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2025年の『週刊少年ジャンプ』のこと

備忘録的な2025年のジャンプの連載まとめ。 まずは、2025年内発売の『週刊少年ジャンプ』(2025年06・07合併号~2026年04・05合併号)の連載マンガ一覧(間違いがあったらごめんなさい)。 1~2月発売分   終了 『夜桜さんちの大作戦』(全258話)   終了 『アンデッドアンラック』(全239話)   終了 『白卓 HAKUTAKU』(全18話)   開始 『エンバーズ』   開始 『Bの星線』 4月発売分   終了 『願いのアストロ』(全50話)   開始 『NICE PRISON』 5月発売分   開始 『灯火のオテル』 6~7月発売分   終了 『超巡!超条先輩』(全65話)   終了 『シド・クラフトの最終推理』(全28話)   終了 『エンバーズ』(全19話)   終了 『Bの星線』(全20話)   開始 『ハルカゼマウンド』   開始 『カエデガミ』   開始 『エキデンブロス』   開始 『ピングポング』 9月発売分   終了 『キルアオ』(全115話)   終了 『NICE PRISON』(全19話)   開始 『呪術廻戦≡』   開始 『さむわんへるつ』 10~11月発売分   終了 『カエデガミ』(全17話)   終了 『エキデンブロス』(全17話)   終了 『ピングポング』(全17話)   開始 『ゴンロン・エッグ』   開始 『隣の小副川』   開始 『JK勇者と隠居魔王』 通年連載(カッコ内は2025年04・05合併号時点での話数)。 『ONE PIECE』(1169話) 『僕とロボコ』(263話) 『SAKAMOTO DAYS』(242話) 『逃げ上手の若君』(232話) 『ウィッチウォッチ』(230話) 『アオのハコ』(224話) 『あかね噺』(188話) 『鵺の陰陽師』(127話) 『カグラバチ』(106話+番外編) 『悪祓士のキヨシくん』(74話) 『ひまてん!』(72話) 『魔男のイチ』(64話) 『しのびごと』(63話) 今年は年始早々に『アンデッドアンラック』が完結してしまい、しょんぼりでした。 でも、最終回がセンターカラーだったのはうれしかったです(センターカラー完結は円満終了、みたいなイメージがある)。 『夜桜さんちの大作戦』も完結してしまい、いつの間にか長期連載2位が『僕とロボコ』になってた。 ギャグ枠...

『ワールドトリガー』第259話「遠征選抜試験2・2」 感想

見開きカラーがA級隊長ズでめっちゃかっこいい! B級隊長ズのカラーは対決する感じで向かい合ってたけど、こちらは真ん中に座る冬島さんのまわりを他の隊長ズがぐるりと背を向け合っている構図。 本当にかっこいい! 今回のマップはA級ランク戦のマップの合体版らしい。 これはA級側に有利じゃないか? って思うんだけど、遠征するメンバーを選抜するための試験と考えると、自分たちに地の利がない、という設定も当然なのか。 それに、臨時部隊側にもA級、元A級がいるから完全に白紙というわけじゃない。 トリオン兵がお札みたいなのをパキッて折ると登場するって、ちょっとおもしろい。 太一は騎乗用のトリオン兵を配りつつ仕様を説明してくれる。 なるほど、トリオン体だとめっちゃはやく走れるから、あまり必要性を感じる人がいなかったのかもだけど、それよりさらにはやく走れるトリオン兵をつくって乗る、というのは効率的だな。 自分が走るよりもトリオンを節約できそうだし。 なにより、現場に不慣れなオペレーターの移動のことに気が回るのが偉い! 太一ただのトンチキキャラじゃない! A級の移動速度が不自然に速いと思ったら、トリオン兵に投げられてた。 トリオン兵に乗って走る、じゃなく、自分を飛ばさせる……いや、トリオン体ならケガの心配ないとはいえ、すごいことするなあ。 飛んでる真衣さんの絵がめっちゃシュールで、ちょっと怖い。 「……これお金取れるんじゃない?」って、取れるかもしれないけど、ボーダーのイメージが悪化しそうなのでやめてください。 てか、ボーダー本部ってネイバーと戦争する必要がなくなったら、アミューズメント施設として稼げそうな気がするな。 A級側の指揮官はやっぱり嵐山さんか。 遠征経験がない隊長の中で、年齢順もしくはランク順と考えると嵐山さんあたりになるだろうな、と。 いやあ、指示を出す嵐山さんのかっこよさと頼もしさときたら! この人、笑顔でえげつない作戦くりだしてきそうだよね。 ところでちょいちょい生駒さんが顔を出してくるのはなんなんですか? 生駒さん、愛されすぎ問題あると思います。

『週刊少年ジャンプ』2026年04・05合併号 感想

『呪術廻戦≡』 (第16話 殺意の光) 伏黒が使っていた十種影法術は五条家では禁術になっていた。 五条家の当主をふたりも倒したから禁止技になっててもおかしくないか? ていうか、禪院家の術を五条家が禁止してるの? 禪院家自体はおとりつぶしになってて、五条家の血縁である乙骨と真希さんが結婚したことで、五条家に吸収されたみたいな形になったんだろうか。 魔虚羅を召喚したことで憂花ちゃんの死はすでに確定している……やっぱりそうだよね……。 ところで、シムリア星人の第三の眼は別人格なの? それとも、別の生物でシムリア星人に寄生してる感じなの? 術式をふたつセットで持ってるのは、自分の分と第三の眼の分だったりして。 巻末コメントで芥見先生が岩崎先生を「魔虚羅出るんスよ!!」って勧誘したみたいなこと書いてて笑った。 芥見先生は魔虚羅をいろいろ便利に使いすぎじゃない? 『逃げ上手の若君』 (第232話 対峙1353) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第106話 宿縁) 剣聖の「お前がこのくらいの大きさの頃から知っている」のところのジェスチャーとか、ボケ方が、なんとなく六平パパに似ているような気がする。 でも、六平パパの血縁ではないんだよね。 悪気はないんだけど、明らかにズレてて、そのズレをチヒロくんに合わせてチューニングする気がない。 困惑しているチヒロくんを放置して、ずんずん進んでしまっているというか。 理想と使命を共にしている間は、私欲の薄い、献身的で信頼できる人でいてくれたんだろうな、という気がする。 でも、「多様な考えがあって然るべきだ」と言いつつ、自分が絶対的な強者であることを自覚しながら、力づくで自分の理想を押し通そうとする人なんだよ。 そこがもう決定的なズレなんだよね。

『逃げ上手の若君』(第232話 対峙1353) 感想

尊氏は時行の考えを読み切ってる感じがするな。 憑き物が落ちて本来の聡明さを取り戻し、時行に対する憎しみが消えてフラットな視点を取り戻したら、昔通りにかくれんぼしてる時行をみつけられるようになった感じかな、と。 自分を餌に時行を罠にはめた尊氏。 時行たちお得意の怯えて逃げたふり作戦を尊氏がやるとは。 玄蕃以外は尊氏と共に槍と盾でつくられた檻に閉じ込められてしまった。 この状況だと時行たちは外に出られないが、尊氏を殺すことは容易い。 生き延びるのはあきらめるけど、尊氏も道連れにする! という選択をする可能性は普通に思いつくので、戦力で圧倒的に勝っている側がやることじゃないよね。 それに苦渋の表情で従った郎党たちをみて、今の尊氏はちゃんと部下に好かれているんだな、って感じた。 大事な弟や幼馴染みたちと、ちゃんと話し合いができないままで別れてしまった尊氏。 今となっては時行だけが古馴染みで、自分と理解しあえる可能性がある存在。 だから、話し合って、納得しあって、関係を終わりにしたいのかもしれない。 「人生で初めて 尊氏と目が合った」 このセリフがすごいな、って思った。 言葉を交わしても、刃を交えても、目が合う……互いを理解し合おうとしたことはなかったんだな、そういえば。

『週刊少年ジャンプ』2026年03号 感想

『呪術廻戦≡』 (第15話 禁術解禁) 病状がだいぶ進んでるっぽい憂花ちゃん。 決戦に臨む身で思い出すことはお兄ちゃんのことばかり。 そういえば、ふたりの両親ってどうしてるんだろ。 「アイツ お兄ちゃんが下手だったなぁ」のとこの憂花ちゃんの、穏やかで儚い表情が、なんとも美しくてつらい。 そんな憂花ちゃんにお兄ちゃんと間違えられて語りかけられる美野さんは本当にきつかっただろう。 それでも憂花ちゃんの手を握ってくれてありがとう。 冥冥さんみたいな髪型の老人が出てきたから冥冥さんかと思ったら憂憂くんだったよ! なんかめっちゃこじらせたおじいさんっぽくなってる! 冥冥さんはどうしたんだろ。 烏が飛び交ってるのは冥冥さんの術式なのかな、とも思うんだけど。 あと、引き連れてる3人の子供がめっちゃ気になる……。 飛行機から飛び降り(というか放り出され)、空中で魔虚羅を召喚し、着地と同時に魔虚羅の影に潜む。 術師がやられるリスクをほぼゼロにできて、ダブラ相手の戦術としては満点じゃない? 魔虚羅はいつもボロボロにやられてて、なんかかわいそう。 『カグラバチ』 (第105話 “変身”) 剣聖が幽の肉体を乗っ取った? 座村さんが「あいつに成った…!!」って感じてるから、単純にふたりの位置を入れ替えた(『呪術廻戦』の不義遊戯的なやつ)ってことじゃないと思うんだけど。 「妖刀真打にスーツ…? 違うだろ」って言って和装に着替えるという、不思議なこだわりをみせる剣聖。 おまけに脱いだスーツをきっちりたたむという、謎に細かい性格だな。 剣聖も六平パパが妖刀を封印したことを納得できてないクチか。 幽と意見があいすぎてる。 ふたりとも、すべての罪を自分が背負ってでも、自分が信じる平和を実現しようとしている。 それにしても「勾罪」が怖すぎる……。 『逃げ上手の若君』 (第231話 出陣1353) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第231話 出陣1353) 感想

新田討伐を理由に尊氏が動き、新田の援軍として時行たちも動く。 やっぱり妻たちはお留守番か、そうなるよね。 ところで、命鶴丸はまだ尊氏の近侍をやってるのね。 いろいろやらかしてたからクビになってるのかと思ってた。 尊氏にとってはどうでもいい存在だから放置されてるのかな。 どうでもいい存在だから「中の神」からも相手にされず、ここまで生き延びることができてる、という見方もあるな。 ところで、いろいろやらかしてても、まったく懲りてないとこはわりと好きだよ、命鶴丸。 で、結局、尊氏の替え玉にされているという。 尊氏は本陣を離れ、西伊豆の奥地。すなわち北条残党の家族たちが住む場所に向かった。 時行が逃げ上手を発揮できない場所だよね、これ。 絶対に時行を逃がさない、戦ってもらう、という尊氏の意志を感じる。

『週刊少年ジャンプ』2026年02号 感想

『呪術廻戦≡』 (第14話 兄として) シムリア星人たちの宇宙船ナウナクスの存在が、呪力のエネルギー利用問題にからんできて、ひいては呪力を持つ者たちの安全を脅かそうとしている。 でも、実際には特別な素材で建造され、クロスとマルが持つ特殊な術式によって動いていた、ということは、やっぱり実用性はないってことになるのね。 クロスとマルがシムリア星人たちに特別扱いされているように感じるのは、彼らが旅の発起人だからかな、って思ってたんだけど、そもそもふたりがいないと旅を続けられないんだから、そりゃあ最重要人物になる。 旅がクロスとマル次第ということは、突然、宇宙船が停止することもありうるってことだし、そういったトラブルがなくてもふたりにはいつか寿命がくる。 そして、自分たちが生活できる星にたどりつける保証はどこにもない。 それでも、船にいる5万人は旅に出たんだな。 「このまま何処にも辿り着けず暗い宇宙の塵になるんじゃないかと」 その不安は理解できるけど、だからあなたたちは犠牲になってください、と言われても受け入れられないよなあ。 壊滅状態の東京を譲る、というところまでなら譲歩可能だろうけど。 マルが意外と苛烈だな、って思ったけど、もしかしたらこちらが地なのかもしれないな。 「戦士」としてみんなを守ることに固執しているのかもしれないけど。 『あかね噺』 (第186席 己れ派) 一生師匠が朱音ちゃんに言った「お前は讃えるに相応しい」という言葉は、魁生に対する当てつけだったのか。 魁生は讃えるに相応しくない、と。 もしかしたら別の意味もあったのかもしれないけど、魁生はそう解釈したし、一生師匠は魁生にそう解釈されてもかまわないと思ってただろうな。 魁生は一生師匠の厳しすぎる扱いを、自分に対する期待のあらわれ、と受け取っていて、それはそれとして「許さねぇぞクソジジイ」なのが、ウェットというか激重というか。 こわ~、ってなる。 一生師匠は魁生に“一生”の後継となることを期待している。 一生師匠が魁生を見込んでるのは、魁生は常に怒りに満ちていて、そこが自分と重なるからかもしれない。 『逃げ上手の若君』 (第230話 急転1353) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第104話 “英雄”) 幽は六平がつくった「平和」に固執しているんだな、って思った。 双城とは別ベクトルながら、同じくら...

『逃げ上手の若君』(第230話 急転1353) 感想

時行の中に北条再興という夢はもうない。 それでも、それを旗印についてきてくれた者たちもいる。 あれほど子煩悩な駿河四郎に「家族の命運をかけて… 打倒尊氏北条再興を!」と言われてしまうと、時行としてはつらいよなあ。 弧次郎も吹雪も微妙な表情してるのは、時行と同じ考えだからだろう。 逃げ上手の若君が逃げ続けず、尊氏との決着をつけるために動いた理由を、時行の余命にしたのか。 なるほどなあ。 みんな、この幸せな時間が長続きしないことをわかっている。 そのうえで、その短い時間を楽しみつくそうとしている。 つらい……。 ところで最後のコマの尊氏がやけにかっこええですね!

『週刊少年ジャンプ』2026年01号 感想

『魔男のイチ』 (第61狩 急所) 感情のアップダウンがはげしい機くんがどんどんかわいくみえてくる。 時操とウロロにはさまれて肩を組んでもらって「親友 天国!?」ってなってるコマが、なんかシュールかわいい。 『ONE PIECE』 (第1167話 “イーダの息子”) シャンクスは出自を利用してマリージョア内部に潜り込んでスパイみたいなことをしていた、ということなんだろうか。 離れて育った双子のかたわれに対して、シャムロックが意外とやさしい。 『呪術廻戦≡』 (第13話 受諾) 宇佐美さん覚悟決まりすぎててめっちゃかっこいい。 ギリギリまで状況の悪化を食い止めようとがんばったのに、結果として状況は最悪になった。 まあ、あの場で呪術師たちが殺されずにすんだから、最悪ではないか。 ダブラの「また カリヤンか……」ってつぶやきが重い。 そうだよねえ、この人自身はカリヤンに何の思い入れもないから、正直どうだっていいんだろうねえ。 てか、カリヤンという存在のせいで親友を殺さなければいけなくなったんだから、憎んでてもおかしくない。 でも、地球にはカリヤンはいないからもう振り回されずにすむと安心していたらこれだよ、ってなってそう。 それにしても、勝手に乗り込んできて、勝手に呪霊を「神」扱いして、呪霊があふれたら多大な犠牲がでるのに、殺すことは許されないと言い張って、要求を受け入れられないなら化け物クラスの戦士と決闘しろ、とは無茶苦茶だな。 ジャバロマも無茶苦茶さは理解してるんだろうけど、止めることができなくて苦悩してそう。 ここで釘崎が登場! タワマンっぽいところで猫飼って優雅に暮らしてる? 虎杖はやっぱり不老になってるのか。 華さんは普通に死んだようなので、受肉体だから不老ということはなさそう。 九相図を食べたことで呪霊に近い存在になっちゃってるのかな。 と、ここまできて、虎杖≒カリヤンの可能性もある気がしてきた。 というか虎杖≡カリヤン? その場合、虎杖が「神」認定されれば、呪霊狩りを容認させることも可能になるかもしれない。 自分が祀り上げられることで平和が保たれるのなら、虎杖は喜んで「現人神」をやっちゃいそうだな。 虎杖が不老なことで自分の老化を実感するけど、それよりも虎杖が申し訳なさそうな顔するのが無理、というのがいかにも釘崎っぽい。 虎杖、そんな釘崎の気持ちを理解してて、...

『逃げ上手の若君』(第229話 子1353) 感想

大事な弟と幼馴染みを失い孤独になった尊氏。 一方、逃若党は赤ん坊4人が増えて、めっちゃにぎやかな潜伏生活(?)をおくっていた。 なんか、尊氏がめっちゃ不憫にみえてきた。 妻3人が同日同刻に出産とかどえらい騒ぎだっただろうな。 ところで魅寿丸くん、めっちゃかわいいですね! おじいちゃんはこの子の存在知ってるのかな。 吹雪と秕さんが幸せそうで何より! ふたりとも、戦いの中で生き、死んでいくしかないと覚悟を決めていた人だから、大好きな人たちとこんな穏やかに生きられる時間ができてよかったねえ、ってなる。 こんな日々がずっと続けばいいのにねえ。。。。 そうはならんよねえ。。。

『週刊少年ジャンプ』2025年52号 感想

『さむわんへるつ』 (#11 交換しよ) シャーペンとペンを交換して、一組のイヤホンを片方ずつ分け合う、という王道ラブコメなエピソードぶちこんできたけど、くっつく気配はまだない。 でも、もどかしい、って感じはないかな。 できれば、この微妙な距離感を堪能していたい。 『呪術廻戦≡』 (第12話 人外魔境) なるほど、カリヤン=呪霊ではなく、カリヤン≒呪霊か。 そうなると、シムリア星人たちが呪霊をカリヤンと認定するか否か、という問題になってくるけど、シムリア星人内で意見が割れそうだ。 どんどん事態がややこしくなっていくな。 東京はいまだ人外魔境だけど、呪術師たちは呪霊が増えすぎてあふれ出ないように定期的に狩りをしている。 人々の恐れの気持ちが呪霊になるんだから、減ることはないんだろうね。 『カグラバチ』 (第102話 視るべきモノ) 視えるようになったがゆえに動揺した座村さんに、「集中しろ」の一言でその原因を取り除く柴さんがめっちゃかっこいい! 座村さんはなんでもかんでも自分で解決しようとがんばっちゃう人だから、あの反応はしかたない。 一切、動じなかったチヒロくんは、柴さんがなんとかしてくれるって信じ切ってたから動かなかったのかな。 チヒロくんの柴さんに対する信頼がすごい。 柴さんはやろうと思えば、戦いの場からチヒロくんを遠ざけることもできるんだろうけど、それをグッとこらえてサポートに徹してるんだろうな、と思うと不憫すぎる。 「剣聖」はどこかでこの様子を視ている。 チヒロくんが六平の息子だということもわかっているんだろう。 そして、チヒロくんと幽のそれぞれの信念を確かめてるんじゃないかな。 『逃げ上手の若君』 (第228話 継承1317) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第228話 継承1317) 感想

