えるなら、テンサイラッキーが長男でボンサイラッキーが末っ子なのかも。 一方、ファンタの前に現れたのはママン。 これはだいぶ趣味が悪いというかなんというか。 ファンタはちゃんとママンの事情をわかってるんだな。 ママンはどうしようもなくてラッキーだけを選んだわけで、残された子供たちを愛してなかったわけではない、ということを理解している。 理解したうえで納得してない。 そして、納得しないことを選んでる、って感じだ。 ファンタはママンの気持ちも大事だけど、自分の気持ちも大事なんだ。 それは我儘かもしれないけれど、ファンタはファンタなりに自分が自分であり続けるためにどうするべきなのかを真剣に考えて結論を出してる。 あんなにママンにべったりだったのに、しっかり親離れができててエライ! って思う。 ミーミンはそこらへん両立できてるというか、ゆらぎがないというか……。 過去がどうであれ、今、ママンが自分をみて喜んでくれるのなら、それでいい、という割り切りができてるって感じなのかな。 そう考えると、ファンタは自分の弱さを信じてるって感じなのかもね。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS93 ラポール) 勢羽のお兄ちゃん、弟のためにシンたちを裏切ったのかと思ったら、一応、そうならない手は考えてたのね。 うまくいかなかったけど。 弟は大事だけど、シンたちのことを守りたいと思ってくれてたのにな……この扱いか……。 『呪術廻戦』 (第202話 血と油) 別記事(夢を現実に、現実を地獄に)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第84話 小手指ヶ原1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.133 Roadmap) 別記事(不運を否定するためのロード...

『呪術廻戦』(第202話 血と油) 感想(夢を現実に、現実を地獄に)

九十九さんは元星漿体か。 星漿体って意外とちょくちょく現れるのね。 だとすると、理子ちゃんが本気で拒否したら、希望を受け入れてもらえて同化せずに済んだ可能性があった? もしそうなら、五条先生と夏油がますます気の毒だな。 てか、「素質」ってなんだろうね。天元様との適合率的なものかな。 「同化しなくても大丈夫でした」は確かにひどい。 そのために同化して自我を失くした人はいたわけだし、理子ちゃんみたいにその前に始末されちゃった人もいたかもしれない。 天元様は自分が死んだら大変なことになると思ってたから、同化による延命を繰り返していたんじゃないかな。 でも、そうはならない可能性をどこかで見出したのか? これ以上の延命は無理だと、どこかの時点で悟ったのか? それとも、理子ちゃんが殺されたことで、現状維持を諦めたのか? そもそも、九十九さんはなんで同化されずに済んだんだ? 九十九さんは、天元様が星漿体との同化を選んでも、選ばなくても、どちらにしろ怒りそう。 人身御供が必要な状態もイヤだし、かといって、これまで人身御供にされた人たちの犠牲が無駄になるのもイヤなんじゃないかな、という気がする。 九十九さんは怒り続けるんだろう。 天元様にも、天元様を必要としてきた呪術界にも。 脹相兄ちゃんが「ただ漠然とオマエに対する殺意が湧いてくる」って言ってるけど、さすがに鋭いな。 夏油の肉体では血縁関係を感じ取ることはできないんだろうが、九相図兄弟の悲劇の根本原因は羂索にあるから。 そもそも、脹相兄ちゃんが一番憎んでる「父親」でもあるわけだし。 天元様が一億人の呪力を取り込んだらどうなるか、か。 確かに、全人類を滅ぼせる呪霊がつくれてもおかしくない。 羂索が長い長い時間をかけて謀略を積み重ねてきた理由が、それを実現させたら「面白いと思ったから」とは……。 はた迷惑が過ぎる。 こんな迷惑な存在は脹相兄ちゃんにさっさと片づけて欲しいんだけど、無理だよね……そうだよね……。

『逃げ上手の若君』(第84話 小手指ヶ原1335) 感想

戦闘が落ち付いて全員無事で再会できた逃若党。 「大切な二人に何かあったらどうしようかと!」って、亜也子と雫に抱き着く時行がかわいい。 本当にいつもながらのストレートな愛情表現で、時行ほどの地位の人にこれだけあけっぴろげに大事にされたら、そりゃあみんな落ちるよな。 玄蕃が「お前らちょれーな」って言ってたけど、ちょろくなくても落ちるって! あと、玄蕃もかなりちょろいと思う。 「好き」って考えてる亜也子はともかく、「全っ然好きじゃない」って自分に言い聞かせてる感じの雫はなんなの? 単なる意地っぱりなの? で、逃若党だけじゃあきたらず、祢津までたらしこみましたよ、この若君。 ちょっと照れてる祢津殿がかわいい。 鎌倉に戻った斯波は、もうメンタルぼろぼろ。 冷静さを失い、直義に反抗するようなことを言ってしまう。 対して、直義は冷静だ。 失ったものに執着せず、どうすればこれ以上、失わずにすむかに集中している。 冷酷にみえるかもしれないけど、トップとしては正しい。 エルフ耳の上杉はマッドサイエンティスト枠だったか。 「武士を造る」とかすごいこと言ってるけど、やってることは薬物中毒者の大量生産だよね、これ。 「おおおっ 誰か知らぬが良素材きた!」とか、ガチャに当たったみたいなノリだ。 この人の補佐役とか、斯波のメンタルがさらにぼろぼろになるな。 望月の回想の渋川と岩松の顔がひどい。岩松はあんな顔で覚えられても文句いえないようなことしたけど。 石塔にいたっては本人じゃなく鶴子ちゃんじゃないか。 まあ、石塔にしてみれば、自分よりも推しの顔を覚えてもらえて本望なのかも。 そして、小手指ヶ原での戦いがはじまる。 次の鬼は「馬頭鬼」の今川か。 今川は「うま だいすき」かもしれないけど、この人を乗せるお馬さんがかわいそすぎる。

『アンデッドアンラック』(No.132 LOOP ~Time to Go~) 感想(繰り返さないために繰り返す)

センターカラー絵の上下が黒く塗りつぶされてて、風子ちゃんの後ろ姿が描かれてて、否定者のみんなが笑って風子ちゃんを見送ってくれてる。 しばらくこの絵をじ~っとみてた。 ビリー様、テラーさん、クリードの元軍人組は敬礼でお見送り。 ニコはちょっとうつむいてばつが悪そうだな。 奥の方でファンは横を向いてる。 一番奥の翼がついてるのはルインかな。 ルーシーがジュイスさんの後ろからのぞいてて、なんだなんだって感じの顔してるけど、そういえばルーシーは風子ちゃんに会ってなかったな。 ヴィクトルはいるけど、アンディはいない。 ヴィクトルは約束通り、もう表には出てこないんだろう。 ついに11分を耐え、風子ちゃんを次のループに送り出した否定者たち。 安野先生やっぱりいたんだな。 ビリー様の席に座ってたのか。 たくさんの「サン」がいる絵がめちゃくちゃキモイ。 ここまできたらもうどうにもならないのに、それでも「サン」を倒しまくるヴィクトル。 どうにもならないから、怒りのままに「サン」を殺すしかないよな。 地球は太陽に呑み込まれて終わり。 それを月面から見届けることしかできない風子ちゃん。 「ルナ」の他人事感がすごい。 共感してる風を装ってるけど、本当になんにもわかってないし、同情心もない、ということがまるわかりなの怖い。 こうやって、仲間を失い、自分の敗北の結果をみせつけられ、「ルナ」とこんな会話をさせられる……これを99回もやって心折れなかったジュイスさんすごい。 これまでも十分に覚悟が決まってた風子ちゃんだけど、ここで完成した感がある。 そして「ルナ」も敵認定されたな。 「神を絶対に否定する」 台詞は風子ちゃんのものだろうけど、そこに描かれたのは砕けたアンディ。 これはアンディの宣言でもあるんだ。 そして、1972年9月11日。 風子ちゃんとアンディが出会ったのは2020年8月1日のはずだから、その48年前。 前回のループだと、アンディがユニオンに捕らわれていた頃かな。 「不老」のファンは確実にいるとして、ニコとジーナさんもいるはず。 「不壊」は一心というか春歌ちゃんのお祖父さんかな? 明くんがGライナーを拾おうとして止めたのは、ちょっとワイルドになった風子ちゃん。 髪が長いけど、アンディに切ってもらってないのかな。 アンディと再会できてない、とかいうことはないよね……ないよね……。 明...

『週刊少年ジャンプ』2022年47号 感想

『HUNTER×HUNTER』が久々に再開でようやく連載陣が揃った、と思ったが、『呪術廻戦』と『ブラッククローバー』が休載だった。 そもそも『ルリドラゴン』も再開できてないし……。 『逃げ上手の若君』 (第83話 認識1335) 別記事になりました。 『ONE PIECE』 (第1063話 “エッグヘッド研究層”) 扉絵連載に青キジ出てたけど、本当に黒ひげ海賊団の一員になっちゃったんだな。 海軍からみれば、強力な戦力を失い、それが四皇のものになっちゃったんだから、悲惨すぎる。 てか、「青キジ」ってのは海軍内の呼び名だから、これからは「クザン」と呼ぶべきか。 バーソロミュー・くまが特殊な種族ってのはなんなんだろうね。 くまがそうならボニーも特殊ってことになるが。 「01」って書いてあるメットの人は、本物(?)のベガパンクっぽい。 そして、ベガパンクとドラゴンはつながっていて、わりと仲が良さそう? だとしたら、革命軍の一員だったくまをひどい扱いする理由がわからん。 ドラゴンが激怒する案件だろ、それ。 くまのサイボーグ化をドラゴンが容認したとしたら、かなりな理由があるんだろうな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS92 取引) 勢羽のお兄ちゃんは弟救出のためにシンたちを裏切るか。 なるほどなあ。最近、知り合ったばっかりのシンたちよりも、弟が大事なのは当然だわな。 なんだかんだで弟をかわいがってる感じだったし、JCCを潰されても特に困らなそうだし。 『アンデッドアンラック』 (No.132 LOOP ~Time to Go~) 別記事(繰り返さないために繰り返す)になりました。 『PPPPPP』 (第54話 理解した) ボンサイラッキーにはテンサイラッキーの考えてることがわからないけど、テンサイラッキーにはボンサイラッキーの考えてることが素通し。 だから、テンサイラッキーはボンサイラッキーのことをわりと理解できてるけど、ボンサイラッキーはテンサイラッキーのことが理解できない。 ボンサイラッキーは自分の非力さをめいいっぱい自覚してるけど、兄弟みんなを救いたい。 それが善意の押し付けだとわかっていても。 ここらへんボンサイラッキーやっかいすぎる、と思うんだけど、根っこにあるのは、家族が大事、って想いだから責めるのは酷かなあ、という気がする。 でも、ラッキーがこういう考え...