今回は尊氏サイドのお話。 家時が自害してから当主と当主候補が三代続けて錯乱状態に陥っていた足利家。 直義と高兄弟がやたらと次男である高氏をけしかけてるのは、それだけの才覚を認めているからだと思ってたんだけど、足利のトップが次々と様子がおかしくなるのをみてたら、そりゃあ必死にもなるよな、と思った。 だって、このままだったら足利家のお先まっくらだ、って不安になるの当然じゃん。 周囲の期待は感じているけれど、一生食うには困らないだろう名家の、責任を負わずに済む次男坊という立場に満足して、のんびり自由に生きていたかった高氏。 ここらへん、時行と似たような感じなのね。 そして、ふたりとも兄の死により、たくさんのものを背負うルートから逃れられなくなってしまった。 自信満々で「何か」を引き受けた高氏。 でも結局はそれにのみこまれてしまい、弟と幼馴染みを死に追いやってしまった。 「中の神」がいなくなっても、何も取り戻せない。 それでも足利尊氏としての責任は果たそうとしたんだな。 決着をつけることを望んだのは時行だけじゃなかったか。 そして、それは時行への憎しみゆえではないような気がする。 時行も尊氏もこのままでは終われない、という想いを抱きつつ、どこか鬼ごっこをした昔をなつかしんでいるようで、少なくともネガティブな気持ちにとらわれている様子はない。 それはなんか、うれしいな。

『週刊少年ジャンプ』2025年51号 感想

『ウィッチウォッチ』 (225 The Stream Before the Storm) ついに最終章に突入か? ウィッチ&使い魔たちとウォーロックの戦いに全国民を巻き込むとか、想像以上に規模がでかい話になってきたな。 ドリーはこのためにあんなおもしろキャラを引き受けてたのかと思うと、悪役ながらお疲れ様と言いたくなる。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS237 凶敵) こんな非常事態でも免許が有効期限切れだから運転できない葵さんに笑ってしまった。 いや、今はそこを遵守してる場合じゃないだろ。 アタリちゃんが免許もってるのはちょっと不思議な気がした。 なんか浮世離れ感があるせいかな。 と思ってたんだけど、そういえば今のアタリちゃんは超絶不運モードだったね。 でもハンドル握ってるアタリちゃんかわいい! 『呪術廻戦≡』 (第11話 文化交流) シムリアの宇宙船は呪力で動いていた。 技術的な問題があるため免れている呪力を持つ日本人狩りだけど、それがクリアされてしまうおそれがあるわけか。 これが知られれば、シムリア星人たちも狩り対象になりそうな気がするんだけど、日本人狩りの方が格段に容易だもんなあ。 タコパでほのぼのしてると思ったら、ラストで突然、不穏になった。 日本人が「カリヤンを惨殺している」という話がでてきた。 つまり、シムリアからきた人々の信仰対象であるカリヤンは地球にもいる。 そして、鉄格子の向こう側にいて惨殺されてる? これ、東京は人外魔境のままで、その中で呪霊狩りが続けられていて、つまり呪霊=カリヤンっていう話なんだろうか。 だとすると、呪霊が人々を殺すので、それを信仰対象とした彼らが追い出された、ということになるので納得感があるな。 でも、だとするとシムリア星人のみなさんには、居住地としては使えなくなった東京に住んでいただく、という可能性もあるのでは? 『カグラバチ』 (第101話 安全地帯) 「選別審査は虚勢に次ぐ虚勢で潜り抜けた」彼が「……虚勢張ったまま死なせてくれ」と言うの、めっちゃかっこいい。 選んだ連中の目はものすごく正しかったってことだ。 そしてやっぱりハクリくんの能力は便利すぎる! 柴さん、ようやく出番がきたと思ったら、「あとよろしく」であっさり撤退してしまった。 まあ、チヒロくんと座村さんVS剣聖と幽の戦いが繰り広げられる場に残るのは危...

『逃げ上手の若君』(第227話 別れ1352) 感想

秕さんが頬を染めながら「真の変態は冷めない」とか言い出して笑ってしまった。 逃若党内では「変態」は最上級の誉め言葉なの? それが「これからは…旦那様専門の変態でいていいのですね」ってなると、突然エロくなるのが、なんというか松井せんせーらしいな、と。 信濃に戻る諏訪神党。 上杉たちもまた信濃に潜伏して再起を図る。 一方、時行は駿河四郎を頼って伊豆に潜伏し、尊氏が鎌倉から京に移動するタイミングを狙うことを決断。 「中の神」が散っても、まだ尊氏を狙うのね。 「中の神」を生んだものを雫は「悪戯半分にかけた呪詛」と表現したけれど、実際のところ、足利家時の呪う気持ちは本物で、でもさすがにそれで北条を呪い殺せるとは思ってなかった、ってところかな、と感じる。 呪う気持ちを本気で伝えたかったけど、そんなもので北条を滅ぼせるわけないだろ、とも思ってたんじゃないかと。 だけどそういう中途半端なものが、足利尊氏が持つ天賦の才とうっかり融合してしまったのがあれだったのでは? 「一度始めた鬼ごっこは… 決着がつくまで終わらない!」 北条が滅びる前から始まっていた、時行と尊氏の鬼ごっこ。 それは幼い時行にとって楽しい想い出だったはずなのになあ。 「中の神」が消えた現在、時行が望む決着ってなんなんだろう。 尊氏の中の時行への憎しみは消えてないと思うけど、時行の中に尊氏への憎しみは残っているんだろうか。 年内終了はなさそうだけど、年始早々の完結はありそうな気がしてきた。

『週刊少年ジャンプ』2025年50号 感想

『JK勇者と隠居魔王』 (第1話 勇者と魔王) 新連載。 なんかわかんないけどかなり好きかもしれない。 『呪術廻戦≡』 (第10話 賛成多数) 「秤規定」とかいうなかなか熱い言葉が出てきた。 秤先輩、呪術バトルでギャンブルやりたくて虎杖たちに力を貸してたけど、あの後、本当に呪術協会に公営化をもちかけたんだろうか。 で、公営ギャンブルは無理だったけど、呪術師同士の商闘は条件付きで認められてはいる、と。 でも、ほぼほぼ忘れられてるってことは、やっぱり公営ギャンブル化を望んだ秤先輩って、かなりな異端思考だったんだな。 虎杖、生きてて行方不明だったことが判明! 地球側の戦力として計上されてなかったから死んだのかと思ってたんだけど、呪術協会の管理下にない、という意味だったか。 フードを目深にかぶって歩いてるのが虎杖なんだろうけど、なんか若そうだな。 もしかして老化してない? 元々が特製ボディなうえに九相図とりこんだりしてたから、その可能性はあるよなあ。 「正しい死」を求めていた虎杖が、親しい人たちが年老いて亡くなってもひとり取り残されているのか、と思うとなんか苦しい。 仲間の誰も虎杖の死を看取ってくれないじゃん。 あっ、そういえばパンダ先輩は健在だな。 『カグラバチ』 (第100話 “剣聖”) 剣聖は妖刀の力にとらわれて正気を失ってるのかと思ってたんだけど、しっかり正気だな。 幽はどうやって剣聖をコントロールするつもりなんだろう、って思ってたんだけど、これならしっかり連携もとれそう。 これは幽にとってうれしい誤算だろう。 神奈備にしてみれば最悪のシナリオだけど。 てか、六平パパのことを「義兄さん」って呼んでるってことは、剣聖の姉が六平パパと結婚してて、剣聖がチヒロくんの叔父なのか。 六平パパが剣聖の暴走に責任を感じる理由がさらに増えた。 ところで「曽我明無良」ってすごい名前だな。 外園先生のネーミングセンスはかなり好き。 『逃げ上手の若君』 (第226話 南北朝無双1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第226話 南北朝無双1352) 感想

弧次郎と長尾が大暴れの回。 ポンポン首が飛んでて、あらためてこれよくアニメ化できたな、ってなる。 ここまでアニメやってもらえるかわからないけど。 長尾まで人間爆弾はじめた。 「…殺傷力は及ばん」って言うけど、そういうのよりも、敵に与える恐怖心のでかさが効果的な技だと思う。 上杉は嬉々として距離測定を行うそうだが、人が飛ばされるのみてうっきうきな上杉を想像すると楽しいな。 どれくらいの重量の人をどれくらい飛ばせるかデータとってるんだろうな。 ところで弾(=飛ばされる人)はどうやって調達してるんだろう。 てか、弧次郎と長尾がめっちゃフレンドリー! 弧次郎の「男見せなきゃ あんだけの良い女は落せねえ!」が良いよね。 秕さんは自己評価が激低で、自分は戦闘能力しか取り柄がないと思ってる。 でも、弧次郎にとっては「あんだけの良い女」なんだよ。 尊氏に迫る弧次郎の刃が、多くの刃に阻まれて届かなかった絵がかっこよかった。 これまでは「中の神」の力で守られていた尊氏。 理不尽でわけがわからない現象に翻弄され続けていた時行たち。 でも、今回は足利の武士たちが必死に守った結果の失敗で、納得感があるというか、すっきり感があるというか。 「祢津小次郎」の伝説をつくって生還した弧次郎。 「…どうぞお好きに旦那様」ってセリフがあまりにも良すぎる! 松井せんせー、絶対、カップルくっつけるの大好きだよね。

『週刊少年ジャンプ』2025年49号 感想

『魔男のイチ』 (第57狩 大好きと大嫌い) 魔法にも幼少時はあるのね。親がいるのかはわからないけど。 機はドMなのか? って思ってたけど、そういうわけではないらしい。 その先にある愉しみのことしか考えられなくて、そこにいたるまでの痛みは全無視できる感じかな? 魔法には人間と同等の痛覚がない可能性もあるけど。 ニコッて微笑むキング・イチがなんともいえず素敵だった。 イチの顔なんだけど、イチがしない表情してて。 『呪術廻戦≡』 (第9話 ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ(後編)) ダブラという最強の存在がいるんだから力づくで地球上に居場所を得ることも可能なのに、なんで様子をうかがってるんだろう、って思ってたんだけど、そもそもが自分の星で居場所を失い、良き隣人を求める旅に出た連中だから、戦争はできればしたくないのね。 それでも、星を出た経緯からして誰かを無条件で信じることもできない。 良き隣人を求める気持ちと、人類に対する猜疑心がぶつかりあってる。 でも、できれば信じたいんだよね、きっと。 ダブラはバーサーカー的な存在かと思ったら、寡黙で不器用なだけの良い人だった。 ビビってる宇佐美さんたちをみて、心の中で申し訳なく思ってたけど、交渉中だからがんばって怖そうにみせてたのかもしれないと思うと、ちょっとかわいい。 『逃げ上手の若君』 (第225話 延長戦1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第225話 延長戦1352) 感想

尊氏から「中の神」を追い出すことには成功したものの、とどめは刺せなかった時行。 一か八かでもとどめを刺しにいこうとしたあたりに、「中の神」には関係なく尊氏を憎む気持ちもあったのかなあ、と思った。 尊氏を亡き者にしておけば、自軍の者たちの生存確率があがる、というのもあるかな。 親王は撤退を決断。 勝てたとしても兵を減らしすぎれば、確保できてるものを守る力を失う、ということか。 南朝側はわりと総力戦だけど、足利側は他にも兵力があるからね。 撤退を受け入れてはいるけど残念そうな時行をみて、弧次郎が単騎で乗り込むことを決断。 吹雪も同行しようとするけど体調不良。 「寿命の短縮」って……吹雪の短命が確定してしまった。 まあ、すでに死んでたはずの人なので、上杉に文句は言えないけど。 ところで弧次郎、「帰ったら結婚しようぜ」は本当に死亡フラグなのでやめてください! 秕さんとくっついてくれるのはうれしいけど。 そうか……初対面の頃から意識してたのか……。 じわじわ追い詰めてたのね、実は。 ついでに「祢津小次郎」を名乗って、自分の武勲を小次郎くんに付け替えようとするあたりが、本当に弧次郎らしい。 弧次郎の父親がアレでなければ、甥を(遠回しに)自慢しまくる祢津殿がみれただろうに。 弧次郎と長尾がなにげに仲良しさんなの、かわいいですね!

『週刊少年ジャンプ』2025年48号 感想

『魔男のイチ』 (第56狩 エクストラ) 自分の中にいる厄介なもの(=ウロロ)と交渉する際に初手で「断る!!」って言うイチに、宿儺と虎杖のことを思い出してちょっと楽しかった。 ウロロは宿儺よりだいぶチョロそうで、イチは虎杖よりだいぶ用心深そうだけど。 というわけで、前回の引きのだいぶ偉そうでかっこいいイチは、イチとウロロがフュージョン(?)した姿だった。 ウロロって「全魔法の王」なの? 自称じゃなくて? 「キング・ウロロ」って名前はそのまんまの意味だったりする? 『さむわんへるつ』 (#7 ライバルだから) 「レジの店員さんバンクシーに似てなかった?」「知らないよ顔」というやりとりが妙にツボってしまった。 私も未明くんと同じく水尾ちゃんが「何考えてるのか分からなかった」けど、それがちょっと分かったのがなんだかうれしくて、めっちゃにこにこしてしまった。 「そーだな これから 好きになれそうな人はいる」って、「好きな人がいる」よりもなんか良いよね。 未明くんと水尾ちゃんの寝不足だけが心配です。 『ウィッチウォッチ』 (223 やっと言えた) ついにモイちゃんがニコに想いを伝えた。 長かった……。 『あかね噺』 (第180席 測りたかった) からしとひかるちゃんが通じ合いすぎてる。 でも、恋愛関係にはならないというか、なれないんだろうな、と思ってる。 ふたりとも(特にひかるちゃん)の朱音ちゃんへの執着が強すぎるから。 『逃げ上手の若君』 (第224話 貴方に無くて私にあるもの1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第224話 貴方に無くて私にあるもの1352) 感想

本当は楽しいことだけやって生きていたかった尊氏。 「中の神」にとりつかれるまではそんな感じだったよね。 その強さと愛嬌で郎党たちに好かれ、細かいことは直義や師直たちが整えてくれてたら、そういう人生も叶ったかもしれない。 時行は尊氏の反乱によりすべてを失ったけれど、もし北条が滅亡しなかったら、今みたいに自分の意志で自分の行動を決することはできなかったと思う。 妻と友を自分で選ぶことも。 だから「天下の代わりに楽しさを得た」なんだよね。 時行と尊氏は共に「中の神」に人生を反転させられたのかもしれないなあ、とか思ったりした。 誰も巻き込まずに、ふたりでずっと鬼ごっこに興じていられたら幸せだったのにね。 だけど、こういう人生になったからこそ出会えた大事で大好きな人たちがたくさんいて、それこそが「貴方に無くて私にあるもの」だからなあ。 尊氏に感謝はできないけど、尊氏にねじまげられた人生を時行は受け入れている。 でも尊氏は今の状況を受け入れられないまま、人生を終えるかもね。 「中の神」が散り、頼重が○を出してくれたところで終わって、これはもう年内に完結か……と思ってたら、巻末コメントで松井せんせーが「来週にでも終わりそうな展開だけど皆さんの思っているよりは続くと思います」と書いてらっしゃって、うぉっ、ってなった。 えっ? ここからまた何かイベントが発生するわけ? 吹雪というイレギュラーが存在することで、史実とは違う方向に進むのかな?

『週刊少年ジャンプ』2025年47号 感想

『魔男のイチ』 (第55狩 跪け) 幾は「爆蛸の魔法」なのか。つまり、爆発する蛸? 「反世界様にお仕えする【七星座】が一席」というワードがでてきた。 「反世界の魔法」の手下の有力魔法が7人(7つ?)いて、その中でも最強ということ? イチがとっさにウロロを出したけど、一度使うと眠ってしまって戦闘不能になるという最終手段を初手で使ったということは、ここまで本気でやらないと死ぬ、と直感したんだろうな。 後はデスカラス様がなんとかしてくれる、という信頼もあるんだろうけど。 ところでよくわからないモードのイチが出てきたんだけど、ナニゴト? キング・ウロロと合体(?)してキング・イチになった? 『呪術廻戦≡』 (第7話 奪われた者達) 宇佐美さん、呪言師だったか。 手にある蛇の目と牙の呪印を通した言葉が呪言になるシステムなんだろうか。 だとすると、口元にそれがあった狗巻先輩が、話す言葉すべて呪言になるというのも納得できる。 狗巻先輩、気の毒すぎる。 ところで「なんだよ アイツはねえじゃん」って言ってたの、もしかして真人? 真人なら「アイツ」は確実に虎杖のことなんだけど、そうなると虎杖まだ生きてる? 宿儺との戦いのメインメンバーはすでにいない、みたいな話だと思ってたんだけど。 生きてるけど戦えない、ってことなのかな。 踏み絵がもし生き物だったら踏めるか? という問いかけはおもしろい。 たとえ自分の信仰を象徴するものであっても、命がかかっているのなら絵を踏む人はたくさんいるだろう。 でも、たとえばそれが教祖様を蹴ろ、とかだったらどうなるんだろうな……。 「奪われた者には 奪うという選択肢が強く残る」 奪われたら、それを埋め合わせるように、奪う、という選択肢がトップに現れるようになる、というのはなんとなくわかる。 クロスのこの言葉に、虎杖の「一度人を殺したら「殺す」って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」を思い出した。 経験は思考や行動の選択肢を増やすけれど、それは良いことばかりじゃないよね。 経験は呪いになることもあるから。 ところで憂花ちゃんが余命半年とか、いきなりすぎてビックリなんですけど! えっ? どういうこと? 『カグラバチ』 (第98話 無能隊長 荻原幾兎) 荻原さんて、双城にやられちゃった隊の隊長さんか! 仲間と自信を失い、絶望して、壊れて、壊れたからこそ強くなった。...

『逃げ上手の若君』(第223話 鬼ごっこ1352) 感想

時行がどれだけがんばったところで北条の世は戻らない。 そもそも時行自身にその気がない。 なのにたくさんの人を巻き込んで、尊氏の命を狙い続けている。 足利の世でそれなりに世の中が安定するのなら、時行たちがやっていることは、無駄に戦を起こして人を死なせ、不幸な人を増やすだけではないか。 そういうクエスチョンはずっとあった。 尊氏の「中の神」をどうにかしないと世界が破滅する、という設定のおかげで、そこらへんは封じられていたけど。 なんかもうそういったことをダイレクトに突き付けてくる松井せんせーには参るね。 そういうだいぶネジがはずれてるけどクリティカルに痛いところをついてくる表現をしておきながら、「「中の神」が相当混乱している様子 とどめを!」とか言われると混乱するというか、若干、雫の方が道理をはずしているようにもみえるというか。 おまけに、こういう混乱を読者に与えることこそが、松井せんせーの目論見なんだろうな、とも思うので、参りました! 降参です! って気持ちになった。 そしてついに、時行が「鬼」になるのか……。

『週刊少年ジャンプ』2025年46号 感想

『超巡!超条先輩』のアニメ化が発表されててびっくり! そんなことあるんだ……。 『左門くんはサモナー』のアニメ化の可能性もあるのかな。 『破壊神マグちゃん』アニメ化の夢も諦められないんだが! 『逃げ上手の若君』 (第222話 三人1352) 別記事になりました。 『魔男のイチ』 (第54狩 踏み入る) 『時操の魔法』は妻の胎内に宿っている子供に力を吸われて弱体化している。 父と子は見えないなにかでつながっている? なるほど、そういうことであれば、習得されてしまったら子供がどうなるかわからない、って考えが出てくるのも納得だ。 『時操の魔法』は子供が生まれたら、魔法としての自分を維持できなくなる、という可能性も覚悟してそう。 そういえば、「魔法」に子供時代ってあるのかな。 幾のころころ変わる表情がかわいすぎて怖い。 『呪術廻戦≡』 (第6話 暴走) クロスは理由をみつけて戦争を起こしたい人かと思ってたんだけど、そうでもなさそう。 てか、人間同士ならともかく、異星人が理由をつけないと戦争を起こせない、というのもよく考えると不思議だな。 絶対に勝てる「兵器」があって負ける心配はしてないのに。 シムリア星人の中にも穏健派がいて、悪意を持ってない異星人たちと戦争するくらいなら別の星を探す、みたいなこと言ってるのかしら。 『さむわんへるつ』 (#5 お揃い) 水尾ちゃんの私服がめっちゃかわいい。表情もかわいい。 水尾ちゃんはかわいいだけでできている。

『逃げ上手の若君』(第222話 三人1352) 感想

『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 逃若党全員集合か……本当に全員だ……。 吹雪の死が偽装された場面から始まった今回。 どうやら、吹雪の首をはねようとしたけどなんか使えそうだからやめた、という話ではなく、上杉は最初っから吹雪の肉体を手に入れるつもりで長尾にも指示を出してたっぽい。 そういう前提で、吹雪の死を嘆く時行たちに話しかけてたのか、と思うとちょっと笑える。 まあ、「高師冬」が死んで「吹雪」として生きられるようになったので、結果オーライではあるが。 それにしても、父親にも上杉にも虐待される吹雪、かわいそうがすぎる。 助けてもらった恩と、もしかしたら時行の元に戻れるかもしれないという希望があった分だけ、上杉の方がマシだろうけど。 ここで上杉は撤退。 一応、足利一門という立場があるので、尊氏を殺すことに手を貸すことはできないのね。 吹雪を時行に返した時点で十分すぎるほどに手を貸してるけど。 直義の仇は取りたいけど今の立場は守りたい、という上杉にとってめっちゃ都合の良いムーブである。 深い恨みはあってもそれが人生の全てということにならない、という実にバランスの良い判断だと思う。 冷徹な合理主義者にみえるけど、「幼馴染の貴方の死は見たくないし かといって勝つ姿も見たく無い」と言うあたりに、人間らしさがにじみ出てて、本当にいいキャラだよなあ。 ところでなんで最終決戦がゲロまみれの絵になってるんです? でもまあ、時行も弧次郎も吹雪もめっちゃ楽しそうだから、まいっか。

『ワールドトリガー』第258話「遠征選抜試験2・1」 感想

早速、第2試験開始ですよ。 8:45に転送されて9:00に試験開始、ということは作戦タイムは15分。 これだけの人数が動くのにそれだけしか与えられていないのか。 遠征経験者は全体指揮官になれないということで、二宮さんが除外対象になってた。 二宮隊は遠征に行けなかったのでは? って思ったんだけど、東隊だった時に行ったのかな。 だとしたら、三輪も近界に行ったことあるのかな。 全体指揮官を誰にするかでいろいろ意見が飛び交ってたけど、諏訪さんが「じゃあ古寺でいいだろ」って言ったら、あっさり決まった。 「A級のやり口を知ってて頭も回るし 6番隊には木虎もいるしな」ってことは、参謀的なポジションで木虎ちゃんに動いてもらうということかな。 遠征経験者はダメ、というのはA級側にも適用っぽいけど、誰になるんだろう。 ランク上位だけど遠征には行ってない、かつ、A級の中でも古参でみんなのことをよくわかっている、ということで嵐山さんと予想。 A級側にはやっぱり迅さんも入るようだ。 サイドエフェクト使っていいけど、その情報を他者に伝えるのは禁止、というのはちょうどいい塩梅かもしれない。 A級とB級上位&中位が総出で試験って防衛任務は誰がするのよ、という疑問の答えが出てきた。 B級下位+C級だけど使えそうな隊員+各支部のランク戦に参加してない隊員を、忍田さん、天羽くん、那須さんが交代で監督する、という体制か。 天羽くん、監督とかできるの? ひとりで全部やっちゃいそうだけど。 そういえば、那須さんが参加してなかったね、この試験。 体調不良って話だったけど、数日間に渡る試験に出るのは難しいってだけで、めちゃくちゃ具合いが悪いってわけでもなさそうで、よかった。 試験用のマップはB級ランク戦よりもだいぶ広そう。 オサムたちが体育館に転送されたし、街並みも日本っぽいので、これはもしかしてネイバーの大規模侵攻から三門市を守る戦いを想定してる? だとすると、A級はネイバー役になるけど。 二宮さん、勝手にターミナル防御用のシールドの高さを確認してた。 一番前線から遠い場所で試したのは、A級がたどりつく可能性が一番低い場所、すなわち、耐久性をみずから下げちゃっても問題なさそうな場所、ということか。 元々の数値が1000で、弧月でめっちゃ叩いても3しか減らないとは、かなり頑丈だな。 アタッカーひとりで破壊に3分程...

『週刊少年ジャンプ』2025年45号 感想

『魔男のイチ』 (第53狩 重い一撃) 「時操の魔法」の妻の名はミネルヴァさん。 船に住んでるけどわりと豪華なお料理が出てくる、ということは、この船から出られないというわけでもなさそう。 「反世界の魔法」みたいに「時操の魔法」にも下僕がいる、という可能性もあるけど。 「時操の魔法」ことソウさん、寡黙で控えめな性格っぽくて、やたらちゃきちゃきしているミネルヴァさんに振り回されてる感じだし、めっちゃ愛妻家っぽいのかわいい。 争いも好まなそうな雰囲気なのに、なんで犠牲者がたくさん出てるの、と思ったら、ソウさんが暴れてるわけじゃないのか。 「夫が習得されたら! 胎内にいるこの子にどんな影響が出るか分からない!」って、まだ生まれてない子供は、魔法である父親の影響を受ける可能性があるの? ミネルヴァさんが夫を守るためにはったりしかけてる可能性はあるんだろうか。 そもそも人間と魔法の間に子供ができる、という時点で不思議なので、何がどう影響するかわからないのは確かだけど。 そういえば、この「時操の魔法」の状況を「反世界の魔法」は知ってるのかな。 激怒案件になりそうな気がするんだけど。 『呪術廻戦≡』 (第5話 老耄) 「認知機能低下による高齢呪詛師の暴走」って、めっちゃ怖いな。 この年まで生き延びてるということはそこそこ有能なはずで、そんな武器も持たずに容易に人を殺せる存在が、バレないように加減しようとかいう判断力もなく暴れまわるってことよね。 認知機能低下した五条先生とか、想像しただけで怖すぎる。 国が滅ぶ可能性すらあるのに、倒せる可能性はほぼ無い。めっちゃ怖い。 『逃げ上手の若君』 (第221話 恩賞1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第221話 恩賞1352) 感想

時行ひきいる逃若党VS足利尊氏を中心にして、両軍が乱戦状態。 時行は「前の天下人の跡継ぎ」という立場だけど、実際に持ってる権力はゼロ状態。 時行のために戦っても恩賞は期待できない。 それでも、時行のために、時行を信じて戦ってくれる人たちがいる。 「ああ残念だ 私は彼を好きになってしまった」 ここの上杉のやれやれって表情がなんともかわいらしい。 彼の忠誠心はいまだに直義に向けられているんだろうけど、時行に対してはただ好きなだけ。 それは上杉にとってたまらなく新鮮な感情なんだろう。 「悪神」としての力を放出しはじめた尊氏。 武力で戦うんじゃなく、瘴気で殺すのか。 これ、足利軍の人たちが見たらどう思うんだろう。 どうにもならなくなった時行たちの前に現れた逆さ凶! まさかの吹雪復活! 上杉からの「恩賞」としてでかい箱が出てきた時は、長尾みたいな強化人間を他にもつくってたのか? と思ってたら、まさかの吹雪だよ。 斬首したことにしてこっそり研究材料にしてたのか。 確かに「素材」としては長尾並の逸材だもんね、吹雪。 いや、この展開は予想してなかった。 ありがとう! ありがとう! ありがとう!

『週刊少年ジャンプ』2025年44号 感想

『魔男のイチ』 (第52狩 フリーズ) 「古代魔法」というワードが出てきた。 これに挑む者に「負けて当然 勝って偶然」と教えるのは、無理して命を落とす前にさっさと撤退しろ、という意味。 魔法の習得は目指さない、少しでも情報をとれればラッキー! ということね。 「時操の魔法」はわりと人間に近い姿。 「反世界の魔法」もそうだけど、高位の魔法ほど人間に近い姿をしている、とかあるのかしら。 で、人間に近いと思ったら、人間との間に子供をもうけることもできるらしい。 えっ? そんなこと可能なの? イチは魔法と人間の間に生まれた子供説をみたことあるけど、ありうるの? 『呪術廻戦≡』 (第4話 繰返す子供) 人類側としては、監査役のマルに戦闘をさせない、ケガをさせない、シムリア星人に敵意をもたれない、もしくは、無能と思われないことが大事。 でも、宇宙人の襲来を知らない呪術師(呪詛師?)は、マルを巻き込んで傷つけることを躊躇しない。 知らないんだから当然なんだけど、自分のやらかしが地球を滅ぼす、とか言われても納得しないだろうな。 『あかね噺』 (第176席 目を向けるべきは) 演出がすごく怖いのよ。 なんかすごくぞわぞわするのよ。 観客が笑うシーンすら怖い。 主人公の朱音ちゃんが覚醒する回だから、少年マンガ的には熱く盛り上がるとこだと思うんだけど、めっちゃ怖い。 すごいマンガだな。 『逃げ上手の若君』 (第220話 悪神1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第220話 悪神1352) 感想

尊氏の背中にある腫れ物=「中の神」を露わにすることには成功したけど、それは「中の神」を弱体化させることに成功したってことではないんだよね。 現況が目視できるようになっただけなんだよ。 「南北朝鬼ごっこ 悪神 足利尊氏」 ついにこの文字が登場か。 これが最後の鬼ごっこなんだろうな、やっぱり。 「郎党の期待に応えてやるのも…当主の義務かなと」 直義や高師直のことをちょっと鬱陶しく思いながらも、そう語るまなざしは穏やかだ。 これを言ってた時点では、まだ本来の尊氏の方が色濃かったんだろう。 それを「…思い出した」って言ってるけど、やっぱり記憶がところどころおぼろになっているんだろうか。 そして、久しぶりにみる時行の幼子バージョン、やっぱかわいい! きらきらした目で尊氏をみてた幼い時行は、尊氏に尊敬の念を抱いてた。 それがどうしてこうなった! ってなるよなあ。 海野殿が戦死。 頼重に言われて妻を娶って、「妻子に恵まれ」と最期に言えたことは幸いなんだろうけど……。

『週刊少年ジャンプ』2025年43号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS230 狙撃の天才) 実写映画化が発表された。 坂本さん役がSnow Manの目黒くんということで燃えている様子もうかがえるけど、20代後半、180cmを超える長身という坂本さんの設定と、派手なアクションができる、という条件を満たす男優はほとんどいないと思うので、目黒くんは妥当なとこかな、という気がする。 まあ、探すの大変なら無理に実写化しなければいい、と言われればそれまでだけど。 上終はあいかわらずわがままでひねくれてるけど、滅多なことじゃ人前に出ない人が命の危険をかえりみず飛び出してきてくれたんだから、本当にへーすけのことが大事なんだよね。 銃がアイデンティティのすべてみたいな人なのに、銃身を壊してまで戦ってくれてるし、へーすけを「友達」「相棒」って呼んだり、上終の愛がふかすぎる。 ところで、人ひとりをつかんで飛べるピーちゃんすごすぎじゃない? 『ウィッチウォッチ』 (218 猫と狼の遁走曲) 電話で頻繁に会話してるから好意は伝わってる、と考えるケイゴ。 サブカルネタばかりまくしたてられるから、好意があるのかどうなのか迷うネムちゃん。 まあ、ケイゴが悪いよね。 重要なとこに踏み込まないままで、自分が楽しい話ばっかりしてるんだから。 焦れたネムちゃんがウルフに告白されたことを話しちゃった。 ウルフの存在がケイゴが踏み込んでこない理由だとわかってるのかな。 ウルフが別人だったら張り合うこともできるけど、自分自身でもあるからどうにもならない。 おまけに、ウルフはケイゴの時の記憶をもっているけど、ケイゴはウルフの時の記憶がないから、ウルフはケイゴの気持ちがわかるけど、ケイゴはウルフの気持ちを察することさえできない。 つらいし、きつい。 そうやってケイゴが落ち込んでいる時に、修行の相手をして欲しいから「じゃあウルフになってくれ」って行っちゃうモイちゃんに、うわ~っ、ってなってしまった。 モイちゃんはいつも通りだっただけなのに……。 『魔男のイチ』 (第51狩 新たな時へ!) 飛行道具としてサーフィンボードっぽいやつやバイクっぽいやつが出たあとで、魔女といえば! の箒が出てきたの熱い! この世界では飛行用箒は骨董品に等しいらしいけど、やっぱり魔女は箒だよね! まあ、イチは魔男だけど。 ジキシローネは予言をでっちあげてイチと同行するこ...

『逃げ上手の若君』(第219話 巴1352) 感想

時行を尊氏のもとにたどり着かせるため、その護衛たちを蹴散らす役を任された亜也子。 あいかわらず力強い! 亜也子のあこがれの巴御前。 その血を望月家がひっそり引き継いでいた。 巴御前は架空キャラ説があるときいたことがあるけど、松井せんせーは木曽義仲と巴御前の間に子供がいて、望月家がかくまって育てた、という設定にしたのね。 これを最後に戦場から離れ、そのあとは時行との子の母として生きると心に決めている亜也子。 「北条時行万歳ー!」って叫びながら首をふたつもポロリするの怖すぎるな。 時行のとっておきの武器は雫はこしらえた破魔矢。 それを通すのに邪魔になる鎧と母衣を排除する役が玄蕃というのが熱い! しかも、わざわざ顕家の変装をして「御ぶちのめす!」って言うんだよ。 尊氏の背中に急所をつくってくれた顕家への敬意だよね、これ。 尊氏に対するいやがらせの可能性もあるけど。 からだに爆薬ぶちこまれても死なない尊氏。 楠木正成を破ったあの薙刀がまた出てきた。 これ鬼丸国綱だったっけ? ついに姿を現した「中の神」。 あからさまにクライマックスです。 丁寧にじわじわ追い詰められてる気分です。

『ワールドトリガー』第257話「遠征選抜試験・48」 感想

風間隊(といっても風間さんひとり)に雷蔵さんが加わるときいてボヤく諏訪さん。 厄介な敵が現れた、って意味かと思ったら「勝ったら無限に調子こいて来んぞ!」ってことらしい。 なるほど、そっち方面でも厄介ね、確かに。 雷蔵さんとクローニンは開発した武器の試し斬り(?)のために個人ランク選に参加することもあるらしい。 そう考えると、エンジニアが戦闘員もできるのってすごいメリットだよね。 データだけでは図れない使用感みたいなものを、自分で確かめられるわけだから。 忍田さんの補佐役は、沢村さんと東さんが候補にあがっていた。 そして、忍田さんが戦うことになった場合は補佐役が幹部組の護衛をやらなきゃいけない、という理由で東さんが沢村さんを推した、と。 幹部の護衛をやるなら、スナイパーよりはアタッカーの方が適任なのか? 沢村さんの気持ちを知ってる東さんがもっともらしく理由をつけて譲ったんじゃないか、という気もするけど。 そういえば、忍田さんの補佐役ってオペレーター能力があればいいのかと思ってたから、なんで戦闘員だった沢村さんを現場から引きはがしたんだろう。 忍田さんのそばにいたい沢村さんが志願したのか? とか思ってたんだけど、幹部組の護衛という役割を担える人でないと困るからか。 城戸さんは戦える可能性がある(加齢によりトリオン能力が下がってる可能性もある)けど、根付さんと鬼怒田さんは戦闘力ゼロだろうな。 唐沢さんはちょっとわからない。 やっぱり迅さんも参加か……。 それはちょっと禁止カードじゃない? 顔をみたことのある人に対してしか発動しない、って言っても、B級隊員みんなボーダー本部を出入りしてるわけだからなあ。 何か大きな事が発生しないか確認するために町の人たちを観察してるような人が、ボーダー隊員を観察してないとは思えない。 引きこもりの小夜子ちゃんは顔を合わせてない可能性ある? ところで予想通り、香取ちゃんの撃破ポイントがめちゃくちゃ低い。 A級側からみればあきらかに割に合わない。 「5回倒されても100点いかないって駒としてめちゃくちゃ強いです!」って言われて、「アタシが5回もやられるわけないでしょ?」って返す香取ちゃんの顔の圧がすごい! 香取ちゃんの顔芸コレクションをつくりたくなる。 どう考えてもA級の方が強そうなんだが、それをくつがえす要素がトリオン兵。 でも、B級臨時部隊...

『週刊少年ジャンプ』2025年42号 感想

『さむわんへるつ』 (#1 ラジオネームうなぎポテト) 新連載。 ヤマノエイさんという名前を存じ上げなかったんですが、これが初連載なのかな? 新人さんのわりには絵の密度がちょうどいい感じだな、って思った。 なんというか、だいたいの方は最初のうちは全体の描きこみみたいなものがやりすぎだったりやらなすぎだったりする印象があって、慣れていくうちに、それぞれの画風や作風にマッチした密度になると思ってるんだけど、それがすでにいい感じになってるな、と。 それにしても、ラジオのハガキ職人というテーマは『ジャンプ』では珍しいな。 未明くんが突然おもしろくなるわけではなく、水尾さんのアドバイスを受けて、ただひたすらがんばって数を出す方向に転換したら読まれた、というのはなんか良い。 自分を変えずに、自分の得意なやり方でがんばれば良いんだよ、という。 はたから見れば無理してるようにみえるけど、本人が楽しいのならがんばれ! ってなるよね。 あと、水尾さんの思わせぶりな言動が天然なのか本気なのかはちょっと気になる。 表情が絶妙でかわいい。 でも、子供ふたりが日が昇るまで公園で過ごすのは、防犯上やめた方がいいと思う! 『魔男のイチ』 (第50狩 反く者) 「告解」がぐるんってなってデスカラス様に襲い掛かろうとする絵がめっちゃ怖かった。 そして、それを「おい」で従わせるデスカラス様、めっちゃかっこええ。 魔法と人間の共存、というテーマが出てきた。 魔法を飼いならしているデスカラス様。 魔法と人間が共存できているようにみえるジキシローネ。 そして、対立とか共存とか、そういったことを考えるほど魔法になじんでるわけじゃないイチ。 魔法とのかかわり方はそれぞれだけど、もっとも複雑な関係になってそうなジキシローネが、最重要人物になるのは確かだろうね。 それにしても、魔法側からみれば魔女の存在は不愉快きわまりない、というのはそりゃそうだろうね。 魔法の方が強い力を持ってるのに、なんで人間に使われなきゃいけないんだ、って。 でもそれをいうのなら、なんで魔法は人間に習得されるようなムーブをしてるんだろう。 課題を出さなければいいだけなような気がするんだけど。 『呪術廻戦≡』 (第2話 抑止力) シムリア側との交渉役の宇佐美さんはかなりまともな人だな。 五条先生が「宇佐美」という名前を口にしたことがあったから、御...