『逃げ上手の若君』(第83話 認識1335) 感想

弧次郎に斬られた渋川を、なんとか助けようとする斯波。 しかし、それを許さない頼重。 頼重の方が一枚上手なのは仕方ない。 経験値が違いすぎるし、頼重は準備に時間をかけてきてるから、いろいろなパターンを事前に想定して対応策を用意してたんじゃないかな。 部下にひきずられるようにして退却する斯波がちょっとかわいそうだった。 「せめて渋川殿を救出だ!」ってのは、戦を続けるのに渋川が必要、というだけじゃないんだろうな。 泣きながら渋川の救出を訴える斯波に、岩松と石塔の敗北の報が届く。 斯波が完全に壊れた……。 庇番の中から三人も強い武士を引き連れて、自信満々で鎌倉を出たのにこれだもんな……。 「正義も武士も放り出し 童との勝負で満ち足りてしまう程の小者なのです」 渋川が本当に満ち足りていた顔をしていた。 遺してしまった家族のことを考えれば、心残りはない、なんてことはないだろうけど、それでも直義のことを信じてるから大丈夫と思ってそう。 時行が乱を起こしたことは京の都にも伝わる。 道誉が描いた時行、絶妙に似ててうまいな。 楠木正成も魅摩ちゃんも似顔絵が時行だってわかったし。 二年前の鎌倉で挨拶した程度の子供の顔をちゃんと覚えてるのもスゴイ。 時行の素性を知った魅摩ちゃんが「ふーん あっそ」ってすごい顔で言ってるけど、これ完全に時行をロックオンしたよね。 時行たちにだまされた、というよりは、おもしろいことになったな、って感じ? 京にいる魅摩ちゃんが鎌倉攻防戦に関わることはないと思うので、中先代の乱の後の物語もすでに構想に入ってるのかな。 尊氏の記憶の解像度があがっていって時行を認識する、という演出がおもしろい。 時行のことを覚えてないとかひどすぎる、って思ってたけど、尊氏は一応いろいろ記憶はしてるんだけど、どうでもいい記憶は解像度をさげてアーカイブしてるって感じ? まあ、どうでもいい記憶にされてるだけでも、結構ひどいけどな。 ついに尊氏に認識された時行。 ようやく時行と尊氏の戦いがはじまった。

『アンデッドアンラック』(No.131 ありがとう) 感想(旅立ち)

やっぱり「リベリオン」の対価は命か……。 多分、これまではヴィクトルが使ってたんだろうね。 ヴィクトルなら死なないからな。 でも、今回のジュイスさんほどのパワーは出せなかった、と。 「あなたにはそう見えるんですね」 ここの風子ちゃんの目力がすごい。 どれだけ涙を流していても、目を背けたいような場面が続いていても、みんなから一瞬たりとも目を離さない、という決意の目だ。 そして、「ルナ」の言葉をきいて、「神」と戦う意志をさらに強くした目だ。 ジーナさん、リップ、ラトラ、ニコ……ヴィクトルには、否定者のみんなが失いたくなかったもの、戦わなければいけなかった理由を、本質的には理解できていなかった。 それは、ジュイスさんが生き続けてくれていたから。 そうか……そうか……。 捨てられた人形のようになってるフィルくんの姿が悲しい。 最期までものすごくがんばってくれたんだね。 タチアナちゃんとビリー様もぎりぎりまでルインを引き留めてくれたんだな。 如意金箍で「神」をなんとか押しとどめようとするシェンとムイちゃんに、ファンが助太刀。 これまで何してたの、って思ったら、さりげに随心鉄桿でシールくんを倒してた。 トップくんが一心を背負って走ってたのは、一心を逃がそうとしてたのかな。 一心が死ぬと「不壊」が解けるのなら、円卓を守るためには一心を生かし続けないといけないからね。 「不壊」の蓋にピシッてひびが入っちゃったのは、一心の気持ちがゆらいだんだろうな。 みんなが風子の名を呼びながら、1秒ずつ命を削っていく。 さいごの見開きページの必死さがすごい。 そして、この場面で「ありがとう いってきます」と言える風子ちゃんは、本当に強い。 ビリー様にテラーさんが寄り添ってるのは、眼と耳を潰されたビリー様のサポートに入ったのかな。 如意金箍がなぜだか縦になってるのは、「不均衡」使ったのかな。 ファンも必死で支えてくれてる。 タチアナちゃんはギリギリまで「不可触」ではじこうとしてたんだな。 シェンとムイちゃんは芭蕉扇で押し返そうとしている。 そして、円陣も最後までみんなを守ってくれた。 ラスト1秒を稼いだのはチカラくんかもな。 あえてダイブしてあの場にかけつけて、震えることなく、対象をしっかりとみつめて「不動」を発動させたんじゃないかな……。 みんな最後まで自分の意志で戦い切ったってのはわかるんだけど...

『週刊少年ジャンプ』2022年46号 感想

巻末の次号予告ページで、『逃げ上手の若君』(表紙!)、『HUNTER×HUNTER』(連載再開!)、『アンデッドアンラック』(センターカラー!)が並んでるの見て、不思議な感じがした。 『週刊少年ジャンプ』を長年、愛読してきたけれど、その中でも『幽遊白書』、『魔人探偵脳噛ネウロ』、『アンデッドアンラック』は特に愛してるマンガで、その作者がそろい踏みしてるページをみる日がこようとは。 デビュー年がだいぶ離れてる先生方なのに、こうやって同じ号に載るというのは、ものすごい奇跡のように感じる。 『呪術廻戦』 (第201話 直接会談・2) 別記事(狩りの獲物か、儀式の供物か)になりました。 『ONE PIECE』 (第1062話 “たった1人の家族”) ルフィの新しいコスチュームめっちゃかわいい! ジンベエは普通のアロハだけど、ルフィと同じ系統のを着せて欲しかった。 本人が拒否しそうだけど。 で、ルフィがあざとかわいい、ってにこにこしてたらトラファルガー・ローは女体化していた……こちらの方があざとかわいかった……。 正直、あと10話分くらいは女体化を解かないで欲しかった……。 『ウィッチウォッチ』 (81 オシエシニッシ波瀾会場編) めずらしくニコちゃんがまっとうに役に立ってた。 モイちゃんにはちょっと迷惑かかったけど、いつものことを考えると、髪色がちょっとおしゃれになったぐらいどうってことないな、うん。 1000部が完売したらかなりな儲けが出そうだけど、このふたりなら、次の本はこの売り上げでもっと贅沢な作りにしそう。 箔押し~、紙替え~、ってうきうきしてるクックちゃんが見たい。 『アンデッドアンラック』 (No.131 ありがとう) 別記事(旅立ち)になりました。 『逃げ上手の若君』 (第82話 弧次郎1335) 別記事になりました。 『PPPPPP』 (第53話 パクるのってたのしい?) 日野くんがファンタのコピーをしてるの、ソラチカが不愉快に思ってるけど、ラッキー以外の兄弟にも一応、関心あったんだな。 日野くんが鼻血流しながら弾いてるのこわい。 やっぱり「ファンタジー」のコピーは負荷が高いんだな。 軽い調子で、やる? どうする? みたいなことラッキーにきいてたけど。 こんなせっぱつまった状況でも「21小節から消え始め59小節で完全に消える」って、めちゃくちゃしっかり状況を...