『逃げ上手の若君』(第218話 紙上談兵1352) 感想

今回は時行と命鶴丸の対決。 切れ者っぽく振る舞っていた命鶴丸だけど、傲慢で底の浅さが見え隠れしていて、そこを時行と雫に突かれた。 尊氏から時行の戦い方をきいていたら、おびえて逃げるふり作戦にはひっかからなかったと思うんだよね。 時行のことをあなどっている命鶴丸は、時行のことを研究する必要を感じなかったんだろうな。 まあ、尊氏に時行のことをきいたら、ご機嫌を損ねるどころか、激昂して殺される危険まであるが。 「義詮様のお年頃で奴を見抜ける若者がいたら… ぜひ息子にしたいですな」 道誉の夢がしっかりかなっててよかったね! あと、義詮は戦や政治の才覚には乏しいのかもしれないけど、人を素直に褒められる人なので、まともな人がそばにつけば良いトップになれそう。 直義が義詮の補佐をできてればよかったんだけどねえ。 それにしても、やたらと花で身を飾り立ててる命鶴丸をみると、顕家を思い出す。 命鶴丸は自分に顕家レベルの才覚があるって信じてたのかもなあ。 でも、今の尊氏のそばで生き残れてる=凡庸って評価な気がする。 そう考えると、尊氏から微妙に距離をとってる道誉はやっぱり判断力に優れている。 とちくるって娘に逃げられた件以外は。

『週刊少年ジャンプ』2025年41号 感想

『呪術廻戦≡』 (第1話 特級事案) 『ジャンプ』の表紙にでかでかと「呪術廻戦」って書いてあってびっくりした。 芥見先生原作で岩崎先生作画の短期集中連載がはじまるって、前号の予告で出てたけど、まさか『呪術廻戦』のスピンオフというか続編とは思わないじゃん! なんか変なタイトルだな、とは思ってたけど、「呪術廻戦」の部分を削ってたからなのね。 岩崎先生は『暗号学園のいろは』でめっちゃ絵がうまいな、って思ってたから、楽しみにしてたらまさかの『呪術廻戦』。 芥見先生のご指名らしいけど、話をきいた時はビビっただろうな、岩崎先生。 そして、『呪術廻戦』でまさかの異星人登場ですよ! いや、「星漿体」とかなんでこんな名前ついてるんだろ、とか思ってはいたけど、もしかしてそことつながってる? 乙骨と真希さん、やっぱり結婚してたのね。 そして、ふたりはすでに亡くなっていて、その孫たちが主役。 乙骨が持ってた里香ちゃんとの婚約指輪は孫娘の憂花に託されたが、乙骨の死後、五条家の意向により兄の真剣に所有権が移された、と。 五条家の忌庫に登録されている、って言ってたけど、乙骨のものではなかったのか。 物騒なものではあるので、個人所有が許されなかったのかな。 乙骨は五条家の親戚らしいので、それで五条家管轄になった? そういえば、禪院家はどうなってるんだろう。 妹は兄から指輪を取り戻したい。 兄は妹に指輪を渡したい。 ふたりともちゃんと話し合えば良いのでは? って感じなんだけど、こじれまくってるなあ。 でも真剣がちょっと歩み寄ってくれてよかった。 微妙に本編のキャラが出てきそうな時間軸なんだけど、虎杖はもう亡くなってる気配だな。 野薔薇ちゃんはまだ元気かも。 コミックスの番外編的にパンダは出てくるんじゃないかと思ってる。 そういえば、短期集中連載って書いてあったので、5話くらいで終わるのかと思ってたら半年ぐらいの予定らしい。 『ジャンプ』では半分くらいの連載が半年もたずに終わる印象なんですが……。 芥見先生は打ち切られなければ的なことをおっしゃってるけど、『呪術廻戦』を冠した連載が打ち切られる可能性はほぼないよね。 『魔男のイチ』 (第49狩 お水を一杯) あやしげなウェイターさんは「棺」って名前で「反世界の魔法」の下僕? 魔法っぽいのを使ってたけど人間ではないんだろうか。 「反世界の魔法」にとってど...

『逃げ上手の若君』(第217話 小手指ヶ原1352) 感想

諏訪神党の三大将が久しぶりに登場! 大将のメンツは変わってないんだな、って思ったけど、祢津みたいに家督は次世代に譲ってるけど、時行がいるから顔見世にきてくれただけかもしれん。 みんな老いてはいるけど元気そうだね。 海野殿は妻子持ちになってて幸せそうだし、祢津は病弱な嫡男を無事に跡継ぎにできて、弧次郎へのわだかまりも消えてるようだ。 影武者から「自慢の甥」になって弧次郎も満足そう。 望月も娘が元気いっぱい幸せいっぱいだから満足だろう。 石塔の父上と兄上が登場。 こちらは「紅夜叉弁天満子ちゃん」か……。 「ちゃん」まで括弧に入ってるから、ちゃん付けがマストなんだろう、多分。 父子で同じ女子(?)を好きなのに解釈違いを起こすとは……。 「鶴子ちゃんに着想を得て」って言ってるけど、最初にやりだしたのがあの石塔殿で、それに感化されてこうなったのか、父からはじまってるけど、あの石塔殿の鶴子ちゃんがすばらしすぎたので逆輸入(?)されたのか。 父子の間であたふたする満子ちゃんがかわいい。 「石塔氏はその後パッとした人材が出ず没落する」とかわざわざナレが入ってるけど、没落しただけで断絶はしてないのなら、今いる石塔家の方々がこれを読んでどう思うのかは気になるところ。 時行の言葉が上杉謙信につながって笑った。 ここんとこつらいこと続きだった上杉がうれしそうで、そんな主君の喜びにつきあう長尾がうれしそうだから、まあいっか。

『週刊少年ジャンプ』2025年40号 感想

『しのびごと』 (第47話 崩れる塔) 一旦横に置く戦術がこんな展開になるとは! ヨダカ、どんだけ思考が苦手なのよ。 『魔男のイチ』 (第48狩 新たな予言) マンチネル魔女協会の幹部がついに勢ぞろい(多分)。 「弾丸の魔女」さん、「アマドロ・リボンキャンディ」ってめっちゃファンシーな名前だな。 短髪グラサンくわえたばこで、ボンテージっぽいコスチューム、さらにガトリングっぽいものを持ってて、リボンでキャンディなの、なかなか強烈だな。 てか、あごのとこにあるのがひげっぽくみえるんだけど、何なの? 「激音の魔女」さんは「オトギリ・ウツネ」って、いかにも音響兵器(?)っぽい名前で、ぽやぽや系。 「猛食の魔女」さんは「フランケン・デスシー」って、なんかこわい名前だな。 「デスシー」って「DEATH SEA」なんだろうか。 セリフがやたら「ですし!」で埋まってるから「デスシー」かもしれない。 自己肯定感激低系? 「最悪の魔女」の「トリカブト」はそのまんま毒物系なんだろうか。 超手ごわい老人キャラは『ジャンプ』のバトルマンガのお約束! それにしても「激音」「猛食」「最悪」に比べて「弾丸」は物理すぎるというかなんというか。 魔女協会に協力してくれてるけど仲良くする気はまるっきりないジキシローネ。 マネーゴールドたちもそれはよくわかっている。 それでも、彼女の予言は超貴重だから手放せない、敵に回せない。 そのジキシローネがみた「反世界の魔法」に殺される自分の予知。 魔女協会の判断の指針になってるジキシローネが、ここからどう動くか、あるいは、動かされるか。 おもしろい展開になってきた! 『カグラバチ』 (第92話 剣士たち) なんか幽が妙にかわいくみえるな。 『逃げ上手の若君』 (第216話 決戦準備1352) 別記事になりました。 『キルアオ』 (page115 さよなら十三) まさかの最終回&アニメ化発表でびっくりした。 いや、終わりそうな気配は十分にあったけど、アニメがセットでくるとは……。 十三とノレンがくっつかなかったのはなんか良いよね。 実はノレンも若返ってました、って設定が出た時に、そうなる可能性もあるのか? ってちょっと思ったんだけど。 「お前の本気に俺は余裕がありすぎる」ってのは、すごくいいセリフだな。 精神年齢も子供に戻っているノレンは、十三に対する想いでいっぱい...

『逃げ上手の若君』(第216話 決戦準備1352) 感想

刀匠・正宗が再登場! そういえば、ここ鎌倉だったね。 突然、押しかけてきて、仕事しろと迫って、しかも納期は三日以内とか、図々しいよ、確かに。 弧次郎も亜也子も成長して手足が伸びたし筋力もあがったから、それに合わせて武器もバージョンアップしたい。 そうか、あの頃はまだ成長期だったか。 時行と新田が仲良しなのかわいい。 ふたりとも重いものを背負ってるのに、行動が身軽で自由だ。 戦闘狂だった秕さんにも変化が。 弧次郎を心配する気持ちを「邪念」と表現しているけれど、戦うことでしか自分の価値を認められなかった秕さんにとって、戦うことを迷わせる気持ちは邪魔なんだろう。 でも、それを邪魔なものだと思いたくない気持ちもあるんだろうな。 弧次郎と共に戦い、弧次郎よりも先に死にたい。 では、弧次郎にそれを拒否されたら、どうするんだろうね。 大人になって鎌倉に戻り、また鎌倉を出る時行たち。 最期を予感させながら、ついに小手指ヶ原に到達か……。

『週刊少年ジャンプ』2025年39号 感想

『魔男のイチ』 (第47狩 クムギ・ハーヴェスト) 連載1周年突破記念の表紙&巻頭カラー! おめでたい! おかしな言い方かもしれないけど、宇佐崎先生が正しい使われ方をしてる感じがしてうれしいです。 クムギちゃん、イチのせいで大変なことに巻き込まれまくりで大変だな、って思ってたけど、彼女なりに生きがいを感じていたんだな。 めっちゃうれしかったよ。 姉へのうしろめたさから後ろ向きに選んだ「記録係」という職だったけど、それはクムギちゃんにとって情熱をもって取り組める仕事になった。 しかも、魔男という誰も知らない情報の塊みたいな存在のことを、自分だけが伝えられるという異例なポジションを得ている。 さらに、チームのみんながクムギちゃんを仲間として受け入れてくれて、必要な存在だと言ってくれる。 そりゃあ、誰にも譲りたくないよなあ。 「今の仕事が楽しいの! 好きなの!」 それって、幸せだってことだよね。 ところでスピカさん、めちゃくちゃズレてるだけで悪気はなかったらしい。 悪気がないならしかたない、というもんでもないが。 イチと出会わなければ、クムギちゃんはずっと下を向いたままという可能性もあったわけだし。 そして、デスカラス様! グッジョブです! 『カグラバチ』 (第91話 奈ツ基) ナツキが「キル・ユー」って言ってて、その下に字幕みたいに「殺すぜ お前をな」って書いてあるの、どういう演出なの? 外園先生のセンスがわからなくなることがある。 ナツキの中では映画っぽいかっこいい登場してやったぜ、みたいになってる、ってことを表現してるのかもしれん。『キル・ビル』的な。 ナツキは漆羽さんに舐められてるって思ってるけど、漆羽さんはナツキに親近感を抱いてるだけのように思える。 漆羽さんはちょっと空気読めないとこあって、ナツキは重度のツンデレだから、うまくかみ合わないのかな、って。 『逃げ上手の若君』 (第215話 武蔵野合戦1352) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第215話 武蔵野合戦1352) 感想

時行と尊氏がぶつかる武蔵野合戦。 「この戦は詳細不明なだけでなく 資料や諸説で日付・場所・勝敗全部バラバラ」というものらしい。 「関東平野を縦横無尽に駆け回っての連戦だった」というから、資料が混乱するのも無理ないのか? そういう混乱に乗じて自分に都合のいい資料をつくっちゃう人もいそうだし。 松井せんせーの「マジで作家の身にもなって欲しい」は本音が出すぎです! きっと、資料いっぱい読み漁って、めちゃくちゃ考えまくったんだろうな。お疲れ様です。 松井せんせーには、バラバラを利用してうまいことデータをつなぎあわせた展開をつくってくださってるんだろうな、という信頼しかない! 夏ちゃん、無理しすぎて身体がボロボロ。 後方でおとなしく玄蕃に守られててください。 夏ちゃんはもうここでクランクアップかな、ってちょっと思った。 あいかわらず和やかな時行陣営。 戦力は少ないけど、一番、士気が高い陣営だろう。 一方の尊氏はイライラガリガリブツブツで、多くの武将に囲まれ頭を下げられているけれど、余裕なんてどこにもない。 神力も散り続けている。 「帝も師直も直義も お前がいなければ死ななかった」 時行がおとなしく諏訪の地で暮らしていれば、こんな事態にはならなかったはずなので、これは事実だよなあ。 でも、それ以前に尊氏が北条を裏切らなければこんなことにはなってない。 北条を裏切った、という感覚はこの尊氏にはないのかもな。 帝のために働いただけ、みたいな。 尊氏の元に届いた「私は今頃 鎌倉と寝ているぞ」という時行からの手紙。 「鎌倉で寝てる」じゃないのが、さすが時行! 時行の挑発にのっかりまくりな尊氏の顔が怖い。 そして、時行は三度、鎌倉を奪還した。 なんかもう、年内完結の可能性がでてきた。 ところで巻末コメントによると、玄蕃まつりとのコラボの話が出てるようです。 玄蕃もキャラデザだけならまだ大丈夫だからいけるいける!

『週刊少年ジャンプ』2025年38号 感想

『あかね噺』 (第170席 三明亭の型) 170話目にしてついにアニメ化記念巻頭カラー!(『JUMP PRESS』ですでに発表されてたけど) やたらカラー率高くて人気ありそうなのにここまで時間がかかったのは、やっぱり落語を題材にするというむずかしさがあるのかな。 とにかくキャストさんが大変そうだし。 巻頭ページで「そんなにはしゃぐコトかよ」って言ってたからしが、見開きではりきったポーズしてるのかわいいな。 さて本編。 1ページまるごと三明亭円相師匠がドンと描かれてる絵がなんとも趣深い。 円相師匠の頭部が四角い煙突みたいなのに、静かで厳かさを感じるという、なかなかに謎な絵。 それにしても思い切ったキャラデザだな。 頭から煙ふいてる。 超効率厨なからしなのに、非効率かつ理不尽にも思える修行生活に耐えている。 それは、そうすることでしか掴めないものがあると理解しているから。 ここまで自分の判断を信じられるって、すごいよなあ。 それと、アニメ化記念読み切りの絵、めっちゃかわいい! 『魔男のイチ』 (第46狩 大事な思い出) ゴクラクの外交スマイルが穏やかで素敵です。 登場時の血走った目を思い出すと、うまく化けてるなあ、と思うけど、本来的にはこういう人なんだろうね。 イチはトゲアイス様とデスカラス様から指導を受けて、死んだ目で定型文を繰り返していた。 でもまあ、それが神秘的でクールなオーラを発してるように見えるから結果オーライではある。 クムギちゃんがやたらお姉さんにびくびくしてるのは、姉の片目を使えなくしてしまったという負い目があるからか。 スピカは妹の負い目を利用して好き勝手に操って復讐しているようにみえる。 だけど、妹は自分が導かなければ、という思い込みで動いてるだけで悪気はないようにもみえる。 どちらにせよ、クムギちゃんの心を支配しておびえさせているので、このままではダメなんだよね。 『カグラバチ』 (第90話 斬ちゃん) 斬ちゃんが持ってる刀やたらでかく見えるな、と思ってたら、実際デカいらしい。 そんな刀を使ってる理由が「でっかくて可愛いから」なのかわいいな、と思ったんだけど、女の力では無理的なことを言われて根に持ち続けてる、の方が本音っぽい気がする。 それを言った相手はすでに亡くなっているのに、執念深いというかなんというか。 刀を、首を支点に振り回してるけど、これ...

『逃げ上手の若君』(第214話 日本動揺1352) 感想

玄蕃と夏ちゃん大活躍! 特に夏ちゃんはがんばりすぎ! 戦いでもっとも重要なのは情報である、というのは松井せんせーのマンガに共通する考えのような気がするな。 人力と馬力の限界を超え、鎌倉から奈良あたりまで爆速で運ばれた情報を元に、東西で同時に動き始めた尊氏を追い詰める作戦。 時行が誰も裏切ることなく戦い続けてきたからこそ、動いてくれる人たちが勢ぞろいだ。 物語のすべてが集約されつつあることに、さびしさを感じてしまう。 一方、直義をみずからの手で殺してしまったところに、自分を追い詰めるような情報ばかり流れ込んできて狂乱状態の尊氏。 神力が漏れ出し散っていってる。 ジャストなタイミングでことを起こして、「中の神」を安定させる隙を与えない、という雫の策がうまくハマっている。 新田(息子)が成長して再登場したけど、中身はまったく変わってない。 と思ったら新田(嫡子)が新登場。 新田(嫡子)、「≠」をつけて登場したと思ったら、すぐに剥がれ落ちて「?」になった。 松井せんせー、新田家の子孫に怒られないか心配。 大事な主君の直義を失い、「怒り狂う事も出来ず」と言いながら「仇はとらねばならない」と強く思う上杉の表情がなんともせつない。 登場時はわけわからんマッドサイエンティストキャラだったけど、マッドはそのままなのに味わい深いキャラになっている。 松井せんせーのマンガはそういうキャラの宝庫だよ。

『週刊少年ジャンプ』2025年36・37合併号

『魔男のイチ』 (第45狩 見かけによらず) センターカラー絵はクムギちゃんとそのお姉さん。 髪色同じなのね! 魔法協会のヒエラルキーのトップは魔女で、その下に魔女候補生がいる。 そして、「魔女」と「魔女候補生」の継ぎ目的な位置にいるのが「筆頭」。 実質的に魔法と戦争をしている組織だから、完全な縦社会というかピラミッド社会になるのは必然か。 クムギちゃんのお姉さんのスピカは計算高くて欲望に忠実な感じがとっても良いですね! クムギちゃんはめちゃくちゃ自己評価が低くて、自分ごときがお役に立てるのならなんでもがんばります! なタイプだけど、スピカは自信満々で、常に周囲の人たちをどうやって利用しようかと考えてる感じ。 そして、それを悟らせないように、穏やかでやさしくて懐の深い人を演じられるだけのコミュニケーション能力も持っている。 デスカラス様とは違うタイプの強欲キャラ! 妹のことを「最高の踏み台」となんの罪悪感もなく思えるところもなんか良いよね。 イチがめっちゃきらきらアイドル化してて笑った。 野生児感ゼロ! 魔女たちの受けをよくしようと衣装部が張りきったんだろうな。 ゴクラクも王族なだけあって、派手衣装をちゃんと着こなしてる感が良いです。 スピカがイチと結婚したいとか考えだしたのめっちゃ笑った。 クムギちゃんならまだ可能性ありそうだけど、スピカは……。 『カグラバチ』 (第89話 乱戦) 「刳雲」の元所有者・巳坂は六平パパとほぼ同時刻に殺されていた。 巳坂が狙われたのは一番、殺しやすそうと判断されたから? 「戦争から15年経って とっくに牙は抜け落ちてたんだ」のコマの巳坂さんの下腹がちょっとポッコリしてるのおもしろかった。 これ、元からこういう体型だったとかいうことではないよね。1ページ目の後ろ姿からして。 牙が抜け落ちている様子をこう表現してるとしたら、なかなか辛辣だよね。 でも、戦争が終わり大きな秘密を抱え込んで生きることになって、その贖罪として完全に戦いを放棄した姿と考えると、漆羽さんや座村さんとは違う選択をしただけで、この人も苦しんだのかもなあ、って思える。 弟にも秘密は話せなくて、仲たがいしていたようだし。 ところでこのマンガに出てくる兄弟、どこも感情激重すぎじゃない? ハクリくんとこのお兄ちゃんは方向性が狂いすぎてるけど。 『ピングポング』 (第5話:ビリビ...