『呪術廻戦』(第201話 直接会談・2) 感想(狩りの獲物か、儀式の供物か)

日本人をエネルギー源扱いする話をはじめたと思ったら、「これは“拉致”ではありません“保護”です」とか言い出した。 ひどい扱いをするだろう他国よりも、ちょっと良い扱いをしてあげる自国で使ってあげた方が、日本人もありがたく思ってくれるよ! 的な。 これ、お偉いさんたちをステレオタイプに描いてる感があるんだけど、あえてリアル感を薄めてるのかな、って気がした。 羂索が「実演」をしてみせることになったけど、夏油の術式は本当に視覚的なインパクトがすごいな。 どれだけ鍛えられ経験を積んだ軍人であっても、特級呪術師相手ではなすすべもない。 それはわかりきったことだった。 それをしらしめるために犠牲になった人たちがかわいそすぎる。 てか、他国でも似たようなことやって犠牲者だしてそうだよね。 虎杖たちの次の相手は軍人たちか。 虎杖も伏黒も一般人を傷つけるのは、避けたいと思うだろうけど……う~ん……高羽がギャグでごまかしてくれないかな。 結局、コロニーは一時しのぎというか、呪術師を一か所に集めるためだけにあって、死滅回游に必須のものではなかった、ということなのかな。 これ、羂索はとことん呪術師たちを追い詰めることで、なんらかの術式を発動させようとしてる? 呪力でもって殺さないと呪術師は呪霊に転じてしまう。 軍事力で殺されたら、当然、呪霊になる。 今、コロニー内で生き残っているのはレベルの高い呪術師のみ。 ……とか考えると、こわい想像しかできない……。

『逃げ上手の若君』(第82話 弧次郎1335) 感想

岩松の「何の悔いも無い」って言葉が、心の底から出た言葉って感じで良い。 欲に忠実に生き、悔いを残さず逝く、か。 岩松がめんどうみてた女性たちはこの男の死をどう受け止めるんだろうか。 望月が「おう達者でな」って言うのも良いよね。 この望月の表情が本当に良い。 旅立つ男に、軽く声をかけて見送るって感じで、良くも悪くも死というものを日常にありふれてるものとして受け入れてる。 祢津は弧次郎にきつく当たってるけど、影武者になることはちゃんと弧次郎に選ばせてたんだな。 そして、生き延びるための力をちゃんと身につけさせている。 息子の影武者が弱いのは困る、という建前はあるんだろうけど、姉の子に対する愛情も多少はありそうだよね。 何もために戦うのか。 その答えが「負けるな弧次郎!」って応援してくれてるよ。 「とにかくすごいんだ!」とか雑な評価だけど、愛と夢にあふれてる! そして、わくわくしてる時行はやっぱりかわいい。 元々、バトルジャンキーの素養がある子が、めちゃくちゃ強い戦う動機を手に入れてしまって、これはもう強くなるしかないよね! ついに斯波が渋川の決闘に介入。 「僕の腕でも差し出して謝る」ってすごい覚悟だな。 てか、それくらいしないと許してもらえないと思われてる渋川って……。 渋川は事前に削られすぎてたのと、大技を先に見せちゃってたのが敗因かな。 あと、冷静さも欠いていた。 斯波は介入のタイミングをちょっと誤ったかもしれない。 もうちょっと早くに決断した方がよかったのかも。 直義直属の庇番が3人も倒されて、ちょっと斯波が気の毒に思えてきた。 岩松が女を求めて突っ込んでいっちゃったのが一番良くなかった気がする。

『アンデッドアンラック』(No.130 お前の為なんだ) 感想(アンデッドアンジャスティス)

アーマーでがっちがちに固められた昔のジュイスさん。 エプロン姿のヴィクトルがやたらかわいいな。 アーマーをつくれるとはヴィクトル器用だな。 「UNDEAD×UNJUSTICE」のエプロンもヴィクトル手製だったりして。 それにしても、こんな文字はいってるエプロンを堂々と着てるヴィクトルすごいな。 そういえば、風子ちゃんもはじめの頃、アンディにがっちがちに防御されてたな、と懐かしく思う。 ヴィクトルとアンディ、やっぱり根が同じ。 どうしてもジュイスさんを戦わせたくないヴィクトル。 「お前の為なんだ」と言われて、不満げなジュイスさんむちゃくちゃかわいい、と思ってたら、むすっとした顔でポイポイしだしてさらにかわいくなった。 ジュイスさんがいつもかぶってるメット、ヴィクトルからの贈り物だったんだね。 能力制御用の何かだと思ってた。 さすがに同じものをずっとではないだろうから、壊れるたびにヴィクトルがつくりなおしてたんだろう。 ジュイスさんのリベリオンめっちゃでかい。 これがジュイスさんの復讐心でできた刃か……。 以前のスポイル戦ではかなりの被害が出たっぽい。 ジュイスさんがスポイルのクエストを避けようとしたのはこれが原因? ヴィクトルは仲間を失うことに耐えられない。 そして、仲間を失って悲しむジュイスさんをみることにも耐えられない。 だから、自分だけでなんとかしようとした。 これはビリー様も同じ発想だったんだろうね。 戦いを終わらせたいけれど、タチアナちゃんや風子ちゃんを戦わせたくもなくて、ひとりでどうにか片づけようとしたんだ。 そして、一番守りたい存在にそれを拒否された、というところまで同じか。 オーバーヒートで動かなくなってた超弩級組織最終兵器対神破動砲が再稼働。 フィルくんが冷却してるのか。 これ、フィルくんのアーティファクト装備を変えたのかな。 ミコちゃんがいるから換装はできそう。 でも「不感」は感じないだけで、ダメージは確実に受けてる。 フィルくんの表情がこんなにはっきりみえたのは初めてのような気がする。 てか、フィルくんが相手してたシール君はどうなったのかな。 ビリー様とタチアナちゃんが引き受けてるんだろうか。 「お前の為なんだ」とジュイスさんに言い続けていたヴィクトル。 そんなヴィクトルの心情をジュイスさんは痛いほどに理解してるんだと思う。 でも、その言葉はジュ...

『週刊少年ジャンプ』2022年45号 感想

『ONE PIECE』 (第1061話 “科学の国の冒険”) やっぱりこのかわいい子はベガパンク本人ではないのか。 「こちとら研究費が常に逼迫しとるんじゃ!!」って、世界政府だか海軍だかからはめっちゃ研究費もらってるけど、超金遣いが荒くてどんだけ収入があっても足りないんだろうな。 でも、麦わらの一味は財宝は持ってないよ、多分。 ナミさんはどっかに隠してるかもだけど。 「おどけるバカ共は囮か…!!?」って言ってるけど、サンジもフランキーも通常運転だよな。 ゾロが浮かれてるサンジを怒らないのは、囮として使えるから放置してる、という可能性はあるが。 ボニーの父親はバーソロミュー・くま、か。 あの姿をみせられたら娘としてはつらいよな……。 ところでベガパンク06がかわいすぎやしませんか? なにこの萌え萌えキャラ。 ベガパンクは自分を6人に分散した。 処理が追い付かないのでサーバを増やしました、みたいなことか。 すると、美女スタイルの02も幼女スタイルの06もベガパンク本人ではあるのか。ややこしいな。 てか、なんであんなかわいいデザインにしたんだろう。 その方が油断してもらえるからか、ベガパンクの趣味なのか。 ベガパンクほどの超天才を消す決断をしたのは、これ以上、ベガパンクに研究を続けさせたらヤバいものしか作らないと判断されたのかな。 これ以上、ベガパンクに研究を続けさせたら、天竜人の支配を覆すものをつくっちゃいそうではある。 『呪術廻戦』 (第200話 直接会談・1) 別記事(夢のクリーンエネルギー)になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS90 先生・2) 京は殺連とORDERの抗争を撮りたい。 つまり、立場的には中立? 中立だから敵ではない、ということではないけどな。 リオンさんは有月に殺されていた。 南雲が有月に対して因縁がありそうな気配だったけど、これが原因か? 『PPPPPP』 (第52話 重く重く) 「毎日自分を見て把握してこの10年を生きてきたオレの人生に失礼だろう」 ファンタのこの台詞が重いな。 大好きな母親と引き離されて、それでもファンタは泥臭く、必死に、生きてきた。 おそらく、他の兄弟たちとは質の違う重々しさで。 たとえば、ソラチカやミーミンなら、自分を把握する、なんてことはしない。 自分はただ自分だから、確認する必要なんかない。 でも、...

『呪術廻戦』(第200話 直接会談・1) 感想(夢のクリーンエネルギー)

おっ、ついに200話に到達か。 通常ならば巻頭カラーでお祝いになりそうなところだけど、やっぱりまだカラーを描く余裕がないのかな。 “天使”のターゲットが宿儺=自分だと聞かされた虎杖。 来栖ちゃんと座る位置を取り換えてもらったのは、来栖ちゃんの視界外で伏黒へのジェスチャーゲーム(?)をするためか。 でもこれ、来栖ちゃんがちょっと視線動かしたらアウトだよね。 だけど、移動したこと自体が伏黒へのメッセージになってるから、これで正しいのか? 虎杖のジェスチャーがかわいくて和む。 それはいいんだけど、やっぱり自分の命で五条先生を解放できるなら安いもん、って発想になってるな。 そして、虎杖がそういう発想になってる、ということを当然、伏黒も読んでる。 伏黒はいずれ、虎杖と津美紀さんを天秤にかけなきゃいけない事態になりそうで、本当にこわい。 虎杖は、宿儺が“墜天”であると名乗り出たことを、「まだナメてんのか?」って思ってるけど、宿儺はさすがにそんな単純じゃないと思うな。 なんかひっかけ問題がありそうな気がする。 つまり、虎杖の方が宿儺をナメてるんじゃないかな、と。 一方、羂索はアメリカに呪術師の能力を売り込んでいた。 前は中国っぽいとこに売り込んでなかった? 「大国」と呼ばれる国を商談(?)してまわってるのかな。 以前、呪力を電気、術式を電化製品に例えていた五条先生が、一国の電力を賄える発電所扱いされてるのか。 あと、考えてみればメカ丸の能力って、諜報機関からみれば欲しくてしかたない能力だよね。 虫がもぐりこめるところなら、どこでも監視可能って。 そう考えると、それだけ便利な術式持ちをなんで殺しちゃったのかな、ってなる。 生かして利用する方がお得じゃない? 三輪ちゃんを確保しとけば、メカ丸はいくらでも思い通りに動かせそうだし。 この会談は現在の出来事ではなく、羂索はすべての根回しを済ませたうえで、「死滅回游」を発動させたということになるよね。 そして、ほぼ呪術師しか生き残ってないコロニーに、軍隊を送り込ませたということになる? これ、羂索は何がしたいんだろうね。 呪術師たちにさらにプレッシャーを与えて、呪いを増大させようとしているのか? 呪力はクリーンじゃない感情から生まれるクリーンエネルギーか……。