『逃げ上手の若君』(第213話 一心同体1352) 感想

「尊氏にも人間の心は残っています」 雫からそう言ってもらえてたのは、直義にとって救いだったんだろう。 「中の神」に支配されていても、それに懸命に抗おうとして震える拳。 それをみて、兄に愛されていることを確信してから逝けたのだから。 「最後が私で良かった」と思いながらの最期だったのだから。 でも、尊氏にとってはここからが絶望のはじまりなんだよね。 「中の神」のやらかしがすべて自分にかえってきた。 しかも、本当に愛した者、愛してくれた者をすべてみずからが葬った後で。 心の底から陶酔していた後醍醐天皇。 尊敬していた新田義貞、護良親王、楠木正成。 ずっとそばにいてくれて、かいがいしく世話をしてくれた高師直。 そして、一心同体の弟。 みんないなくなってしまった。 自分が殺した。 もはや残っているのは、自分をうまいこと利用しようと画策する者と、自分に怯える者ばかり。 人間としての尊氏の悲しみと怒りの感情は吹き上がるけれど、すべて自分が原因なのでぶつけ先がない。 そのタイミングで耳に飛び込んできた時行の名。 尊氏は簡単に操作されてしまった。 尊氏を動揺させることが肝だったね、そういえば。 なるほど……直義の死をこういう形で利用するのか。 ようやく弓や刀で殺せそうな感じになってきた尊氏。 物語の終わりが着々と近づいている。

『週刊少年ジャンプ』2025年35号 感想

『ひまてん』 (No.52 勤労感謝) 無事、一周年を迎えられておめでたい。 ひまりちゃんが一気に距離を詰めてきてびっくりした! 『魔男のイチ』 (第44狩 おくりもの) 商店街でデスカラス様グッズがたくさん売ってたけど、あれ公式というか、本人の許可は得ているのかな。 マンチネル魔女協会のお膝元だから、無許可であんな派手に商売してるってことはないか。 ところで、デスカラス様、何にお金つかってるんだろうね。 ゴージャスな生活には興味なさそうに思えるんだけど。 でも、おいしい食事とかお酒には興味ありそう。 イチに「俺と家族になってくれてありがとう」って言われてだらしない顔になってるデスカラス様がめっちゃかわいい! 『カグラバチ』 (第88話 皮切り) 「ハクリ!! 戦えるか!!」「ハイ!!」「本当は?」「ビミョーです!」って会話がめっちゃいいな。 漆羽さん、強がるけど素直で正直なハクリくんの性格をよく理解している。 ハクリくんは状況報告がうまくなってて、修羅場慣れしてきたなあ、って感じる。 メガネ娘の白廻斬ちゃん、めっちゃかわいい! あと、刀ずいぶんと長くない? 白禊流の開祖の師匠ってご健在だったのね。 勝手にだいぶ昔の方だと思ってた。 『逃げ上手の若君』 (第212話 兄弟喧嘩1351) 別記事になりました。 『ピングポング』 (第4話:焼き肉ぱーりー!!) あれほどの無法っぷりだった借金取りがこなくなったこと妹ちゃんはどう解釈してるのかと思ったら、兄が無茶やってること悟ったうえでみないふりしてた。 嘘が苦手な兄を問い詰めても、困らせるだけで無理することをやめさせることはできない、と悟っているんだろうね。 だから、自分にできるのはにこにこ笑って、何も疑ってないふりして、自分が願っている通りになっている、と兄を安心させることだけだろう、と。 でも、そう思えるのは、兄の目が生き生きしていることに気付いたから、ってのは良い。 決して、すべてを兄に押し付けようとしてるわけじゃない、ってところがね。 でも、桃ちゃんがどんだけ考えても、兄がバーや銭湯で卓球やってるとは思いつかないだろうな。

『逃げ上手の若君』(第212話 兄弟喧嘩1351) 感想

「尊氏のせいで世界滅亡!」という話を信じなかった直義。 まあ、確かに突拍子もなさすぎて信じられないよね。 でもそれは時行を信じない、ということではないんだよね。 自分と兄の兄弟喧嘩に他家の者を巻き込まない、という決断をくだした直義。 実は時行と雫の話も信じてくれてるんじゃないかと思う。 少なくとも、自分をだまして北条や諏訪の復興に利用しようとしている、という疑いは抱いてない。 だから、自分が敗れた後のことを時行たちに託してくれたんだろう。 関東庇番が集まってわいわいしてる絵は泣けるなあ。 そして、あいかわらず鶴子ちゃんがでばってる。 歴史を塩焼きにして食べてる尊氏の絵がシュールすぎる。 何度も言うけど、こんな兄を持った直義がかわいそすぎる。 やはり尊氏の「中の神」は尊氏の敗北を許さない。 そして、敗北を受け入れたとはいえ、足利の権力分散の可能性をもつ直義の存在も許さない。 兄弟喧嘩になってない兄弟喧嘩の終焉を「ほな」で宣告する。 このギャグみたいな流れの繰り返しがホラーになる松井せんせーのセンスが怖い。

『週刊少年ジャンプ』2025年34号 感想

『ONE PIECE』 (第1155話 “ロックス海賊団”) ロキの自己評価の低さがかわいそすぎる。 ドラゴンはイム様の正体を知ってそうだな。 あれだけ近づいてたのに攻撃しなかったのは、そんなもの効かない、ということなのか、あの時点では体制を壊すメリットよりもデメリットの方が大きかったのか。 『魔男のイチ』 (第43狩 豊作) マンチネル魔女協会に対して謝罪をしたうえで、イチの魔法狩りに協力すると宣言したゴクラク。 王族だけあって、やっぱりちゃんとした言葉遣いもできるんだよね。 ゴクラクの制御はイチがする! イチとデスカラス様の制御はクムギちゃんがする! クムギちゃんの負担がデカすぎるな。 でも、普通に考えてこのグループのトップはデスカラス様だよねえ。 めんどくさいからクムギちゃんに丸投げしたいんだろうけど。 ゴクラク、魔女協会も持ってない技術を持ってたか……。 安全性度外視で自分自身を実験台に研究を重ねるなんてクレイジーなことをやった結果、先に行きすぎた、と。 魔女協会、わりと人道的っぽいもんね。 というわけで、技術情報の提供とイチへの協力を条件にマンチネル魔女協会の一員になったゴクラク。 さっそくの新コスチュームですよ! 体格の良さもあいまってかっこいいですよ! 次回はまさかのイチお披露目パーティー。 イチの存在を秘匿するのかな、って思ってたんだけど、大々的に宣伝するのか。 でも、「反世界の魔法」に対抗できると予言されてる戦力なんだから、公表して全世界的な協力体制をつくってもらう方が良さそうだな。 『カグラバチ』 (第87話 “亡霊”) 「亡霊」というのは比喩表現ではなく、そう呼ばれている存在がいるってこと? 幽はいろいろ知りすぎてる気がするんだけど、情報源がどこかにあるのか、何らかの形で最初っから関係していたのか。 「酌揺」を失った漆羽さん。 だからこそ、使える能力もある、ということ。 そうか、妖刀のために手放した能力があったね、そういえば。 漆羽さん、やられてばっかで気の毒なので、かっこいいとこみせて欲しい。

『ワールドトリガー』第255話「遠征選抜試験・46」+第256話「遠征選抜試験・47」 感想

諏訪さんは隊長評価点500をすべてオサムに入れる、と宣言。 ここまで偏った配点するとは、さすが諏訪さんだし、香取ちゃん以外はすんなりそれを受け入れるのもすごい。 「7番隊から遠征行きが出るかどうか この試験の一番の肝はそこだ」 この発想はなかったな……。 つまり、隊長の役割は遠征に行くにふさわしいメンバーがいることをアピールすること? 「遠征選抜」を名乗る試験で、わざわざ隊をシャッフルする意味を、そう解釈することもできるか。 みんな納得してるのに、執拗に反対する香取ちゃんが、100点分の採点権を渡されて、自分をゼロ点にしちゃうのかわいい。 香取ちゃんなりに、迷惑かけちゃったな、という思いはあるんだろうな。 そして、それはそれとして、他のみんなはゼロなんかじゃないよ、と言いたいのよね。 諏訪さんだけちょっと高めにしてたり、半分をオサムに渡してるのもかわいいな。 諏訪さん「……ハッ」って笑っちゃってるけど、読んでる私も同じ顔してた。多分。 そんなこんなで閉鎖環境試験終了! いや、この試験、何年やってたっけ? メンバーをねぎらう諏訪さんが「おめーらのおかげで 上層部からの俺の評価も上がっただろ たぶん」って言うの、なんか良いね。 上層部からの評価なんてまったく気にしてなさそうなのに、みんなのおかげで得した、みたいなことを言うところが、諏訪さんだな、って思う。 そのうえで「最終結果がどうなろうと それは隊長の俺の責任だ」ってさらっと言って、「順位が良かったら俺に感謝しろよ!」って自分で落として豪快に笑うのよ。 諏訪さん、あまりにも現場リーダーに欲しいタイプ。 最終的に諏訪7番隊は3位か、なかなかの好結果だね。 若村11番隊がさりげに5位にあがっててびっくり! あのメンツをそろえといて二宮8番隊が8位ってのも驚く。 水上9番隊がトップだけど、2位の古寺6番隊とわりと僅差で、古寺は悔しいだろうなって思ってたら、悔しい以前に反省してた。 そうか、残業して欲しい、って言えなかったのか、古寺。 そうだよね。すでに残業してたから、念のためさらに残業させて、それが無駄に終わったら申し訳ない、って気持ちになるよね。 そんな古寺に、言いにくいことは自分が代わりに言うから任せろ的なことを言う木虎ちゃん。 そうだね。自分にとってむずかしいことは、それができるメンバーに委任する、というのもリーダー...

『週刊少年ジャンプ』2025年33号 感想

『ONE PIECE』 (第1154話 “死ねもしねェ”) またイヤな感じの話になってきた。 てか、シャーロット・リンリン、意図せずして様々な不幸をばらまいて、あちこちで混乱をうみだしてるな。 『魔男のイチ』 (第42狩 自覚せよ) イチ、自覚的に魔法たちを支配するようになってて、強くなったな。 これまではただの「狩り」の対象だったけど、今回の件で手綱をつけて武器として使い倒してやる、みたいな意志が芽生えたような気がする。 イチとデスカラス様と行動を共にすることになったゴクラク。 自動的にマンチネル魔女協会に出頭することに! そういえば、ゴクラクは魔女たちに対して妨害行動しまくってたって話あったね。 その総本山に飛び込むのは気が重いか。そりゃそうか。 『ピングポング』 (第2話 二戦目!!) 一度、譲ってしまったら、すべてを譲らなくちゃいけなくなりそうな世界。 虚勢張りまくりでも、何ひとつ譲らないという気持ちを必死で保ち続けるしかないよね。 ところでやっぱり、このテンションでどこまで続けられるのか、って思ってしまう。 『カグラバチ』 (第86話 胎動) 座村さん、六平パパが「淵天」製作時にチヒロくんも手伝わせてたことにびっくりしてたのに、ちょっと驚いた。 「淵天」は妖刀であり、誰かを傷つけるためのもので、それをつくることにチヒロくんを巻き込んだ、というのは、かなり重い決断だったのか。 言われてみればそうだね。何がなんでも娘を巻き込むまいと行動してきた座村さんとは、真逆の行動だよね。 座村さんにとって、チヒロくんはイヲリちゃんと同じく、親の業に巻き込まれただけだから、そこから解放してあげなければあげない存在だった。 でも、チヒロくんは初手ですでに巻き込まれてたんだよ、六平パパの意志で。 それはチヒロくんと共に戦って、一緒に未来を生きるためだったと思うんだよ。 ところで、イヲリちゃんに怒られてうろたえてる座村さんかわいいですね。 もっともっと怒られてください! 『逃げ上手の若君』 (第211話 告白1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第211話 告白1351) 感想

時行と頼継に助けられ、諏訪大社に身を寄せた直義の軍。 直義は頼重たちの死に関係してるけど、諏訪の連中は受け入れられるのか? と思ったんだけど、今の直義は小笠原と敵対してる相手だから味方判定なのかな。 敵の敵は味方的な。 頼継も「直義」の名をもらって「直頼」に改名するとか、簡単に受け入れるのね、と思ったら、厄落とし(?)のため何かあればすぐに改名してるから、表向きの名前に頓着がないっぽい。 これも頼継の必死の世渡りの結果なのだ、と説明されるとちょっと泣けるな。 頼継が直義を受け入れたのは、流浪の身のつらさがわかるから、救える者は救いたいという気持ちから。 なんだかんだで神様なのね、頼継も。 あと、直義はただ兄に従っただけで、狙うべきは尊氏だけだ、ということで納得できているのかもしれない。 直義にとっての変態行為は、牛車の中で妻に膝枕をさせたこと……。 う~ん。かわいいけど、尊氏に抵抗できるはずがない。 直義の郎党たち、日夜、直義様かわいいエピソードを語り合ってるのかな、と思うとめっちゃかわいい。 ところで、全金属製直義像をつくっちゃうの、迷走しすぎだろ。 桃井にあげたらきっとめっちゃ喜んで、毎日、磨いてくれるよ! 尊氏の「中の神」、尊氏の器が使えなくなったら、義詮に乗り換えるつもりか……。 あの肉体、剣も矢も通らない状態だけど、普通に老化はするんだろうな。 尊氏の状況を知らないのに、かなり正確に意図をくみ取っていた義詮は、やっぱり聡い子だな。

『週刊少年ジャンプ』2025年32号 感想

『ピングポング』 (第1話 再起!!) 卓球マンガ始まるらしいけど、『ジャンプ』で卓球マンガって悲しいお別ればかりしてきたので、大丈夫か? と思ってたら、なんかとんでもない方向からきたな……。 大丈夫? このテンションで描き続けられる? ってなった。 『魔男のイチ』 (第41狩 キミのために) あんなにがんばったゴクラクが、なんでまだ追放扱いなんだよ、と思ってたら、ゴクラクがそう思い込んでるだけだった。 こんなにがんばったのになんで報われないんだ、ってならないゴクラクはすごい! 姫様が王座についたのは、自分がバクガミ様を国に招き入れてしまったから、その後始末は自分がやらなければいけない、と考えたから。 まだ幼かったから、と言い訳しないところ、ゴクラクと似てる。 ふたりとも、許されることを望まないんだ。 誰も、ふたりを責めないのに……。 予言は結局、ゴクラクを勧誘しろ、という指示だったらしい。 これは、イチじゃないと成し遂げられなかったな。 デスカラス様だけだったら、さすがについてきてくれなかっただろう。 魔女たちにとって、イチの重要性がどんどんあがっていく。 『カグラバチ』 (第85話 開く) 「飛宗」は「淵天」で傷をつけることができるけど、「雀」で修復できてしまう。 ひたすら消耗戦って感じだな。 でも、それを乗り切らないと座村さんを納得させられない。 「玄力に満たされたこの空間は互いにとって縄張り」って、『呪術廻戦』における「領域」みたいなイメージなんだろうか。 とりあえず、燈篭がある日本庭園みたいな謎空間はそういう解釈で納得することにした。 「これからは……自分の人生を生きろ」という座村さんに、チヒロくんは「……今がそうだ……!!」って答える。 そうだよね。チヒロくんは必死に自分の人生を生きてるんだよね。 自分の人生を生きてない、ってのは座村さんの決めつけだよね。 そして、同じ決めつけを、娘相手にもしちゃってるんだ。 ようやく目を開いて、娘を見た座村さん。 長かった……粘りすぎだよ、座村さん。 『しのびごと』 (第40話 優先順位) 「ずっと当たり前の事言ってるだけなのに! 泣ける!」で笑ってしまった。 苦労してきたんだねえ。 『逃げ上手の若君』 (第210話 暗闘1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第210話 暗闘1351) 感想

直義かわいい、を維持しつつ、直義を徹底的に追い詰める尊氏が怖すぎる。 ところで尊氏はなんで女装して直義の部下を襲ってるんだろう。 身バレするとめんどくさいことになるからかな。 義詮はなんだかんだで良い子だな。 自分の無力さを嘆きつつも、自分の立場に伴う責任から逃げるまい、とがんばってる。 そして、無駄に背伸びをしないで、身の丈に合った振る舞いをしようとする、謙虚さと真面目さがある。 斯波たちがやさしくしてくれてたのは、自分への忠誠ゆえではなく、それが直義のためになるからだ、というのも察していそう。 そして、それを受け入れていそう。 高師直は傲慢な男だったけど、尊氏への忠誠は本物だったし、尊氏の息子である自分のこともきっちり補佐してくれていた。 そこに「義理」があり、そんな彼を殺した直義は「道理」を欠く者だから、直義と手を取り合うことはできない。 直義には直義の「義理」と「道理」がある。 それを尊氏はぶち壊しにした。 でも、義詮にとっては別の「義理」と「道理」があるわけで、それがぶつかるのなら、自分の方を優先する、というのが義詮の理屈なわけね。 義詮はいい子だし、直義はいい人だ。 このふたりの間では、ちゃんと話が通じてるんだよね。 だから、いい話だなあ、って感じで進むんだけど、やっぱり尊氏がぶち壊すんだよ。 どうにもならん。 誰も尊氏をコントロールできない。 尊氏に合わせて生きることができる道誉や命鶴丸みたいな人たちだけが生き延びる。 白旗かかげても許されなかった直義がただただかわいそう。

『週刊少年ジャンプ』2025年31号 感想

『カグラバチ』 (第84話 傷の者たち) 剣聖と真打の問題にチヒロくんを巻き込みたくない座村さんの気持ちはよくわかるんだよ。 座村さんはかつての戦友たちを巻き込みたくなくて、ひとりで全部かたづけようとしてる人だから、何の罪も背負っていない子供たちを巻き込むなんてあり得ないよね。 でも、チヒロくんはそれを全身全霊で拒否してくる。 「俺は 六平国重の息子だ」って叫ぶ。 座村さんの気持ちをしっかり理解したうえで。 これもう座村さんどうしようもないな。八方ふさがりじゃない? それでも、自分だけが犠牲になる道しか選択できないのが、座村さんのつらいところというか哀しいところというか。 ここで、座村さんの戦闘をさまたげない巻墨の存在が、座村さんをさまたげる存在として再登場するの、そういう前振りはあったけど実現するとやっぱり燃える! 座村さん、チヒロくんもイヲリちゃんも巻墨のみんなも、誰一人納得させられてないの、ちょっとかわいそうにも感じるけどね。 『魔男のイチ』 (第40狩 継承) 国名を元の「カガミ国」に戻したのに、ゴクラクの追放は解除されないの? ゴクラクが断ったのか、追放に関する問題についての話し合いをまだしてないのか……。 リチアはそこらへんをはっきりさせるために来たんだろうけど、なんとなくゴクラクはイチと一緒に来そうな気配。 『逃げ上手の若君』 (第209話 伝説1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第209話 伝説1351) 感想

センターカラー絵の構図、なんとなく見覚えがあるな、と思ってコミックスで確認したら4話の扉絵に合わせてるんだな。 時行が成長して、頼重ポジに頼継が入ってる。 だから「はじまりの地はずっとここに。」っていうアオリがついてるのかな。 玄蕃の「逃若党じゃ 坊に次ぐ逃げ上手だぜ」ってなんかいいな。 その分野で時行に張り合う気はまったくないって感じが。 玄蕃、なんだかんだで指示出しがうまい! ずっと孤高の存在なイメージだけど、夏ちゃんにいつも指示を出してるもんな。 夏ちゃんが指示通りに動くように訓練されている子だから、動かしやすいのかとも思ったけど、考えてみれば玄蕃は人の考えを読むのがうまいし、頭の回転もはやいから、本人がめんどくさがったりしなければ、指揮官としてかなり有能なのね。 「人生で結んだ たった一度の契約は守る」 自由を求める玄蕃を縛り続けている時行との契約。 たとえ国をもらえたとしても、めんどくさい、で放り出しそうな気もするんだけど、玄蕃の性格的に、契約があるから、という口実が必要なのかも、と思う。 時行たちと行動を共にし続けることへの建前というか。 ところで玄蕃にもちゃんと元ネタがあったんですね。 巻末コメントによると秕さん以外はすべて元ネタがあるということだけど、このマンガ、キャラがいろいろと濃すぎるけど、秕さんがもっとも非実在っぽいな、確かに。 「玄蕃祭り」からコラボの話が来ないらしいですが、実際のところお祭りの主催者の方々は逃げ若をどう思ってるのかが気になります。 このマンガの存在を知らない、はさすがにないと思うんだけど。 逃げ若はよいけど、あの玄蕃はちょっと~、だったらめっちゃ納得する。