『逃げ上手の若君』(第81話 武士道1335) 感想

渋川の刀がやたら長いだけに、懐に入ってしまえば弧次郎の方が有利……なるほど……。 体格差がありすぎるから、懐にもぐりこみやすいってのもあるな。 それにやっぱり弧次郎ってめっちゃ強いんだろう。 そしてバトルジャンキーだ。 時行と違う方向性の変態さんだ。 渋川は元々、北条に恩があり、その正義ゆえに対北条戦で戦うことができなかった。 その渋川に対して、直義は恩を売りつけ、直義に従うことを正義にした、か。 恩を売りつけた、といっても売りつけたものが破格すぎるよな……。 渋川の姉を自分の正室に迎え、子供を兄の子供と結婚することを確約するとは。 それができる直義がすごいし、そこまでして手駒にしたいと思わせた渋川がすごい。 一方、岩松と対峙している吹雪。 二刀と兜で岩松の刀を受け止めた。 元々、二刀流の吹雪だからこそできるスゴ技だな。 てかこうやってみると、鎧を着こんだままの遺体を二体も振り回せる望月、やっぱりおかしくない? 「遺言なんぞ死んだ後で喚いてやる」 岩松はかなりイヤな男だったけど、最期の言葉はめっちゃかっこいい。 そして、この男なら死体になって喚いてもおかしくない感がある。 斯波はものすごく頭が良くて、多分、最適な指示を出してるんだろうけど、時行たちの方がイレギュラーな動きをするので、各個撃破されちゃってる感じだ。 多分、頼重がみんなの特性をよく理解していて、うまく配置してるんだろうな。 たとえ予知がなくても、頼重は十分にすごいんだよな。

『ワールドトリガー』第226話「遠征選抜試験・23」 感想(鋼メンタル×2)

烏丸先輩とのデートへの口利きを餌に立ち直った香取ちゃん。 食べ損ねた食事をとる元気も出た様子。 そして、デート権(?)の獲得条件をはっきりさせたいとか言い出した。 「ハッキリしたラインが要るでしょ」ってのは、あいまいさを好まない性格もあるし、言い逃れは許さないぞ、という念押しもあるんだろう。 「じゃあ『三雲が遠征選抜に合格したら』だな」 諏訪さん、ナイス発案! 確かに、この件に関してはオサムに頼むしかないんだから、オサムにとって有益な取引であるべきだよね。 諏訪さんはこの試験で、オサムの後押しをしっかりしてくれてるよね。 あと、オサムにはっきりとした益があるなら、景品(?)にされてる烏丸先輩の納得度もあがるんじゃないかな。 来馬5番隊はめちゃくちゃ空気が良いな。 来馬先輩はナチュラルに良いところをみつけて褒めてくれる人だし、弓場さんは空気をひきしめてくれるし、小荒井と穂刈と小佐野ちゃんも明るい性格だし。 来馬先輩は太一のイメージでスナイパーのユニットを動かすのか。 熊ちゃんが那須さんのイメージで動かすとかいう話をしてたし、いつも一緒に戦ってるチームメイトの動きは、トレースしやすいのかな。 柿崎3番隊は、ののさんの存在感がでかい。 対立しがちなカゲさんと犬飼の仲を取り持つ気はさらさらなさそうだけど、うまくさばいてる感じ。 しかし、思った以上に犬飼と太一の相性が悪い。 というか、犬飼はカゲさん対応を優先してる感じだな。 見方を変えると、犬飼にとっては太一よりもカゲさんの方が大事、ってことか? ひゃみさんの「うむ」はなんでこんなにかわいいんだろう。 うむうむ。 二宮さんはユズルくんとチカちゃんを鍛えようという気持ちはみえるんだよね。 いろいろと不器用だけど。 東さんは二宮さんのフォローに徹してる感じかな? 小夜子ちゃんの「うんうん うんうんうん」がかわいい。 虎太郎くんに馴染もうとがんばってる。 漆間隊長のこと「つまんないウソつくねぇ」って思いながらにっこりしてるユーマもかわいい。 ユーマのサイドエフェクトって隊員たちには公表されていないのかな。 バレにくいサイドエフェクトではあるよね。 この決め台詞が出てきたのはいつ以来だろうな。 場面は諏訪7番隊に戻って、作戦会議中。 「問題なのはメガネの防御が薄すぎることでしょ」か。 なんだかんだで香取ちゃんはしっかり戦況をみてるよ...

『アンデッドアンラック』(No.129 心器) 感想(ルナもやっぱり「神」か)

ヴィクトルの回想ではじまった今回。 昔のジュイスさん、本当にかわいいな。 「一億分の一でも返せているのだろうか」って、ジュイスさんも同じこと考えてそう。 「不燃がなくては 近づきすぎれば一瞬で燃え尽きる」 「不燃」がいないと、長距離戦しかできないのか。 円陣はたとえ戦えなくても、そこにいることが重要なのね。 「あと二歩で円卓を破壊」って、一歩がでかすぎる……。 アンディからヴィクトルに変わったのはヴィクトルの要望。 初めて死ぬことになるジュイスさんの最期を近くで看取るために。 「知りたいんだ… ジュイスから貰ったこの気持ちがなんなのかを」 ここでアンディがしかたねーなって感じの顔をしたのは、そんなこともわからないのか、ってことかな、って思った。 ところで、次のループでは表に出ないとヴィクトルが言ってるけど、ヴィクトルの記憶と戦闘力は必要なんじゃない? アンディが必要としたら随時、内側(?)で教えてくれるのかな。 そういえば、ヴィクトルが「アンディ」って呼んだのは初めてのような気がする。 これまでは「かたわれ」とか呼んでた記憶が。 そのアンディは「46億年待つのはオレの仕事だ」とか軽く言ってるけど、長すぎだよな……。 46億年の半分くらいは意識ない状態らしいけど、それ以外は修行して過ごすんだろうか? アンディは最低でもヴィクトル並みに強くなろうとするだろうね。 ヴィクトルとジュイスさんのツーショットは、なんというか華やかだな。 ジュイスさんが「イージス」を使おうとしてヴィクトルに止められたけど、「まだだ!!」ってことは使用時間制限とかがあるんだろうか。 シェンが金斗雲にチカラくん乗せて、背でかばってるようにみえるけど、そのチカラくんはなんか抱いてるようにみえる。 なんだろ、と思ったら「止めた…!! 止めましたよ!!」って言ってるコマで丸いしっぽがみえるから、これバニーちゃんか。 シェンは「手ェ抜いてたな…」とか言ってるけど、こんな場面でもそこを気にするか。 「サン」の攻撃を防ぎきった「イージス」。 そして、ジュイスさんのサーベルにとりついた「リベリオン」。 三種の心器のうちふたつが登場。 「ルナ」がうっきうきで解説してるところ、厄介なゲームオタクにしか見えない……風子ちゃんもドン引きしてるし……。 この世界には「クソヤロー」じゃない「神」はいないのか……。 「リベリオ...

『週刊少年ジャンプ』2022年44号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS89 先生) 殺し屋の情報が映画になっててビデオレンタルされてたの、やっぱり京が撮ったやつだったのか。 坂本さんたちは情報源としか見てなかったけど、京は作品としてつくってたんだな。 『呪術廻戦』 (第199話 仇名) 別記事(天使と墜天)になりました。 『ウィッチウォッチ』 (79 Get a Geta!) 体の一部みたいな一本歯下駄のスペアを持ってないなんて、どういうことなんだよ。 下駄も消耗品なんだから、普通、予備は持ってるだろ……。 とは思うけど、カンシだからなあ、という謎の説得力がある。 『逃げ上手の若君』 (第80話 理想1335) 別記事になりました。 『アンデッドアンラック』 (No.129 心器) 別記事(ルナもやっぱり「神」か)になりました。 『PPPPPP』 (第51話 ダダダダーン) 日野くん、めっちゃ頭いいし、冷静だし、分析力高いし、短期間でピアノが弾けるようになったという手先の器用さもあるしで、外科医とか向いてそうな気がする。 日野くんが住んでるでっかいおうち、理事長先生から借りてたのか。 で、その対価が音上の6つ子の完コピ、と。 理事長先生は、音上の「ファンタジー」の秘密を知りたかったのか、音上じゃない人間にもできる程度のものだということを知らしめたかったのか。 日野くんが「ファンタ君の遊園地」って言ってるってことは、すでにファンタは完コピできてるんだろうな。 レイジロウは日野くんが何をしてるか知ってるっぽかったから、レイジロウの完コピも済ませてる? 6つ子のドアップの見開きがなんか怖い。 特にドンの細かく鍵盤が入ってる目が怖い。 めっちゃ日野くんをにらんでたソラチカが、ラッキーが死装束のラッキーの幻を視た、ときいて、なんだかしょんぼりしてるのはなんなの? ラッキーが自分の演奏を聴いたら、本物のラッキーが現れて、今のラッキーを改心(?)させてくれることを期待してたのかな。 ラッキー、ファンタに手加減してもいいかききにいったっぽいけど、それ、ファンタにとってはめっちゃ屈辱じゃない? ラッキーにそんなつもりはないんだろうけど、そんなつもりがなくてそんなことを訊けるってのが問題だよ。 ファンタにしてみれば質の悪い上から目線でしかないよな。 ラッキーの言動は善意の押し付けだ、って話に戻ってきた。 「君たち...

『呪術廻戦』(第199話 仇名) 感想(天使と墜天)

加茂、生きてた。良かった。 でも本人的にはこれで死んでもいっか、みたいな感じだったんだろうね。 「母親が私達にとって何者なのか 分からないまま終わらせちまった」 母親のことでいろいろあったのは真希さんも同じ。 だから、真希さんのアドバイスは加茂の胸に響いたのかもしれない。 で、実際、加茂は母親とだいぶ食い違っちゃってるのね。 「のりとし」なんて縁起の悪い名前を付けたのは、加茂家からさっさと追い出されて来い、という意味だったとは。 母親は加茂と共に暮らすことを望んで待ち続けている。 それはいいんだけど、それがさっぱり息子に通じてないし、通じなくて当たり前な気がする。 だって、ちゃんと説明してないもの。 加茂は確かにいろいろとにぶい人だけど、この件に関しては、加茂に落ち度はないと感じる。 それに加茂が呪術師の家の中でどれだけの苦労を重ねているかを、わかってないような気がする。 呪術師の家系の人ではないんだろうな、多分。 うっかり、母親のこと何もわからないまま、加茂の人生が終了するところだった。 真希さんの言う通り、ちゃんと話し合え! 久しぶりに主人公登場! 虎杖、元気そうでよかった。 初バスローブでテンションあがってブランデーグラスでなんか飲んでるのかわいいな。 虎杖と高羽と来栖ちゃんが、伏黒が寝てる間にすっかり仲良しさんになってる。 虎杖と高羽は気が合いそうだと思ってたけど。 関東、まだ電気が生きてた。 メンテナンスができないからいろいろ危ないけど、取り残された人たちにしてみれば、電気が使えないことの方が危ないか。 冷凍食品が無事なら、だいぶ助かるし。 みんなのポイント合わせて359点使えることになった。 かなりいろんなことできそう。 コガネのおかげでどれだけポイント溜まったかはわかるけど、今のところ連絡手段がない(あるけど虎杖たちには伝わってない)ので、どう使うかの作戦会議をどう開くかが問題だけど、とりあえず必要最低限の材料は揃ったというわけね。 来栖ちゃんのほっぺたから宿儺みたいな口が出てきてびっくりした。 なるほど、来栖ちゃんが“天使”なんじゃなくて、虎杖と宿儺みたいに別個に人格があるのか。 “天使”はコロニーを移動できる。 ということは、コロニー間の連絡役も可能? “天使”の目的は受肉してよみがえった過去の呪術師を殺すこと。 過去の呪術師のエゴのために、現代の...