『ワールドトリガー』第253話「遠征選抜試験・44」+第254話「遠征選抜試験・45」 感想

あの狭いカプセルベッド、よく眠れるのか。 ボーダーの特別技術があったりするんだろうか。 第2試験の概要が説明されたけど、飲み水の入手は容易だけど食料は自分で持ち込め、というのはなかなかだな。 一度、外に出て売店か家かで食糧調達できるのならともかく、隔離コンテナ内のキッチンに残ってるのでなんとかしろって……。 最初っからそう言われてたら、その分を残していただろうに。 戦闘試験は臨時部隊全員隊A級部隊全員。 いや、集団戦闘描写が評価されてるマンガだけど、参加人数大すぎじゃない? 古寺や木虎ちゃんといったA級隊員がなんでB級隊員に混ぜられちゃってるの、って思ってたけど、普通にやるとA級部隊側が強くなりすぎだから戦力調整したのかもなあ。 B級側には元A級の二宮隊、影浦隊、さらに東さんもいると考えると、A級側が絶対有利とも言えないかな? 風間隊は菊地原と歌川をもってかれてひとりなんだけど、まあ、あの人なら大丈夫よね。 ところで、「A0」表記で玉狛第一が入ってるけど、ここに迅さんは含まれるの? 迅さん参戦はさすがにゲームバランスおかしくなると思うんだけど。 ところで生駒さんはあいかわらずいちいち様子がおかしいですね。 「ボーダーの赤いフリージア」ってなんなの? フリージアをチョイスするセンスが謎すぎる。 戦闘試験用の食糧が足りないんでわけてもらえないか? ということを伝えるのに、なんであんな長文が必要なの! てか、辻ちゃんを言い訳に使うな! でもまあ、戦闘試験では味方になるわけなので、他の部隊に助けを求めるのはアリよね。 勝手に自分の魂を賞品にされた水上が、今ちゃんのスマホに向かって「なんでやねん」って太いフォントでつっこんでるのちょっとおもしろかった。 なんで今ちゃんに見せてもらってるの、って思ったんだけど、そうか、チームメイト同士は直接連絡を取り合えないルールだからか。 オサムはずっと焦っている。 チームの他のメンバーはそれぞれの理由で遠征に行くことはほぼ確定だけど、自分にはそれがないとわかってるから、焦る気持ちもわかる。 チームのみんなの評価も、A級からの評価もそれなりに高いけど、手ごたえというか実感がないんだろうな。 自分にできることしか自分はできない、ということをよくわかっているオサムだけど、それはそれとして無茶をやるから心配なんだよ。 さて、隊長評価のお時間。 50...

『週刊少年ジャンプ』2025年30号 感想

『カエデガミ』 (第1話 普通の家族) 新連載。 奪われた肉体のパーツを取り戻す物語か。 『どろろ』を思い出すけど、こちらは取り戻すたびに強くなるようなので、逆『どろろ』? 蚩尤の素顔が見たい、ってだけで命がけで戦ったコウだけど、それに納得感があるの良かった。 蚩尤と顔を見合わせて一緒に食事をする。 それだけのことが、命をかけてもいいくらいの夢なんだ。 あと、蚩尤の髪のウェーブ感がなんか好き! 『カグラバチ』 (第83話 淵天) 六平パパは妖刀をつくりだしたことに罪悪感がありそうだったのに、戦争が終わって必要がなくなった妖刀をまたつくったのは何故なのか、という疑問の答えは、「真打」を壊すため、か。 「真打」の被害を発生させず、命滅契約を結んだ契約者たちの命を犠牲にせず、を両立できる可能性を求めたのね。 「刳雲」が壊れたのは、相手が「淵天」だったからこそ。 今にして思えば、すでに答えは明かされていたんだな。 『魔男のイチ』 (第39狩 取り戻した感情) あんな役に立たなそうな魔法を手に入れてどうするんだ、って思ったけど、悪用されることがなくなった、ってだけで十分なんだろうか。 それとも、有用な使い方があるのかな。 家族というものがよくわからなかったイチが、姉弟が寄り添う姿をみて涙した。 イチはこの戦いで、友達と家族を手に入れたんだな。 『ハルカゼマウンド』 (第2話 新天地へ) お兄ちゃんが自分と違う高校への進学を決めたことに、弟くんが怒るか泣くかするんじゃないかと思ってたんだけど、わりとすっきり受け入れたな。 「一緒に甲子園」って、同じチームで、じゃなくても良かったんだ。 弟くんとしては、大好きなお兄ちゃんが同じチームで自分の控えみたいな扱いされるのをみ続けるよりは、対戦相手としてギラギラした目で自分をみてくれる方がうれしいのね。 「それ…いいね」のとこの弟くんの表情が良かった。 『逃げ上手の若君』 (第208話 コマンド1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第208話 コマンド1351) 感想

激戦をくぐりぬけても死者ゼロの北条軍。 時行の逃げ上手精神が浸透している。 「多くの者が四十を超え」って、ずっと時行についてきてくれてたんだねえ。 でも、本人が戦い続ける覚悟を決めていても、それを子や孫に引き継がせたいか、となるとそりゃ迷うよね。 時行が若いから、自分の方が先に逝くことを考えずにはいられないだろうし。 「私がいる場所が北条だ いつでも生きている!」 晴れやかに言う時行。 こんなことを言われたら離れられないよなあ。 裏切りが当たり前に発生する世で、時行だけは誰も裏切らないとみんな信じているから。 一方、兄に裏切られた弟・直義は苦境に立っていた。 一応、尊氏の嫡子・義詮の補佐役になったけど、明らかに尊氏の風よけだよねえ。 尊氏はおいしいとこだけとって無風状態の場所でくつろいでいる。 さらに、自分の味方をして戦ってくれた者たちに恩賞を与えることすらできないから、信用ゼロどころか恨まれるだろう、これ。 時行は事情を察してそうだけど。 一方、古巣の信濃に戻っていた玄蕃。 吹雪に助けられたあの子たちを引き入れて、小笠原の兵糧をかすめとることにした。 諏訪家としては兵糧を失わせて戦争できなくすればいいだけなので、玄蕃は微妙に指示に従ってないけど、結果は帳尻あうようにしているのね。 それにしても頼継は頼もしい当主に育ったなあ。 小笠原家は貞宗から代替わりしてるけど、息子も目がいいのね。 「目ぇ小っちゃ!!! お前の父ちゃん 豆腐か何かと結婚したのか!?」ってツッコミが独特すぎて笑った。 あの目がギンギンな父親から、こういう息子をデザインする松井せんせーがすごいな!

『週刊少年ジャンプ』2025年29号 感想

『ハルカゼマウンド』 (第1話 真逆の双子) 『仄見える少年』のコンビで野球マンガ。 だいぶ前に読み切りで載ったやつをアップデートしてきたな。 松浦先生はあいかわらず絵がうまい! 野球マンガやサッカーマンガでよく言われる、初期メンバー集めきらないうちに打ち切られる問題。 これは葉山くんがすでに集めている、ということでクリアされてるのか? 葉山くん、「超低身長捕手」って書かれてて「超」が付くって! って思ったんだけど、中学3年男子で野球選手で155cmは小さいか。 背が低い設定の田島(from『おおきく振りかぶって』)だってもっとあったはず。 読み切りの時から、超ブラコン弟くんがかわいくて好きなんだけど、兄弟別々の高校に行っちゃうのかな。 『魔男のイチ』 (第38狩 わたしを抱き締めて) 姫様は他の人たちに比べて感情みたいなものが残ってる感じがするな、って思ってたけど、本人がバクガミ様にすべて明け渡すのを避けてたのか。 戦ってたのはゴクラクだけじゃなかった。良かった。 『ウィッチウォッチ』 (205 チラ見えボディガード) JKのミハルくんがかわいすぎて動揺してしまった。 女装に照れがないミハルくん最高! 『逃げ上手の若君』 (第207話 ピーク1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第207話 ピーク1351) 感想

「生の歴史はまずいなあ 次から火を通そう」 本来の歴史を呑み込む尊氏、という奇抜な演出もすごいが、このセリフはさらにすごい。 「生の歴史」と「火を通した歴史」があるのか……。 どうやって材料を調達して、どうやって火にかけるのかさっぱりわからんのだけど、なんか謎に受け入れてしまう。 「異論あれば申せ 人共」 これもなかなかすごい。 自分は人ではなく、人を超越した存在であると宣言している。 というわけで、直義はあっさりと陥落した。 ぎりぎり上杉の死罪を回避させただけでも、めっちゃがんばった感がある。 さっさと殺しておけばよかったものを、とは言えない。 多分、どうやったって殺せなかった。 直義はどうすればよかったんだろう。 時行に鎌倉を奪還されてなければ、兄から離れた場所で実直に足利家のために働いていたと思われるので、そこらへんからもう破滅に向かっていたのかもしれない。 尊氏の弟に生まれた時点ですでに破滅だった説もあるな。 甥とか従兄弟くらいの距離だったらまだマシだったのかも。 なんか、地球規模で大変なことになっててびっくりだった。 ここから最終章なんだろうね、きっと。

『週刊少年ジャンプ』2025年28号 感想

『魔男のイチ』 (第37狩 キミがいたから) イチとゴクラク、友達というものがよくわからなかったふたりが、互いが互いを必要としあっていることを確信しあって、笑いあってるのが最高に幸せだな。 国中の不幸せを引き受けてる最中なのに。 そして、マンチネル魔女協会のお姉さん方、国王も国民も異常な状態になっていることにちゃんと合わせて、そこらへんに逆らわずに思い通りのところに誘導してるの、本当にうまいな。 トラブル慣れしてるんだろうね、きっと。 魔法たちの理不尽な要求に対応し続けてる人たちだもんなあ。 『カグラバチ』 (第82話 淵天VS飛宗) 座村さんの狙いは、自分と剣聖だけが死ぬこと、か。 だけど、今、座村さんが死んだら、漆羽さん以外の命滅契約者たちも死んでしまうわけで、そこらへんどうするつもりなのかな。 それとも、このタイミングで毘灼が神奈備本部に乗り込んで、剣聖のところに向かうというのは、座村さんにとって想定外だったのかな。 漆羽さんは座村さんの気持ちを理解しているけど、賛同はできない。 チヒロくんもそれは同じ。 この状況、座村さんを納得させることさえできれば好転するんだろうか。 でも、万が一、座村さんの気持ちが変わっても大丈夫なように、幽は手を打ってそうな気がするんだよな。 『逃げ上手の若君』 (第206話 忠告1351) 別記事になりました。 『超巡!超条先輩』 (最終話 未来の巡査長) 終わっちゃったか……。 1周年の巻頭カラーがなかったことで察するものはあったけど。 それにしても超カオスな最終回だったな。 何話かにわけてやりそうなものを一話に押し込めた感じというか。

『逃げ上手の若君』(第206話 忠告1351) 感想

なんか唐突に死んだ直義の一人息子。 長いこと子供ができなくて苦しんで、ようやく授かった子供が幼くして亡くなり、最期をみとることすらできませんでしたって、奥方様があまりにもお気の毒だ。 雫には何かが視えていたようだけど、尊氏に憑いてる怨念に殺された、とかなんだろうか。 尊氏の道を邪魔する者は足利の直系の血筋の者でも許さん的な。 直義は兄を憎みきれず、今持っているものを放棄して自分に譲って、あとはのんびりと隠居生活を楽しんで欲しいと願っている。 でも、時行は尊氏の内側にあるものがそれを許さないと考えている。 時行の方が圧倒的に正しいと思うんだけど、直義はどうしても兄弟の絆を信じたいのかなあ。 共に育った高兄弟が見捨てられたし、直義も一度は見捨てられてるんだから、まだ信じてるってのはお人よしがすぎる。 一人息子を失ったばかりで、これ以上、血のつながりを持つ者を失いたくない、という想いもあるのかもしれない。 今のこの状況なら兄は自分の要求を呑むしかない、という自信もあるんだろうけど。 直義は常識人だから、本物の変態である時行や尊氏に敵うわけがない、という玄蕃の言葉は説得力ありすぎ! 直義は「お前に何がわかる」と言うけれど、直義こそ何もわかってないんだよ。 自分の常識で理解できる範疇にいる存在と認識してる時点で、もう全然ダメなんだよ。 「真の変態は冷めねぇ 譲らねぇ 迷わねぇ」は名言! 次回、直義が気の毒なことになるの確定しててツライ。

『週刊少年ジャンプ』2025年27号 感想

『逃げ上手の若君』 (第205話 パージ1351) 別記事になりました。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS215 死屍累々) 本当に死屍累々でホラーマンガになってるんですが。 『カグラバチ』 (第81話 主力) 家族を人質にとられ、妖術の種子を埋め込まれ、人間爆弾になった職員が全体の約一割、って神奈備ちょっとやられすぎ! 指示に従ったところで人質を無事解放してもらえるって信じられるの? とは思うけど、妖術的に約束を破らないという制約をつけられるんだろうね。 いくらなんでもそういうのなしにそれだけの数が言いなりになるとは思えないというか、思いたくないというか。 味方を名乗る人たちが一割の確率で敵。 さらに変装というか擬態というかをみたばかり。 その状況で死んだはずの漆羽さんが現れたんだから、そりゃあ、本物かどうかを疑うよね。 ここで「“ムカデ”だ」と言う漆羽さん。 ハクリくんが確実に知ってる、ということを知ってることが本物の証明になる、というのがめっちゃ賢いな! さらに居合白禊流を使える、ということが何よりも本物の漆羽さんという証明になる。 漆羽さんは生きてるんだろうな、とは思ってたけど、ここにいたのか。 てか、その情報を知ってる人が裏切り者じゃなくてよかったね。 ずっと、自分は主力だ、と自分に言い聞かせ、めっちゃ怖いのに誰にも頼れず緊張し続けてたハクリくんが涙ドバーッて流すの見て、がんばったね~、って思った。 『超巡!超条先輩』 (第64話 忘れ得ぬ巡査長) 他人の思考を読める超条先輩だけど、本人が真実だと思い込んでただけの場合、それを真実と誤認してしまうことになる。 先代は、他人の思考と自分の思考の区別がつかなくなって、自分を失う不安に押しつぶされたけれど、また別の落とし穴もあるんだな。 超条先輩は警視をかばったわけではなく、本心から自分がミスってそれに警視を巻き込んでしまった、と思ってそう。 そしてそれを警視も理解してそう。 それでも、超条先輩にすべてを負わせのは間違ってると信じるから、警視は贖う方法を模索し続けてる。 超条先輩も警視もあがき続けてるんだな。 市民たちがやたら超条先輩に対して警戒心をもつの、根拠なき不安ではなかった……。

『逃げ上手の若君』(第205話 パージ1351) 感想

高師直の遺言を伝えるついでに尊氏の現状をみきわめたい、と時行に進言する雫。 今の雫って、神力は操れないけど視える、みたいな感じなのかな。 元から持ってた神力に関する知識は消えてないわけだし、神力に乗っ取られてる(?)尊氏を相手にするのに、めっちゃ頼りになる! それに、時行の性格的に高師直の遺言をきいてしまったからには、それを届けないなんてあり得ないよね。 高一族は滅びた。 それは尊氏の権力を盤石にするための「粛清」。 そう考えると時行たちは足利の怨念に踊らされてるだけ、みたいな感じになるよなあ。 「尊氏様はその場の気分で動いているだけ 「中の神」が最適解へと導いているのだ」 尊氏の「中身」の恐ろしさにようやく気付いた道誉。 てか、「中の神」の存在には気づいてるんだね。 「歴史は 尊氏に都合よくできている」 これって最強すぎる! あと、師直の遺言が「尊氏にとって有益」判定されてよかったね! これまで否定されたらちょっとかわいそうかな、って気がするので。 そういえば、尊氏の人生が中先代の乱で大きく狂った、ってどういうことなのかな、って考えたんだけど、あそこで時行が登場しなければ、関東は直義が堅実に治めてくれて、足利兄弟はあの仲の良さを維持して暮らしていけたってことなのかな。 直義を助けるために後醍醐天皇の意に背いたところもあるから、天皇家とうまくつきあっていけた可能性を潰された、という見方もできるか。 庇番衆がそのまま残っていたら、高一族があそこまで権力を握ることにはならなくて、もうちょっと楽に幕府を運営できてたかもしれないし。 それとも、尊氏の中の神が北条を滅ぼしたと満足しておとなしくなって、尊氏の人格が今ほど壊れずにすんだ、ってこと? 私が知らない歴史的な何かがあるのかもしれんけど。

『週刊少年ジャンプ』2025年26号 感想

『あかね噺』 (第159席 伸びたね) 落語家としてのひかるちゃんの貫禄がすごいことになってる! って思ってたら、朱音ちゃんと会った途端にいつものツンデレちゃんに戻った。 それにしてもたった3年でこんなに朱音ちゃん忘れられちゃってるの? 『カグラバチ』 (第80話 密室) 妖術を扱うには大量の知識がいる。 勉強してないけど使えるハクリくんはかなりすごいんだな、と思ったんだけど、「威葬」と「蔵」以外も使えるようになりたいと考えたら、やっぱり勉強が必要なんだろうね。 双城にやられてた隊長さんがいた。戦線復帰してたんだ。 あと、初見だと思うんだけど眼鏡美人さんもいた。 「約十年!! 漣家当主長男による手加減・底なしの愛!!」ってめっちゃヤダな! 底なしの愛、ってだけ言うとなんか美しい感じになるけど、ただの虐待じゃん、あれ。 それがハクリくんを助けたとかめっちゃヤダな! 『逃げ上手の若君』 (第204話 おもいで1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第204話 おもいで1351) 感想

北条が一気に滅んだのは領地を持ち過ぎたから、か。 とにかく領地が欲しい当時の武士たちにしてみれば、北条の広大な領地を奪おうとする勢力に加担すれば、自分の領地も増やせる、というのは大きな魅力になりそうではある。 天皇家は権威が高すぎて、滅ぼすより権威を笠に着る方が合理的だから、そのものを潰すということにはなりにくいよなあ。 この時代の天皇家は実行支配力を持ってないし。 高師直はそういうことをしっかり考えられる知識と思考力をもってて、めちゃくちゃ勤勉でタフな男だけど、主人が尊氏なのがなあ。 ところで「この乱戦の中を素手で行っちゃう!!」って頬をあからめてる時行が怖いです! 「一族郎党だけでは人手が足りず 膨大な労働に見合わない恨みを買った」 このナレーションがちょっと興味深かった。 この時代の「天下」はおそらく今の日本の領土より狭いけど、一族郎党だけで統治できるほど狭くはないよな、確かに。 その一族郎党だって一枚岩とは限らないし。 じゃあどうすればいいんだと考えると、とにかく領地が欲しい、をあきらめさせるしかないのかなあ。 って考えてたら、玄蕃が逃若党に入った際に時行が、お金が欲しいだけで領地を欲しがらないって無欲ですばらしい的な賞賛をしてたのを思い出した。 時行、あの幼さでそこらへん理解できてたんだな。 高一族は滅び、上杉と三浦はかたき討ちを果たした。 でも、尊氏は忠実な執事を失ったところで嘆きはしないだろう。 戦っても戦っても、時行は何も報われてない感じでツライ。 せめて吹雪が助かっていればなあ。

『週刊少年ジャンプ』2025年25号 感想

『カグラバチ』 (第79話 曲者!!) やたら前のめりでフーッフーッしてるハクリくん、かわいい! とにかく役に立ちたくてしかたないんだな。 ハクリくんの役割は真打の隔離。 なるほど~。ハクリくんの「蔵」に格納するのが一番、確実か。 でも、ハクリくん、無茶しすぎて能力が壊れるかも、みたいな話してたような、と思ったら、そこは神奈備がなんとかしてくれたらしい。 妖術を司る神経って何? ってなったけど。 しかしながら、能力そのものは弱体化してるらしいので、ハクリくんの能力便利すぎじゃね? 問題はそういう形でクリアしたっぽい。 おまけに「次に無茶をすれば今度こそ完全に妖術を失いかねない」ってフラグを立ててきたよ。 もし、「威葬」と「蔵」のどちらかを捨てなければいけない、となったら残すのは「蔵」だろうね。超レアな便利機能だから。 ところで「曲者処刑場 規則 曲者は此処で死ね!!!」がおもしろすぎるんですが! 規則なんだ! それ規則なんだ! このマンガたまに、これどういうテンションで思いついたの? ってなる。 『逃げ上手の若君』 (第203話 大乱闘1351) 別記事になりました。 『僕とロボコ』 (第233話 マルチバースとロボコ2) 実写ロボコが紙面から浮きすぎてておもしろいんですが。 チョコプラの松尾さん、なんかロボコにみえるから不思議よね。 『超巡!超条先輩』 (第62話 もう一人の巡査長) 超条先輩みたいな人が前にもいたのか……。 そして、自分の能力に押しつぶされてしまっている。 でも、その能力で誰かを傷つけることは許さない、という気持ちはしっかりと持っているんだよ。 きっと、責任感と正義感が強い人なんだろうね。 いつか、超条先輩もそうなるかもしれない。 それをポンちゃんはおそれたけれど、超条先輩も当然それは考えてるよね。 考えても仕方のないことではあるけれど。 まあ、なんかあったらポンちゃんが絞め落としてくれるんじゃないかな。

『逃げ上手の若君』(第203話 大乱戦1351) 感想

時行、上杉兄弟まで篭絡(?)してた! あいかわらずの人たらしっぷりだけど、本人はまったくその認識ないの怖いよね。 あと、上杉兄弟が養父のこと大好きで、こんな噛みつき癖(?)のある甥っ子たちでも愛情こめて育ててくれたんだろうな、ってなった。 扶養能力ないわけじゃないんだからちゃんと育てろ、上杉! って思ってたけど、子供たちにとっては良い選択だったんだな。 尊氏に見捨てられたことを悟ってないわけじゃないだろうに、高師直はいまだ強気。 ちょっと状況が悪くなったくらいで「信仰」を捨てるわけないだろ、って感じだな。 自分の存在価値を示せれば元通りになれると信じてる。 そして、尊氏のこれまでのふらふら具合をみてると、あり得ないことじゃないなと思える。 「尊氏様は捨てたことなどすっぽり忘れ」というセリフに、確かに~! ってなった。 こんな状況でも冷静な分析ができてる。 夏ちゃんは天狗衆に対して味方意識みたいなものはまだもってそうな気がする。 たくさん耐えて、たくさん失って、だからこそ、そのすべてをささげてきた高一族を失うことをおそれている。 ささげたのではなく奪われたんだけど、今さら人生の方向転換はできない。 指示なしで動く意志さえも奪われているから。 夏ちゃんがそこから脱却できたのは逃若党のみんながいてくれたからで、でも、天狗衆のみんなにはそういう拠り所がない。 だから、かなり無理めなことを言ってることはわかっていても、言わずにはいられないんだろうな、と思う。 玄蕃は時行の好意に甘えていたのかもしれない。 でも、時行は玄蕃の気持ちを優先できることを喜んでたと思うよ。 そして、玄蕃の気持ちに背くことをやらせてしまった、と悲しむかもしれない。 それがわかってるから、玄蕃は時行の目が届かないところでこっそりやってる可能性もあるのかな、という気がした。 玄蕃の「殺す責任」という言葉と、「期待の新星が見せ場も無くあっさり死ぬ 歴史の日常風景である」というナレーションが、同じ回に出てくることになんか重みを感じた。

『週刊少年ジャンプ』2025年24号 感想

『あかね噺』 (第157席 口だけ) 嘉一さん、再登場! 社会人としての経験が豊富で、営業トップ成績という安泰な生活を振り捨てて落語家になっただけあって、肝が据わってるうえに懐の深い人だよなあ。 一生師匠と朱音ちゃんのやり取りをきいてたはずで、そのまま朱音ちゃんをそっとしておいてもよかったのに、ほっとかないで声をかけてくれたんだなあ。 タレント業や俳優業もこなしてるって話だけど、元が営業のプロだから、いろんな現場で重宝されてる人材なんだろうな。 ところでドラマ共演してるの一剣師匠? 一生師匠の無茶ぶりに全力で応える覚悟を決めた朱音ちゃん。 これくらいのことじゃ折れないだろう、という一生師匠の信頼が篤すぎる。 でもあの人、有望な人を叩きすぎて壊しちゃうタイプだよね。 壊れそうにない人しか弟子にしてないんだろうけど。 『ONE PIECE』 (第1148話 “ローニャ”) エニエス・ロビーの件を最後に、ニコ・ロビンはもう嬉し涙しか流さないんだろうと思ってたので、今回の涙にうぉ~ってなった。 ニコ・ロビンの中の一番つらい記憶と重なるような状況だもん。 そりゃあ、涙もこぼれるよ。 このマンガ、たまにとんでもなくドSな展開くるよな……。 『逃げ上手の若君』 (第202話 血気の勇者1351) 別記事になりました。 『カグラバチ』 (第78話 交代) 昼彦は死にかけでリタイアか。 死んではいないので「酌揺」の所有権は動かないし、「酌揺」本体は座村さんが確保してるので、無効化された状態。 座村さんが意図的に殺さなかったとしたら上手いな! チヒロくんも不思議がってたけど、やっぱり座村さんが使う「飛宗」の威力は異常なんだな。 妖刀強すぎ! だけじゃない、何かがある? 姿がみえない柴さんは、他の契約者の警備についているらしい。なんとなく、鮨たべてそう。 そして、ハクリくんがようやく再登場! 本部で治療を受けてたっぽいけど、とりあえず元気そうで何より。

『逃げ上手の若君』(第202話 血気の勇者1351) 感想

ついに202話です。『魔人探偵脳噛ネウロ』の話数に並びました。 ネウロがいつ打ち切られるかとびくびくしながらせっせとアンケート入れてた日々を思い出します。 逃げ若が松井せんせーが構想されてる最長パターンまで続きますように! あと、川口勇貴先生の連載がはじまって、松井せんせー、また優秀なアシスタントさんを失ってしまったのか、と思った。 魅魔ちゃんだけ信濃に戻って何やるのかと思ったら、宗良親王の接待(?)をしてた。 尊氏を倒すための戦を続けるにあたって、宗良親王という威光は必要だもんな。 香坂の資金力をつなぎとめておくために協力しないといけないし。 尊氏の敗北を免れるために出家した高一族。 民衆の嘲りがすごいけど、まあ、嫌われてたんだろうね。 それを口実に高一族と距離をとった尊氏。 離れたところでなら殺していい、という密約があるからね。 でも、おおっぴらにはできないので直義は動かず、逃若党、三浦、上杉という関東勢が差し向けられた。 三浦とか喜んだだろうな。 しかしながら高一族は戦意を失ってないし、天狗衆もまだ従えている。 そうか……そう簡単にはやられんか……。 まあ、ここまで徹底的に悪役として描かれてきたんだから、思いっきり憎々しい存在としてはなばなしくやられて欲しいよな。

『ワールドトリガー』第252話「遠征選抜試験・43」 感想

若村隊以外の部隊が「残業」している可能性を考えている水上。 そうか、若村隊を除外してるのは数字的にトップの差を脅かされる可能性がほぼないから、か。 で、水上はこっそり「残業」の準備をしていた、と。 水上が「残業」をやりたくなかったのは、水上なりの美学みたいなものがあったからか? 水上は相手の思惑を飛び越える手を打つのが好きそうにみえるから、相手と同じ手を打つことになった時点で、後手に回った感があるのかもしれない。 でも、その意地を通して逆転されるのは、もっとイヤだよね、当然。 夜の一時まで残業って大変だな、って思ったんだけど、元々は水上ひとりでやる覚悟だったっぽい? とにかくひとりで背負えるものならなんでも背負う人だな。 まあ、無理っぽいと判断したらさっさと頼るのでまだマシだけど。 当初あった、「カンニング」は運営から容認されるか否か、という疑問は、容認される、が正解っぽい。 まあ、運営というかボーダー上層部は有能揃いだから、B級部隊隊員たちが気づくような穴は、最初っから認識してるよな。 それがNGならふさぐし、そうじゃないなら容認できる程度の大きさに調整すると思う。 要するに、抜け穴に気づくか、気づいたとしてそれを抜けようとするか、抜ける場合はどういう方法をとるか、それをみているということ。 だからといって抜け穴をくぐる人を高く評価する、というわけでもなく、それぞれのキャラクターを見極めてバランスのとれた組織をつくるためのデータが欲しい、というのが上層部の狙い、と推測するゆりさん。 ゆりさん、さすがの切れ者である。 確かに、ルールを緩めに解釈する人ばかりだと組織が崩壊しそうだし、かといってガチガチに解釈する人ばかりだと、ネイバーという人類とはだいぶ異なった倫理観や価値観をもった連中と戦うのはむずかしそうだよな。 城戸司令は、目の前の実益よりもルールを優先できる融通の利かない人、か。 ボードに貼ってるメモがきっちり並んでるあたり、性格がでてる。 林藤さんは融通が利きすぎる人かな? 城戸司令が自分と同じタイプで組織を固めることをしないのは、林藤さんみたいなタイプが組織に必要と、経験上わかっているからかも。 ところで、A級の評価一覧がでてきたよ。一部、隠れてるけど。 諏訪さんの評価点がさすがに高いな! と思ったら香取ちゃんがめっちゃ低かった。 でも、一時期マイナスだった...

『週刊少年ジャンプ』2025年22・23合併号 感想

『カグラバチ』 (第77話 蚊帳の外) 巻頭カラーはチヒロくん、ハクリ、イヲリちゃんと、その父親たち。 このマンガ、父親の影響がものすごく強いけど、母親の影は薄いというか、早死に傾向があるな。 チヒロくんの母親は生存してる可能性あるけど。 前回のラストで座村さんの目が治ったのかと思ったんだけど、チヒロくんの「目は…治さないままか」で、え? 治ってないの? ってなった。 でも、このセリフからすると、治すことは可能、ってことだよね。 まだ目をつぶすことにこだわっているのか、長年、目を閉じて戦ってきたので、治さない方が強いのか。 妖刀三本のぶつかり合いというおそらく初めての事象で、ホテルが横に斬られたけど、この調子でやりあってたらもう建物の倒壊確定だな、と思ってたら、昼彦が「遊」で巨大花魁に壊させた。 いや、すごい絵面だな。 「そのためならどこまでも 頑張ろうと思える!!」 これって熱血バトルマンガとかスポーツマンガにでてきそうなセリフなんだけど、これを言ってる昼彦が頑張りたいのはチヒロくんとの殺し合いなのよ。 で、それを座村さんが妖刀の能力で直しちゃって、なんか笑った。 とんでもバトルすぎる。 ドデカフォントで「無に帰した!!!」って……。 ヒャッハーしてた昼彦を一瞬で圧倒しちゃったよ。 座村さん、毘灼にいいように操られているようにもみえたけれど、怪しいと知りつつ、それを逆転してねじふせる自信があったからのっかった、ってことなのかも。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS211 感電注意) 上終、スナイパーで近接戦闘は絶対無理なのに、神々廻さんに大佛ちゃん抱えて逃げてもらうために出てきたのか。 自分が大佛ちゃんを抱えて逃げる、という選択肢はなかったのね(←おそらく持ち上げることもできない)。 布かぶったままでちょっとコミカルな姿だけど、スナイパーが敵の前に姿を表わすというだけでも、ものすごい覚悟だよね。 大佛ちゃん、生き返った! 良かった! 電気ショックのおかげか? 『逃げ上手の若君』 (第201話 交渉1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第201話 交渉1351) 感想

敵を撤退させたものの、亜也子が腕を骨折。 まったく気にしてない亜也子が怖い。 「バカがダンナに心配かけんな!」って言ってくれる桃井はいい奴だな。 ところで、そのダンナが時行って知ってるんだっけ? 上杉軍が本当にキモいし、それをつくりあげた上杉もかなりダメな部類の人なんだけど、「楽しき戦」と言われて庇番衆のみんなを回想するあたり、やっぱり憎めないんだよなあ。 今も直義のために苦労してるし。 一方、道誉は娘からの手紙に夢中だった。 「主従逆転ごっこなぞ婆裟羅界隈では基本にすぎん」ってそうなの? もしかして、時行たちにこのプレイ(?)を持ち込んだの魅魔ちゃんだったの? 娘が時行の正室になった(しかも三人のうちの一人)ということを信じたくない道誉。 信じない理由をみつけてほっとしてたら、時行に「義父上!!」と呼ばれてしまって目が点に。 ちょっとかわいそうな気もするけど、魅魔ちゃんを道誉の元においておけないと時行に決断させたのは、道誉の行いの悪さだからなあ。 その程度の報いで済んでよかったね! 雫は神力をすべて失ったのかと思ってたんだけど、視る能力はまだ残っていた。 その雫の目に尊氏は「化け物」を超えて「神」と映る。 何百もの矢も尊氏に当たる前に砕け散り、返り血さえも届かない。 尊氏本人ですら尊氏を殺すことができない。 尊氏を見逃し、高一族を倒すことに集中することを進言した雫。 たとえ兄を殺したくない直義の妨害が入らなくても、尊氏を倒すことは無理と判断したんだな。 尊氏お気に入りの寵童・命鶴丸。 時行にちょっと似てると思ったんだけど、玄蕃にそれを言わせるあたり、あえてのキャラデザなんだろうな。 というわけで、涙ながらに尊氏との絆を訴える高師直はあっさりと見捨てられました、という。 誰かにそれっぽいことを進言されたら、ころころ意見を変える尊氏、本当に怖い。 命鶴丸に操られているというよりは、もはや自我を失っているようにみえる。 ふわふわ浮いていて、その時、吹いてきた風に流されるまま、というか。

『ワールドトリガー』第250話「遠征選抜試験・42」+第251話「志岐小夜子」 感想

諏訪7番隊だけではなく古寺6番隊でもキッチンのドアが開かなくなった。 これでドア故障は仕組まれたもので決定。 諏訪さん「なんか困ってる事ねーかなと思ってな」だけしか言わないし、古寺もそれだけで察するしで、無駄がない。 ここで具体的な情報交換をしなかったのは、これが課題ならそれぞれで解決するしかない、と意見が一致したからだろうね。 一晩くらいなら食事抜きでもいけるんじゃないかな、と思ってたんだけど、栄養を摂らないとトリオンが回復しないのか! 休めば回復すると思ってたんだけど、栄養補給も含まれてたか。 チカちゃんがやたらご飯を食べるのは、あの莫大なトリオン量はお米のカロリーに支えられてるからかもしれん。 柿崎3番隊では太一が「壊せばいいんじゃないっすか? ドア」とあっさりした解決策を出してた。 なるほど、スコーピオンとか持ってるわけだから、壊すのは容易なのか。 一晩だけもてばいいのならそれはアリよね。 遠征艇でエンジニアが全滅して故障が直せない場合、ドア一枚の修理よりも戦闘員のトリオン回復を優先すべきって、太一の説明は理にかなってる。 これが遠征艇の航行に影響する問題だったら必死で直す方法を模索するだろうけど、ドアが開きっぱなしになってもたいして困らないよね。 ところで、エンジニア全滅の可能性を思いついたり、オペレータに毒を盛る案を出したり、太一の発想って意外とブラックだな。 王子2番隊では王子が直そうとしていた。 村上10番隊と来馬5番隊も直す方向で動き出した。 直す過程を写真に撮っておいてあとでエンジニアにみせる、という弓場さんのやり方はとても良い! みんな、これを徹底してくれればいいのに! 荒船も同じことやってて、やっぱり真面目で細かいなこのふたり。 分担課題にヒントが入ってたし、資料もおいてあって、ちゃんと解けるようにしてあるのね。 そりゃそうか。 結局、壊す派、直す派、一定時間がんばってみて直せなかったら壊す派に別れた。 どの選択が優れているか、ではなく、どう判断してどう決定するか、を見てる感じかな。 歌川1番隊ではユーマが小夜子ちゃんに、男性が苦手な理由をきいていた。 これ、めっちゃ気になってた! 小夜子ちゃん、トリオンがサイドエフェクト発現してもおかしくないレベルだと思ってたら、本当にサイドエフェクト持ちだったよ。 えっ? サイドエフェクトに関する知識があ...

『週刊少年ジャンプ』2025年21号 感想

『あかね噺』 (第155席 はぁ) からし、あいかわらず敵をつくりまくってるな。 本人は「保険を敷いてリスクを減らす」という堅実ルートを、能力フル回転でつくってるだけなのに、周囲からは世渡りをうまくやってる生意気なやつ、みたいな印象になっちゃってる。 でも、敵ばかりではなくて、ちゃんとからしのことをわかってくれる先輩もいる。ひかるちゃんみたいな同志もいる。 からしが堅実ルートをつくってるのは、落語家としての居場所を確保しつつ、自分が求めるものを得るためだから、そもそも堅実ではないんだよね。 本当に堅実な人は落語家を選ばないんだから。 『カグラバチ』 (第76話 宴) 「酌揺」の能力のひとつ「遊」は周囲のモノを自在に操ることができる、ということで死体を動かす昼彦。 チヒロくんは妖刀の基本機能を知ってたからこそ、死体をモノと解釈して動かした昼彦に驚いたんだな。 事前情報がなければ、死体を動かす能力と解釈しそうだもん。 なるほど冒頭の「理論的な際限なんてのは持ち主に依って幾らでも変貌し得る」というのは、チヒロくんの知識を超えたことをやられる可能性がある、という意味か。 これまでの妖刀の使い手は六平パパが選んだ人たちだから、倫理観がしっかりしてたと思うんだけど、そういうデータは毘灼相手ではゆがむ可能性があるんだな。 ところで座村さんの目が治ってる? もしかして座村さん、治るあてがあるから目をつぶした? 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS210 殺意と殺意) 沖さん、ORDERの連中に裏切られまくりで笑う。 人望がまったくない(初登場時点でわかってたけど)。 『魔男のイチ』 (第31狩 挑戦者) ゴクラク、リチア王女の弟なら王子のはずなのに、そういう扱いされてる様子がないのなんでだろう、と思ってたら、バクガミによって「どうでもよい」存在にされちゃったからか。 ゴクラクの憎しみの深さは、家族への愛の深さゆえなんだな。 『逃げ上手の若君』 (第200話 昨日の敵は今日の友1351) 別記事になりました。 『超巡!超条先輩』 (第59話 起き攻め巡査長) 超条先輩の「超能力に頼った人間関係は必ず破綻する」って、前例があるんだろうな、これ。 テレパシーが使えるから警戒して人が寄ってこない以外にも、人間関係でいろいろな問題を抱えてきたんだろう、と思うと、あの超条先輩大好きすぎる...