『逃げ上手の若君』(第80話 理想1335) 感想

渋川と海野の一騎打ちで、海野は早々に退いたけど、端から渋川の体力を削ることが目的だったのか。 さらに時行が逃げ回って無駄に体力使わせたので、弧次郎にも勝機はある。 海野相手に負けるならともかく、子供の弧次郎相手に負けたらメンツ丸つぶれだよな。 そのうえ、渋川の援護をすると、子供相手に助けが必要になった、ということになっちゃうから見守るしかない、というのが斯波の判断か。 一方、岩松の方は巫女たちの攻撃を受け「俺を興奮させるだけ…」とか盛り上がろうとしたのに、死体を投げつけられるというガッカリ展開。 死体同士の顔をぶつけあうという酷いことをしてるのに、望月はめっちゃ恵比須顔だな。 「俺にも当てて構わんぞ! その位の方が盛り上がる!」って、岩松とは方向性が違う変態さんだな。 石塔の方は、望月党の援護を受けて亜也子が優勢。 馬上という不安定な足場で、鎧を着こんだ男をぶん投げるとか、亜也子の怪力どんだけだよ。 地面にたたきつけて意識が途切れたところで、望月党の人たちが石塔の四肢を抑え込んだけど、刀は使わないのね。 「お嬢に手柄を!」が徹底してる。 「降参は」 「しない 討て」 ここの亜也子と石塔がめっちゃかっこええ。 特に、石塔の覚悟が定まってる目が良い。 亜也子は雫に嫉妬している。 その自覚がある。 戦場では亜也子の方が時行の近くにいるけれど、それだけじゃ勝てる気がしないのかな。 雫の方が女らしいし、とか思ってるのかも。 石塔は鶴子ちゃんが一番大事なのかと思ってたんだけど、それも「全ては直義様の理想の世のため」だったんだな。 鶴子ちゃんが大事だったのは確かなんだろうけど、直義への忠義はそれを超える、というか、石塔の芯だったんじゃないかな。 ところで、石塔が諏訪で見た天女ってのは、雫なのか? 「理想を叶える事が幸福ではない 理想を追う時間そのものが幸せだった」 石塔は幸せだったんだな。

『アンデッドアンラック』(No.128 Strict Defense) 感想(総力戦で消耗戦)

外の映像を風子ちゃんにみせる「ルナ」。 「人は見ておきたいのでしょう? ジュイスはいつもそうしていました」って、それはジュイスさんが次のループで勝つための情報を得ようと必死だっただけなのでは? こんなのみせつけられた直後に、ループしてヴィクトルと再会したわけで、そりゃあジュイスさんあんな顔にもなるわ。 本気でジュイスさんが見たくて見てると思ってるのなら、「ルナ」はジュイスさんのことをまるで理解していない。 つきあいはかなり長いはずなのに。 月面からずっと地上を観察してるのなら、もうちょっと人間の感情というものを理解してても良さそうなもんだけどな。 これは、理解をする気がないんだろうな。 だから風子ちゃんにあっさりと「これはゲーム」とか言っちゃう。 その言葉を風子ちゃんがどう受け止めるかなんて気にしてない。 「ルナ」がアーティファクトを創り、「サン」はUMAを生んだ。 アーティファクトがいろいろトラップがあるとはいえ、一応、否定者たちを助けるものになっているのはそういうことね。 ということは、アポカリプスの真の主人は「ルナ」なのか。 これは「人」と「理(ルール)」の戦い。 では、否定者が「理の器」だとしたら、「サン」と「ルナ」のゲームのコマとして生み出された可能性がある? 腕ふっとばされてひどい状態なのに、まだ抗う目をみせているチカラくんがすごいな。 ここでアンダーのメンバーを一気に投入か。 「不燃」の円陣がバニーちゃんを連れてるのは、「神」に近づくことで燃えないようにするためだろうね。 過去映像で人体発火みたいな絵があったけど、とりあえずそれは防げると。 友才さんは「神」の自重で埋まった足を抜かせないようにして足止め。 「UNDRAW -不抜-」ってはじめて出てきたよな、そういえば。 クリードはなんかすごい兵器を撃つ役か。 ミコちゃんと一緒にいたのは、稼働準備をしているミコちゃんを待ってたってこと? てか「超弩級組織最終兵器対神破動砲(スーパードレッドノートリーサルウェポンスペリオルバスター)!!」って叫ぶジュイスさんにうっかり笑ってしまった。 いや、ジュイスさんはめっちゃ真剣だってのはわかってるんだけど……誰だよこんな名前つけたの。 台座のところに「From Nico to Mico With Love」って書いてあるのは泣けた。 「地球上の電力を掻き集めようやく...