『逃げ上手の若君』(第200話 昨日の敵は今日の友1351) 感想

ついに200話到達! 連載開始時は歴史物という『ジャンプ』では不人気そうなジャンルで続けられるんだろうか、とちょっと心配してたんだけど、さすが松井せんせーですね! 扉絵に魔人様と殺せんせーが登場しててびっくりした! 螺旋階段でハンカチ振ってお見送りする殺せんせーと、時行より2段上で招くようにその先を示す魔人様。 魔人様の左手は中指立てて、右手は断ち切られ見えない、というのがまた良いね。 魔人様は中指立てが基本なので! そして、ここから先どこまで行くかは教えないよ、って感じで! 180、200、202という数字は、『魔人探偵脳噛ネウロ』が全202話、『暗殺教室』が全180話(番外編除く)、『逃げ上手の若君』が今回200話、という意味だよね。 『暗殺教室』の長さを超え、『魔人探偵脳噛ネウロ』をもうすぐ超えますよ、と。 魔人様が誰かに見下ろされてる絵というのは正直なんか違うと思うので、超えてから、ではなく、もうすぐ超えますよ、というタイミングでこれを描いてくださるの、とてもありがたいです。 あと、魔人様が意外とちゃんと魔人様というか、松井せんせーの絵柄が変化してても、魔人様として違和感がないのはうれしいです。 いや~、3作連続で連載が打ち切られていないからこそ描ける表紙だと思うと、松井せんせーがすごすぎる! さて本編。 亜也子と桃井が楽しそうでなにより! と思ってたら、なぜかコスプレ大会がはじまっていた。 長尾の仮装をみてめっちゃはしゃいでる上杉がかわいい。 「面白い! 採用!!」って自分が仮装するわけじゃないからってうきうきしすぎ! でも、自分も仮装をしなけりゃいけない、となってもそれはそれで楽しむかもしれん。 仮装させられてご立腹だった長尾が、目をきらっきらさせてる上杉に「ふっ」って気を緩ませちゃうのもかわいいな。 長尾は上杉のこと好きすぎる。 これ展開がでたらめすぎじゃないか? ってちょっと思ったんだけど、「『太平記』が強く断言しているから皆も信じよう」と言われてしまったので、とりあえず信じることにします。 松井せんせー、めっちゃたくさんの文献を読んで、これはこういうことにすれば辻褄あうな、とか、こういうことだったらおもしろい! とかものすごく考えたんだろうな。 そういう、学術的な部分は大事にするけど、マンガの自由さも捨てない、というところがとても好きです。

『週刊少年ジャンプ』2025年20号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS209 理想の世界) 神々廻さんと大佛さんがスラー側についたのちょっと不思議、と思ってたらやっぱりそういうことか。 スラーに近づく機会を得るために沖の指示に従うと決めたけれど、大佛さんを道連れにすることは拒否した神々廻さん。 「敵だね」って言う大佛さんの表情がなんかすごく良いなあ。 無表情なんだけど、私を置いていっちゃうの? って訴えてるみたいに見える。 そんな神々廻さんと大佛さんのちょっとウェットな別れがあったのに、すぐに復縁(?)するというのがまた良い。 これ、作中では3日ぐらい経ってるようなんだけど、その間、大佛さんめっちゃ真剣に神々廻さんについていく理由を考えてたのかなあ。 『魔男のイチ』 (第30狩 告げる未来) 「吸い取った悲しみを何倍にもして相手に返す」って性格が悪すぎる魔法だな。 これ習得したところで使いどころなくない? でも、困った使い方されると死屍累々になりそうだから、確保しとかなきゃダメな気もするな。 『あかね噺』 (第154席 燃えん) ひかるちゃん、あいかわらず売れっ子声優で、さらに落語家としても人気を得ている、と。 そして、あいかわらず朱音ちゃんへの執着がすごい! 一剣師匠そこらへんを理解して、うまいことひかるちゃんをコントロールしてるな。 朱音ちゃんの情報を手に入れられる立場を利用して、自分の都合もちゃっかり通してたか。 ところでからしは今どういう状況なの? 『逃げ上手の若君』 (第199話 変貌1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第199話 変貌1351) 感想

三浦(兄)に富士山を引っこ抜いてもらう約束をしていた、まだ幼かった時行。 その話をきいて三浦(弟)は苦笑するしかないけど、そういうエピソードをしっかり覚えてくれていることは、めちゃくちゃうれしいんだろうな。 団結力があり雰囲気が明るい時行たち南朝軍。 一方、尊氏の軍は真逆の空気。 何よりもトップの尊氏が落ち込んでいるのが痛い。 なんでこんな急激に神通力を失ったんだろうね。 マイナスなものを押し付けるのに便利な直義がいなくなって、武士たちの尊氏に対する信仰心が薄れてきたんだろうか。 その尊氏のマイナスを引き受けすぎて様子が変わった直義。 時行はともかく、上杉もちょっと引いてるな。 でも、上杉への直義の対応は変わってない感じなんだよ。 ただ、兄への煮詰まった想いが変わっただけなんだけど、それは直義のほぼすべてを変えるに等しいんだろうね。 「まさかお前が私の指揮下に入るとはな」 ここのコマの時行と直義の縮尺と位置関係がおかしいんだけど、時行の気持ち的にはこんな感じなんだろうな。 直義が滅したいのは高一族だけで、兄を殺すつもりはない。 だから高兄弟を殺せたら、兄の元に帰参して北朝側につくと宣言する直義。 もし尊氏を殺すつもりなら時行とも敵対する、ぐらいのことを言っちゃってるけど、それを言うメリットある? 「聡明だった直義が… 見る影もない」ってなるよなあ。 仲が良かった兄を失っている時行には、自分を見捨てた兄に執着する弟の気持ちははかり知れない。 どっちの弟もツライ。

『週刊少年ジャンプ』2025年19号 感想

『魔男のイチ』 (第29狩 作戦開始) やっと合流したイチとデスカラス様。 ゴクラクを信用しないデスカラス様が良いですね。ちゃんとしてます。 ゴクラクの見境ない魔法虐待(?)はやっぱり魔女協会としては見過ごせない暴挙なのね。 怒りにまかせて狩れもしない魔法を攻撃し続けて、その行動の影響で何が起きるかを考慮してなかったわけだから、そんな奴を簡単に信用できるか! ってなるのは当然だよね。 で、そんなデスカラス様が、イチに友達ができたことに、口元をほころばせてるのがまた良い。 ちゃんと「家族」してるんだよ、デスカラス様とイチは。 ところで、魔法の習得条件を知らなければどうにもならない、でも魔法側にはそれを知らせなければならないというルールはない、という設定を考えると、「告解」ってめっちゃ便利な魔法だな。 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS208 連鎖) すべての国民が銃を持ってる可能性があって、3発までなら撃っても罪を問われない世界、こわいな。 国民の0.25%って、400人に1人と考えると、それくらいなら使っちゃう人はいるかもなあ、という気がしてくる。 弾丸は3発しか渡されてなくても、使ってない他の人から奪えるんじゃない? と思ってたら、生体認証で4発目からはロックがかかる仕組みを遠隔制御モジュールで実現させている。 つまり、その情報をコントロールしているシステムをどうにかすれば、すべての銃にロックをかけることも可能、って話? 『逃げ上手の若君』 (第198話 逆襲1351) 別記事になりました。 『超巡!超条先輩』 (第57話 アスパラ巡査長) ニンジンやタマネギたちと共に軍事訓練を受けるとか、どういう設定なんだよ! ってなった。 さらに、「なるしかない…!! お野菜に…!!」で、超条先輩これまでも能力ゆえにいろいろ理不尽な目にあってきたんだろうな、ってなった。 受け入れがはやいというかなんというか。 あと、「野菜」じゃなくて「お野菜」なの、かわいい。 それにしても、花園さん本人はなんも悪くないんだけど、超条先輩の天敵すぎないか? ラストの「ナスとパプリカが戦友になった」って、またあの世界にひきずりこまれたってことでしょ? 『カグラバチ』 (第74話 夜明け) 座村さんと離れて暮らすことになっても、ひとりで剣の鍛錬を続けていたイヲリちゃん。 それは、自分が強く...

『逃げ上手の若君』(第198話 逆襲1351) 感想

吹雪は「高師冬」として首を斬られるか……そうなるか……。 時行たちが吹雪を弔いたい気持ちはわかるけど、「高師冬」が死んだと認められれば終われる戦があるかもしれない、そのちょっとした時差で死なずにすむ人が出るかもしれない、と思うとなあ。 やっぱり吹雪をこっそり助けるルートにはならないか。 亜也子に「姫夜叉」というキラキラネーム(?)が発生した。 父親の望月殿がノリでつけたのではなく、先祖伝来なのか。 ご先祖様も望月殿や亜也子みたいな豪快な性格だったんだろうな。 「あっほら息子達よ 歳の近いお友達がいるぞ!!」 上杉が息子ふたりを持て余したあげくに時行に押し付けてて笑った。 わくわくで研究材料に使った結果こうなった息子たちなんだから、自分でちゃんと責任とろうよ! 頼継、駿河四郎、三浦と懐かしい顔ぶれが合流し、上杉たち直義派と共に京を目指す逃若党。 いよいよ最終章に突入か。 これが、史実という名のネタバレがある歴史物のおもしろくて残念なところだよなあ。

『週刊少年ジャンプ』2025年18号 感想

『魔男のイチ』 (第28狩 知らない感情) 弟に友達ができた、とはしゃぐリチア王女がかわいい。 でも、イチとゴクラクは「友達」とはどういうものかがわからない。 友達が欲しい、という感覚がないから、特に悲しいとかさびしいとかも思ってないんだろうね。 でも、リチア王女が喜んでるから、喜ばしいことらしい、と納得してるのちょっとかわいいな。 ゴクラク、ちゃんと王宮で育ったっぽいんだけど、あの神官はただの犯罪者扱いしてた感じでよくわからない。 王族だったらもっと扱いに困りそうな気がするんだけど。 「家族なら! 最近できた!」 めっちゃドヤ顔で言うイチがかわいい。 デスカラス様が結構むちゃくちゃやってるから、失望したりしてないかと心配してたんだけど、家族になったこと自体はやっぱりうれしいのね。 バクガミは悲しい記憶を吸い取って曖昧にしてるんだろうか、と思ってたら、悲しむ心そのものを吸い取ってた。 どうりで国民たちがみんな妙なテンションになってるわけだよ。 貧乏から逃れて、余裕のある生活をおくれるようになって、ちょっと浮かれてる、ってだけじゃなかったのか。 ゴクラク、姉の悲しいという感情を奪われたことに、あそこまで激怒するって、意外と繊細な感性をもってるな、って思った(失礼)。 『カグラバチ』 (第73話 黎明) モブ妖術師コンテストの結果がセンターカラーで発表されてた。 チヒロくんに瞬殺されてた。 ストーリーに干渉せず、おもしろい絵を見られる、というなかなか良い企画! 『夜桜さんちの大作戦』みたいにガッツリ1話つくるってのも楽しいけど、『カグラバチ』はそういう芸風(?)ではないからな。 おいおいおい、イヲリちゃんがいじめられる原因をつくったの毘灼かい。 あれ? これ結局、座村さん毘灼に振り回されてるだけじゃない? てか、幽は想像以上に長い時間をかけて今の状況をつくりだしたんだな。 本当のことを話したら父親が自分を手放してしまうと思ったから、イヲリちゃんはひとりで耐えてたんだな。 実際、その通りになったし。 それはイヲリちゃんの覚悟を踏みにじるものだったけど、座村さんはもう耐えられなかったんだろうね。 自分の目をつぶしたことで、娘の苦境に気付くのが遅れてしまったわけで、座村さんにしてみればそれも大きな負い目になっていただろうし。 そして、妖刀が奪われたことで剣聖が真打を再び握る可...

『逃げ上手の若君』(第197話 征き、帰る1351) 感想

こんな感じの展開になるんだろうなあ、とはね、思ってたんですよ。 そこらへんじわじわと覚悟させられていた、というか。 でも実際そうなってみると、やっぱりヘコむわけですよ。 そういえば、逃若党の初期メンバーは頼重が選んでいて、吹雪は時行が初めてのみずから望んだ仲間だったなあ、とか。 逃若党の中で時行を「我が君」って呼ぶのは吹雪だけ。 天下を狙える主君を得る、というのは父親の願いで、吹雪はその父親を心の底から憎んでいる。 だから、吹雪にとって主君というものはとても重い存在なんじゃないかと思うわけですよ。 そんな吹雪が呼ぶ「我が君」というのは、自分自身が選んだ主君である、という想いを含んだものなのかな、って。 父がそう願ったからではないんだ、と。 えっと、ここから助かるルートあるのかな? さすがに無理ですか? それにしても鬼心仏刀がこの展開を目指してつくられたとは、また超ロングパスだな。 松井せんせー、超ロングパス好きだよね。

『週刊少年ジャンプ』2025年17号 感想

『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS206 不可侵領域) 人を殺すよりも、ネットでデマを拡散して社会的に抹殺した方がコスパが良い、というのはわかる。 プロの殺し屋に頼んで確実に殺してもらうためには、結構な金額を払わなけりゃいけないだろう。 でも、今時デマ情報をばらまくのはほぼノーコストでできるし、殺したいほど憎い相手の社会的信用を失墜させて生きて苦しむ様をみる方が憂さをはらせる気がするし。 沖は殺し屋業界を存続させたいからスラーに味方する。 それはわかったけど、他のORDERの連中はそれに賛同してるのか? 南雲はリオンさん人格を引き留めたいからスラーを殺したくない、ってなってる可能性はあるな。 神々廻と大佛ちゃんは元から沖とそりが合ってなさそうだし、殺し屋は必要悪という考えで、必要がなくなったのなら共に消えようってなりそうなイメージなんだが。 トーレスは殺し屋でしか大金を稼げないから沖に賛同しそう。 『逃げ上手の若君』 (第196話 犠牲1351) 別記事になりました。 『魔男のイチ』 (第27狩 指名手配犯) イチとゴクラクが乱入したけどバクガミ狩りまではできず一時撤退。 無関係を強調するデスカラス様たちは不審がられないのかな、って思ったけど、魔女協会は女性ばかりという認識だから、かなり挙動がおかしくても謎の少年と関係があるという発想にはならないのか! ゴクラクがリチア王女の弟というのはびっくりした。 ゴクラクが「姉上」と呼んでるだけで血のつながった姉弟ではない可能性もあるけど。 そうだとしても、ゴクラクの方が年上にみえるんだが……。 『あかね噺』 (第151席 決めごと) 自分と同じく親の想いを背負って落語をやってる、って思ってるから正明師匠は朱音ちゃんにあまり近づきたくないのかな。 正明師匠は親どころか先祖代々の怨念を背負ってるみたいな感じになってるけど、朱音ちゃんの方はだいぶポジティブなんだよなあ。 落語の道に進んだ理由のひとつではあったけれど、落語家をやめられない理由にはなりえない、というか。 でも、正明師匠の耳に入ってくる情報だけでは、そこまでは伝わらないのも当然か。 そう考えると、この人もやさしい人なんだろうね。 『Bの星線』 (#007 転入学試験) わざわざグルーガン買って、不合格の手持ちボードをつくるクロードがちょっとかわいいな。 ヤソーに...

『逃げ上手の若君』(第196話 犠牲1351) 感想

センターカラー絵をみて、普通に「花嫁が4人いる」って思ってしまった。 吹雪の父親、「儂の出世を叶えるのだ!」とか言ってたのに、最終的に吹雪が野心を抱いたことに満足して死んでどうすんだ。 死んだら出世もなにもないだろ! ってなったんだけど、途中からもうだいぶおかしくなってたんだろうね。 きっと、たくさんの思い通りにならない人生をおくってきて、子供たちを痛めつければ思いが叶うという妄想にとりつかれた結果、息子が自分の思い通りになったことに満足して死んでいった。 そう考えると、吹雪は父親に従ってるようにみせかけてたつもりだったけど、父親からみればまったく従う気がないことがもろバレで、それが怒りを持続させる燃料になったのかもしれない。 父親が息子に望んだことと、妹が兄に望んだことが一致しちゃってるのが最悪だよなあ。 吹雪にしてみれば、父親の望みは叶えたくないけど、妹の望みは叶えたい、というどうにもならない事態。 だから吹雪は、理想の主君を求めているという理由をつけて、放浪生活をおくり、自分を中途半端な状態にしていたのかもしれない。 天下を狙える血筋と理想的な人柄の両方をあわせもつ時行に出会わなければ、自分の心の中の餓えと寒さを見て見ぬふりして、どこかで行き倒れて死ねたのかもしれない。 そんなことを考えてしまった。 それにしても、時行に重すぎる過去を話した理由が、時行に勝つため、というのは業が深すぎる。 そのエピソードを利用する、という発想ができるというあたりに、吹雪を救うのは絶対に無理! とダメ押しされてるような気がしてツラい。 本来の吹雪なら、時行がちょっと曇った表情をすることすら避けていただろうと思うから。 どうしても死ぬことでしか救われないの?

『週刊少年ジャンプ』2025年16号 感想

『魔男のイチ』 (第26狩 バクガミ様) 元々、魔法具産業で稼いでいた国が技術流出により落ちぶれて、そこに現れたバクガミを使って観光産業で立て直され、裕福になった。 それはもう崇められてもおかしくない。 ていうか、バクガミがいなくなったら今度こそ国が崩壊しそう。 魔法具の職人を目指す者がいない、ってのはどういうことなんだろう。 よっぽどの重労働なのか、習得困難な技術なのか、かなりな危険を伴うのか……。 でも、大都市では生産されてるわけだから、また別の要因があるのかな。 それまでがツラ過ぎたのもあって、「幸眠」に酔ったまま眠りたい人たち。 その中でゴクラクだけが怒りをたぎらせている。 そして、バクガミの第一発見者だったリチア王女も何かひっかかるものを感じている? ところでバクガミ、めっちゃでかいな! 『SAKAMOTO DAYS』 (DAYS205 3発の革命) 殺連、ずいぶんと派手にやってるから、もっとオープンな存在かと思ってたんだけど、違うのか。 3発の弾丸を国民全員に配り、それをどう使おうと罪に問わない。 そうなった場合に人はどう行動するか、というのは考えるとおもしろいな。 だいたいの人は自衛用にとっておきそうな気がするけど。 でも、たいていの日本人は銃と弾丸を渡されても、そうとうな至近距離でないかぎり当てられないと思う。 それで、3発を使いきってしまったら、その人には自衛の術がなくなるわけで、いろいろとむずかしいよなあ。 てか、ひとり3発といっても、それを暴力で巻き上げて何発も保持する人も現れそう。 誰かが撃たれた場合、誰が撃ったかわからなかったら、4発目を撃ったから罪に問います、というのはむずかしいんじゃないかな。 スラーは、3発の銃弾によって、国民すべてを巻き込んだデスマッチがみたいのか、誰もが銃と弾丸をクローゼットにしまいこんで変わりない日常を選ぶさまをみたいのか。 『カグラバチ』 (第72話 未来) 斉廷戦争のあらましが語られてびっくりした。 もうちょっと先になるのかと思ってた。 敵が侵攻してきたから応戦して、妖刀によって押し返し、和平成立まで持ち込んだのに、真打が暴走して白旗を掲げてる一般民間人まで虐殺してしまった、と。 それは確かに戦争犯罪と判断されるな。 真打の持ち主の「剣聖」は、あの六平パパから特に信頼されていた人のようなので、元々はものすごい...